JP2001511791A - ジカルボン酸結晶 - Google Patents

ジカルボン酸結晶

Info

Publication number
JP2001511791A
JP2001511791A JP53531798A JP53531798A JP2001511791A JP 2001511791 A JP2001511791 A JP 2001511791A JP 53531798 A JP53531798 A JP 53531798A JP 53531798 A JP53531798 A JP 53531798A JP 2001511791 A JP2001511791 A JP 2001511791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
dicarboxylic acid
crystals
anionic
molecular weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP53531798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001511791A5 (ja
JP3984297B2 (ja
Inventor
ラウルス,マティアス
バウマン,ディーター
ヴィストゥバ,ヘルマン
オットー,ベルンハルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2001511791A publication Critical patent/JP2001511791A/ja
Publication of JP2001511791A5 publication Critical patent/JP2001511791A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3984297B2 publication Critical patent/JP3984297B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C51/50Use of additives, e.g. for stabilisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C51/43Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change of the physical state, e.g. crystallisation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ジカルボン酸結晶は、少なくとも1種の有機ジカルボン酸を含む溶液から、少なくとも2000の分子量を有する少なくとも1種のアニオン性高分子電解質を、結晶化前又は結晶化中に添加する方法により製造される。

Description

【発明の詳細な説明】 ジカルボン酸結晶 本発明は、ジカルボン酸の結晶、特に易流動性で貯蔵可能なジカルボン酸を製 造する方法、及び易流動性で貯蔵可能なジカルボン酸に関する。本発明は、また 1種以上の高分子電解質のジカルボン酸結晶の製造への使用に関する。 結晶性ジカルボン酸、及びこれらの中で特にアジピン酸が、化学合成、例えば ポリマー、特にポリアミドの製造に広く使用されている。容易な加工処理、操作 を保証するため、ジカルボン酸は、通常結晶粉末(crystals)に変えられる。し かしながら、これらの結晶の平均粒子分布は、例えば操作中の塵埃生成を減少或 いは防止するために、余り小さくすべきではない。 しかしながら、これらの結晶を多量に長期間貯蔵した場合、これらは一緒にケ ーキングしてより大きな結晶を形成する性質を示す。このため、より大きな輸送 及び貯蔵用コンテナー、例えば大きな袋或いはサイロでは、ケーキ化した結晶を 破壊するためにかなりの機械的力を用いて、やっと空にすることができる。この ような状況のため、例えばアジピン酸を用いた時、時間と経費の思わぬ出費を招 く。 アジピン酸は、純粋な溶液から、大きな接触面積を有する薄いリーフレットの 形で結晶化し、従って個々の接触面積の間に生ずる引力の相互作用のため、隣接 結晶間の接着性が向上し易い。アジピン酸の結晶は、例えばR.J.Davey et.al. ,J.Chem.Soc.Faraday Trans.,88(23),(1992)3461-3466に記載されている 。 純粋なアジピン酸結晶の表面は、本質的に、{001}方向に配向した結晶面 によって測定され、その物理的性質はそこに位置する親水性カルボキシル基に由 来することも、上記の文献に説明されている。2個のこのような{001}面が 接触した場合、これらは直ぐに水素結合の形成により相互に弱く結合する。微量 の水の存在下では、長期保存でさらに安定した結晶性の橋かけが結晶間で形成さ れることが起こり得る。このような結晶性の橋かけの形成は、上述の結晶のケー キングの原因である。 アジピン酸結晶の別の不都合は、形成される結晶板が極めて薄いとの事実に起 因すると考えられる。薄い結晶板は、製造又は加工の途中で極容易に破壊され、 このため通常望まれない微粉の内容物が製造される。一方、これに関連する結晶 径の拡大が、流れ挙動の低下に関係すると経験的に考えられ、他方、微粉内容物 は、加工中に塵埃を形成し、生成物の損失をもたらす場合があり、その場合、安 全な作業を保証するために適宜精巧な作業手順を行う必要がある。 ケーキング過程を抑制する多くの物理、化学的方法が先行技術に記載されてい る。従って、例えば、アジピン酸を生成物サイロで貯蔵した場合、少量の乾燥ガ スをサイロ内を連続的に通過させる。このガス流は、常時存在する痕跡量の水分 を実質的に除去するので、内部結晶橋かけの形成は本質的に起こらず、従ってケ ーキングは実質的に防止される。