JP2001512377A - 電動式の手持ち機械鋸 - Google Patents

電動式の手持ち機械鋸

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JP2001512377A JP53313099A JP53313099A JP2001512377A JP 2001512377 A JP2001512377 A JP 2001512377A JP 53313099 A JP53313099 A JP 53313099A JP 53313099 A JP53313099 A JP 53313099A JP 2001512377 A JP2001512377 A JP 2001512377A
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Abstract

(57)【要約】 電動式の手持ち機械鋸、殊に精密切断鋸であって、機械ケーシング(10)、交換可能な鋸身(12)及び、該鋸身(12)を駆動して往復振動の鋸挽き運動させる駆動部(11)を備えている形式のものにおいて、鋸身駆動部(11)の構造を著しく簡単にするために、鋸身(12)が、機械ケーシング(10)に交換可能に装着された案内(44)内に長手方向移動可能に受容されていて、直接に駆動部(11)によって駆動されて、案内(44)内で振動運動させられるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】 電動式の手持ち機械鋸 背景技術 本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式の電動式の手持ち機械鋸、殊に精 密切断鋸に関する。 前記形式の手持ち機械鋸(ドイツ連邦共和国特許出願公開第19625081 号明細書)においては、補助工具なしの鋸身の迅速な交換の目的で、機械ケーシ ング内に案内されて往復振動駆動可能な振動プレートに、振動プレートの振動方 向で互いに離隔された2つの2つの緊締ジョーを配置してあり、緊締ジョーが間 隔の変化のために互いに相対的に移動可能である。両方の緊締ジョーが連結ユニ ットによって互いに結合されており、連結ユニットが少なくとも1つの緊締ジョ ーの移動のために手動で操作可能である。振動プレートがU字形の工具支持体薄 板のヨークによって形成されており、工具支持体薄板の脚部が機械ケーシングに 固定されたU字形の球体支持体薄板の脚部間に突入している。工具支持体薄板及 び球体支持体薄板の互いに向き合わされた脚部間に転動球体が配置されている。 発明の利点 請求項1に記載の構成を有する本発明に基づく手持ち機械鋸においては利点と して、鋸身の、機械から独 立した案内によって、かつ電気的な駆動部を用いた鋸身の直接的な作動によって 、鋸身駆動部が構造的に著しく簡単になり、これによって製造コストが下げられ 、機械の構成高さが減少される。振動プレートの、転がり支承部を用いた費用の かかるスライド案内が省略されて、案内及び鋸身から成る著しく扁平な構造の鋸 カセットによって代替され、該鋸カセットは独立の構成ユニットを形成する。こ のような鋸カセットは、機械に設けられた緊締装置に簡単に当て付けられて押し 込まれ、この場合、緊締装置内に設けられた弾性的な係止部材が鋸カセットを自 動的にロックする。鋸身と電気的な駆動部との連結が、緊締装置内への鋸カセッ トの装着及び機械のスイッチオンに基づき若しくは案内内での鋸身の手動での移 動に基づき自動的に行われる。鋸身の交換過程が極めて迅速にかつ補助工具なし に行われ、従って装備時間が短くなる。 請求項1に記載の電動式の手持ち機械鋸の有利な改善が、従属項に記載の構成 によって可能である。 本発明の有利な構成では、案内が、鋸身の歯部条片と逆の側の鋸身背部を少な くとも部分的に被う案内レールを有しており、該案内レールが各鋸身側に位置す る2つの案内脚部を備えている。案内レールが緊締装置内へ差し込むための緊締 エレメントを保持していてかつ、少なくとも1つの案内脚部内に、鋸身背部に対 して平行に延びる少なくとも1つの長孔を有しており 、該長孔が鋸挽き行程を越える長孔長さである。鋸身内に、電気的な駆動部の形 状接続的に係合する駆動フィンガーのための、少なくとも1つの長孔と合致する 少なくとも1つの切欠きが形成されている。両方の案内脚部を備える案内レール は、180°の折り曲げによって一体的に形成されていてよい。この場合、曲げ 縁部は丸味を成しているのではなく、曲げかどが切除されており、従って鋸歯と 逆の側の鋸身背部が曲げかどに接触せず、その結果、摩耗及び大きな摩擦、ひい ては摩擦に起因する加熱が避けられる。別の構成では案内レールが二部構造で形 成されていてよい。この場合には各案内脚部が個別に製造されて、両方の案内脚 部が1つの脚部縁部に沿って互いにリベット結合される。二部構造の案内レール の利点として、プロセス確実性が高く、それというのは曲げ工程が省略され、か つ各案内脚部がそれ自体個別に調整可能であるからである。鋸身の切欠き内に形 状接続的に係合する駆動フィンガーの自由行程にとって1つの案内の共軸的な1 つの長孔で十分である。しかしながら製造誤差の理由及び緊締装置への鋸身の1 80°ひっくり返した状態での装着の可能性のために、各案内脚部にそれぞれ少 なくとも1つの長孔が設けられており、両方の長孔が同軸的に形成され、即ち互 いに重なり合うように配置されている。 本発明の有利な構成では、鋸身が案内レール内に少 なくとも1つのピン・スリット結合部を用いて保持され、かつ案内されており、 この場合、各ピン・スリット結合部が鋸身背部に対して平行に延びて鋸挽き行程 より長いスリット及び、少なくとも1つの案内脚部に保持されたピン若しくは1 つの案内脚部から曲げ出された舌片を有しており、該ピン若しくは舌片が前記ス リット内に係合している。