JP2001511243A - 極低温冷凍機の圧力低下検出器 - Google Patents

極低温冷凍機の圧力低下検出器

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JP2001511243A JP53004798A JP53004798A JP2001511243A JP 2001511243 A JP2001511243 A JP 2001511243A JP 53004798 A JP53004798 A JP 53004798A JP 53004798 A JP53004798 A JP 53004798A JP 2001511243 A JP2001511243 A JP 2001511243A
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スタイン・マーティン・エル
ケデリアン・ロバート・イー
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ヘリックス・テクノロジー・コーポレーション
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    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
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Abstract

(57)【要約】 極低温冷凍機12の入出口間に圧力差のないことを検出する方法に関するものである。冷凍サイクルの温行程と冷行程の両方中に冷凍機12の負荷の少なくとも一つずつの測定値をとる。次いでこれらの測定値を比較して極低温冷凍機12越しの負荷の差がなくなっているかどうかを判定する。この方法を実施する装置は極低温冷凍機12を通ってルート付けされた圧縮ガス管路に圧縮ガスを循環させる圧縮機14を含む。冷凍機12内で、ディスプレーサ207、209をモータ218によって駆動して冷凍サイクルを行わせる。モータ218の負荷を測定する手段を設け、電子モジュール20が負荷測定値をモニターし、温行程中のモータ218の負荷と冷行程中のモータ218の負荷を比較することにより、冷凍機12越しの差圧の低下を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】 極低温冷凍機の圧力低下検出器 発明の背景 各種の極低温冷凍機または極低温真空ポンプ(クライオポンプ)では、ヘリウ ムのような作動ガスをシリンダに導入する。次いでピストン状のディスプレーサ の一端でこのガスを膨張させてシリンダを冷却する。例えばギフォード―マクマ ホン(Gifford-McMahan)冷凍サイクルを利用する冷凍機においては、高圧の作動 ガスをシリンダの温端に弁を通して導入する。次いで、このガスは、作動ガスの 供給と排気の間の圧力差およびディスプレーサの運動によって再生式熱交換器マ トリックス(再生器)へ押し通される。再生器によって冷却されたこのガスは次 いでディスプレーサの冷端で膨張する。 ディスプレーサの運動は、ロータリー/リニア・クロスヘッドを通してディス プレーサを駆動するロータリーモータのような機械式駆動装置によって制御され る。前記クロスヘッドはモータの回転駆動を直線往復動運動に変換して、ディス プレーサをシリンダの端から端へ駆動する。ディスプレーサを各冷凍サイクルの 間駆動するには、ロータリーモータは十分な機械的トルクを発生しなければなけ ればならない。また、ディスプレーサをリニアモータによって直接駆動して、こ の移動サイクルを行わせることもできる。 極低温冷凍機は一般に圧縮機から供給管路を通して作動ガスを受ける。冷凍機 が冷凍サイクルを行っている間に圧縮ガスを処理し、その後、使用済みガスが冷 凍機から排気管路を通って圧縮機に戻される。適正な動作においては、排気管路 は供給管路よりも低いガス圧に保たれ、それにより極低温冷凍機の入出口間の圧 力差が生じ、作動ガスの冷凍機に対する入出および再生器を通っての流れが容易 になる。 