JP2001513264A - 耐候性及び耐食性の層構造体 - Google Patents

耐候性及び耐食性の層構造体

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Abstract

(57)【要約】 少なくとも1つの腐食及び/又は湿分感応性の層を有する層構造体、例えば太陽電池の耐候性及び耐食性の包接のために、前記の層の上に遮断層が配置されている。このために、窒化チタン又は窒化モリブデン、酸化アルミニウム、窒化珪素及びオキシ窒化珪素からなる薄層が提案されている。遮断層は、太陽電池について公知の付加的な積層構造体と組み合わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 耐候性及び耐食性の層構造体 本発明は、支持体上に配置された少なくとも1つの湿分及び/又は腐食感応性 の層、殊に光学的及び/又は電気的に活性の薄層を有する層構造体に関するもの である。前記の層は、例えば光学的又は電気的構成部材中に存在している。これ についての例は、放射線感応性構成部材、例えば検出器、太陽電池又はソーラー モジュール又は光電子構成部材、例えば表示装置及び殊にLCDスクリーンであ る。 市場で問われる品質の要求を充足するために、ソーラーモジュールは、一連の 異なる試験方法を首尾よく通過しなければならない。前記の方法の1つは、蒸気 −熱−気候試験であり、ソーラーモジュールの耐候性を検査することになる。こ の場合、公知の基準IEC1215によれば、前記モジュールは、就中、85℃ の温度及び85%の相対空気湿分に1000時間さらされる。 ホウ素ドーピングした酸化亜鉛電極層を有する積層したソーラーモジュールは 、前記試験法の場合、並はずれて著しい性能低下を示し、気候試験後に、許容で きない著しい効率低下を示す。これについての主たる責任は、高められた温度で の水蒸気に比べてホウ素ド ーピングしたCVD酸化亜鉛層の導電性に関連する不安定さにある。試験電極を 備えた積層した酸化亜鉛層のみからなる試験積層物について示すことができたよ うに、試験よれば、前記の層の面積抵抗率の103倍を上回る増大は、1kΩ/ 平方を上回る値に増大する。しかしながら、ソーラーモジュールの場合の高いフ ィルファクターの達成のためには、10Ω/平方を下回る値が必要とされる。こ れは、粘着シート及び場合により第二のガラスディスクを用いる積層構造を有す る簡単な包接によって達成することができる。 他の気候及び腐食感応性成分は、銅−インジウム(ガリウム)ジセレニド(C IGS)からなる薄層−ソーラーモジュールの場合に存在する。この場合、吸収 体は、保護されていないか又は従来の積層構造体でのみ被覆されて気候試験条件 にさらされている表面で性能低下現象を示す。モリブデンからなる逆電極に接し て、CIGS吸収体層に対する境界面で付加的な気候に左右されない性能低下が 生じる。 積層中、殊にソーラーモジュール中への湿分の浸入拡散を阻止する1つの方法 は、湿分のための拡散路の区間の延長にある。15cmを上回る十分に幅広の縁 部を有する積層物の場合、ホウ素ドーピングした酸化亜鉛層の性能低下を十分に 遅らせることができる。しかしながら、かかる幅広の縁部は、ソーラーモジュー ルの場合、不活性のモジュール表面の割合が大きいの で許容できない。 本発明の課題は、簡単で、付加的な仕上げの高すぎる費用を必要とせずに製造 でき、かつ前記の試験条件並びに従来の使用の際に比して高められた安定性を有 する湿分及び/又は腐食感応性の層構造体を記載することである。 前記課題は、本発明によれば、請求項1による層構造体によって解決される。 本発明の有利な実施態様並びに該層構造体の製造のための方法は、他の請求項に より明らかである。 驚異的なことに、湿分及び/又は腐食感応性の層は、付加的かつ直接層の上に 施与された遮断層によって、簡単な方法で、気候及び殊に湿分又は腐食に制限さ れた性能低下から保護できることが判明した。