この場合、舌片の上側縁部と折り曲げ縁部との間の精 度は、案内レール内での鋸身の高さ遊びを最小にするために正確に規定され、鋸 身と調和していなければならない。案内舌片がもっぱら1つの案内脚部からエン ボス加工され、これによって高さ誤差が良好に補償される。ピン・スリット結合 部によって、鋸身が機械から外された状態で案内レール内で行う行程は制限され る。このことは、駆動フィンガーを鋸身の切欠き内に自動的に係合させるために 重要である。ピン・スリット結合部は案内レール内での鋸身の垂直方向の遊びを も制限している。 本発明の別の有利な構成では、案内レールの案内脚部の、鋸身に向けられた内 面に突起及び/又はリブが突出形成されており、該突起及び/又はリブに鋸身が 接触している。このような突起及びリブは鋸身の摩耗を最小にして、案内レール 内での鋸身の全長にわたる遊びの少ない規定された案内を保証している。突起及 びリブの高さが製造時に調節でき、その結果、厚さの異なる鋸身が同じに形成さ れた案内レール内に差し込 まれ得る。 本発明に基づく有利な構成では、案内レールの案内脚部が鋸身背部に対して平 行に延びる折り曲げ縁部を介して互いに一体的に結合されている。案内脚部の折 り曲げ縁部と逆の側の自由な縁部の区分に1つの案内脚部から少なくとも1つの 案内セグメント、有利には鋸挽き方向で所定の間隔で前後に配置された2つの案 内セグメントをエンボス加工してあり、該案内セグメントが別の案内脚部に接触 していて、該別の案内脚部に堅く、有利には溶接点によって結合されている。こ の場合、鋸身自体は鋸身背部に平行に延びる切欠きを有しており、該切欠きが鋸 身背部に対して横方向に延びる後ろ側の鋸身縁部で開いており、該切欠きの幅が 案内セグメントの幅よりもわずかに大きくなっている。ピン・スリット結合部に 対して付加的に設けられて案内脚部の案内セグメント及び鋸身の案内切欠きから 成る前述の案内が、特に抜き挽き鋸身において鋸身案内を著しく改善し、それと いうのはこの場合、鋸身が鋸身背部の短い区分でしか被われていないからである 。鋸身の後ろ側の横縁部での切欠きの開口部が案内レール内への前側からの鋸身 の差し込みを可能にしており、次いで鋸身が鋸身のスリット内への案内舌片の曲 げ込みによって鋸挽き方向で限定的に移動可能に案内レール内に取り付けられる 。案内セグメントの4つの点で案内レールの溶接が案内レールの開きを、特に案 内レールの前側の横縁部で防止しており、該前側の横縁部を越えて鋸身が突出し ている。この場合、少なくとも1つの案内セグメントの上側縁部と案内レールの 折り曲げ縁部の底部との間の間隔並びに、鋸身の案内切欠きの上側縁部と鋸身背 部との間の間隔のが誤差は、鋸身の高さ遊びを最小にするために著しく狭くされ ている。もっぱら1つの案内脚部からの両方の案内セグメントのエンボス加工に おいては利点として、鋸身が案内セグメント間の継ぎ目箇所を走行することがな い。1つの案内脚部からの案内セグメントのエンボス加工の代わりに、同じ幅の 中間薄板が案内脚部の内面に点溶接によって取り付けられてよい。 本発明の別の構成では、案内レールが個別に製造された2つの案内脚部から成 っており、この場合、1つの案内脚部が直角曲げ部を介して別の案内脚部に対し て所定の間隔に保たれてかつ、直角曲げ部の区分での溶接によって別の案内脚部 に溶接され、若しくは案内脚部間の間隔の維持のために薄板が対称的に平らに形 成された案内脚部間に挿入されて、両方の案内脚部に溶接される。 本発明の有利な構成では、案内レールの折り曲げ縁部に対して横方向に延びる 前側の横縁部の区分で、案内レールの折り曲げ縁部の底部に、グリスの充填され るポケットが加工形成されている。エンボス加工されたグリスポケットがグリス リザーブを形成しており、 該グリスリザーブから、案内レールの、鋸身の滑動縁部を成す前側の横縁部が鋸 挽き過程中にグリスを供給されて、鋸身と案内レールとの間の摩擦が減少させら れる。このような効果を損なわないために、前側の横縁部が両方の案内脚部の、 少なくとも鋸身に向けられた内側縁部で完全にバリなしに仕上げられている。 本発明の有利な構成では、緊締装置が機械ケーシングに固定された取り付けプ レートを有しており、取り付けプレートが鋸挽き方向で互いに離隔して配置され た2つの係止部材を備えており、係止部材の一方が掛け止めフックとして形成さ れており、係止部材の他方が差し込み開口を備えてばね作用下で後退可能な保持 薄板として形成されている。案内レールの緊締エレメントが、案内レールの少な くとも1つの外面から突出していて前記係止部材と合致する少なくとも一対の舌 片を有しており、該舌片は有利には少なくとも1つの案内脚部から曲げ出されて いる。これによって、極めて簡単な構造及び容易に操作可能な緊締装置が得られ 、該緊締装置はスキービンディングの原理で機能し、即ち前側で掛け止めされ、 後ろ側で係止される。本発明の別の構成では案内レールのそれぞれ1つの舌片対 が二等分線に対して対称的に配置されており、その結果、鋸身が鋸身平面を18 0°回転させて緊締装置に差し込まれ得る。これによって、左側当て挽き及び右 側当て挽きの切断が可能であり、このために鋸身が鋸 身背部で完全に案内レール内に受容されてかつクランク状に折り曲げられており 、従って鋸身と歯部条片とが互いに平行な2つの面内に位置している。 本発明の有利な構成では鋸身背部が部分的にしか短い案内レール内に受容され ておらず、鋸身の前側の区分で制限されない切断深さが可能である。該案内レー ルは各案内脚部に、緊締装置の係止部材と合致する一対の舌片を有しており、該 舌片は鋸身平面に対して対称的に配置されている。これによって鋸身がひっくり 返して使用可能であり、このために案内レールがある時は一方の案内脚部の舌片 を緊締装置内に差し込まれ、また別の時は他方の案内脚部の舌片を緊締装置に差 し込まれる。これによって手持ち機械鋸が近づきにくい角隅での作業に際して左 利きにとっても右利きにとっても同様に良好に取り扱い可能である。