しかしながら、この方法は、搬送容器への適用 が困難であり、特に大きな袋には適用できないとの不利がある。 強い内部結晶性結合を抑制する別の方法としては、疎水性材料で結晶を被覆す ることである。従って、例えばDE−A1618796には、アジピン酸の表面 にモノカルボン酸を施すことにより疎水性にし、これにより内部結晶橋かけの生 成を防止する幾つかの方法が記載されている。この方法の不都合は、20〜10 0ppmの脂肪酸をアジピン酸に添加しなければならず、これらは生成物中に残 留するので、高純度を要求する用途に不適当である点である。さらに、この方法 は、アジピン酸の製造における追加の工程を必要とする。 US−A5296639には、結晶化中にアジピン酸を精製する方法であり、 ここでは結晶モルホロジーが、結晶化中の不純物の取り込みを減少させるように 改良されている。このため、例えばカプロン酸又は選択された界面活性剤(例、 ドデシル硫酸ナトリウム、ドデシルスルホン酸ナトリウム又はドデシルベンゼン スルホン酸ナトリウム)が添加される。この方法の不都合は、代表的には、添加 剤を、所望の効果を得るために、100ppmを超えて3%までの濃度で添加し なければならない点である。界面活性剤の使用による別の不都合は、仮にシステ ム内で溶剤(通常水)の内部再循環による液面上昇がある場合、泡が発生し、特 定の工業的工程における使用が通常困難となるか、或いは絶対的に不可能となる ことさえある点である。 本発明の目的は、上述の従来技術における不利の無いジカルボン酸結晶の製造 方法を提供することにある。特に、本発明の目的は、良好な流動挙動を示し、生 成物サイロや大きい袋等の搬送容器内のいずれかにおいて長期保存した時でさえ その流動性を失うことのないジカルボン酸結晶を、適当な方法により提供するこ とにある。また、製造中に、或いは作業、搬送中に、或いは加工処理前もしくは 処理中において、微粉末を形成する傾向が全く無いジカルボン酸結晶を提供する ことにもある。高い生成物純度を有し、コーティング材料又は結晶化助剤により 実質的に汚染されていないジカルボン酸結晶を、適当な方法により提供すること にもある。 本発明者等は、これらの目的が、ジカルボン酸を含む溶液に、結晶化助剤とし て少なくとも2000の分子量を有する少なくとも1種のアニオン性高分子電解 質を添加して、結晶化させることにより達成されることを見出した。 従って、本発明は、少なくとも1種の有機ジカルボン酸を含む溶液からジカル ボン酸結晶を製造する方法において、少なくとも2000の分子量を有する少な くとも1種のアニオン性高分子電解質を、上記結晶化前又は結晶化中に添加する ことを特徴とする方法に関するものである。 本明細書の全ての数値データは、明確に断らない限り、各場合に同定された成 分の重量に関する。本明細書で簡潔にするために使用される用語「高分子電解質 」は、使用される全部の結晶化助剤、即ち単一高分子電解質及び少なくとも2種 の高分子電解質の混合物、について言うものである。 この方法により得られるジカルボン酸結晶は、良好な易流動性、ケーキングの ない長期保存性、乾燥工程前の低残留湿気、及び従来の結晶に比べて著しく増加 した平均結晶サイズによって、特徴付けられる。 本発明の別の優位性は、本発明のために定義される高分子量のアニオン性高分 子電解質を用いた際、結晶化助剤として低分子量化合物を用いた時とは対照的に 、極めて低濃度、例えば完全な結晶化溶液に対して数ppm、においてさえ、従 来の方法と比較して増加した平均結晶サイズ及び狭い結晶サイズ分布、及び従っ て低い微粉末含有量を有する、易流動性及び貯蔵可能の結晶という望ましい効 果を達成するために充分である。 従来のモノマー性添加剤とは対照的に、本発明のために意図されたこのような 少量の結晶化助剤を添加した場合、結晶中に残留する結晶化助剤の量は、やっと 測定可能な量であるに過ぎず、アジピン酸の他の加工性に悪影響を与える汚染は 微々たるものである。概して、本発明の方法における結晶中の結晶化剤の含有量 は、約20ppm未満であり、好ましくは約10ppm未満、特に好ましくは約 5ppmである。 さらに、この低濃度であることにより、アジピン酸結晶化と連結した製造工程 、及び適宜その後の製造工程における、界面活性剤による泡形成等の妨害を回避 することができる。上記結晶化助剤の添加は、50%までの平均結晶サイズの増 加をもたらし、目視評価で、より少ない欠陥しか持たない結晶格子をもたらす。 これらの効果は、結晶の硬度の増大、及び摩耗性の低減(続く製造工程において 微粉末含有量の低下)をもたらす。さらにまた、新鮮な結晶から水分の除去性が 改善され、従って乾燥前の結晶の残留水分含有量が低下する(乾燥を容易にする )。 全ての有機ジカルボン酸は、本発明の方法で使用するためのジカルボン酸とし て好適である。これらとして、特に、蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、 アジピン酸、ピメリン酸、マレイン酸、フマル酸及び他の、飽和もしくは不飽和 、分岐もしくは直鎖の高級ジカルボン酸を挙げることができる。ジカルボン酸は また、ヒドロキシル基等の他の官能基、或いはハロゲン原子等の置換基を有して いても良い。 アジピン酸を用いることが、本発明の方法の実施において好適態様に当たる。 ジカルボン酸結晶を製造するための本発明の方法において、少なくとも1種の 、少なくとも約2000の分子量を有するアニオン性高分子電解質を、結晶化す べきジカルボン酸を少なくとも含む溶液に添加する。高分子電解質は、約200 00〜約2000000の分子量を持つことが有利であり、本発明の目的には約 100000〜500000の分子量が好ましい。本発明の有利な態様において 、約200000〜約300000の分子量を持つ高分子電解質の使用が好まし い。 