JP2001505680A - コンピュータシステムにおいて使用する同期インフラストラクチャー - Google Patents

コンピュータシステムにおいて使用する同期インフラストラクチャー

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JP2001505680A JP51467298A JP51467298A JP2001505680A JP 2001505680 A JP2001505680 A JP 2001505680A JP 51467298 A JP51467298 A JP 51467298A JP 51467298 A JP51467298 A JP 51467298A JP 2001505680 A JP2001505680 A JP 2001505680A
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Abstract

(57)【要約】 コンピュータシステムで使用される同期バックボーンが記載され、そのコンピュータシステムは、ディジタルデータを処理する少なくとも1つの中央処理装置を含むシステムボードと、システムボードに接続されディジタルデータを記憶するメモリと、複数のサブシステムと、システムボード、メモリ、及び複数のサブシステムの間で電気信号を伝送するバス構造と、を備える。同期バックボーンは、種々のサブシステム間で専門的な質の同期を可能とするインフラストラクチャーを提供する。クロック生成器は、各サブシステムへ伝送されるシステムクロックを生成するために使用される。指定されたサブシステムのサンプルレートがディジタル同期信号として使用される。選択されたディジタル同期信号がそれ以外の各サブシステムへ伝送される。同期回路は、ディジタル同期信号及びシステムクロックに従って、他のサブシステムに関連するサンプルレートを調整する。未調整のシステム時間、メディアストリームのカウント、又はその2つの結合を通じて同期が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】 コンピュータシステムにおいて使用する 同期インフラストラクチャー 発明の分野 本発明は、コンピュータシステム内の様々の装置を同期させるための、安価で 高精度な同期メカニズムに関する。各装置は、ディジタルメディアの複数のスト リームを含むことができ、それら各々は個別のクロックレートを有する。 発明の背景 マルチメディアアプリケーションの出現に伴い、今日、コンピュータは、オー ディオからビデオ、更には実写的な3次元グラフィックス情報にまで渡る非常に 様々な異なる表現でデータを受け取り、処理する能力を有している。リアルタイ ムシミュレーション、ビデオ遠隔会議、インターネット関連の活動、コンピュー タゲーム、電気通信、バーチャルリアリティなど、オーディオ、ビデオ及びグラ フィックスの混合に関連した無数のアプリケーションが存在する。マルチメディ アアプリケーションの急増の背景にある理由は、画像や音声によれば、テキスト や数字に比べてかなり多くの情報を伝達し、容易に理解できるという事実に起因 する。高度なユーザインターフェースの他にも、コンピュータはメディア自体を 完成された製品として作り出すために使用されることが増えている。例えば、映 画スタジオではしばしば能力の高いワークステーションを使用して映画又はコン ピュータアニメフィルムの特殊効果を作り出している。レコーディングスタジオ は、しばしば専門的な品質のCD、テープ 及びサウンドトラックの製造のための洗練されたコンピュータを使用している。 しかし、そのようなコンピュータシステムの設計のために増加する複雑さの程 度はとてつもないものである。克服しなければならない一つの問題は同期に関連 する。ビデオデータはオーディオデータと比較して異なるレート又は速度を有す るので、それらを同期させなければならない。加えて、いくつかの異なるビデオ フォーマットが存在し、それら各々は固有の規定レートを有する。同様に、オー ディオ及びグラフィックスデータも異なるフォーマット及びレートを有すること がある(例えば、コンパクトディスク、ディジタルオーディオテープ、mpeg など)。これら異なるレートの全てを同期させるためのあるインフラストラクチ ャーが存在しない限り、ビデオ、オーディオ及びグラフィックスの捕捉、操作及 び再生は支離滅裂となり、調和しない。例えば、ビデオクリップの再生は5分間 続くが、それに対応するオーディオセグメントは7分間続くことになるかもしれ ない。従って、オーディオをビデオと整合させ、それらが異なる潜在的データレ ートを有する場合でも同一の期間を有するようにすることが必要である。同期は 個々の長さを整合させるのみでなく、正しい整列をもたらす。過去において、サ ウンドトラックをフィルムに対して確実に正確に整列させるために、映画におい てクラップボード(clapboard)が使用された。正しい整列により、銃の発砲が表 示されるのと同時に爆発音が起きる。このように、同期は異なるレートで進行す る種々のデータの正しい整列をも提供する。 比較的小さな誤差が、時間の経過により顕著な同期の問題を作り出すことがあ る。例えば、ビデオレートとオーディオレートの若干の不一致は最初はあまり重 要ではない。しかし、映画が2時間にも わたれば、この不一致は終了に向かうにつれて非常に顕著な誤差を作り得る(例 えば、俳優の口の動きにせりふが追いてゆかないなど)。従来の技術では、この 問題を回避するために同期を提供する主たる方法は、全てを単一の“マスター” クロック信号に結びつけることであった。全ての“スレーブ”装置はこのマスタ ークロック信号から外れて参照された。ほとんどの専門的な映画編集/製作施設 は、高精度の“ハウス”同期を提供するために専用の、特殊な、そして時には特 注のケーブル、ルーティング及びインターフェースを使用する。 従って、類似性の無いフォーマット及び速度レートを有するデータの同期を提 供するコンピュータシステム中の装置及び方法に対する要求が存在する。本発明 は、専門的なディジタルメディアの要求に見合う程度の精度を有する同期装置及 び方法を提供する。また、本発明による同期の解決策は比較的安価で、高度な柔 軟性を有し、非常に正確である。本発明により、異なるレートで動作する複数の 装置が正確に同期する。 発明の概要 本発明は、コンピュータシステムにおいて使用する同期アーキテクチャに関連 し、そのアーキテクチャは、ディジタルデータを処理する少なくとも1つの中央 処理装置を含むシステムボードと、ディジタルデータを記憶するメインメモリと 、複数のサブシステム(例えば、オーディオ、ビデオ、グラフィックス、他)と 、コンピュータシステムを通してデータ、制御及びタイミング信号をルーティン グするバス構造と、を備える。同期アーキテクチャは、種々のサブシステム間で 専門的な質の同期を提供するために使用される。最初に、システムボード上のク ロック生成器を使用してシステムクロッ クを生成する。このシステムクロックを各サブシステムに配給する。それは、均 一で、単調増加するタイムラインを提供し、それを便利で、信頼性が高く、高度 に正確な基準として使用することができる。次に、選択されたソース(例えばビ デオ)から第1のタイミング信号(例えばビデオタイミング信号)を得る。この 第1のタイミング信号を、同期が必要な各サブシステム(例えば、オーディオ、 ビデオ、グラフィックス、midi、他)へ入力として送る。第1のタイミング信号 をシステムクロックと比較して基準を確立する。同様に、第2の信号(例えばオ ーディオ信号)をこの同じシステムクロックと比較してその基準を決定すること ができる。これら2つの基準を比較することにより、第2の信号(例えばオーデ ィオサンプル)が第1のタイミング信号(例えばビデオストリーム)に対して時 間的に整列しているか、進んでいるか、遅れているかを決定することができる。 さらに、それらの基準をある時間に渡って比較することにより、第2の信号(例 えばオーディオサンプル)が第1のタイミング信号(例えばビデオストリーム) に対して速いか、遅いか、又は同一レートであるかを決定することができる。 最後に、上記のように決定された整列及び速度判定基準に基づいて、周波数シ ンセサイザーを使用して非常に高い分解能で広範囲のサンプルレート周波数を発 生する。これらのサンプルレートを種々のサブシステムにより使用して、記録及 び再生のためにディジタルオーディオ/ビデオストリームをクロック・イン及び クロック・アウトする。周波数シンセサイザーが出力するサンプルレートは同期 回路に従って調整される。同期回路は、オーディオサンプルをビデオフレームと 同期させるために、サンプルクロックの期間を延長又は短縮する。現在において 好適な実施形態では、ソフトウェア制御下でいずれかのサブシステムを指定し、 そのサンプルレートクロッ クをディジタル同期信号として提供することができる。こうして周波数シンセサ イザーを使用してサブシステムの個々のサンプルレートを調整することにより、 他のサブシステムを選択されたビデオサブシステムと緊密に整列及び同期させる 。 図面の簡単な説明 本発明を、限定としてではなく例示として、添付図面中の形態に図示し、添付 図面において同一の参照番号は類似の要素を示す。 図1は、本発明の同期信号の配給を実施するコンピュータシステムの現在の好 適な実施形態のブロック図である。 図2は、現在好適なUST_CLK前面バッファのトポロジーを示す。 図3Aは、本発明を実施するコンピュータシステム内の機能ユニットの構造的 ブロック図である。 図3Bは、複数のノード又はコンピュータを有する環境で本発明を使用する方 法を示す。 図3Cは、本発明により同期される多数のメディア及びシリアルストリームを 示す図である。 図4は、現在好適なDGTL_SYNC配給バッファのトポロジーを示す。 図5は、ビデオストリーム、第1オーディオストリーム及び第2オーディオス トリームの3つのデータストリームのグラフを示す。 図6は、UST_CLK、DGTL_SYNC_IN及びDGTL_SYNC_OUTの同期信号からなる同期“ バックボーン”を含むワークステーションの一部を示す。 図7は、本発明による例示的クロック生成器の入出力図を示す。 図8は、本発明による多周波数シンセサイザーを含む例示的クロック生成器の 内部回路ブロック図である。 