JP2001502878A - 最適な音声再生用の内蔵電気音響変換器を有する装置 - Google Patents

最適な音声再生用の内蔵電気音響変換器を有する装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は使用者(2)の耳(14)に音声を再生するための電気音響変換器(7)を有している自動車輌の例えば座席(8)のような装置に関する。この電気音響変換器(7)は音声信号音のために最適なものにされており、音声の明瞭な指向性を実現するための付加的手段(25)を具える。この付加的手段(25)は音声ポートと、開口とを有するバッフルを具えている。この開口は電気音響変換器の背後の容積部(31)を音響自由空間に連結している。このバッフルにより、音声ポートを通じて放射される音声信号音波に対し、後部容積部(31)を通じて放射される音声を遅延させることができる。他の付加的手段(25)は少なくとも2個の発泡材料部分から成る発泡材料形態物(34)を具える。これ等2個の発泡材料部分は異なる構造を有し、電気音響変換器をその後部容積部の区域で円周で包囲している。少なくとも1対の電気音響変換器(7)をキャリヤ(16)に取り付けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 最適な音声再生用の内蔵電気音響変換器を有する装置 本発明は使用者が使用者としての姿勢をとることができる装置であって、この 装置は少なくとも1個の電気音響変換器を支持する音響的に密な材料から成るキ ャリヤを具え、使用者としての姿勢をとっている使用者の少なくとも一方の耳に 比較的近くまでこのキャリヤは延在しており、使用者としての姿勢をとっている 使用者の耳に対し音声信号の音響再生を行うため、音波を発生し、放射する音声 発生手段を具える電気音響変換器をキャリヤに取り付けた装置に関するものであ る。 最初のパラグラフに記載された形式のこのような装置は、例えば、米国特許第 4027112号から既知である。この既知の装置は自動車輌の座席であり、この座席 は着席姿勢にある使用者の頭部を支持するヘッドレストを有し、このヘッドレス トの大部分はキャリヤとして設けた音響的に密な材料から成る支持体によって形 成されており、この支持体は使用者の頭部の支持帯域に隣接してそれぞれ位置す る2個の凹所を有し、これ等凹所のおのおのに電気音響変換器を収容している。 これ等2個の電気音響変換器はステレオ信号、即ち基本的に音楽信号を最適に音 響再生するよう構成されている。ヘッドレスト上のこれ等の構成により、2個の 電気音響変換器はその前側が着席姿勢にある使用者の頭部に向け指向しているが 、ステレオ信号の上記の最適な音声の再生を達成するため、両方の電気音響変換 器はできるだけ大きな角度範囲にわたり、できるだけ同一強さの音波を放射する 。この結果、2個の電気音響変換器によって放射された音波は着席姿勢にある使 用者の耳に達するだけでなく、即ち使用者が希望する設定した音量で使用者に聞 こえるだけでなく、他の近くの人、例えば使用者の隣の人、又は後ろの人にも聞 こえる。多くの場合、このことは近くの人にとって迷惑なことである。しかも、 この既知の座席に関しては、ステレオ信号の最適な再生を行うよう意図して既知 の座席に配置された電気音響変換器は、例えば、両手を使わないで通信装置を操 作中、発生する純粋の音声信号音波を満足に再生することができない。 本発明の目的は最初のパラグラフに記載された形式の装置の欠点を簡単、安価 に除去し、そのような装置の改良した装置を提供するにある。この目的を達成す るため、本発明装置は音声信号音波の最適な音響再生を行えるよう電気音響変換 器を構成し、この電気音響変換器によって放射する音声信号音波の明瞭な指向性 を実現するための付加的手段をこの電気音響変換器に設け、この指向性の結果、 使用者としての姿勢をとっている使用者の耳に優先的に放射するよう電気音響変 換器が音声信号を指向させることを特徴とする。 