発明の開示 上述の極低温冷凍機は冷凍機入出口間の圧力差がなくなると所望の動作をしな くなる。この圧力低下は種々のファクタによって起る。極低温冷凍または極低温 真空ポンプの応用においては、圧縮機は冷凍機から離れた所に置かれることが多 い。例えば、半導体製造設備では圧縮機が極低温真空ポンプと同じクリーンルー ム環境に置かれないことがある。管路沿いの種々の点で、圧縮機を冷凍機につな ぐ圧縮ガス管路が挟みつぶされたり破裂したりして作動ガスが流れず、圧力差が 維持されなくなることがある。圧力差の低下する他の状況には、圧縮機の故障、 圧縮機の出力低下、シール漏れや管路外れがある。これらの状況は容易に検出さ れず、このような状況で装置を使い続けると、一般に生産性が低下し、生産活動 に障害となり、装置を損傷することになる。 本発明の方法は極低温冷凍機入出口間の圧力差、すなわち、極低温冷凍機に流 入する供給圧縮ガスと流出する排気ガスの間に圧力差があるか否かをモニターす るものである。圧縮ガスが冷凍機を通り十分に流れるようにするには、この圧力 差を維持することが必要である。モータは、温行程と冷行程を含む冷凍サイクル 中、極低温冷凍機を駆動する。これらの行程中の各々におけるモータの負荷を測 定し、温行程での少なくとも一つの測定値を冷行程での少なくとも一つの測定値 と比較して冷凍機入出口間の圧力の差が低下しているかどうかを判定する。 本発明の一構成では、冷凍は、モータ駆動往復動ディスプレーサがヘリウムを 作動ガスとしてギフォード―マクマホン冷凍サイクルを行うことによって行われ る。ディスプレーサは、冷行程では冷凍シリンダの冷端の方向へ、温行程では温 端の方向へ駆動される。 この方法の好ましい実施形態においては、冷行程と温行程の両方で多数の負荷 測定がなされる。ついで、各行程でのこれらの多数の測定値を比較して、流入と 排出の間の圧力の差が低下しているかどうかを判定する。この比較には、各行程 について、その行程中に測定した負荷の平均 値をとるのが望ましい。次いで、平均温行程負荷と平均冷行程負荷の比を計算し て、それを制御値と比較する。この制御値は予め決めた定数とするか、運転中に モニターした装置の負荷の基本測定値からとった比の関数としてもよい。好まし い実施形態においては、圧縮機と別個に給電される電子モジュールによって計算 を行い、圧縮機の出力低下が電子モジュールの出力低下と重なって検出ミスされ ることがないようにしている。 本発明の装置の一実施形態は、圧縮機を含む装置であり、この圧縮機が、極低 温冷凍機を通るルートに置いた圧縮ガス管路に圧縮ガスを循環させる。冷凍機内 で、ディスプレーサが、モータによって、冷凍サイクルの間、駆動される。モー タの負荷を測定する手段が設けられ、電子モジュールが負荷測定値をモニターし て、温行程中のモータの負荷を冷行程中のモータの負荷と比較して、冷凍機入出 口間の差圧の低下を検出する。 図面の簡単な説明 本発明の上記目的およびその他の目的、特徴および利点は、添付の図面に示し た本発明の好ましい実施形態の記述から明らかとなるであろう。これらの図にお いて、同一の符号は同一部分を示す。図の尺度は必ずしも正確に描かれておらず 、本発明の原理を例示することに重点が置かれている。 図1は圧力差の低下を検出するのに電子モジュールを利用する極低温冷凍装置 の概略図である。 図2は極低温冷凍機とモータアセンブリの横断面図である。 図3は1機械サイクルの過程における冷凍シリンダの第二端に対するディスプ レーサの位置をグラフの形にプロットしたものである。 図4は1機械サイクルの過程における流入/排出弁両方の開閉のシーケンスを 示すグラフである。 図5Aは冷凍シリンダに圧力差のない時の、1機械サイクルに渡りモータが発 生するトルクを表示するグラフである。 図5Bは冷凍シリンダに作動ガスを供給し、圧力差のある時の、1機械サイク ルに渡りモータが発生するトルクを表示するグラフである。 図6Aは冷凍シリンダに圧力差のない時の、1機械サイクルに渡りモータが消 費する電力を表示するものである。 図6Bは冷凍シリンダに作動ガスを供給し、圧力差のある時の1機械サイクル に渡りモータが消費する電力を表示するものである。 