JP2001513671A - 封止被覆を有する液体バリヤーを含む吸収物品 - Google Patents

封止被覆を有する液体バリヤーを含む吸収物品

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Abstract

(57)【要約】 液体不透過性下部シート、及び上部液体透過性シート及びこれらのシートの間に配置された吸収体、及び上部シートの縦方向中央線の各側上に非接着性封止媒体で処理された少なくとも自由縁を有する少なくとも一つの縦方向弾性液体バリヤーを含む吸収物品であって、その媒体が自由縁と装着者上の当接面の間に形成された孔を部分的に満たし、かつ/又は物品装着時に前記当接面のまわりで皮膚に対する液体の湿潤角度を増大する。上部液体透過性シート及び液体不透過性シートの間に包囲された吸収体の上に本質的に液体不透過性の上部シートを含む吸収物品であって、上部シートが装着者の体の形状に物品を適合するための弾性体を与えられ、かつ使用中装着者の肛門及び尿道口と整合することを意図される開口を含み、その開口のまわりに弾性的にしわを付けられた封止縁が配置され、少なくとも一つの封止縁が封止媒体で被覆される。

Description

【発明の詳細な説明】 封止被覆を有する液体バリヤーを含む吸収物品 本発明はおむつ又は失禁ガードの如き吸収物品に関し、それはこの種の公知の 物品より効果的に装着者に対して封止する。 本発明が関連する種類の吸収物品は使用中装着者から遠くに横たわることを意 図される液体不透過性シート、吸収体、及び使用中装着者の近くに横たわること を意図される上部液体透過性シートを含む。吸収物品がおむつ又は失禁ガードで あるとき、物品はその両側上で吸収体の外側に横方向に延びる可撓性側部フラッ プ又はウイング及び少なくとも使用中物品の股部分を形成することを意図される 部分内で側部フラップの自由側縁に沿って縦方向に延びる弾性手段をさらに含み 、前記側部フラップ及び弾性手段は吸収物品を装着者に適合させるように機能す るだろう。これらの弾性手段は物品が装着されるとき脚弾性体として機能する。 従って、物品が装着されるとき、弾性手段は延伸され、装着者に対してきつく側 部フラップを保持するだろう。 現在入手可能な吸収物品は極めて高い吸収性を有し、圧力下でも液体を保持す ることができる。最も深刻な問題は迅速な液体放出のときに生じる。かかる場合 では、多量の液体がまず上部液体透過性シートを通過し、次いで吸収体で吸収及 び分散されることが必要である。これは即座に起こらない。液体が上部シートを 通過するためにかかる時間は約1〜2分であり、その時間中液体は物品の縁に流 れ、そこから漏出するだろう。これらの問題は迅速な液体放出のときに液体漏れ に抵抗することを意図されるいわゆる液体バリヤー又は内部カフス又は側部フラ ップの助けで対応される。元来使用されているカフスは糞便を保持することを意 図され、弾性糸のまわりに液体透過性上部シートの一部を折りたたむことによっ て形成されている。最近、製造業者は液体も保持するために液体不透過性材料か らカフスを製造しはじめるようになっている。 吸収物品上の脚弾性体が延伸され、物品が装着者上に固定されるとき、液体バ リヤーの弾性要素も延伸され、それによってバリヤーを高く持ち上げるだろう。 バリヤーの弾性要素は装着者に対して緊張下でバリヤー縁を保持するだろう。直 立している液体バリヤーは次いで装着者の下に“トラフ(trough)”を形成し、 その中で迅速に放出された多量の尿を、液体が上部液体透過性シートを通過する ために必要な時間の間、収容することができる。かかる液体バリヤーの効果を改 良しようとする試みはこれまでより密な材料に対して及び充分に大きなサイズの フラップに対して向けられてきた。 しかしながら、一つの欠点は放出された液体の量が過剰であるとき又は装着者 が座ったり横になったりして直立している液体バリヤーの間の空間を圧迫すると き、液体がバリヤーの縁の上に上がり、漏出することである。 従って、おむつ又は失禁ガードの如き現在入手可能な吸収物品は物品の外側縦 方向縁に沿って、装着者の体の形状に物品を適合すること及び装着者の太ももの まわりにきつく横たわることを意図される封止縁を含み、さらに物品の吸収体に よってすぐに吸収されない迅速に放出された液体に対して不透過性バリヤーを形 成することを意図されかつ外部縦方向縁の内側に横たわる1対の内部カフス又は 液体バリヤーを含む。