図9Aは、位相増加に対する分子Nと分母Dの間の複素位相/合 成領域におけるマッピングを示す。 図9Bは、本発明によるFIRM(整数剰余法)周波数シンセサイザーのブロック 図である。 図9Cは、D/N=4+1/5==>R=1、M=5について示されたFIRM周波数シンセサ イザーの出力タイミング図であり、それはジッタ減少メカニズムが動作する様子 をも示す。 図9Dは、D/N=4+4/5==>R=4、M=5について示されたFIRM周波数シンセサ イザーの出力タイミング図であり、それはジッタ減少メカニズムが動作する様子 をも示す。 図9Eは、D/N=4+1/2==>R=1、M=2について示されたFIRM周波数シンセサ イザーの出力タイミング図であり、それはジッタ減少メカニズムが動作する様子 をも示す。 図10Aは、本発明による例示的ビデオ同期シンセサイザー回路の内部回路ブ ロック図を示す。 図10Bは、本発明によるビデオ同期シンセサイザー回路のDGTL_SYNC_IN受信 回路を示す。 図10Cは、周波数シンセサイザーの出力を調整するために、KSYNC同期シン セサイザーの誤差値が使用可能である様子を示す状態図である。 図10Dは、入力トグル選択有限状態マシン図である。 詳細な説明 本発明による、コンピュータシステム内で異なるレートで動作する種々の装置 を同期させるための、適応性があり、安価で高精度の同期インフラストラクチャ ーが記載される。以下の記載では、説明の目的で、本発明の完全な理解をもたら すために多くの特定の細部を記載する。しかし、これらの特定の細部以外にも本 発明を実施で きることは当業者に明白である。他の例においては、本発明が不明確となること を避けるため、周知の構造及び装置をブロック図の形態で示す。 図1を参照すると、本発明の同期信号配給を実施するコンピュータシステムの 現在の好適な実施形態のブロック図が示される。本実施形態において、コンピュ ータシステムは幾つかの相互接続されたプリント回路基板、即ち、フロントプレ ーン101、システムボード102、バックプレーン103、周辺ボード104 及び外部I/Oボード1105を含む。フロントプレーン101は、他の各ボー ドと接続されると共に、種々のデータ、制御、及びクロック信号をあらゆるIC チップへ送信するための必要なルーティング資源及びバスを含む。また、フロン トプレーン101はパケットスイッチングコントローラ回路をも含む。“マザー ボード”とも呼ばれるシステムボード102はメインボードであり、マイクロプ ロセッサ又は中央処理装置及びあらゆる支援チップを含む。PCIバックプレー ン103は、標準PCIデバイスを支援するために使用され、これにより、これ らの汎用デバイスをコンピュータシステムに接続することができる。多くの周辺 ボード104を差し込むことにより追加のサブシステムを取り入れることができ る。最後に、外部I/Oバス105を使用して、コンピュータシステムを別のコ ンピュータシステム又はさらに大型のコンピュータネットワークに接続すること ができる。 基本的に、UST_CLK、DGTL_SYNC_IN及びDGTL_SYNC_OUTの3つの信号を使用して 同期を提供する。これらの信号は低電圧LVTTLであり、ハイ/立ち上がりエッジ がアクティブである。さらに、これらのシンク信号全てはポイント・ツー・ポイ ント相互接続である。複数のチップへのボード内接続はディジーチェーンのトポ ロジーを通 じて行われる。これら3つのシンク信号は、バッファされ、コンピュータシステ ムに接続された各PCIボード毎に3つの信号としてPCIバックプレーンを通 じてPCIバス上でローカルに配給される。システムボード102は、UST_CLK 信号(UST−未調整システム時間)の主たるソースである。その代わりに、別の コンピュータシステムが、本発明のコンピュータシステムが受け取るべき等価な UST_CLK信号を供給することができる。UST_CLK信号は、均一で、単調増加するタ イムラインに対応するクロック信号である。これにより、全てのプログラム及び メディアストリームがこのUST_CLK信号を基準とすることができ、UST_CLK信号は 共通の未調整システム時間を提供する。対照的に、DGTL_SYNC_IN信号はビデオタ イミングに基づく同期信号である。それは、バッファされた入力として、システ ムボードを含む全てのコンピュータサブシステム(例えばオーディオ、ビデオ、 グラフィックス、他)へ送られる。例えば、DGTL_SYNC_IN信号はフロントプレー ン101からシステムボード102、PCIバックプレーン103、周辺ボード 104及びI/Oバス105の各々へ入力される。これに対応して、DGTL_SYNC_ OUT信号をいずれかのサブシステム(例えばシステムボード102、PCIバッ クプレーン103、周辺ボード104、及びI/Oバス105)により生成する ことができる。どのサブシステムをDGTL_SYNC_OUT信号を生成可能とするかの選 択はソフトウェア制御による。サブシステム102〜105のうちの1つが生成 するDGTL_SYNC_OUT信号は、残りのサブシステムに対してDGTL_SYNC_IN信号とし て作用する。これら3つのシンク信号各々は以下に詳細に説明される。 図2は、現在好適なUST_CLKのフロントプレーンバッファのトポロジーを示す 。UST_CLK信号は単一のソースから駆動されることを 述べておく。入力は、4.7K〜10Kオームの終端により3.3ボルトにプルアップされ る。出力は33〜47オームで直列に終端される。これらの直列終端は、駆動出 力インピーダンス(例えば8オーム)と結合した時に、プリント回路基板の特性 インピーダンスR0(例えば55オーム)と整合する。UST_CLK信号は、システム ボードから、又は配給システム中のグローバルクロックから発することができる 。 システムソフトウェア中の動作は、システム時間に基づいて単調増加するUST カウンタ値を呈することができる。UST_CLK信号は公称50%のデューティサイ クルの非同期ゲートクロックである。UST_CLK信号のレートは、クロック周期毎 に整数ナノ秒が存在するように設定される。この規則は、“実際の”時間対未調 整システム時間を計算するソフトウェアのタスクを緩和するために使用される。 従って、UST_CLKレートは、周波数の代わりに、クロック周期の面で議論される 。以下の例における時間周期はシステム時間に対するものである。周期は、シス テム時間に対して数ナノ秒で指定される。そうして、これらのレートの周波数許 容誤差は、システムクロックの相対的周波数許容誤差に依存すると共にそれと等 しくなる。本実施形態における好ましい公称UST_CLK周期はほぼ1マイクロ秒に 等しい。UST_CLKの最小の推奨周期は240ナノ秒である。UST_CLKの最大推奨周期 は5,000ナノ秒であり、周波数200KHzに対応する。この最小値は、少なくとも4 つのUST_CLK周期を有する20マイクロ秒のオーディオサンプル周期の分解能に基 づく。絶対的な低周波数限界は無いが、200KHzより遅いUST_CLKレートは性能を 低下させる。 図3Aは、本発明を実施可能なコンピュータシステム内の機能ユニットの構造 的ブロック図である。メモリコントローラ301は、 メモリ(例えばDRAM、ROM、外部キャッシュ他)へ又はメモリからデータをアク セスするために使用される。メモリコントローラはシステムボード302に接続 され、システムボード302はCPUを含む。スイッチングマトリクス、バスア ーキテクチャー又は等価なルーティングスキーム303を実行して、グラフィッ クサブシステム304などの種々のサブシステムへデータ、制御及びクロック信 号を送る。ブリッジ装置305をルーティングリソースブロック303へ接続し てSCSIボード306、I/Oインターフェース307、クロック生成器308、 及び付加的なスペア309などの他のボードへの相互接続を提供することができ る。種々の構成要素間でデータのパケットを送信すべき方法を指示するためにパ ケット切り替え通信プロトコルを確立する。ルーティングリソース303、メモ リコントローラ301、ブリッジ305、及びクロック生成器308の装置は位 相同期ループを使用して400MHzの通信プロトコルクロックの微分を生成する。ブ リッジ305を通じて全てのメディアカードをリセットする間、UST_CLK信号を 非アクティブ(ロー)に維持する。このリセットは、PCI_RESET又はUST制御レジ スタを通じたリセットのいずれかとすることができる。全てのメディアカードが リセットされると、クロックを動作可能として同時に全てのUSTカウンタをスタ ートさせる。UST_CLKは非同期でゲートされるので、それは受信装置のクロック 領域内で再度同期される(二重にクロックされる)。次に、それをデバウンサー (debouncer)を通じて実行し、そのデバウンサーは、UST_CLKがローの2つのPC I_CLK周期及びそれに続くUST_CLKがハイの2つのPCI_CLK周期を使用してUSTカウ ンタを増加する。 本発明は、伝統的なLAN/WAN及びクライアントーサーバ・コンピュータネット ワーク、並びに分散コンピュータアーキテクチャーの 複数のノードに適用可能であることを述べておく。図3Bは、複数のノード又は コンピュータを有する環境で本発明を使用する方法を示す。4つのノード321 〜324が2つのルータ/ジャンパ325〜326に接続される。UST_CLK信号 はノード321〜324のうちの1つにより生成される。次に、このUST_CLK信 号は、ローカルノードへの配給のためにローカルルータ/ジャンパに入力される 。また、ローカルルータ/ジャンパはUST_CLK信号を遠隔の又は外部のルータ/ ジャンパへ配給する。次に、これらの遠隔ルータ/ジャンパはUST_CLK信号を、 その個々のノードへ配給する。同様に、1つのノード上の選択されたビデオソー スによりDIGITAL_SYNC信号を生成する。このDIGITAL_SYNC信号は、ビデオ基準と の同期が望まれるサブシステムを有する他の全てのノードへ配給される。これら の信号は、正しく動作するためにレベル変換及び終端しなければならない。 図3Cは、本発明により同期させることができる多数の総称メディア及びシリ アルストリームを示す図である。あらゆる数の種々のメディア、シリアル及び/ 又はディジタルストリームが複数のシステム331〜333へ送られる。