本発明の要旨により、着席姿勢、又はリクライニング姿勢のような使用者の姿 勢をとることができ、音声の満足な音響再生を保証し、更に、明瞭な指向性の故 に、非常に小さな角度範囲内で、強い音声信号音波を放射する結果、使用者の姿 勢を占める使用者の耳に向け、特に良好に指向された音波の放射を行うことがで き、またこの本発明装置の使用者は付近に音声信号音波の好ましくない音声放射 を生ずることなく、この使用者にとって非常に満足な音声を受けとることができ 、使用者の付近の人に殆ど迷惑を生じない装置を簡単、安価に、実現容易なよう に得ることができる。明瞭な指向性の結果として達成される良好な指向性の音声 放射は、更に例えばこの製品に収容された変換器を利用して電話をかけている間 に音声の再生を行う場合、使用者の付近の人によって盗み聞きが実質的に不可能 なように、使用者が再生のボリュームの設定を選択することができる。このこと は内密の情報を使用者が受けている時に望ましいことである。本発明の変換器に おいては、ほぼ500Hzと5Hzとの間の周波数範囲で音声信号を再生するように変換 器を最適化すれば有利であることが立証されている。 音声信号音波を音響的に正しく再生するよう、特別に構成した電気音響変換器 をヘッドレストの区域に収容した装置、即ち自動車輌の座席はヨーロッパ特許第 0368291号から既知である。しかし、この既知の座席においては、この座席内に 、即ち座席のヘッドレストに収容された電気音響変換器はこの電気音響変換器に よって放射された音声信号音波の明瞭な指向性を実現させる付加的手段を具えて おらず、従ってこの電気音響変換器は小さな角度範囲だけでなく、比較的大きな 角度範囲に強い音声信号音波を放射する。その結果、この既知の装置は本発明装 置によって得られる本発明の利点が得られない。 請求の範囲の独立請求項1に記載された特徴ある要旨を有する本発明装置にお いて、更に従属請求項2に記載された要旨を採用すれば非常に有利であることが 立証されている。このような実施例は実際のテストにおいて特に有効で、機能的 に優れていることが立証されている。また、本発明のこのような実施例は、この 実施例で使用するバッフルは同時に、電気音響変換器を機械的に支持するために も使用し得る他の利点がある。 従属請求項2に記載した特徴ある要旨を有する本発明装置において、電気音響 変換器によって放射された音声信号音波の明瞭な指向性を実現するための付加的 手段には、バッフル以外に、音響遅延素子を形成するフェルト材料形態物を設け ることができる。しかし、従属請求項2に記載した特徴ある要旨を有する本発明 装置においては、更に、従属請求項3に記載した要旨を採用するのが非常に有利 であることが立証されている。このような発泡材料形態物は、使用される発泡材 料の構造を適切に選択することによって、その関連する発泡材料が音声信号音波 の伝播時間に及ぼす作用を種々の要請、及び条件に非常に簡単に、有効に適合さ せることができる利点がある。発泡材料の構造の選択とは例えば、発泡材料の密 度、及び/又は発泡材料の通気性に関することである。 従属請求項3に記載した特徴ある要旨を有する本発明装置においては、更に、 従属請求項4に記載した要旨を採用することによって、特に有利であることが立 証されている。このようにして発泡材料形態物の一層高い有効性を得ることがで きる。 従属請求項4に記載した特徴ある要旨を有する本発明装置においては、従属請 求項5に記載した要旨を更に採用すれば、非常に有利であることが立証されてい る。このようにして、発泡材料形態物を使用して、少なくとも1個の開口内の空 間を装置のキャリヤまで充填することができ、このことは、そこに収容した電気 音響変換器、及び付加的手段と共に全体のキャリヤを例えば織物等のカバーで覆 い、又は装飾する場合、特に有利である。 従属請求項3に記載した特徴ある要旨を有する本発明装置においては、更に、 従属請求項6に記載した要旨を採用すれば、非常に有利であることが立証されて いる。