JP2001511054A - 磁気共鳴により対象を画像化する方法及び装置 - Google Patents
磁気共鳴により対象を画像化する方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は磁気共鳴により例えば身体の頭の脳の体積内の血液の灌流パラメータを画像化する方法に関し、コントラスト媒体は身体内の血流に導入され、このコントラスト媒体は磁気共鳴により画像化される頭の体積に頸動脈を介して流れ込む。受信された磁気共鳴信号から再構成された体積の画像は次に、画像化される体積への供給源のコントラスト媒体の動脈入力関数とデコンボリューションされる。動脈入力関数はスピンの励起及び頸動脈を含み、頸動脈の直径と少なくとも等しい断面積を有する体の細長い部分の磁気共鳴信号の測定により本発明により決定される。
Description
【発明の詳細な説明】
磁気共鳴により対象を画像化する方法及び装置
本発明は磁気共鳴により身体の第一の部分の液体の灌流パラメータを画像化す
る方法に関し、この方法は、MR画像化パルスシーケンスを発生することにより
第一の部分のスピンのMR信号を測定し、測定されたMR信号からMR画像を再
構成し、再構成されたMR画像と液体の供給源を介して身体の第一の部分に流れ
るコントラスト媒体の入力関数との組合せから第一の部分の灌流パラメータを含
む画像を決定する各段階からなり、コントラスト媒体の入力関数を決定するため
の情報は磁気共鳴を用いて決定される各段階を含む。本発明はまた該方法を実施
するMR装置にも関する。本特許出願の文脈で、k空間は定常磁界に傾斜を印加
することによりMR信号の測定中に続く路の存在する空間周波数領域を意味する
。k空間のこの路はスピンの励起とMR信号が測定された時点との間の間に印加
された傾斜の時間積分により決定される。路の最も重要な部分に対応するMR信
号の測定値は対象の画像の逆フーリエ変換された値を提供する。更にまた傾斜は
定常磁界に重畳され、定常磁界に傾斜を引き起こす一時的な磁界傾斜を意味する
。
上記の方法はMagnetic Resonance in Medicin
e No.36,1996,pp.726−736に掲載されたL.Oster
gard等による”High Resolution Measurement
of Cerebral Blood Flow Using Intrav
ascular Tracer Bolus Passages.PartII
:Experimental Comparison and Prelimi
nary Results”から知られている。知られている方法は例えば脳の
一部分の脳血流のような身体の第一
の部分の液体の灌流パラメータを決定するために用いられる。灌流パラメータは
細胞内及び細胞外の流体の間の交換を示す。灌流パラメータは検査された身体の
脳卒中の早期検出のために医師を助けるよう用いられるMR灌流画像に示される
。更にまた知られた方法により、MR信号は脳血流の時間的な進行を追跡するた
めに、第一の一連のMR画像を再構成するために、EPIパルスシーケンスによ
り脳の一部分で測定される。脳の一部分の脳血流の定量的な分布を得るために、
灌流MR画像はMR画像とコントラスト媒体の入力関数との組合せから決定され
る。入力関数は時間の関数として供給されるコントラスト媒体の濃度を表す。M
R画像は脳の一部分に供給された入力関数とデコンボリューションされる。その
ような入力関数の一例は中脳動脈の動脈血の入力関数からなる。中脳動脈の動脈
血の入力関数を決定するために、知られている方法は脳の一部への血液の供給源
の一部からなる身体の第二の部分の第二の一連のMR画像用のMR信号を測定す
るためにEPI MR画像化シーケンスを用いる。第二のMR画像の再構成の後
に、操作者は第二のMR画像の例えば5から10の動脈画素の数を決定し、この
動脈画素は中脳動脈の一部分を示す。動脈入力関数は動脈画素の強度の時間変動
に基づき決定される。例えば脳の一部分のボクセルの脳血流の画像を得るために