これらの内部カフスは1分前後の限られた時間にわたって 相対的に高い液体圧力に抵抗することができる。液体はこの時間が過ぎると吸収 体によって吸収されるだろう。側部カフスは例えば衛生ナプキン上で使用されて もよい。また、吸収体の横方向縁を封止する横方向カフスを含む物品も利用可能 である。 前述の内部液体バリヤーのない吸収物品も利用可能である。これらの場合にお いて、外部縦方向封止縁は吸収体の唯一の液体バリヤーを形成する。 使用中装着者の近くに横たわることを意図されかつ装着者の体の形状に物品を 適合するための弾性糸を組込む液体不透過性シートを含む吸収物品も利用可能で ある。この液体不透過性シートは物品装着時に装着者の肛門及び尿道口と整合す ることを意図される少なくとも一つの開口を含む。弾性体は開口の周囲の少なく とも一部のまわりに与えられ、装着者の形状に開口の縁を適合し、封止を形成す る。液体不透過性シートの下にあるものは液体透過性シートと液体不透過性シー トの間に包囲されている吸収体であり、吸収体は装着者から遠くに横たわる液体 不透過性シートとともに装着者の下につり下がるだろう。 内部カフスは本質的に液体不透過性で非弾性の材料、例えば不織布材料の薄い バリヤーシート、及び装着者に対して横たわる液体バリヤーの縁にしわを付ける 弾性手段から部分的に構成される。非弾性材料は液体がこれらの二つのシートの 間を全く通過できないように上部液体透過性シートに、又は物品の側縁に沿って 下部液体不透過性シートに一つの縦方向縁に沿って固定される。弾性手段は非弾 性材料の他の縁に沿って固定され、液体バリヤーを集めてしわを付けられた縁を 形成し、それは物品装着時に部分的に延伸するだろう。しわを付けられた縁は非 弾性材料中の溝に置かれている弾性糸から通常構成され、前記溝は材料の一つの 縁を折りたたみ溶接することによって形成される。吸収物品が装着されるとき、 しわを付けられた縁は部分的に延伸する。この延伸の程度は装着者のサイズ及び 物品の装着方法に依存する。弾性フィルムからなる弾性要素を使用することもで きる。この場合において弾性要素は溝中に入れないが、予め延伸された状態で非 弾性材料の他の側縁に対して第1縦方向側縁に沿って固定され、要素の第2側縁 は自由であり、物品装着時に装着者に当接するだろう。さらに、弾性フィルムの 第1縦方向側縁は予め延伸された状態で上部液体透過性シート又は下部液体不透 過性シートに対して直接固定されてもよい。この場合において、バリヤーは弾性 フィルムのみからなるだろう。 本発明を添付図面を参照しながら記載する。 図1a,bはそれぞれ材料が全く適用されていない及び延伸状態で材料が適用 されている、漏出圧力を測定するために使用される測定装置を示し、図1cは漏 出圧力の測定方法の原理図である。 図2a,bは液体バリヤー中の孔及び秤量された平均値cosθmを測定し、かつ 半径rを測定する原理を概略的に示す。 図3a,bは直立している液体バリヤーを有する従来のおむつ又は失禁ガード を示す。 図4a,bは有効延び又は延伸が計算される原理を示す。 図5aは三つの異なる液体バリヤーについて測定された漏出圧力を示すグラフ 図である。 図5bは異なる有効延び又は延伸において図5aの最良の液体バリヤーについ て計算及び測定された漏出圧力を示す比較ダイヤグラムである。 図6は従来の直立している液体バリヤー及び二つの本発明例の測定された漏出 圧力を示す。 図7は図6に示された本発明例の一つについて計算及び測定された異なる有効 延びにおける漏出圧力を示す比較ダイヤグラムである。 図8−13は電子顕微鏡の助けでとられた、異なる有効延びにおける異なる液 体バリヤーの写真の再現である。 図8a−12aは図8−12の写真の再現に相当する図である。 おむつの如き吸収物品は様々なサイズの人によって使用可能なように製造され る。これは弾性体の助けで液体バリヤー及び側縁にしわを付けることによって達 成される。これらの液体バリヤー及び側縁は装着者のサイズに従って様々な程度 に延伸し、バリヤー縁のまわりの緊張は装着者のサイズに依存して変化するだろ う。 液体バリヤーの封止特性について研究したところバリヤー弾性体における緊張 が重要であること、結果としてバリヤーが延伸される程度も重要であることが予 測される。 