これら の入力を、周波数又は時間においてUST、MSCのいずれか、若しくは両方に同期さ せることができる。異なる種類のそのようなストリームの例は、それらに限定さ れるものではないが、MIDI、オーディオ、ビデオ、グラフィックス、IEEE1394、 VITC、LTC、WWW無線、などを含む。 図4は、現在好適なDGTL_SYNC配給バッファのトポロジーを示す。DGTL_SUNC_O UT信号が組み合わせANDゲート401に入力される。それら信号は4.7K〜10Kオー ムの終端により3.3ボルトにプルアップされる。ANDゲート301からの出力 は、5VのTTLから3VのLVTTLへのレベル変換を提供するために、非反転バッフ ァ402 によりバッファされる。次に、多数のドライバを使用してDGTL_SYNC_OUT信号を 駆動する。出力は33〜47オームで直列に終端される。これらの直列終端は、 ドライバの出力インピーダンス(例えば8オーム)と結合されて、プリント回路 基板の特性インピーダンスR0(例えば55オーム)と整合する。 DGTL_SYNC信号は、公称50%のデューティサイクルから、偶数フィールドの 垂直同期の立ち上がりエッジと一致する25%のデューティサイクル及び奇数フ ィールドの垂直同期の立ち上がりエッジと一致する75%のデューティサイクル へ変調される。装置は、25%/75%のDGTL_SYNC_INクロック間のライン数を カウントすることによりNTSCとPALのタイミングを対比して検知することができ る。カウント値525はNTSCのタイミングに対応し、カウント値625はPALの タイミングに対応する。検出回路の内部クロックレートで動作するダウンカウン ターにより、25%/50%/75%のデューティサイクルを検出することがで きる。 図5は、ビデオストリーム501、第1オーディオストリーム502及び第2 オーディオストリーム503の3つのメディアのストリームのグラフを示す。こ れらのメディアのストリームは、UST値対それら個々のメディアストリームカウ ンタ(MSC)値の関数としてプロットしてある。MSC値はメディアデータのサンプ ルフレームの連続的カウントを示す。例えば、ビデオストリーム501は毎秒5 0フィールドの更新レートで動作することができる。一方、第1オーディオスト リーム502は毎秒48,000サンプルのレートを有するステレオ左右オーディオ信 号に対応することができる。同様に、第2オーディオストリーム503は僅かに 遅いサンプルレートを有することができる。各データストリームのサンプルレー トはそれら個々の傾斜により与えられ、傾斜が急なほどそれらのサンプリング レートは速くなる。従って、目標は、あらゆる所定の時間間隔について、特定の データストリームラインのどのサンプルがアクセスされるべきかを決定すること である。本発明は正確なMSC及びUSTタイミングを送るインフラストラクチャーを 提供し、それはMSCがどのようにUSTに関連するかを決定し、それにより異なるデ ータストリームが同期させように操作可能とするために使用される。最も最近に 処理されたサンプルについて、MSCユニット内のそれらサンプルのカウントが決 定され、適切なUST時間間隔と整列される。それにより、CPUは、データスト リームを捕捉及び出力する方法を解決するために使用することができ、その結果 データストリームは正しく同期され、整列される。例えば、UST時間504にお いて、システムはMSCカウント505に対応するビデオフレームを表示すべきで あり、スピーカからMSCカウント506に対応するオーディオサンプルを出力す べきである。また、このプロセスは入力信号にも当てはまり、入力データを捕捉 中の対応するUST時間を決定することができる。例えば、マルチメディアファイ ルの捕捉中に、ビデオサンプルと同一のUST時間に従ってオーディオサンプルが 記録される。その結果、再生中に両メディアストリームを整列させることができ る。本発明の本実施形態はUST/MSC時間整列、MSC/MSC周波数ロック、及びそれら の組み合わせを提供する。 図6は、同期“バックボーン”601を含むワークステーション600の一部 を示し、その同期バックボーン601は上述のUST_CLK、DGTL_SYNC_IN及びDGTL_ SYNC_OUTの同期信号を含む。オーディオ同期回路602はこの同期バックボーン 601に接続される。回路602はオーディオ出力サンプルレートFsを生成し 、それは特定のビデオレートに同期される。これは、クロックシンセサイザーブ ロック604を実施することにより達成される。クロック シンセサイザー604は広範囲のクロック速度を非常に細かい分解能で出力する 能力を有する。異なるクロック速度は、水晶クロックソース606が生成するさ らに高い周波数のクロックの関数として得られる。例えば、コンパクトディスク の指定オーディオレートは44.1kHzである。この44.1kHzのオーディオレートをク ロックシンセサイザー604により生成することができる。更に、クロックシン セサイザー604は44.1kHzに近いクロックレート(例えば、43.9kHz、44.0kHz 、44.2kHz、44.3kHz他)を生成する能力を有する。 KSYNCシン七サイザーブロック603は、ビデオレートに応じてクロックシン セサイザー604のオーディオクロックレートを減速又は加速する。KSYNCシン セサイザーブロック603はビデオ時間対水晶クロック時間を測定し、それに応 じて値を調整する。特に、KSYNCシンセサイザーブロック603は各ビデオライ ンにおいて生じる水晶クロックサイクル数を正確に決定し、クロックシンセサイ ザー604を調整して、この正確な数を生成する。水晶クロックサイクル数は、 DIGITAL_SYNC信号(例えばビデオ水平事象)の周期にわたる水晶クロックサイク ル数の比が、水晶クロックオーバーサンプリング係数の、毎秒の水平ラインにわ たるオーディオクロックレート倍の比に等しくなるべきであるという観察に基づ く。本実施形態では、水晶クロックのオーバーサンプリング係数は211又は2048 である。より高い水晶クロックオーバーサンプリングはより高い精度をもたらす 。例えば、ビデオレートが10%速くなったならば、KSYNCシンセサイザーブロ ック603はクロックシンセサイザー604を制御して、公称値よりも10%多 いオーディオクロックサイクルを出力するようにする。言い換えれば、KSYNCシ ンセサイザー603は、公称周期に対して出力クロック周期を長く又は短 くすることにより、ビデオレートの変化に応じてオーディオサンプリングレート Fsを調整する。任意的に、クロックエッジのジッタを減少させるために、トグ ル選択ブロック605を実行することができる。このトグル選択ブロックは、ジ ッタ減少メカニズムとしても知られている。それは、改善された分解能で、より 精密な出力オーディオクロック信号をもたらす。KSYNCシンセサイザーブロック 603、クロックシンセサイザー604、及びトグル選択ブロック605を実行 することができる多数の異なる方法が存在する。さらに、Fsは、典型的には2 の整数累乗、即ち、2★★n、である乗数によりシステムを通じて調整すること ができ、nは正の整数である。 図7を参照すると、本発明による例示的なクロック生成回路700の入出力図 が示されている。クロック生成回路700は多数の入力クロック信号を受け取る 。本発明の実施形態では、クロック生成回路700はメディアソースからオーデ ィオ及びビデオ入力クロック信号を受け取る。例示的なクロック生成回路700 は、平均して、入力クロック信号周波数の正確な有理分数である周波数で出力オ ーディオクロック信号を生成する。例示的なクロック生成器700はオーディオ 出力サンプルレートFsを生成し、それはDGTL_SYNC_INビデオレートと同期させ ることもさせないことも可能であり、その選択はソフトウェア手段により実行さ れる。例示的なクロック生成器700は非常に正確な周波数分解能及び高精度で 広範囲のクロック速度を出力する能力を有する。異なるクロック速度は、発振器 クロック入力信号、補助クロック入力信号、並びにAES及びADATオーディオ入力 クロック信号を含む典型的により高い基準周波数のクロック信号の関数として得 られる。例えば、コンパクトディスクの指定オーディオレートは44.1kHzである 。この44.1kHzのオーディオレートはクロック生成器700により生成可能であ る。さらに、 クロック生成器700は、44.1kHzに近いクロックレート(例えば44.099kHz、44 .101kHz、44.056kHzなど)を生成する能力を有する。一組のディジタル同期シン セサイザー810、812(図8に示す)は、DIGITAL_SYNC_INビデオレートに 応じて、4個のFIRM周波数クロックシンセサイザー840、842、844、8 46のうちのいずれかのクロックレートを減速又は加速する。DIGITAL_SYNCビデ オ同期及びKSYNCは全て同一の信号を参照する。ディジタル同期シンセサイザー 810、812と4個のFIRM周波数クロックシンセサイザー840、842、8 44、846の間の機能的関係は、以下に示すような正確な同期を提供する。ク ロック生成回路700は集積回路上に実施することができ、それはメディアスト リームカウンタ(MSC)とUST_CLKを含み、その集積回路のシステムタイミングは PCIクロックから得られる。 依然として図7を参照すると、基準クロック入力を介してクロック入力信号が クロック生成回路700へ供給される。クロック入力は、補助クロック入力バス 701、AESクロック入力702、ADATクロック入力704、DGTL_SYNC_INクロ ック入力706、第1発振器クロック入力708、及び第2発振器クロック入力 710を含む。クロック入力信号は、以下に説明する本発明の方法に従ってクロ ック出力信号を生成するために、クロック生成回路700へ基準クロックソース を提供する。 一組の補助クロック入力信号が補助クロック入力バス701へ提供され、その バス7091は2つのラインを有する。補助クロック入力信号は、メディアスト リームから、又は水晶発振器から、若しくは他のあらゆるソースからのクロック 入力信号を含むことができる。ADAT(Alesisディジタルオーディオテープ規格) 入力クロック信号はADATクロック入力704へ提供される。本発明の好適な 実施形態では、ADAT入力クロック信号は256×(256×ベースレート)で進 行する。