JP2001510127A - 再装填可能な容器およびディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 再装填可能な容器及びディスペンサー、特にスプレーボトルディスペンサー８０８は、スプレーボトルディスペンサー８０８を再装填するための少なくとも一つの化学品リザーバー８１６を含む。好ましくは、化学品濃縮物を含む複数の独立した化学品リザーバーがスプレーボトルディスペンサー８０８内に設けられて化学品の意図しない漏れを完全に包含し、不慮の漏れ及び／または子供が摂取する事故に対する安全性の度合いを高める。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の分野】

本発明は再装填可能なディスペンサーに関し、特に、再装填または再補充する
ことができる再装填可能なスプレーボトルディスペンサーに関する。さらに詳細
には、本発明は、特に、化学品を含む１以上のリザーバをスプレーボトルディス
ペンサーに関連付けて有し、それゆえ、当該再補充可能なリザーバに水または他
の好適な溶媒を加え、かつ、以上の化学品リザーバにアクセスして稀釈された化
学試薬を形成するだけで再装填することができるスプレーボトルディスペンサー
に関する。

【０００２】 さらに、本発明は、本発明に従う再装填可能なディスペンサーとともに使用す
るためのボトル（瓶）及びアダプタに関する。

【０００３】

【発明の背景】

化学試薬（例えば、水、洗浄液、石鹸、殺虫剤、ヘアースプレー等）を分与す
るためにスプレーボトルを使用することが良く知られている。大気中に放出され
る揮発性有機炭素（ＶＯＣ）の量を制限する規則により、もともとエアゾールに
含まれて分与される製品は、現在、スプレーボトルと取り替えられつつある。

【０００４】 化学試薬の瓶詰め業者（ボトラー）は、一般に、空のプラスチック容器瓶とス
プレーヘッドを別々に購入して、彼らの製品を市場で販売する。瓶詰め業者は中
身を充填し、組立し、そして完成したスプレーボトルパッケージにラベルを貼り
付けて小売店に配送する。消費者は、充填されたスプレーボトルを店頭販売で購
入し、そしてスプレーボトル内の化学品を消費する。殆どの消費者は、スプレー
ボトルの内容物を一回使用した後にスプレーボトルを廃棄する。しかしながら、
そのプラスチックボトルはかなり耐化学性であり、スプレーヘッドは中身を消費
した後も十分な機能を維持している。それゆえ、スプレーボトルは、化学試薬を
収容し、分与することに関してまだ十分に機能する。従来の店頭販売型のスプレ
ーボトルは、化学濃縮物と水とで何度も再装填することができる（すなわち、十
分な操作を維持しつつ、少なくとも１０回、可能ならば１００回再装填すること
ができる）。それゆえ、消費者は高い利用価値を有する再使用可能な製品（すな
わち、空のスプレーボトル）を大量に処分している。

【０００５】 公害を抑制する多くの規制がある今日の状況下、資源を保存し、ごみ処理地の
廃棄物を減らす消費者及び産業の自覚において、用途を維持する製品を再利用を
促進し、もはや何らの用途もない製品のみを処分することが強く望まれている。
多くの瓶詰め業者は、現在、種々のサイズの容器に入った濃縮物を販売し、消費
者は店頭販売型のスプレーボトルにそれらの特定の濃縮物を再装填することがで
きる。しかしながら、多くの消費者は、スプレーボトルの再装填に係わる処置が
いくらか不便であるので、かかる方法を好んで採用しないことが明らかである。
特に、スプレーヘッドを取り除き、化学品濃縮物の容器を開け、化学品濃縮物を
空のスプレーボトルに注ぎ、水を加え、そしてスプレーヘッドを再びボトルに装
着する際に、いくつかの不都合がある。さらに、消費者は明らかにスプレーボト
ルの再装填に興味なない。これはスプレーボトルの再装填に不慣れであり、あま
り気が進まないからである。また、消費者は、化学品加工者が瓶詰め業者のため
に行なう液体の混合及び希釈に関する知識に欠けることも明らかである。さらに
、再装填は、通常、面倒な作業であり、かなりの不便をもたらす。なぜなら、化
学品濃縮物を一つの容器から他の容器に注ぐ際に、化学品濃縮物がこぼれ、あふ
れることがあり、また、充満されるまではボトルが不安定であるために充満した
ボトルを偶然にもひっくり返すことや他の望まない事態が起こり得るからである
。

【０００６】 重要なことは、消費者は化学品濃縮物の威力のある化学的特性を知らないため
に、消費者が化学品濃縮物の多種の容器（例えば、パイント、クォート、ガロン
、リットルサイズ）を輸送し、取扱うことは極めて危険になるということである
。特に、濃縮物の化学品の漏れは床、カーペット、台所や風呂場のカウンタート
ップ、棚を含む家庭の回りの品物並びに化学品濃縮物が接触することになり得る
品物に損害を及ぼすことになる。さらに、化学品濃縮物はそれらに偶然に接触す
る人間にかなり大きな健康の危害を与え、組織のやけどや他の危害をもたらす。

【０００７】 最も重要なことは、化学品濃縮物は、偶然にも化学品濃縮物を摂取し、毒殺さ
れることにもなり得る子供への大きな危険を与える。この点で、化学品濃縮物は
店頭販売型のスプレーボトルに含まれる希釈された化学試薬に比べて、永続性の
傷又は死をもたらす可能性がかなりある。

【０００８】

【発明の概要】

本発明の第１の目的は、再装填可能なディスペンサー、特に、スプレーボトル
ディスペンサーであって、当該スプレーボトルディスペンサーに関連付けられた
１以上の化学品濃縮物リザーバを有するディスペンサーを提供することにある。

【０００９】 本発明の第２の目的は、再装填可能なディスペンサー、特に、スプレーボトル
ディスペンサーであって、当該スプレーボトルディスペンサーと共に配置された
１以上の化学品濃縮物リザーバを有するディスペンサーを提供することにある。

【００１０】 本発明の第３の目的は、再装填可能なディスペンサー、特に、スプレーボトル
ディスペンサーであって、当該スプレーボトルディスペンサー内に配置されかつ
破裂させることによりアクセス可能な１以上の化学品濃縮物リザーバを有するデ
ィスペンサーを提供することにある。

【００１１】 本発明の第４の目的は、再装填可能なディスペンサー、特に、スプレーボトル
ディスペンサーであって、当該スプレーボトルディスペンサー内に配置されかつ
穿刺によりアクセス可能な１以上の化学品濃縮物リザーバを有するディスペンサ
ーを提供することにある。

【００１２】 これら及び他の目的は、本発明に従う再装填可能なディスペンサー、特に、本
発明に従うスプレーボトルディスペンサーによって達成することができる。

【００１３】 本発明に従えば、少なくとも一つのネック部を有するボトルと、 前記ネック部内に配置されたカートリッジレシーバーであり、外側に延在して
いる上方フランジ部、貫通穴を有する底壁部、および前記底壁部から上方に延在
しているバヨネットを含むカートリッジレシーバーと、 前記カートリッジレシーバーに取り外し可能に挿入されるように形成されたカ
ートリッジであり、一回以上の独立した装填分の濃縮製品を含み、外側に延在し
ている上方フランジ、上壁部および下壁部を含み、前記カートリッジが前記カー
トリッジレシーバーに挿入されるときに前記上壁部および前記下壁部の少なくと
も一方が前記カートリッジレシーバーの前記バヨネットで破壊できるように形成
されている前記カートリッジと、 前記ボトルを密封するように前記ネック部に結合されたクロージャーとを含む
再装填可能な液体ディスペンサーが提供される。

【００１４】 本発明に従う主要な概念は、再装填可能なディスペンサー、特に、少なくとも
一つの化学品の供給源を有してスプレーボトルディスペンサーを少なくとも一回
再充填させるスプレーボトルディスペンサーパッケージを提供することにある。
化学品は、気体、液体、半固体または固体状になり得る。特に化学品液は、一相
混合物、二相混合物、分散体または液体特性を有する他の任意の化学試薬になり
得る。化学品半固体は、まだ液体型の特性を示す、スラリー、ペースト、固体分
散液の形態になり得、固体は、粉末、粒体、タブレット、他の固形材料状の形態
になり得る。

【００１５】 化学品は、好ましくは、溶媒、特に、淡水で容易に希釈される濃縮された化学
品である。化学品は直ちに希釈できることが好ましいが、２４時間またはそれよ
り長い期間にて溶液になることができる化学物質は潜在的にいくつかの用途に好
適になる。

【００１６】 本発明の好ましい具体例は、少なくとも一つの化学品をスプレーボトルディス
ペンサー自体に関連付けることに係わる。特に、化学品は幾つかの方法で貯蔵さ
れ、内部的にまたは外部的にスプレーボトルディスペンサーに直接連結される。
しかしながら、本発明は、その範囲が一層広く、化学品とスプレーボトルディス
ペンサーを共にパッケージングして（すなわち、間接的に連結して）店頭販売す
ることを含む。本発明のこの具体例において、化学品供給源とスプレーボトルデ
ィスペンサーを含むパッケージを購入し、家庭で、瓶詰め業者によって充填され
たスプレーボトルディスペンサーをパッケージから分離し、スプレーボトルディ
スペンサーとは別のパッケージの化学品部分を家庭で保管するであろう。次いで
、ユーザーはスプレーボトルディスペンサーの初期の内容物を消費した際に、ス
プレーボトルディスペンサーを再充填するために、保管した化学品を埋め合わせ
る。

【００１７】 本発明の好ましい具体例は、少なくとも一回分の化学品を直接または間接的に
スプレーボトルディスペンサーの内側または外側に貯蔵する。スプレーボトルデ
ィスペンサーと間接的に連結する場合には、プラスチック片のような機械式締め
具が外部の化学品リザーバをスプレーボトルディスペンサーに連結する。スプレ
ーボトルディスペンサーと直接的に連結する場合には、化学品リザーバがスプレ
ーボトルディスペンサーと内部的または外部的に直接連結する。最も好ましい具
体例は、少なくとも一回分の化学品をスプレーボトルディスペンサーの内部、特
に底部に貯蔵し、スプレーボトルディスペンサーの使用可能期間を通じて化学品
の意図しない溢れや漏れを完全に包含する。これらの最も好ましい具体例は、取
扱、再充填及び化学品との接触から家財を保護する実質的な利点をもたらし、最
も重要なことは子供が化学品を偶然に摂取することを防止することである。この
特別な点は、店頭で瓶詰め業者により現在販売されている希釈された化学試薬に
比べて化学品濃縮物が一層大きな威力を有するために本質的に重要である。

【００１８】 最も好ましい具体例は、また、プラスチックボトル、プラスチックスプレーヘ
ッド及びプラスチックダウンチューブを含む、慣用のスプレーボトルディスペン
サーを利用する。本発明を具体化する製品を促進するためには、製品は大量の販
売及び消費が行われることから、容易に入手可能であり比較的に非常に安価であ
る標準部品を利用することが極めて重要である。それゆえ、化学品を貯蔵するた
めの付け足し型の化学品リザーバが極めて望ましい。

【００１９】 最も好ましい付け足し型の化学品リザーバはスプレーボトルディスペンサーの
底部内に受容された挿入物である。このタイプの挿入物は、高容量で極端に安く
製造することができ、一方で安全且つ信頼性のある製品に必要な全ての性能特性
を備える。特に、挿入物は、種々の方法でアクセス可能な化学品を含む少なくと
も一つの室または小室とともに製造することができる。例えば、リザーバは、器
具、特にダウンチューブの先端で破裂させることができる膜で封止することがで
きる。あるいは、化学品リザーバの壁は、化学品リザーバに外圧を加えた際に容
易に破裂するように設計または形状化することができる。化学品リザーバに弱部
の線を加えること、壁を薄くすること及び化学品リザーバの一部を部分的に弱く
する他の手段を本発明の使用のために実行することができる。

【００２０】 あるいは、通常のスプレーボトルディスペンサーの少なくとも一つの部品（例
えば、ボトル部、スプレーヘッド部、ダウンチューブ）を改良して化学品リザー
バをもたらすことができる。例えば、ボトル部の底の少なくとも一つの側部に化
学品リザーバを成型することによりボトル部の壁または底を改良することができ
、スプレーヘッド部に化学品リザーバを備えることができ、ダウンチューブを付
け足し型化学品リザーバを備えることができ、またはダウンチューブの壁を成型
して化学品リザーバを提供することができる。しかしながら、これらの手法の全
ては、本発明に従う挿入物の使用によって必要でない通常の部品を改良すること
により最初のうちは実質的にコスト高になる。

【００２１】 本発明に従う挿入物は多くの異なる形態及び形状を採用することができる。挿
入物の第１の好ましい具体例は少なくとも一つの室または小室を内部に有する円
柱によって明確になる。この円柱の内部に少なくとも一つの二分する壁を設けて
円柱の長さ方向に沿った室を区画することができる。少なくとも一つの二分する
壁を有するプラスチック円柱はプラスチックを押し出すことによって容易に得る
ことができる。挿入物の少なくとも一つの室の頂部及び底部は上方及び下方封止
膜により封止される。膜は、フィルム、フォイル、フィルムとフォイルの複合物
または、耐化学性であり且つ器具、特にダウンチューブの先端で容易に穴を開け
、または破裂させることができる他の好適な複合材にすることができる。

【００２２】 上方及び下方封止膜は、結合、接着結合、熱結合、音波溶接または液体をしっ
かりと封止する好適な方法（例えば、気密シール）によって挿入物に接続するこ
とができる。

【００２３】 この具体例の挿入物は、店頭販売において、充填したスプレーボトルディスペ
ンサーの内部に含まれた形で市場に出される。ダウンチューブはこの挿入物の開
放室を通ってボトル部の下方部に延在し、製造の間に瓶詰め業者により加えられ
た予め混合された化学試薬にアクセスする。化学試薬が消費された後に、ユーザ
ーはスプレーヘッドの螺子を外し、ダウンチューブをボトル部から持ち上げる。
挿入物が回転され、開放室が以前に位置していたところに化学品リザーバが位置
づけられる（すなわち、ダウンチューブによりパンクさせられる位置にここで位
置決めされる）。次いでユーザーはダウンチューブの先端を上方の封止膜に押し
当て、その室を通して下方の封止膜をパンクさせる。ダウンチューブでパンクさ
せて化学品リザーバにアクセスする工程の前または後に、挿入物の開放室を通じ
て水を加えることができる。この構造は化学品を常にスプレーボトルディスペン
サーの内部に貯蔵させることを可能にし、スプレーボトルディスペンサーの再充
填に必要な工程を最小にする。

【００２４】 消費者は、スプレーヘッド及びダウンチューブをボトル部から取り出し、挿入
物を回転し、化学品リザーバをパンクさせ、挿入物の開放室を通じて水を加え、
そしてスプレーヘッド部をボトル部に再組立する際にあまり不便を感じないであ
ろう。さらに、挿入物内に貯蔵された化学品濃縮物は取扱に極めて安全であり、
子供が偶然に摂取することを防止する（すなわち、子供は首尾よくスプレーヘッ
ドを螺子を回してボトル部から外し、ダウンチューブを完全にボトル部から取り
出し、そして首尾よく挿入物をパンクさせなければならないであろう）。さらに
、子供が挿入物をパンクさせた場合でも、上方封止膜を通る接近開放部は十分に
小さいので化学品をこぼすことは実質的に制限され、子供が容易に摂取すること
を防止する。それゆえ、本発明は大量の化学品濃縮物を店頭販売する現在の方法
よりもずっと安全であり、消費者に後に家庭で化学品濃縮物を取扱わせ、混合さ
せる。

【００２５】 この特定の挿入物は１、２、３、４又は５つ以上の分離した室または小室をも
つことができる。例えば、４つの小室の場合、一つの小室は、スプレーボトルデ
ィスペンサーに希釈した化学品の初期の充填が行われるときの組立の間に瓶詰め
業者によってダウンチューブが置かれる開放小室になる。それゆえ、この例では
、３つの小室を分離した３つの化学品リザーバとして使用することができる。こ
の４つの小室の構造はユーザーにスプレーボトルディスペンサーの予混合した希
釈化学試薬を最初に消費させて、次いで、スプレーボトルディスペンサー中に含
まれる全ての化学品を消費する前にあと３回スプレーボトルディスペンサーを再
充填させる。この時点で消費者がスプレーボトルディスペンサーを廃棄するなら
ば、廃棄する前に一回スプレーボトルディスペンサーを使用する消費者の現在の
慣行に対して３回の改良をもたらすであろう。それゆえ、もしそれが完全に実施
されれば、スプレーボトルディスペンサーの消費は３倍低下する（すなわち、４
分の一の浪費ですむ）。

【００２６】 しかしながら、本発明は消費者による現在の慣行に対してさらに大きな改良を
もたらすことができる。特に、挿入物は、挿入物を持たない慣用の店頭販売型の
スプレーボトルディスペンサーにその内容物の初期の消費後にくわえることがで
きる分離品として、あるいは、本発明に従う挿入物を有するスプレーボトルディ
スペンサーのユニットとして初期に販売された挿入物の化学品が完全に消費した
後に、そのスプレーボトルディスペンサーとともに使用するために、店頭販売さ
れることもできる。

【００２７】 この新しいシステムは、輸送重量と輸送に関わるコストを極めて低減し、製品
を売買するための小売店の棚スペースを低減し、そして最も重要なことにはプラ
スチック材料の消費及び浪費を低減することになるであろう。特に、上記４室の
挿入物を製造するのに必要なプラスチックの量は、使用可能な希釈化学試薬の等
しい量を基準とした４つの従来のスプレーボトルディスペンサーのプラスチック
の重量に比べて小部分にすぎない。

【００２８】 さらに、従来のスプレーボトルディスペンサーは、本発明に従う挿入物に比べ
て製造コストが極めて高く、従来のスプレーボトルディスペンサー部品の製造に
関わる労力並びに他の直接及び間接のコストは本発明に従う挿入物に比べて相当
かかる。さらに、本発明に従う挿入物は容易に再使用することができ、もし、適
当なシステムが開発されてかかる挿入物を再加工されるならば、再充填可能であ
る。しかしながら、おそらく、挿入物はその便利性ゆえに消費者によって処分さ
れるであろう。

