JP2001505255A - 鉄基粉末 - Google Patents

鉄基粉末

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Abstract

(57)【要約】 主成分である第一合金粉末、少量成分である第二合金粉末および所定量の固体潤滑剤を含む混合物であって、第一合金粉末は、重量で、14〜30%のクロムと、合計量(Mo,V,W)が少なくとも3%である1〜5%のモリブデン、0〜5%のバナジウムおよび0〜6%のタングステンと、合計量が0〜5%のその他の強炭化物形成元素と、0〜1.5%のシリコンと、実質的に全てのモリブデン、バナジウム、タングステンおよび強炭化物形成元素と炭化物を形成する上で十分な最小限量の炭素と、残部としての鉄および付随的不純物とから成り、第二合金粉末はオーステナイト・ステンレス鋼である鉄基粉末。

Description

【発明の詳細な説明】 鉄基粉末 本発明は粉末冶金法(PM)による部品製造に使用される鉄基粉末に関するも のである。 PM法、すなわち粉末が融合して部品を形成するように鉄基粉末を用意し、粉 末を圧縮して圧粉成形体を形成した後に焼結することにより部品を製造すること はよく知られている。粉末は鉄を主体とする元素粉末の混合物の場合もあるし、 鉄合金と他の元素(このような合金粉末(alloyed powders)は水アトマイゼー ションにより製造可能である)を含む場合もある。合金粉末を元素鉄と混合する こと、および異なる合金粉末を混合することも知られている。PM法は、特に機 械加工工数を削減できるということに関して多くの利点を有する。 確かに、周知の粉末冶金法により生産された製品は、その性質上、最小限度の 機械加工を必要とすることが好ましい。周知の粉末冶金法により製造された製品 は十分な密度の製品ではないので、びびりとして知られる現象が生じる可能性が あり、製品および機械加工工具の両者が損傷する。この問題は、特に、工具鋼粉 末を含む混合物から製品が形成される場合に生じ、これは工具の過剰摩耗を招く 。 熱酸化抵抗を必要とする条件、例えば最高850℃までの温度、および腐食性 気体中で使用する必要がある部品の製造にはPM法を利用することが望ましいで あろうことは認識されていた。このような用途の一例が、排気ガス環境中で作動 するターボチャージャの排気ゲートバルブ・ブッシュである。このようなブッシ ュは、従来、高クロム鋳鉄またはオーステナイト鋼で作られる。しかしながら、 従来、PM法で製造されるこの種のブッシュは満足すべきものではなく、例えば スエリング(swelling)による焼付きが生じがちである。 GB−2298869−Aに、重量で、14〜30%のクロム、1〜5%のモ リブデン、0〜5%のバナジウム、0〜6%のタングステンから成り、モリブデ ン、バナジウムおよびタングステンの合計が少なくとも3%であり、さらに合計 で0〜5%のその他の強炭化物形成元素、例えばニオブ、タンタルおよびチタン 、 0〜1.5%のシリコン、さらにモリブデン、バナジウム、タングステンおよび その他の強炭化物形成元素と炭化物を形成する上で最小限レベルの炭素、および 残部としての鉄と付随的不純物から成る組成を有する合金粉末が開示されている 。炭素の最高レベルはクロム含量の5分の1マイナス2と記載されている。示さ れている例は、20〜28%のクロム、2〜3%のモリブデン、1.5〜2.5 %のバナジウム、2.5〜3.5%のタングステン、0.8〜1.5%のシリコ ン、および0.555〜2%の炭素から成る。粉末は、迅速アトマイゼーション の後、焼鈍処理を行うことにより製造され、溶体化した少なくとも12%のクロ ムを含むマトリックスと分散炭化物を含む。 GB−2298869−Aに開示されている合金粉末から製造される部品は優 れた熱酸化抵抗を示さない。また、GB−2298869−Aでは、従来のステ ンレス鋼で作られる部品の耐摩耗性が、開示された粉末とステンレス鋼粉末を混 合することによって改善できることが提案されている。一例によると、80%の ステンレス鋼に対して20%の開示された合金粉末である。しかしながら、わず かな割合の開示された粉末とステンレス鋼粉末との混合物は、優れた熱酸化抵抗 を有する部品を形成しない。 さらに、GB−2298869−Aにおいて、従来のステンレス鋼粉末と開示 されている粉末との混合物から製品を製造することが説明されているが、これら の粉末を組み合わせた結果として生じる予期しない物理的または機械的特性につ いては何も開示されていない。むしろ、開示された粉末の硬さが混合物に与えら れ、従来の軟質のステンレス鋼粉末の硬度を高め、そうでないとの示唆は何ら記 載されでおらず、粉末混合物から形成された製品の特性は主として使用したステ ンレス鋼粉末の特性である。 