ADAT入力クロック信号の最大周波数は12.8MHzである。AES3(オーディ オエンジニアリング協会規格)入力クロック信号はAES3クロック入力702へ提 供される。本発明の好適な実施形態では、AES3ディジタル入力クロック信号はAE S3、AES11、又はIEC958のタイプのディジタル入力信号とすることができる。本 発明の好適な実施形態では、AES3入力クロック信号は、オーディオサンプルフレ ームレートの256×(256×ベースレート)で進行する。DGTL_SYNC_IN入力 706は、図1のDGTL_SYNC_IN入力信号を受け取るように接続される。上述のよ うに、DGTL_SYNC_IN入力信号は、クロック生成回路700へ入力される全てのメ ディアストリームについてビデオタイミング同期信号を提供する。第1発振器ク ロック入力信号OSC_CLK_0は第1発振器クロック入力708へ提供される。第2 発振器クロック入力信号OSC_CLK_1は第2発振器クロック入力710へ提供され る。本発明の好適な実施形態では、第1及び第2発振器クロック入力信号OSC_CL K_0及びOSC_CLK_1は、それぞれ第1及び第2の自走水晶発振器から得られる。本 発明の代替的実施形態では、発振器クロック入力信号OSC_CLK_0及びOSC_CLK_1は 、ブラックバースト・コンポジットシンク又はSMPTE-S17.46ディジタルシンクと することができる。各発振器クロック入力708、710は102.4MHzまでの周波 数に適合することができる。第1発振器クロック入力信号0SC_CLK_0の公称動作 周波数は正確には98.3040MHz=48.0KHz2048である。この値は2048×48KHzに等 しく、それは標準IEEE1394クロックレートである。第2発振器クロック入力信号 OSC_CLK_1の公称動作周波数は正確には90.3168MHz(=44.1KHz2048)である。 この値は2048×44.1KHzに等しく、44.1KHzはコンパクトディスク(CD)オーデ ィオクロッ クレートである。 例示的なクロック生成回路700からのクロック出力信号は、クロック出力を 通じて4個の異なるオーディオインターフェースへ提供される。クロック出力は 、アナログ−ディジタル(A/D)出力712、ディジタル−アナログ(D/A )出力714、AES出力716、及びADAT出力718を含む。A/D出力712 は出力クロック信号をアナログ−ディジタル(A/D)変換器インターフェース (図示せず)へ提供する。D/A出力714は出力クロック信号をディジタル− アナログ(D/A)変換器インターフェース(図示せず)へ提供する。AES出力 716はAES3出力クロック信号をAES3タイプのインターフェースへ提供する。AD AT出力718はディジタル出力クロック信号をADATタイプのインターフェースへ 提供する。本発明による例示的なクロック生成回路700の内部回路ブロック図 が示される。 図8は、図7を参照して説明したクロック入力701、702、704、70 6、708及び710を示す。また、図8は、図7を参照して説明したクロック 出力712、714、716及び718を示す。AESマスタークロック位相同期 ループ(AES MPLL)802は、AES入力バス702を介してAES入力クロック信 号を受け取るように接続される。AES MPLL802は8倍の周波数の乗算を提供 する。AES MPLL802の入力に提供されるAES入力クロック信号は256倍(2 56×ベースレート)で進むので、AES MPLL802の出力は2048倍(2048×ベ ースレート)で進む。AES MPLL802の出力は周波数乗算AESクロック信号を第 1のPLLマルチプレクサ(第1のPLL MUX)806の第1の入力へ提供する。ま た、第1のPLL MUX806は第2の入力を含み、それは第2の発振器クロック入 力710を介して第2の発振器クロック入力信号 OSC_CLK_1(90.3168MHz)を受け取るように接続される。第1のPLL MUX806は 第1の基準信号FR1をマスタークロック選択バス820へ提供する。第1のPLL MUX806は主として失敗モード能力において使用される。AES MPLL802が AESクロック入力信号にロックすることに失敗した場合、第1のPLL MUX806 はマスタークロック選択バス820に第2の発振器クロック入力信号OSC_CLK_1 を与える。 ADAT復調器890はADATクロック信号を受信及び復調するように接続される。 ADAT復調器890はADAT信号を復調し、ADAT入力クロック信号をADAT入力クロッ クバス704へ提供する。ADAT入力クロックバス704は、ADAT入力クロック信 号をADATマスタークロック位相ロックループ(ADAT MPLL)804へ提供するよ うに接続される。ADAT MPLL804は8倍の周波数乗算を提供する。ADATMPLL8 04の入力に提供されるADAT入力クロック信号は256倍(256×ベースレート) で進むので、ADAT MPLL804の出力は2048倍(2048×ベースレート)で進む。A DAT MPLL804は出力信号を第2のPLLマルチプレクサ(第2PLL MUX)808 の第1の入力へ提供する。第2のPLL MUX808は第2の入力をも含み、それは 第2の発振器クロック入力信号OSC_CLK_1を受け取るように接続される。第2のP LL MUX808は第2の基準信号FR2をマスタークロック選択バス820へ提供 する。第2のPLL MUX808は主として失敗モード能力で使用される。ADAT MP LL804がADAT入力クロック信号にロックすることに失敗した場合、第2のPLL MUX808はマスタークロック選択バス820に、第2の発振器クロック入力 信号OSC_CLK_1と等しい基準信号FR2を与える。ADAT MPLL804がADAT入力ク ロック信号にロックした場合、第2のPLL MUX808はマスタークロック選択バ ス820に、乗算されたADAT入 力クロック信号と等しい基準信号FR2を与える。ADAT MPLL804はADAT入力ク ロック信号に対するジッタ減衰を提供する。MPLL802、804の出力基準信号 FR1及びFR2はマスタークロック選択バス820へ提供される。AES MPLL80 2及びADAT MPLL804は以下にさらに説明される。 第1のビデオ同期シンセサイザー810は第1の入力を有し、それはDGTL_CLK _IN入力706を介してDGTL_CLK_IN入力信号(図1)を受け取るように接続され る。また、第1ビデオ同期シンセサイザー810は第2の入力を有し、それは第 1の発振器クロック信号OSC_CLK_0を受け取るように接続される。第1のビデオ 同期シンセサイザー810の第1の出力は、マスタークロック選択バス820へ 第1の同期エラー値E0を提供するように接続される。DGTL_SYNC_IN信号は水平 ビデオ同期信号(水平同期信号)を含み、それは第1のビデオ同期シンセサイザ ー810の入力で検出される。第1のビデオ同期シンセサイザー810のレジス タには、水平同期信号の立ち上がりエッジ間に測定される時間周期内におけるOS C_CLK_0の予測数を示す値がロードされる。第1のビデオ同期シンセサイザー8 10内のカウンタは、水平同期信号の立ち上がりエッジ間に測定される時間周期 内のOSC_CLK_0周期数をカウントする。第1の同期エラー値E0は、水平同期信号 周期毎のOSC_CLK_0周期数を示す測定値と公称値との間の差を示す。第1の同期 エラー値E0は、受信され、FIRM周波数シンセサイザー840、842、844 及び846によりエラー訂正の目的で使用されることができる。第1のビデオ同 期シンセサイザー810の第2の出力は、KSX1信号をマスタークロック選択バス 820へ提供するように接続される。KSX1信号は、DGTL_SYNC_INクロックレート で進む制御信号である。KSX1信号は、FIRM周波数シンセサイザーが以下に説明す るエラー 訂正を実行可能とするために使用される。 第2のビデオ同期シンセサイザー812は第1の入力を有し、それはDGTL_SYN C_IN入力706を介してDGTL_SYNC_IN入力信号(図1)を受け取るように接続さ れる。また、第2のビデオ同期シンセサイザー812は第2の入力を有し、それ は第2の発振器クロック入力信号OSC_CLK_1を受け取るように接続される。本発 明の好適な実施形態では、OSC_CLK_1が第2のビデオ同期シンセサイザー812 の第2の入力に提供される前に第2の発振器クロック入力信号OSC_CLK_1をバッ ファするためのバッファを使用する。また、OSC_CLK0も同様にバッファされる。 第2のビデオ同期シンセサイザー812の第1の出力は、マスタークロック選択 バス820へ第2の同期エラー値E1を提供する。第2のビデオ同期シンセサイ ザー812のレジスタには、水平同期信号の立ち上がりエッジ間に測定される時 間周期内におけるOSC_CLK_1周期の予測数を示す値がロードされる。第2のビデ オ同期シンセサイザー812内のカウンタは、水平同期信号の立ち上がりエッジ 間に測定される時間周期内のOSC_CLK_1周期数をカウントする。第2の同期エラ ー値E1は、水平同期信号周期毎のOSC_CLK_1周期数を示す測定値と公称値との間 の差を示す。第2の同期エラー値E1は、受信され、FIRM周波数シンセサイザー によりエラー訂正の目的で使用されることができる。第2のビデオ同期シンセサ イザー812の第2の出力は、KSX1信号をマスタークロック選択バス820へ提 供するように接続される。KSX1信号は、DGTL_SYNC_INクロックレートで進む制御 信号である。KSX1信号は、FIRM周波数シンセサイザーが以下に説明するエラー訂 正を実行可能とするために使用される。第1及び第2のビデオ同期シンセサイザ ー810、812の更に詳細な議論を以下に示す。 マスタークロック選択バス820は6個のマスタークロック基準 信号を受け取るように接続され、それは、第1及び第2のPLL MUX806、80 8の出力から伝送された第1及び第2の基準信号FR1及びFR2;第1の発振器ク ロック入力信号OSC_CLK_0;第2の発振器クロック入力信号OSC_CLK_1;第1の補 助クロック入力信号;及び、第2の補助クロック入力信号を含む。