前記の付加的な遮断層を用いた場 合、例えば、冒頭に記載した蒸気−熱−気候試験を、記載するに足る効率低下及 び目に見える腐食損傷なしに合格する薄層ソーラーモジュールを得ることができ る。 本発明の1つの実施態様の場合、層構造体は、電気的又は光学的構成部材の一 部であり、該構成部材は、遮断層が蒸気遮断及び/又は腐食保護作用を有するが 、この場合、構成部材の光学活性部分及び/又は電位差で作動する部分は、電気 的絶縁性の遮断層で覆われており、これとは異なり、電位差のない層は、導電性 の遮断層で覆われている。 本発明の範囲内での湿分及び/又は腐食感応性の層は、薄層又は厚膜として施 与されていてもよく、非晶質、多結晶質又は金属性の、支持体に結合した層であ る。 本発明の1つの有利な実施態様の場合、付加的な遮断層は、酸化アルミニウム Al23、窒化珪素Si34、窒化チタンTiN、窒化モリブデンMoN及びオ キシ窒化珪素SiOxyから選択されている薄層である。前記の薄層は、層構造 体自体が薄層構造体である場合には、簡単かつ安価に製造することができ、湿分 又は腐食感応性の層もしくは前記の層を有する層構造体又は構成部材の製造プロ セスに簡単に組み込むことができる。 従って、本発明による層構造体の製造には、付加的な装置が必要とされない。 遮断層は、被覆された層の機能に適合されており、例えば光学的に透明、導電性 又は絶縁性であるので、該遮断層は、層構造体にマイナスの影響を示すことはな い。該遮断層は、層構造体を有する光学的又は電気的構成部材の運転を損なうこ とはなく、その性質を劣化させることもない。 前記の薄層遮断層は、緊密、即ち、無孔で、光学的に透明かつエッジ被覆され た層として、公知の方法で析出させることができる。前記の層を製造することが できる緊密性もしくは無孔性に応じて、完全な湿分及び/又は腐食保護を保証す るためには、厚さ100m nの遮断層で既に十分であり得る。より厚い遮断層も、勿論可能であるが、しか し必須というのではない。完全に無孔ではないか又は完全に均一ではないか又は 良好でないエッジ被覆の遮断層につながらない析出プロセスの場合、有利により 大きな層厚が選択される。層構造体上に高い段状形態が存在している場合には、 遮断層の良好なエッジ被覆のために層厚は約2μmまでに選択される。 良好なエッジ被覆は、CVD法を用いて達成される。できるだけ低い析出温度 での少ない層厚の緊密並びに良好なエッジ被覆の遮断層の製造には、プラズマ促 進したCVD法が特に有利である。 該遮断層は、多くの場合、電気的又は光学的機能層として使用される材料上に 、良好な付着を示している。場合により、付加的に付着仲介層を必要とすること がある。 本発明による層構造体は、1つ又は任意の多数の層を包囲する従来の層構造体 に対する付加的な層としての遮断層を有するので、更に、従来の被覆、例えば積 層構造体で被覆されていてもよい。ソーラーモジュールの場合、殊に積層品であ るが、これは、少なくとも更に1つのプラスチック層並びに場合により保護シー ト及び/又はガラスからなるカバーディスクを含むものである。有利に、プラス チック層は、溶融粘着層であるが、その上に更にカバーシート及び場合によりガ ラスディスクが積層されている。別の構成部材は、遮断層の上に付加的又は選択 的に別のカバー、例えば注型樹脂層又はその他の注型材料で被覆されているか又 は包囲されていてもよい。 宇宙空間に適するもしくは宇宙空間でのみ使用する太陽電池のための本発明の 使用の場合、遮断層は、太陽電池の保護のための最上層及び被覆層として十分で ある。 本発明による遮断層は、殊に積層構造体に適しているが、これは、該遮断層が 、従来このために使用していた溶融粘着層の上もしくは下に良好な付着力を有し ているからである。溶融粘着シート、ひいては積層構造体全体の良好な付着力は 、層構造体と積層品との間もしくは遮断層と積層品との間の境界面に沿って浸入 拡散を阻止する付加的に改善された封止につながる。 