【００２９】 本発明に従う挿入物の第２具体例は、スプレーボトルディスペンサー内に配置
することができる化学品リザーバの柔片を形成することに関わる。化学品リザー
バの条片は、高速で製造することができ、おそらく連続条片として製造され、各
スプレーボトルディスペンサー中での隔離を終えたときにの長さで切断される。
条片型の挿入物は高速成型法によって製造することができ、例えば、プラスチッ
ク条片から化学品リザーバを形成し、化学品リザーバを化学品で充填し、化学品
リザーバを密封することによって製造することができる。次いで、この完成した
条片をスプレーボトルディスペンサーに加えるべきリザーバの数に応じた長さに
切断し、好ましくは、接着剤または他の方法でボトル部の内側に固着される。プ
ラスチック柔片でできた化学品リザーバは上記法で作製され、それゆえ、化学品
リザーバは、器具、とくにダウンチューブの先端で穴を開けるかまたは化学品リ
ザーバに圧力を加えて破裂させることができる。ユーザーは、少なくとも一つ（
すなわち、１，２，３個等）の化学品リザーバを破裂させて希釈化学試薬の濃度
を特別に調整することができる。それゆえ、本発明は、消費者に、従来のスプレ
ーボトルディスペンサーでは現在入手不可能な濃度を選択させる自由を与える。

【００３０】 第３の具体例において、複数の分離した化学品リザーバをボトル部内に加える
ことができる。円柱状化学品リザーバは器具、とくにダウンチューブの先端で穴
を開けることができる上部封止膜を備える。複数の円柱状化学品リザーバは分離
したユニットにすることができまたは、条片または他の手段によって互いに結合
することができる。円柱状化学品リザーバは好ましくはボトル部の底壁に位置さ
せてダウンチューブの先端で穴を開ける操作を容易にすることができる。

【００３１】 第４の具体例において、円柱状化学品リザーバはボトル部の側壁を橋渡しする
。円柱状化学品リザーバをそのように製造して、円柱状化学品リザーバを、円柱
状化学品リザーバの位置の壁を単に押し合わせることで破裂させることができる
。

【００３２】 第５の具体例において、分離したドーナツ型の化学品リザーバが従来のダウン
チューブに加えられる。ドーナツ型の化学品リザーバは、穴を開けまたは破裂さ
せて化学品を取り出すように製造される。あるいは、ドーナツ型の化学品リザー
バ内側表面に少なくと一つの小穴を設け、それをダウンチューブ自体で密封する
ことができる（密封を確実にするために接着剤を用い得る）。このタイプの構造
において、ドーナツ型リザーバ内の化学品は、ドーナツ型リザーバを単純にダウ
ンチューブから抜き、ドーナツ型リザーバの内側壁の開口部（小穴）を露出する
ことによって取り出すことができる。ドーナツ型リザーバは、ボトル部からスプ
レーヘッド部を螺子回して外し、最下部のドーナツ型リザーバがボトル部の開口
またはその近傍に位置するまでダウンチューブを底部から持ち上げ、ボトル部の
開口にて手の指でドーナツ型リザーバを掴み、次いでもう一方の手でそのドーナ
ツ型リザーバをダウンチューブから外すようにダウンチューブを持ち上げ、そし
てドーナツ型リザーバをボトルに落下させる。その前後に水を加えて、濃縮物を
希釈化学試薬を調製する。

【００３３】 第６の具体例において、階段状の且つ積み重ね配列の複数のリザーバが挿入物
に設けられる。頂部リザーバは、底部リザーバに比べて幅が薄く、深さが深い。
頂部リザーバと底部リザーバの寸法の間の寸法を有する少なくとも一つのリザー
バが頂部リザーバと底部リザーバの間に設けられる。この階段状且つ積み重ねの
配置は、器具、特に、ダウンチューブの先端を任意の化学品リザーバに容易に接
近させて各リザーバを封止する膜に穴を開けることを可能にする。

【００３４】 第７の具体例において、複数のリザーバが挿入物内に、積み重ね配置で提供さ
れる。各リザーバの頂部及び底部は封止膜で密封されている。この挿入物を含む
スプレーボトルディスペンサーを使用する人は、最初に、第１の再装填操作の間
に上方リザーバの上部及び下部封止膜に穴を開け、第２の再装填操作の間に中央
のリザーバの化学品にアクセスするために中央リザーバの上部及び下部封止膜に
穴を開け、そして第３の再装填操作の間に３番目のリザーバに同様の事を行う。

【００３５】 ＜再装填可能な容器およびディスペンサー＞ 本発明の第１の目的は、改良されたディスペンサーを提供することにある。

【００３６】 本発明の第２の目的は、再装填可能なディスペンサーを提供することにある。

【００３７】 本発明の第３の目的は、少なくとも１装填回分の物質を含むように構成された
ディスペンサーを提供することにある。

【００３８】 本発明の第４の目的は、少なくとも１装填回分の物質を含むように構成された
再装填可能なディスペンサーを提供することにある。

【００３９】 本発明の第５の目的は、少なくとも１装填回分の濃縮物質を含むように構成さ
れた再装填可能なディスペンサーを提供することにある。

【００４０】 本発明の第６の目的は、複数回装填分の物質を含むように構成されたディスペ
ンサーを提供することにある。

【００４１】 本発明の第７の目的は、複数回装填分の物質を含むように構成された再装填可
能なディスペンサーを提供することにある。

【００４２】 本発明の第８の目的は、複数回装填分の濃縮物質を含むように構成されたディ
スペンサーを提供することにある。

【００４３】 本発明の第９の目的は、複数回装填分の濃縮物質を含むように構成された再装
填可能なディスペンサーを提供することにある。

【００４４】 本発明の第１０の目的は、複数回装填分の同一の物質を含むように構成された
ディスペンサーを提供することにある。

【００４５】 本発明の第１１の目的は、複数回装填分の同一の濃縮物質を含むように構成さ
れたディスペンサーを提供することにある。

【００４６】 本発明の第１２の目的は、複数回装填分の同一の物質を含むように構成された
再装填可能なディスペンサーを提供することにある。

【００４７】 本発明の第１３の目的は、複数回装填分の同一の濃縮物質を含むように構成さ
れた再装填可能なディスペンサーを提供することにある。

【００４８】 本発明の第１４の目的は、複数回装填分の異なる物質を含むように構成された
ディスペンサーを提供することにある。

【００４９】 本発明の第１５の目的は、複数回装填分の異なる濃縮物質を含むように構成さ
れたディスペンサーを提供することにある。

【００５０】 本発明の第１６の目的は、複数回装填分の異なる物質を含むように構成された
再装填可能なディスペンサーを提供することにある。

【００５１】 本発明の第１７の目的は、複数回の装填分の異なる濃縮物質を含むように構成
された再装填可能なディスペンサーを提供することにある。

【００５２】 本発明の第１８の目的は、再装填可能なディスペンサーであって、少なくとも
１装填分の物質を前記ディスペンサーに関連づけて含むように構成されたディス
ペンサーを提供することにある。

【００５３】 本発明の第１９の目的は、再装填可能なディスペンサーであって、少なくとも
１装填分の物質を、前記ディスペンサーに関連づけかつ前記ディスペンサーの外
側に配置して含むように構成されたディスペンサーを提供することにある。

【００５４】 本発明の第２０の目的は、再装填可能なディスペンサーであって、少なくとも
１装填分の物質を、前記ディスペンサーに関連づけかつ前記ディスペンサーの内
側に配置して含むように構成されたディスペンサーを提供することにある。

【００５５】 本発明の第２１の目的は、再装填可能なディスペンサーであって、少なくとも
１装填分の物質を、前記ディスペンサーに関連づけかつ前記ディスペンサーに組
み込んで含むように構成されたディスペンサーを提供することにある。

【００５６】 本発明の第２２の目的は、再装填可能なディスペンサーであって、少なくとも
１装填分の濃縮物質を前記ディスペンサーに関連づけて含むように構成されたデ
ィスペンサーを提供することにある。

【００５７】 本発明の第２３の目的は、再装填可能なディスペンサーであって、少なくとも
１装填分の濃縮物質を前記ディスペンサーに関連づけかつ前記ディスペンサーの
外側に配置して含むように構成されたディスペンサーを提供することにある。

【００５８】 本発明の第２４の目的は、再装填可能なディスペンサーであって、少なくとも
１装填分の濃縮物質を前記ディスペンサーに関連づけかつ前記ディスペンサーの
内側に配置して含むように構成されたディスペンサーを提供することにある。

【００５９】 本発明の第２５の目的は、再装填可能なディスペンサーであって、少なくとも
１装填分の濃縮物質を前記ディスペンサーに関連づけかつ前記ディスペンサーに
組み込んで含むように構成されたディスペンサーを提供することにある。

【００６０】 本発明の第２６の目的は、少なくとも１装填分の物質をディスペンサー内に貯
蔵して含むように構成されたディスペンサーを提供することにある。

【００６１】 本発明の第２７の目的は、少なくとも１装填分の濃縮物質をディスペンサー内
に貯蔵して含むように構成されたディスペンサーを提供することにある。

【００６２】 本発明の第２８の目的は、複数回装填分の種々の反応性物質を含むように構成
されたディスペンサーを提供することにある。

【００６３】 本発明の第２９の目的は、複数回装填分の種々の濃縮反応性物質を含むように
構成されたディスペンサーを提供することにある。

【００６４】 本発明の第３０の目的は、複数回装填分の種々の反応性物質を含むように構成
された再装填可能なディスペンサーを提供することにある。

【００６５】 本発明の第３１の目的は、複数回装填分の種々の濃縮反応性物質を含むように
構成された再装填可能なディスペンサーを提供することにある。

【００６６】 本発明の第３２の目的は、上記第１〜２９の目的に記載したディスペンサーま
たは再装填可能なディスペンサーを、以下の内容物の一部および／または全部と
組み合わせて提供することにある。前記内容物は、ある物質と；同一の物質と；
異なる物質と；濃縮物質と；濃縮された同一の物質と；濃縮された異なる物質と
；物質および／または濃縮物質と；同一の反応性物質と；異なる反応性物質と；
同一の反応性物質および／または異なる物質と；同一の物質および／または異な
る反応性物質と；同一の反応性濃縮物質と；異なる反応性濃縮物質と；同一の反
応性濃縮物質および／または異なる物質と；同一の物質および／または異なる濃
縮物質、および／または同一の反応性濃縮物質、および／または異なる反応性濃
縮物質と、同一のおよび／または異なる濃縮率、物質のタイプ、１以上の他の物
質との反応性および／または非反応性を有する内容物または部分的内容物の他の
組合せの全てを含む。

【００６７】 本発明の第３３の目的は、上記第１〜３０の目的に記載したディスペンサーま
たは再装填可能なディスペンサーの組合せであって、混合、反応、溶解、液化、
ガス化、凝固により、または他の方法で１以上の物質を一緒にさせるためにディ
スペンサーまたは再装填可能なディスペンサーの１以上のリザーバを開放するた
めの手段を含むディスペンサーの組合せを提供することにある。特に、前記手段
は、穿孔、破裂、伸張、折り曲げ、裂断、切断、穴開け、摩擦、粉砕、加熱、溶
解、溶融、照射、化学反応、および他の好適な方法および／または手段のための
装置または構造を含む。

【００６８】 ＜カートリッジ（カプセル）＞ 本発明の第１の目的は、物質を含むためのカートリッジを提供することにある
。

【００６９】 本発明の第２の目的は、濃縮物質を含むためのカートリッジを提供することに
ある。

【００７０】 本発明の第３の目的は、複数回装填分の物質を含むためのカートリッジを提供
することにある。

【００７１】 本発明の第４の目的は、複数回装填分の濃縮物質を含むためのカートリッジを
提供することにある。

【００７２】 本発明の第５の目的は、複数回装填分の同一の物質を含むためのカートリッジ
を提供することにある。

【００７３】 本発明の第６の目的は、複数回装填分の同一の濃縮物質を含むためのカートリ
ッジを提供することにある。

【００７４】 本発明の第７の目的は、複数回の装填分の異なる物質を含むためのカートリッ
ジを提供することにある。

【００７５】 本発明の第８の目的は、複数回の装填分の反応性物質を含むためのカートリッ
ジを提供することにある。

【００７６】 本発明の第９の目的は、複数回の装填分の異なる反応性物質を含むためのカー
トリッジを提供することにある。

【００７７】 本発明の第１０の目的は、物質を含むための複数のリザーバを有するカートリ
ッジを提供することにある。

【００７８】 本発明の第１１の目的は、１以上の物質を含むように構成された複数のリザー
バを有するカートリッジであって、前記リザーバが同時に開放されるように構成
されているカートリッジを提供することにある。

【００７９】 本発明の第１２の目的は、１以上の物質を含むように構成された複数のリザー
バを有するカートリッジであって、前記リザーバが選択的に開放されるように構
成されているカートリッジを提供することにある。

【００８０】 本発明の第１３の目的は、１以上の物質を含むように構成された複数のリザー
バを有するカートリッジであって、前記リザーバが、操作および使用の１以上の
異なるモードにおいて同時におよび／または選択的に開放されるように構成され
ているカートリッジを提供することにある。

【００８１】 本発明の第１４の目的は、１以上の物質を含むように構成された少なくとも１
つのリザーバを有するカートリッジであって、前記少なくとも１つのリザーバが
単一の位置にて開放されるように構成されているカートリッジを提供することに
ある。

【００８２】 本発明の第１５の目的は、１以上の物質を含むように構成された少なくとも１
つのリザーバを有するカートリッジであって、前記少なくとも１つのリザーバが
複数の位置にて開放されるように構成されているカートリッジを提供することに
ある。

【００８３】 本発明の第１６の目的は、１以上の物質を含むように構成された複数のリザー
バであって、各々が１つの位置および／または複数の位置にて開放されるように
構成されたリザーバを有するカートリッジを提供することにある。

【００８４】 本発明の第１７の目的は、穿孔、破裂、伸張、折り曲げ、裂断、切断、穴開け
、摩擦、粉砕、加熱、溶解、溶融、照射、化学反応、および他の好適な方法およ
び／または手段により調整されるように構成された少なくとも１つのリザーバを
有するカートリッジを提供することにある。

【００８５】 本発明の第１８の目的は、上記第１〜１７の目的に記載されたカートリッジの
組み合わせを有するプラスチックのカートリッジであって、成形、射出成形、減
圧成形、延伸、流し込み加工、押し出し加工、加熱、照射、変形、および／また
は、プラスチック材料を形成する他の好適な方法により製造されるカートリッジ
提供することにある。

【００８６】 本発明の第１９の目的は、上記第１〜２９の目的に記載されたディスペンサー
または再装填可能なディスペンサーの組み合わせを、ある物質と；同一の物質と
；異なる物質と；濃縮物質と；濃縮された同一の物質と；濃縮された異なる物質
と；物質および／または濃縮物質と；同一の反応性物質と；異なる反応性物質と
；同一の反応性物質および／または異なる物質と；同一の物質および／または異
なる反応性物質と；同一の反応性濃縮物質と；異なる反応性濃縮物質と；同一の
反応性濃縮物質および／または異なる物質と；同一の物質および／または異なる
濃縮物質、および／または同一の反応性濃縮物質、および／または異なる反応性
濃縮物質と、同一のおよび／または異なる濃縮率、物質のタイプ、１以上の他の
物質との反応性および／または非反応性を有する内容物または一部内容物の他の
組合せの全てとを含む一部および／または全部の内容物と組合せて提供すること
にある。

【００８７】 本発明に従う内容物およびディスペンサーは、種々の多様な用途で利用される
ことができる。例えば、本発明に従うディスペンサーは、化学物質、消費者が清
掃に用いる化学物質（例えば、ガラスクリーナ、表面クリーナ、トイレクリーナ
、消毒剤）、業者が清掃に用いる化学物質、石鹸、反応性化学物質、衛生および
身体の手入れ用の化学製品、毒性の化学物質、医薬品、製剤、植物用の化学物質
および化学肥料、殺虫剤、溶剤、塗料、飲料、アルコールおよび非アルコール飲
料、動物および／または人間用の食物、および、物質を分与するのに好適な他の
全ての用途に利用され得る。

【００８８】 本発明に従う容器およびディスペンサーは、種々の物理状態の物質とともにユ
ニット化することができる。これらの物理状態は、ガスと、液体と、固体（例え
ば錠剤、小包）と、ペーストと、スラリーと、不飽和溶液と、超飽和溶液と、多
相物質と、（混成、反応、分散による、または、ある方法で関連された）これら
の物理状態の組合せと、他のタイプの好適な物理状態とを含む。

【００８９】 本発明に従う容器およびディスペンサーは、特に、収容、貯蔵、混合、混成、
反応、分散に、または、１以上の物質を関連させる他の方法に好適である。本発
明に従う容器およびディスペンサーは、特に、収容、貯蔵、混合、混成に、およ
び／または、少なくとも１つの濃縮物質を少なくとも１つの稀釈剤（例えば水、
溶剤、予め混合された試剤、稀釈試剤など）を用いて分散することに適している
。このようにして、１回以上の装填分の濃縮物質が稀釈され、かつ、本発明に従
うディスペンサーから分与されることができる。いくつかの好ましい具体例にお
いて、複数回装填分の濃縮物質が、ディスペンサーに、好ましくはディスペンサ
ー内に貯蔵されて関連づけられる、そして、同時にまたは選択的に、装填または
再装填のために用いられることができる。

【００９０】

【好ましい具体例の詳細な説明】

＜定義＞ 本発明に従うスプレーボトルディスペンサーは、化学品を含む一以上のリザー
バ（即ち、化学品リザーバ）を含む。

【００９１】 化学品リザーバは、パッケージングによりスプレーボトルディスペンサーと間
接的に関連した別のユニットにすることができ、あるいはスプレーボトルディス
ペンサーに外部的にまたは内部的に連結することによりスプレーボトルディスペ
ンサーに直接的に関連させることができる。好ましい具体例は、一以上の化学品
リザーバを内部に含み、最も好ましくは、ボトル部内に含み当該一以上の化学品
リザーバからの意図しない化学品の漏れまたは放出物を完全に包含する。

【００９２】 化学品リザーバを、スプレーボトルディスペンサーと外部的に連結する場合、
ボトル部またはスプレーヘッドと連結する、あるいはボトル部及びスプレーヘッ
ドの両方と連結するプラスチックのタブまたは条辺のコネクターのような分離片
の機械式締め具によって連結することができる。

【００９３】 あるいは、化学品リザーバは、ボトル部、スプレーヘッド部、及び／またはダ
ウンチューブの一体品として形成することができる。その一体品の具体例におい
て、化学品リザーバは、接着剤、プラスチック溶接、プラスチック成形（例えば
、成型）または他の手段により連結することによってリザーバを直接スプレーボ
トルディスペンサー部品に一体化することができる。

【００９４】 好ましい具体例において、スプレーボトルディスペンサーは一以上の分離した
化学品リザーバを備え、スプレーボトルディスペンサーを一回以上再装填させる
。最も好ましい具体例において、スプレーボトルディスペンサーは複数の別個の
化学品リザーバを備え、ユーザーに一回の再装填の間に２以上の化学品リザーバ
にアクセスさせて当該再装填操作における再装填混合物の化学品濃度を増大する
（例えば、２倍、３倍、４倍等）。

【００９５】 化学品リザーバは、製造を簡略化し、製造コストを低減するために同一のユニ
ットにすることができ、あるいは、化学品リザーバ同士で異なるサイズ、形状、
及び／または構造にすることができる。例えば、内部的及び外部的にも結合され
た化学品リザーバを適用することができ、且つ／または一体式及び別個のタイプ
の化学品リザーバを組み合わせることができる。

【００９６】 スプレーボトルディスペンサーの一以上の化学品リザーバは化学品を含む。特
に、リザーバは、単一の化学組成物のみ、化学品の一相混合物、化学品の二相混
合物、分散液または任意の他の液状化学品で充填または部分的に充填することが
できる。あるいは、化学品は、タブレット、粉体若しくは粒体、または濃厚なス
ラリーのような半固体の形態にすることができる。いずれの場合でも、リザーバ
は、溶媒、特に淡水により容易に希釈または溶解することができる化学試薬を含
むべきである。

【００９７】 本発明に従うスプレーボトルディスペンサー１０の好ましい具体例を、図１〜
５に示す。スプレーボトルはカプラー１６を含むスプレーヘッド部１２を有する
。カプラー１６はその内側に螺子部が形成され、螺子部が外側に付けられたボト
ル部１４の首部に螺合されている。ダウンチューブ１８はスプレーヘッド部１２
に連結されており、ボトル部１４の底に向かって延在する。

【００９８】 スプレーボトルディスペンサー１０には、３つの分離した室２２，２４及び２
６を有する挿入物２０が装着される。図２に示した挿入物２０の具体例において
、挿入物２０は、挿入物２０の上部にリム２８を備える。リム２８は、図５に示
したように、ボトル１４の螺子付首部３０の内径よりも大きな径を有する。それ
ゆえ、リム２８は挿入物２０をボトル１４内に吊るように機能する。

【００９９】 室２２，２４及び２６は、予め決められた量の濃縮液を各室内で貯蔵するため
に使用される。図５に示したように、室２４及び２６はその頂部にて上方封止膜
３２により密封されており、室２４及び２６の底部は下方封止膜３４により密封
されている。室２２は、開放され（即ち、封止膜３２、３４により覆われておら
ず）、ダウンチューブを収容しており、また、水のような溶媒を挿入物２０を通
じてボトル部１４に加えることを可能にする。

【０１００】 挿入物２０は、好ましくは、好適なプラスチック材料から製造され、そして上
方封止膜３２及び下方封止膜３４は好ましくは好適なプラスチックフィルム、金
属ホイル、または他の好適な単一または複合膜から製造される。膜は、内容物に
対して耐化学性であり且つ挿入物をしっかり液体シールさせるのに好適なものに
すべきである。上方封止膜３２及び下方封止膜３４は種々の手段により挿入物２
０に取り付けることができる。例えば、膜３２及び膜３４は、結合、接着結合、
熱溶接、音波溶接、または室２２，２４及び２６にしっかりとした液体シールを
もたらすのに好適な任意の慣用手段（例えば、気密シール）により取り付けるこ
とができる。

【０１０１】 図１に示した挿入物２０の代わりに、好適な構造を有する他の種々の挿入物を
用いることができる。例えば、図６Ａに、開放した中央室３６及び４つの化学品
室３７，３８，３９及び４０を有する５室挿入物２０’を示し、図６Ｂに、室４
１，４２，４３及び４４を有する４室挿入物２０”を示す。さらに、挿入物のボ
トル１４の長さに対する長さは、挿入物中に用いられる濃縮物の異なる濃縮レベ
ルに基づいて実質的に変化させることができる。特に、いっそう高い濃度の濃縮
物は挿入物の室内でより小さい容積で足り、それゆえ、挿入物の必要な長さを減
らす。

【０１０２】 挿入物２０は、種々の異なる技法で製造することができるが、射出成形または
押し出し法が最も好適な製造方法である。

【０１０３】 挿入物２０は、ボトルの内部に収容した形で店頭販売することができ、且つ／
または従来のスプレーボトル内に挿入することができる別のユニットとして売買
することができる。

【０１０４】 挿入物２０をボトルの内部に収容した形で販売の対象とする場合には、３つの
室２２，２４及び２６は始めから化学品リザーバにすることができる。ボトルは
水または他の好適な希釈液で充満されており、室２２を密封する頂部封止膜３２
及び底部封止膜３４は、スプレーヘッドを底部に確実に留めてパッケージング組
立品を完成させる前に、ダウンチューブ１８をボトル部に挿入する間にダウンチ
ューブ１８の先端が差し込まれて穴が開けられる。

【０１０５】 あるいは、室２２を開放して（すなわち、上記のように、液体濃縮物をなくし
）、ボトルを最初から適当な濃度に希釈された化学試薬液で充満して市場に出し
てもよい。この場合、ダウンチューブ１８は組立の間に開放室２２に挿入される
。図３に示したように３室を有する具体例において、室２４及び２６に含まれる
濃縮物の２回の追加放出は、後に消費者がそれらの室を破ってボトルに濃縮物を
放出することによって行うことができる。消費者は、ボトル１４に、放出段階の
前または後に空の室２２を通じて水を供給することができる。

【０１０６】 本発明に従うスプレーボトル１００の第２具体例を図７〜９に示す。スプレー
ボトル１００はスプレーヘッド部１０２及びボトル部１０４を含む。スプレーヘ
ッド部１０２は、スプレーヘッド部１０２をボトル部１０４の螺子付き首部に結
合するための螺子付きカプラー１０６を含む。ダウンチューブ１０８はスプレー
ヘッド部１０２に連結されており、ボトル部１０４の底部に向かって延在する。

【０１０７】 この第２具体例において、液体濃縮物を含む複数の化学品リザーバを有する柔
片１１０がボトル部１０２内に設けられる。柔片１１０は、ボトル部１０４の一
つの壁の内側表面に取り付けられている。柔片１１０の特定の位置は、図７に示
した位置からボトル部１０４の側部及び／または底部の他の位置に変更すること
ができる。化学品リザーバ１１２は、各々、ダウンチューブ１０８の先端をリザ
ーバ１１２の表面に押し付けるかあるいはボトル部１０４の外側壁をつまんで化
学品リザーバ１１２の少なくとも一つを破裂させかのいずれかによって破裂させ
ることができるような方法で作製される。例えば、化学品リザーバ１１２は、図
８及び９に示したように、その壁が薄弱な線部を少なくとも一本有するように作
製することができる。

【０１０８】 条片１１０は、好ましくは、不定の長さで製造され、次いで特定の用途の長さ
に切断される。それゆえ、異なる寸法のボトルはより多いあるいは少ない数の個
々の化学品リザーバ１１２を有することが可能である。さらに、不定の長さによ
り条片を作製することは、ボトル詰めの間に高速挿入するための条片１１０の高
速製造を可能にするであろう。図８に示した具体例において、条片１１０は封止
層１１８を条片１１０の背面に接続するための接着層１１６を備える。別の接着
層１２０は条片１１０をボトル部１０４の壁に結合する。

【０１０９】 図１０及び１１に、本発明に従うスプレーボトルディスペンサー２００の第３
の具体例を示す。スプレーボトルディスペンサー２００はスプレーヘッド部２０
２とボトル部２０４とを含む。スプレーヘッド部２０２は、スプレーヘッド部２
０２をボトル部２０４の螺子付き首部に結合するための螺子付きカプラー２０６
を含む。ダウンチューブ２０８はスプレーヘッド部２０２に連結されており、ボ
トル部２０４の底部に向かって延在する。

【０１１０】 この第３の具体例において、複数の化学品リザーバ２１０がボトル部２０４の
底に設けられる。それらの化学品リザーバ２１０は独立した化学品リザーバする
ことができ、あるいは機械式カプラーによってなんらかの方法にて共に結合する
ことができる。いずれの場合も化学品リザーバ２１０はそれらがボトル部２０４
の開放口を通ることができるように製造しなければならない。

【０１１１】 化学品リザーバ２１０の一つの詳細な断面図を図１１に示す。化学品リザーバ
２１０は、その頂部に開放端２１２を有する円柱状または別の好適な形状にする
ことできる。開放端２１２は器具、特にダウンチューブ２０８の先端で穴を開け
ることができる金属箔によって封止されている。リザーバ２１０は少なくとも部
分的に化学品濃縮液Ｌが充填されている。

【０１１２】 使用時に、スプレーボトルディスペンサー２００は、瓶詰業者によって希釈さ
れた化学品試薬が充填される。４つの化学品リザーバ２１０はそれぞれ少なくと
も部分的に充満される。それゆえ、この特定の構造は４回の再装填操作を可能に
する。各々の再装填操作は、スプレーヘッド部２０２の螺子付きカプラーの螺子
を緩め、スプレーヘッド部２０２を、ダウンチューブ２０８の先端がリザーバ２
１０の上面を超えるまで上方にわずかに傾けることから始める。次いで、ユーザ
ーはダウンチューブ２０８の先端をリザーバ２１０の一つの金属箔２１４に押し
込んで穴を開ける。ボトル部２０４を、化学品リザーバ２１０の一つにアクセス
する段階の前あるいは後に、水で満たす。

【０１１３】 図１２〜１４に、本発明に従うスプレーボトルディスペンサー３００の第４の
具体例を示す。スプレーボトルディスペンサー３００はスプレーヘッド部３０２
とボトル部３０４とを含む。スプレーヘッド部３０２は、スプレーヘッド部３０
２をボトル部３０４の螺子付き首部に結合するための螺子付きカプラー３０６を
含む。ダウンチューブ３０８はスプレーヘッド部３０２に連結されており、ボト
ル部３０４の底部に向かって延在する。

【０１１４】 この第４の具体例において、条片３１０と３１２は複数の化学品リザーバ３１
４を連結している。図１２に５つのリザーバを示すが、それより多くあるいは少
ないリザーバを用いることができる。

【０１１５】 このリザーバ３１４は、図１３及び１４に示したように薄弱な線部３１６を備
える。薄弱な線部３１６はリザーバ３１４に力が加わったときにリザーバ３１４
を破裂させる。例えば、化学品リザーバ３１４の一つが位置するボトル部３０４
の側部を絞ってその化学品リザーバ３１４を破裂させることができる。

【０１１６】 条片３１０及び３１２は、好ましくは、ボトル部３０４の壁に固定される。例
えば、条片３１０及び３１２は、接着剤で接着し、または音波溶接若しくは熱溶
接で結合させる。条片３１０及び化学品リザーバはプラスチックから成型するこ
とができる。

【０１１７】 この特定の具体例において、スプレーボトルディスペンサー３００は少なくと
も一つのリザーバ３１４を破裂させることによって再装填される。より多くのリ
ザーバ３１４を破裂させると、希釈された化学試薬の濃度が一層高くなる。破裂
操作の前後に水のような溶媒を加えることができる。スプレーボトルディスペン
サーは、複数回の再装填操作を可能にする複数のリザーバ３１４を含めて、瓶詰
め業者によって希釈された化学試薬が充填されるのが好ましい。

【０１１８】 図１５〜１７に、本発明に従うスプレーボトルディスペンサー４００の第５の
具体例が示されている。スプレーボトルディスペンサー４００はスプレーヘッド
部４０２及びボトル部４０４を含む。スプレーヘッド部４０２は、スプレーヘッ
ド部４０２をボトル部４０４の螺子付き首部に結合するための螺子付きカプラー
４０６を含む。ダウンチューブ４０８はスプレーヘッド部４０２に連結されてお
り、ボトル部４０４の底部に向かって延在する。

【０１１９】 第５具体例において、複数のドーナツ型の化学品リザーバ４１０がダウンチュ
ーブ４０８上に設けられている。特に、ドーナツ型の化学品リザーバ４１０はそ
れぞれダウンチューブ４０８を通す中央穴４１２を有する。化学品リザーバ４１
０は、図１６及び１７に示すように、化学試薬液Ｌを含む化学品リザーバ４１０
の上端を密封するための金属箔４１４を備える。

【０１２０】 使用の際、スプレーボトルディスペンサー４００は、最初に、希釈された化学
試薬が瓶詰め業者により充満されて、店頭販売される。希釈された化学試薬が最
初に消費された後に、ユーザーは本体部４０４からスプレーヘッド部４０２をそ
の螺子を回して外し、ダウンチューブ４０８を底部４０４から持ち上げる。次い
で、ユーザーはリザーバ４１０の最下部を握り、単にダウンチューブ４０８の末
端からそれを引き抜く。次いで、金属箔４１４に、器具、特に、ダウンチューブ
４０８の先端で穴を開ける。穴が開いたリザーバはボトル部４０４内に落下させ
る。水のような溶媒を、リザーバ４１０の開穴段階の前に、ボトル部４０４に加
える。次いで、スプレーヘッド部４０２をボトル部４０４に螺子込むことによっ
てスプレーボトルディスペンサー４００を組み立てる。

【０１２１】 ドーナツ型の化学品リザーバ４１０’の別の具体例を図１７Ｂに示す。この化
学品リザーバ４１０’は、頂部が密封されて化学品濃縮液Ｌを含む環状室４１６
を区画している。少なくとも一つの小孔４１８が貫通孔４１２’の内壁上に提供
されて化学品がそこを通って逃げ出すことを可能にする。孔４１８は、ダウンチ
ューブが中央孔１１８を通して挿入されるときに、ダウンチューブの外側表面に
よって密封される。さらに、接着剤またはシーラントの薄膜をドーナツ型の化学
品リザーバとダウンチューブとの間に塗布してさらに孔４１８の封止を確実にす
ることができる。

【０１２２】 スプレーボトルディスペンサーの第６の具体例は、図１８〜２１に示したよう
な挿入物５００を用いる。挿入物５００は、リップ部５０４を有するシリンダ部
５０２と、シリンダ部５０２を上方リザーバ５０８に連結するコネクター部５０
６と、上方リザーバ５０８を中央リザーバ５１２に連結するコネクター部５１０
と、中央リザーバ５１２を下方リザーバ５１６に連結するコネクター部５１４と
を含む。ダウンチューブ５１８は、中空シリンダ部５０２を通過するように示さ
れているが、挿入物５００に連結されていない。

【０１２３】 リザーバ５０８，５１２及び５１６は積み重ねて且つ階段状に配置されている
。上方リザーバ５０８は下方リザーバ５１６に比べて幅が薄く、深さが深い。中
央リザーバ５１２は上方リザーバ５０８と下方リザーバ５１６との間の寸法を有
する。この階段状且つ積み重ねの配置は、挿入物がスプレーボトルディスペンサ
ー中に残ったまま、リザーバ５０８，５１２，５１６のリザーバの各々を密封す
る封止膜（図示しない）に穴を開ける器具をアクセスさせることを可能にする。

【０１２４】 挿入物６００を有するスプレーボトルディスペンサーの第７の具体例を図２２
及び２３に示す。挿入物６００は、リップ部６０４を有するシリンダ部６０２と
、シリンダ部６０２を上方リザーバ６１０に連結するコネクター部６０８と、上
方リザーバ６１０を中央リザーバ６１４に連結するコネクター部６１２と、中央
リザーバ６１４を下方リザーバ６１８に連結するコネクター部６１６とを含む。
各リザーバ６１０，６１４及び６１８の頂部及び底部は開口であり、それぞれ、
上部金属箔６２０及び下部金属箔６２２で密封されている。

【０１２５】 使用時は、最初に、瓶詰め業者により希釈された化学試薬が充填され、ダウン
チューブはシリンダ部６０２だけに通す。初期の希釈した化学試薬を消費した後
に、ユーザーはダウンチューブを上方リザーバ６１０のレベルを超えるように引
上げ、ダウンチューブの先端をリザーバ６１０の上部金属箔６２０と下部金属箔
６２２に押し付け、化学品濃縮液をボトル部に放出させる。化学品濃縮液にアク
セスする前または後に、水のような溶媒を加える。金属箔６２０，６２２に穴を
開けた後、ダウンチューブを上方に持ち上げ、次いで、シリンダ部６０２とリザ
ーバ６１０の側部との間に通す。あるいは、ダウンチューブを、リザーバ６１０
を通して中央リザーバ６１４の側部に沿って中央リザーバ６１４に穴を開けない
ように螺子込むことができる。コネクター部６０８，６１２及び６１６は、ダウ
ンチューブの挿入操作の間に、下方リザーバをダウンチューブによって穴を開け
ないように、その挿入路から移動させる蝶番として作用するのに十分な程、実質
的に柔軟である。

【０１２６】 別の具体例において、各リザーバの上部に穴を開けることができる膜を備え、
各リザーバの底部はリザーバと一体成型された部分であり、容易に穴が開かない
ようにすることができる。

【０１２７】 第８の具体例において、機械式カプラー７００が挿入物７０２に連結されてい
る。挿入物７０２は図２に示した挿入物と同一であるが、リップ部２８を持たな
い。機械式カプラーはリップ部７０４及び、４つの埋め合わせ７０８（図２４及
び２５には２つのみを示した）によって連結されたコネクター部７０６を含む。
コネクター部７０６は、締り嵌め、接着剤、音波溶接、熱溶接、または他の好適
な手段によって挿入部７０２の上部に連結される。

【０１２８】 この構造は４つのポート７１０を提供し、４つのポート７１０は、この構造を
有するスプレーボトルディスペンサーを再装填するときに、機械式カプラー７０
０の中央を通じて水を注入し、４つのポート７１０を通ってボトル部内に水を入
れる。

【０１２９】 この構造は、リップを挿入物に一体化する必要がないので、挿入物７０２を連
続的に押し出すことを可能にする。挿入物７０２には、上部及び下部封止膜（図
示しない）が備えられ、次いで、組立の間に機械式カプラー７００に取り付けら
れる。それゆえ、挿入物７０２は、高速で押し出された連続長の材料から切り出
し、化学品濃縮物を充填し、両端を封止膜で密封し、次いで、機械式カプラー７
００を組み付けることによって完成した組立体にすることができる。

【０１３０】 ＜２ネック（ニ首）・スプレーボトルディスペンサー＞ 好ましいスプレーボトルディスペンサー８００を図２６および２７に示す。ス
プレーボトルディスペンサー８００は、スプレーヘッド８０２、ダウンチューブ
８０４および内ねじ付カプラー（継手）８０６を含む。スプレーボトルディスペ
ンサー８００は、また、２ネック・スプレーボトル８０８を含む。ボトル８０８
は、スプレーヘッド８０２の内ねじ付カプラー８０６と係合する第一外ねじ付ネ
ック部８１０、および内ねじ付キャップ８１４と係合する第二外ねじ付ネック部
８１２を含む。

【０１３１】 図２６に示すように、組み立てられたスプレーボトルディスペンサー８００内
にインサート８１６が挿入される。インサート８１６は、図１〜６Bに示すイン サート２０、２０’および２０”と同一または類似するインサートである。具体
的には、このインサートは、化学品濃縮物を入れる少なくとも一つのリザーバを
含む。好ましくは、このインサートは、化学品濃縮物を入れた複数のリザーバを
含む。図２７に示すように、ワッシャー８２０およびバヨネット（指し込みピン
）８２２を含むバヨネット装置８１８がダウンチューブ８０４上に設けられてい
る。具体的には、ワッシャー８２０は、ダウンチューブ８０４が貫通する貫通穴
を有する。バヨネット装置８１８とインサート８１６の間に、例えば発泡材料で
製造された付加ワッシャー８２４が随意に設けられている。

【０１３２】 バヨネット装置８１８、ワッシャー８２４およびインサート８１６は、スプレ
ーボトルディスペンサー８００の組み立てを可能にするために、全てダウンチュ
ーブ８０４に沿ってスライド可能である。望ましくは、ワッシャー８２０の貫通
穴は、ダウンチューブ８０４の上部に位置することができるように、ダウンチュ
ーブ８０４にかなりきつく（例えば、わずかな締まりばめで）保持されており、
いったん取り付けられると、この位置から容易にスリップしない。ワッシャー８
２４およびインサート８１６の貫通穴は、組み立ておよびスプレーヘッド８０２
からスプレーボトル８０８内への通気を容易にするため、わずかに大きいサイズ
にすることができる。

【０１３３】 スプレーボトルディスペンサー８００の組み立ては、ダウンチューブ８０４を
スプレーヘッド８０２に挿入した後、バヨネット装置８１８、ワッシャー８２４
およびインサート８１６をダウンチューブ８０４上にスライドさせることにより
行われる。図２７に示されるこの部分組立品は、第一ネック部８１０を通してス
プレーボトル８０８内に装填される。あるいは、インサート８１６を先ずスプレ
ーボトル８０８の第一ネック部８１０に挿入した後、ダウンチューブ８０４の先
端をインサート８１６の貫通穴に通すことにより、スプレーヘッド８０２、ダウ
ンチューブ８０４、バヨネット装置８１８およびワッシャー８２４を含む部分組
立品をスプレーボトル８０８に装填することもできる。その後、スプレーヘッド
８０２の内ねじ付カプラー８０６を回転させて、スプレーボトル８０８の第一外
ねじ付ネック部８１０と結合する。キャップ８１４は、前記部分組立品をスプレ
ーボトル８０８に結合する前または後に、第二外ねじ付ネック部８１２に取り付
けることができる。

【０１３４】 インサート８１６の詳細を図２８〜３１に示す。このインサートは、四つのリ
ザーバ（容器）８２６ａ、８２６ｂ、８２６ｃ、８２６ｄを有する。インサート
８１６はまた、図２６および２７に示すようなスプレーヘッド８０２のダウンチ
ューブ８０４を通すための貫通穴８２８（例えば、スプレーヘッドの設計により
中心配置または偏心配置）を有する。

【０１３５】 リザーバ８２６ａ、８２６ｂ、８２６ｃ、８２６ｄは、インサート８１６の異
なる壁部で形成されている。具体的には、インサート８１６は、内側円筒部８１
６ｃにつながっているリブ８１６ｂで四区画に分割された外側円筒部８１６ａを
含む。リザーバ８２６ａ、８２６ｂ、８２６ｃ、８２６ｄの上端は開放され、図
３０に示すように、それらの下端は底壁部８１６ｄで閉鎖されている。インサー
ト８１６は、望ましくは、プラスチック材料（例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル、ＰＥＴＥ等）を射出成形して製造しうる。

【０１３６】 リザーバ８２６ａ、８２６ｂ、８２６ｃ、８２６ｄの上端は、図３１に示すよ
うに、密封膜８２８で密封されている。この膜として、例えば、金属箔、ポリマ
ーフィルム、合成（複合）ポリマーフィルム、複数の箔および／または複数のフ
ィルムの合成フィルム、その他の適当な密封膜を使用できる。膜８２８の接合は
、接着剤、熱溶着、誘導溶着、超音波溶着、その他の適当な方法で行うことがで
きる。キャップシールの使用は、誘導加熱または（誘導）溶着を利用すると、長
持ちする気密シールを確実にするのに特に適当であることが判明している。ある
いは、キャップシールの裏当て層を使用しないで、箔および／またはフィルムを
誘導加熱およびシールすることもできる。

【０１３７】 各リザーバ８２６ａ、８２６ｂ、８２６ｃ、８２６ｄの底は閉鎖されており、
図３１に示すように、インサート８１６の一部として一体成形された底壁部８１
６ｄで形成されている。底壁８１６ｄは、バヨネット８２２の先端で破れるよう
に形成されている。例えば、図３０および３１に示すように、底壁部８１６ｄに
環状溝を成形することができる。この環状溝は、外側円筒壁部８１６ａと内側円
筒壁部８１６ｃの間の底壁部８１６ｄの厚さを減少させる。図３１に示す実施例
では、円形溝８３０は、外側円筒壁部８１６ａと内側円筒壁部８１６ｃの間の略
中間点に位置する。この中間点は、リザーバ８２６ａ、８２６ｂ、８２６ｃ、８
２６ｄのうちの一つの底壁部８１６ｄを破ってパンクさせるプロセスにおいてバ
ヨネット８２２の先端が当る位置に対応する。リザーバ８２６ａ、８２６ｂ、８
２６ｃ、８２６ｄのうちの一つの底壁部８１６ｄの破壊により、インサート８１
６のこのリザーバに貯蔵されている化学品濃縮物がスプレーボトル８０８内に流
出する。

【０１３８】 図２８に示すインサート８１６は上フランジ部８１７ａを有し、図２７に示す
スプレーボトル８０８の第一ネック部８１０内にインサート８１６を吊すことが
できる。本体部８１７ｂは、スプレーボトル８０８の第一ネック部８１０に挿入
できる外径を有する。具体的には、本体部８１７ｂの外径は、第一ネック部８１
０の円形開口の内径に対してわずかに大きいサイズ、同じサイズまたは小さいサ
イズにすることがきでる。インサート８１６の直径がわずかに大きい場合、後で
インサート８１６を第一ネック部８１０から取り出すためにインサートに多少の
力を加える必要が有る程度にインサートを第一ネック部内に保持するように締ま
りばめがなされる。あるいは、インサート８１６の外径が第一ネック部８１０の
内径に対して同じまたは小さい場合、インサート８１６は殆どまたは全く抵抗を
受けずに自由に挿入および取り外しできる。幾つかの応用例では、インサート８
１６を挿入自在および取り外し自在にして別のインサートをスプレーボトル８０
８の第一ネック部８１０内に再装填可能にすることによりスプレーボトルディス
ペンサー８００の再使用を最大限にすることが望ましい。別の応用例では、スプ
レーボトル８０８の第一ネック部８１０内に一旦挿入されたインサートを実質上
取り外し不可能にしてスプレーボトルディスペンサー８００の再使用を不可能に
することが望ましい（例えば、殺虫剤のような高い毒性または腐食性の化学品濃
縮物、強酸性、強塩基性、有機溶剤、有毒添加物）。

【０１３９】 図３２に示す代替実施例では、インサート８１６’にリブ８１７ｃ’を設けて
、リブ８１７ｃ’の位置でインサート８１６’とスプレーボトル８０８の第一ネ
ック部８１０の間に締まりばめを意図的に生じる。リブ８１７ｃ’は、スプレー
ボトル８０８の第一ネック部８１０に一旦挿入されたインサート８１６’を第一
ネック部から取り外すのをより困難にする（つまり、付加力を要する）。しかし
、この実施例では、インサート８１６’は第一ネック部８１０から取り外し可能
であるが、インサートをスプレーボトル８０８から引き抜くために道具のような
物（例えば、指の爪）を必要とする場合がある。図３３に示す別の実施例では、
各リブにノッチ（切り欠き）８１７ｄ’を形成することにより、リブ８１７ｃ’
はフックまたはバーブ（かかり）として作用し、インサートをスプレーボトル８
０８の第一ネック部８１０内に実質上保持して実質上除去不能にすることができ
る。更に、スプレーボトル８０８の第一ネック部８１０にわずかに内側に突出し
たフランジを形成することができる。このフランジはリブ８１７ｃ’のノッチ８
１７ｄ’に係合してインターロッキング・フィットを生じ、インサートをスプレ
ーボトル８０８の第一ネック部８１０から実質上除去不能にする。

【０１４０】 バヨネット装置の実施例を図３４に示す。この実施例では、バヨネット装置８
１８は、例えば、プラスチック材料の射出成形によりワンピース（一体）ユニッ
トとして製造される。バヨネット装置８１８はワッシャー８２０を含む。ワッシ
ャー８２０には、スプレーヘッド８０２（図２７）のダウンチューブ８０４が貫
通する貫通穴８２０ａが形成されている。一体成形されたバヨネット８２２がワ
ッシャー８２０から下に延びている。バヨネット８２２の先端部８２２ａは傾斜
端を有する。この傾斜端は多少鋭利にしてあり、インサート８１６のリザーバの
底壁部を容易に破ることができる。具体的には、この鋭利な先端は、環状溝８３
０の位置における底壁部８１６ｄの弱くした位置で底壁部８１６ｄの破壊を容易
にするように、ポイントフォース（点の力）を発生させる。

【０１４１】 図３５に示す別の実施例では、バヨネット装置８１８’はツーピース（二部分
）ユニットとして製造され、そのワッシャー８２０’はバヨネット部８２２’と
は別のユニットである。この実施例では、ワッシャー８２０’にフランジ８２０
ｂ’が形成されている。フランジ８２０ｂ’は、バヨネット部８２２’の上端を
受ける穴８２０ｃ’を有する。例えば、バヨネット装置８１８’の両部分の組立
は、一旦組み立てられたバヨネット装置が、望ましくは永久に、組立状態を確実
に維持するように、締まりばめ、接着剤、熱溶着、誘導溶着、その他の適当な方
法で行える。

【０１４２】 この実施例では、ワッシャー部８２０’をバヨネット部８２２’と異なる材料
で製造できる。例えば、ワッシャー部８２０’は射出成形されたプラスチック材
料で製造でき、バヨネット部８２２’は合成ファイバーグラス材料で製造するこ
とにより先端８２２ａ’に付加的な強度と鋭さを与えることができる。あるいは
、バヨネット部８２２’は押し出し成形されたプラスチック材料で製造できる。
バヨネット部８２２’が押し出し成形される場合、バヨネット部８２２’の全長
に縦溝またはぎざぎざを形成することにより、その全長にわたって複数の周辺溝
を設けることができ、それにより先端８２２ａ’とリザーバ８２６ａ、８２６ｂ
、８２６ｃ、８２６ｄのうちの一つの底壁部８１６ｄとの間における化学品濃縮
物の排出を容易にする（つまり、密封を妨げる）。

【０１４３】 バヨネット８２２の様々な先端デザインを図３６〜４０に示す。図３６に示す
実施例では、先端８２２ａに傾斜端８２２ｂが形成されて、鋭い先端８２２ｃと
なっている。バヨネット８２２ａの表面は実質上平滑である。図３７に示す別の
実施例では、先端８２２ａ”に一対の反対側に位置する縦溝または溝８２２ｄ”
を形成することにより、この先端とインサートの底壁８１６ｄの間における化学
品濃縮物の排出を容易にする。具体的には、インサート８１６の破壊された底壁
部８１６ｄが先端８２２ａ”を完全に囲んでいる時でも、縦溝８２２ｄ”は化学
品濃縮物が流出するための流体通路を提供する。図３９および４０に示す更に別
の実施例では、先端８２２ａ”’の全周に縦溝又は溝を形成することにより、イ
ンサート８１６の破壊されたリザーバから化学品濃縮物が流出するための多重流
体通路を提供する。

【０１４４】 本発明によるインサート８１６を使用する場合も、従来のスプレーヘッドおよ
びスプレーボトルの通気構造を適用すべきである。具体的には、従来のスプレー
ヘッドは、スプレーボトル内に空気を戻すことにより、使用中にスプレーボトル
から取り出されている液体に対する埋め合わせをする。さもないと、スプレーボ
トル内の液体を排出するにつれて、その中に減圧状態が発生し、ダウンチューブ
を通しての液体吸引がより困難または不可能になる。

【０１４５】 従来のスプレーヘッドには、スプレーボトルの上ネック部で通気するために空
気通路が形成されている。本発明によるインサートは、基本的に、スプレーボト
ルの上ネック部の栓である。従って、このインサートは、従来のスプレーヘッド
および従来のスプレーボトルと共に使用する時、通気を妨げる可能性が潜在的に
ある。

【０１４６】 インサート８１６、バヨネット装置８１８およびワッシャー８２４は全て、通
気を容易にするように設計できる。しかし、これらの構成要素において通気の特
徴を意図的に設計しなくても、これらの構成要素の中または間の小さいマイクロ
クラック（微小割れ）でもスプレーボトルを通気するのに充分であることが、実
験的使用中に判明している。例えば、図２８に示すインサート８１６の貫通穴８
２８をダウンチューブ８０４の外径に対してわずかに大きくすることにより、液
体および／または空気の通路を形成できる。バヨネット装置８１８のワッシャー
８２０は、例えば図４１〜４３に示されるように、様々に設計できる。図４１に
示す実施例では、貫通穴８２０ａはダウンチューブ８０４の外径よりわずかに小
さい内径を有し、ワッシャー８２０とダウンチューブ８０４の間にわずかな締ま
りばめを成している。従って、ワッシャー８２０とダウンチューブ８０４の間に
は通気が殆ど起りえない。しかし、この実施例でも、使用中にマイクロクラック
を通して充分な通気が起ることが判明している。図４２に示す改良実施例でも同
様に、ワッシャー８２０”に形成された貫通穴８２０ａ”はダウンチューブ８０
４の外径よりわずかに小さい内径を有し、両者間にわずかな締まりばめを成して
いる。しかし、バヨネット８２２”の位置と実質上同一半径で部分的円形溝すな
わちスロット８２０ｂ”が形成されている。従って、最初のリザーバを破り、そ
してバヨネット装置を９０度、１８０度または２７０度回転した後、既にバヨネ
ット８２２が密封膜８２８に形成した穴に部分的円形溝８２０ｂ”を一致させて
オーバーラップさせる。先の（複数の）リザーバもインサート８１６の底壁部に
穴が開けられていると、その（最初の）リザーバを貫通する完全な液体および／
または気体の通路が形成される。別の代替実施例では、ワッシャー８２０”’に
正方形の貫通穴８２０ａ”’が形成されている。正方形の貫通穴８２０ａ”’の
幅はダウンチューブ８０４の外径よりわずかに小さく、両者間にわずかな締まり
ばめを成している。正方形の貫通穴８２０ａ”’の角はワッシャー８２０”’の
上下面間で四つの通気孔として働く。このようにして、バヨネット装置８１８お
よびインサート８１６を貫通する液体および／または気体の通路が、ダウンチュ
ーブ８０４の側部に沿って明確に形成される。図２７に示すワッシャー８２４に
も、スプレーヘッドからスプレーボトル内への気体および／または液体の流通を
容易にするため、バヨネット装置８１８のワッシャー８２０と同一または同様の
設計を施すことができる。種々の応用例に対して、バヨネット装置８１８および
ワッシャー８２４の様々な他のデザインおよび形状を設計および適用できる。多
くの変数が通気に影響を及ぼすので、スプレーヘッドとスプレーボトルの間に充
分な通気／通液が確実に生じるように、全ての設計（デザイン）をテストするべ
きである。前述のように、構成要素間の、または構成要素を貫通する微小マイク
ロクラックでも充分な通気のために必要である。更に、２ネック・ボトルの応用
では、図２７に示すスプレーボトルの第二ネック部８１２とキャップ８１４との
間に付加的通気が生じうる。

【０１４７】 インサート８１６には、種々の応用例で使用するための付加的な変更／改良と
デザイン、および様々な従来ならびに従来なかったスプレーヘッドとスプレーボ
トルの構成要素を設けることができる。図４４に示したインサート８１６”には
、スプレー投与装置（ディスペンサー）８００が組み立てられた時にバヨネット
装置８１８のバヨネット８２２を収容する追加貫通孔８２８ａが形成されている
。あるいは、バヨネット装置８１８のバヨネット８２２をリザーバ８２６ａ、８
２６ｂ、８２６ｃ、８２６ｄの一つに収容することも可能である。別の代替実施
例では、図４６および４７に示すようなインサート８１６”’に広い上貫通路部
８２８ａ”’および下貫通路部８２８ｂ”’が形成されている。広い上貫通路部
８２８ａ”’はディップチューブ８０４の外径に対して著しく広げてあり、スプ
レーヘッドからスプレーボトルの第一ネック部内へ延びている部分を有する種々
のスプレーヘッドのデザイン（設計）に適合する。たとえば、ＣＡＬＭＡＲスプ
レーヘッドには、ダウンチューブの上部を受けるためにスプレーヘッドから下に
延びている筒状レシーバー（受け部材）が設けてある。インサート８１６”’は
更に、さまざまな他の従来および従来なかったスプレーヘッドの構造と適切に協
同し且つ機械的に連結／接続するように変形できる。これらは、完成されたスプ
レー投与装置の適切な組立および操作／作用のために必要となる上記変形の例で
ある。

【０１４８】 図４８〜５０は、本発明によるインサートの別の実施例を示す。この実施例で
は、底壁部８１６ｄ’の１四分円を意図的に切り欠くことにより、バヨネット装
置８１８のバヨネット８２２を受け入れる追加貫通穴を形成している。インサー
ト８１６””は、この特定形状に成形できる。さらに、この追加貫通穴は、気体
および／または液体の実質的流通を可能にする。しかも、従来の１ネック・スプ
レーボトルにインサート８１６””を応用すると、この追加貫通穴は、インサー
ト自体を通して水を加えるために潜在的に利用可能であり、それにより濃縮物と
水の両方を入れることができる（すなわち、２ネック・スプレーボトルを不要に
する）。

【０１４９】 代替例として、図５２に示すインサート８１６は、四つのリザーバ８２６ａ、
８２６ｂ、８２６ｃ、８２６ｄの一つにバヨネット装置８１８のバヨネット８２
２を受け入れることができる。しかし、この実施例では、先端８２２ａは底壁部
８１６ｄを突き破る。この特定リザーバに化学品濃縮物を入れておき、組立中に
リザーバを破裂させて化学品濃縮物をスプレーボトル８０８内に解放できる。あ
るいは、応用例によっては、このリザーバをダミー室とすることができる（化学
品濃縮物を入れない）。

【０１５０】 本発明によるインサート８１６は、図２７に示すタイプのスプレー投与装置８
００全体と対照的に、別個の製品ユニットとして製造し、市場に出し、販売する
ことができる。スプレー投与装置８００において、インサート８１６は本質的に
ダブルパッケージになって（二重包装されて）いる。具体的には、図２７に示す
組立において、一旦スプレーボトル装置が組み立てられると、パッケージである
インサート８１６はスプレーボトル８０８自体の内側にパッケージされる。した
がって、インサート８１６からの意図しない漏れは全てスプレーボトル８０８中
に漏れる傾向があり、スプレー投与装置８００の外側への意図しない流出（漏出
）は全て防がれる。

【０１５１】 インサート８１６が別個の独立ユニットとして製造され、市場に出され、販売
される時、インサートからの漏れは全てインサートの外側に起る。たとえば、幾
つかの実施例における密封膜８２８（たとえば、金属箔）は、多少容易にパンク
または損傷しやすく、意図しない流出または汚染を引き起こしうる。さらに、化
学品濃縮物がインサートから漏れると、包装に対する損傷、または他の商業（市
販）製品または他の日用品に対する損傷、および／またはインサートを収容して
いる設備に対する損傷を引き起こしうる。最も重要な事として、流出が起れば、
特に子供に、身体的な害を及ぼす可能性がある。子供は化学品濃縮物に不注意に
接触したり、摂取するおそれさえ有り、重大な危害または場合により死亡を引き
起こしうる。したがって、特に消費者による使用のために、インサートの上部に
密封手段または保護手段を付加するか、またはインサート全体を包囲することが
好ましい。たとえば、インサートを密封包装（梱包）で完全に包囲するようにブ
リスターパック（ブリスターパッケージ）にすることができる。あるいは、イン
サート８１６の上部のみを更に保護する。たとえば、図５２に示すように、バヨ
ネット８２２がインサート８１６のダミー室および底壁部８１６ｄを貫通するこ
とにより、バヨネット装置８１８をインサート８１６に連結できる。バヨネット
先端８２２ａが底壁部８１６ｄを貫通して破っているので、バヨネット装置８１
８はインサート８１６に取り外し可能に連結されている（すなわち、先端８２２
ａは底壁部８１６ｄで保持されている）。したがって、ワッシャー部８２０は、
その底面とインサート８１６の上面との間に位置する密封膜８２８を保護する。
あるいは、ワッシャー８２０を、接着剤、熱溶着、誘導溶着または超音波溶着で
インサート８１６の上部に連結できる。この連結は、スプレー投与装置８００の
組み立て時にユーザーがバヨネット装置８１８をインサート８１６から（強制的
に）引き抜くことを必要とするようにワッシャー８２０をインサート８１６へよ
り確実に解除可能に連結する他の適当な方法でも可能である。

【０１５２】 図５３および５４に示すように、インサート８１６には追加密封装置（たとえ
ば、子供用安全キャップ）が設けられ、密封膜８２８を損傷と漏出から更に保護
する。もし密封膜８２８が不良になっても、安全キャップ８３２は密封膜８２８
をインサートの上密封面に押し付けて、充分なシールを維持する。安全キャップ
８３２は、ポリウレタン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、その他の適当な材料を含
む様々な弾性プラスチック材料で製造できる。安全キャップ８３２に内周溝８３
４が形成され、この内周溝は上フランジ８１７ａの縁部を受ける。安全キャップ
８３２は、その弾力性によりフランジ縁部にぴったり係合し、追加密封手段を形
成する。

【０１５３】 ＜反応性の化学品＞ 本発明の好ましい一実施例は、インサートを有するスプレー投与装置およびイ
ンサート自体に関する。このインサートは、化学品濃縮物を入れる少なくとも１
個のリザーバを有する。好ましい実施例では、インサートは、別々に化学品濃縮
物を入れる複数のリザーバを有する。

【０１５４】 複数の別々のリザーバを有する好ましい実施例では、本発明によるインサート
に、同じ濃度の化学品濃縮物または違う濃度の化学品濃縮物を入れることができ
る。さらに、種々の化学混合物を提供するため、別々のリザーバに異なる化学成
分を入れることができる。好ましい実施例では、２種類以上の異なる反応薬品が
別々のリザーバに収納される。両リザーバを破り、必要に応じて最初に水を加え
、反応薬品が混ざり合って反応化学混合物を生成できる。このように薬品を収容
することにより、最高度の活性を有する新しく反応した薬品を確保できる。身体
管理用の外用薬／塗り薬、表面洗剤、消毒薬／殺菌剤、殺虫剤、および２種類以
上の薬品を混合して生成できる他の既知クラス（部類）の化学化合物を含むパフ
ォーマンス薬品を、本発明によるスプレー投与装置およびインサートで投与でき
る。

【０１５５】 スプレーボトルディスペンサーの他の形状を図５５および５６に示す。図５５
に示す実施例では、スプレーボトル８０８の第二ネック部８１２に追加インサー
ト８１６が設けられている。この構成により、スプレーボトル８０８の第二ネッ
ク部８１２に更に４種類の化学品濃縮物を収容できる。図５６に示す実施例では
、バヨネット装置８１８は別ユニットとしてスプレーボトル８０８の第二ネック
部８１２に収納される。ユーザーは、キャップ８１４を外してバヨネット装置８
１８を取り出し、ダウンチューブ８０４からインサート８１６およびワッシャー
８２４を外してから、バヨネット８１８、ワッシャー８２４およびインサート８
１６をダウンチューブ８０４に装着した後、この部分組立品をスプレーボトル８
０８内に装着する。このようにして、化学品濃縮物を４リザーバに入れたり補充
したりすることを考慮して、化学品濃縮物を入れた４リザーバの一つを開放また
は破壊することなく、バヨネット装置８１８をスプレーボトル投与装置８００”
に収容できる。このようにして、スプレーボトル投与装置を空で（すなわち、液
体をスプレーボトル８０８に入れず、化学品濃縮物だけをインサート８１６に入
れて）輸送できる。したがって、スプレーボトル８０８に液体内容物が入ってい
ないので、スプレー投与装置８００”を重量を極めて減量して配送（流通）セン
ターまたは店頭に輸送できる。あるいは、スプレーボトル８０８に液体内容物を
供給することにより、作用する薬品の初期充填および四つの補充も可能であるが
、この場合、従来のスプレーボトル装置と比較して重量減少ができない。

【０１５６】 ＜代替キャップタイプ具体例＞ 少なくとも１回分の化学品濃縮物スプレーボトルに入れるため、１ネック・ス
プレーボトルまたは複数ネック・スプレーボトルにキャップ装置９００を使用で
きる。図５７〜５９に示すように、２つ以上の化学薬品、望ましくは反応薬品を
スプレーボトル内に添加するため、複数リザーバ・キャップ９００を設けること
ができる。キャップ９００の上キャップ部９０２は下キャップ部９０４内にはめ
込まれている。上キャップ部９０２には、化学品濃縮物、望ましくは反応薬品を
別々に入れるための２つの個別リザーバ９０４ａおよび９０４ｂが形成されてい
る。

【０１５７】 上キャップ部９０２の底端には、リザーバ９０４ａ、９０４ｂの下端をシール
するために密封膜９０６が形成されている。下キャップ部９０４には、壊れやす
い底壁部９０４ａが形成されている。底壁部９０４ａには周辺溝９０４ｂが形成
され、破壊可能な壁部になっている。

【０１５８】 底壁部９０４ａには突起９０４ｃが形成されている。突起９０４ｃは鋭いこと
が望ましく、上キャップ部９０２が下キャップ部９０４中へ下に更に押し込まれ
ると、密封膜９０６をパンクさせて破る。その後、さらに上キャップ部９０２が
下キャップ部９０４中に押し込まれると、上キャップ部９０２の下縁は底壁部９
０４ａを破壊する。その結果、キャップ９００が付いているスプレーボトル内に
薬品が解放される。センターリブ９０８がリザーバ９０４ａ、９０４ｂを相互に
分離している。

【０１５９】 キャップ９００はスプレーボトルのネック部に挿入される。具体的には、下キ
ャップ部９０４がネック部に受けられ、上フランジ９０４ａがスプレーボトルの
ネック部の上縁に載る。上キャップ部９０２の内ねじ９０２ａは、上キャップ部
９０２を下キャップ部９０４中へ下に押し込むように、スプレーボトルのネック
部の外ねじと係合する。密封膜９０６は突起９０４ｃに押し付けられ、両リザー
バ９０４ａ、９０４ｂが破れて薬品を解放する。上キャップ部９０２を更に回す
と、その下縁が下キャップ部９０４の脆い（壊れやすい）底壁部９０４ａへ押し
込まれ、それを破壊して薬品をスプレーボトル中に解放する。

【０１６０】 別の実施例のキャップ装置９００’を図６０に示す。この実施例では、下キャ
ップ部９０４’の底壁部９０４ａ’に、低い突起９０４ｃ’、高い突起９０４ｄ
’および穴９０４ｅ’が形成されている。突起９０４ｃ’および９０４ｄ’の高
さの差により、リザーバ９０４ｂ’が直ちに使われることなくリザーバ９０４ａ
’が選択的に使われることが可能である。どちらのリザーバから解放された薬品
も、上下キャップ部９０２および９０４間のスペースに入り、貫通穴９０４ｅ’
から流れ出る。したがって、キャップ９００’の部分回転により、リザーバ９０
４ａ’を破ってスプレーボトルに薬品を入れることができる。その後、キャップ
９００’を再び用いて、さらに回して他方のリザーバ９０４ｂ’を使用すること
ができる。このように、この複数リザーバ・キャップは、異なる時点でスプレー
ボトルに薬品を入れたり補充したりするために、薬品の選択的解放を可能にする
。

【０１６１】 ＜逆向きのバヨネットの具体例＞ 図６１に示す代替実施例では、キャップとバヨネットの組合せ装置８１８’を
示す。この装置８１８’では、バヨネット装置８１８が突起８１４ａ’によりキ
ャップ８１４’に連結されている。たとえば、突起８１４ａ’は、バヨネット装
置８１８のワッシャー８２０の貫通穴８２０ａにぴったりはまり込む形状にする
ことができる。この実施例では、バヨネット装置８１８は、キャップ８１４’に
対して突起８１４ａ’を中心に自由回転可能である。さらに、キャップとバヨネ
ット装置８１８’の間の密封効果を高めるため、ワッシャー８２０の下側にワッ
シャーまたはシールを設けることができる。

【０１６２】 バヨネット装置８１８の代替例を、「逆バヨネット」形状として、図６２に示
す。具体的には、逆バヨネット形状は、「逆」バヨネット部１００２を含むカー
トリッジレシーバー１０００を利用している。カートリッジレシーバー１０００
は、上フランジ部１０００ａ、円筒部１０００ｂ、および貫通穴１０００ｄを有
する下壁部１０００ｃで構成されている。「逆」バヨネット部１００２（たとえ
ば、とがった、斜めの、鋭い）は、カートリッジ８１６がカートリッジレシーバ
ー１０００中へ下に押し込まれた時、カートリッジの底を貫通するような形状を
有する。この貫通により、カートリッジ８１６内の物質が解放される。

【０１６３】 バヨネット部１００２は、カートリッジ８１６の底を破ってカートリッジ８１
６の少なくとも一つのリザーバをパンクさせるように設計または形成されている
。あるいは、異なる位置（たとえば、１８０度、９０度）で底壁部１０００ｄか
ら上に延びる複数のバヨネット部１００２を設け、カートリッジ８１６の２個、
３個、４個またはそれ以上のリザーバを同時にパンクさせることもできる。ある
いは、複数のバヨネット部１００２は異なる高さを有し、カートリッジ８１６を
カートリッジレシーバー１０００中へ第一の程度まで押し込んで、選択的に１個
のリザーバをパンクさせた後、ある時間間隔をおいて、さらにカートリッジ８１
６をカートリッジレシーバー１０００中へ第二の程度まで押し込んで、別のリザ
ーバをパンクさせることもできる。

【０１６４】 カートリッジ８１６の底をパンクさせる方法は、カートリッジの充分な解放（
たとえば、排液）を引き起こすのに充分でなければならない。液体の場合、パン
クは、カートリッジ８１６のパンクしたリザーバの通気を可能にしなければなら
ない。これを達成するため、バヨネット部１００２に種々の先端設計（図３６〜
３９を参照）を施し、カートリッジ８１６をカートリッジレシーバー１０００内
でわずかに回して（たとえば、前後に）パンク穴のサイズを大きくしたり、ある
いは、バヨネット部１００２に貫通穴を形成することができる。カートリッジ８
１６の異なる実施例では、カートリッジ８１６の箔、フィルム、その他のタイプ
の端部シール、またはカートリッジ８１６のプラスチック成形底部を貫通するパ
ンクが起る。別の代替例では、バヨネット部１００２は、図６２および６３に示
した一体成形バヨネット部１００２ではなく、別体（たとえば、切断またはパン
クをさらに容易にするために金属製）にしてもよい。

【０１６５】 カートリッジレシーバー１０００は、単一ネック・ボトルのネック部に設ける
ことができる。複数ネック・ボトルでは、一つ以上のネック部に一つ以上のカー
トリッジレシーバー１０００を設けることができる。図６４に示した実施例では
、２ネック・ボトル８０８の第一ネック部８１０にカートリッジレシーバー１０
００が設けられている。あるいは、カートリッジレシーバー１０００は第二ネッ
ク部８１２に位置することもでき、または２個のカートリッジレシーバー１００
０を各ネックに設けることもできる。カートリッジレシーバー１００は、ボトル
８０８から独立した構成部分として示されているが、カートリッジレシーバーを
ボトルの一つ以上のネックに一体成形（たとえば、吹込み形成や射出成形）する
こともできる。独立したカートリッジレシーバー１０００は、ボトル８０８に取
り外し可能に連結、または実質上永久に連結（たとえば、熱溶着、音波溶着、機
械的結合、機械的スナップフィット結合、接着または接合）できる。

【０１６６】 別の実施例では、図６５に示したように、カートリッジレシーバー１０００は
ボトル８０８の壁部を貫通して設けられている。たとえば、ボトル８０８’の壁
部に穴を開け、この穴にカートリッジレシーバー１０００を熱溶着、音波溶着、
機械的結合、接着または接合、その他の適当な手段により装着できる。これらの
方法は、ボトル８０８（８０８’）およびカートリッジレシーバー１０００が共
にプラスチック、特に同一または類似のプラスチックで製造されている場合、特
に適している。あるいは、ボトル８０８’の壁部にカートリッジレシーバー１０
００を一体成形（たとえば、吹込み形成や射出成形）することもできる。

【０１６７】 図６５〜６７に示したカートリッジ８１６Ａには、環状のぎざぎざ８１６ａ’
を有する把持部８１６ａが形成されており、カートリッジ８１６Ａを除去および
交換する時にユーザーの指で掴みやすい。この実施例では、カートリッジはカー
トリッジレシーバー１０００内にフリクションフィット（摩擦ばめ）により保持
される。具体的には、カートリッジ８１６Ａの外径はカートリッジレシーバー１
０００の内径に対してわずかに大きい。図６６および６７に示したカートリッジ
８１６Ｂの別の実施例では、カートリッジ８１６Ｂの環状溝８１６ｃにシールリ
ング８１６ｂ（たとえば、Ｏリング）が装着されている。カートリッジ８１６Ｂ
をカートリッジレシーバー１０００内に取り外し可能に連結するため、カートリ
ッジ８１６Ｂをカートリッジレシーバー１０００に完全に挿入した時にシールリ
ング８１６ｂの一部を受ける対応環状溝１０００ｅがカートリッジレシーバー１
０００に形成されている。

【０１６８】 カートリッジ８１６Ｂの上端に密封膜８２８が設けられ、カートリッジ８１６
Ｂの下端は一体成形された底部を有する。図６８に示された実施例では、カート
リッジ８１６Ｃに設けられたキャップ８３２は、密封膜８２８を保護し、かつ「
ダブル」シールを形成している。この実施例では、キャップ８３２は把持部８１
６ａ”を構成している。このように、図６７に示した実施例では、把持部８１６
ａ’はカートリッジ８１６Ｂの一体成形部であり、図６８に示した実施例では、
把持部はカートリッジ８１６Ｃから独立した構成部分である。

【０１６９】 図６９に示した別の実施例では、カートリッジ８１６Ｄの底端に密封膜８２８
が設けられており、また、一体成形された把持部８１６ａ”’が設けられている
。望ましくは、カートリッジ８１６Ｄは上下逆に収容され、密封膜８２８を有す
る端部に、密封膜８２８を保護するキャップまたは第二のシール（裏が粘着性の
厚紙またはフォーム（発泡）ウエーファーシール）が設けられている。

【０１７０】 図７０に示した更に別の実施例では、カートリッジ８１６Ｅはカートリッジレ
シーバー１０００Ａ中に「積極的に」ロックする（はまり込む）。具体的には、
カートリッジ８１６Ｅに形成された１対の突起８１６Ｅ’が、カートリッジレシ
ーバー１０００Ａの内フランジ１０００Ａ”に形成された１対のスロット１００
０Ａ’を通過する。カートリッジ８１６Ｅが完全にカートリッジレシーバー１０
００Ａに挿入されている時、カートリッジ８１６Ｅが回されて、突起８１６Ｅ’
が内フランジ１０００Ａ”の下にロックされる。カートリッジ８１６Ｅの取り出
しは、それを反対方向に回した後、持ち上げることにより可能である。

【０１７１】 カートリッジおよびカートリッジレシーバーは、キー構成（構造）を形成する
ような形状にすることができる。具体的には、特定形状のカートリッジだけを特
定形状のカートリッジレシーバーにはめ込めるようにカートリッジとカートリッ
ジレシーバーを係合させることができる。キー構成は、たとえば、１種類だけの
化学薬品を１種類のボトルで使用できるように利用可能である（たとえば、薬品
や清掃用途のタイプを示すように色分けされたボトルおよびカートリッジ）。キ
ー構成はまた、独占（排他）的な製品または製品ライン（製品群）を提供するボ
トルやカートリッジの同業者による使用を排除するマーケティング目的にも利用
できる。キー構成を異なるサイズや形状のカートリッジおよび／またはカートリ
ッジレシーバーまたはネック部に利用して、同一効果または他の関連効果を得る
ことができる。

【０１７２】 図７２および７３に示したように、内フランジ１０００Ｂ”に形成されたスロ
ット１０００Ｂ’から成るキー構成と係合する突起８１６Ｆ’から成るキー構成
をカートリッジ８１６Ｆに形成できる。たとえば、突起８１６Ｆ’およびスロッ
ト１０００Ｂ’の協同（係合）キー構成は、特定キー構成を有するカートリッジ
８１６Ｆだけが対応キー構成を有するカートリッジレシーバー１０００Ｂに適合
する（ぴったりはまる）ように、異なる幅、厚さ、位置、組み分け、その他のキ
ー構成を有することができる。あるいは、図７４および７５に示したように、ネ
ック部８１０’自体にスロット８１０ａ’から成るキー構成を一体成形できる。
スロット８１０ａ’のキー構成は内フランジ８１０ａ”に形成されて、カートリ
ッジ８１６Ｆの突起８１６Ｆ’のキー構成と係合する。

【０１７３】 本発明によるディスペンサーは、別々の量の物質、特に濃縮物質の収容に特に
適する。これらの物質または濃縮物質は、丸薬、錠剤、ウエーファー、ガラス瓶
、球（たとえば、ペイント（塗料）ボールのような）、別個の容器、バブルパッ
ク（プラスチックの包み）、ブリスターパック（プラスチックの包み）、試験管
、その他の形態または容器を含む種々の形式で提供できる。これらの物質または
濃縮物質は、個体、液体、気体、溶剤、粉末、マイクロカプセルに入れた物質、
スラリー、ペースト、多相混合物または多相溶剤、顆粒、その他の相および／ま
たは状態でありうる。

【０１７４】 図７６および７７に示したように、スプレーボトルディスペンサー１１００は
、第二ネック部８１２に設けられたカートリッジ１１０２を含む。カートリッジ
１１０２は、別個の化学品濃縮物錠剤１１０４を積み重ねられた状態で収容する
。カートリッジ１１０２は、別のカートリッジと交換できるように、挿入可能お
よび除去可能な形状にすることができる。あるいは、カートリッジ１１０２は、
第二ネック部８１２へ挿入後にスプレーボトル８０８から実質上除去不能な形状
にすることができる。

【０１７５】 保管、輸送および使用中にカートリッジ１１０２の内容物を空気、水分および
汚染から密封するため、このカートリッジに上シール１１０６が設けられている
。それに代えて、または加えて、カートリッジ１１０２の開口を密封するため、
除去可能なキャップシールが設けられている。このシールは、箔、フィルム、多
層フィルム、紙、厚紙、積層物、複合材料、その他の適当な材料を含む種々の材
料で製造できる。錠剤１１０４は相互接触して積み重ねられたように図示されて
いる。しかし、さまざまな化学合成物の使用によっては、錠剤１１０４をさらに
保存し且つ錠剤の相互粘着を防ぐため、任意に（オプションとして）錠剤を個別
に包装できる。さらに、錠剤１１０４の代わりに、より濃縮された化学物質のよ
り薄いウエーファーを使用できる。それにより、カートリッジ１１０２に入れる
別々の装填（装薬）個数を増加させて、スプレーボトルディスペンサーのより大
きい再装填個数を提供する。

【０１７６】 カートリッジ１１０２内に水分のない環境を維持するため、デシケーター（乾
燥装置）１１０８を設けてもよい。デシケーター１１０８は独立ユニットにする
か、またはカートリッジ１１０２用キャップシールに組み込むことができる。デ
シケーター１１０８はカートリッジ１１０２の上端に図示されているが、カート
リッジ１１０２内の別の位置に設けることができ、カートリッジ１１０２内に水
分のない環境を効果的に維持するためには別の独立した複数のデシケーターを追
加できる。

【０１７７】 ユーザーがスプレーボトルディスペンサーを操作するには、キャップ８１４お
よびフィルム１１０６を（部分的または完全に）外した後、カートリッジ１１０
２から１個以上の錠剤を取り出す。ユーザーは、種々の応用に応じて望まれる動
作混合物の濃度を選択的に変えるため、１個または２個以上の錠剤の使用を決定
できる。たとえば、ガラス洗剤の場合、１個の錠剤を使用して溶液を作り、表面
洗剤の場合、２個の錠剤を使用して溶液を作る。１個以上の錠剤１１０４は、ス
プレーボトル８０８を傾けて取り出せる。あるいは、取り外し可能カートリッジ
形状の場合、カートリッジ１１０２を第二ネック部８１２から取り外した後、そ
れ自体を傾けることができる。１個以上の錠剤１１０４を取り出した後、カート
リッジ１１０２をキャップ１１４で密封するか、またはそれに加えて、シール（
たとえば、裏が粘着性の箔またはフィルム）または密封体（たとえば、キャップ
またはコルク）を利用することにより良好なシールを確実にできる。錠剤の添加
は、カートリッジ１１０２が第二ネック部８１０から取り外し可能か取り外し不
能かにより、第一ネック部８１０を通して（つまり、スプレーヘッド８０２の取
り外し後）および／または第二ネック部を通して水のような希釈液の添加と共に
可能である。

【０１７８】 別の実施例のカートリッジ１２０２では、図７８に示すように、複数の独立し
たパケットまたは容器１２０４が積み重ねられた状態でカートリッジ１２０２に
装填される。パケットは、外側の密封膜またはシールを使用して、または使用し
ないで、パケット状に成形または形成された実質上乾燥した化学品濃縮物（たと
えば、粉末、フィルム、マイクロカプセルに入れた、密封したペースト、顆粒）
とすることができる。容器１２０４は、溶解可能または溶解不能な材料（たとえ
ば、溶解可能な膜、箔、フィルム、紙、プラスチック、射出成形されたポリエチ
レンまたはポリプロピレン、ポリスチレンまたはポリビニル等のような真空成形
されたフィルム）で製造できる。各容器１２０４は、除去を容易にするため把持
部１２０８を有する除去可能な箔またはフィルム１２０６が設けられている。カ
ートリッジ１２０２の使用方法は、使用に際して箔またはフィルム１２０６が個
別の容器１２０４から除去されることを除いて、カートリッジ１１０２と同じで
ある。あるいは、箔またはフィルム１２０６の代わりに水分で溶解可能なシール
を用いることにより、スプレーボトル８０８への装填前に箔またはフィルム１２
０６が除去可能である必要を排除できる。

【０１７９】 別の実施例の容器１２０４’は、図７９、８０に示すように、図７８に示すカ
ートリッジ１２０２内で使用できる。この実施例では、容器１２０４’はカップ
形の下部１２０４ａ’および上部１２０４ｂ’を含む。容器１２０４’は、たと
えば、相互にスナップフィットして組み立て可能な射出成形プラスチック部分（
たとえば、ポリエチレン）で製造できる。下部１２０４ａ’に底スクリーン部１
２０４ｃ’が形成され、上部１２０４ｂ’に上スクリーン部１２０４ｄ’が形成
されている。化学品濃縮物１２０４ｅ’（たとえば、顆粒、錠剤、粉末、マイク
ロカプセル、ペースト等）をカップ形の下部１２０４ａ’に装填した後、上部１
２０４ｂ’を下部１２０４ａ’にスナップフィットできる。

【０１８０】 使用に際して、容器１２０４’は、スプレーボトル８０８の第一ネック部８１
０または第二ネック部８１２を通して装填できる。容器１２０４’をスプレーボ
トル８０８に装填する前または後に、水のような希釈液をスプレーボトル８０８
に加えると、希釈液はスクリーン部１２０４ｃ’、１２０４ｄ’を通って容器１
２０４’に入り、化学品濃縮物１２０４ｅ’を溶かす。

【０１８１】 ＜容器および／またはディスペンサーへの再装填＞ 本発明によるカートリッジシステムは、多種類の容器およびディスペンサーに
装填および再装填をするために利用できる。

【０１８２】 図８１に示すように、容器１３００は携帯用ハンドル１３０２およびキャップ
１３０４を含む。容器１３００は、たとえば、プラスチックのブロー成形された
容器にすることができる。容器１３００のサイズは、カップ、パイント、クオー
ト、ガロン、半（１／２）リットル、リットル、複数オンス（たとえば、１０ｏ
ｚ．、１２ｏｚ．、１４ｏｚ．、１５ｏｚ．、１６ｏｚ．、１８ｏｚ．、２０ｏ
ｚ．、２１ｏｚ．、２２ｏｚ．、２４ｏｚ．、２６ｏｚ．、２８ｏｚ．等）サイ
ズを含む種々のサイズにすることができる。

【０１８３】 容器１３００にはカートリッジ１３０６が設けられている。カートリッジ１３
０６は、図２〜６Ｂおよび２６〜８０に示すカートリッジ実施例と同一または類
似している。

【０１８４】 容器およびディスペンサーに装填および再装填するための本発明によるカート
リッジシステムの特に適する実施例を図８１〜８４に示す。この実施例では、容
器１３００のネック部に設けられたカートリッジレシーバー１３０８にカートリ
ッジ１３０６がはまり込む。カートリッジレシーバー１３０８は除去可能または
除去不能である（たとえば、ネック部にスナップフィット）。あるいは、カート
リッジレシーバー１３０８は容器１３００のネック部内に一体成形される。カー
トリッジレシーバー１３０８は望ましくは、プラスチック（たとえば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテラフタレート（ＰＥＴ
）、ＰＥＴＥ、および容器製造に適した他のプラスチック材料）で製造される。
しかし、カートリッジレシーバー１３０８は金属、セラミック、合成物、その他
の適当な材料でも製造できる。

【０１８５】 図８１に示すカートリッジ１３０６は４室カートリッジである。このカートリ
ッジは単室または多室（たとえば、２、３、４、５、６、７、８、９、１０また
はそれより多くの数の室）にすることができる。カートリッジ１３０６の一端は
一体成形で閉鎖され、他端に箔またはフィルムのシール１３１０が設けてある。
典型的には、このカートリッジ１３０６は、開放端を上に向けた時に物質（たと
えば、石鹸、洗濯用（中性）洗剤、漂白剤、ガラス洗剤、表面洗剤、殺菌剤等の
ような化学品濃縮液）で満たした後、密封する。さらに、カートリッジ１３０６
は、シールが物質に直接接触しないように、箔またはフィルムのシール端を上に
向けて収容される。加えるに、箔またはフィルムのシール１３１０の上に第二の
シール（たとえば、キャップまたは安全キャップ）を設けて、輸送および保管中
にシール１３１０を損傷（たとえば、切断、パンク等）から保護し且つダブルシ
ールを形成することもできる。好ましい実施例では、箔またはフィルムのシール
１３１０は、誘導または放射熱処理を受けるキャップシールで、カートリッジ１
３０８に施される。

【０１８６】 カートリッジレシーバー１３０８の底壁１３０８ａに「逆」向きバヨネット１
３０８ｂおよび貫通穴１３０８ｃが形成されている。さらに、カートリッジレシ
ーバー１３０８の底部にシール１３０８ｄ（たとえば、フォーム（泡）、紙、厚
紙、フィルム、複合層）が設けてある。

【０１８７】 カートリッジレシーバー１３０８の底壁１３０８ａの貫通穴１３０８ｃは、た
とえば、図８４に示すように、セカント（正割）の形状を有することができる。
この実施例のセカントは、円形底壁１３０８ａの面積の約８分の１（１／８）で
ある。シール１３０８ｄは、図８５に示すように、同一または類似の開口を有す
る。この開口の位置は、カートリッジレシーバー１３０６の底壁１３０８ａの開
口１３０８ｃの位置と一致している。

【０１８８】 バヨネット１３０８ｂは、開口１３０８ｃと同じ四分円部の残りの８分の１の
部分に位置する。この四分円部は、カートリッジ１３０８の４個の四分円リザー
バの１個と位置が一致している。底壁１３０８ａの残りの３個の四分円部は閉鎖
され（すなわち、開いていない）、カートリッジレシーバー１３０８の底部に位
置するシール１３０８ｄにより第二のシールを形成している。具体的には、カー
トリッジ１３０６をカートリッジレシーバー１３０８に完全に挿入すると、シー
ル１３０８ｄはカートリッジ１３０６のシール１３１０に圧接する。シール１３
０８ｄは第二のシールを形成するだけでなく、既に存在するシール１３１０を圧
迫することにより、カートリッジ１３０６の一端に存在する縁部およびリザーバ
底面とのシール１３１０の一体性を維持する。この構成により、カートリッジ１
３０６をボトル１３００内での長期間収容のために図８１に示す配置（すなわち
、物質がシール１３１０に接触）に維持できる。この構成は、どんなに長い収容
期間でも、シール１３１０のどんな劣化（たとえば、分離、分解、弱化）の防止
でも助ける。

【０１８９】 カートリッジ１３０６に形成された上フランジ１３０６ａは、その下縁に四つ
の窪み１３０６ｂを有する。窪み１３０６ｂは、カートリッジレシーバー１３０
８からのカートリッジ１３０６の取り外しを容易にする指爪把持点を形成してい
る。それに加えて、またはその代わりに、これもカートリッジレシーバー１３０
８からのカートリッジ１３０６の分離および取り外しを容易にするため、カート
リッジ１３０６の上フランジ１３０６ａがカートリッジレシーバー１３０８の上
フランジ１３０８ｅからわずかに離れるように（図８１を参照）カートリッジ１
３０６の長さおよびカートリッジレシーバー１３０８の長さを選択できる。

【０１９０】 カートリッジ１３０６およびカートリッジレシーバー１３０８の両方を利用す
る容器１３００の実施例では、キャップ１３０４およびカートリッジ１３０６（
既に装着してあれば）を取り外すことにより、容器１３００への充填または補充
が行われる。水のような希釈液がカートリッジレシーバー１３０８を通して容器
１３００へ注入される。具体的には、水のような希釈液は、カートリッジレシー
バー１３０８の底壁１３０８ａの貫通穴１３０８ｃを流通する。既に存在するカ
ートリッジ１３０６または新しいカートリッジ１３０６がカートリッジレシーバ
ー１３０８にはめ込まれる。カートリッジ１３０６がカートリッジレシーバー１
３０８内で下に押し込まれると、バヨネット１３０８ｂは一つの四分円リザーバ
の箔またはフィルムのシール１３１０をパンクさせる。ユーザーがカートリッジ
１３０６を前後にわずかに回すことにより、箔またはフィルムのシール１３１０
に開いたパンク穴のサイズを大きくし、容器１３００への四分円リザーバの内容
物の充分な排出を確実にし、そして水のような希釈液との混合を行う。溶液は、
たとえば、容器１３００を振ることにより撹拌できる。

【０１９１】 容器１３００から溶液を注いで使用するには、カートリッジ１３０６を取り外
すか、またはカートリッジ１３０６とカートリッジレシーバー１３０８の組立品
を取り外す。あるいは、カートリッジ１３０６’の１個の四分円にダミーリザー
バを形成し、この四分円を、図８６に示すように、両端開放の四分円形貫通路１
３０６ｃ’として成形することにより、カートリッジ１３０６’を取り外すこと
なくボトルからカートリッジ１３０６’を通して溶液を注げる。この実施例では
、１個の四分円リザーバをパンクさせて、その内容物を排出した後、カートリッ
ジ１３０６’をわずかに持ち上げて回し、四分円形貫通路をカートリッジレシー
バーの底壁１３０８ａの貫通穴１３０８ｃに合わせる。その後、カートリッジ１
３０６’を再びカートリッジレシーバー１３０８中へ下に押し込む。別の代替実
施例では、図８７に示すように、カートリッジ１３０６”の中心に円形貫通穴１
３０６ｃ”が形成されている。

【０１９２】 １リザーバ・カートリッジシステムでは、内容物を排出してからカートリッジ
をカートリッジレシーバーから取り出すことにより、ボトルからカートリッジレ
シーバーを通して溶液を注げる。別の代替実施例では、カートリッジ両端に箔ま
たはフィルムのシールが設けられている。それにより、１個以上のリザーバの各
端部におけるシール部を破壊および除去することによりカートリッジに１個以上
の貫通路を形成できる。

【０１９３】 ＜その他のディスペンサー＞ 本発明によるダブルネック・ボトルは種々の応用に利用できる。

【０１９４】 図８９に示すように、スプレーボトルディスペンサー１４００の第二ネック部
８１２に、キャップ８１４（図２６を参照）の代わりにプッシュプルノズルクロ
ージャー１４０２が設けられている。これにより、スプレーボトルディスペンサ
ー１４００は、スプレーボトル８０８に入っている予混合溶液をスプレーヘッド
８０２を介して投与するか、または同じ予混合溶液をプッシュプルノズルクロー
ジャー１４０２から別の容器（たとえば、バケツ）に投与することができる。ス
プレーボトルに入っている予混合溶液は、より薄い溶液を作るために投与後に水
のような希釈液でさらに希釈されるように充分濃縮できる。たとえば、予混合溶
液（たとえば、グリース切断（切削）強度）をプッシュプルノズルクロージャー
から別のバケツに投与し、バケツに水を加えることにより、より薄い一般表面洗
浄用洗剤を作れる。

【０１９５】 スプレーボトルディスペンサー１４００はまた、図２６および２７および図５
５および５６に示すような本発明によるカートリッジシステムと共に使用できる
。

【０１９６】 図９０に示す実施例では、スプレーボトルディスペンサー８００は、容器１５
０２およびプッシュプルノズルクロージャー１５０４を含む別のスプレーボトル
ディスペンサー１５００に関連（対応）している。ディスペンサー１５００は、
スプレーボトルディスペンサー８００に結合（たとえば、機械的ファスナー、継
ぎ手、２区画コースター）、またはディスペンサー８００と共に包装（たとえば
、ブリスター梱包、収縮包装、箱詰め）、またはディスペンサー８００に別の適
当な方法で関連しうる。ディスペンサー１５００に濃縮物（たとえば、化学品濃
縮液）が入っており、この濃縮物はある量の水のような希釈液と共に第二ネック
部８１２を通してスプレーボトルディスペンサー８００に加えることができる。
スプレーボトル８０８は、より小さいディスペンサー１５００を組合せたり入れ
たりするするため、その壁部に凹みを有するように設計できる。

【０１９７】 図９０および９２に示す別の実施例では、スプレーボトルディスペンサー１５
００は、液体物質（たとえば、化学品濃縮液）を入れるカートリッジ１５０４（
たとえば、試験管形容器）に結合された組合せプッシュプルノズルクロージャー
１５０２を有する。プッシュプルノズルクロージャー１５０２は、カートリッジ
１５０４の外ねじ部１５０４ａと係合する内ねじ付フランジ１５０２ａを有する
。プッシュプルノズルクロージャー１５０２はまた、スプレーボトル８０８の外
ねじ付第二ネック部８１２と係合する別の内ねじ付フランジ１５０２ｂを有する
。使用に際して、組合せプッシュプルノズルクロージャー１５０２およびカート
リッジ１５０４は、ねじを緩めることによりスプレーボトル８０８から取り外さ
れる。ある量の水のような希釈液と共に第二ノズル部８１２を通して？１を開放
することにより組合せプッシュプルノズルクロージャー１５０２およびカートリ
ッジ１５０４から化学品濃縮物を注げる。その後、組合せプッシュプルノズルク
ロージャー１５０２を第二ネック部８１２に締め戻して、再びスプレーボトル８
０８を密封する。

【０１９８】 ２ネック・ディスペンサー１６００を図９３に示す。この実施例では、プッシ
ュプルノズルクロージャー１４０２がボトル８０８の第一ネック部８１０に設け
られ、キャップ８１４が第二ネック部８１２に設けられる。このように、ユーザ
ーによる充填のための便宜を付加するためにプッシュプルノズルクロージャー１
４０２を妨害または除去すること無く第二ネック部８１２を通してディスペンサ
ー１６００に装薬または再装薬することによりディスペンサーは補充可能なディ
スペンサーとして機能できる。

【０１９９】 飲料ディスペンサー１７００を図９４に示す。容器１７０６のネック部１７０
４に一室または多室カートリッジ１７０２が設けられている。カートリッジ１７
０２には、水と混合して一つ以上の飲料を作るための一つ以上の内容物が入って
いる。カートリッジ１７０２の内容物は、たとえば、鋭い端部１７０８ａを有す
るストロー１７０８で吸い上げられる。あるいは、独立したバヨネット装置を設
けられる。カートリッジ１７０２の両端に箔またはフィルムのシールを設けて、
ストロー１７０８によるパンクを容易にできる。さらに、カートリッジの中心に
ストロー１７０８を通すための円形貫通穴（図６Ａ）を形成できる。

【０２００】 １室カートリッジ１８００を図９５および９６に示す。カートリッジ１８００
は、容器またはシステムに装薬または再装薬するために利用できる。カートリッ
ジ１８００には、上リム１８０４を有するじょうご形部１８０２が形成されてい
る。濃縮物１８１０（たとえば、顆粒の化学品濃縮物）を入れるために、カート
リッジ１８００内に上スクリーン１８０６および下スクリーン１８０８が配置さ
れている。カートリッジ１８００は、容器の首にはまる形状とサイズを有する。

【０２０１】 水瓶タイプのディスペンサー１９００を図９７に示す。ディスペンサー１９０
０の容器１９０２には、プッシュプルノズルクロージャー１９０４が設けられて
いる。容器１９０２のネック部１９０２ａには、カートリッジ１９０６およびカ
ートリッジレシーバー１９０８が設けられている。カートリッジレシーバー１９
０８には、図８２に示すカートリッジレシーバーと同一または類似のバヨネット
を設けることができる。カートリッジ１９０６は、水と混合して飲料（たとえば
、Ｇａｔｏｒａｉｄｅ，Ｋｏｏｌ Ａｉｄ）を作るための濃縮飲料物質（たとえ
ば、液体、粉末、顆粒等）を入れる１個以上のリザーバを有することができる。

【０２０２】 図９８および９９に示すように、容器（たとえば、広口容器）とキャップまた
はスプレーヘッドの間にアダプター２０００が設けることができる。アダプター
２０００には、たとえば、従来の引き金タイプのスプレーヘッドと連結するため
の外ねじ付ネック部２００２（たとえば、２８ミリ）が形成されている。アダプ
ター２０００にはまた、容器２００６の外ねじ付ネック部（たとえば、３８ミリ
）と連結するための内ねじ部２００４が形成されている。

【０２０３】 カートリッジ２００８がアダプター２０００に取り外し可能に結合されている
。具体的には、カートリッジ２００８はアダプター２０００に（たとえば、スナ
ップフィット、ねじ込み連結、バヨネット結合等で）結合している。図９９に示
す実施例では、カートリッジ２００８に形成された上フランジ２０１０が、アダ
プター２０００の内側に形成された環状内縁２０１２に取り外し可能に圧入また
はスナップフィットされる。

【０２０４】 カートリッジ２００８は、図１に示すカートリッジ２０に類似している。しか
し、容器２００６からカートリッジ２００８を取り外すことなく装薬または再装
薬に際してカートリッジ２００８を通して水のような希釈液を注げるように、中
心貫通穴２００８ａは実質上拡大されている。

【０２０５】 図９７および９８に示した構成は、独立型すなわち分離型バヨネット、内部バ
ヨネット（図９９を参照）または「逆」タイプのバヨネット構成（図６２、６３
、６６、７０、７２、８１、８２等を参照）と共に利用できる。

【０２０６】 図１００および１０１では、アダプター２０００’に設けられたバヨネット装
置２０１４は、複数の貫通穴２０１６ａを有するワッシャー２０１６およびそこ
から延びているバヨネット２０１８で構成されている。アダプター２０００’は
、バヨネット装置２０１４が下部２００４’に対して「自由に」回転するような
形状を有する。具体的には、ネック部２００２’の口に形成された１組のスポー
ク２０２０が、バヨネット装置２０１４に回転可能に結合しているプラスチック
のリベットのための結合点を提供している。この構成によっても、容器に装薬ま
たは再装薬するためにアダプター２０００’を通して水のような希釈液を注げる
。

【０２０７】 ＜反応性の化学品＞ 本発明による多リザーバ・カートリッジシステムは、化学反応する、さまざま
な多成分混合物または多成分溶液を作るために利用できる。たとえば、一つの反
応成分を１個のリザーバに収容し、もう一つの反応成分を別のリザーバに収容す
ることができる。両リザーバに同時にアクセスして、内容物を容器内で混合でき
る。あるいは、１個のリザーバ内の物質を容器に添加中の物質と反応性にするこ
とができる。いずれにしても、本発明による多リザーバ・カートリッジシステム
を多くの反応化学の応用に提供できる。たとえば、高性能で且つ反応性の洗剤（
たとえば、かび洗剤）を作るために、表面洗剤と漂白剤を個別のリザーバに収容
できる。２成分被覆剤または２成分塗料の両成分を同じカートリッジの別個のリ
ザーバに収容できる。２成分接着剤の両成分を同じカートリッジの別個のリザー
バに収容できる。

【０２０８】 ＜実施例＞ Ｉ．冷たいアイスティー製品。図６Ａに示したタイプのカートリッジは、冷た
いアイスティー飲料を作るのに使用できる。具体的には、液体のアイスティー濃
縮物を１個のリザーバに収容し、液体または粉末の砂糖を２個のリザーバに収容
し、液体のフレーバリング（調味料、たとえば、レモン、キイチゴ、桃等）を１
個のリザーバに収容する。このカートリッジは、図９４または９７に示したディ
スペンサーで使用できる。ユーザーは、甘くないアイスティー飲料を作るには、
液体アイスティー濃縮物を入れた１個のリザーバだけにアクセスする。ユーザー
はまた、味によって甘味料の１個または２個のリザーバを選択的に追加し、かつ
、味によって液体フレーバリングを任意に選択的に追加することを決定できる。
振って混合物を完成させるため、ディスペンサーに冷水と氷を加えることができ
る。

【０２０９】 ＩＩ．熱いコーヒー製品。図６Ａに示したタイプのカートリッジは、冷たいア
イスティー飲料を作るのに使用できる。具体的には、液体のコーヒー濃縮物を１
個のリザーバに収容し、液体または粉末の砂糖を２個のリザーバに収容し、液体
の冷蔵されていないクリーマーを１個のリザーバに収容する。このカートリッジ
は、図９３または９６に示したディスペンサーで使用できる。ユーザーは、甘く
ないコーヒー飲料を作るには、液体コーヒー濃縮物を入れた１個のリザーバだけ
にアクセスする。ユーザーはまた、味によって甘味料の１個または２個のリザー
バを選択的に追加し、かつ、味によって液体クリーマーを任意に選択的に追加す
ることを決定できる。混合物を完成させるため、ディスペンサーに熱水を加える
ことができる。コーヒー飲料を熱く保ち且つユーザーを火傷から保護するため、
図９４に示したディスペンサーを断熱できる（たとえば、スタイロフォームライ
ナー）。

【０２１０】 ＩＩＩ．飲料製品。一人分を作るために充分な量のＧａｔｏｒａｉｄｅまたは
Ｋｏｏｌ−Ａｉｄ粉末混合物を入れた１リザーバ・カートリッジを、図９７に示
した水瓶タイプ容器１９００に装填する。このカートリッジを完全に１回転させ
て、その底部全体を実質上開放することにより、粉末をカートリッジレシーバー
に落とし込む。カートリッジレシーバーに水を加え、この水が容器に流入しなが
ら粉末混合物を溶かす。

【０２１１】 ＩＶ．ソフトドリンク製品。図６Ａに示したタイプのカートリッジは、ソフト
ドリンク飲料を作るのに使用できる。具体的には、液体のコークまたはペプシの
濃縮物を１個のリザーバに収容し、粉末の炭酸化物質を一個のリザーバに収容し
、２種類の異なる液体フレーバリング（たとえば、チェリーシロップ、バニラシ
ロップ、チョコレートシロップ等）を２個のリザーバに収容する。このカートリ
ッジは、図９４または９７に示したディスペンサーで使用できる。ユーザーは、
液体コークまたはペプシ濃縮物および粉末状の炭酸化物質を入れた両リザーバに
アクセスし、そして液体フレーバリングの一つにアクセスすることにより、ソフ
トドリンク飲料を作る。ディスペンサーを振ることにより、全物質を混合し、そ
して粉末状の炭酸化物質を活性化することができる。

【０２１２】 Ｖ．口内洗浄剤製品。濃縮液体口内洗浄剤製品を入れた１リザーバ・カートリ
ッジを、使用済みの空の従来の口内洗浄剤ボトルのネック部に装填する。リザー
バは、内容物を口内洗浄剤ボトル中に解放するために、リザーバと共に包装され
た独立の使い捨て指保持バヨネット装置で破られる。水道蛇口から水を加えるこ
とにより充分な補充を行う。

【０２１３】 ＶＩ．ガラス洗剤製品。図６Ａに示したタイプの４室カートリッジを濃縮液体
ガラス洗剤で満たす。このカートリッジを、図２６および２７に示したタイプの
スプレーボトルディスペンサーに挿入する。ユーザーは、特定の仕事に対して必
要な濃度に応じて１、２、３または４個のリザーバの濃縮物をスプレーボトルに
選択的に投与する。

【０２１４】 ＶＩＩ．浴室およびカビの洗浄製品。図６Ａに示したタイプの４室カートリッ
ジを、２個のリザーバの濃縮液体表面洗剤および２室の濃縮液体漂白剤で満たす
。このカートリッジを、図２６および２７に示したタイプのスプレーボトルディ
スペンサーに挿入する。ユーザーは、反応混合物を生成するため、１個のリザー
バの濃縮液体表面洗剤および１個のリザーバの濃縮液体漂白剤をスプレーボトル
に選択的に投与する。この混合物の完全消費後、残りの２個のリザーバ内の薬品
から二回目の分の反応混合物を生成できる。

【０２１５】 ＶＩＩＩ．自動車ガラス洗剤。図９５および９６に示したタイプのカートリッ
ジに１パケット（箱）の濃縮乾燥ガラス洗剤を装薬する。このカートリッジは、
窓洗浄液リザーバに補充するための自動車の標準化された注入口にぴったりはま
るように形成されている。注入口のキャップを外し、カートリッジを挿入し、そ
してガーデンホースからの水をカートリッジを通過させると、自動車の窓洗浄装
置リザーバ内に液体窓洗浄装置溶剤が生成される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は本発明に従うスプレーボトルディスペンサーの第一の好ましい具体例の
側面図である。

【図２】 図２は、図１に示されたスプレーボトルディスペンサーから取り出された、二
つの化学品リザーバ及びを小室を画定する３つの分離した室または小室を有する
挿入物の透視図である。

【図３】 図３は、図２に示した挿入物の平面図である。

【図４】 図４は、図２に示した挿入物の底面図である。

【図５】 図５は、図１に示したスプレーボトルディスペンサーのボトル部の口によって
支持される挿入物のリップを示す部分詳細図であり、リップは挿入物をボトル中
に吊るしている。

【図６】 図６Ａは、ボトル部の口の中央に位置付けられたダウンチューブを受け入れる
ための空の中央室を有し且つ４つの化学品リザーバを有する好ましい別の挿入物
を示し、図６Ｂは、図２に示した挿入物の３室の代わりに、４室または小室（す
なわち、３つの化学品リザーバ及び１つの空室）を有する好ましい別の挿入物を
示す。