また、第1の 同期エラー値E0、第2の同期エラー信号E1、KSX0、及び、KSX1もマスタークロ ック選択バス820へ提供される。 基準及び出力クロックのセット各々は1つ又は2つの信号からなる。フレーム クロックは、ADATを除く全ての場合にワードクロック(WCLK)の形態を採り、AD ATの場合はフレームクロックはフレームシンクロナイザー(FSYNCH)の形態を採 る。フレームクロックはオーディオサンプルレート(例えば48KHz、44.1KHz、32 KHz、他)で進む。マスタークロック選択バス820は、マスタークロック基準 信号を4個のマスタークロック選択マルチプレクサ830、832、834及び 836へ提供するように接続される。本発明の好適な実施形態では、マスターク ロック選択マルチプレクサ830、832、834及び836の各々は、(6,2, 2)バスを通じてマスタークロック選択バス820へ接続される。マスタークロ ック選択マルチプレクサ830、832、834及び836は、マスタークロッ ク選択バス820へ提供される上記のマスタークロック基準信号から選択する。 各マスタークロック選択マルチプレクサ830、832、834及び836は 、本発明によるFIRM周波数シンセサイザーを駆動する。4個のFIRM周波数シンセ サイザー840、842、844及び846の各々は、4個のFIRM入力バスを有 する。第1のマスタークロック選択マルチプレクサ830は、4個のFIRM入力信 号を第1のFIRM周波数シンセサイザー840へ提供する。第2のマス タークロック選択マルチプレクサ832は、4個のFIRM入力信号を第2のFIRM周 波数シンセサイザー842へ提供する。第3のマスタークロック選択マルチプレ クサ834は、4個のFIRM入力信号を第3のFIRM周波数シンセサイザー844へ 提供する。第4のマスタークロック選択マルチプレクサ836は、4個のFIRM入 力信号を第4のFIRM周波数シンセサイザー846へ提供する。4個のFIRM入力信 号は、以下のものを含む: 1] 6個のマスタークロックソース(MPLLO、MPLLI、AUX_CLK_0、AUX_CLK_1、 OSC_CLK_0、及びUSC_CLK_0)のうちの1つ、 2]、3] OSC_CLK_Nの選択に従うKSXn、 4] max(830,832,834,836)の状態を示すEX_EN。 以下の表は、FIRMがDGTL_SYNCの関数として周期/周波数を適合させる様子を 示す。 依然として図8を参照すると、各FIRM周波数シンセサイザー840、842、 844、846への第1及び第2入力は、第1及び第2の同期エラー値の組(E0 、KSX0)及び(E1、KSX1)を受け取ることができる。KSX信号はDGTL_SYNC_INク ロックレートで進む。KSX信号は、FIRM周波数シンセサイザーがエラー訂正を行 うことを可能とするために使用される。各FIRM周波数シンセサイザー840、8 42、844、846への第3の入力はエラー訂正イネーブル信号EC_ENを受け 取る。各FIRM周波数シンセサイザー840、842、844、846への第4の 入力は、6個のマスタークロック基 準ソースのうちの1つからの基準周波数信号を受け取り、その6個のマスターク ロック基準ソースは、OSC_CLK_0、OSC_CLK_1、AUX_CLK_0、AUX_CLK_1、第1の基 準周波数信号FR1(第1のPLL MUX806から)、及び第2の基準信号FR2(第 2のPLL MUX808から)を含む。 同期エラー値(FIRM周波数シンセサイザー840、842、844、846が 受信する)が0未満である場合、DGTL_SYNC_IN信号は、ビデオ同期シンセサイザ ー810、812の1つにより、ゆっくり進むように決定される。この場合、FI RM周波数シンセサイザー840、842、844、846の(公称周期に対する )出力クロック周期を長くすることにより、FIRM周波数シンセサイザー840、 842、844、846を応答可能とすることができる。同期エラー値(FIRM周 波数シンセサイザー840、842、844、846が受信する)が0より大き い場合、受信されたDGTL_SYNC_IN信号は、ビデオ同期シンセサイザー810、8 12の1つにより、速く進むように決定される。この場合、FIRM周波数シンセサ イザー840、842、844、846の(公称周期に対する)FIRM出力クロッ ク周期を短くすることにより、FIRM周波数シンセサイザー840、842、84 4、846を応答可能とすることができる。4個のFIRM周波数シンセサイザー8 40、842、844、846の各々は、FIRM出力信号を平滑化位相ロックルー プの入力バス(SPLL入力バス)849へ提供するように接続される。外部平滑化 位相ロックループ(外部SPLL)回路850は、SPLL入力バス849を通じてFIRM 出力信号を受け取るように接続された入力を有する。外部SPLL回路850は、電 圧制御水晶発振器にロックされた位相ロックループである。外部SPLL回路850 は、高精度のジッタの無い専門クロックレートをワードクロックバ ス(WCLKバス)852へ出力するために時間領域フィルタリングを提供する。 WCLKバス852は4個のワードクロック分周器を駆動し、その各々は本発明に よるWCLK分周器及びクロック再同期ブロックを有する。WCLK分周器856、86 0、864、870は、各オーディオサンプル信号のフレーミングを提供し、図 3のコンピュータシステム内のコンピュータにより読みとり可能なメモリユニッ トへダイレクトメモリアクセス(DMA)を提供する。WCLK分周器856、860 、864、870は、256倍のサンプルクロック周波数入力に基づいて、1倍 の周波数(Fs/256)を生成する。クロック再同期ブロック858、862 、866、868は、WCLK信号を関連する256倍クロックの立ち下がりエッジ に再同期させるために使用される。出力選択マルチプレクサへつながる6個の2 56倍/1倍のクロックの組の各々は、これらのブロックの1つから生じる。こ れらのブロックの2つは、ADAT及びAESのWCLKをそれら個々の256倍クロック に再同期させる。この再同期は、ADATの場合にMPLLジッタ減衰器により導入され るスキュー及びAESの場合に受信機スキューと結合される外部スキューを取り上 げるために要求される。これらブロックの両方が256倍クロックの立ち下がり エッジに再同期するので、これらブロックは両クロックに1/512サンプル遅延(4 0.7ns@48KHz)を導入する。 4個の出力選択マルチプレクサ870、872、874、876は各インター フェースについて適当な256倍クロック/WCLKワードクロックの組を選択する 。選択がなされるべき6個の組が存在する。全ての出力は256倍オーバーサン プルクロック及びWCLKワードクロックを使用する。クロック生成器のクロックを 使用する唯一の“受信機”はAからDである。それは、256倍オーバーサ ンプルクロックを使用し、他の物理的インターフェースと周波数同期して進むこ とができる。D/A出力714は、それに適用されるCONVクロックを有する。デ ィジタル−アナログレンジ(D/A)のレンジ選択周波数シンセサイザーブロック 880は、D/A出力バス714へ変換クロック信号を提供する。このクロック 信号H、変換周波数(256倍サンプルクロックの2〜4倍)の512倍から1 024倍の範囲内である。このサンプルクロックは他のD/Aクロックと非同期 である。このクロックの目的は、D/A出力バス714を通じてD/Aクロック 出力信号を受け取るように接続されたディジタル−アナログ変換器へ、PLL内部 についての固定でジッタがなく自走する基準を提供することである。(D/A) レンジ選択周波数シンセサイザーブロック880から出力される変換クロック信 号の自走周波数は、SelRange[4:0]を修正することにより動的に変更可能であ る。512倍から1024倍の比は、このクロックの範囲の最小/最大限界であ る。ディジタル−アナログ変換CONVクロック値の動的動作は、ジッタを有するWC LK入力についてのAD1859の動的PLL動作と等価である。 依然としで図8を参照すると、ビデオ同期検出器884は、ソフトウェアが受 信入力クロック信号のビデオレートを決定することを可能とする。ビデオ同期検 出器884は、DGTL_SYNC_IN入力706を通じてDGTL_SYNC_IN入力信号(図1) を受け取るように接続される。ビデオ同期検出器884は2つの信号、ODD_Fiel d及びEVEN_Fieldを生成する。ODD_Field事象が検出されると、1つのPCI_CLKに ついてODD_Fieldはハイとなる。EVEN_Field事象が検出されると、1つのPCI_CLK についてEVEN_Fieldはハイとなる。いずれの事象も検出されないと、両入力はロ ーを保つ。これらの2つのビットはステータスDMA内に報告され、DGTL_SYNC_ IN入力信 号がPAL(位相交番ライン)フォーマットとNTSC(国際テレビジョン規格 委員会)フォーマットのいずれであるかをソフトウェアが決定するために使用さ れる。検出される事象の定義を以下に示す: EVEN_Field:20%〜30%DGTL_SYNC_INデューティサイクル NO_Event:45%〜55%DGTL_SYNC_INデューティサイクル ODD_Field:70%〜80%DGTL_SYNC_INデューティサイクル ビデオ同期検出器884の実施は、12ビットカウンタを含み、それはDGTL_S YNC_IN入力信号がハイである時にインクリメントされ、DGTL_SYNC_IN入力信号が ローである時にデクリメントされ、各DGTL_SYNC_IN入力信号周期の開始時にクリ アされる。各DGTL_SYNC_IN入力信号周期の終了時に、カウンタ内に残った値をデ コードしてフィールド事象が検出されたか否かを決定する。PCI_CLKはこのカウ ンタをクロックするために使用される。ビデオ同期検出器884はNTSC及び PALビデオ規格(DGTL_SYNC_INの周期が約64μs)で動作するように設計さ れているが、ビデオ同期検出器884が正確に動作する場合、DGTL_SYNC_IN入力 信号周期の実際の範囲は40μs〜100μsである。EVEN_Field及びODD_Fiel dビットはステータスDMA内で報告され、それは0.5ms毎に1回生じる。