JP2001503797A - Uv硬化された光学要素 - Google Patents

Uv硬化された光学要素

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、UV硬化された光学要素、そのような光学要素を製造する方法およびUV硬化された光学要素の製造においてUV硬化性の組成物を使用することに関する。UV硬化された光学要素は、ポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレートおよびベンジル(メタ)アクリレートまたはその誘導体の反応生成物を含む。好ましくは、光学要素は眼用レンズである。

Description

【発明の詳細な説明】 UV硬化された光学要素 本発明は、UV硬化された光学要素、そのような光学要素を製造する方法およ びUV硬化された光学要素の製造においてUV硬化性の組成物を使用することに 関する。 近年、光学要素、例えば音声および映像のディスク、プリズム、カメラおよび 望遠鏡のレンズ、テレビの画面および眼用レンズの製造における紫外線光の使用 (UV硬化)が、ある程度まで熱硬化に取って代わり始めた。熱硬化に比べて、 UV硬化は製造時間を著しく減じ(それぞれ、15〜25時間および数分)、通常は高 価な型をより効率的に使用するようになる。 このことは、有機ガラスに基づく眼用レンズの製造において特に有利である。 しかしながら、有機レンズの製造に使用される慣用の材料は、例えばジエチレン グリコールビスアリルカーボネートおよび他のアリルに基づく組成物を含み、そ のような材料のUV硬化は、アリル基の比較的低い反応性により、完全な重合に 至らない。したがって、眼用レンズの製造はなお、長い熱硬化工程を必要とする 。温度を増加することによる、長い熱硬化時間を短くするための試みは失敗した 。というのは、その場合には、放散され得るよりも多い単位時間当たりの熱を発 生し、硬化組成物内部の温度を上昇させるからである。このことは、開始剤のよ り急速な分解をもたら し、したがって、より速い重合速度すらもたらす。結局、この自己加速のプロセ スは、制御されないかつ発熱の重合反応に至り、開始剤の非常に効率の悪い使用 を引き起こし、均一でなくかつ焦点の甘いレンズをもたらす。 最近数年にわたって、光学的探求は、UV硬化された眼用レンズにおける使用 のための(メタ)アクリレートに基づく組成物の方向に移動した。そのような組 成物は、UV硬化において十分反応性である。UV硬化の場合、光開始剤がUV 照射によって活性化されるだけであるので、重合の熱が開始剤の効率を低くする ことはない。したがって、型内部での約100℃の温度上昇は、容易に受け入れ られ得る。さらに、いかなる過剰の重合熱も、照射工程の中断によって防ぐこと ができる。 しかしながら、眼用レンズの製造において、得られるUV硬化されたレンズの 特性は、熱硬化によって製造されたレンズの特性と違わないことが必要とされる 。特に重要なのは、色、均質性、衝撃強度(脆性)および硬さである。 欧州特許出願公開0,441,383号は、少なくとも5、好ましくは7より多いブチ レングリコール単位を有する(主鎖に、それぞれ少なくとも28および少なくとも 36の原子を有する)ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレートとモノメタ クリレート、例えばベンジルメタクリレートとを含む組成物を開示する。これら の組成物は、UV硬化されたレンズを得るために使用され得る。しかし、そのよ うな組成物から製造されたレンズは、低すぎて受け入れられない硬さを示す。 したがって、欧州特許出願公開0,441,383号は、眼用レンズに硬さを与える第三 の成分、例えばウレタンもしくはエポキシ ポリ(メタ)アクリレートの使用を 開示する。 主鎖が26原子より少ない平均鎖長を有するポリアルキレングリコールジ(メ タ)アクリレートを使用すると、欧州特許出願公開0,441,383号に記載されたよ うな第三の堅いポリマーを添加することなしに、眼用レンズに必要な硬さが与え られることが、ここで見出された。 