好ましい実施形態の詳細な説明 一般的なクライオポンプの冷凍機においては、作動流体が圧縮され、空冷熱交 換器によって圧縮熱が除去される。この流体はディスプレーサ内の再生型熱交換 マトリックスを通る時にさらに冷却され、次いでガスが膨張して周囲温度より低 く冷却される。クライオポンプは一般に20Kより低い温度で作動して作動室か ら気体分子を除去する。この極低温を達成するには、極めて効率的な熱交換器と 、絶対零度に近い温度で流体状態を保つ作動流体、例えばヘリウムガスとを用い る必要がある。 図1は、装置の運転を制御するほかに、差圧の低下も検出することのできる電 子モジュール20を備える極低温冷凍装置10の一実施形態を示している。電子 モジュール20は、ここに参照として取り入れた米国特許第5,343,708号に開示 されたものと同様なものとすることができる。圧縮ガスは、圧縮機14によって 駆動され、圧縮ガス管路13を通って極低温冷凍機12へ供給され、排気管路1 5を通って圧縮機へ戻される。極低温冷凍機12は、軸17を介してモータ16 により駆動されて、冷凍サイクルを行う。モータ16が冷凍サイクルを駆動する 時に発生するトルクは、電子モジュール20によってモニターされる。電子モジ ュール20はトルク測定値をモニターして、極低温冷凍機12に流入排出される ガスの間に圧力差があるかどうかを判定する。冷凍サイクルに 対応する機械サイクルの過程でモータが発生するトルクを示す波形パターンを評 価することによって、差圧の低下を検出する。 電子モジュール20は圧縮機14と別個の電源によって給電される。そのよう な電源の一例は直流220ボルト電源である。このように構成すると、圧縮機1 4の出力低下と電子モジュール20の出力低下が同時に起こる可能性が減少する 。従って、これにより電子モジュール20は、圧縮機14の出力低下によって生 じる圧力差の低下を検出することができる。なぜなら、電源が別個であるため、 圧縮機14が故障しても電子モジュール20が機能し続けることができるからで ある。 ギフォード―マクマホン冷却プロセスを利用する極低温冷凍機中の圧縮ガスの 流れは、周期的に繰り返される。図2は二段極低温冷凍機とそれの駆動モータを 示している。しかし、本発明による方法は、一段冷凍機についても有効である。 圧縮ガスは圧縮機から流入弁Aを通って冷凍シリンダ201の第一端203に流 入する。このガスは冷凍シリンダ201の第一端203から排気弁B、駆動室2 23および戻り管路15を通って圧縮機の低圧側へ排出される。駆動室223が 圧縮機の低圧側に連結されているので、圧縮機は駆動室を一様に低圧に保つ。排 出弁Bが開いている時、冷凍シリンダ201から引き出したガスを駆動室223 に抜き取ってシリンダ201も排気する。冷凍機の各段階においてディスプレー サ207/209は往復動する。ディスプレーサ207、209はそれぞれ、再 生器211、213を含んでいる。 ディスプレーサの往復動とそれに同期した弁開閉によってヘリウムガスが冷却 され、このガスが第一段熱負荷215と第二段熱負荷217から熱を奪う。ここ に参照して取り入れた米国特許第5,156,007号に開示されたような一般的クライ オポンプにおいては、第一段熱負荷215は輻射シールドと前面アレイを含むも のである。第二段熱負荷217は一般に低温アレイで、これは低沸点ガスの凝縮 用一次ポンプ面として作用する。 再生器は逆流熱交換器で、そこを圧縮ガスがいずれかの方向に交互に通る。再 生器は表面積、比熱が大で、熱伝導度の低い材料で出来ている。再生は、これは ヘリウムの温度が高い時はヘリウムから熱を奪い、ヘリウムの温度が低い時はヘ リウムに熱を放出する。再生器は、温端へ向かう温工程中は流入するヘリウムか ら熱を奪い、その熱を蓄え、次いで冷行程中は冷却された排気流へそれを放出す る。 冷凍機が運転している間、ディスプレーサ207、209がシリンダ201内 で直線的に往復動し、同時に流入弁A/排気弁B弁が周期的に調節される。第二 段ディスプレーサ209がシリンダ201の第二端205にあり、排気弁が閉じ 流入弁Aが開いていると、シリンダに圧縮ガスが満たされる。流入弁Aを開いた 状態で、温行程が開始されると、その間にモータ218がディスプレーサを温端 である第一端203の方へ駆動する。