このような実施例は、中間装置を形成するようにバッフル、及び発泡材料 形態物に既に連結された変換器を簡単に組み立てることができ、この中間装置を 本発明装置に簡単に内蔵させることができ有利である。従属請求項6による要旨 は従属請求項4、及び従属請求項5に記載された特徴ある要旨を有する本発明装 置に有利に加えることができる。 従属請求項3に記載された特徴を有する要旨を有する本発明装置においては、 更に従属請求項7に記載された要旨を採用すれば非常に有利であることが立証さ れている。これは、特に簡単で低コストの構造のため有利である。従属請求項4 、従属請求項5、及び従属請求項6に記載した特徴の要旨を有する本発明装置に 、従属請求項7による要旨を有利に加えることができる。 独立請求項1に記載された特徴の要旨を有する本発明装置において、更に、従 属請求項8に記載された要旨を採用すれば非常に有利であることが立証されてい る。このような実施例は構造的な観点から特に簡単であるため、非常に有利であ る。従属請求項2〜6、及び従属請求項7に記載の特徴ある要旨を有する本発明 装置に、従属請求項8の手段を有利に適用することができる。 従属請求項8に記載の特徴ある要旨を有する本発明装置においては、従属請求 項9に記載の要旨を更に採用すれば非常に有利であることが立証されている。こ のような実施例は実際のテストにおいて非常に好適であることが立証されている 。 従属請求項3に記載した特徴ある要旨を有する本発明装置においては、従属請 求項10に記載した要旨を更に採用すれば非常に有利であることが立証されてい る。このような実施例は実際のテストにおいて非常に有利であることが立証され ている。従属請求項4〜8、及び従属請求項9に記載の特徴ある要旨を有する本 発明装置に、従属請求項10による要旨を有利に加えることができる。 しかし、従属請求項3に記載の特徴ある要旨を有する本発明装置においては、 従属請求項11に記載の要旨を更に採用すれば非常に有利であることが立証され ている。このような実施例は実際のテストにおいて非常に有利であることが立証 されている。従属請求項11に記載の要旨は、従属請求項4〜8、及び従属請求 項9に記載の特徴ある要旨を有する本発明装置に有利に適用することができる。 しかし、発泡材料形態物は上述の材料以外の材料で構成することもできる。 独立請求項1に記載した特徴ある要旨を有する本発明装置においては、更に従 属請求項12に記載の要旨を採用すれば非常に有利であることが立証されている 。本発明の手段はこのような装置において非常に有利であることが立証されてい る。従属請求項2〜11に記載された特徴ある要旨を有する本発明装置に、従属 請求項12による要旨を有利に加えることができる。更に、本発明装置は座席と して構成することができるだけでなく、例えば、ベッド、ソファ、又は長椅子と して構成することもできる。 従属請求項12に記載された特徴ある要旨を有する本発明装置において、従属 請求項13に記載の要旨を採用すれば非常に有利であることが立証されている。 自動車輌用の座席として構成された本発明装置の場合、本発明による手段は多く の使用者に特に有利であり、魅力的であることがわかった。 独立請求項1に記載された特徴ある要旨を有する本発明装置においては、従属 請求項14に記載された手段を採用すれば非常に有利であることが立証されてい る。明瞭な指向性をそれぞれ有する例えば2個の変換器を設けることは音量の利 得に有利であり、従って特に良好な音声信号受信が行える利点がある。所要に応 じ、4個の変換器をキャリヤに連結することができ、キャリヤの各トウムで、2 個の変換器が使用者の一方の耳に音声信号音波を放射する。従属請求項2〜13 に記載した特徴ある要旨を有する本発明装置に、従属請求項14の手段を有利に 加えることができる。 本発明の上述の態様、及びその他の態様は例として以後、説明する実施例から 明らかになるであろう。 例として図面に示された若干の実施例を参照して本発明を一層、詳細に説明す るが、本発明はこれ等の実施例に限定されるものでない。 