本発明による層構造体の場合、遮断層は、エッジ被覆して、表面全体が側壁面 を含めて被覆されているように、保護すべき層の上に配置されている。感応層の 側面では、遮断層は、耐候性層で隔離されている。前記の層は、湿分及び/又は 熱くて湿った周囲環境に対して気密であり、かつ該層中に、より長い暴露の後に も、腐食又はその他の不利な変化を全く示さない。 有利に、該遮断層は、湿分感応性薄層を上からと横から包囲し、かつ下方エッ ジの該遮断層に接して、例えばガラスからなる支持体、金属層又は不動態層で遮 断されている。不動態層は、同様に遮断層であってもよい。既に遮断層について 記載した材料とともに、更に、特別な仕様のためには、酸化珪素も適している。 窒化チタン及び窒化モリブデンは、導電性に調節することができ、更に特に硬く 、かつ耐引掻性である。従って、特に金属性で、従って、殊に薄層構造部材用の 下方電極としで使用されるのと同様に原理的に腐食感応性の電極層用の不動態層 として適している。全ての前記層の上では、遮断層が、良好な付着力を示し、前 記の層に対して湿分を漏らさず、かつ化学的に安定性の境界面を形成する。 本発明の1つの実施態様の場合、層構造体は、少なくとも2個の電極を有する 電気的構成部材であるが、この場合、1つの電極は、直接支持体上に配置された 電極層から形成されている。前記の電極層は、前記の電極の製造のためにパター ン化されていてもよく、ひいては、殊に集積して連続包囲した薄層ソーラーモジ ュールに適しているような電極構造体であってもよい。 付加的に、必要とされる電極構造体のためには、少なくとも2個の電極のため の電気的接続が、前記の下方電極層から形成されていてもよく、側面で構造部材 の領域から引き出すこともできる。前記の配置の1つには、この配置が、例えば はんだ付けされた電気的接続を有する従来の配置と比べて、特に平坦であり、付 加的な構造段なしに形成することができるという利点がある。これは、本発明に よる遮断層を用いるエッジ被覆性カバーを容易にしている。 この場合、遮断層の下方で構成部材の層構造体から引き出され、かつ第一の電 極層から形成された電気的接続は、耐腐食性金属からなるものであってもよい。 しかしながら有利に、該電気的接続は、前記の導電性不動態層、殊に窒化チタン 又は窒化モリブデン層で被覆されている。不動態層は、下方電極層を完全に被覆 し、かつこれに相応してパターン化することができる。また、下方電極層を、専 ら電気的接続の領域でのみ不動態層で被覆し、殊に遮断層の下から接続の碍子の 領域でのみ被覆することも可能である。 本発明のもう1つの有利な実施態様は、既に記載したCIGS薄層ソーラーモ ジュールに関するものである。例えばドイツ連邦共和国特許第4442824号 C1明細書から公知であるように、CIGS吸着体層中には、太陽電池の最大出 力のために、定義されたアルカリ含量が必要とされている。ガラス支持体の使用 の際にCIGS吸着体層の定義されたアルカリ含量は、アルカリ遮断層を用いて のみ、直接ガラス支持体上又は逆電極層上で達成することができるので、前記の 遮断層には、有利に、本発明により不動態層として形成された遮断層を、接地電 極もしくは逆電極上で使用することができる。窒化チタン又は窒化モリブデンか らなる遮断層を、同時に外側に向かって導かれる電気的接触のための不動態層と して並びに下方電極全体のための遮断層として使用することもできる。これは、 太陽電池上の付加的な遮断層に対して、特に良好な付着力を有しており、ひいて は、遮断層に対して特に良好かつ緊密な境界面を形成している。 以下に、耐候性の薄層配置の本発明による方法を、実施例及びこれに属する8 枚の図面に基づき詳細に説明する。 図1は、気候感応性薄層を有する試験配置を通る略図的断面図を示している。 図2〜5は、耐候性の層配置を通る略図的断面図を示している。 