有効延び又は延伸(available elongation or stretch)という用語は液体バ リヤーが延伸される程度を考慮するときに使用されることができる。 吸収物品、例えばおむつの製造では、所定の延伸率を有する弾性材料が他の非 延伸材料、通常不織布にしっかり固定及び“ロック”される。弾性材料が物品の 製造において延伸される程度は物品使用時を越えることはできない。なぜならば 弾性材料は非延伸材料にしっかりロックされているからである。これは図4aに 示されている。弾性材料はこの点で長さLを有する。 おむつは装着者の体に置かれるとき幾分しわを付けられる。弾性材料はより小 さい長さLxに収縮されている。 有効延びXは材料が製品の使用状態から最大延伸状態まで延伸されうる範囲で ある。これは式L=Lx((X/100)+1)によって表わすことができる。 式中、Xは有効延び(%)である。 試験装置は液体バリヤー又は他のしわを付けられたバリヤーと装着者の皮膚の 間で達成される封止効果を研究する意図を持って構成された。この装置は図1a ,1b及び1cに示され、ベースプレートa及び直立支持プレートbを含むプレ キシガラススタンドを含む。第1の上方に開口された半円筒形要素1は直立支持 プレートbに水平に固定され、有効延びを示す目盛をその周囲に有する。半円筒 形要素の一端は支持プレートに取付けられ、他端は端壁1’を有する。半円筒形 要素1の底に設けられているものは垂直に直立している充填管3及び傾斜測定管 4が通じる穴2であり、前記管の両方はmm水で表示された目盛を有する。装置 は緩い第2の半円筒形要素5も含み、その直径は第1の半円筒形要素1の直径よ り幾分大きく、それは一つの側が解放され、他端で端壁5’を有する。 図1bに示されているように、測定操作は第1の半円筒形要素の外周のまわり で液体バリヤーを締付け、上部縁の周囲で前記バリヤーを固定することによって 実施される。弾性部分7は半円筒形要素の支持プレートbへの取付け部の方に向 けられ、液体バリヤー材料は他の側上で第1の半円筒形要素1の端壁1’のまわ りで折りたたまれる。弾性部分は有効延びを読み取ることができるように半円筒 形要素上の目盛に沿って固定される。第2の半円筒形要素5の端壁5’は第1の 半円筒形要素の端壁1’に対向して置かれ、前記バリヤー材料の前記折りたたま れた部分は円筒形壁間に小さな間隙9を得るようにそれらの間に置かれ、クラン プ10の助けでそれらに対して圧縮される。合成尿は垂直管3を通して導入され る。液体バリヤーはまず半円筒形要素の間の間隙を満たすように重みをかけられ る。その後液柱が管3,4において形成されると同時に液体圧力が弾性縁7に対 して形成され、そこで圧力を読み取ることができる。液体は漏れが漏出圧力にお いて矢印B(図1c)で生じるまで導入される。 二つの入手可能なタイプの液体バリヤー(Huggiesスタンディングギャザー及 びPampersスタンディングギャザー)及びもう製造されていない液体バリヤー、P eaudouce脚弾性体をこの装置で研究した。漏出傾向は異なる有効延びで延伸及び ロックされた弾性要素で測定された。漏出が所定の程度まで延伸されたバリヤ ー、即ち所定の有効延び又は延伸を有するバリヤーに関して生じる液体圧力は試 験装置の助けで測定され、しわを付けられた縁が延伸される程度に依存して変化 することが見出された。測定値は図5aのダイヤグラムに示されている。しかし ながら、図からわかるように異なるバリヤーは同じ有効延び又は延伸でも異なる 漏出圧力を与える。従って、封止効果は弾性材料中の緊張以外の要因によって影 響されるように思われる。 本発明は弾性体中の実際の緊張以外の要因に基づいて改良された封止効果を与 えようとする試みをその出発点としている。 漏出は単にバリヤー材料中の弾性体が装着者の皮膚との接触を緩めるから起こ るのではなく、バリヤー材料のしわを付けられた縁中の折り目と装着者の皮膚の 間で形成される貫通孔又は溝を通してまず起こるという理論に基づいて、漏出圧 力が理論的に測定されるモデルを作り、それによって改良された封止効果を達成 するために影響されるパラメーターを見出そうと努力した。 多孔質構造中の孔の毛管圧力はラプラス方程式で計算されることができる。 ラプラスによれば、毛管圧力ΔP=2γcosθ/r(式中、γは液体の表面張 力であり、θは毛管壁における材料に対する液体の湿潤角度であり、rは毛管の 半径である)である。