図1は本発明の第1実施例による運転者の座席を有する自動車輌の一部を線図 的に示しており、音声信号音波を放射する線図的に示した電気音響変換器をこの 座席は内蔵している。 図2は図1の自動車輌の運転席の上部の平面図で、この変換器によって放射す る音声信号音波の明瞭な指向性を実現する付加的手段をこの内蔵電気音響変換器 は具えており、また運転席に着席する運転者の頭部を線図的に示す。 図3は図2のIII-III線上の断面図で、内蔵電気音響変換器と、明瞭な指向性 を実現する付加的手段とを有する図1の自動車輌の運転席の上部を示す。 図4は図2のIII-III線上の断面の平面に対しほぼ垂直な平面に沿う断面図で 、内蔵電気音響変換器によって放射する音声信号音波の明瞭な指向性を実現する 付加的手段を具えた内蔵電気音響変換器を有する本発明の第2実施例の運転席の 上部を示す。 図5は図4と同様の図面で、内蔵電気音響変換器によって放射する音声信号音 波の明瞭な指向性を実現する付加的手段を具えた内蔵電気音響変換器を有する本 発明の第3実施例の運転席の上部を示す。 図6は図4、及び図5と同様の図面で、内蔵電気音響変換器によって放射する 音声信号音波の明瞭な指向性を実現する付加的手段を具えた内蔵電気音響変換器 を有する本発明の第4実施例の運転席の上部を示す。 図7は座席が2個の内蔵電気音響変換器を有している本発明の第5実施例の自 動車輌の座席の背当てを線図的に示す。 図1は本発明の背景に関連する自動車輌1の一部を示す。この自動車輌1の線 図的に示した運転者2を中心として、自動車輌1のほぼ一部のみを示している。 この部分には操向ハンドル3と、電話機5を備えたダッシュボード4とを含む。 この電話機5は両手の操作を行わなくともよいように構成されており、その作動 状態では、運転者2が話した音声は電話機5内に組み込まれたマイクロホンによ って捕捉され、電話機5によって受信された音声信号は線図的に一部のみを示し た導電接続線6を通じて、線図的に示された電気音響変換器7に加えられる。こ の電気音響変換器7はスピーカとして構成されている。 図1に示した自動車輌1の部分には更に本発明装置、即ち自動車輌1の座席8 が含まれている。この座席8は基本的に底部9と、背当て10とを具え、背当て 10の上部11にヘッドレスト12を支持している。 座席8の使用者、即ち運転者2は座席8上で使用者の姿勢をとることができ、 この実施例では図1に示すように着席している姿勢である。 座席8の上部11の区域を図2、及び図3にも示すが、ヘッドレスト12は取 り外してある。図3から明らかなように、織物、又は同様の材料のカバー13を 座席8に掛けてもよい。運転者2の身体を支持するため、即ち使用者の姿勢にあ る運転者2の右の耳14に近い肩の区域15のような運転者の一方の耳に比較的 近い身体の少なくとも一部を支持するため、音響的に密な材料から成る支持対1 6をこの座席8に設け、この支持体16を電気音響変換器のキャリヤとして役立 たせ、この支持体16を運転者2の耳14に比較的近く延在させる。支持体17 によって形成されたキャリヤに上述の電気音響変換器7を接続し、使用者の姿勢 にある運転者2の耳14のために音響信号を音響的に発生させる。電気音響変換 器7は支持体16内に内蔵されており、その目的のため変換器7を収容する凹所 16Aを支持体16に設ける。 図3に線図的ではあるが電気音響変換器7を詳細に示す。この変換器7は磁石 17を具え、この磁石17は一側ではディスク状カバー板18に隣接し、反対側 では鍋状ヨーク19に隣接している。鍋状ヨーク19の自由端面と、カバー板1 8との間には環状空隙が形成されており、ダイアフラム21に機械的に取り付け られている移動コイル20はこの空隙内に突出している。ダイアフラム21は、 音波を発生し、放射する音響発生手段を形成しており、この音響発生手段は支持 体16から遠方の変換器7の区域に配置されている。ダイアフラム21は例えば 接着剤によってハウジング22の自由端面の区域内で、変換器のほぼ鍋状のハウ ジング22に固着されている。