本発明は、実質的にハロゲンを含まないUV硬化された光学要素に関し、これ は、 a)20〜80重量%の、式Iの、平均鎖長4.5〜25原子を有するポリアル キレングリコール主鎖−O−(R−O)n−を有するポリアルキレングリコール ジ(メタ)アクリレート: [ここで、nは1以上の整数を表し; R1およびR2は独立して、水素またはメチル基から選ばれ; Rは −エポキシ、シアノ、アミノ、チオール、ヒドロキシ、ニトロおよびアミド基お よび/または −C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、C3〜C20シクロアルキル、C6 〜C20アリール、C7〜C20アラルキルおよびC7〜C20アルカリール基(これら の基は、線状または 分枝状であることができ、任意的に1以上の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ス ルホキシ基、スルホン基、−O−CO基または−CO−O−基を含むことができ 、かつ任意的にエポキシ、シアノ、アミノ、チオール、ヒドロキシ、ニトロおよ びアミド基で置換されていることができる) で置換されていてもよい、線状または分枝状のC2〜C23のアルキレン基である ]; b)80〜20重量%の、式1IIの少なくとも1のベンジル(メタ)アクリレー トまたはその誘導体: [ここで、R3は水素またはメチル基であり; R4、R5、R6、R7およびR8は独立して、水素、エポキシ、シアノ、アミノ、 チオール、ヒドロキシ、ニトロおよびアミド基、C1〜C20アルキル基、C2〜C20 アルケニル基、C2〜C20アルキニル基、C3〜C20シクロアルキル基、C6〜 C20アリール基、C7〜C20アラルキル基およびC7〜C20アルカリール基(これ らの基は、線状または分枝状であることができ、任意的に1以上の酸素、窒素、 硫黄、スルホキシ、スルホン、−O−COまたは−CO−O−原子もしくは基を 含むことができ、かつ任意的にエポキシ、シアノ、アミノ、チオール、ヒドロキ シ、ニトロおよびアミド基で置換されている ことができる)から選択される];および c)0〜20重量%のコモノマー を含む組成物の反応生成物を含む。 その合成の結果として、式Iで表される化合物は、そのn値が異なる化合物を 含む混合物の大部分である。したがって、ポリアルキレングリコール主鎖の長さ は、平均鎖長で定義され得る。組成物中に存在するポリアルキレングリコールジ (メタ)アクリレートすべてが、平均鎖長を計算するために考慮されなければなら ない。 化合物の混合物における主鎖−O−(R−O)n−の平均鎖長は、ある化合物 のモル分率とその化合物の特定の主鎖長との乗法の和である。例えば、式Iを満 たす公知のポリエチレングリコールジメタクリレート(ここで、R=CH2CH2 およびR1=R2=CH3、ポリエチレンオキシド基幹の平均分子量は200に等しい )(PEG200DiMA)は、モル分率で以下のモル分布を有する: PEG200DiMAの平均鎖長は、次のようにして計算される: 0.081*7+0.304*10+0.317*13+0.185*16+0.079*19+0.026*22+0.007*25+0. 001*28=13 式Iで定義されたポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレートの生成物 の混合物が本発明の組成物において使用されるとき、平均鎖長はまた、存在する すべてのポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート化合物を考慮するこ とによって計算される。例えば、50重量%のエチレングリコールジメタクリレ ート(平均鎖長=4原子)および50重量%のテトラペンチレングリコールジメ タクリレート(平均鎖長=25原子)の混合物は、72モル%のエチレングリコ ールジメタクリレートおよび28モル%のテトラペンチレングリコールジメタク リレートのモル分率を有する。したがって、平均鎖長は、0.72*4+0.28*25=9. 9である。 1つの化合物に異なるアルキレングリコール単位を存在させることが可能であ る。各R基は、そこで独立して、Rについて先に与えた定義からの他のもの、例 えば次の構造で示されるようなものから選択され得る: 好ましくは、Rは、C2および/またはC3の線状または分枝状のアルキレン 基、すなわち1,2-エチレン、1,3-プロピレン、および/または1,2-プロピレン基 である。 