一方の案内 脚部の舌片対を省略した場合、抜き挽き鋸身を用いた右側当て挽き切断か若しく は左側当て挽き切断が可能である。 本発明の有利な構成では、緊締装置の取り付けプレートの下面にピンを突設し てあり、該ピンが緊締装置内への鋸カセットの緊締に基づき案内レールの案内脚 部の互いに合致する開口及び鋸身の、前記開口と同軸的で鋸挽き行程よりも長い 長孔内に係合している。ピンは、特に抜き挽き鋸身において緊締装置内での案内 レール並びに案内レール内での鋸身の回動を阻止する 。さらにピンは、鋸挽き中の緊締装置の保持薄板への力作用、ひいては緊締装置 からの鋸カセットの意図しない係合解除を防止する。案内脚部の開口が、緊締装 置内への鋸身の装着の際のピンの確実な差込のために長孔状に形成されており、 この場合、開口の、鋸挽き方向での内法幅がピンの直径よりも大きく、例えばわ ずかに大きくなっている。 本発明の有利な構成では、駆動フィンガーが緊締装置内に緊締された鋸身の平 面に対してほぼ直角に延びていてかつ、軸線方向移動可能に案内されて、鋸カセ ットに向けてばねによって負荷されている。有利には円筒形に形成された駆動フ ィンガーの軸線方向案内が、緊締装置の取り付けプレート内及び駆動部の連接ロ ッド内で行われており、この場合、駆動フィンガーがフランジを保持しており、 フランジが緊締装置と逆の側で連接ロッド内の案内を被っている。駆動フィンガ ーの軸線方向負荷のために板ばねとして形成されたばねが連接ロッドに止めリン グを用いて軸線方向の移動に対して確保されている。 本発明の有利な構成では、駆動フィンガーの案内が連接ロッド内で形状接続的 に、かつ取り付けプレート内で鋸挽き方向に対して平行に行われており、このた めに取り付けプレート内に、つばによって取り囲まれて鋸挽き行程よりも長い長 孔を設けてあり、該長孔が駆動フィンガーを取り囲むカバー薄板によって被われ ている。この場合、カバー薄板が長孔つばを取り囲むフェルトパッキン上に載せ られており、フェルトパッキンが有利にはシリコンを含浸されている。シリコン を含浸することによって利点として、フェルトは膨れることがなく、ひいてはカ バー薄板と取り付けプレートとの間の予負荷(Vorspannung)が算出可能な範囲内 に維持され、その結果、発生する摩擦が限度内に保たれる。カバー薄板は、油が 取り付けプレートの長孔を通って外側へ流出することを防止する。駆動フィンガ ーの軸線方向の運動可能性及び板ばねによる駆動フィンガーのばね負荷に基づき 、鋸カセットの交換若しくは装着が容易である。駆動フィンガーが鋸身の形状接 続的な切欠きと合致していない場合には、駆動フィンガーは板ばねの力に抗して 移動させられる。電気的な駆動部のスイッチオンに際して、駆動フィンガーが鋸 身に沿って運動して、板ばねの作用下で鋸身の切欠き内に自動的に係合する。 本発明の有利な構成では、駆動部の出力軸に相対回動不能に取り付けられたプ レート状のクランクに枢着された連接ロッドが、駆動フィンガーを案内する前側 の区分の両側で、機械ケーシングに固定された2つの支承部、例えば案内薄板に 案内されている。これによって、連接ロッドが前側の区分でそれず、従って、鋸 身が正確に直線的に駆動される。クランクへの連接ロッドの枢着は、ころ軸受、 有利にはニードルベアリン グを介して行われ、かつ、軸切欠き内にはめ込まれた止めリングが伝動装置の出 力軸からの連接ロッドの滑落を防止している。 本発明の有利な構成では、鋸身に起因する振動がバランス錐によって減少され 、バランス錐は特別に運動質量体、即ち鋸身、連接ロッド、駆動フィンガーなど に合わせて規定されている。バランス錐は長手方向移動可能に機械ケーシング内 に支承されていて、振動する移動運動のために連接棒によって駆動されるように なっており、連接棒は伝動装置の出力軸に相対回動不能に結合された偏心プレー トに回転可能に配置されている。 本発明の有利な構成では、偏心プレートの周囲及び底部にグリスポケットが形 成されている。これによって、生じる潤滑膜が改善され、グリスがグリスポケッ トから補充される。 本発明の有利な構成では、連接棒が偏心体のリング肩部及びプレートによって 軸線方向で規定されており、該プレート自体はプレート状のクランクに接触して いる。これによって、駆動の際の連接棒の傾倒が避けられる。 本発明の有利な構成では、バランス錐が突出するピンを有しており、該ピンが 連接棒に形成されたアイ内に滑動可能に受容されており、この場合、アイがバラ ンス錘の方向に向かって突出する引き込み部を有しい る。該引き込み部によって、連接棒のアイとバランス錘のピンとの間の案内長さ 若しくは係合長さが大きくなり、力の作用箇所がバランス錘に近づけられて、従 って発生するモーメントが減少される。 本発明の有利な構成では、バランス錐の案内が機械ケーシング内に配置された 固定ばねを用いて行われ、固定ばねがそれぞれ2つのばね脚部でバランス錘の上 面及び下面に係合している。同時に固定ばねはバランス錐の側方縁部も案内して いる。このようにしてバランス錐を鋸挽き方向に対して横方向で固定することに よって、バランス錐の直線的な運動が保証されている。固定ばねは有利には機械 ケーシングのケーシングシェル内に差し込まれて、フックを介して機械ケーシン グ内に保持される。固定ばねによって、構成部分間の誤差補償が行われ、ひいて はバランス錐の遊びのない運動軌道が保証される。 本発明の別の構成では、バランス錐の案内が4つのU字形湾曲部材を介して行 われ、U字形湾曲部材が固定ばねの代わりに機械ケーシング内に差し込まれる。 4つのU字形湾曲部材の代わりに4つのニードルローラが軸線方向の案内のため に使用可能であり、この場合、高さ方向案内が機械ケーシングのリブを介して行 われる。 本発明を図示の実施例に基づき以下に詳細に述べる。 