アニオン性高分子電解質としては、本発明の効果を得るために分子中にアニオ ン性基を充分な数有する高分子であればどのようなものも好適である。一般に、 このようなアニオン性基は、アニオン性高分子電解質のオリゴマー性又はポリマ ー性の幹の分子末端にあるか及び/又は側基としてあるか、である。 用語「アニオン性」及び「アニオン性基」の意味するものは、本発明の目的の ためには、塩基性化合物の添加後にのみアニオン性形態に転化される官能基(通 常タンパク質の除去を伴う)、及び既に適当な対イオンとのアニオン形態にある 官能基の両方である。 好適な対イオンの例としては、金属カチオンである。特に、アルカリ金属、例 えばリチウム、ナトリウム又はカリウムが好ましいカチオンである。同様に、対 イオンとして、アミノ化合物を酸でプロトン化することにより得られる第4級ア ンモニウムイオンも好適である。 しかしながら、本発明の目的のために使用されるアニオン性高分子電解質は、 アニオン性基が酸性(即ち中和されていない)体のものが好ましい。 本発明の目的のためには、水溶液からの結晶化することが好ましいので、本発 明では、水溶液中に、好ましくは水自体に、少なくとも分散可能なアニオン性高 分子電解質を用いることが好ましい。しかしながら、アニオン性高分子電解質は 、水に溶解することが好ましく、ここで水の溶解度とはアニオン性高分子電解質 の分子溶液の形成を意味する。アニオン性高分子電解質の水溶解度は、そのアニ オン性基により実質的に決まるので、使用するのが好ましいアニオン性高分子電 解質は、水溶解度が得られるのに充分な多くのアニオン性基を有するものである 。 しかしながら、水溶解度を形成するのに不充分な数のアニオン性基しか持たな いアニオン性高分子電解質を使用するのも、考えられる。しかしながら、この種 のアニオン性高分子電解質でも、分子中に他の親水基、例えばポリエーテル基を 有すると、水溶解度が得られるようになる。 本発明の目的のために、少なくともアニオン性高分子電解質を、結晶化すべき 少なくともジカルボン酸を含む溶液に添加する。しかしながら、本発明の目的の ために、結晶化助剤として、2種以上の異種のアニオン性高分子電解質を使用す ることもできる。 この場合、異なる分子量を有するアニオン性高分子電解質の混合物を使用する こともできる。 一般に、高分子電解質は、結晶化すべき溶液に対して少なくとも0.01pp mの量で添加される。添加量の合理的な上限は、約300ppmである。同様に 、 本発明の効果を達成するためにより多くの量添加することも可能であるが、それ は一般に結晶の改良をもたらさない。 従って、本発明の方法で使用される溶液は、結晶化すべきジカルボン酸以外、 少なくとも1種の高分子電解質を、一般に約0.001〜約300ppmの量、 好ましくは約0.05〜約200ppm又は0.1〜150ppmの量で含んで いる。高分子電解質は、、特に約1〜約80ppmの量で使用するのが好ましい 。上述の量は、それぞれ結晶化すべき全溶液に対する量である。 本発明の目的のために添加すべきである少量のアニオン性高分子電解質と、結 晶化すべき大過剰のジカルボン酸とに関して、中和されたアニオン性基を有する 高分子電解質を使用することも可能であり、アニオン性高分子電解質を中和する ために使用される痕跡量の塩基で、極めて僅かの汚染物を受け入れることとなる 。しかしながら、中和したアニオン性高分子電解質の使用は好ましくない。 アニオン性高分子電解質は、官能基として、例えばカルボキシル基、スルホ基 又はホスホノ基、或いはこれらの2種以上の混合を有することができる。しかし ながら、アニオン性高分子電解質は、カルボキシル又はスルホ基を有することが 好ましいが、カルボキンル基が本発明の目的のためには好ましい。 少なくとも1種のアニオン性高分子電解質としては、例えばアクリル酸、メタ クリル酸、マレイン酸、、フマル酸、イタコン酸、又はメサコン酸モノマーから 製造された重合体、又は2種以上のこれらのモノマーから製造される共重合体、 又はこれらのモノマー少なくとも1種とカルボキシル基を持たない他のモノマー 少なくとも1種とから製造された共重合体、又は2種以上のこれらの重合体及び 共重合体の混合物を挙げることができる。 カルボキシル基を持たない適当なモノマーの例としては、酢酸ビニル、アクリ ルアミド、イソブテン又は重合しやすい他のオレフィンを挙げることができる。 高分子電解質は、通常カルボキシル基を持たないモノマーを、約40重量%まで の量、好ましくは約30重量%までの量で含む。しかしながら、より少量が有利 であろう。例えば約20重量%以下、約15重量%以下、約10重量%以下、さ らにわずか約5重量%以下。 アニオン性高分子電解質も、それ自体ジカルボン酸を溶解させるために使用さ れる溶剤に溶解する場合が、本発明の方法を行うためには有利である。しかしな がら、少量の添加のため、その溶解度がジカルボン酸の溶解度に相当したり、超 える必要はない。低溶解度のアニオン性高分子電解質の添加も可能である。 本発明の好適態様において、分子量が約250000のポリアクリル酸がアニ オン性高分子電解質として使用される。 ジカルボン酸は、本発明の方法で、溶剤又は溶剤混合物から結晶化される。本 発明の目的のために、溶剤混合物は、特に断らない限り、「溶剤」とも呼ぶ。 結晶化するべきジカルボン酸及び結晶化助剤が適当な溶解度を有する全ての溶 剤が、本発明の方法には概ね好適である。ジカルボン酸は高温で極めて良く溶解 するが、温度低下時にその溶解度が減少、好ましくは大いに減少する溶剤を選択 することが通常有利である。この目的のために、有機溶剤、水、或いは水と1種 以上の有機溶剤との混合物を用いることができる。しかしながら、水性溶剤を使 用する場合は、概して、溶剤混合物中での数個の溶剤層の形成を避けるべきであ る。 