“1” の報告は、先のステータスDMA以降個々のフィールド事象が検出されたことを 示す。各ステータスDMAは全体として、それに関連するUST値を有する。PA Lビデオ基準は、連続するEVEN_Field(又はODD_Field)事象間のUST距離が約4 0ms(=1/(25Hz))であることをソフトウェアで測定することにより検出で きる。NTSCビデオ基準は、連続するEVEN_Field(又はODD_Field)事象間のUST 距離が約33ms[=1001/(30Hz1000)] であることをソフトウェアで測定することにより検出できる。 図8を参照すると、FIRM(整数+剰余/係数)周波数シンセサイザー840、 842、844、846は、基準クロックを整数(I)プラス比(R/M)で割る原 理で動作し、出力クロック遷移毎に平均して正確にI+R/M入力クロックサイクル が存在するようになる。FIRM周波数シンセサイザー840、842、844、8 46は、I、R、Mから容易に得られるレジスタ内の値の組を有するようにソフ トウェアによりプログラムされ、FIRM周波数シンセサイザー840、842、8 44、846は、出力クロック信号を生成し、その出力信号の遷移は基準クロッ クのエッジで量子化されると共に、基準クロックレートのN/D=1/(I+R/M )倍に等しいレートである。良好なジッタ特性の出力を作るため、このパルス列 はトグル選択装置を駆動することができる。この装置の出力は最終的なシンセサ イザー出力につながる。 図9Aは、N、D、位相インクリメントn、及び遷移間のラジアン周期π間の 複素位相/合成領域内のマッピングを示す。以下の関係式(1)がこのマッピン グを示す。 N=>,n、D=>π (1) Nと2Dの一元比は、以下の関係式(2)に示すように、Nと2Dが整数の共通 比NUを共用する比として定義され、ここでDLCは分数の最小公分母である。 NU/2D=NU/(NU(2LC))=1/(2DLC) (2) Dはπを示すので、2Dの係数はDの代わりに使用され、フルサイクル(立ち上 がりエッジから立ち下がりエッジ)は(2π)ラジアン(2つの遷移)を必要 とする。一元比について量子化ジッタは存在しない。非一元比について最小量子 化ジッタ周波数はFR/(2DLC)である。非一元比について、平均出力パルス レートは瞬時レ ートと等しく、位相量子化ジッタは存在しない。 N/DとI+R/Mの関係は、以下の関係式(3)、(4)、(5)に示される 。 I+(R/M)=D/N (3) I=trunc(D/N) (4) R/M=drem(D/N) (5) ここで、D、N、I、R、及びMは全て整数であり、truncは最大長さ除算の整 数結果であり、dremは剰余である。よって、MはFIRMシンセサイザーの係数であ る。N/2Dについての一元比と等価なI、R及びMについての数はR/M=0 又は1となる全ての数である。 図9Bを参照すると、本発明による例示的FIRM周波数シンセサイザー900の 内部回路ブロック図が示される。例示的FIRM周波数シンセサイザー900は、図 8のFIRM周波数シンセサイザー840、842、844、846を実施するため に使用できる。“I-1”レジスタ902は(I-1)整数信号を受け取る。本発明の 好適な実施形態では、(I-1)整数信号は8ビット信号である。“R”レジスタ9 04は16ビット剰余信号を受け取る。“-M”レジスタ906は16ビット入力 信号を受け取る。 さらに図9Bを参照すると、第2のFIRM加算器905は第1の入力を有し、そ れは“R”レジスタ904の出力から、ラッチされた剰余信号を受け取るように 接続されている。第1のFIRM加算器905は第2の入力を有し、それは分数位相 累積器910の出力を受け取るように接続されている。第2のFIRM加算器907 は第1の入力を有し、それは“-M”レジスタ906の出力から、ラッチされた信 号を受け取るように接続されている。第2のFIRM加算器907は、また、第2の 入力を有し、それは第1のFIRM加算器90 5の出力を受け取るように接続されている。マルチプレクサ909は第1の入力 を有し、それは第1のFIRM加算器905の出力を受け取るように接続されている 。また、マルチプレクサ909は第2の入力も有し、それは第2のFIRM加算器9 07の第1の出力から信号を受け取るように接続されている。FIRMマルチプレク サ909は選択入力を有し、それは第2のFIRM加算器907の第2の出力からSG N信号を受け取る。分数位相累積器910は、マルチプレクサ909からの出力 信号を受け取るように接続されている。図9Bの例示的FIRM周波数シンセサイザ ー900の各構成要素は基準周波数入力Frに同期され、その入力Frはソフトウ ェア制御により選択される。 トグル選択有限状態マシン(トグル選択FSM)955は、FIRM出力クロック信 号Fsについての時間領域位相−ノイズシェイピングを提供する。トグル選択FSM 955は、1又は2の係数で、基準クロックの有限レートに起因する位相量子化 の振幅を減少させ、同時に位相ノイズジッタスペクトルの基本波の周波数を2倍 にする。基本波の周波数を2倍にすることはジッタスペクトルを拡げさせ、一方 、振幅を半分にすることは基本波のジッタ変調ポテンシャルを減少させるととも にその各高調波を6dB減少させる。スペクトルを拡げることと振幅を減少させ ることとの結合は、単位帯域毎のRMSジッタ変調ポテンシャルを12dB減少さ せる。トグル選択FSM955は、トグルフリップフロップ(930)の直接出力 (立ち上がりエッジ)と、同一信号の1/2サイクル遅延バージョン(立ち下がり エッジ)の間で選択する。トグル選択イネーブル(TS_EN)信号はトグル選択FSM 955へ提供される。SGNビットは“延長されたサイクル”を示すために提供さ れる。即ち、整数カウンタ920は、次の出力クロックサイクルについて終端カ ウント信号(TC信号) を生成する前に1つの特別の基準クロックをカウントする。TCビットは整数カウ ンタ920の終端カウントを示し、次の基準クロッタの立ち上がりエッジの表示 はトグルを生じさせる。トグル選択FSMへの別の入力である“<1/2”は、R/Mの 値が1/2未満であることを示す。トグル選択FSM915の出力はマルチプレクサの 選択である。マルチプレクサの選択、EARLY_CLOCK、LATE_CLOCK信号は結合して “危険の無い”結合論理回路(931)を形成する。 いくつかのサンプルタイミング図を以下に示し、その中でRとMの種々の比が、 対応するEARLY/LATE信号、EARLY_CLOCK/LATE_CLOCKS、及びOUTPUTクロックと共 に示されている。これら全ての例において、整数分周器の値は4として示されて いる。 図9Cを参照すると、R/M=1/5について、出力クロックエッジの主要部はLATE _CLOCKから選択される。一般的に、R/M<1/2の値はこの動作を示す。図9Dを参 照すると、R/M=4/5について、出力クロックエッジの主要部はEARLY_CLOCKから 選択される。一般的に、R/>=1/2の値はこの動作を示す。図9Eを参照すると 、R/M=1/2のこれらの値について、位相量子化誤差は存在せず、トグル選択FSM9 05は継続的に1つのクロック、この特定の実施においてはLATE_CLOCKを選択す ることができる。 図10A、10B、及び10Cを参照すると、本発明による例示的なビデオ同 期シンセサイザー回路1000及びその関連回路の図が示される。例示的ビデオ同期 シンセサイザー回路1000は、図8の第1及び第2のビデオ同期シンセサイザー8 10、812を実施するために使用できる。例示的ビデオ同期シンセサイザー回 路1000は多数のレジスタを含む。発振器クロック入力信号OSC_CLK_0及びOSC_CLK _1のうちの1つを、例示的ビデオ同期シンセサイザー回路1000中の各レジスタの ためのクロックとして使用する。OSC_CLK_0 は、第1のビデオ同期シンセサイザー810内の各レジスタのためのクロックと して使用される。OSC_CLK_1は、第2のビデオ同期シンセサイザー812内の各 レジスタのためのクロックとして使用される。 図10Aを参照すると、例示的ビデオ同期シンセサイザー回路1000は、“I-1 ”レジスタ1002、“R”レジスタ1004、及び“-M”レジスタ1006を含む。ビデオ 同期回路におけるこれらレジスタの使用は、FIRM周波数シンセサイザー840、 842、844、846内での対応する“I-1”、“R”及び“-M”レジスタの使 用と非常に類似している。“I-1”レジスタ1002は、CTL-REG2から、DGTL_SYNC_I N信号の各立ち上がりエッジ間に予測される発振器クロック周期数より1小さい 整数成分を示す入力信号を受け取る。“R”レジスタは、CTL-_REG1_Rから、DGTL _SYNC_IN信号の各立ち上がりエッジ間に予測される発振器クロック周期数の分数 成分の分子を示す16ビット入力信号を受け取る。“-M”レジスタは、CTL-_REG 1_Mから、DGTL_SYNC_IN信号の各立ち上がりエッジ間に予測される発振器クロッ ク周期数の分数成分の分母を示す16ビット入力信号を受け取る。 依然として10Aを参照すると、第1の加算器1010は第1の入力を有し、それ は“R”レジスタ1004の出力からラッチされた剰余信号を受け取るように接続さ れる。第1の加算器1010は第2の入力を有し、それは分数位相累積器1030の出力 を受け取るように接続される。第2の加算器1015は第1の入力を有し、それは“ -M”レジスタ1006の出力からラッチされた係数信号を受け取るように接続される 。第2の加算器1015は第2の入力をも有し、それは第1の加算器1010の出力を受 け取るように接続される。マルチプレクサ1020は第1の入力を有し、それは第1 の加算器1010の出力を 受け取るように接続される。マルチプレクサ1020は第2の入力も有し、それは第 2の加算器1015の第1の出力から信号を受け取るように接続される。マルチプレ クサ1020は選択入力を有し、それは第2の加算器1015の第2の出力からSGN_INV_ EFF信号を受け取るように接続される。分数位相累積器1030は、マルチプレクサ1 020からの出力信号を受け取るように接続される。分数位相累積器1030は、分数 成分の分子の追跡を維持する。フリップフロップ1030は、SGN_VALIDが“0”の 時にクリアされ、HPULSEがロードされる。