【図７】 図７は、本発明に従うスプレーボトルディスペンサーの第二の好ましい具体例
の側面図である。

【図８】 図８は、図７に示したスプレーボトルディスペンサーの一つのリザーバを通る
詳細な部分横断面図である。

【図９】 図９は、図８に示したリザーバの外側表面の正面側の透視図であり、リザーバ
内の薄弱な線を示す。

【図１０】 図１０は、本発明に従うスプレーボトルディスペンサーの第三の好ましい具体
例の側面図である。

【図１１】 図１１は、図１０に示したスプレーボトルディスペンサーの１つのリザーバの
横断面図である。

【図１２】 図１２は、本発明に従うスプレーボトルディスペンサーの第四の好ましい具体
例の側面図である。

【図１３】 図１３は、図１２に示したスプレーボトルディスペンサーの一つのリザーバを
通る断面図である。

【図１４】 図１４は、図１３に示した一つのリザーバの側面図であって、ボトル部の側部
間を橋渡して、ボトル部の側部に両端が連結するリザーバを示す。

【図１５】 図１５は、本発明に従うスプレーボトルディスペンサーの第五の好ましい具体
例の側面図である。

【図１６】 図１６は、図１５に示したスプレーボトルディスペンサーの一つのドーナツ型
のリザーバの透視図である。

【図１７】 図１７Ａは、図１６に示したドーナツ型のリザーバの横断面図であり、図１７
Ｂは、図１６に示した別のドーナツ型のリザーバの横断面図である。

【図１８】 図１８は、本発明に従うスプレーボトルディスペンサーの第六の好ましい具体
例の側面図である。

【図１９】 図１９は、図１８に示したような挿入物の上方リザーバの断面図である。

【図２０】 図２０は、図１８に示したような挿入物の中央リザーバの断面図である。

【図２１】 図２１は、図１８に示したような挿入物の下方リザーバの断面図である。

【図２２】 図２２は、本発明に従うスプレーボトルディスペンサーの第七の好ましい具体
例の側面図である。

【図２３】 図２３は、図２２に示した挿入物の縦断面図である。

【図２４】 図２４は、本発明に従う機械式コネクターを有する挿入物の側面図である。

【図２５】 図２５は、図２４に示したような機械式カプラーの断面図である。

【図２６】 図２６は、本発明に従う好ましいスプレーボトルディスペンサーの側面図であ
る。

【図２７】 図２７は、図２６に示したスプレーボトルディスペンサーの分解側面図である
。

【図２８】 図２８は、本発明に従う好ましい挿入物の側面図である。

【図２９】 図２９は、図２８に示した挿入物の上面図である。

【図３０】 図３０は、図２８に示した挿入物の下面図である。

【図３１】 図３１は、図２８に示した挿入物の中央鉛直断面図である。

【図３２】 図３２は、本発明に従う挿入物の、外側リブが設けられた別の具体例の側面図
である。

【図３３】 図３３は、本発明に従う挿入物のさらなる具体例の部分破断断面図である。

【図３４】 図３４は、本発明に従うバヨネットの側面図である。

【図３５】 図３５は、本発明に従うバヨネットの別の具体例側面図である。

【図３６】 図３６は、本発明に従うバヨネットの先端部の部分立面図である。

【図３７】 図３７は、本発明に従うバヨネットの先端部の別の具体例の部分立面図である
。

【図３８】 図３８は、図３７に示したバヨネットの先端部の底面図である。

【図３９】 図３９は、本発明に従うバヨネットの先端部のさらなる具体例の部分立面図で
ある。

【図４０】 図４０は、図３９に示したプランジャ先端部の下面図である。

【図４１】 図４１は、本発明に従うバヨネットのワッシャー部の上面図である。

【図４２】 図４２は、本発明に従うバヨネットのワッシャー部の別の具体例の上面図であ
る。

【図４３】 図４３は、本発明に従うバヨネットのワッシャー部のさらに別の具体例の上
面図である。

【図４４】 図４４は、本発明に従う挿入物のさらなる具体例の側面図である。

【図４５】 図４５は、図４４に示した挿入物の上面図である。

【図４６】 図４６は、本発明に従う挿入物のさらに別の具体例の側面図である。

【図４７】 図４７は、図４６に示した挿入物の上面図である。

【図４８】 図４８は、本発明に従う挿入物のまたさらに別の具体例の側面図である。

【図４９】 図４９は、図４８に示した挿入物の上面図である。

【図５０】 図５０は、図４８に示した挿入物の下面図である。

【図５１】 図５１は、図４８に示した挿入物の中央鉛直断面図である。

【図５２】 図５２は、挿入物とバヨネットとの組合せの側面図である。

【図５３】 図５３は、本発明に従う安全キャップが設けられた挿入物の側面図である。

【図５４】 図５４は、図５３に示した挿入物の中央鉛直断面図である。

【図５５】 図５５は、本発明に従う２つの挿入物を有するスプレーボトルディスペンサー
の側面図である。

【図５６】 図５６は、バヨネットがスプレーボトルの第２首部内に貯蔵されたスプレーボ
トルディスペンサーの側面図である。

【図５７】 図５７は、本発明に従うキャップ装置の中央鉛直断面図である。

【図５８】 図５８は、図５７に示したキャップ装置の下側キャップ部の斜視図である。

【図５９】 図５９は、図５８に示したキャップ装置の上側キャップ部の斜視図である。

【図６０】 図６０は、本発明に従うキャップ装置の別の具体例の中央鉛直断面図である。

【図６１】 図６１は、バヨネットと組合されたキャップの部分破断側面図である。

【図６２】 図６２は、カートリッジと、逆向きのバヨネットを有するカートリッジレシー
バとの部分破断側面図である。

【図６３】 図６３は、図６２に示したカートリッジおよびカートリッジレシーバの斜視図
である。

【図６４】 図６４は、本発明に従うスプレーボトル装置の側方断面図である。

【図６５】 図６５は、本発明に従う別のスプレーボトル装置の側方断面図である。

【図６６】 図６６は、本発明に従う、カートリッジの側面図およびカートリッジレシーバ
の側面図であり、カートリッジをカートリッジレシーバに挿入する方法が示され
ている。

【図６７】 図６７は、図６６に示したカートリッジの中央鉛直断面図である。

【図６８】 図６８は、本発明に従うカートリッジの別の具体例の中央鉛直断面図である。

【図６９】 図６９は、本発明に従うカートリッジのさらなる具体例の中央鉛直断面図であ
る。

【図７０】 図７０は、本発明に従う、カートリッジの側面図と、前記カートリッジとの間
に差し込みタイプの連結を有するカートリッジレシーバの中央鉛直断面図である
。

【図７１】 図７１は、図７０に示したカートリッジレシーバの上面図である。

【図７２】 図７２は、本発明に従う、カートリッジの側面図と、前記カートリッジとの間
にキー付き配置を有するカートリッジレシーバの中央鉛直断面図である。

【図７３】 図７３は、図７２に示したカートリッジレシーバの上面図である。

【図７４】 図７４は、図７２に示したカートリッジの側面図と、本発明に従う、前記カー
トリッジとの間にキー付き配置を有する容器の首部の中央鉛直断面図である。

【図７５】 図７５は、図７４に示した容器の首部の上面図である。

【図７６】 図７６は、複数のタブレット状のカートリッジがスプレーボトルの第２首部内
に配置された、本発明に従うスプレーボトルディスペンサの部分破断側面図であ
る。

【図７７】 図７７は、図７６に示した複数のタブレット状のカートリッジの中央鉛直断面
図である。

【図７８】 図７８は、複数の個々の容器を有するカートリッジの別の具体例の内容物の分
解図である。

【図７９】 図７９は、上下のスクリーン部を有する個々の容器の別の具体例の斜視図であ
る。

【図８０】 図８０は、図７９に示した個々の容器の中央鉛直断面図である。

【図８１】 図８１は、容器に装填または再装填するためのカートリッジが設けられた容器
の側面図である。

【図８２】 図８２は、「逆向き」のバヨネットを有するカートリッジレシーバ内に配置さ
れたカートリッジの中央断面図である。

【図８３】 図８３は、図８２に示したカートリッジのレシーバの斜視図である。

【図８４】 図８４は、図８２に示したカートリッジの斜視図である。

【図８５】 図８５は、図８３に示したカートリッジレシーバの水平断面図である。

【図８６】 図８６は、図８２に示したカートリッジレシーバ内に設けられる、開口部を有
する円形のシールの斜視図である。

【図８７】 図８７は、カートリッジの別の具体例の斜視図であり、このカートリッジは、
カートリッジを通じて延在する、分割または４分割された形状の通路を有して、
稀釈液、例えば水が前記通路を通って流れることを可能にする。

【図８８】 図８８は、カートリッジのさらなる具体例の斜視図であり、このカートリッジ
は、カートリッジを通じて延在する中央穴を有して、稀釈液、例えば水が前記中
央穴を通って流れることを可能にする。

【図８９】 図８９は、本発明に従うスプレーボトルディスペンサであり、プッシュプルノ
ズル栓が該ディスペンサの第２の首部に設けられている。

【図９０】 図９０は、本発明に従う、プッシュプルノズル栓が設けられた関連する容器と
組み合わせたスプレーボトルディスペンサである。

【図９１】 図９１は、本発明に従うスプレーボトルディスペンサであり、容器および押し
−引きノズル栓が該ディスペンサの第２の首部に設けられている。

【図９２】 図９２は、図９１に示した容器プッシュプルノズル栓の分解図である。

【図９３】 図９３は、本発明に従うスプレーボトルディスペンサであり、プッシュプルノ
ズル栓が該ディスペンサの第１の首部に設けられており、かつ、ねじ付きキャッ
プが該ディスペンサの第２の首部に設けられている。

【図９４】 図９４は、本発明に従うカートリッジが設けられた飲料用ディスペンサの側面
図である。

【図９５】 図９５は、本発明に従うカートリッジの別の具体例である、上側スクリーン部
および下側スクリーン部を有する漏斗形のカートリッジの部分破断鉛直断面図で
ある。

【図９６】 図９６は、図９５に示した漏斗形のカートリッジの斜視図である。

【図９７】 図９７は、本発明に従うカートリッジが設けられた水用ボトルタイプの容器の
側面図である。

【図９８】 図９８は、本発明に従う容器にねじで取り付けられたアダプタの中央鉛直断面
図である。

【図９９】 図９９は、図９８に示したカートリッジの側面図と、図９８に示したアダプタ
の中央鉛直断面図を組み合わせた図である。

【図１００】 図１００は、自由に回転するバヨネットが設けられたアダプタの中央鉛直断面
図である。

【図１０１】 図１０１は、図１００に示したアダプタの上面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ， ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，Ｄ Ｋ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，Ｕ Ｓ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 クライマ， ウォルター エフ．， ジュ ニア アメリカ合衆国 29690 サウス キャロ ライナ州， トラベラーズ レスツ， ハ イウェイ 25 3485 Ｆターム(参考） 3E014 PA01 PC08 PD04 PE30 PF05 3E062 AA09 AB01 KA01 KB02

Claims (41)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも一つのネック部を有するボトルと、 前記ネック部内に配置されたカートリッジレシーバーであり、外側に延在して
   いる上方フランジ部、貫通穴を有する底壁部、および前記底壁部から上方に延在
   しているバヨネットを含むカートリッジレシーバーと、 前記カートリッジレシーバーに取り外し可能に挿入されるように形成されたカ
   ートリッジであり、一回以上の独立した装填分の濃縮製品を含み、外側に延在し
   ている上方フランジ、上壁部および下壁部を含み、前記カートリッジが前記カー
   トリッジレシーバーに挿入されるときに前記上壁部および前記下壁部の少なくと
   も一方が前記カートリッジレシーバーの前記バヨネットで破壊できるように形成
   されている前記カートリッジと、 前記ボトルを密封するように前記ネック部に結合されたクロージャーとを含む
   再装填可能な液体ディスペンサー。
2. 【請求項２】前記カートリッジに複数の独立室が形成されている、請求項１
   によるディスペンサー。
3. 【請求項３】前記複数の独立室に選択的にアクセスできるように前記カート
   リッジが形成されている、請求項２によるディスペンサー。
4. 【請求項４】前記カートリッジに収容された濃縮製品を含む、請求項１によ
   るディスペンサー。
5. 【請求項５】前記複数の独立室の各々に収容された同一の濃縮製品を含む、
   請求項２によるディスペンサー。
6. 【請求項６】前記複数の独立室の少なくとも二つに収容された異なる濃縮製
   品を含む、請求項２によるディスペンサー。
7. 【請求項７】前記の異なる濃縮製品が一緒に混合されるときに化学的に反応
   性である、請求項６によるディスペンサー。
8. 【請求項８】前記カートリッジが前記カートリッジレシーバー内に嵌り込む
   ように前記カートリッジおよび前記カートリッジレシーバーが形成されている、
   請求項１によるディスペンサー。
9. 【請求項９】前記カートリッジおよび前記カートリッジレシーバーが円筒形
   である、請求項８によるディスペンサー。
10. 【請求項１０】前記上壁部および下壁部が実質上平面である、請求項９によ
    るディスペンサー。
11. 【請求項１１】前記カートリッジの長手方向に沿って延在する少なくとも一
    つの内壁で前記カートリッジが仕切られている、請求項３によるディスペンサー
    。
12. 【請求項１２】前記カートリッジの長手方向に沿って延在する貫通穴が前記
    カートリッジに形成されている、請求項１１によるディスペンサー。
13. 【請求項１３】前記カートリッジの長手方向に沿って延在する貫通穴が前記
    カートリッジに形成されている、請求項１によるディスペンサー。
14. 【請求項１４】前記カートリッジが円筒形であり、前記上壁部および下壁部
    が実質上平面であり、かつ前記カートリッジの長手方向に沿って延在する少なく
    とも一つの内壁で前記カートリッジが仕切られて複数の正割形独立室を形成する
    、請求項３によるディスペンサー。
15. 【請求項１５】前記ボトルがスプレーボトルであり、かつ前記クロージャー
    が前記スプレーボトル中に延在しているダウンチューブを含むスプレーヘッドで
    ある、請求項１によるディスペンサー。
16. 【請求項１６】第二ネック部を密封するための別のクロージャーを含む別の
    ネック部が前記スプレーボトルに設けられている、請求項１５によるディスペン
    サー。
17. 【請求項１７】前記ボトルが水タイプまたは飲料タイプのボトルであり、前
    記クロージャーが開閉するように形成されている、請求項１によるディスペンサ
    ー。
18. 【請求項１８】前記クロージャーがプッシュプルタイプのクロージャーであ
    る、請求項１７によるディスペンサー。
19. 【請求項１９】前記ボトルの前記ネックに結合された内ねじ付き下カラー、
    および前記クロージャーに結合された外ねじ付き上カラーを含むアダプターを含
    む、請求項１によるディスペンサー。
20. 【請求項２０】前記ボトルがスプレーボトルであり、かつ前記クロージャー
    が前記スプレーボトル中に延びているダウンチューブを含むスプレーヘッドであ
    る、請求項１９によるディスペンサー。
21. 【請求項２１】第二ネック部を密封するための別のクロージャーを含む別の
    ネック部が前記スプレーボトルに設けられている、請求項２０によるディスペン
    サー。
22. 【請求項２２】前記カートリッジの前記上壁部および前記下壁部の少なくと
    も一方が破れやすい密封膜で形成されている、請求項１によるディスペンサー。
23. 【請求項２３】少なくとも一つのネック部を有するボトルと、 前記ボトルに収容されたバヨネットと、 前記ボトルの前記ネック部に取り外し可能に挿入されるように形成された円筒
    形カートリッジであり、一回以上の独立した装填分の濃縮製品を有し、外側に延
    在している上側フランジ、実質上平坦な上壁部、および実質上平坦な下壁部を含
    み、前記上壁部および前記下壁部が前記バヨネットで選択的に破壊できるように
    形成されている前記カートリッジと、 前記ボトルを密封するように前記ネック部に結合されたクロージャーとを含む
    再装填可能な液体ディスペンサー。
24. 【請求項２４】前記カートリッジに複数の独立室が形成されている、請求項
    ２３によるディスペンサー。
25. 【請求項２５】前記カートリッジに収容された濃縮製品を含む、請求項２３
    によるディスペンサー。
26. 【請求項２６】前記カートリッジに収容された濃縮製品を含む、請求項２４
    によるディスペンサー。
27. 【請求項２７】前記バヨネットが前記クロージャーに結合されている、請求
    項２３によるディスペンサー。
28. 【請求項２８】前記バヨネットが前記クロージャーに相対回転可能に結合さ
    れている、請求項２７によるディスペンサー。
29. 【請求項２９】前記上壁部および前記下壁部の一方が破れやすい密封膜で形
    成されている、請求項２３によるディスペンサー。
30. 【請求項３０】前記ボトルの前記ネック部への挿入前に除去可能なキャップ
    であって、前記破れやすい密封膜のための第二シールを形成する除去可能なキャ
    ップが前記カートリッジに設けられている、請求項２９によるディスペンサー。
31. 【請求項３１】前記カートリッジの長手方向に沿って貫通穴が形成されてい
    る、請求項２３によるディスペンサー。
32. 【請求項３２】前記貫通穴が前記バヨネットを受け入れるように形成されて
    いる、請求項３１によるディスペンサー。
33. 【請求項３３】前記カートリッジの長手方向に沿って延在している少なくと
    も一つの内壁で前記カートリッジが仕切られている、請求項２３によるディスペ
    ンサー。
34. 【請求項３４】前記ボトルがスプレーボトルであり、かつ前記クロージャー
    が前記スプレーボトル中に延びているダウンチューブを含むスプレーヘッドであ
    る、請求項２３によるディスペンサー。
35. 【請求項３５】第二ネック部を密封するための別のクロージャーを含む別の
    ネック部が前記スプレーボトルに形成されている、請求項３４によるディスペン
    サー。
36. 【請求項３６】前記ボトルが水タイプまたは飲料タイプのボトルであり、前
    記クロージャーが開閉するように形成されている、請求項２３によるディスペン
    サー。
37. 【請求項３７】前記クロージャーがプッシュプルタイプのクロージャーであ
    る、請求項３６によるディスペンサー。
38. 【請求項３８】前記ボトルの前記ネックに結合された内ねじ付き下カラー、
    および前記クロージャーに結合された外ねじ付き上カラーを含むアダプターを含
    む、請求項２３によるディスペンサー。
39. 【請求項３９】前記ボトルがスプレーボトルであり、かつ前記クロージャー
    が前記スプレーボトル中に延びているダウンチューブを含むスプレーヘッドであ
    る、請求項３８によるディスペンサー。
40. 【請求項４０】第二ネック部を密封するための別のクロージャーを含む別の
    ネック部が前記スプレーボトルに形成されている、請求項３９によるディスペン
    サー。
41. 【請求項４１】前記カートリッジの前記上壁部および前記下壁部の少なくと
    も一方が破れやすい密封膜で形成されている、請求項２３によるディスペンサー
    。