従って、水と有機溶剤の混合物、又は水と数種の有機溶剤の混合物との混合物 を、本発明に従い使用する場合、有機溶剤又は数種の有機溶剤の混合物は少なく とも水に対する限界溶解度を持つべきであり、層分離の発生がない量で水に添加 すべきである。好適な水親和性有機溶剤の例としては、アセトン又はメチルエチ ルケトン等のケトン、或いはメタノール又はエタノール等のアルコールを挙げる ことができる。 しかしながら、本発明の目的のためには、溶剤として水を使用することが好ま しい。 結晶化は、ジカルボン酸の過飽和溶液が存在すると、通常起こる。結晶化を開 始させるための種々の可能性が存在する。1の可能性は、溶剤の量を減らすこと により、例えば大気圧下又は減圧下に溶剤を連続的に蒸発させることにより溶液 の過飽和を作り出すことである。 別の可能性は、高温でジカルボン酸を溶剤に溶解させ、溶剤をより低温に冷却 することにより過飽和を作り出し、最終的に結晶化させることである。 同時に両方の方法を適用することも、同様に可能である。これは、溶液をジカ ルボン酸が溶解した温度未満に冷却し、その際その温度がなお、減圧又は非減圧 にて、溶剤が蒸発するのに充分である場合を意味する。 結晶化は、異なる温度での溶剤に対する溶解度の相違により、又は蒸発のため の溶剤量の減少により起こるので、概して、結晶化はいかなる温度でも起こるこ とが可能であるけれども、実用上の理由のため、約0℃〜約100℃の温度を選 択することが有利である。 本発明の方法が、上述の有機ジカルボン酸の溶剤溶液、好ましくは水溶液のい かなる溶液を用いても行うことができる。これらの溶液は、通常高温でジカルボ ン酸を溶剤に溶解させることにより調製される。この場合加えられるジカルボン 酸の量は、通常、飽和溶液を形成するのに必要な量である。しかしながら、所望 により、この飽和限界未満の溶液を使用することも可能である。 例えば、アジピン酸をジカルボン酸として使用した場合、約30〜60%濃度 アジピン酸水溶液(約70〜95℃)から開始する結晶化を行うことが好ましい 。 結晶化は、減圧又は非減圧下に、溶液を冷却するか或いは溶剤を蒸発させるこ とにより、あるいはこの2法の併用により開始される。結晶化前、又は結晶化中 に、少なくとも2000の分子量を有する高分子電解質を添加することが可能で ある。高分子電解質の添加は、結晶化前に行うことが好ましい。 結晶化は、溶剤を蒸発し、溶剤を冷却し、又は2法の併用により、通常懸濁液 が約30〜40重量%の固形分を含むようになるまで、連続法又はバッチ法で開 始、実施することができる。こうして得られた結晶は、遠心機又は他の分離機、 例えば吸引フィルタで除去することができ、適当な方法で乾燥される。これらは 更なる処理無しで、冒頭で述べた優位性を有する。 本発明の方法は、この目的に使用される全ての装置で実施することができる。 さらに、本発明は、少なくとも1種の有機カルボン酸及び少なくとも2000 の分子量を有する少なくとも1種の高分子電解質を含む溶液を結晶化処理するこ とにより製造することができるジカルボン酸結晶に関するものである。 本発明のジカルボン酸は、通常少なくとも99.5重量%の有機ジカルボン酸 を含んでいる。特に、純粋なジカルボン酸が必要な場合、有機ジカルボン酸含有 量はそれに対応してさらに高くすることができる。従って、本発明のジカルボン 酸結晶は、少なくとも99.5重量%以上、99.9重量%以上、99.95重 量%以上或いは99.99重量%以上でさえ(乾燥物に対する)含むものとする ことができる。 有機ジカルボン酸及びアニオン性高分子電解質の他に、本発明のジカルボン酸 結晶は、他の物質、一般に不純物を少量含んでいても良い。この場合、ジカルボ ン酸の含有量及びアニオン性高分子電解質の含有量、並びにその他の存在する構 成成分の合計が、100%の結晶に相当する。 本発明の結晶は、ジカルボン酸としてアジピン酸を含むことが好ましい。この 場合に存在しても良い他の構成成分としては、例えばシクロヘキサノン/シクロ ヘキサノール混合物を酸化することによりアジピン酸を製造する際に生成する通 常の不純物、例えばマレイン酸、グルタル酸、コハク酸、カプロン酸、硝酸及び 溶剤残渣(例、水)を挙げることができる。 上記他の構成成分又は不純物は、結晶中に、通常約1000ppmの量、好ま しくは200ppm未満、特に好ましくは約10ppm未満(特定の構成成分及 び特定の不純物に対する)の量で存在する。 本発明は、同様にジカルボン酸結晶を製造するために、少なくとも2000の 分子量を有する少なくとも1種のアニオン性高分子電解質の使用に関する。 下記の実施例により、本発明の方法を詳細に記述する。 <実施例> [実施例1] 80℃のアジピン酸35重量%水溶液を、連続作動する1Lの実験用結晶化装 置に導入し、15ppm(完全な溶液に対して)の分子量250000のポリア クリル酸を加えた。圧力を200ミリバールに減圧した後、固体の生成を、水を 蒸発させ、60℃に冷却することにより開始させた。固定された状態が確立され るまで、溶液を連続的に8時間結晶化させ、その際同じ組成の新しいもの供給し 、定期的に同量の懸濁液を取り出した。実験の最後に、結晶化装置に存在する懸 濁液を、スクリーンボール遠心機で3分間に600gにて遠心することにより除 去した。3.2%の残留水分含有量及び571μmの平均結晶サイズを有する約 200gの結晶を得た。水ポンプの減圧下に、60℃、1時間の乾燥後、微結晶 を密閉容器に貯蔵した。4週間後、等軸晶粒子からなる結晶を得、易流動性であ った。 実施例で得られる結晶は、より大きな平均粒径を有するが明確により圧縮され ていることにより、公知のアジピン酸とは異なっており、従って、これらは従来 の方法により得られる、匹敵する平均粒径を有する結晶より、小さな表面積を有 し、外側表面として本質的に疎水表面を有する。 [比較例] 結晶化助剤を使用せずに同じ実験を実施し、平均粒径がわずか432μmで、 初期残留水分含有量が4.7%の薄板の形状の結晶を得た。