ダウンカウンタ1008は“I-1”レジス タから出力信号を受け取る。ダウンカウンタ1008は、HPULSEが“1”である時に “I-1”をロードする。ERROR_OUTレジスタ1020は、ERROR_SUM信号とHPULSE信号 の関数である。 図10Bを参照すると、DGTL_SYNC_IN受信回路1040が示される。DGTL_SYNC_IN 受信回路1040は7個のレジスタを含む。DGTL_SYNC_IN受信回路1040は、ビデオ同 期シンセサイザー回路1000の副次的回路である。第1のDGTL_SYNC_INレジスタ10 42はDGTL_SYNC_IN信号を受信する。第2のDGTL_SYNC_INレジスタ1044は第1のDG TL_SYNC_INレジスタ1042の出力からの信号を受信する。第2のDGTL_SYNC_INレジ スタ1044からの出力信号は、ANDゲート1046の第1入力へ提供されると共に、第 3のDGTL_SYNC_INレジスタ1048の入力へ提供される。第3のDGTL_SYNC_INレジス タ1048は出力信号をANDゲート1046の第2の入力へ提供する。第4のDGTL_SYNC_I Nレジスタ1050は入力を有し、それは第3のDGTL_SYNC_INレジスタ1048からの出 力信号を受信する。第4のDGTL_SYNC_INレジスタ1050は、反転出力信号をANDゲ ート1046の第3の入力へ提供する。ANDゲート1046は反転出力信号をチェックし 、DGTL_SYNC_IN信号が2クロック周期に渡ってハイであるかを決定する。ANDゲ ート1046 は第5のレジスタ1052へ出力信号を提供する。第5のレジスタ1052の出力はHPUL SE信号を提供する。HPULSE信号はDGTL_SYNC_IN信号の水平ビデオクロックレート 成分である。第6のレジスタ1054は入力を有し、それはHPULSE信号を受け取るよ うに接続される。ORゲート1056への第1の入力はHPULSE信号を受け取るように接 続される。ORゲート1056の第2の入力は第6のレジスタ1054からの出力を受け取 るように接続される。第7のレジスタ1058はORゲート1056からの出力信号を受け 取るように接続される。第7のレジスタ1058の出力はKSX制御信号を提供する。K SX0、KSX1はそれら個々のビデオシンクシンセサイザーのKSX出力である。 図10Cを参照すると、Eo及びKSX値を使用してビデオに同期するために有限 状態マシンが示される。図10Dは入力トグル選択有限状態マシンの図を示す。 図8へ戻ると、本発明のクロック生成回路700を動作させる3つの例が示さ れる。第1の例は、出力のためのオンボード水晶発振器を基準にした自走アナロ グ出力(DからA)動作のためのものである。自走動作のために、OSC_CLK_0又 はOSC_CLK_1のいずれかをFIRMシンセサイザーの周波数基準として選択する。FIR Mシンセサイザーの設定は、希望サンプルレートの正確に256倍に設定すべき である。例えば、希望レート48KHzについては12.288MHzである。98.304MHzの 基準クロックの場合の値I、R及びMは、48KHzのディジタルアナログレートについ ては単純にI=4、R=0、M=0(又はドントケア)であり、48.952KHzのディジタルア ナログレートについては、I=24、R=0、M=1000である。希望のFIRMシンセサイザ ーの出力は、クロック生成器出力マルチプレクサ#2(ディジタルアナログ出力 マルチプレクサ)をクロックするために選択される。ディジタルアナログレンジ 設定は、ディジタルアナログへのCONVク ロックがディジタルアナログの希望サンプルレートの512倍から1024倍で動作す るように選択される。 第2の例は、同期ソースとしてAES入力を参照するためのものであり、アナロ グ−ディジタル入力をその周波数基準に対してFIRMレートで走らせる。この場合 、MPLL1がFIRMシンセサイザーのためのソースとして選択される。MPLL1のクロッ クレートはAESの256倍クロック(又は1倍のオーディオサンプルレートの204 8倍)の8倍に設定される。これにより、30KHzから102.400MHzのAES入力周波数 を追跡するクロックを得る。AES入力が48KHzの1倍のレートで動作しているとす ると、8×256×MPLL1出力クロックは98.304MHzで動作する。よって、アナログ− ディジタルの希望レートがAES入力と等時性の44.1KHzとすべきならば、FIRMはI= 4、R=52及びM=147に設定する必要があるであろう。出力マルチプレクサ870か ら生じるアナログ−ディジタルクロックが選択される。 第3の例は、AESディジタル入力へフレームロックしたADATを通じてディジタ ル出力を動作させるためのものである。AES入力にフレームロックしたADATを動 作させるために、ADAT出力マルチプレクサ876がAES11×256信号及びAES11 W CLK信号を選択するように設定することにより、周波数シンセサイザーがバイパ スされる。この場合、ADAT出力マルチプレクサ876はADAT256×及びFSYNC信号 にそれぞれ出力する。ADATフレーム同期はAESのワードクロックと等しいレート で動作する。 次に、有理分数の導入を示す。関心のあるディジタルメディアのレートのいく つかを単一の数で記述することは非常に容易である。例えば、CDオーディオに ついての規格上のサンプリング周波数は正確に44.1KHzである。いくつかの他の レート、及びそれらとの関係は、正確な表示にそれほど簡単には屈服しない。例 えば、NTSC ビデオフレームの公称時間中に経過する秒数は、十進数の形態の有限個数の数字 では正確に示すことができない。0.0333666として、その数を十進数で示すこと はできるが、最後の6はその表示の後に配置されるもっと多くの6を示すという 障害が伴い、より近いものがその値を正確に記述するようになる。残念なことに 、有限な数字の列では正しい値を正確に得ることはできない。そのような数字を 使用する多くの場合、十進数(又は2進数、又は8進数、他)形態の単一の値の 記述は手近のタスクへの適当な正確性を提供し、数字的誤差の大きさは結びつけ られ、非常によく理解される。他の場合、人は真に正確な関係を使用することを 必要とし、又は欲することができる。(例えば、エラーの分析を行うより、正確 な関係を維持する方が容易かもしれない。)数学では、上述したような量につい ての便利かつ正確な表示が存在する:有理分数である。有理分数は2つの整数間 の比であり、それのみ、即ち整数の組として容易に示すことができる。公称NTSC フレーム時間の正確な表示は1001/30000秒(1/(30×1000/1001))である。 本発明は、有理分数の特性を利用してディジタルメディアレート及びそれらの 間の関係を記述及び処理する。特に関心が深いのは、分子及び分母が共に正の整 数である有理分数である。(正の整数は“自然数”とも呼ばれる。)有理分数の 1つの性質は煩雑さである。同一の量を記述する無限数の有理分数が存在する。 上述の量は、1001/30000のみでなく、2002/60000、とも表現することができ、さ らに300300/9000000、などと表現することもできる。幸い、この特定の値を示す ために唯一の“減少した”有理分数が存在すると言うことができる。減少した分 数は、1以外に共通因数が無い場合である。即ち、1以外のいずれの自然数によ っても分子と分母の両方を均一に割ることができない。一般的に、有理分数を伴 う我々の 作業は、それらが減少したものであると仮定する。上記の例では、1001/30000は その量を正確に記述する唯一の有理分数である。 Lpベクトルに対応する有理分数の代替的な表示を説明する。正の整数各々は 因数分解として、“素因数分解”と呼ばれる素数の乗算により代替的に示すこと ができる。例えば、CDのオーディオサンプルレートは: 44.1KHz=44100Hz=27Hz 減少した有理分数の分子及び分母がそれらの素因数分解により示される場合、あ る興味深い性質が現れる。例えば、NTSCフレームの周期は: 1001/30000秒=71113/25 分子と分母は常に互いに素である。分子と分母の両方についての同一な素数因 数は決して生じない。ディジタルメディアについては、規格上のディジタルオー ディオ及びビデオ専門レートの全てのカバーするために必要な素数の数、及びそ れらの関係は小さく、6のみであることがわかっている。即ち、素数2、3、5 、7、11、13が必要な素因数の全てである。これら及び他の性質を利用する ために、有理分数の新たな表現Lpを導入する。Lpの要素は減少した有理分数 の素数因数の整数指数を示す。Lpは、2から始まり、増加していく順序の素数 の指数のリストとして構成される。特定の大きさのLpはある計算について要求 され、又は便利である。これは、Lpnとして示され、ここでnは要素の数である 。 以下の定義が本発明に適用される。Rは零ではなく、正の減少した有理分数で ある。Lpは有限サイズのベクトルである。その各要素は整数である。lp(R) はベクトルLpを生成する関数である。略式に、lp(R)をLp(R)として示す。r (Lp)は有理分数Rを生成する関数である。要約は、R=r(Lp(R))である。簡 単に言えば、 有理分数の等価な記述のと有理分数のこれらの記述の一つとの間を前後移動する ことができ、これらの記述の一つはLpである。Lpベクトルの性質を以下に示 す: Lpベクトルは対数と類似した性質を有する(よって、L表記): Lpn(Ra)+Lpn(Rb)=Lpn(RaRb) Lp領域における加算は対応する有理分数の乗算と等価である。 Lpn(Ra)−Lpn(Rb)=Lpn(Ra/Rb) Lp領域における減算は対応する有理分数の除算と等価である。Lpベクトルの 加算及び減算の結果は常にLpベクトルである。 LpベクトルのFIRMパラメータへのマッピングを説明する。本システムのASIC 実施であるRADチップ中の2つのシステムは“FIRM”パラメータによるプログラ ミングを必要とする。オーディオクロックレート生成器(FIRM周波数シンセサイ ザーとして知られる)と、FIRMシンセサイザーと関連するビデオ同期シンセサイ ザー。パラメータの生成のために使用される数学は両者について同一である。こ れらは、より高いレートの入力クロックから出力クロックを得る。