ハウジング22も鍋状ヨーク19、磁石17、及 びカバー板18を収容しており、これ等3個の部材17、18、19は変換器7 の磁石システムを形成しており、これ等部材は接着剤によって相互に、及びハウ ジングにそれぞれ連結されている。ハウジング22はその底壁23の区域に、複 数個の通路24を有しており、このことはハウジングが後方に音響的に開放して いることを意味する。 音声信号の音波を最適に音響再生し得るよう、図1、図2、及び図3に示す座 席8内の変換器7を構成するのが有利である。変換器7内の磁石システム17、 18、19、その移動コイル20、ダイアフラム21、及びハウジング22の適 切な構造によって、既知のようにこのことを達成する。この変換器7の構造は、 音声音波の最適な音響再生に特に有利であるほぼ500Hzから、ほぼ5Hzまでの周波 数範囲内での正しい音響再生を保証する。 更に、座席8内の変換器7は放射する音声信号音波のための明瞭な指向性を実 現するための付加的手段25を具えており、その指向性の結果、変換器7は音声 信号音波を指向させ、着席姿勢にある運転者2の右の耳14に優先的に音声信号 音波を放射する。 この実施例では、付加的手段25は変換器7と音響自由空間との間に介挿され たバッフル26を具える。図3では音響自由空間を符号27によって示す。音響 自由空間27は支持体16内の凹所16Aの内側にあるだけでなく、支持体16 のカバー13の外側にもあることは明らかである。バッフル26は凹所16Aに 完全に収容されており、凹所16Aのそれぞれの側壁に連結された長側壁25A と、短側壁25Bとを有する。この連結はその発泡工程中に行われるのが好適で あるが、このような連結は圧嵌、又は接着剤によって行うこともできる。変換器 7は音響的に無孔状態にバッフル26に連結されている。この実施例では、変換 器7の鍋状ハウジング22の自由端面を接着剤によってバッフル26に連結して いる。 バッフル26は複数個の音声ポート28を有し、この音声ポート28はダイア フラムの前方にある変換器7の前部容積部29を音響自由空間27に連結してい る。図3、及び図2から明らかなように、バッフル26は支持体16の凹所16 Aの全断面区域を覆っておらず、ほぼL字状の開口30を有し、この開口30は ダイアフラム21の背後にある変換器7の後部容積部31を音響自由空間27に 連結している。この実施例では、この連結は鍋状ハウジング22の底壁23の通 路24と、支持体16内の凹所16Aの一部とを通じて行われている。後部容積 部31と、鍋状ハウジング22の底壁23の通路24と、支持体16内の凹所1 6Aの一部と、開口30とを通じて、自由空間27内に放射された音声信号音波 をバッフル26によって、異なる方向に、異なる程度に遅延させることができる 。従って、後部容積部31と、開口30とを経て、ダイアフラム21によって放 射された音声信号音波は、前部容積部29を通じて開口30に向け放射される音 声信号音波の比較的強力な減衰作用を生ずるのであるが、前部容積部29を通じ てバッフル26の無孔区域32に向け放射される音声信号音波は、上記区域32 が無孔区域であるため、後部容積部31と、通路24とを経て伝播する音声信号 音波によって減衰されることがない。その結果、前部容積部29を通じてバッフ ル26の無孔区域32に向け放射される音声信号音波はほぼ減衰することなく伝 達される。このようにして、変換器7によって放射された音声信号音波の明瞭な 指向性はバッフル26によって得られる。この明瞭な指向性の結果、変換器7は 鎖線の矢印Rによって示す方向に、運転者2の右の耳14に音声信号音波を優先 的に放射する。 バッフル26に関して言えば、このバッフル26は凹所16Aの底壁33に対 し傾斜した位置に配置されており、バッフル26は図3の図面の平面に平行な方 向に、及び図面の平面に垂直な方向に、底壁33に対し傾いている。その結果、 図2、及び図3に鎖線の矢印Nによって示したこの図面の平面の法線は図2、及 び図3に示す方向に指向する。 