密閉容器でわずか2 4時間の貯蔵後に、緩やかなケーキングが生じ、数週間後に堅いケーキングを形 成した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年2月8日(1999.2.8) 【補正内容】 界面活性剤の使用による別の不都合は、仮にシステム内で溶剤(通常水)の内部 再循環による液面上昇がある場合、泡が発生し、特定の工業的工程における使用 が通常困難となるか、或いは絶対的に不可能となることさえある点である。 DE−OS2303626は、1種以上の水溶性高分子電解質を過酸塩(pero xy salt)含有溶液に添加してから、結晶化させる過酸塩の結晶化に関するもの である。この文献では、ポリアクリレートの添加について述べられているが、分 子量の重要性については述べられていない。さらに、この文献からは、結晶の特 定の等長(isometry)に基づき、少量の高分子電解質で、充分なサイズ及び低残留 湿気含有量に対する安定性、そして優れた易流動性のジカルボン酸結晶を得るた めに充分であることについては示唆がない。 本発明の目的は、上述の従来技術における不利の無いジカルボン酸結晶の製造 方法を提供することにある。特に、本発明の目的は、良好な流動挙動を示し、生 成物サイロや大きい袋等の搬送容器内のいずれかにおいて長期保存した時でさえ その流動性を失うことのないジカルボン酸結晶を、適当な方法により提供するこ とにある。また、製造中に、或いは作業、搬送中に、或いは加工処理前もしくは 処理中において、微粉末を形成する傾向が全く無いジカルボン酸結晶を提供する ことにもある。高い生成物純度を有し、コーティング材料又は結晶化助剤により 実質的に汚染されていないジカルボン酸結晶を、適当な方法により提供すること にもある。 本発明者等は、これらの目的が、ジカルボン酸を含む溶液に、結晶化助剤とし て少なくとも2000の分子量を有する少なくとも1種のアニオン性高分子電解 質を添加して、結晶化させることにより達成されることを見出した。 従って、本発明は、少なくとも1種の有機カルボン酸を含む溶液からジカルボ ン酸結晶を製造する方法において、少なくとも2000の分子量を有する少なく とも1種のアニオン性高分子電解質を、上記結晶化前又は結晶化中に添加するこ とを特徴とする方法に関するものである。 請求の範囲 1.少なくとも1種の有機カルボン酸を含む溶液からジカルボン酸結晶を製造す る方法において、少なくとも2000の分子量を有する少なくとも1種のアニオ ン性高分子電解質を、0.01〜200ppmの量で、結晶化前又は結晶化中に 添加することを特徴とする方法。 5.少なくとも1種のアニオン性高分子電解質を、0.1〜150ppmの量で 使用する請求項1〜4のいずれかに記載の方法。 7.少なくとも1種の有機ジカルボン酸及び少なくとも2000の分子量を有す る少なくとも1種のアニオン性高分子電解質を含む溶液を結晶化処理することに より得られるジカルボン酸結晶であって、さらに炭素原子数10〜22の非環式 飽和1塩基酸又は炭素原子数10〜14の非環式飽和2塩基酸を約25ppm未 満の量で含むジカルボン酸結晶。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AU ,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,GE,HU, IL,JP,KR,KZ,LT,LV,MX,NO,N Z,PL,RO,RU,SG,SI,SK,TR,UA ,US (72)発明者 ヴィストゥバ,ヘルマン ドイツ国、D―68259、マンハイム、ムダ ウァ、リング、227 (72)発明者 オットー,ベルンハルト ドイツ国、D―67117、リムブルガーホー フ、アルベルト―シュヴァイツァー―シュ トラーセ、1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも1種の有機ジカルボン酸を含む溶液からジカルボン酸結晶を製造 する方法において、少なくとも2000の分子量を有する少なくとも1種のアニ オン性高分子電解質を、結晶化前又は結晶化中に添加することを特徴とする方法 。 2.アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸又はメサコ ン酸モノマーから製造される重合体、又は2種以上のこれらのモノマーから製造 される共重合体、又は1種以上のこれらのモノマー及びカルボキシル基を持たな い少なくとも1種の他のモノマーから製造される共重合体、又は2種以上の上記 重合体又は共重合体の混合物を、少なくとも1種のアニオン性高分子電解質とし て添加する請求項1に記載の方法。 3.少なくとも1種のアニオン性高分子電解質が、20000〜2000000 の分子量、好ましくは100000〜500000の分子量を有する請求項1又 は2に記載の方法。 4.250000の分子量を有するポリアクリル酸を、少なくとも1種のアニオ ン性高分子電解質として使用する請求項1〜3のいずれかに記載の方法。 5.少なくとも1種のアニオン性高分子電解質を、0.05〜200ppmの量 、好ましくは0.1〜150ppmの量で使用する請求項1〜4のいずれかに記 載の方法。 6.ジカルボン酸としてアジピン酸を用いる請求項1〜5のいずれかに記載の方 法。 7.少なくとも1種の有機ジカルボン酸及び少なくとも2000の分子量を有す る少なくとも1種のアニオン性高分子電解質を含む溶液を結晶化処理することに より得られるジカルボン酸結晶。 8.ジカルボン酸含有量が少なくとも99.5重量%である請求項7に記載のジ カルボン酸結晶。 9.アジピン酸がジカルボン酸として存在する請求項7又は8に記載のジカルボ ン酸結晶。 10.少なくとも2000の分子量を有する少なくとも1種のアニオン性高分子 電解質の、ジカルボン酸結晶の製造としての使用。