図1は電動式の手持ち機械鋸の縦断面図、 図2は図1の線II−IIに沿った断面図、 図3は図1の手持ち機械鋸の機械ケーシングの、バランス錐を備えた区分の斜 視図、 図4は図1に示す手持ち機械鋸の偏心プレートの、図5の矢印IVの方向で見た 下面図、 図5は図4の線V−Vに沿った断面図、 図6は図1の手持ち機械鋸の連接棒の、図7の矢印VIの方向で見た平面図、 図7は図6の線VII−VIIに沿った断面図、 図8は図1の手持ち機械鋸の鋸カセットの下面斜視図、 図9は図8の鋸カセットの平面斜視図、 図10は図8の鋸カセットの線X−Xに沿った断面図、 図11は図9の鋸カセットの符号XIの箇所の縦断面図、 図12は図9の鋸カセットの一部分の縦断面図、 図13は図9の鋸カセットの線XIII−XIIIに沿った断面図、 図14は別の実施例の基づく抜き挽き鋸身を備えた鋸カセットの斜視図、 図15は図14の鋸カセットを装着された、図1の手持ち機械鋸の拡大詳細図 、 図16は図1及び図15の保持薄板の拡大斜視図、 図17は抜き挽き鋸身を備える変更された鋸身カセットの、図14に対応する 斜視図、 図18は図17の鋸カセットの案内レールの平面図、 図19は図18の線XIX−XIXに沿った断面図、 図20は図19の符号XXの箇所の拡大図、 図21は図19の線XXI−XXIに沿った断面図、 図22は図21の符号XXIIの箇所の拡大図、及び 図23は図17の鋸カセットの鋸身の平面図である。 実施例の説明 図1に縦断面でかつ図2に横断面で示す電動式の手持ち機械鋸(Handsaegemasc hine)は、機械ケーシング10、機械ケーシング内に受容された電気的な駆動部 11及び、交換可能な鋸身(Saegeblatt)12を有しており、鋸身が電気的な駆動 部11によって往復振動する鋸挽き運動のために駆動可能であり、この場合、鋸 身12は所定の鋸挽き行程を有している。電気的な駆動部11は整流子電動機と して形成された電動機13及び直交伝動装置16を有しており、電動機の電動機 軸14に送風車15が相対回動不能に取り付けられており、直交伝動装置の出力 軸17が電動機軸14に対して直角に向けられている。電動機軸14は端部に平 歯車18を保持しており、平歯車が出力軸17に相対 回動不能に結合された冠歯車(Kronenrad)19と噛み合っている。これによって 、電動機軸14の軸線方向での大きな誤差が許容され、このことは伝動装置の製 造コストを減少させることになる。出力軸17に偏心プレート(Exzenterscheibe )20及びプレート状のクランク(scheibenfoermige Kurbel)21が相対回動不能 に取り付けられている。クランク21に連接ロッド22が枢着されており、連接 ロッドの前側の端部区分内に鋸身12のための駆動フィンガー23が軸線方向移 動可能に受容されている。連接ロッド22の枢着のために、出力軸17に対して 平行に延びる支承ピン24をクランク21に取り付けてあり、支承ピンはクラン ク21から直角に突出している。連接ロッド22は支承ブッシュ25で以て支承 ピン24に差しはめられていて、軸切欠き内にはめ込まれた止めリング26によ って軸線方向での離脱に対して確保されており、この場合、止めリング26は選 択的に省略されてよい。支承ピン24と支承ブッシュ25との間に転がり部材(W aelzkoerper)27が挿入されている(ニードルベアリング[Nadellager])。転が り軸受(Waelzlager)の代わりに、滑り軸受(Gleitlager)が用いられてよい。連接 ロッド22は駆動フィンガー23を受容する前側の区分の両側で、機械ケーシン グ10に固定された2つの案内プレート28(図2)に案内されており、その結 果、駆動フィンガー23が正確に直線的な運動を行 い、連接ロッド22が上側へそらされることはない。 図4及び図5に拡大して示してある偏心プレート20は、外周にバランス錘(A usgleichsgewicht)30の振動駆動のための連接棒29を受容している。連接棒 29は偏心プレート20の上側のリング肩部201及び偏心プレート20とバラ ンス錘30との間に配置されたプレート31に沿って運動する。図4から明らか なように、偏心プレート20の、プレート31に向いた下面にグリスポケット2 02が形成されており、これによって潤滑膜が改善され、グリスがグリスポケッ ト202から補給される。リング肩部201及びプレート31によって、駆動の 際の連結棒29の傾倒が避けられる。偏心プレート20の下面の袋孔203と、 クランク21に設けられて袋孔203内に係合するピン(Zapen)301とが偏心 プレート20の位置の正確な組み込みを保証しており、従ってバランス錘30が 鋸身12に対して正確な対向サイクル(Gegentakt)で作動する。図6及び図7に 拡大して示してある連接棒29は前側の区分のアイ291内に、バランス錘30 から突出するピン302(図1及び図3)を滑動可能に受容している。ピン30 2はバランス錘30と一体的に形成されているか、若しくはバランス錘30内に 圧入されていてよい。図7に示してあるように、アイ291はバランス錘30の 方向に向かって突出する引き込み部(Einzug)292を有しており、これによって アイ291とバランス錘30のピン302との間の案内長さ若しくは係合長さが 大きくされている。さらに力の作用箇所がバランス錘30に近づけられていて、 従って発生するモーメントが減少されている。 バランス錘30は鋸挽き方向で軸線方向移動可能に機械ケーシング10内に支 承されている。図3の斜視図から明らかなように、バランス錘30の支承はz・ 座標軸でもy・座標軸でも行われており、この場合、x・座標軸が鋸挽き方向で ある。実施例では支承は4つの固定ばね(Fixierfeder)32を用いて行われ、固 定ばねはケーシングシェル101内に圧入されていて、フック321を介してケ ーシング10内に保持されている。固定ばね32の位置はケーシング10内に形 成された支持面によってy・方向で正確に制限されている。