温行程中、圧縮ガスが再生器211、21 3に押し通され、そこで流入ガスから熱が奪われる。 温行程の次が冷行程である。排気弁Bを開、流入弁Aを閉とし、モータ218 がディスプレーサを冷端である第二端205の方へ戻し、膨張するガスを再生器 211、213を通して戻す。排気ガスは膨張すると、熱負荷215、217か ら熱を奪い冷却を行う。冷凍シリンダに作動ガスを出し入れするとともにその作 動ガスを再生器211、213を通して移動させるには、圧力差のあることが必 要である。 ディスプレーサ駆動モータ218は低圧駆動室223内に収納されている。室 223内のガスは、シール225によって冷凍シリンダ内のガスから隔離されて いる。モータ218はロータ219を介して駆動力を供給する。ロータ219の 回転が、クロスヘッド221によって、ディスプレーサ207、209を駆動す る軸方向往復運動に変換される。 図3、4はガス流とディスプレーサの運動の連続的な様態を図示している。図 3は冷凍シリンダ内のディスプレーサの位置をグラフで示している。一方、図4 は同じサイクルにおいて冷凍シリンダへガスを供給/ 排出する弁の順次動作を示している。熱負荷から熱を奪う冷行程は点21(0℃ )から始まる。シリンダの第一端にあるディスプレーサが第二端に向かって動き 初め、排気弁がいっぱいに開かれる。その結果、極低温のガスが再生器を通って 移動し、再生器が冷される。点22で排気弁が閉じ始める。点23では排気弁が 完全に閉じられる。流入弁は、短時間そのままの状態を保った後、点24で流入 弁が開き始め、点25(180°)で完全開位置となる。この時、ディスプレー サはシリンダの第二端に到達する。 それに続く180°から360°までのシーケンスは温行程と言われるが、そ の間、比較的温かい流入ガスが再生器内に移動して冷却される。流入弁が開の状 態で、点25でディスプレーサは第一端に向かって戻り始める。点26で、流入 弁が閉じ始めて、点27で完全閉になる。再度短時間そのままの状態を保った後 、動作は再び排気弁に移り、点28で開き始める。排気弁が開の状態で、第二端 の予冷ガスは膨張し、さらに冷えて負荷から熱を奪う。このサイクルは、点21 (360°または0°)で排気弁が全開位置になり、ディスプレーサが第一端に 戻った時に完了する。 モータがシリンダ内でこの往復動サイクルに渡ってディスプレーサを駆動する 時には、モータはトルクを発生している。このサイクルの過程でモータが発生す るトルクの大きさは、0〜360°でプロットすると、ほぼ正弦曲線の絶対値に 近いものになる。図5Aは圧力差のない時のサイクルの過程におけるギフォード ―マクマホン駆動モータのトルク特性を例示している。図に示されたようにピー クはほぼ対称的で、温行程中は約0.6秒、冷行程中は約0.2秒の時であるが、前者 は後者よりわずかに高いレベルである。温行程中に発生する平均トルク(計算値 73.89オンス・インチ、測定時間約0.4〜0.8秒の間)も冷行程中に発生する平均 トルク(計算値66.59オンス・インチ、測定時間約0〜0.4秒の間)よりも高い。 ディスプレーサ速度とポンプの方向を種々変えても同様 な結果が得られている。 モータが発生するトルクはディスプレーサ速度と密接な関係がある。各行程内 で冷凍シリンダの第一、第二端の間のディスプレーサの通路のほぼ中間点でトル クが最大となる。この中間点で、機械サイクルのモーメントアームが最大値とな る。対照的に、シリンダのどちらの端でもディスプレーサの往復動の終点でモー メントアーム(従ってトルク)が零に近づく。 より具体的には、トルクはディスプレーサの慣性、ディスプレーサを通るガス の推進流に由来する流体摩擦、冷却シリンダと駆動室の間の圧力差(流入/流出 弁の間の圧力差と区別して)、ディスプレーサに作用するシールによって起るク ーロン摩擦、および重力を含む数種の反作用的諸力によって生ずる。慣性力は比 較的小さく、冷凍シリンダと駆動室の間の圧力差は一定であり、流入/流出弁間 の圧力差によって変化しない。一方、ディスプレーサが上昇する時には重力でト ルクが少し増し、ディスプレーサが下降する時にはトルクが少し減る。