θが90°より大きいとき、cosθは負であり、結果とし てΔPも負である。毛管壁は疎水性であり、圧力ΔPは漏出圧力、即ち毛管又は 孔が耐えうる最大圧力を表すと言われている。θが90°未満であるとき、毛管 壁は親水性であり、ΔP及びcosθは正である。そのとき液体は孔中に“吸い込 まれる”。 液体バリヤー中の折り目と皮膚の間に形成される孔の如き、壁が幾つもの材料 からなる毛管又は孔における圧力を研究するとき、各材料の周囲割合はcosθの 平均値(以下、cosθmとして示す)を与えるように一緒に秤量されなければなら ない。そのとき漏出圧力はΔP=2γcosθm/rであるだろう。 本ケースの場合、孔の壁は一部が90°未満の湿潤角度を有する親水性材料、 即ち皮膚からなり、一部が90°以上の湿潤角度を有する液体バリヤー中の疎水 性材料からなる。Cosθmは孔壁のcosθ値の秤量された平均値であり、図2aに 示された方法で計算される。図中、Aは疎水性壁の周囲割合を示し、Bは親水性 壁の周囲割合を示し、A+B=1である。CosθmはA・cosθfob+B・cosθfil に等しいだろう。 後述するように、記載されたモデルが漏出出力を測定できる基準として使用さ れうるかどうかを調べることを意図して試験を実施した。 皮膚の湿潤角度は皮膚の状態、即ち皮膚が例えば清潔であるか又は汚れている かに従って変化する。皮膚の湿潤角度の平均値(約74°)の近くである77° の湿潤角度を有するプレキシガラスからなる測定装置が比較目的のために使用さ れた。測定は図5aに従って最良の封止効果を生みだした商業的な液体バリヤー 、即ち120°の湿潤角度を有するHuggiesスタンディングギャザーで実施され た。使用された液体は合成尿であり、γは合成尿の表面張力、即ち0.06N/ mである。 測定装置に対する液体バリヤーの当接部は図8−12及び図8a−12aに示 されているように130倍の倍率の電子顕微鏡で様々な有効延びで研究された。 図からわかるように、貫通孔はバリヤー材料の糸又は繊維と試験装置のプレキシ ガラス壁の間で形成される。この孔は図2bからわかるように毛管として機能す ることを想定され、溝中に入れることができる最大可能な円の半径rを有する。 貫通孔は図8a−12aにおいて描かれている。下記孔半径値は図に示された ように異なる有効延びで得られた。 注:10%の有効延びでは写真上の孔半径を測定することは極めて難しく、 与えられた値はそれゆえおそらく信頼できない。 図8a−12aで示された十字記号は孔の周囲の疎水性と親水性の割合を計算 するために意図される孔の横方向の終端点を示す。異なる有効延びにおける孔中 の疎水性と親水性表面の間の長さ割合は下記表に示されている。 図5bは試験装置で測定した漏出圧力と前記式で計算した漏出圧力の間の比較 を示す。 計算及び測定された漏出圧力は良好に一致し、装着者の皮膚に対する物品の封 止効果は|ΔP|、即ち|2γcosθm/r|を増加するように影響を与えること によって改良されることができる。この点に関する一つの条件は弾性体における 緊張が十分に高く、液体バリヤーが弾性体緩和の結果として液体を低い圧力で逃 避することを防止し、かつ当接面との接触を緩めるようにバリヤーを押し下げる 液柱によって装着者からバリヤーを容易に離れることを防止することである。 |ΔP|は積|(2γcosθm/r)|を増加することによって増加する。 本発明の目的は装着者の皮膚に対する改良された封止を吸収物品に与えること である。 本発明の目的は、使用中装着者から遠くに横たわることを意図される液体不透 過性シート、使用中装着者の近くに横たわることを意図される上部液体透過性シ ート、前記シートの間に配置された吸収体、及び液体透過性シートの縦方向に延 びる中央線の各側上の本質的に液体不透過性の材料から構成される少なくとも一 つの縦方向弾性液体バリヤーを含むおむつ又は失禁ガードの如き吸収物品であっ て、一つの縦方向縁が自由であり、かつ装着者に向かって面し、他の縦方向縁が 物品の縦方向縁に沿って上部液体透過性シートに又は前記物品の縦方向縁におけ る液体不透過性シートに固定されている場合において、吸収体の中央線の各側上 の少なくとも一つの液体バリヤーの少なくとも自由縁が非接着性封止媒体で処理 され、その媒体が使用中液体バリヤーの自由縁と装着者上の当接面の間に形成さ れるいかなる貫通孔も少なくとも部分的に満たし、かつ/又はその媒体が物品装 着時に前記当接面をこすり、それによって皮膚に対する液体の湿潤角度を増大す ることを特徴とする吸収物品によって達成される。 