、ボクセルと対応する一連のMR画像の画素は得られた動脈入力関数とデコンボ
リューションされる。知られた方法の欠点は、動脈画素からの動脈入力関数の決
定が再現性がなく、そのような誤差が動脈入力関数の決定で生じやすいことであ
る。
本発明の目的は動脈入力関数の決定での誤差を減少することにある。この目的
のために、本発明による方法は入力関数は身体の第二の細長い部分のスピンの励
起のための入力パルスシーケンスの印加及び該第二の部分からのMR信号の測定
により決定され、身体の第二の細長い部分は第一の部分にコントラスト媒体を搬
送する血管の一部分からなり、第二の細長い部分の断面は第二の細長い部分の血
管の一部分のコントラスト媒体から励起されたスピンからの寄与が第二の細長い
部分の他の励起されたスピンからMR信号への寄与に対して支配的であることを
特徴とする。例えば、細長い第二の部分が血管の直径の二倍に等しいときに、血
管の部分のコントラスト媒体の励起されたスピンからの寄与は第二の細長い部分
の一部からの励起された他のスピンからの寄与に対して、支配的である。入力パ
ルスシーケンスが標準のMR画像化シーケンスと比べて非常に短い故に、入力関
数の高い時間分解能が得られる。更にまた入力関数はMR信号から再現可能に決
定される。入力関数を決定するために測定されたMR信号はフーリエ変換され、
第二の細長い部分の異なる位置に対応するスピン密度がフーリエ変換されたMR
信号から得られる。入力関数は例えば全ての異なる位置に対するスピン密度の和
をとることにより得られる。
本発明による方法の特殊なバージョンは、入力関数MR信号を測定するために
、入力パルスシーケンスは細長い第二の部分の長手方向軸に沿って向けられた測
定傾斜を含むことを特徴とする。故に、入力関数MR信号は傾斜に沿った位置の
縦磁化がIDフーリエ変換により決定されるところから測定される。単一の測定
傾斜のみを含む入力パルスシーケンスの使用の利点は入力関数MR信号はコント
ラスト媒体のボーラス通過に比べて迅速に測定され、それにより入力関数の正確
さは増強される。一連のMR画像の単一の画像を再構成するためにMR信号の局
部測定時間に関して入力関数MR信号の速い測定により、一連の画像の再構成の
ためのMR信号の測定中に第一の部分の磁化の分布が最小化され、それにより画像
内のアーティファクトの危険が減少する。
本発明による方法の更なるバージョンは測定された入力関数MR信号から入力
関数を決定するために、入力関数MR信号が測定された時点に関する入力関数の
値が入力MR信号の一次元フーリエ変換の要素の組合せから決定されることを特
徴とする。例えば入力関数
MR信号の一次元フーリエ変換の振幅の和をとることは入力関数MR信号が測定
された時点での供給源の部分に現れたコントラスト媒体の濃度に関係する値の決
定を可能にする。
本発明による方法の更なるバージョンは入力パルスシーケンスは第二の細長い
部分のスピンの励起用の2D励起RFパルスを含むことを特徴とする。2D励起
RFパルスはJournal of Magnetic Resonance
No.81,1989,pp.43−56に掲載されたJ.Pauly等による
”A k−space analysis of small tip ang
le excitation”から知られている。2D励起RFパルスが使用さ
れたときには円筒形からなる細長い第二の部分は例えば6msのような短期間に
励起され、それにより入力関数MR信号は更に減少され、入力関数の精度は増強
される。
本発明による方法の更なるバージョンはMR画像化パルスシーケンスはエコー
プラナー画像化(=EPI)画像化パルスシーケンスを含むことを特徴とする。
EPI画像化パルスシーケンスの使用はMR画像の決定のために要求されるMR
信号の速い測定を可能にする。そのような知られたEPI画像化パルスシーケン
スの例はマルチスライスEPI画像化パルスシーケンス又は3D EPI画像化
パルスシーケンスである。