JP53531798A 1997-02-12 1998-02-09 ジカルボン酸結晶 Expired - Fee Related JP3984297B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19705329A DE19705329A1 (de) 1997-02-12 1997-02-12 Dicarbonsäurekristallisate
DE19705329.7 1997-02-12
PCT/EP1998/000703 WO1998035929A1 (de) 1997-02-12 1998-02-09 Dicarbonsäurekristallisate

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001511791A true JP2001511791A (ja) 2001-08-14
JP2001511791A5 JP2001511791A5 (ja) 2005-10-06
JP3984297B2 JP3984297B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=7820011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53531798A Expired - Fee Related JP3984297B2 (ja) 1997-02-12 1998-02-09 ジカルボン酸結晶

Country Status (13)

Country Link
US (1) US6534680B1 (ja)
EP (1) EP0968167B1 (ja)
JP (1) JP3984297B2 (ja)
KR (1) KR100509312B1 (ja)
CN (1) CN1093115C (ja)
AU (1) AU6296198A (ja)
BR (1) BR9807326A (ja)
CA (1) CA2280592A1 (ja)
DE (2) DE19705329A1 (ja)
PL (1) PL189983B1 (ja)
RU (1) RU2195442C2 (ja)
UA (1) UA54494C2 (ja)
WO (1) WO1998035929A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321996A (ja) * 2005-04-22 2006-11-30 Mitsubishi Chemicals Corp ポリエステルの製造方法
WO2018230011A1 (ja) * 2017-06-15 2018-12-20 花王株式会社 ジカルボン酸結晶の製造方法
JP2019001773A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 花王株式会社 ジカルボン酸結晶の製造方法
KR20190050767A (ko) 2016-09-09 2019-05-13 카오카부시키가이샤 디카르복실산 결정 및 그 제조 방법
JP2019156754A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 花王株式会社 フマル酸結晶の製造方法
WO2023106242A1 (ja) * 2021-12-06 2023-06-15 花王株式会社 芳香族ヒドロキシカルボン酸結晶の製造方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW460452B (en) * 1998-09-14 2001-10-21 Rhodia Fiber & Amp Resin Inter Process for the crystallization of carboxylic acid and process for manufacturing crystalline carboxylic acid
FR2795720B1 (fr) * 1999-06-29 2003-05-02 Rhone Poulenc Fibres Procede de cristallisation d'acide carboxylique et procede de fabrication d'acide carboxylique cristallise
FR2795721B1 (fr) 1999-06-29 2003-04-18 Rhone Poulenc Fibres Procede de fabrication d'acide adipique
WO2001007389A1 (en) * 1999-07-23 2001-02-01 Chemintel (India) Private Limited Process for crystallization of dicarboxylic acids
US20120021473A1 (en) * 2010-04-01 2012-01-26 Bioamber S.A.S. Processes for producing carboxylic acids from fermentation broths containing their ammonium salts
EP2970082A1 (de) 2013-03-15 2016-01-20 Basf Se Verfahren zur herstellung von rieselfähigen dicarbonsäure-kristallisaten
WO2016016375A1 (de) * 2014-07-30 2016-02-04 Basf Se Verfahren zur herstellung von rieselfähigen und lagerstabilen dicarbonsäure-kristallen