入力クロック 対出力クロックの比は有理分数であり、D/Nとして示され、DはNより大きい。 プログラムされたパラメータはI-1、R、及び-Mであり、それらはD/N=I+R/Mとし ての有理分数の等価表示であり、そこでIは除算の整数結果であり、R/Mは分数 の剰余である。第1のステップは、上記のLpの性質を利用して、又は他の手段 を通じて、DとNを生成することである。I、R及びMは単純な動作により容易に 続く。幸い、DとNが相対的に素(それらはD/Nが減少した有理分数であること を思い出させる)ならば、(DモジュロN)とNも相対的に素であり、よって減 少される。R/M分数の剰余は更なる因数分解を要しないであろう。 ビデオ同期シンセサイザーのためのパラメータについて詳細に説 明する。Ksyncシンセサイザーは、関心のあるビデオ規格の公称ラインレートと 関連するオーディオマスタークロックソースレート2048×Fsとの比によりプロ グラムされ、ここでFsは44.1KHz又は48kHzのいずれかである。(また、)2048 ×Fsのマスタークロックも、関連するオーディオクロックレートのFIRM周波数 シンセサイザーへのクロックソースである。即ち、KsyncシンセサイザーのI+(R/ M)値は、ビデオ水平タイミング周期内に名目上生じる2048×Fsクロックの数に 対応する。 D/N=I+r/m=2048×Fs/Fhであり、ここでFhはビデオ水平レートである。 Lp表示を使用して、 Lp6(Ksync)=Lp6(2048)+Lp6(Fs)-Lp6(Fh) [1100000]=Lp6(2048) [4260-1-1]=Lp6(FhNTSC) [006000]=Lp6(FhPAL) [222200]=Lp6(44.1kHz) [713000]=Lp6(48kHz) 4つの基本的なセットアップが存在する:NTSCと48kHz、NTSCと44.1kHz、PAL と48kHz、及びPALと44.1kHz。 以下の表2:ビデオ同期シンセサイザーのパラメータ値、は簡略化された結果 を示し、結果値はD、N、I、r及びmである。同一の手順を使用して、真の30 Hzのビデオフレーム、又は他の2048×F'sのオーディオクロックソースについて 適切な結果を生成することができる。 表2:KSYNCのシンセサイザーパラメータ値 次に、ある“一元”レートについてのFIRM周波数シンセサイザーのプログラミ ングのためのパラメータを詳細に説明する。FIRM周波数シンセサイザーは512× Fと、関連するオーディオマスタークロックソースレートFr=2048×Fsとの比 によりプログラムされ、Fは希望オーディオクロックレートであり、Fsは44.1k Hz又は48kHzのいずれかである。 D/N=I+R/M=(2048×Fs)/(512Fa) 又は、他の項において、 Lp6(FIRM)=(Lp6(2048)+Lp6(Fs))-(Lp6(512)+Lp6(Fa)) 本発明の特定の実施形態の上記の記述は、図示及び説明の目的で示されたもの である。それらは徹底的又は本発明を開示された詳細な形態に限定することを意 図してはおらず、上記の教示に基づいて多くの修正や変形が可能であることは明 白である。実施形態は、本発明の原理及びその実際的な適用を最良に説明し、そ れにより当業者が本発明を最良に使用することができるように選択及び記述され たものであり、種々の修正を伴う種々の実施形態は考慮された特定の使用に適合 するものである。本発明の範囲は添付に請求の範囲及びその等価物によって規定 されることが意図される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミロ,ジェフレイ,ダブリュ. アメリカ合衆国,94024 カリフォルニア 州,ロス アルトス,トーパー ドライヴ 1437 (72)発明者 アンソニー,ウィリアムズ,ロバート アメリカ合衆国,94022 カリフォルニア 州,ロス アルトス,ロールレス ドライ ヴ 1167 (72)発明者 ワーナー,ロス,ジー. アメリカ合衆国,94062 カリフォルニア 州,ウッドサイド,グレンウッド アヴェ ニュー 104

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コンピュータシステム内でオーディオデータストリームをビデオデータスト リームと同期させる方法において、 前記コンピュータシステムは、第1の周波数で動作する未調整システム時間に 対応する第1のクロック信号と、第2の周波数で動作するビデオデータストリー ムに対応する第2のクロック信号と、第3の周波数で動作するオーディオデータ ストリームに対応する第3のクロック信号と、を有し、前記方法は、 同期を必要とする各サブシステムへ第1のクロック信号を配給する工程と、 第2のクロック信号を選択する工程と、 同期を必要とする各サブシステムへ第2のクロック信号を配給する工程と、 第1のクロック信号を第2のクロック信号の基準とする工程と、 第3のクロック信号を、第2のクロック信号に対する第1のクロック信号の関 数として調整する工程であって、第3のクロック信号の周期は、第1のクロック 信号に対する第2のクロック信号の変化に応じて延長又は短縮される工程と、 調整された第3のクロック周波数でオーディオサンプルを出力する工程と、を 有する方法。 2.前記第1のクロック信号は、均一で単調増加するタイムラインに対応する請 求項1に記載の方法。 3.前記第2のクロック信号は、単一のソースのみにより生成可能である請求項 2に記載の方法。 4.第1のクロック信号及び第2のクロック信号に従ってサブシステムのクロッ クを調整することにより、あるメディアサブシステムを別のメディアサブシステ ムに同期させる工程を有する請求項1に記載の方法。 5.コンピュータシステムにおいて、 ディジタルデータを処理するための少なくとも1つの中央処理装置を含むシス テムボードと、 システムボードに接続され、ディジタルデータを記憶するためのメモリと、 システムボードに接続され、異なるオーディオサンプルレートでディジタルオ ーディオデータを記録及び再生するオーディオサブシステムと、 システムボードに接続され、ビデオサンプルレートでディジタルビデオデータ を記録及び再生するビデオサブシステムと、 システムボードと、メモリと、オーディオシステムと、ビデオシステムの間で 電気信号を伝送するバス構造と、 バス構造に接続され、同期のためにオーディオサブシステムとビデオサブシス テムに伝送されるクロック信号を生成するクロック生成器と、 クロック信号に対するビデオサンプルレートの関数として、オーディオサンプ ルレートの周期を延長又は短縮することにより、オーディオサンプルレートをビ デオサンプルレートに同期させる同期回路と、を備え、 前記オーディオデータは同期したオーディオレートで再生されるコンピュータ システム。 6.未調整システム時間に対応するクロック信号を、コンピュータシステム内の 同期を必要とする全てのサブシステムへ送るルーティングソースを備え、前記サ ブシステムの各サンプルレートはクロック信号と等時性である請求項5に記載の コンピュータシステム。 7.前記クロック信号は均一で単調増加するタイムラインに対応する請求項5に 記載のコンピュータシステム。 8.前記クロック信号は、単一のソースのみにより生成可能である請求項7に記 載のコンピュータシステム。 9.前記サブシステムのうちの1つはディジタル同期信号を生成し、前記ディジ タル同期信号は、他の全てのサブシステムに入力されると共に、ディジタル同期 信号に従ってサンプルレートを調整するために他の全てのサブシステムにより使 用される請求項7に記載のコンピュータシステム。 10.グラフィックサブシステムを備え、前記グラフィックサブシステムは、未 調整システム時間のクロック信号とディジタル同期信号とに従って前記グラフィ ックサブシステムの周波数を調整することにより、オーディオサブシステム及び ビデオサブシステムに同期する請求項9に記載のコンピュータシステム。 11.コンピュータシステム内で種々のサブシステム間に同期を提供するための 同期アーキテクチャーにおいて、 前記コンピュータシステムは、ディジタルデータを処理するため の少なくとも1つの中央処理装置を含むシステムボードと、システムボードに接 続され、ディジタルデータを記憧するためのメモリと、複数のサブシステムと、 システムボード、メモリ、及び複数のサブシステムの間で電気信号を伝送するた めのバス構造と、を備え、 前記アーキテクチャは、 バス構造に接続され、各サブシステムへ伝送される基準クロック信号を生成す るクロック生成器と、 指定されたサブシステム内に含まれ、前記指定されたサブシステム以外のサブ システムへ伝送されるディジタル同期信号を生成するサンプルレートクロックと 、 サブシステムに関連するサンプルレートを調整する同期回路と、を備え、 個々のサンプルレートの周期は、基準クロックと比較した時に、ディジタル同 期信号に従って延長又は短縮され、サブシステムに関連するサンプルレートはデ ィジタル同期信号と同期するアーキテクチャー。 12.コンピュータシステム内の同期を必要とする全てのサブシステムへ基準信 号を送るルーティングリソースを備え、サブシステムの各サンプルレートは基準 クロック信号と等時性である請求項11に記載の同期アーキテクチャー。 13.基準クロック信号は単一のソースのみにより生成可能であり、ディジタル 同期信号はソフトウェア制御下でいずれかのサブシステムにより生成可能である 請求項11に記載の同期アーキテクチャー。 14.前記サブシステムは、ディジタルビデオデータを記録及び再 生するビデオサブシステムと、ディジタル同期信号及び基準クロック信号の関数 として、ディジタルビデオデータと同期してディジタルオーディオデータを記録 及び再生するオーディオサブシステムと、を備える請求項11に記載の同期アー キテクチャー。 15.前記基準クロック信号は、均一で単調増加するタームベースを提供する請 求項11に記載の同期アーキテクチャー。 16.水晶クロックソースから得られる広範囲のクロック周波数を生成するクロ ックシンセサイザーを備え、前記クロックシンセサイザーは、前記同期回路によ り適応調整されてディジタル同期信号及び基準クロック信号に従って出力クロッ クレートを変化させる請求項11に記載の同期アーキテクチャー。
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