本発明による方法の更なるバージョンはEPI MR画像化パルウシーケンス
で、励起RFパルスと対応するMR信号との間のエコー時間Teは2つの時間的
に連続した励起RFパルス間の繰り返し時間Trより長いことを特徴とする。こ
の段階の結果として、MR信号はT2 *重み付けの小さな範囲を有するよう得られ
、ここでT2*は実際の横磁化時定数を表す。そのようなEPI画像化パルスシー
ケンスはMagnetic Resonance in Medicine N
o.30,1993,pp.764−768に掲載されたG.Liu等による”
A Functional MRI
Technique Combining Principles of E
cho−Shifting with a Train of Observa
tions(PRESTO)”から知られている。本発明による方法の更なるバ
ージョンは細長い第二の部分は供給源の方向に横断的に延在するよう選択される
。入力関数の精度は供給源に横方向に延在するように細長い第二の部分を選択す
ることにより更に増強される。
本発明はまた請求項8に規定されているMR装置に関する。
本発明の上記及び他の、より詳細な特徴は以下に図面を参照して詳細に説明さ
れる。
図1は磁気共鳴画像化装置を示す。
図2はシフトエコーEPI MR画像化パルスシーケンスを示す。
図3は円筒形の第二の部分の位置を示す。
図4は入力関数MR信号を発生する2D励起RFパルスを示す。
図5は入力関数MR信号のIDフーリエ変換の例を示す。
図1は定常な磁界を発生するための第一の磁石システム2と、座標系X,Y,
Zの3つのそれぞれ直交する方向の定常な磁界に重畳され、定常な磁界に傾斜を
生ずる付加的な磁界を発生する種々の傾斜コイル3をまた含む。一般的に、第一
の方向の傾斜は読み出し傾斜と称され、第二の方向の傾斜は位相エンコーディン
グ傾斜、第三の方向の傾斜は選択傾斜と称される。慣用により、示された座標系
のZ方向が磁石システム2の定常磁界の方向に対応する。測定座標系x,y,z
は図1に示されるX,Y,Z座標系と独立に選択されうる。傾斜コイル3は電源
ユニット4から給電さえる。MR装置はまたRF送信コイル5を含む。RF送信
コイル5はRF磁界を発生するよう設けられ、RF送信機及び変調器6に接続さ
れる。受信コイルは例えば人間又は動物の身体のような検査される対象の一部分
又は生体内を検査するために対象7にRF磁界により発生された磁気共鳴信号を
受信するために用いられる。受信コイルはRF送信コイル5と同じコイルでも良
い。磁石システム2は検査される身体7の一部分を収容するために充分大きな検
査空間を囲む。RF送信コイル5は検査空間内の身体7の一部分の周囲又はその
上に配置される。RF送信コイル5は送受信回路9を介して、信号増幅及び復調
ユニット10に接続される。制御ユニット11はRFパルス及び傾斜を含む特殊
なMR画像化パルスシーケンスを発生するようRF送信機及び変調器6及び電源
ユニット4を制御する。復調ユニット10から得られた位相及び振幅は処理ユニ
ット12に印加される。処理ユニット12はMR画像を形成するためにこれらの
信号値を例えば二次元フーリエ変換により処理する。画像処理ユニット13を用
いて、MR画像はモニタ14に表示される。本発明はエコーシフトされたEPI
画像化パルスシーケンスに基づいて説明される。エコーシフトされたEPI画像
化パルスシーケンスは上記の論文”A Functional MRI Tec
hnique Combining Principles of Echo−
Shifting with a Train of Observation
s(PRESTO)”から知られている。本願に記載されたエコーシフトEPI
画像化パルスシーケンスとは別に、他の画像化パルスシーケンスもまた用いられ
る。この点に関する例は3DEPI画像化パルスシーケンス、ターボスピンエコ
ー画像化パルスシーケンス、傾斜及びスピンエコー画像化パルスシーケンス、又
はヘリカル画像化シーケンスである。上記のが増加パルスシーケンスはM.T.