従って、 残りの力、すなわち主として流体抵抗とクーロン摩擦によってほぼ正弦波形のト ルクパターンが生じる。 圧力差のない時にはほぼ正弦曲線となるのに比較して、図5Bに示すように、 圧力差のある正常運転中得られるトルク特性曲線はかなり異なった形となる。図 5Bは、温行程中に発生する平均トルク、18.87オンス・インチ(約0.33秒〜約0 .75秒に測定)が、冷行程中に発生する平均トルク、99.01オンス・インチよりも かなり小さいことを実証している。図5A、5Bを比較すると、二つの行程に圧 力差が生じると、冷行程中に発生するピークと平均のトルクと比較して、温行程 中に発生するピークと平均のトルクが大きく低下している。平均トルクは一行程 内のトルク測定値をすべて加算したものを測定数で除して計算する。 入出口間に圧力差がある時のトルク特性曲線が圧力差のない時に比べて変化す るのは、主として駆動室と冷凍シリンダの圧力差の変動に起因 する。この圧力変動は、図4に例示するように、流入出弁の開閉のパターンとそ れが冷凍シリンダ内の圧力へ与える影響が原因している。 例えば、温行程の大部分の間、流入弁は開で、冷凍シリンダ内は圧力が高くな る。しかし、モータの周囲の駆動室内は低圧排気管路と接続されているので圧力 は低いままである。低圧駆動室と高圧冷凍シリンダの圧力が異なるとディスプレ ーサを冷凍シリンダから駆動室へ押しもどす力が生じ、ディスプレーサをシリン ダの温端の方へ引っ張るのに要するモータのトルク量が減少する。 冷行程の大部分の間、排気弁は開である。その結果、駆動室と冷凍シリンダの 圧力はともに低圧排気管路圧に近くなる。しかしシリンダから流出するガスの前 進抵抗がディスプレーサの運動に対抗するため、モータの駆動負荷が増す。その 結果、温行程中のモータ負荷は、差圧がある時の方がない時よりも一般に大きく なる。 図5Bに示す試験結果に見られるように、圧力差のある時に発生する特有のト ルク特性を考慮して、温行程中に発生する平均トルクと冷行程中に発生する平均 トルクの比の変化をモニターするために、一種のアルゴリズムを用いることがで きる。ディスプレーサの速度とポンプの向きを種々変化させてこの比の同様な変 化が検出された。それ故、各行程における平均トルク値の比の変化をモニターす ることによって、圧力差の低下を検出することができる。 図5A、5Bに示すトルク特性は、冷端を上向き、温端を下向きにした冷凍機 に一般的な特性である。この向きは、通常クライオポンプを作動室の底に取り付 ける時の向きである。このような状態では、単に温行程中発生する平均トルクが 、冷行程中に発生する平均トルクを越えるかどうかをモニターすることによって 冷凍シリンダの流入出の圧力差の低下を検出することができる。そうであれば、 差圧が低下した時に、適切な応答を速やかに取ることができる。電力の瞬時的低 下が圧縮機が及ぼす影響を除去するために、圧力差低下の判断基準は数行程サイ クルに渡 ってモニターされる。 これとは逆に、冷凍機が反対方向に向いていて、冷端が底にあると、重力が前 の例と反対方向に加わり、トルク特性曲線が変化する。この場合は冷行程トルク が増加し、温行程トルクが減少する。この結果、圧力差のない時に冷行程中に発 生するトルクが、温行程中に発生するトルクを僅かに越える。それでも、トルク 特性の変化によって、平均トルク値の比には、圧力の低下を検出するのに十分な 変化が生じる。従って、冷凍機の向きを反対にする時には、差圧を検出するアル ゴリズムを変更して、平均温行程トルクと平均冷行程トルクとの比を比較する値 を下げればよい。例えば、この値は0.5に設定してもよい。冷凍機の向きと特異 な状況でのあらゆる場合を考慮して、制御値を個々に選択し、特定の冷凍機にお ける平均温行程トルクと平均冷行程トルクの比を比較して、その冷凍機の差圧が 低下していないかどうか判定することができる。 気体状流体の差圧の低下を検出するもう一つの方法は、電力に基づくアルゴリ ズムを用いるものである。電力は次のように計算することができる。 電力=速度×トルク/1352 但し、速度はrpmで表したモータ速度、トルクはオンス・インチで表したモー タトルクである。