FR3028864B1 (fr) * 2014-11-26 2018-05-18 Roquette Freres Procede de recuperation de cristaux d'acide succinique avec mise en œuvre de tensioactifs au cours de la cristallisation, cristaux obtenus et leurs utilisations
EP3402787A4 (en) 2016-01-13 2019-11-27 Stora Enso Oyj PROCESSES FOR PREPARING 2,5-FURANDICARBOXYLIC ACID AND INTERMEDIATES AND DERIVATIVES THEREOF
JP6944746B2 (ja) * 2016-09-09 2021-10-06 花王株式会社 ジカルボン酸結晶及びその製造方法
WO2019014393A1 (en) 2017-07-12 2019-01-17 Stora Enso Oyj NOVEL PROCESSES FOR PREPARING 2,5-FURANDICARBOXYLIC ACID
AU2018301662B2 (en) 2017-07-12 2022-06-30 Stora Enso Oyj Purified 2,5-furandicarboxylic acid pathway products
CN113979860B (zh) * 2021-11-11 2022-11-29 天津大学 一种2,4-二氯苯氧乙酸晶体及其制备方法和应用

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL273696A (ja) * 1961-01-18
US3330665A (en) 1964-03-17 1967-07-11 Monsanto Co Cold water soluble acid compositions
GB1143800A (ja) 1966-06-23
US3770390A (en) * 1971-02-26 1973-11-06 Dow Chemical Co Crystal habit modification of inorganic salts using polymeric sulfonates or sulfates
BE794539A (fr) * 1972-01-26 1973-07-25 Ici Ltd Persels
GB1373167A (en) 1972-01-26 1974-11-06 Ici Ltd Manufacture of dyestuff powder
US4254283A (en) * 1979-06-07 1981-03-03 Monsanto Company Process for preparing adipic acid with recovery of glutaric and succinic acids
JPS60169436A (ja) * 1984-02-14 1985-09-02 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 速溶性フマ−ル酸組成物
DE3434918A1 (de) * 1984-09-22 1986-04-03 Hüls AG, 4370 Marl Verfahren zur gewinnung von l-aepfelsaeure
US5034105A (en) * 1989-07-27 1991-07-23 Michigan Biotechnology Institute Carboxylic acid purification and crystallization process
US5104492A (en) * 1990-07-11 1992-04-14 The Regents Of The University Of California Recovery of carboxylic acids from water by precipitation from organic solutions
US5296639A (en) * 1992-12-18 1994-03-22 E. I. Du Pont De Nemours And Company Adipic acid purification

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321996A (ja) * 2005-04-22 2006-11-30 Mitsubishi Chemicals Corp ポリエステルの製造方法
KR20190050767A (ko) 2016-09-09 2019-05-13 카오카부시키가이샤 디카르복실산 결정 및 그 제조 방법
WO2018230011A1 (ja) * 2017-06-15 2018-12-20 花王株式会社 ジカルボン酸結晶の製造方法
JP2019001773A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 花王株式会社 ジカルボン酸結晶の製造方法
KR20200017397A (ko) 2017-06-15 2020-02-18 카오카부시키가이샤 디카르복실산 결정의 제조 방법
JP7053220B2 (ja) 2017-06-15 2022-04-12 花王株式会社 ジカルボン酸結晶の製造方法
JP2019156754A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 花王株式会社 フマル酸結晶の製造方法
JP7081946B2 (ja) 2018-03-13 2022-06-07 花王株式会社 フマル酸結晶の製造方法