また、本発明の目的は、装着者の体の形状に吸収物品を適合するための弾性体 を組み入れかつ使用中装着者の近くに横たわることを意図される本質的に液体不 透過性のシートを含む吸収物品であって、前記シートが装着者の肛門及び尿道口 と整合することを意図される開口を含み、弾性的にしわを付けられた封止縁が本 質的に液体不透過性のシートにおいて前記開口のまわりに配置され、吸収体が使 用中装着者から遠くに横たわる本質的に液体不透過性のシートの側上に配置され 、前記吸収体が装着者に近い側上の液体透過性シートと液体不透過性シートの間 で包囲され、少なくとも一つの封止縁が非接着性封止媒体で被覆され、その媒体 が自由封止縁と装着者上の当接面の間に形成されるいかなる貫通孔も少なくとも 部分的に満たし、かつ/又はその媒体が物品装着時に前記当接面をこすり、それ によって皮膚に対する液体の湿潤角度を増大することを特徴とする吸収物品によ って達成される。 非接着性封止媒体が孔を少なくとも部分的に満たすとき、孔半径は減少し、積 |(2γcosθm/r)|は減少するだろう。同じことは増大した湿潤角度が達成 されるときに適用する。 液体バリヤーの縁又は封止縁は孔を部分的に満たし(即ち、孔半径を減少する )かつ装着者の皮膚をこするために十分な量の封止媒体で被覆されることが都合 が良いだろう。 封止媒体は物品装着時に装着者の皮膚に移動されることを意図される極めて薄 い層で適用されてもよい。しかしながら、封止媒体は孔半径を減らし、装着者の 皮膚をこするのに十分な量で適用されることが好適であるだろう。封止媒体は0 .1−100g/m2、好適には1−30g/m2、特に2−20g/m2、好ま しくは3−10g/m2に相当する量で適用されてもよい。例えば、封止媒体は 約20g/m2に相当する量で適用されてもよい。 皮膚は親水性であり、約74°の平均湿潤角度を有するので、封止媒体がこの 湿潤角度を少なくとも約90°まで増大し、皮膚を疎水性にすることが好適であ る。封止媒体は95°以上、好ましくは100°以上の湿潤角度を有することが 好ましいだろう。 封止媒体は室温において本質的に剛いか(rigid)又は粘性(viscous)であり 、流体が体温で装着者の皮膚をこするのに十分であるような流動学的特性を有す ることが好ましいだろう。封止媒体は流体が体温で装着者の皮膚から流れ装着者 の衣服を汚すような流動性を有してはいけない。封止媒体は室温で過度に剛くな いようにすべきである。なぜならばそれは塊(lumps)又は“小片(crumbs)” 中の封止縁又は液体バリヤーから緩まることができるからである。当業者はどの 封止媒体が適切な流動学的特性を有するかを実験室で試験した後に決定すること ができるだろう。 孔を満たすために要求される適切な粘度及び流動特性を有することを必要とす る封止媒体が液体バリヤー機能のための適切な表面エネルギーを有することに加 えて、それは皮膚を透過したり又は有害な物質を放出したり又は皮膚の通常の機 能に他の悪影響を与えることができないことが好ましいだろう。時間の経過で封 止媒体の特性が変化してもいけない。 封止媒体は皮膚に対する摩擦及び/又は皮膚の摩耗を減らすことに寄与するこ とが好ましいだろう。 この目的のために動物、野菜又は石油化学起源の脂肪/油を含む軟膏を使用す ることができる。かかる軟膏の例はSilonsalva(Perstorp Pharma)、ペトロラ タム(Vaseline(登録商標))である。 疎水性である水/油乳剤を使用することもできる。 他の可能な封止媒体は例えば20℃で可塑性又は流動コンシステンシーを有す るポリシロキサン可塑剤10−95%及びバリヤー上で可塑剤を凝固させること ができる薬剤5−90%、好ましくは5−50%から構成されかつ20℃で半固 体又は固体である製剤であり、前記薬剤は好適には少なくとも35℃、好ましく は少なくとも40℃の融点を有し、幾つかのヒドロキシル基を有する脂肪酸エス テル又は脂肪酸アミド、14−22炭素原子を有する脂肪アルコール、12−2 2炭素原子を有する脂肪酸、12−22炭素原子を有する脂肪アルコールエトキ シレート、又はそれらの混合物からなる。