速度が一定の場合は、トルクと動力は線形の関係になり、差圧 の低下についてトルクをモニターするのに用いたものと同じアルゴリズムを、同 じように電力をモニターするのにも用いることができる。作動ガスに圧力差のな い時とある時にも冷凍サイクルの過程でモータが発生する電力(パワー)を、そ れぞれ図6A、6Bに例示している。両方の試験は共に、冷凍機の向きを、温端 を底にした状態で実施したものである。図6Aに示すように、圧力差のない時に は温行程中に計測された平均電力は3.451ワットであったが、冷行程中に計測さ れた平均電力は3.809ワットであった。図6Bに示すように、圧力差を与えた時 には温行程中に計測した平均電力は4.996ワットであったが 、冷行程中に計測した平均電力は0.5563ワットであった。電力はトルクと線形の 関係にあるので、これらの特性図は図5A、5Bに示すトルク特性図とぴったり 一致する。同様に、どちらの測定もモータの負荷を判定する手段となる。 クライオポンプの駆動モータとしてはブラシレス、三相モータが一般に用いら れる。このモータを運転する時には、トルク、電力とも電流センサと位置センサ による測定値を用いて求める。電流センサと位置センサは一般的な従来の装置に 固有のものであり、モータの速度を一定にするためにセンサを使って閉ループフ ィードバックを構成するのと同様のものである。それ故、トルクと電力を測定す るのに、既に用いられているセンサ以外は導入しなくてもよい。 閉ループフィードバック系では、負荷が変動する時に、トルク応答を速くする ために電流センサが必要である。一方、位置センサは、モータの三相の整流を適 正にできるようにするとともに閉ループ速度制御に必要な速度信号を判定するの に必要である。ブラシレス直流モータについては、ロータの位置と、三相のうち 二相の電流測定値とが分かっておれば、電流のトルク発生成分を数学的に算出す ることができる。トルク発生電流Iqを計算すれば、ブラシレス三相モータのモ ータトルクが次のように計算される。 トルク=K×N×Iq 但し、Kはd−qロータフレーム基準のトルク定数である。Nは極対の数であり 、Iqはd−qロータ基準フレームにおける電流のトルク発生成分である。 他方、電力(パワー)は次のように計算される。 電力=速度×トルク/1352 但し、速度はrpmで表した速度であり、トルクはオンス・インチで表したモー タトルクである。トルクは上述のように計算される。一方、速度は位置センサに よって計測されるロータの位置を時間に関して微分す ることによって簡単に計算される。 これらの方法を用いて、圧力差の低下を検出する試験に成功し、速度が0.25Hz 〜4.8Hzの範囲で、第二段の温度が10〜300Kの範囲について確認した。こ れらの検出方法は、クライオポンプとして構成されたサイズの違う冷凍機を用い た試験でも成功している。この方法を用いて作動ガスの圧力差の低下を検出して 「圧縮機ガスの低下」として運転制御盤に表示した。圧力差が元に戻ると、この メッセージは消えた。上述のアルゴリズムを用いる代りに、平均冷行程負荷と平 均温行程負荷の比を、モニターしている極低温冷凍機の運転に特化した制御値と 比較してもよい。この制御値は冷凍機が冷運転温度になる再生工程の終りにおけ るようなある指定時に、平均冷行程負荷と平均温行程負荷の比に基づいて計算す ることができる。再生工程の間、クライオポンプは運転温度からそのクライオポ ンプに凝縮したガスの大部分を昇華させるのに十分な高い温度に加熱する。次い でクライオポンプを運転温度に再冷却する。 再生を完了すれば平均冷行程負荷と平均温行程負荷の比を計算し、テンプレー ト比として記録する。好ましくは、テンプレート比を計算するのに用いる測定値 は、実行中のプロセスの最大使用速度で冷凍機を運転して測定する。次いで制御 値をテンプレート値の0.9倍に設定する。冷凍機の運転を続行して、その後の測 定値をとりモニターする。その後の測定比がこの制御値より低くなれば、差圧の 低下を信号で知らせる。この方法でモニターしている冷凍機に特有の状態、特異 性および向きに適合した制御値が得られる。