WO2023106242A1 (ja) * 2021-12-06 2023-06-15 花王株式会社 芳香族ヒドロキシカルボン酸結晶の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3984297B2 (ja) 2007-10-03
PL189983B1 (pl) 2005-10-31
CA2280592A1 (en) 1998-08-20
WO1998035929A1 (de) 1998-08-20
CN1252048A (zh) 2000-05-03
EP0968167B1 (de) 2002-09-25
CN1093115C (zh) 2002-10-23
AU6296198A (en) 1998-09-08
RU2195442C2 (ru) 2002-12-27
BR9807326A (pt) 2000-04-18
DE19705329A1 (de) 1998-08-13
UA54494C2 (uk) 2003-03-17
EP0968167A1 (de) 2000-01-05
DE59805697D1 (de) 2002-10-31
KR20000070964A (ko) 2000-11-25
KR100509312B1 (ko) 2005-08-22
PL335023A1 (en) 2000-03-27
US6534680B1 (en) 2003-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001511791A (ja) ジカルボン酸結晶
JPS61181826A (ja) ポリアミド粉末の製造方法
CN1115979A (zh) 维生素d类似物的新晶形
JPH05208860A (ja) 水性セラミック懸濁液の製造方法およびこの懸濁液の使用
FR2795065A1 (fr) Sol d'un phosphate de cerium et/ou de lanthane, procede de preparation et utilisation en polissage
US3679638A (en) Preparing finely divided copolyamides by precipitation from alcohol-water solution
EP2054367B1 (en) Process for the preparation of sodium salt of ibuprofen of different particle sizes
Kaneko et al. Effect of supersaturation on crystal size and number of crystals produced in antisolvent crystallization
EP0700870A1 (fr) Dispersions colloidales d'un composé de cérium à pH élevé et leurs procédés de préparation
WO1994005594A1 (en) A process for preparing a crystalline, stable sodium percarbonate
JP2963906B2 (ja) α―L―アスパルチル―L―フェニルアラニンメチルエステルの晶析方法
HU181490B (en) Process for preparing polymeric flocculants
FR2589149A1 (fr) Procede de separation et de purification de l'acide salicylique par precipitation a partir d'une solution aqueuse de son sel sodique
JP4965013B2 (ja) リボフラビンを含む噴霧顆粒の製造方法
Canselier et al. Surfactant effects in crystallization: nucleation and crystal habit of γ-aminobutyric acid
JP3806351B2 (ja) アジピン酸の製造方法
EP0168281B1 (fr) Procédé de préparation d'un tripolyphosphate de sodium hexahydraté à haut pouvoir absorbant et tripolyphosphate ainsi préparé
JP2002512237A (ja) メラミン乾燥法
EP1627872B1 (fr) Procédé de synthèse du sel de potassium du dinitrobenzofuroxanne
JPS6220527A (ja) ポリヘキサメチレンテレフタルアミド系ポリマ−の製造法
JPH10316638A (ja) S,s−エチレンジアミン−n,n’−ジコハク酸またはその塩の精製法
SU254494A1 (ru) Способ получения кристаллического натрия азотнокислого
US4839407A (en) Particulate polyacetal carboxylate and methods for preparation thereof
US3527808A (en) Process for purification of tris(hydroxymethyl)aminomethane
JP2003096025A (ja) グリオキシル酸1水塩の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070706

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees