JP2001509140A - ケラチンに基づく基質の処理 - Google Patents

ケラチンに基づく基質の処理

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Abstract

(57)【要約】 ケラチン害虫から保護するために、ケラチンに基づく基質を1ないし25ml/lの間の液状配合物を含有する水浴中で30ないし110℃の間で2ないし7の間のpHで処理する。この液状配合物はa)4ないし50重量パーセントの間の式(I)のジフェニル尿素;b)アニオン、カチオンまたは非イオン性界面活性剤の群の2ないし50重量パーセントの間の1つまたはそれより多い界面活性剤;c)直鎖もしくは分枝したC1−C12−アルカノール及びC2−C4−ポリオール、並びにC1−C4−アルカノールもしくはC2−C4−ジオールとそれらのモノエーテルもしくはジエーテル、C3−C6−ケトン、C1−C6カルボン酸、5ないし8の間の環結合を有するN−(C1−C4−アルキル)−ラクタム、ジメチルスルホキシドまたはこれらのいくつかの混合物の群からの30ないし94重量パーセントの間の1つまたはそれより多い溶媒で、それらの重量の1ないし25パーセントの間を水で置き換えることができる、並びにd)リン酸塩、ポリリン酸塩、イミノ二コハク酸、ヒドロキシ−イミノ二コハク酸、ポリアミノコハク酸、エチレンジアミン四酢酸、芳香族スルホン酸、H原子をC1−C4−アルキルまたはフェニルで部分的または完全に置換することができる尿素及び尿素誘導体、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム並びにホルムアルデヒド縮合物の群からの0ないし10重量パーセントの間の標準化剤からなり、全てのパーセンテージ表示は液状配合物の総重量をさす。

Description

【発明の詳細な説明】 ケラチンに基づく基質の処理 本発明はジフェニル尿素有効成分、界面活性剤、溶媒及び標準化剤(stan dardizing agents)を含んでなる液状配合物を用いてケラチン 害虫からケラチンを含有する基質を保護するためにそれらを処理する方法に関す る。標準化剤という用語は軟化剤、例えばリン酸塩、イミノ二コハク酸(IDS )、ポリアスパラギン酸(PAA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)等を 含む。 ケラチンを含有する基質は蛾、カツオブシムシ及び下毛甲虫類(fur be etles)の幼虫のようなケラチンを消化する害虫により損傷を受け、そして 最終的に破壊される。ケラチンを含有する基質のこの種類は動物の皮、毛皮、毛 、羊毛、羽、爪、ひづめ、角及び棘皮板(plates)並びに絹である。これ らの基質を多くの場合で他の材料と組み合わせて侵食損傷の危険にさらさずに加 工して様々な実用品を生じる。これは特に衣類並びに壁、床及び布張り家具用織 物の製造のための羊毛、絹及び他の天然または合成繊維とそれらのブレンドの使 用に関係する。それ故、これまでこれらの基質を侵食インヒビターで処理するこ とによりそれらを保護する多数の試みがある。DE44 25 359A1による 摂食インヒビターは例えば有効成分として式 式中、R1は水素または4−クロロ−フェノキシ−6−スルホン酸塩であ り、R2は水素または塩素であり、R3は塩素また はトリフルオロメチルであり、R4は水素または塩素であり、そしてR5は水素ま たはトリフルオロメチルである のジフェニル尿素を含んでなる。 この有効成分を例えば重量で1の割合のジフェニル尿素有効成分(I)及び重 量で2の割合のプロピレングリコールを含む液状配合物として用いることができ る。しかしながら、例えば連続法を実施する場合、そのような液状配合物から基 質上に移る有効成分の量は不十分であることが見いだされている。その結果、上 記の基質の処理後に有効成分を枯渇した液が残り、基質成分及び他の不純物によ る液の同時汚染のために、有効成分のさらなる液状配合物との濃縮によりその残 りの有効成分をわずかにだけ再使用することができ、そして大部分を処分しなけ ればならず;この場合、残存する高い割合のジフェニル尿素有効成分により処分 は複雑である。 それ故、基質上への有効成分の増加した移動を保証する該有効成分を用いた他 の方法を開発することが望ましかった。 本発明は式 式中、 R1は水素または4−クロロフェノキシ−6−スルホン酸塩を表し、 R2は水素または塩素を表し、 R3は塩素またはトリフルオロメチルを表し、 R4は水素または塩素を表し、そして R5は水素またはトリフルオロメチルを表す のジフェニル尿素を用いたケラチン害虫からケラチンを含有する基質を保護する ためのそれらの処理方法を提供し、それは a)重量で4から50%までの式(I)のジフェニル尿素、 b)アニオン、カチオン及び非イオン性界面活性剤よりなる群からの重量で2 から50%までの1つまたはそれより多い界面活性剤、 c)直鎖もしくは分枝したC1−C12−アルカノール及びC2−C4−ポリオー ル並びにC1−C4−アルカノールもしくはC2−C4−ジオールとそれらのモノ− もしくはジエーテル、C3−C6−ケトン、C1−C6−カルボン酸及びC1−C4− アルカノールもしくはC2−C4−ポリオールとそれらのエステル、5〜8員環の N−(C1−C4−アルキル)−ラクタム、ジメチルスルホキシドまたはそれらの 2つもしくはそれより多くの混合物よりなる群からの重量で30から94%まで の1つまたはそれより多い溶媒で、それらの重量の1から30%までを水で置き 換えることができる、並びに d)リン酸塩、ポリリン酸塩、イミノ二コハク酸(IDS)、ヒドロキシ−イ ミノ二コハク酸、ポリアスパラギン酸(PAA)、エチレンジアミン四酢酸(E DTA)、H原子のいくつかまたは全てをC1−C4−アルキルまたはフェニルで 置換することができる尿素及び尿素誘導体、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム 並びに芳香族スルホン酸のホルムアルデヒド縮合物よりなる群からの重量で0か ら10%までの標準化剤、 パーセンテージは液状配合物の総重量に基づく、 からなる1−25ml/lの液状配合物を含んでなる水溶液で30−110℃で 2−7のpHで基質を処理することを含んでなる。 本発明の方法のための好ましい液状配合物は、 全て配合物の総重量に基づいて、 a)重量で10から40%までのジフェニル尿素有効成分(I)、 b)重量で10から45%までの1つまたはそれより多い上記の界面活性剤、 c)重量で35から80%までの1つまたはそれより多い上記の溶媒及び d)重量で0から8%までの上記の標準化剤 を含んでなる。 特に好ましい液状配合物は、 全て配合物、の総重量に基づいて、 a)重量で15から30%までのジフェニル尿素有効成分(I)、 b)重量で15から40%までの1つまたはそれより多い上記の界面活性剤、 c)重量で40から70%までの1つまたはそれより多い上記の溶媒及び d)重量で0から7%までの上記の標準化剤 を含んでなる。 本発明により用いられる液状配合物のために用いることができる界面活性剤は アニオン、カチオン及び非イオン性界面活性剤よりなる群からの1つまたはそれ より多くであってもよい。用いることができるアニオ ン界面活性剤は8〜22個のC原子を有する脂肪族、アル脂肪族(aralip hatic)、芳香族またはアルキル芳香族炭化水素化合物であり、それらは1 個またはそれより多いカルボキシル、スルホン酸、硫酸モノエステルまたはホス ホン酸基を含有し、その酸プロトンをLi+、Na+、K+、NH4+、H3N−C H2CH2OH+、H2N(CH2CH2OH)2 +及びHN(CH2CH2OH)3 +より なる群からのカチオンで置き換えることができ;好ましくは、カチオンでの置換 があるこの型を用いる。