図6は、略図的横断面図に基づき、遮断層の施与の前の分離継目を有する層配 置を示している。 図7及び8は、略図的横断面図に基づき、連続包囲した薄層太陽電池による本 発明の特別な使用を示している。 図1は、試験構造体として使用する、公知の包接物を有する薄層配置を示して いる。厚さ2mmの窓ガラス板(ソーダ石灰ガラス)からなる支持体1の上に、 CVD法を用いて、厚さ1.5μmのホウ素ドーピングした酸化亜鉛層2を、包 囲する辺縁部で支持体1が露出したままであるように施与する。こうして、重な った2つの面に、金属性の接触ストリップ3を、酸化亜鉛層2の面積導電性を確 実に測定できるように溶接する。次に、この上に従来の積層構造体5を、例えば 約160℃での厚さ約0.5mmのEVAシートの積層によって製造する。該積 層構造体は、支持体とともに、薄層配置の側面に1cmの重なり領域を有してい る。 次に、前記の試験構造体を、85℃で1000時間、湿度85%の雰囲気にさ らす。この場合、ホウ素ドーピングした酸化亜鉛層の層抵抗は、気候試験の後に 、これまでに知られていない理由から、2〜3倍程度の大きさに上昇しているこ とを示している。 次に、図2は、この場合にもまた、支持体1の上に配置されたホウ素ドーピン グした酸化亜鉛層2と、その上に施与された電極ストリップ3とを試験構造体と して使用する第一の本発明による構造体を示している。次に、本発明によれば、 前記の配置の上に、遮断層4を施与する。施与のために、実施例中では、プラズ マ−CVD法を用いているが、これは、例えば200〜300℃の低い処理温度 で実施可能である。例えば、遮断層4は、厚さ約0.5〜2μm、殊に0.8μ mの窒化珪素から、200℃でプラズマ−CVD法により析出させられる。遮断 層の析出は、薄層2が、完全に遮断層4で被覆されているように行う。また、同 様の方法を用いて、同様に電気的に絶縁性のAl23 及びSiOxy層を遮断層として使用することもできる。その上に、既に図1の 場合に記載したように、積層構造体5を施与する。 本発明による薄層配置は、検出可能な性能低下もなく、また、薄層の当初の面 積導電性が減少することもなく、気候試験に合格する。前記のパラメータは、説 明したように、湿分の作用の検出のための卓越したゾンデであるので、前記の測 定結果は、本発明による包接物の高い有効性を示している。 図3は、略図的横断面図で、層構造体を示しているが、この場合、湿分感応性 層及び殊に薄層2は、支持体1上で、下方電極3aと上方電極3bとの間に配置 されている。付加的な段状形態を回避し、かつできるだけ平坦な配置を達成する ために、電気的接続6が設けられているが、これは、支持体上で下方電極層3a のパターン化によって直接形成されている。電気的接続6を介して下方電極3a が接触させられているのに対して、上方電極3bは、電気的接続6’と接続して いるが、これは、構造線によって下方電極3aから電気的に絶縁されている。次 に、前記の配置の上に、上方電極3b及び薄層2を完全に被覆する遮断層4を施 与する。遮断層のマスキング施与又は事後のパターン化によって、電気的接続6 及び6’は露出し、遮断層4によって被覆されていない。 図1又は2に相応する積層構造体5の施与によって 、この場合に記載された構成部材の気密の包接を強化することができる。この場 合、実施例中では、電気的接続6及び6’に積層物がない。この薄層構成部材は 、例えば太陽電池であってもよい。 図4は、本発明のもう1つの実施態様を示している。これは、下方電極層3a が、パターン化の前に、完全に金属導電性不動態層7で被覆されていることによ って、図3に記載の実施態様とは異なっている。この別の構造体は、図3に基づ き記載した実施例に対応している。 こうして、例えば腐食感応性金属からなっていてもよい下方電極層は、導電性 不動態層7によって、同様に湿分及び別の外的腐食促進作用から保護されている ことが達成される。 