変換器7によって放射する音声信号音波の明瞭な指向性を実現させる付加的手 段25は、座席8内でバッフル26の他に、音響遅延素子を形成する発泡材料形 態物34を有する。この実施例では、この発泡材料形態物34は基本的にL字状 であり、この発泡材料形態物34は図2のIII-III線によって示される断面の平 面に垂直に図3内に延在する部分35と、この部分35にほぼ垂直に延在し部分 35から側方に突出する部分36とを有する。凹所16Aの底壁33から遠方の 区域において、2個の部分35、36は支持体16の湾曲形状、及び支持体16 の周りのカバー13の湾曲形状に従って丸くなっている。 後部容積部31、通路24、及び開口30を通じて音響自由空間27に放射さ れる音声信号音波の音声路内に発泡材料形態物34を配置し、この発泡材料形態 物34はそのL字状に合致して、部分的に変換器7を包み込んでいる。図3から 明らかなように、この実施例では、発泡材料形態物34は支持体16のところま で開口30を充填している。発泡材料形態物34は発泡材料の単一部分から成る のが有利である。この実施例では、発泡材料形態物は開放細孔から成り、必要な ら密度の高いポリウレタンから構成する。しかし、代案として他の発泡材料で構 成することができる。後部容積部31、通路24、及び開口30を通じて音響自 由空間27内に放射される音声信号音波は、発泡材料形態物34によって、伝播 時間に関し影響を受け、更に、変換器7によって放射される音声信号音波の明瞭 な指向性も、有利な影響を受けることができる。 座席8内にバッフル26を設け、発泡材料形態物34を付加的に設ける結果、 変換器が放射する音声信号音波の明瞭な指向性を発揮することと、またこの指向 性の故に、変換器は着席姿勢にある運転者2の右の耳14に優先的に音声信号音 波を放射することとを非常に簡単に達成することができる。 図4は本発明の第2実施例による座席8を示す。座席8内にキャリヤを形成し ている支持体16は凹所16Aを有し、磁石システム17、18、19、移動コ イル20、ダイアフラム21、及び鍋状ハウジング22を具える電気音響変換器 7をこの凹所16A内に収容している。図4に示す座席8内に配置された変換器 7は音声信号音波の正しい音響再生を行うように構成されており、変換器7によ って放射する音声信号音波の明瞭な指向性を実現する付加的手段25を有してい る。ここで、またこれ等の付加的手段25はバッフル26と、発泡材料形態物3 4とを具える。この実施例では、バッフル26は音声ポート28に加えて、図4 に1個のみを示す開口30を形成する他の通路を有する。この実施例では、発泡 材料形態物34はバッフル26の開口30まで延びている。この実施例の発泡材 料形態物34は鍋状で、支持体16内の対応する鍋状凹所16A内に収容されて いる。変換器7は鍋状発泡材料形態物34内に取り付けられている。この実施例 では、発泡材料形態物34は開放細孔、及び/又は密度の高いポリウレタンから 成るが、代案として他の発泡材料から成るものでもよい。 図5は本発明の第3実施例による座席8を示す。この実施例の座席8は図4、 及び図5の座席8に比較的多く類似するが、発泡材料形態物34の構造において 基本的に相違している。 図4の座席8内の発泡材料形態物34は単一の発泡材料部分から成るが、図5 の座席8内の発泡材料形態物34は2個の発泡材料部分37、38から成る。一 方の発泡材料部分37はディスク状で、凹所16Aの底壁33に配置されており 、鍋状ハウジングの底壁23を支持している。他方の発泡材料部分38はバッフ ル26の全部の開口30に接するような半環状である。 図6は本発明の第4実施例による座席8を示し、この座席8は図4、及び図5 の各座席8と異なっていて、図6のこの実施例では、変換器7が放射する音声信 号音波の明瞭な指向性を実現させるのに役立つ変換器7の付加的手段25はバッ フルを有しておらず、この付加的手段は異なる発泡材料構造を有する2個の発泡 材料部分から成る発泡材料形態物34によって形成されている。