好ましくは、先に記載した式Iにおいて、R1およびR2はメチル基である。 また好ましくは、nは1〜20、より好ましくは1〜15、最も好ましくは1 〜10の範囲にある。平均鎖長は、好ましくは5〜22原子、より好ましくは5 .5〜19原子、最も好ましくは6〜16原子である。 式IIで示される化合物については、R4、R5、R6、R7お よびR8は好ましくは水素原子である。より好ましくは、式IIの化合物は、ベン ジルメタクリレートである。 コモノマーは、アクリル、ビニル、アリルまたはそれらの混合物であり得る。 例としては、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、フェニルメタクリレ ート、ビニルアセテート、ビニルベンゾエート、エトキシル化されたビスフェノ ールAジメタクリレート、ジアリルイソフタレートおよびジアリルフタレートを 含む。 好ましくは、組成物は5重量%未満のコモノマーを含む。より好ましくは、組 成物は、30〜70重量%の少なくとも1の式Iのポリアルキレングリコールジ (メタ)アクリレートおよび70〜30重量%の式IIのベンジル(メタ)アクリ レートまたはその誘導体から成る。最も好ましくは、30〜70重量%の、平均 鎖長5〜22原子を有するポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレートま たはポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレートの混合物および70〜3 0重量%のベンジルメタクリレートを含む組成物である。 本発明の組成物は、好ましくは眼用レンズにおいて適用される。 特開昭59-136,310号公報は、ベンジルメタクリレートおよびポリエチレングリ コールジメタクリレートを含む、光学要素のための液体組成物を開示する。しか しながら、この組成物は、パーオキシドを用いて熱的に硬化されると記載されて いる。さらに、この組成物はまた、40〜90重量%のトリブロモフェニルメタ クリレートおよび3〜40重量%の臭 素化されたフェニルアクリレートを含む。したがって、組成物中に、少なくとも 43重量%の臭素含有化合物が存在する。臭素含有レンズが時間とともに黄色に なる(UV照射例えば日光により)ことは、当業者に知られている。したがって 、臭素化合物を含有する組成物のUV硬化は、容認できないほどに濃い黄色を有 するレンズをもたらす。したがって、本発明は、実質的にハロゲンを含まない、 すなわち10重量%未満、好ましくは5重量%未満のハロゲン含有化合物のレン ズに関し、一方、最も好ましくは、この組成物はいかなるハロゲン含有化合物も 含まない。 英国特許出願公開2,176,794号は、とりわけ、光学レンズへと加工するのに適 当な高い屈折率により特徴づけられるコポリマーを開示する。このために、少な くともa)任意的に塩素化または臭素化されている(メタ)アクリレート、b) 任意的に塩素化または臭素化されているジ(メタ)アクリレートおよびc)典型 的には塩素化または臭素化されていて、かつ所望の高い屈折率を与える第三のモ ノマーを含むモノマー混合物が重合される。ベンジルメタクリレートが混合物に 含まれるすべての実施例において、臭素化されたモノマーがまた使用される。さ らに、混合物は、熱を用いて、有機パーオキシドによって重合される。先に論じ たように、UV硬化組成物において臭素化されたおよび/または塩素化されたモ ノマーを使用することは容認されない。英国特許出願公開2,176,794号には、本 発明のレンズを作ることができるという示唆はない。 特開昭61-1,141,716号公報は、10〜80重量%のメチルメタクリレート、2 0〜80重量%のモノメタクリルエステルおよび0.3〜10重量%の架橋モノ マー例えばn-C4.12アルキレングリコールジ(メタ)アクリレートから製造さ れた光学要素を開示する。そのような組成物の少なくとも90重量%が、単官能 性の比較的小さいモノマーからなる。したがって、これらの組成物の重合に際し ての高収縮が、レンズキャスティング領域におけるたいていの適用に使用するこ とを妨げる。というのは、そのような高い収縮率は必然的に、意図した形状が維 持されずに、早期離型と呼ばれる現象、すなわちキャスティングが重合中に型か ら分離するという現象により、非常に低い収率をもたらすからである。