その例は:C8−C22−カルボン酸及び上記の型のカチ オンとそれらの塩、C8−C22−アルキル−スルホン酸及び上記の型のカチオン とそれらの塩、C4−C16−アルキル−ベンゼン−及び−ナフタレン−スルホン 酸並びに上記の型のカチオンとそれらの塩、フェノール−、ジフェニルスルホン −、ジヒドロキシジフェニルスルホン−またはナフタレン−ホルムアルデヒド縮 合物の(ポリ)スルホン酸並びにジフェニルエーテル、ジトリルエーテル及びテ ルフェニルの(ポリ)スルホン酸並びに上記の型のカチオンとそれらの塩、C8 −C22−アルキル−硫酸モノエステル及びC8−C22−アルキル−ホスホン酸並 びに上記の型のカチオンとそれらの塩である。個々の物質として:スルホン化フ ェニル−ホルムアルデヒド縮合物及びそのNa塩、ナフタレンスルホン酸−ホル ムアルデヒド縮合物及びそのNa塩、ナフタレンスルホン酸−ジヒドロキシジフェ ニルスルホン縮合物及びそのNa塩、ジトリルエーテルスルホン酸−ホルムアル デヒド縮合物Na塩、テルフェニルスルホン酸NH4、ジトリルエーテルスルホ ン酸Na、オレイン酸NH4、ジイソブチル−ナフタレンスルホン酸Na塩、ド デシルベンゼンスルホン酸Na、場合により3molのエチレンオキシド(EO)で アルコキシル化され た硫酸化ラウリルアルコール、場合により4EOを有する硫酸化ノニルフェノー ル、C10−C12−、C12−C16−またはC12−C21−アルカンスルホン酸Na塩 、ジ(2−エチルヘキシル)リン酸Na、C12/c13−アルカノール硫酸エタノ ールアミン塩、Na塩としてのスルホン化牛脂、ジブチルリン酸−ジエタノール アミン塩を挙げることができる。EOの代わりに、プロピレンオキシド(PO) またはEOとPOでもアルコキシル化を実施することができる。 用いることができるカチオン界面活性剤は8〜22個のC原子を含有する少な くとも1個の脂肪族、アル脂肪族(araliphatic)、芳香族またはア ルキル芳香族置換基をN原子上に含む、プロトンを付加した形態の第三級アミン または第四級アンモニウム化合物であり;この目的のためのアニオンの例はCl- 、Br-、1/2硫酸塩または1/3リン酸塩である。本明細書の例は:塩化C8 −C22−アルキル−ジメチル−ベンジル−アンモニウム、酢酸塩としてのエチ レンポリアミン及びオレイン酸のアミド、酢酸塩としてのジエチレントリアミン のジーステアラミド、酢酸塩としてのステアリン酸−トリエチレンテトラアミン 縮合物、並びに獣脂脂肪アルキル−ビスヒドロキシエチルーアミン塩酸塩である 。 ベタイン界面活性剤の例は:R−+NH2−CH2−COO-、R−CH(+NR1 3 )−COO-、R−+NR1 2(CH23−SO3 -及び当業者に知られているもの であり、ここで、Rは8−20個のC原子を有するアルキル、アラルキル、アリ ールまたはアルキルアリールを表し、そしてR1は同一または異なるC1−C4− アルキルを表す。 本発明の液状侵食インヒビターのための非イオン性界面活性剤の例は 式 R−(−EO)m−(−PO)n−H (II)、 式中、 RはC8−C22−O、C8−C22−CO−O)C8−C22−CO−NHまた はC4−C16−アルキル−フェニレン−Oを表し、 EO及びPOはそれぞれエチレンオキシド及びプロピレンオキシド単位を 表し、そして 添え字m及びnは相互に独立して0から50までの数値を表すが、その場 合、m+nの合計は少なくとも2である、 のポリエーテルである。 上記の基Rは典型的には脂肪の化学から知られているようなものであるかまた はアルキル−芳香族基である。従って、式(II)の非イオン性界面活性剤は脂肪 アルコール、脂肪酸、脂肪酸アミドまたはアルキルフェノールとエチレンオキシ ド、プロピレンオキシドまたはそれら2つの混合物から形成されるポリグリコー ルエーテルである。混合物のエトキシル化またはプロポキシル化を制御して実施 するとしても、脂肪化学からそのような基質のエトキシド化またはプロポキシド 化における個々の分子はそれぞれ異なる程度のエトキシル化またはプロポキシル 化を有する化合物を表すので、添え字m及びnは実際には総数だけでなく、総数 間の中間値も表す。この文脈上、好ましくは、脂肪アルコール及びアルキルフェ ノールからの基Rを挙げることができる。典型的な個々の例は30から50まで のEOを有するオレイルアルコール、8.5EOを有するイソドデカノール、6 EO及び8POを有するイソデシルアルコール、5EO及び5POを有するノニ ル/ウンデシルアルコール、30EOを 有するひまし油、6.5EOを有するヤシの実脂肪酸、6から30までのEOを 有するステアリルアルコール、6.5EOを有するオレイン酸、6EOを有する エチルヘキシルアルコール、2.5から30までのEOを有するラウリルアルコ ール及び4から30EOまでのEOを有するノニルフェノールである。 好ましくは、上記の非イオン性界面活性剤の群からの1つもしくはそれより多 い界面活性剤またはカチオンもしくはアニオン界面活性剤とそれらの混合物を用 いる。 当業者に知られている消泡剤をそれらの界面活性剤に添加してもよい。 本発明により用いられる液状配合物のための溶媒は上記の群からの1つまたは それより多くである。直鎖または分枝したC1−C12−アルカノールの例はメタ ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタ ノール、異性体のペンタンール、ヘキサノール、オクタノール、デカノールまた はドデカノールである。C2−C4−ポリオールの例はエチレングリコール、1, 2−もしくは1,3−プロパノール、1,2−、1,3−、1,4−ブタンジオ ールまたはグリセロールである。C1−C4−アルカノールのまたはC2−C4−ジ オールとこれらのポリオールのモノーまたはジエーテルは例えば1−エトキシ− 2−プロパノール及び1−メトキシ−2−プロパノールのようなエチレングリコ ールモノメチルエーテル及びジメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル エーテル及びジエチルエーテル、上記のC3−もしくはC4−アルカノールのいず れかとエチレングリコールの相同なモノ−及びジエーテル、メタノール、エタノ ールもしくは上記の高級アルカノールのいずれかと上記の高級ジオールもしくは グリセロールの対応する モノ−及びジエーテル、ジエチレングリコールもしくはトリプロピレングリコー ルのようなC2−C4−ジオールと上記のポリオールのエーテル、またはポリオー ルとジオール及びC1−C4−アルカノールの両方のエーテル、例えばジエチレン グリコールモノメチルエーテル、モノエチルエーテルもしくはモノブチルエーテ ルである。ケトンの例はアセトン、ブタノン、2−または3−ペンタノン及び2 −または3−ヘキサノンであり;酸及びエステルの例は酢酸、プロピオン酸、酢 酸エチル、酢酸2−エトキシエチルである。ラクタムの例はN−メチルーピロリ ドンまたは−カプロラクタムである。挙げた溶媒の中で、高い引火点を有するも のを用いることが好ましい。従って、本発明の液状侵食インヒビター配合物のた めの好ましい溶媒は直鎖または分枝したC3−C8−アルカノール、C2−C3−ジ オール及びC1−C3−アルカノールまたはC2−C3−ジオールとそれらのモノエ ーテルよりなる群からの1つまたはそれより多くである。これらの溶媒が水と混 和できる場合、それらの重量の1から30%まで、好ましくは5から25%まで を水で置き換えることができる。 付随して用いる場合、標準化剤は当業者に知られている1つまたはそれより多 い上記の型である。芳香族スルホン酸の例はベンゼンスルホン酸、トルエンスル ホン酸、フェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、スルホン化ジトリルエ ーテル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、スルホン化ジフェニルメ タン、スルホン化ビフェニル及びスルホン化テルフェニルである。尿素誘導体の 例はジメチロール尿素、メラミン及びグアニジンである。尿素及びその誘導体に おいてそれらのH原子のいくつかまたは全部をメチル、エチル、プロピル、ブチ ルまたはフェニルのようなC1−C4−アルキルで置換することができる。この文 脈上のホルムアルデヒド縮合物はスルホン化芳香族化合物、ホルムアルデヒド並 びに場合により非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体よりなる群から の1つまたはそれより多い化合物から形成されるものである。スルホン化芳香族 化合物は例えば上記のものである。非スルホン化芳香族化合物の例はフェノール 、クレゾール及びジヒドロキシジフェニルメタンである。 ジフェニル尿素有効成分(I)として式 式中、Mはアルカリ金属カチオン、例えばNa+である のいずれかを用いることが好ましい。 本発明は上記の型のケラチンを含有する基質の処理、好ましくは羊毛、絹及び 他の天然または合成繊維とそれらブレンドの処理を提供する。そのようなブレン ドの例は:羊毛/アクリロニトリル、羊毛/ポリエステル、羊毛/ナイロン、羊 毛/ポリプロピレン、羊毛/セルロール及び羊毛/絹である。 原則として当業者に知られている方法で上記の基質を水溶液中の液状配合物で 処理し、例えばはテープ−スコアー(tape−scour)法、原羊毛洗浄、 ケムセット(Chemset)法、排気法及び噴霧法である。これらの方法では 、液状配合物での上記の基質の処理を他の処理、例えば染色と組み合わせること ができる。溶液への液状配合物の添 加は基質に対する有効成分の所望する量により当業者により実施される。当業者 は、重量で4から50%までのジフェニル尿素有効成分(I)で、上に開示した 濃度の範囲内の液状配合物をこの計量のために用いることができる。(I)の全 濃度範囲の低い方の領域の配合物の場合、計量は非常に精密(fine)である ことができ;しかしながら、これに関連する不都合な点は、多量の液状配合物が 必要なことである。(I)の記載した濃度の上の方の領域の配合物は、できるだ け少量の溶媒を輸送しなければならないように、主として輸送及び貯蔵目的を意 図する。この種類の非常に濃縮された配合物は使用者により希釈により中間使用 濃度に調整される。典型的な中間使用濃度はすぐ使用できる配合物中に重量で約 20%から重量で35%までの含有量の(I)を含む。このようにして調整され た配合物の約1から25mlまでを11の溶液当たり、好ましくは1.5から1 0ml/lまで、特に好ましくは1.5から4ml/lまでで用いる。この場合 、配合物は溶液中1.5ml/lの使用量では処理される基質1kg当たり約2 900から3000mgまで、4ml/lの使用量では基質1kg当たり700 0mgを越えるまでのジフェニル尿素有効成分(I)の含有量を与える。基質上 でこれらの有効成分の達成しうる含有量は、低い方の範囲で、ジフェニル尿素有 効成分(I)を含有することが現在まで知られている処理組成物のものの約1. 4から1.6倍まで、基質に対する含有量の高い方の範囲で2.4から2.5倍 までになる。 本発明の処理を30−110℃、好ましくは40−100℃で、そして2−7 のpH範囲で実施する。 本発明の方法はそのように処理された基質に例えば以下の種:チネオ ラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、オートレナス ・フラビペス(Authrenus flavipes)、チネア・ペリオネラ (Tinea pellionella)、チネア・トランスルーセンス(Ti nea translucens)、アタゲナス・ぺリオ(Attagenus pellio)のケラチン試験に対する保護を与える。実施例 実施例1 (テープ−スコアー法による試験) 1g/lの界面活性剤溶液(ノニルフェノール*7EOとC10-20−アルカン スルホン酸塩の混合物、有効成分の含有量40%)を軟水中で50℃で撹拌した 。2リットルのそのような溶液中に5gの羊毛のストランドを30秒間浸し、次 に50%の溶液含浸率まで実験室用padderを用いて絞った。続いて、軟水 のみを同じ方法で用いた。次に、予定した量の液状配合物(例えば、1.5ml /lまたは2.5ml/l)及び2ml/lの酢酸(純度60%)を含む溶液を 調製し、そして羊毛のストランドを予定した温度(例えば、40℃、50℃、6 0℃または70℃)で30秒間浸した。