固定ばね32はそれ ぞれ2つのばね脚部322でバランス錘30の上面及び下面に係合して、予負荷 力(Vorspannung)で接触している。固定ばね32によって、構成部分間の誤差補 償並びにバランス錘30の正確な運動軌道が保証される。バランス錘30は楕円 形の切欠き57を有しており、該切欠き内にプレート状のクランク21が配置さ れている。 鋸身12の交換可能な緊締のために、機械ケーシング10に緊締装置33が構 成されている。緊締装置33は機械ケーシング10に固定された取り付けプレー ト34を有しており、取り付けプレートが図15に拡 大して示してある。取り付けプレート34の、機械ケーシング10と逆の側の下 面に2つの係止部材が鋸挽き行程の方向で互いに隔てて配置されており、この場 合、1つの係止部材が掛け止めフック(Einhaengehaken)35として形成され、別 の係止部材が差し込み開口361(図16)を備えた旋回可能な保持薄板36と して形成されている。保持薄板36は取り付けプレート34に設けられた開口3 41内に運動可能に掛け止めされていてかつ、保持薄板36及び取り付けプレー ト34に支えられたばね37によって掛け止めフック35に向けて負荷されてい る。保持薄板36は自由に突出した脚部362を有しており、該脚部を介して保 持薄板36が図15の矢印38の方向にばね37の力に抗して旋回させられ得る 。取り付けプレート34にピン39を設けてあり、該ピンは取り付けプレート3 4の孔内に差し込まれて、取り付けプレートの下面から突出していて、取り付け プレート34に抵抗溶接によって若しくはホットリベッティングによって結合さ れている。ピン39は高い表面硬さを有している。 図2から明らかなように、鋸身12を駆動する駆動フィンガー23は連接ロッ ド22の孔221及び取り付けプレート34の長孔40(図15)内に案内され ている。長孔(Langloch)40は鋸挽き行程を越える長さを有しており、従って駆 動フィンガー23の往復運動が取り付けプレート34によって妨げられことはな い。長孔40は実施例では取り付けプレート34から曲げ出されたつば342( 図15)によって取り囲まれており、つばにシリコンを含浸されたフェルトパッ キン41がはめられている(図1及び図2)。長孔40は円形のカバー薄板42 によって被われており、カバー薄板は駆動フィンガー23を取り囲んでいて、駆 動フィンガーと一緒に直線的に運動させられる。この場合、カバー薄板42はフ ェルトパッキン41上を滑動するようになっていて、機械を外部に対して密閉し ている。シリコン含浸によって、フェルトパッキン41の正確な厚さ、ひいては 連接ロッド22の応力のない配置が達成される。 手持ち機械鋸の運転のために2つの鋸身12が設けられており、1つは当て挽 き鋸身(Buendigsaegeblatt)(図8及び図9)であり、該当て挽き鋸身は鋸身背 部121と歯部条片(Zahnleiste)122とが互いに平行な2つの平面に位置する ように折り曲げられており、及び別の1つは抜き挽き鋸身(Durchsaegeblatt)( 図14、図15及び図17)であり、該抜き挽き鋸身は平らに形成されている。 鋸身12は案内(Fuehrung)内に長手方向移動可能に受容されていて、該案内と一 緒に、有利には分離不能なセパレートな1つの構成ユニットを構成しており、以 下においては、鋸身カセット(Saegeblattkassette)若しくは鋸カセット(Saegeka ssette)43と呼び、鋸カセットが機械ケーシング1 0の緊締装置(Einspannvorrichtung)33内に緊締可能に形成されている。図8 及び図9に、右当て挽き及び左当て挽き(Rechts-und Links-Buendigsaegen)のた めの鋸カセット43が示してあり、図14、図15及び図17に、抜き挽きのた めの鋸カセット43が示してある。 図8及び図9の実施例では、案内が、鋸身12の鋸身背部121を全長にわた って被う案内レール(Fuehrungsschiene)44によって形成されており、該案内レ ールは各ブレード側に位置する2つの案内脚部(Fuehrungsschenkel)441,4 42から成っている。図示の実施例では、案内レール44は一体的であり、両方 の案内脚部441,442が折り曲げ縁部(Umbiegungskante)443を介して互 いに一体的に結合されている。別の実施例では、両方の案内脚部441,442 が個別の構成部分として製造されてよく、次いで1つの縦縁部(Laengskante)に 沿って互いに結合され、例えばリベット結合若しくは溶接される。鋸身12は鋸 カセット43の二等分線60に対して対称的に配置された2つのピン・スリット 結合部によって案内レール44内に保持されて、限定的(begrenzt)に長手方向移 動可能に案内されている。各ピン・スリット結合部は、鋸身12内に設けられて 鋸身背部121に対して平行に延びるここでは破線で示すスリット58(図23 も、参照)及びばね脚部441から曲げ出されてかつ 前記スリット58内に曲げ込まれた案内舌片45から成っている。ピン・スリッ ト結合部は、鋸身12が機械から外された状態で案内レール44内で生ぜしめ得 る移動行程を制限していて、かつ案内レール44内での鋸身12の垂直方向の遊 びをも制限している。鋸身12の両方のスリット58のスリット長さは、鋸身1 2の鋸挽き行程よりもわずかに大きく選ばれている。図10の断面図から明らか なように案内脚部441の内面に突起46及びリブ47が設けられており、該突 起及びリブに鋸身12が接触している。同じことが、案内脚部442の内面にと っても当てはまる。突起46及びリブ47の高さが製造時に調節可能であり、そ の結果、同種の案内レール44を用いて厚さの異なる鋸身12を受容することが できる。