好適な封止媒体はWO 96/166 81に記載されている。 使用される封止媒体は皮膚病学的に許容されるものでなければならず、炎症又 はアレルギー反応を起こしてはいけない。 本発明の物品の一つの利点は装着者の皮膚に対して容易に滑り、それによって この種の従来物品より刺激が少ないことである。 本発明を、特定の実施例及び添付図面を参照しながらより詳細に記載するだろ う。 実施例 図3aは液体透過性上部シート22、吸収シート23、及び液体不透過性下部 シート21を含む従来のおむつ又は失禁ガード20を示し、前記シートは二つの 横方向縁24,25及び二つの縦方向縁26,27によって境界を定められる。 図示された物品は縦方向中央線の各側上に縦方向に延びる脚弾性体28及び直立 している液体バリヤー29も含む。図3bは自由縁が二つの延伸された弾性糸1 3のまわりで弯曲されている液体不透過性シート12を含む直立している液体バ リヤーの構成を示す断面図である。糸13はシート12にしわを付けるように機 能する。 湿潤角度は二つの試験において変化された。第1のケースでは、97.5℃の 湿潤角度を有するプラスチックフィルムは第1の半円筒形プレキシガラス表面上 で延伸された。これは装着者の皮膚がそこからより高い湿潤角度を得るようなバ リヤーの処理に相当する。これは約74°の通常の皮膚の平均湿潤角度とは違い 疎水性である。この湿潤角度(中央の曲線)の変化の結果は直立している液体バ リヤーHuggiesスタンディングギャザー(最下部の曲線)で達成される封止効果 と図6において比較される。測定値が示すように、改良された封止効果はこのよ うにして達成される。 図6の最上部の曲線はVaseline(登録商標)で処理された液体バリヤーで得ら れる測定値を示す。Vaseline(登録商標)は100°の湿潤角度を有する。Vase line(登録商標)は部分的に孔をブロックし、孔半径を減少し、装着者の皮膚を こすり、それによって皮膚の湿潤角度を増大する。図6に示されたダイヤグラム からわかるように、Vaseline(登録商標)によるバリヤーの湿潤角度の減少を得 ると同時に、液体バリヤーをこすり、それによってその湿潤角度を120°から 100°に減少するにもかかわらず、皮膚の湿潤角度だけが変化されるときに達 成される改良を越える有意な改良が得られる。 図7は湿潤角度を変化するときに得られる計算及び測定された封止値が示され ているダイヤグラムである。測定された値は前記プラスチックフィルムでプレキ シガラスをカバーすることによって得られ、図6に示されたダイヤグラムにおけ る中央の曲線に相当する。計算及び測定された値の間に良好な一致が得られる。 図13は30%の有効延び又は延伸を有する液体バリヤー(バリヤー材料はVa seline(登録商標)で被覆されている)の電子顕微鏡写真の再現である。この封 止媒体は図6のダイヤグラムに示された封止特性を有する。写真からバリヤー材 料中の繊維が繊維の直径を増大し、それによって貫通孔のサイズを減少する厚い 被覆を有することがわかるだろう。 本発明を具体的な限定されない例を参照して上述したが、本発明を続く請求の 範囲内で変更可能であることは理解されるだろう。特に外部バリヤー、即ち内部 液体バリヤーを全く持たない物品の脚弾性体を封止媒体で処理することができる 。内部及び外部バリヤーの両方を本発明に従って処理することもできる。ある例 では、物品が内部液体バリヤーを含むときであっても、外部バリヤーだけを処理 することが有益であるかもしれない。横方向の液体バリヤーは封止媒体で処理さ れてもよい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年1月29日(1999.1.29) 【補正内容】 内部カフスは本質的に液体不透過性で非弾性の材料、例えば不織布材料の薄い バリヤーシート、及び装着者に対して横たわる液体バリヤーの縁にしわを付ける 弾性手段から部分的に構成される。非弾性材料は液体がこれらの二つのシートの 間を全く通過できないように上部液体透過性シートに、又は物品の側縁に沿って 下部液体不透過性シートに一つの縦方向縁に沿って固定される。弾性手段は非弾 性材料の他の縁に沿って固定され、液体バリヤーを集めてしわを付けられた縁を 形成し、それは物品装着時に部分的に延伸するだろう。