さらに、新しいテンプレート比は、 クライオポンプのすべての再生工程完了時または一定時間経過のような所定時点 にとるので、このアルゴリズムはポンプ性能の経時的変化に適応する。 ディスプレーサ駆動機構内の汚れや機械的疲労(全くの故障ではない)のよう な他のファクタも、モータによって発生するトルクに影響する ことがある。しかし圧力差の低下とは違い、これらのファクタはサイクルの各行 程中に発生するトルクをほぼ同等に増す。圧力差はトルク特性曲線の形を著るし く変形させるが、機械的疲労や汚れは、通常、トルク曲線を上方に移動させても 、その全体形状を大きく変化させない。それ故、機械的疲労汚れは一般に二つの トルクの2つのピーク間の差を大きく変化させず、またトルク平均値の比が圧力 差の低下の検出を間違ってトリガする程には変わらない。さらに、電子モジュー ルは圧力差の低下に伴う曲線のはっきりした変化と、汚れや機械的疲労に伴うト ルク値の均等な移動とを区別するようにプログラムすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケデリアン・ロバート・イー アメリカ合衆国,マサチューセッツ州 02021,キャントン,ショー ファーム ロード 12 (72)発明者 ウェルチ・ロバート・ディー アメリカ合衆国,マサチューセッツ州 02048,マンスフィールド,エセックス ストリート 89

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. モータが温行程と冷行程を含む冷凍サイクルの間極低温冷凍機を駆動する 極低温冷凍機において極低温冷凍機の入出口間に差圧のないことを検出する方法 であって、 冷凍サイクルの温行程中にモータの負荷の少なくとも一つの測定値をとり、 冷凍サイクルの冷行程中にモータの負荷の少なくとも一つの測定値をとり、 極低温冷凍機越しの差圧が低下しているかどうかの指標として、温行程からの 少なくとも一つの測定値を冷行程からの少なくとも一つの測定値と比較するステ ップを備えた方法。 2. 請求項1において、前記温行程と冷行程各々からの負荷の測定値が、それ ぞれ温行程と冷行程の各々からの複数の測定値である方法。 3. 請求項2において、前記温行程測定値と冷行程測定値との比較を、 温行程測定値の平均値を計算し、 冷行程測定値の平均値を計算し、 温行程測定値の平均値と冷行程測定値の平均値の比が制御値よりも大きいかど うかを判定することにより行う方法。 4. 請求項3において、前記制御値がテンプレート比の関数で、テンプレート 比が事前の冷行程測定値と事前の温行程測定値との比であり、テンプレート比を 計算するのに用いる事前の測定値を、冷凍機越しに圧力差のある時に冷凍機を運 転して測定する方法。 5. 請求項4において前記制御値がテンプレート比と約0.5〜0.9の範囲の定数 との積である方法。 6. 請求項2において、前記温行程測定値と冷行程測定値との比較を、 温行程測定値の平均値を計算し、 冷行程測定値の平均値を計算し、 温行程測定値の平均値と冷行程測定値の平均値との差を計算し、 温行程測定値の平均値と冷行程測定値の平均値の差が制御値よりも大きいかど うかを判定することにより行う方法。 7. 請求項2において、モータが冷凍サイクルを駆動する時に発生するトルク を測定することによって負荷測定を行う方法。 8. 請求項7において、極低温冷凍機がモータで駆動されて、圧縮ガスを冷凍 サイクルに通すように流すディスプレーサを含むものである方法。 9. 請求項8において、前記温行程と冷行程の単一シーケンス中に両方の複数 のトルク測定値をとる方法。 10. 請求項9において、極低温冷凍機が冷凍を行うのにギフォード―マクマ ホン冷凍サイクルを利用する方法。 11. 請求項10において、圧縮機によって圧縮ガスを循環させ、圧縮機と別 個に給電される電子モジュールによって計算を行う方法。 12. 請求項11において、圧縮ガスが圧縮ヘリウムである方法。 13. 