前記の配置は、例えばガラス支持体1、モリブデン逆電極3a、窒化チタン又 は窒化モリブデン不動態層7、半導体移行部を有する薄層2を有するCIGS吸 着体層並びに上方電極3b、例えばホウ素ドーピングした酸化亜鉛電極を含むC IGS−太陽電池中で実現されている。遮断層4は、CVD法又はプラズマCV D法によって施与された酸化アルミニウム、窒化珪素又はオキシ窒化珪素からな る薄層である。 図5による実施例は、下方電極層3aが、電気的接、続6及び6’の領域での み、導電性不動態層7及び7’で被覆されでいるということによって、図4に基 づ き記載した実施例とは異なる。更に、該不動態層を、下方電極層3aのパターン 化の前に直接マスキングして施与するか又は全面的に施与し、引き続きパターン 化してもよい。しかしながらまた、不動態層7及び7’を、薄層2の施与後もし くは上方電極層3bの施与後に製造することも可能である。 全ての場合に、不動態層を、薄層法、例えば反応性スパッタリング又はプラズ マ促進CVD法を用いて析出させるか又はスパッタさせている。窒化チタン層に ついては、例えば100〜150nmの層厚で十分である。 図6は、略図的横断面図に基づく、2つの電極3aと3bとの間に配置された 薄層2を、耐候性層に達する2つの分離継目8を用いてパターン化し、引き続く 遮断層4の施与(記載されていない)によって分離継目8中に気密の遮断もしく は遮断層の下に存在する耐候性の層上での遮断層の気密の付着を達成するための 方法を示している。図6による実施例の場合、不動態層7は、下方電極3aの上 で耐候性層として用いられている。しかしながら、分離継目8中で、例えばガラ スからなる支持体1又は耐食性の電極層3aを露出させることも可能である。前 記の場合、不動態層7の全面的な施与を取りやめることができる。 図7及び8は、略図的横断面図に基づく、薄層構造における連続包囲した太陽 電池を集積したソーラーモ ジュールによる本発明の別の実施態様を示している。該太陽電池は、例えば支持 体1の上に施与されており、かつ下方電極3a、半導体構造体を有する薄層2及 び上方電極3bを有している。該太陽電池は、例えばストリップ状にパターン化 されているが、この場合、下方電極3aのそれぞれ隣接するストリップ状物の上 へのストリップ状の上方電極3bの降下によって、それぞれ隣接するストリップ 状の太陽電池を有する連続包囲が達成されている。 図7中に記載した薄層太陽電池配置の製造のためには、3つのパターン化工程 が必要とされている。第一のパターン化工程は、下方電極3aのパターン化に用 いられており、第二のパターン化工程は、半導体層(薄層)2のパターン化に用 いられており、第三のパターン化工程は、上方電極3bの分離のために用いられ ている。最後に挙げたパターン化工程は、半導体層(薄層2)又は下方電極層3 aを露出させている。座、下方電極3aにまで達するパターン孔p3が記載され ている。 次に、図8は、パターン孔P3がエッジを被覆する遮断層4の施与によって充 填され、成長によって平坦化されている様子を示している。この場合、遮断層4 は、平面上に施与されており、該平面は、層構造体を全面的に覆っており、かつ 電気的接続6及び6’をも包囲している。次に、電気的接続6及び6’の上で、 例えば金属ストリップ状物9のはんだ付けによって外側の電気的接触が可能にす るために、遮断層4を部分的に再度除去することができる。 はんだ位置が損傷していないままであるように、析出温度に関連する遮断層4 の析出条件を選択する限り、本発明のもう1つの態様の場合、遮断層は、金属ス トリップ状物9のはんだ付け後にも、はんだ位置が、遮断層4で一緒に被覆され ているように生じる。こうして、下方電極3aのための不動態層(7)は不要に できる。本発明を用いた場合、気候及び腐食感応性の層を有する任意の層構造体 及び殊に大面積の薄層配置の耐候性及び耐食性の包接が達成される。これは、殊 に太陽電池の気密の包接に適しているが、しかし勿論、これに限定されるもので はない。