さらに、 対応するポリマーは、低下された耐薬品性をもたらす高度に熱可塑性の特性を有 する。 組成物はまた、離型剤、染料、顔料、紫外線吸収剤等としてふるまう、1以上 の慣用の添加剤を、それぞれ好ましくは1重量%以下の量で含むことができる。 本発明の組成物は、UV硬化性である。光開始剤の添加後に、組成物をガラス 型に注入し、照射したとき、それらは、黄変せずかつもろくない、硬くかつ均質 なキャスティングになる。レンズの硬さは通常、バーコール硬さ(Barcol hardne ss)として表される。好ましくは、レンズは15より大きいバーコール硬さを有 する。より好ましくは、バーコール硬さは25より大であり、一方、30より大 きいバーコール硬さが最も好ましい。 UV硬化工程は、慣用の方法で、光開始剤によって開始される。0.001〜 1重量%の光開始剤を含むキャスト組成物を、少なくとも1度UV光にさらして 、組成物を重合させる。重合を終えるのに必要な時間は、20秒〜5時間の範囲 である。それは、キャスト組成物温度が高くなりすぎるのを防ぐために、試料を UV照射領域から取り出す、1以上のダークタイム期間(dark time period)を含 み得る。いくつかの限定されない光開始剤の例は、メチルフェニルグリオキシレ ート、n-ブチルベンゾインエーテル、2,2-ジエトキシアセトフェノン、2,2-ジ メトキシ-2-フェニルアセトフェノン、1-ベンゾイルシクロヘキサン-1-オール、 ベンゾフェノン、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシドお よびそれらの混合物である。 硬化工程の後、レンズはさらに、反射を防ぐため、耐摩耗性改善のため、耐薬 品性改善のため、硬さを与えるため、曇り抵抗性を与えるため、または流行性を 与えるために、物理的または化学的処理、例えば表面研磨、帯電防止処理、硬い コーティング、無反射コーティング、染色またはフォトクロミック処理に、必要 とされるときに供され得る。 本発明を以下の実施例によってさらに説明するが、実施例は、いかなるやり方 でも、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。発明の範囲は、ここに 添付の請求の範囲から決定されるべきである。 実施例 実施例で示された材料の特性は、以下のように決定され た: −屈折率(ηD 20)およびアッベ(Abbe)値は、ツェイス リフラクトメータ(Zeis s refractometer)を用いた; −バーコール硬さは、バーバー−コールマン インプレッサー(Barber-Coleman impressor)(モデルGYZJ934−1)を用いた。略語 : BMA:ベンジルメタクリレート EGDiMA:エチレングリコールジメタクリレート DEGDiMA:ジエチレングリコールジメタクリレート TEGDiMA:トリエチレングリコールジメタクリレート TTEGDiMA:テトラエチレングリコールジメタクリレート PEG200DiMA:ポリエチレン基幹の平均分子量が200に等しいポリエチ レングリコールジメタクリレート PEG400DiMA:ポリエチレン基幹の平均分子量が400に等しいポリエチ レングリコールジメタクリレート 実施例1〜8およびA〜Eで使用したポリエチレングリコールジメタクリレー トのエチレングリコール分布を表1に示す。実施例1〜8 表2に示した重量比のポリエチレングリコールジメタクリレートおよびベンジ ルメタクリレートからなるモノマー組成物30gおよび2,4,6-トリメチルベンゾ イルジフェニルポスフィンオキシド0.015g(0.05重量%)を調製した 。次に、混合物を、5mm厚さの成形キャビティを有するガラス型に注ぎ、次い でフィリップス(Phillips)HOKランプ(2000W;100W/cm)によって照射 した。型内部の温度を熱電対によって監視した。ダークタイムの期間(型を照射 領域から取り出した)をとって、照射時間を変えて、試料が150℃より上の温 度を有することを防止した。さらに、毎照射期間後にレンズを裏返した。硬化サ イクルが終わったら、レンズを型から除いた。 表2に示した結果からわかるように、本発明のレンズのバーコール硬さは満足 がいくものである。