突起46及びリブ47は案内レール44内での鋸身12の摩擦を最小に して、鋸身12の全長にわたる遊びの少ない規定された案内を保証している。折 り曲げ縁部443での鋸身12の摩擦を避けるために、折り曲げ縁部443の湾 曲部の曲がりかどが切除されており、その結果、鋸身背部121の縁部が折り曲 げ縁部443の曲げ半径の部分で無接触に走行する。切除は図13に符号59で 示してある。図13に示すように、突起46及びリブ47の代わりに案内脚部4 41,442の内面にそれぞれ中間薄板(Zwischenblech)56を取り付けていて よく、該中間薄板が鋸身12のための滑り機能を生ぜ しめる。中間薄板56の適切な材料選択によって、鋸身摩擦が最小にされ、かつ 摩耗が減少されてよい。 両方の案内脚部441,442には、鋸挽き行程よりも長い互いに合致する二 対の長孔48,49が鋸身背部121に対して平行に形成してある。同じ案内脚 部441,442の長孔48若しくは49は、この場合同じく二等分線60に対 して対称的に配置されている。各長孔対48,49と合致するように、鋸身12 に、駆動フィンガー23の形状接続的(formschluessig)な差込のための切欠き5 0(図2も参照)が形成されている。鋸身12の両方の切欠き50は同じく二等 分線60に対して対称的に配置されている。さらに、案内脚部441には二等分 線60に対して対称的に配置された2つの開口51が設けられ、かつ案内脚部4 42には該開口とそれぞれ同軸的な2つの開口52が設けられている。開口51 ,52は緊締装置33内への鋸カセット43の装着に際して、取り付けプレート 34に設けられたピン39(図15)を受容するために役立っている。ピン39 の問題のない差込を保証するために、開口51,52の、鋸挽き方向での内法幅 がピン39の直径よりもわずかに大きく規定されており、従って開口51,52 は軽い楕円である。開口51,52の領域で鋸身にそれぞれ1つの長孔53(図 12及び図23)を設けてあり、該長孔は鋸挽き行程よりも大きな長孔長さを有 しており、従って鋸挽き行 程が開口51,52内に入り込むピン39によって妨げられることはない。 手持ち機械鋸の緊締装置33内に鋸カセット43を緊締するために、案内レー ル44に緊締エレメント(Einspannelement)が形成されている。図8乃至図10 の実施例では、緊締エレメントは二対の舌片54,55を有しており、舌片は二 等分線60に対して対称的に1つの案内脚部441に配置されている。各舌片5 4は案内脚部441の端部から曲げられており、各舌片55は二等分線の近傍で 案内脚部441から切り出し成形されてかつ曲げられている。緊締装置33は、 図15に破線で示してあるようにスキービンディングの原理で機能するようにな っており、鋸カセット43が舌片55を掛け止めフック35内に引っ掛けられ、 次いで鋸カセット43の押し付けによって対応する舌片54が保持薄板36を外 側へ旋回させつつ保持薄板の差し込み開口361内に係合する。保持薄板36の 戻り旋回に基づき、鋸カセット43が掛け止めフック35及び保持薄板36によ って取り付けプレート34の下面に規定した状態で固定される。取り付けプレー ト34の下面に設けられて開口51,52内に入り込むピン39は、一面で特に 抜き挽き鋸身において案内レール44の回動及び案内レール44内の鋸身12の 回動を防止しかつ、他面で鋸挽きに際して力が取り付けプレート36に作用して 取り付けプレートを緊締装 置33の緊締解除の方向に押し離すようなことを防止している。図8及び図9の 鋸カセットを用いて行う右当て及び左当ての鋸挽きは、鋸カセット43の鋸身1 2の平面を旋回させることによって可能であり、このために案内レール44の案 内脚部441の1つの対の舌片54,55か、別の対の舌片54,55が緊締装 置33に引っかけられる。必要なすべての開口51,52、長孔48,49、切 欠き50及び長孔53が鋸カセット43に二重にそれも二等分線60に対して対 称的に設けられているので、鋸カセット43は両方の旋回位置で同じように手持 ち機械鋸と協働する。 図14及び図15に示す抜き挽き鋸身12から成る鋸カセット43においては 、抜き挽き鋸身12は折り曲がっておらず、平らに形成されていて、鋸身背部1 21の一部分でのみ案内レール44内に受容されている。案内脚部441,44 2の長孔48,49及び開口51,52並びに鋸身12の切欠き50及び長孔5 3は1つずつしか設けられていない。それぞれ一対の舌片54,55が各案内脚 部441,442に形成されており、その結果、鋸カセット43が一方で案内脚 部441で以て、かつ他方で案内脚部442で以て緊締装置33内に装着され得 る。これによって、近づきにくいコーナーで右利きにとっても左利きにとっても 手持ち機械鋸を用いた作業が同じく最適に行われる。鋸カセット43は他の点で は前に述べたものと同じに 形成されている。 図17乃至図23に示す鋸カセット43は、図14及び図15に示す鋸カセッ ト43に対して変化している。該鋸カセットの鋸身12は案内レール44内で、 折り曲げ縁部443を介して互いに一体的に結合された案内脚部441,442 間に限定的に軸線方向移動可能に案内されている。案内レール44は鋸身12の 鋸身背部を部分的にしか被っていないので、鋸身12の改善された案内のために 、鋸身12のスリット58及び、案内脚部441から曲げ出された案内舌片45 によって形成されたピン・スリット結合部(Stift-/Schlitzverbindung)のほかに 、案内脚部441に別の2つの案内セグメント(Fuehrungssegment)64をエンボ ス加工されており、案内セグメントが鋸挽き方向で前後に間隔を置いて互いに一 列に配置されている。エンボス加工は、案内セグメント64が別の案内脚部44 2の内面に接触するように行われている。各案内セグメント64は2つの溶接点 で案内脚部442に溶接結合されている。