最後に、ストランドを50%の残存含水 率まで絞り、空気中で乾燥し、そして有効成分の吸収量に関して分析した。実施例2 実施例1に記述した方法を用いて50℃で4.5のpHで表1に特定される使 用量を有する溶液中で紡毛織物を処理した。有効成分はプロピレングリコール中 のM=Na+のジフェニル尿素有効成分(III)の重量で33%濃度の溶液であっ た。用いた有効成分の量に相関する基質上の有効成分の含有量及びこれから計算 された商を表1に示す。実施例3 実施例1に記述した方法を用いて50℃で4.5のpHで表1に特定される使 用量を有する溶液中で紡毛織物を処理した。有効成分は約10%の尿素及びポリ リン酸ナトリウムをさらに含むエトキシプロパノール水中のM=Na+のジフェ ニル尿素有効成分(III)の重量で40%濃度の溶液であった。用いた有効成分 の量に相関する基質での有効成分の含有量及びこれから計算された商を表1に示 す。有効成分のより高い含有量を考慮するために(33%に対して40%)、こ の場合に用いる選択量は実施例2より低い。実施例4 さらなる実験として、実施例1に記述した方法で、以下の組成:重量で20% のジフェニル尿素有効成分(III)、重量で5%の尿素及びポリリン酸Na、重 量で45%のジエチレングリコール並びに重量で30%の非イオン性界面活性剤 (エトキシル化及びプロポキシル化C9-11−アルコール)を有する液状侵食イン ヒビター配合物を用いた。有効成分の濃度が著しく低いということにもかかわら ず、使用量を実施例2のように選択した。従って、濃縮が低いこの溶液から、よ り大量の有効成分が基質上に移った(表1)。実施例5 実施例1に記述した方法により、以下の組成:重量で20%のジフェニル尿素 有効成分(III)、重量で5%の尿素及びポリリン酸Na、重量で2.5%の水 、22.5%のエトキシプロパノール、20%のジエチレングリコール並びに重 量で30%の非イオン性界面活性剤(エトキシル化及びプロポキシル化C9-11− アルコール)を有する液状侵食インヒ ビター配合物を本発明に従って用いた。実施例2と比較して著しく減少した有効 成分の供給で、基質上への有効成分の著しく改善された移動が見られる(表1) 。 表1 実施例2ないし5の結果。有効成分の絶対吸収量と溶液中の有効成分の供 給量の商は1000倍になっている。 実施例6 各場合で実施例3で用いた3.4ml/1の配合物(有効成分含有量40%) だけでなく有効成分配合物に基づいて33%の割合の各種界面活性剤も用いて標 準化された条件下で実施例1に記述した方法を実施し た。基質上へのジフェニル尿素有効成分(III)の移動は各場合で著しく改善さ れた(表2)。 界面活性剤A:エトキシル化C10−アルコール及びプロポキシル化C8 −アルコールの混合物 界面活性剤B:エトキシル化C20−アルコール 界面活性剤C:エトキシル化及びプロポキシル化C10−アルコール 表2 実施例6の結果。有効成分の絶対吸収量と溶液中の有効成分の供給量の商 は1000倍になっている。 実施例7 実施例1に記述した方法と同様に、実施例3から知られている3.4ml/l の処理組成物で処理したが、その場合にまず水次いでエトキシプロパノールを以 下の組成:エトキシル化及びプロポキシル化C10−アルコール、エトキシル化C16 −アルコール、C8−硫酸アンモニウム塩及びリン酸トリブチルを有する界面 活性剤混合物で順に置き換えた。配合物からの界面活性剤混合物の割合及び基質 上の有効成分の濃度も表3に示す。表3 実施例7の結果。有効成分の絶対吸収量と溶液中の有効成分の供給量の商 は1000倍になっている。 実施例8 実施例1の方法により、1.5ml/l及び2.5ml/1の使用量で実施例 5からの液状配合物を羊毛基質に対して異なる温度で用いた。より高い浴温度は 基質上への有効成分の移動に対して付加的な正の作用を有した(結果:表4)。表4 実施例8の結果。