極低温冷凍機越しに差圧のないことを検出する方法であって、 圧縮ガスを供給管路により極低温冷凍機へ供給し、 モータを用いて冷凍機内で圧縮ガスを移動させて冷凍サイクルを行うディスプ レーサを駆動し、この冷凍サイクルは温行程と冷行程を含み、ディスプレーサの 駆動によってモータに負荷がかかるものであり、 冷凍サイクルの温行程中にモータの負荷の複数の測定値をとり、 圧縮ガスを極低温冷凍機から戻り管路を通して圧縮機へ戻し、 冷凍サイクルの冷行程中にモータの負荷の複数の測定値をとり、 温行程からの複数の測定値を冷行程からの複数の測定値と比較して冷行程測定 値と温行程測定値の比が供給/戻り管路のガスの間に圧力の差がないことを示す ある大きさになっているか否かを判定する方法。 14. 極低温冷凍機の入出口間に差圧のないことを検出する方法であって、 ヘリウムガスを圧縮し、 この圧縮ヘリウムガスを圧縮機から供給管路を通して極低温冷凍機内の冷凍シ リンダへ供給し、 モータを用いてディスプレーサを駆動して温行程と冷行程を含むサイクルを行 わせ、前記ディスプレーサの駆動によりモータに負荷がかかるものであり、 ヘリウムガスを極低温冷凍機から圧縮機へ戻し、 温行程中にモータの負荷の複数の測定値をとり、 冷行程中にモータの負荷の複数の測定値をとり、 一サイクルの温行程中にとった負荷測定値を加算し、その行程中にとった測定 値の数で除して平均温行程負荷を計算し、 一サイクルの冷行程中にとった負荷測定値を加算し、その行程中にとった測定 値の数で除して平均冷行程負荷を計算し、 平均冷行程負荷を平均温行程負荷と比較して差圧の低下が起こったか否かを判 定する方法。 15. 請求項14において、前記平均温行程負荷と平均冷行程負荷の比較を、 平均冷行程負荷と平均温行程負荷の比がある制御値より大きいかどうかを判定し て行う方法。 16. 第一端と第二端を有する冷凍シリンダを含む極低温冷凍機であって、極 低温冷凍機が極低温冷凍機内の冷凍シリンダ内で温行程と冷行程を含む冷凍サイ クルの行程を行う極低温冷凍機と、 シリンダ内でディスプレーサに機械的に連結されたモータであって、ディスプ レーサがシリンダ内で軸方向運動するように配置されており、前記ディスプレー サは、モ−タによって発生するトルクによって駆動される時シリンダ内で軸方向 に往復動し、シリンダの第一端の方へ動く時温行程を行い、第二端の方へ動く時 に冷行程を行うようになっているモ ータと、 圧縮機と、 前記圧縮機からシリンダを通り、そこで圧縮ガスが冷凍サイクルを通る方向に 向けられたのち、圧縮機へ戻る圧縮ガス管通路と、 モータの負荷を測定する手段と、 温行程中の負荷を冷行程中の負荷と比較して差圧の低下が発生したか否かを判 定するプログラムされた電子機器を含む電子モジュールとを備えた極低温冷凍機 システム。 17. 請求項16において、電子モジュールが圧縮機と別個に給電されるシス テム。 18. 請求項17において、プログラムされた電子回路が、 温行程負荷測定値の平均値と冷行程負荷測定値の平均値との比を計算する手段 、および その比を制御値と比較する手段を備えたシステム。 19. シリンダ内で往復動運動をするように配置されたディスプレーサを含む 冷凍シリンダと、 ディスプレーサを駆動して往復動運動させるモータであって、その往復動運動 によって温行程と冷行程を含む冷凍プロセスによる冷却を行うモータと、 極低温冷凍機で負荷を測定する手段と、 温行程中の負荷を冷行程中の負荷と比較して差圧の低下が発生したか否かを判 定するプログラムされた電子回路を含む電子モジュールとを備えた極低温冷凍機 。 20. 請求項19において、前記温行程負荷と冷行程負荷の比較を温行程から の複数のトルク測定値と冷行程からの測定値の比較によって行う極低温冷凍機。 21. 冷凍サイクルの温行程と冷行程の両方中にモータの負荷を測定して、モ ータによって駆動される極低温冷凍機に流入出するガスに圧力 差がないことを検出する電子モジュールであって、 モータの負荷の測定値を受ける手段と、 温行程中の負荷を冷行程中の負荷と比較して差圧の低下が発生したか否かを判 定するプログラムされた電子回路とを備えた電子モジュール。 22. 請求項21において、前記温行程負荷と冷行程負荷の比較を温行程から の複数の負荷測定値と冷行程からの複数の負荷測定値との比較によって行う電子 モジュール。
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