案内レール44のこのような溶接結合 によって、案内レール44が折り曲げ縁部443と逆の側の両方の縁部で、特に 鋸身出口の区分で開かないようになっている。ばね脚部441における案内セグ メント64のエンボス加工は、特に図19及び図20に示してある。両方の案内 セグメント64は案内舌片45と一緒に同じ案内脚部441からエンボス加工 されており、従って、鋸身12が案内セグメント64と案内舌片45との間の継 ぎ目箇所上を走行することはなく、案内レール44内での鋸身12の高さ誤差が 良好に補償される。両方の案内セグメント64は鋸身12の切欠き65と協働す るようになっており、該切欠きは鋸身背部121に対して平行に延びていて、案 内レール44内への鋸身12の押し込みのために、鋸身背部121に対して横方 向に延びる後ろ側の鋸身縁部123で開いている。切欠き65の幅が案内セグメ ント64の幅よりもわずかに大きくなっており、従って鋸身12が案内セグメン ト64の両側に遊びを以て案内されている。切欠き65の上側の縁部と鋸身背部 121との間の間隔並びに、案内セグメント64の上側の縁部と案内レール43 の折り曲げ縁部443の底部との間の精度は、案内レール44内での鋸身12の 高さ遊びを最小限にするために極めて正確に規定されねばならない。切欠きの後 ろ側の開口によって、鋸身12が完成した案内レール44内に前側から押し込ま れる。次いで案内脚部441の案内舌片45を鋸身12のスリット58内に曲げ 込むことによって、鋸身12が案内レール44内に長手方向移動可能に取り付け られる。 鋸カセット43の図示してない別の変化例では、案内セグメント64が少なく とも1つの中間薄板(Zwischenblech)によって代替されており、該中間薄板が両 方の案内脚部441,442の内面に接触してかつ溶接点によって案内脚部に固 定されていて、鋸身12のための支持部若しくは案内を形成する。このような中 間薄板によって、各鋸身に対する高さ遊びが組立に際して調節でき、かつ自由な 材料選択によって鋸身12に対する案内の高い硬度が得られる。 図8、図9及び図14に示す鋸カセットの場合と同じく、鋸身12は案内レー ル44内で鋸身の鋸身平面で以てリブ47(図21)上に接触しており、該リブ は案内脚部441,442からエンボス加工されて、案内脚部441,442の 内面上に突出している。リブ47の高さは製造時に調節可能であり、従って同種 の案内レール44によって異なる厚さの鋸身12が受容され得る。リブ47は案 内レール44内での鋸身12の摩擦を最小にしており、この場合、折り曲げ縁部 443での鋸身12の大きな摩擦を避けるために、折り曲げ縁部443の湾曲部 のかどが切除され、従って鋸身背部121の縁部が折り曲げ縁部443の曲げ半 径の範囲で無接触に移動する。切除は図13に示す形式と同じ形式で行われてい る。摩擦のさらなる減少のために、案内レール44の折り曲げ縁部443に対し て横方向に延びて鋸身12のための滑動縁部を成す前側の横縁部444の区分で 、案内レール44の折り曲げ縁部443の底部に、グリスの充填されるポケット 66が形成されている(図22)。グリスポケット6 6内の貯蔵グリスが鋸挽き中に案内レール44の前側の横縁部444に供給され て、鋸身12と案内脚部441,442との間の良好な潤滑を行う。この場合に 必要なことは、前側の横縁部444が案内脚部441,442の、少なくとも鋸 身12に向けられた内側縁部で完全にバリなしに仕上げられていることである。 機械に設けられた緊締装置33内への鋸カセット43の緊締のために、両方の 案内脚部441,442に緊締舌片54,55が同じように形成されており、そ の結果、鋸カセット43がある時は案内脚部441で以て、かつまたある時は1 80°ひっくり返して案内脚部442で以て緊締装置33内に装着される。当て 挽きのためには、鋸カセット43が一対の緊締舌片54,55だけを備えて形成 される。どちらの案内脚部441若しくは442で舌片対を省略するかに応じて 、右側当ての鋸挽き若しくは左側当ての鋸挽きが可能である。 図8及び図9で述べた鋸カセット43から明らかなように、図14若しくは図 17の鋸カセット43においても、案内レール44は別個に製造された2つの案 内脚部441,442から成っていてよく、このために、例えば一方の案内脚部 が案内脚部441,442間の、鋸身12を受容する間隙の形成のためにレール 背部の近くで直角に曲げられて、かつ直角に曲げられた部分で以て他方の案内脚 部に接触していて、溶接点 によって該他方の案内脚部に分離不能に結合されている。このような二部構造の 案内レール44の利点は高いプロセス確実性にあり、それというのは一面では一 体構造の案内レール44では行われる曲げ工程が省略され、かつ他面では各案内 脚部がそれ自体個別に調整可能であるからである。これに対して、折り曲げ縁部 443を有する一体構造の案内レール44は、わずかな組立費用及び1つの構成 部分内へのすべての機能の統合の利点を有して、かつ人間光学的及び視覚的に最 適な手段である。 前述の二部構造の案内レール44においては、両方の案内脚部441,442 が対称的な平らな薄板半部(Blechhaelfte)として形成されていてよい。この場合 には、案内脚部441,442間の間隔形成のためにレール背部の区分で案内脚 部441,442間に上側から少なくとも1つの狭い薄板がはめ込まれて、案内 脚部441,442に溶接されている。薄板の内側に向いた縦縁部が鋸身の上側 の支持箇所若しくは案内を形成しており、該支持箇所若しくは案内が薄板の材料 の自由な選択によって最適にされる。鋸身12の下側の切欠き65を介して鋸身 12を案内するために、上側の薄板に対して相応の間隔を置いて少なくとも1つ の下側の薄板が両方の案内脚部441,442間にはめ込まれて、該案内脚部に 溶接されている。この場合にも薄板の材料の自由な選択によって鋸身12の案内 が最適にされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウーヴェ エンゲルフリート ドイツ連邦共和国 D―73760 オストフ ィルダーン ボプザーヴェーク 31

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  1. 【特許請求の範囲】 1.電動式の手持ち機械鋸、殊に精密切断鋸であって、機械ケーシング(10) 、交換可能な鋸身(12)及び、機械ケーシング(10)内に受容されて鋸身を 駆動して往復振動の鋸挽き運動(鋸挽き行程)させる駆動部(11)を備えてい る形式のものにおいて、鋸身(12)が、機械ケーシング(10)に交換可能に 装着された案内内に長手方向移動可能に受容されており、駆動部(11)が直接 に鋸身(12)に係合していることを特徴とする、電動式の手持ち機械鋸。 2.鋸身(12)と案内とが個別の有利には分離不能な1つの構成ユニット(鋸 カセット43)を形成しており、該構成ユニットが機械ケーシング(10)に装 着された緊締装置(33)内に緊締可能に形成されている請求項1記載の機械鋸 。 3.案内が、鋸身(12)の歯部条片(122)と逆の側の鋸身背部(122) を少なくとも部分的に被う案内レール(44)を有しており、該案内レールが各 鋸身側に位置する2つの案内脚部(441,442)を備えており、前記案内レ ール(44)が緊締装置(33)内へ差し込むための緊締エレメントを保持して いてかつ、少なくとも1つの案内脚部(441,442)内に、鋸身背部(12 1)に対し て平行に延びる少なくとも1つの長孔(48,49)を有しており、該長孔が鋸 挽き行程を越える長孔長さであり、鋸身(12)内に、駆動部(11)の形状接 続的に係合する駆動フィンガー(23)のための、少なくとも1つの長孔(48 ,49)と合致する少なくとも1つの切欠き(50)が形成されている請求項2 記載の機械鋸。 4.鋸身(12)が案内レール(44)内に少なくとも1つのピン・スリット結 合部を用いて保持されて、長手方向移動可能に案内されており、前記ピン・スリ ット結合部が鋸身背部(121)に対して平行に延びて鋸挽き行程より長いスリ ット(58)及び、少なくとも1つの案内脚部(441,442)に保持された ピン若しくは1つの案内脚部(441)から曲げ出された舌片(45)を有して おり、該ピン若しくは舌片が前記スリット(58)内に係合している請求項3記 載の機械鋸。 5.各案内脚部(441,442)の、鋸身(12)に向けられた内面に突起( 46)及び/又はリブ(47)が形成されており、該突起及び/又はリブに鋸身 (12)が接触している請求項3又は4記載の機械鋸。 6.案内レール(44)の案内脚部(441,442)が、少なくとも1つの案 内脚部の、鋸身背部(121)に対して平行に延びる直角曲げ部を介して、 若しくは案内脚部間の挿入体を介して、若しくは折り曲げ縁部(443)を介し て所定の間隔に保持されて、案内脚部間の接触箇所で溶接によって若しくは一体 的に互いに結合されており、案内脚部(441,442)の自由な縦縁部の区分 に1つの案内脚部(441)から少なくとも1つの案内セグメント(64)をエ ンボス加工してあり、若しくは少なくとも1つの案内・中間薄板を取り付けてあ り、該案内セグメント若しくは案内・中間薄板が別の案内脚部(442)に接触 していて、かつ該別の案内脚部に堅く、有利には溶接点によって結合されており 、鋸身(12)が鋸身背部(121)に対して平行に延びる切欠き(65)を有 しており、該切欠きが鋸身背部(121)に対して横方向に延びる後ろ側の鋸身 縁部(123)で開いており、前記切欠き(65)の幅が少なくとも1つの案内 セグメント若しくは案内・中間薄板の幅よりもわずかに大きくなっている請求項 4又は5記載の機械鋸。 7.緊締装置(33)が機械ケーシング(10)に固定された取り付けプレート (34)を有しており、取り付けプレートが鋸挽き方向で互いに離隔して配置さ れた2つの係止部材を備えており、係止部材の一方が掛け止めフック(35)と して形成されており、係止部材の他方が差し込み開口(361)を備えてばね作 用下で後退可能な保持薄板(36)とし て形成されており、案内レール(44)の緊締エレメントが、案内レール(44 )の少なくとも1つの案内脚部(441,442)の外面から突出していて前記 係止部材と合致する少なくとも一対の舌片(54,55)を有しており、該舌片 が有利には少なくとも1つの案内脚部(441,442)から一体的に曲げ出さ れている請求項2から6のいずれか1項記載の機械鋸。 8.保持薄板(36)が取り付けプレート(34)に形成された開口(341) 内に運動可能に掛け止めされていて、保持薄板(36)及び取り付けプレート( 34)に支持されたばね(37)によって掛け止めフック(35)に向けて負荷 されている請求項7記載の機械鋸。 9.取り付けプレート(34)の係止部材と少なくとも1つの案内脚部(441 ,442)の少なくとも一対の舌片(54,55)とが、掛け止めフック(35 )内への一方の舌片(55)の掛け止めの後に他方の舌片(54)を保持薄板( 36)のばね作用下の後退に基づき該保持薄板の差し込み開口(361)内に係 止させるように、互いに合致して配置されている請求項7又は8記載の機械鋸。 10.取り付けプレート(34)の下面にピン(39)を設けてあり、該ピンが緊 締装置(33)内への鋸カセット(43)の緊締に基づき案内脚部(441 ,442)の互いに合致する開口(51,52)及び鋸身(12)の、前記開口 と同軸的な長孔(53)内に係合しており、前記開口(51,52)の、鋸挽き 方向での内法幅がピン(39)の直径よりもわずかに大きくなっている請求項7 から9のいずれか1項記載の機械鋸。
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