しわを付けられた縁は非 弾性材料中の溝に置かれている弾性糸から通常構成され、前記溝は材料の一つの 縁を折りたたみ溶接することによって形成される。吸収物品が装着されるとき、 しわを付けられた縁は部分的に延伸する。この延伸の程度は装着者のサイズ及び 物品の装着方法に依存する。弾性フィルムからなる弾性要素を使用することもで きる。この場合において弾性要素は溝中に入れないが、予め延伸された状態で非 弾性材料の他の側縁に対して第1縦方向側縁に沿って固定され、要素の第2側縁 は自由であり、物品装着時に装着者に当接するだろう。さらに、弾性フィルムの 第1縦方向側縁は予め延伸された状態で上部液体透過性シート又は下部液体不透 過性シートに対して直接固定されてもよい。この場合において、バリヤーは弾性 フィルムのみからなるだろう。 別のタイプの封止縁がUS−A−5445627に記載されている。衛生ナプ キンは横方向に対抗する側縁に隣接する1対の弾性的に延伸可能なフラップを与 えられている。フラップはストラップの形であり、裏シートから立ち上がってい る。接着剤は前記フラップの上部面上に適用され、フラップが使用者の皮膚に接 着固定される。その意図は装着者の体に対するナプキンの基本形状の変化を補償 することである。かくしてナプキンは使用者の皮膚に接着固定される。これは弾 性バリヤー要素が装着者に対して延伸されて良好な封止効果を得る場合にはあて はまらない。 WO−A−9516424では使用者に対する衛生ナプキンの同種のタイプの 接着取付が記載されている。この発明の目的は外部体面に密接に一致適合するよ うに装着者の体に接着固定される吸収物品を提供することである。これは吸収剤 及びそれに固定される体側接着剤を含み、皮膚に対する好適な接着特性を示し、 不快感を伴うことなく除去可能である吸収物品によって達成することができる。 US−A−5445627もWO−A−9516424も物品を装着者に固定 するときに延伸される弾性カフス又は液体バリヤーを記載しない。弾性要素は装 着者に対する緊張下でバリヤー縁を保持するだろう。 本発明を添付図面を参照しながら記載する。 図1a,bはそれぞれ材料が全く適用されていない及び延伸状態で材料が適用 されている、漏出圧力を測定するために使用される測定装置を示し、図1cは漏 出圧力の測定方法の原理図である。 図2a,bは液体バリヤー中の孔及び秤量された平均値cosθmを測定し、かつ 半径rを測定する原理を概略的に示す。 図3a,bは直立している液体バリヤーを有する従来のおむつ又は失禁ガード を示す。 図4a,bは有効延び又は延伸が計算される原理を示す。 請求の範囲 1. 使用中装着者から遠くに横たわることを意図される液体不透過性下部シー ト(21)、及び装着者の近くに横たわることを意図される液体透過性上部シー ト(22)の間に配置される吸収体(23)、及び1)装着者に向かって面する 自由封止縁を含み、物品の各縦方向に延びる側端(26,27)に沿って又はそ れに隣接して上部又は下部シート(22,21)に固定されかつ本質的に液体不 透過性の材料(12)から作られた、前記上部シートの中央線の各側上の少なく とも一つの縦方向に延びる弾性液体バリヤー(29)、又は2)上部シート(2 2)上に、装着者に対して横たわることを意図され、装着者の体の形状に物品を 適合するための弾性体を含み、かつ装着者の肛門及び尿道口と整合して横たわる ことを意図される開口を含み、その開口のまわりに弾性的にしわを付けられた封 止縁が上部シートに配置されている本質的に液体不透過性の上部シートを含む場 合において、少なくとも封止縁が非接着性封止媒体で処理され、その媒体が使用 中封止縁と装着者上の当接面の間に形成されるいかなる貫通孔も少なくとも部分 的に満たし、かつ/又はその媒体が物品装着時に前記当接面をこすり、それによ って皮膚に対する液体の湿潤角度を増大することを特徴とする吸収物品。 2. 封止縁が貫通孔を部分的に満たし、かつ装着者の皮膚をこするために十分 な量の封止媒体で被覆されていることを特徴とする請求の範囲1記載の吸収物品 。 3 前記封止媒体が0.1−100g/m2、好適には1−30g/m2、特に 2−20g/m2、好ましくは3−10g/m2に相当する量で適用されているこ とを特徴とする請求の範囲1又は2記載の吸収物品。 4. 封止媒体が90°以上、好ましくは95°以上、さらに好ましくは100 °以上の湿潤角度を有することを特徴とする請求の範囲1−3のいずれか記載の 吸収物品。 5. 封止媒体の流動学的特性が、前記媒体が室温において本質的に剛くて粘性 を有し、体温において装着者の皮膚をこするのに十分な流動性を有するようなも のであることを特徴とする請求の範囲1−4のいずれか記載の吸収物品。 6. 封止媒体が動物、野菜又は石油化学起源の脂肪又は油を含む軟膏、又は油 中水型乳剤であることを特徴とする請求の範囲1−5のいずれか記載の吸収物品 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 グスタフソン,アンデルス スウェーデン,エス―427 35 ビルダル, コフェルダルスヴェーゲン ピーエル 5181 (72)発明者 ルネマン,ボー スウェーデン,エス―433 75 ヨンセレ ド,ヨンス ヴェグ 6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 使用中装着者から遠くに横たわることを意図される液体不透過性シート( 21)、使用中装着者の近くに横たわることを意図される上部液体透過性シート (22)、二つのほぼ横方向の縁(24,25)及び二つのほぼ縦方向の縁(2 6,27)によって境界を定められているこれらのシートの間に配置された吸収 体(23)、及び液体透過性シートの縦方向中央線の各側上の本質的に液体不透 過性の材料(12)から構成される少なくとも一つの縦方向弾性液体バリヤー( 29)を含む吸収物品であって、一つの縦方向縁が自由であり、かつ装着者に向 かって面し、他の縦方向縁が物品の縦方向縁(26,27)に沿って上部液体透 過性シート(22)に又は前記物品の縦方向縁(26,27)における液体不透 過性シート(21)に固定されている場合において、吸収体の縦方向中央線の各 側上の少なくとも一つの液体バリヤー(29)の少なくとも自由縁が非接着性封 止媒体で処理され、その媒体が使用中液体バリヤーの自由縁と装着者上の当接面 の間に形成されるいかなる貫通孔も少なくとも部分的に満たし、かつ/又はその 媒体が物品装着時に前記当接面をこすり、それによって皮膚に対する液体の湿潤 角度を増大することを特徴とする吸収物品。 2. 装着者の体の形状に吸収物品を適合するための弾性体を与えられかつ使用 中装着者の近くに横たわることを意図される本質的に液体不透過性のシートを含 む吸収物品であって、前記シートが使用中装着者の肛門及び尿道口と整合するこ とを意図される開口を含み、弾性的にしわを付けられた封止縁が前記開口のまわ りの本質的に液体不透過性のシートに配置され、吸収体が使用中装着者から遠く に横たわる本質的に液体不透過性のシートの側上に配置され、前記吸収体が使用 中装着者に近い側上の液体透過性シートと液体不透過性シートの間で包囲されて いる場合において、少なくとも一つの封止縁が非接着性封止媒体で被覆され、そ の媒体が使用中自由封止縁と装着者上の当接面の間に形成されるいかなる貫通孔 も少なくとも部分的に満たし、かつ/又はその媒体が物品装着時に前記当接面を こすり、それによって皮膚に対する液体の湿潤角度を増大することを特徴とする 吸収物品。 3. 液体バリヤー縁又は封止縁が貫通孔を部分的に満たし、かつ装着者の皮膚 をこするために十分な量の封止媒体で被覆されていることを特徴とする請求の範 囲1又は2記載の吸収物品。 4. 前記封止媒体が0.1−100g/m2、好適には1−30g/m2、特に 2−20g/m2、好ましくは3−10g/m2に相当する量で適用されているこ とを特徴とする請求の範囲1−3のいずれか記載の吸収物品。 5. 封止媒体が90°以上、好ましくは95°以上、さらに好ましくは100 °以上の湿潤角度を有することを特徴とする請求の範囲1−4のいずれか記載の 吸収物品。 6. 封止媒体の流動学的特性が、前記媒体が室温において本質的に剛くて粘性 を有し、体温において装着者の皮膚をこするのに十分な流動性を有するようなも のであることを特徴とする請求の範囲1−5のいずれか記載の吸収物品。 7. 封止媒体が動物、野菜又は石油化学起源の脂肪又は油を含む軟膏、又は油 中水型乳剤であることを特徴とする請求の範囲1−6のいずれか記載の吸収物品 。
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