また、これらのレンズのいずれも黄変またはひび割れなかっ た。ひび割れは、レ ンズがもろすぎることを示す。 比較例A〜E 実施例1〜8の手順を繰り返した。しかし、比較例A〜Bでは、EGDiMA を使用し、比較例C、DおよびEでは、PEG400DiMAを使用した。結果 を表3に示す。表3の結果からわかるように、比較例A〜Bの組成物からできた レンズは、はるかに硬すぎ、かつもろすぎて(したがって、ひび割れて)、使用で きなかった。他方では、比較例C〜Eの組成物は、柔らかく、可撓性のレンズを もたらし、これは、平均鎖長が長すぎるという事実に帰する。n.m.=測定せず

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)20〜80重量%の、式Iの、平均鎖長4.5〜25原子を有するポリ アルキレングリコール主鎖−O−(R−O)n−を有するポリアルキレングリコ ールジ(メタ)アクリレート: [ここで、nは1以上の整数を表し; R1およびR2は独立して、水素またはメチル基から選ばれ; Rは エポキシ、シアノ、アミノ、チオール、ヒドロキシ、ニトロおよびアミド基およ び/または C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜 C20アリール、C7〜C20アラルキルおよびC7〜C20アルカリール基(これらの 基は、線状または分枝状であることができ、任意的に1以上の酸素原子、窒素原 子、硫黄原子、スルホキシ基、スルホン基、−O−CO基または−CO−O−基 を含むことができ、かつ任意的にエポキシ、シアノ、アミノ、チオール、ヒドロ キシ、ニトロおよびアミド基で置換されていることができる) で置換されでいてもよい、線状または分枝状のC2〜C23アルキレン基である] ; b)80〜20重量%の、式IIの少なくとも1のベンジル (メタ)アクリレートまたはその誘導体: [ここで、R3は水素またはメチル基から選ばれ; R4、R5、R6、R7およびR8は独立して、水素、エポキシ、シアノ、アミノ、 チオール、ヒドロキシ、ニトロおよびアミド基、C1〜C20アルキル基、C2〜C20 アルケニル基、C2〜C20アルキニル基、C3〜C20シクロアルキル基、C6〜 C20アリール基、C7〜C20アラルキル基およびC7〜C20アルカリール基(これ らの基は、線状または分枝状であることができ、任意的に1以上の酸素、窒素、 硫黄、スルホキシ、スルホン、−O−COまたは−CO−O−原子もしくは基を 含むことができ、かつ任意的にエポキシ、シアノ、アミノ、チオール、ヒドロキ シ、ニトロおよびアミド基で置換されていることができる)から選択される]; および c)0〜20重量%のコモノマー を含む組成物の反応生成物からなり、実質的にハロゲンを含まないUV硬化され た光学要素。 2.基R1およびR2がメチル基である請求項1記載の光学要素。 3.RがC2および/またはC3アルキレン基、すなわち1,2-エチレン、1,3-プロ ピレン、および/または1,2-プロピレン基である請求項2記載の光学要素。 4.平均鎖長が5〜22の範囲である請求項3記載の光学要素。 5.R4、R5、R6、R7およびR8が水素原子である請求項1〜4のいずれか1 項記載の光学要素。 6.式IIの化合物がベンジルメタクリレートである請求項5記載の光学要素。 7.組成物が、30〜70重量%の式Iのポリアルキレングリコールジ(メタ) アクリレートおよび70〜30重量%の式IIのベンジル(メタ)アクリレートま たはその誘導体を含む請求項1〜6のいずれか1項記載の光学要素。 8.光学要素が眼用レンズである請求項1〜7のいずれか1項記載の光学要素。 9.請求項1〜8のいずれか1項記載の光学要素の製造方法であって、請求項1 記載の式Iの化合物、請求項1記載の式IIの化合物、任意的にコモノマー、およ び光開始剤を混合する段階、得られた混合物を型に流し込む段階、および混合 物を少なくとも一度UV光にさらす段階を含む方法。 10.請求項1記載の式Iの化合物、請求項1記載の式IIの化合物、および任意的 にコモノマーを、UV硬化された光学要素の製造に使用する方法。
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