有効成分の絶対吸収量と溶液中の有効成分の供給量の商 は1000倍になっている。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 式中、 R1は水素または4−クロロフェノキシ−6−スルホン酸塩を表し、 R2は水素または塩素を表し、 R3は塩素またはトリフルオロメチルを表し、 R4は水素または塩素を表し、そして R5は水素またはトリフルオロメチルを表す のジフェニル尿素を用いてケラチン害虫からケラチンを含有する基質を保護する ためのそれらの処理方法であって、 a)重量で4から50%までの式(I)のジフェニル尿素、 b)アニオン、カチオン及び非イオン性界面活性剤よりなる群からの重量で2 から50%までの1つまたはそれより多い界面活性剤、 c)直鎖もしくは分枝したC1−C12−アルカノール及びC2−C4−ポリオー ル並びにC1−C4−アルカノールもしくはC2−C4−ジオールとそれらのモノ− もしくはジエーテル、C3−C6−ケトン、C1−C6−カルボン酸及びC1−C4− アルカノールもしくはC2−C4−ポリオールとそれらのエステル、5〜8員環の N−(C1−C4−アルキル)−ラクタム、ジメチルスルホキシドまたはそれらの 2つもしくはそれより多くの混合物よりなる群からの重量 で30から94%までの1つまたはそれより多い溶媒で、その場合、それらの重 量の1から30%までを水で置き換えることができる、並びに d)リン酸塩、ポリリン酸塩、イミノ二コハク酸(IDS)、ヒドロキシ−イ ミノ二コハク酸、ポリアスパラギン酸(PAA)、エチレンジアミン−四酢酸( EDTA)、H原子のいくつかまたは全てをC1−C4−アルキルまたはフェニル で置換することができる尿素及び尿素誘導体、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウ ム並びに芳香族スルホン酸のホルムアルデヒド縮合物よりなる群からの重量で0 から10%までの標準化剤、 パーセンテージは液状配合物の総重量に基づく、 からなる1−25ml/lの液状配合物を含んでなる水溶液で基質を30−11 0℃で2−7のpHで処理することを含んでなる方法。 2. 液状配合物が a)重量で10から40%までのジフェニル尿素有効成分(I)、 b)重量で10から45%までの1つまたはそれより多い界面活性剤、 c)重量で35から80%までの1つまたはそれより多い溶媒及び d)重量で0から8%までの標準化剤 パーセンテージは配合物の総重量に基づく、 からなる請求の範囲1に記載された方法。 3. 液状配合物が a)重量で15から30%までのジフェニル尿素有効成分(I)、 b)重量で15から40%までの1つまたはそれより多い界面活性剤、 c)重量で40から70%までの1つまたはそれより多い溶媒及び d)重量で0から7%までの標準化剤 パーセンテージは配合物の総重量に基づく、 からなる請求の範囲1に記載された方法。 4. 液状配合物が界面活性剤として非イオン性界面活性剤よりなる群からの 1つまたはそれより多くを含んでなる、請求の範囲1に記載された方法。 5. 液状配合物中に存在する溶媒が直鎖または分枝したC3−C8−アルカノ ール、C2−C3−ジオール及びC1−C3−アルカノールまたはC2−C3−ジオー ルとそれらのモノエーテルよりなる群からの1つまたはそれより多くを含んでな り、それらの総重量の1ないし30%を水で置き換えることが可能である、請求 の範囲1に記載された方法。 6. 液状配合物が式 式中、Mはアルカリ金属カチオン、好ましくはNa+である のジフェニル尿素を含んでなる、請求の範囲1に記載された方法。 7. 処理されるケラチンを含有する基質が羊毛、絹及び他の天然または合成 繊維とそれらのブレンドである、請求の範囲1に記載された方法。 8. 水溶液が1.5ないし10ml/lの液状配合物を含んでなる、請求の 範囲1に記載された方法。 9. 40−100℃で実施する、請求の範囲1に記載された方法。
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