しかしながら、さらに最終製品の特性を調和させることが好ましいであろう場 合が依然としてある。例えば、粉末混合物から製造された最終製品の熱膨張係数 を変更ずることにより、全使用温度範囲で最終製品と組み合う部品の熱膨張係数 に十分近づけたい場合がある。そのような状況は恐らく、最終製品と他の部品が 干渉状態で嵌合されるかまたは機械的な相対運動をする場合に生じる。 本発明の目的は前記条件において十分に作動可能な部品をPM法により製造で きる鉄基粉末を提供することである。 本発明によって粉末混合物から製造された部品には実質的に機械加工時のびび りを除去するという追加の利点があり、斯かる部品は事後に高い許容誤差で機械 加工できる。さらに本発明の利点として、斯様に機械加工された部品は優れた表 面仕上げを有する。また、本発明により機械加工特性が改善されると、機械加工 工具の寿命が長くなる。 本発明によれば、主成分である第一合金粉末、少量成分である第二合金粉末お よび所定量の固体潤滑剤を含む混合物である鉄基粉末が提供される。第一合金粉 末は、重量で、14〜30%のクロムと、合計量(Mo,V,W)が少なくとも 3%である1〜5%のモリブデン、0〜5%のバナジウムおよび0〜6%のタン グステンと、合計量が0〜5%のその他の強炭化物形成元素と、0〜1.5%の シリコンと、実質的に全てのモリブデン、バナジウム、タングステンおよび強炭 化物形成元素と炭化物を形成する上で十分な最小限量の炭素と、残部としての鉄 および付随的不純物とから成り、第二合金粉末はオーステナイト・ステンレス鋼 である。 本発明の粉末によれば、前記条件で満足できる性能を有する部品を、一工程が 冷間圧縮であり、一工程が焼結であるPM法によって製造可能であることが判っ た。第一合金粉末は優れた耐摩耗性と耐蝕性を有する。第二合金粉末は、圧粉成 形体の強度、気孔率を低減化、および耐蝕性の増大に寄与する。また、第二合金 粉末は熱膨張係数を増大させ、このパラメータを調整することによって協働する 部品と適合させることができる。 好ましくは固体潤滑剤は混合物の最高30%である。より好ましくは固体潤滑 剤は混合物の最高5%である。好ましくは固体潤滑剤は二硫化モリブデン(Mo S2)である。 本発明による粉末を第一合金粉末のみを含む比較粉末と比較したところ、圧縮 性が高いことが判った。本発明による粉末から製造された部品は比較粉末から製 造された部品と比べて、改善された熱酸化抵抗、増大した熱膨張係数、および増 大した密度を有することが判った。 好ましくは、第一合金粉末は、重量で、20〜28%のクロム、2〜3%のモ リブデン、1.5〜2.5%のバナジウム、2.5〜3.5%のタングステン、 0.8〜1.5%のシリコン、0.555〜2%の炭素、および残部としての鉄 と付随的不純物を含む。 好ましくは、第二合金粉末は、重量で、1〜37%のニッケル、12〜28% のクロム、0〜19%のマンガン、0〜7%のモリブデン、最高1%のニオブ、 最高0.4%の窒素、最高0.2%の炭素、および残部としての鉄と付随的不純 物を含む。特に、第二合金粉末は、重量で、8〜16%のニッケル、12〜20 %のクロム、0〜4%のモリブデン、0.1%未満の炭素、および残部としての 鉄と付随的不純物を含む。第二合金粉末は、重量で、11〜13%のニッケル、 16.2〜17.2%のクロム、1〜3%のモリブデン、および0〜1%のシリ コンを含む場合、よい結果が得られた。 本発明による粉末において、前記混合物は、50〜95重量%の第一合金粉末 を含むことができる。この割合が70%と80%の間である場合に良い結果が得 られた。第二合金粉末の割合を調節することにより熱膨張係数を調節することが でき、例えば、部品がターボチャージャのブッシュである場合、その熱膨張係数 をハウジングの熱膨張係数に合わせて調整することができる。熱膨張係数は12 ×10-6-1より大きくすることができる。 本発明による粉末において、前記混合物は追加で最高1重量%の遊離炭素も含 むことができる。 混合物は焼結助剤(例えば、最高約0.5重量%の燐)も含むことができる。 また本発明によれば、粉末冶金法により熱酸化抵抗を有する部品を製造するた めの本発明による粉末の使用も提供される。 以下、添付図面を参照して本発明による実施例の説明を行う。 図面において、 図1は圧縮圧力MPa(x軸)を圧粉成形体密度Mg/m3に対して示すグラ フである。 図2は熱膨張係数を単位10-6mm/mm/℃(y軸)で温度℃に対して示す グラフである。 図3は熱酸化抵抗テストにおける24時間の増量率(y軸)を温度℃に対して 示すグラフである。 