本発明は、殊に熱い及び/又は湿った環境にさらされる薄層配置に適し ている。これは勿論、通常、前記の腐食を促進する環境条件にさらされていない 層構造体にも当てはまる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨルク リマッシュ ドイツ連邦共和国 D―01099 ドレスデ ン ベティーナシュトラーセ 19 (72)発明者 ヴァルター シュテッター ドイツ連邦共和国 D―89257 イラーテ ィッセン アム リヒトアッカー 13 (72)発明者 ヘルマン カルヴァー ドイツ連邦共和国 D―80634 ミュンヘ ン シュールシュトラーセ 37

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.光学的及び/又は電気的に活性であり、かつ支持体(1)の上に配置されて いる層構造体において、 − 少なくとも1つの腐食及び/又は湿分感応性の層(2); − 電極層(3;3a;3b);及び − Al23、Si34、TiN、MoN又はSiOxyからなる薄層である 少なくとも1つの遮断層(4) を含み、少なくとも1つの腐食及び/又は湿分感応性の層(2)及び電極層( 3;3a;3b)が遮断層(4)と支持体(1)との間に存在するように支持体 (1)の上に配置されていることを特徴とする層構造体。 2.遮断層(4)の上に少なくとも1つのプラスチック層を有する積層構造体( 5)が配置されている、請求項1に記載の層構造体。 3.遮断層(4)が気密でエッジ部を覆っているように形成されている、請求項 1又は2に記載の層構造体。 4.遮断層(4)が、腐食及び/又は湿分感応性の層(2)を含む構造の側では 、支持体(1)、金属層又は不動態層(7)で終わっている、請求項1から3ま でのいずれか1項に記載の層構造体。 5.電気的又は光学的構造部材の一部であり、 構造部材の光学活性及び/又は電位差を有する作動部分が絶縁性の蒸気遮断又 は腐食保護の層で覆われており、 層に電位差が無く導電性の蒸気遮断又は腐食保護の層で覆われている、請求項 1から4までのいずれか1項に記載の層構造体。 6.下方電極層(3a)が少なくとも電気的接続(6、6’)の量域で、導電性 の遮断又は不動態層(7)で覆われている、請求項1から5までのいずれか1項 に記載の層構造体。 7.太陽電池又はソーラーモジュールとして形成されている、請求項6に記載の 層構造体。 8.耐候性及び耐食性の層構造体を製造するための方法において、 − 支持体(1)上での熱及び/又は湿分感応性層(2)の析出; − 支持体(1)上での電極層(3;3a、3b)の析出; − MoN、TiN、Al23、Si34又はSiOxyからなり、厚さ10 0nmから2μmを有し、熱及び/又は湿分感応性層(2)及び電極層(3;3 a、3b)が、支持体(1)と遮断層(4)との間に存在しているように支持体 (1)の上に配置されている薄層であるエッジ部を覆う遮 断層(4)の析出 の工程を含むことを特徴とする、耐候性及び耐食性の層構造体の製造法。 9.遮断層(4)を、プラズマ保護されていてもよいCVD法で析出させる、請 求項8に記載の方法。 10.− 薄層(2)中で、まず、中で薄層構造体の耐候性層の表面が露出させ られている、包囲して完結した分離継目(8)を製造し、 − 薄層(2)の場合には、表面的に及び全ての側エッジを遮断層(4)で、 遮断層が分離網目中で耐候性層の表面で終わっているよう覆われている、請求項 8又は9に記載の方法。 11.遮断層(4)の上に、更に、少なくとも1種のプラスチック層を有する積 層構造体(5)が施与されている、請求項8から10までのいずれか1項に記載 の方法。 12.太陽電池及びソーラーモジュールの耐候性の包接のための請求項8から1 1までのいずれか1項に記載の方法の使用。
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