Vlaardingerbroek等によるSpinger−Verlagから
の”Magnetic Resonance Imaging”から知られてい
る。
図2は本発明による方法の一バージョンで用いられるエコーシフトEPI画像
化パルスシーケンスの一例を示す。図2は第一及び第
二のエコーシフトEPI画像化パルスシーケンス20、30を示し、それぞれは
励起RFパルス、傾斜Gx,Gy,Gz、及び補助傾斜を含む。制御ユニットは
例えば20msである周期TrでエコーシフトEPI画像化パルスシーケンス2
0、30を繰り返し発生する。エコーシフトEPI画像化パルスシーケンス20
、30はフリップ角αを有する励起RFパルス100、101の発生から始まる
。励起RFパルス100、101のフリップ角αは例えば10度である。
励起RFパルス100、101は選択傾斜110、111の印加によりスライス
選択をなし、それによりスピンは例えば脳の一部を含む頭の体積のような身体の
体積で励起される。スライス選択の後に第一の補助傾斜170、172が印加さ
れる。第一の補助傾斜170、172はまた”クラッシャー”傾斜と称される。
第一の補助傾斜170、172は第一の補助傾斜170、172が発生されたの
と同じ画像化パルスシーケンス20、30で励起されたスピンを有する傾斜によ
り発生されたMR信号をディフェーズする。第二の補助傾斜171、173はエ
コーシフトEPI画像化パルスシーケンス20、30の終わりで、読み出し傾斜
150−154,155−159の後に印加され、第二の補助傾斜171、17
3の方向は第一の補助傾斜170、172の方向と反対である。従って、第一の
エコーシフトEPI画像化パルスシーケンス20で励起RFパルス100で励起
されたスピンは第一のエコーシフトEPI画像化パルスシーケンスに続く第二の
エコーシフトEPI画像化パルスシーケンス中にリフェーズされる。更にまた励
起RFパルス100と対応するMR信号185との間のエコー時間Teは2つの
時間的に連続した励起RFパルス100、101の間の繰り返し時間Trより長
い。好ましくは、第一の補助傾斜170、172はそれぞれ第一及び第二のエコ
ーシフトEPI画像化パルスシーケンス20、30の第一の位相エンコーディン
グ傾斜120、126の前に印加される。更にまた例えば、第一と第二の補助傾
斜は位相エンコーディング傾
斜及び読み出し傾斜の印加と同時に印加される。
k空間の複数の第二の面で規則正しく分布し、x軸に沿って延在する第一の複
数の平行ライン上に位置する点に対応する測定点のMR信号を測定するために、
z位相エンコーディング傾斜114、115、第一のy位相エンコーディング傾
斜120、126、読み出し傾斜150−154,155−159は画像化パル
スシーケンスの発生中に印加される。更にまた、”ブリップ”と称される位相エ
ンコーディング傾斜121−124,126−139は読み出し傾斜Gxの方向
の逆転で印加される。スライスの数は例えば16又は32である。k空間の平面
の平行なラインの数は例えば64、128又は256である。画像化される脳の
一部分の体積を再構成するMR信号の完全な組を測定するために、エコーシフト
EPI画像化パルスシーケンス20は多数の異なるz位相エンコーディング傾斜
の値及び第一のy位相エンコーディング傾斜の値に対して繰り返される。
脳の一部分の灌流画像の再構成のためにコントラスト媒体が動脈を介して身体
内に導入される。一般に知られているコントラスト媒体は例えばガドリニウムジ
エチレンテトラアミンペンタアセティックアセテート、Gd−DTPAを含む。
ある時間の後に、コントラスト媒体は脳及び脳の一部のへの供給源に到達する。
脳の一部分への供給源の例は頸動脈である。コントラスト媒体の濃度が脳の一部
分で時間的に追跡されることを可能にするために、MR信号はEPI画像化パル
スシーケンスを用いて投与中及びその後に測定され、例えば測定される体積の単
一のMR画像に対して必要なMR信号は例えば2秒の第一の期間中に測定される
。EPI画像化パルスシーケンスは例えば40のMR画像を再構成するためにM