例1 実施例において、水アトマイゼーション処理された第一合金粉末と第二合金粉 末、固体潤滑剤、および標準結合剤を混合することにより鉄基粉末を製造した。 第一合金粉末の組成は(重量で)24.3%のクロム、3.1%のモリブデン、 2.2%のバナジウム、3.2%のタングステン、1.6%の炭素、1.3%の シリコン、および残部としての鉄と付随的不純物(主として約0.1%の硫黄) であった。第二合金粉末の組成は(重量で)12.7%のニッケル、17.1% のクロム、2.3%のモリブデン、0.9%のシリコン、0.025%の炭素、 および残部としての鉄と付随的不純物であった。固体潤滑剤は二硫化モリブデン で結合剤はアクラワックス(Acrawax)であった。 第一実施例において、混合物は70%の第一合金粉末、26.5%の第二合金 粉末、および3.5%の固体潤滑剤を含む。これに0.5%の結合剤を加えた。 混合物サンプルを図1において星印で示されている圧縮圧力でプレス成形し圧粉 成形体を形成した。図1には第一例で達成した密度が示されている。また図1に は比較粉末で達成した密度が示されている(×印で示されている)。比較粉末は 第二合金を含まず、96.5%の第一合金および3.5%の固体潤滑剤を含む。 次に、第一実施例において、圧粉成形体が温度650℃で脱蝋され、メッシュ ベルト焼結炉において1110℃で焼結された。焼結された部品の密度は最高6 .27Mgm-3であった。 第一例で製造した焼結部品は硬度59HRAを有することが判った。また部品 の摩耗テストおよび腐食テスト(特に図3に示されている熱酸化テスト)を行っ た結果、高温における排気ガス中での使用に適することが判った。 図2に示されているように、第一実施例により製造された部品をテストし温度 範囲における線状の熱膨張係数を判定した。図2において、線Aがこの結果を示 し、線Bは前記比較粉末から製造された部品に対して得られた結果を示す。図3 は第一実施例から製造された部品を小さい正方形として比較粉末から製造された 部品を大きい正方形で示している。図3に示されているように、比較例の熱酸化 抵抗は温度が高くなるにつれて漸次低下し、第一実施例は温度が上昇するにつれ て良くなると共に非常に低い率で増加する。 次に、この例のサンプルの摩擦テストを行った。テスト時、これらのサンプル をとって各サンプルをテストリグ(装置)内に配置した。テストリグ中でサンプ ルの端部をブッシュ内に置き、次に各ブッシュに2kgの負荷を加えることによ りサンプルの各端部に下向きの力を加えた。次に加熱されたディーゼル排気環境 においてサンプルを約600℃に加熱した。その後、この環境中での110時間 の連続テストでサンプルを1分間当り20サイクル回転させた。これらの条件下 での支持圧は約0.1MPaでテスト時の摩擦係数は0.15と0.5との間で あることが判った。 例2 第二実施例において、焼結が1200℃での真空焼結であること以外は第一例 を繰り返した。部品が有する硬度は50HRAであり焼結密度は最高6.53M gm-3であった。部品の摩耗および腐食抵抗テストも行つた。 例3 追加の実施例において、第二合金粉末の割合を変化させ第一合金粉末の割合を 変更することにより差を埋めた。 46.5%の第二合金粉末で、図1において小さな正方形により示されている ような未処理密度が得られ硬度は230kg/mm2であった。本例に従ってサ ンプルのブロック/リング摩耗テストを行った。テスト時の摩耗により傷あとが 生じる。次に傷あとの形状を使用してテスト時に除去された材料の量すなわち摩 耗損を判定することができる。摩耗テストにおいて、1.50mm3の損失が観 察された。 36.5%の第二合金粉末で、図1において十字印により示されているような 圧粉成形体密度が得られ硬度は246kg/mm2であった。摩耗テストにおい て、摩耗損は1.8mm3であった。16.5%の第二合金粉末で、大きな正方 形で示されているような圧粉成形体密度が得られ硬度は270kg/mm2であ った。摩耗テストにおいて、摩耗損は2.1mm3であった。 テスト結果によれば、本発明の粉末混合物をもってPM法により部品を製造す ることができ、部品は第一合金粉末から、すなわちオーステナイトステンレス鋼 成分なしで製造された部品と比べて熱酸化抵抗が改善され耐摩耗性がわずかに低 下することが判る。 例4 さらに、呼称が316Lである商業的に入手可能なオーステナイトステンレス 鋼を使用して実施例を作成した。サンプルの範囲において、固体潤滑剤のレベル が設定量増加すると第一合金およびオーステナイトステンレス鋼の量が各々低減 化され、第一合金のオーステナイトステンレス鋼に対する2.6:1の比率が維 持された。