R信号を測定するために80秒間繰り返される。
例えば脳の一部の脳血流(CBF)である脳の一部分の灌流の定量的な解析を
なすためには処理ユニット12は例えば動脈入力関数
である頸動脈の入力関数を有する40の時間的に連続したMR画像のボクセルに
対応する画素のデコンボリューションにより脳の一部分のボクセルの体積の応答
関数を決定する。この方法は就中Mini−categorial Cours
e,Conference International Society f
or Magnetic Resonance in Medicine Ap
ril 12−18,1997,Vancouver,CanadaでA.Mc
laughlinにより発表された論文”Perfusion Measure
ments with Bolus Tracking”から知られている。
決定された応答関数から、処理ユニット12は次に実際の縦緩和時間の逆数と
脳の一部分及び頸動脈の部分の体積のコントラスト媒体の濃度との比か知られて
いる場合に、ボクセルのCBFを得ることができる。画像処理ユニット13は次
に脳の一部分のボクセルのCBFを表す画像を決定する。得られた画像は例えば
モニタ14により表示される。
頸動脈の動脈入力関数を測定するために本発明による方法の一バージョンでは
スピンは供給源の一部を含む細長い第二の部分で励起され、入力関数MR信号は
入力パルスシーケンスにより測定される。細長い第二の部分は例えば身体の頸動
脈の一部分を含む円筒形を含み、その円筒は好ましくは頸動脈に横断的に向けら
れる。図3は円筒の一例の概略を示す。図3は身体の頭の第一の断面32と、頸
動脈31に横断的に向けられ、画像化される脳の部分と交差しない円筒30の第
二の断面とを示す。円筒30の断面は例えば1cmである。円箇の長さはMR装
置の寸法により制限される。図3はまた画像化される頭の体積の第三の断面33
を示す。図4は入力パルスシーケンスの一例を示す。
図4は入力パルスシーケンス40の一例を示す。入力パルスシーケンス40は
頸動脈31の一部分を含む円筒30のスピンを励起す
る二次元(2D)励起RFパルス又は三次元(3D)励起RFパルス第一と第二
の傾斜、測定傾斜を含む。2D励起RFパルス200はフリップ角α2を有する
。α2の実際の値は例えば10度である。円筒30の選択励起は第一の傾斜21
0及び第二の傾斜230により実現され、それらは例えばZ方向に向けられた供
給源の方向に垂直に向けられる。2D励起パルスの間は例えば6msである。第
一と第二の傾斜の方向は図4ではそれぞれz方向及びx方向である。続いて、例
えば10msの時間τ1期間の後に、円筒30内で励起されたスピンの入力関数
MR信号240は円筒30の長手軸に沿って向けられた測定傾斜220が同時に
印加される間に測定される。入力パルスシーケンス30の発生により画像化パル
スシーケンスの発生が中断することにより引き起こされる脳の体積内の磁化への
影響を緩和するために、入力パルスシーケンス持続時間は可能な限り短く選択さ
れる。特定の持続時間は例えば10ms又は15msである。
動脈入力関数を決定するために、多数の入力関数MR信号が第二の期間を有す
る入力パルスシーケンス40を繰り返し発生させることにより測定される。続い
て、処理ユニット12は測定された入力関数MR信号240から動脈入力関数を
決定する。この目的のために、測定された入力関数MR信号のIDフーリエ変換
が決定される。入力関数MR信号に対して決定されたIDフーリエ変換の振幅は
横磁化に対応し、入力関数MR信号に対して決定されたIDフーリエ変換の周波
数は円筒に沿った位置に対応する。図5は円筒の入力関数MR信号のIDフーリ
エ変換の例を示す。
図5はコントラスト媒体を含む血液を含む頸動脈の一部分の円筒に沿った位置
に対応する位置で、2つの横磁化最大値50、51を含む入力関数MR信号のI
Dフーリエ変換の例を示す。入力関数MR信号240が測定された時点tに関す
る動脈入力関数S(t)の値は例えば、入力関数MR信号のIDフーリエ変換か
ら決定された