サンプルは第一合金と、ステンレス鋼と必要に応じて固体潤滑剤との 混合物を作成することにより製造した。各混合物をプレス成形し圧粉成形体を形 成した。その後、圧粉成形体を10℃/分で温度約600℃に加熱し、30分間 その温度に維持した。次に、サンプルを10℃/分で約900℃の温度に加熱し 、30分間その温度に維持した。最後に、サンプルを4ミリバールの真空に近い 状態で5℃/分で約1175℃に加熱し60分間その温度に維持した後、室温に 冷却した。 各サンプルの熱酸化テストを行った。サンプルは24時間約750℃の一定温 度で維持し各サンプルの増量を判定した。増量は各サンプルにおいて形成された 酸素量を示している。最高30%の二硫化モリブデンで1%未満の増量が検出さ れたという点で満足できる結果が得られることが判った。 酸化物は形成される場合、焼結材の空所すなわち気孔に形成され、その結果酸 化物の体積が酸化物が形成される気孔の体積よりも大きくなると焼結材が破壊す る。明らかにPM部分の破壊を回避することが望ましく、あまり酸化物を形成せ ず物理的特性を維持することが好ましい。 例5 さらに実施例を作成した。サンプルは実質上互いに同じであり、各サンプルは 各々所定量の第一合金、第二合金および固体潤滑剤を含む。いずれの場合も窒素 /水素の雰囲気においてウォーキングビーム炉で粉末混合物を焼結した。 サンプルを種々の温度で焼結した。機械工具に平均を超える摩耗を生じさせる ことなく機械加工できるであろうサンプルを製造するためには約1230℃より 高い焼結温度が必要であることが判った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 主成分である第一合金粉末、少量成分である第二合金粉末および所定量の 固体潤滑剤を含む混合物であって、第一合金粉末は、重量で、14〜30%のク ロムと、合計量(Mo,V,W)が少なくとも3%である1〜5%のモリブデン 、0〜5%のバナジウムおよび0〜6%のタングステンと、合計量が0〜5%の その他の強炭化物形成元素と、0〜1.5%のシリコンと、実質的に全てのモリ ブデン、バナジウム、タングステンおよび強炭化物形成元素と炭化物を形成する 上で十分な最小限量の炭素と、残部としての鉄および付随的不純物とから成り、 第二合金粉末はオーステナイト・ステンレス鋼である鉄基粉末。 2. 第一合金粉末が20〜28%のクロム、2〜3%のモリブデン、1.5〜 2.5%のバナジウム、2.5〜3.5%のタングステン、0.8〜1.5%の シリコン、および0.555〜2%の炭素を含む請求項1に記載の鉄基粉末。 3. 第二合金粉末が1〜37%のニッケル、12〜28%のクロム、0〜19 %のマンガン、0〜7%のモリブデン、最高1%のニオブ、最高0.4%の窒素 、最高0.2%の炭素、および圧倒的に鉄である残部を含み、全ての割合が重量 %である請求項1または請求項2に記載の鉄基粉末。 4. 第二合金粉末が8〜16%のニッケル、12〜20%のクロム、0〜4% のモリブデン、0.1%未満の炭素、および圧倒的に鉄である残部を含み、全て の割合が重量%である請求項3に記載の鉄基粉末。 5. 第二合金粉末が11〜13%のニッケル、および16.2〜17.2%の クロムを含む請求項4に記載の鉄基粉末。 6. 第二合金粉末が1〜3%のモリブデンを含む請求項5に記載の鉄基粉末。 7. 混合物が50〜95重量%の第一合金粉末を含む請求項1から請求項6ま でのいずれか1項に記載の粉鉄基末。 8. 上記混合物が追加で最高1%の遊離炭素も含む請求項1から請求項7まで のいずれか1項に記載の鉄基粉末。 9. 混合物が焼結助剤も含む請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載 の鉄基粉末。 10.固体潤滑剤が最高30重量%であることを特徴とする上記請求項のいずれ か1項に記載の鉄基粉末。 11.固体潤滑剤が最高5重量%であることを特徴とする請求項1から請求項1 0までのいずれか1項に記載の鉄基粉末。 12.固体潤滑剤が二硫化モリブデンを含むことを特徴とする請求項1から請求 項11までのいずれか1項に記載の鉄基粉末。 13.請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載された鉄基粉末から粉 末冶金法により製造される部品。 14.粉末冶金法により熱酸化抵抗を有する部品を製造するための請求項1から 請求項12までのいずれか1項に記載された鉄基粉末の使用。
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