円筒30に沿った横磁化の和から決定される。
頸動脈のコントラスト媒体の速い通過が辿られ得るために、所望ならば、入力
パルスシーケンスが発生される第二の期間はいくつかの入力関数MR信号240
がMR信号が単一のMR画像の再構成のために測定される間の第一の期間中に測
定されるように減少されうる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. − 身体にコントラスト媒体を投与し、 − MR灌流画像化パルスシーケンスを発生させることによりMR信号を測定し 、 − 測定されたMR信号からMR画像を再構成し、 − MR画像とコントラスト媒体の入力関数との組合せから灌流MR画像を決定 する各段階からなり、 該入力関数は磁気共鳴により決定され、磁気共鳴により身体の第一の部分のコン トラスト媒体の灌流を画像化する方法であって、 入力関数は身体の第二の細長い部分のスピンの励起のための入力パルスシーケ ンスの印加及び該第二の部分からのMR信号の測定により決定され、 身体の第二の細長い部分は第一の部分にコントラスト媒体を搬送する血管の一部 分からなり、 第二の細長い部分の断面は第二の細長い部分の血管の一部分のコントラスト媒体 から励起されたスピンからの寄与が第二の細長い部分の他の励起されたスピンか らMR信号への寄与に対して支配的であることを特徴とする方法。 2. 入力関数MR信号を測定するために、入力パルスシーケンスは細長い第二 の部分の長手方向軸に沿って向けられた測定傾斜を含むことを特徴とする請求項 1記載の方法。 3. 測定された入力関数MR信号から入力関数を決定するために、入力関数M R信号が測定された時点に関する入力関数の値が入力MR信号の一次元フーリエ 変換の要素の組合せから決定されることを特徴とする請求項2記載の方法。 4. 入力パルスシーケンスは第二の細長い部分のスピンの励起用の2D励起R Fパルスを含むことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の方法 。 5. MR画像化パルスシーケンスはエコープラナー画像化(=EPI)MR画 像化パルスシーケンスを含むことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1 項記載の方法。 6. EPI MR画像化パルウシーケンスにおいて、励起RFパルスと対応す るMR信号との間のエコー時間Teは2つの時間的に連続した励起RFパルス間 の繰り返し時間Trより長いことを特徴とする請求項5記載の方法。 7. 細長い第二の部分は供給源の方向に横断的に延在するよう選択されること を特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項記載の方法。 8. RFパルスを発生する手段と、 定常磁界に傾斜を発生する手段と、 MR信号を測定する手段と、 測定されたMR信号からMR画像を再構成し、磁気共鳴を用いてコントラスト 媒体を身体の第一の部分に搬送する血管の一部分のコントラスト媒体の入力関数 を決定する情報を決定する手段と、 RFパルスを発生する手段、傾斜を発生し、決定された情報から入力関数を決 定する手段、MR画像と決定された入力関数との組合せから第一の部分の灌流パ ラメータを含む画像を決定する手段に対する制御信号を発生する制御ユニットと を含み、装置内に配置され た人間又は動物の身体の一部分の磁気共鳴画像化用の装置であって、制御ユニッ トは − 身体の第二の細長い部分のスピンの励起のために入力パルスシーケンスを印 加し、測定されたMR信号から入力関数を決定するためにMR信号を測定するよ う配置され、 身体の第二の細長い部分は血管の一部分からなり、第二の細長い部分の断面は第 二の細長い部分の血管の一部分のコントラスト媒体から励起されたスピンからの 寄与が第二の細長い部分の他の励起されたスピンからMR信号への寄与に対して 支配的であるように選択されることを特徴とする磁気共鳴画像化装置。
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