2個の発泡材料 部分39、40はそれぞれ半分の鍋の形状であり、形状が一致しているので、後 部容積部31の区域内で、変換器7を共に円周的に、及び底部側で包囲している 。2個の発泡材料部分39、40は分離帯域41の位置で直接相互に隣接してい る。更に、2個の発泡材料部分39、40のそれぞれ半分の鍋形状に相当する半 環状部の自由端面は音響自由空間27に直接隣接しており、ここで上記自由端面 はカバー13によって覆われている。図6の座席8内の一方の発泡材料部分39 は音響的に密な発泡材料から成り、他方の発泡材料部分40は音響的に透過性の 発泡材料から成る。このように2個の発泡材料部39、40の発泡材料を選択す ることによって、変換器7によって放射する音声信号音波の明瞭な指向性を生ぜ しめ、変換器7は鎖線の矢印Rによって示す方向に座席8の使用者の耳に向け優 先的に音声信号音波を放射する。 図7は本発明の第5実施例による座席8の背当て10を線図的に示す。この座 席8内にキャリヤを形成する支持体16は音声信号音波の最適な再生のための1 対の電気音響変換器7、7’を支持している。これ等2個の変換器7、7’のそ れぞれには、図示しないが各変換器7、7’が放射する音声信号音波の明瞭な指 向性を実現するための付加的手段を設け、この指向性の結果、図7に2個の音声 放射円錐形42、43を鎖線で線図的に示すように、着席姿勢にある座席8の使 用者の両耳の一方に優先的に音声信号音波を放射する。 本発明は例としてここまでに述べた実施例に限定されない。例えば、発泡材料 形態物を2個より多い発泡材料部分で構成することができる。図4、及び図5に 示す実施例の代案として、凹所の底壁に対し少なくとも一方向に、好ましくは2 方向に傾斜したバッフルを設けてもよい。座席の背当ての上部に設ける代わりに 、明瞭な指向性を実現するための付加的手段と共に電気音響変換器を、座席の背 当てに取り付けられたヘッドレストに取り付けることができる。更に、明瞭な指 向性を実現するための付加的手段と共に電気音響変換器は必ずしも座席内に内蔵 させる必要はなく、座席の外側に配置されたユニット内に収容することもできる 。このユニットは付加的ユニットとしても構成することができ、このユニットは 、既存の座席、又はその類似装置について得られる本発明の利点がこのユニット についても得られる利点がある。本発明装置は必ずしも座席として構成する必要 はなく、寝台、患者用椅子、又は患者用寝台としても構成することができる。更 に、本発明の要旨は航空機、又は列車の座席にも適用することができる。最後に 、本発明装置は必ずしも座席、患者用椅子、患者用寝台等として構成する必要は なく、屋根、又は自動車輌の屋根の区域により構成することができ、又は航空機 内の旅客用の頭上のサービスユニットにより構成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 5/02 H04R 5/02 G F

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.使用者が使用者としての姿勢をとることができる装置であって、少なくとも 1個の電気音響変換器を支持する音響的に密な材料から成るキャリヤを具え、 使用者としての姿勢をとっている使用者の少なくとも一方の耳に比較的近くま でこのキャリヤは延在しており、使用者としての姿勢をとっている使用者の耳 のために音声信号の音響再生を行うため音波を発生し放射する音声発生手段を 具える電気音響変換器を前記キャリヤに取り付けた装置において、 音声信号音波の最適な音響再生を行えるよう前記電気音響変換器を構成し、 この電気音響変換器によって放射する音声信号音波の明瞭な指向性を実現す るための付加的手段を前記電気音響変換器に設け、 前記指向性の結果、使用者としての姿勢をとる使用者の耳に優先的に放射す るよう、前記電気音響変換器が音声信号を指向させることを特徴とする装置。 2.前記付加的手段は前記電気音響変換器と音響自由空間との間に介挿されたバ ッフルを具え、音響的に無孔なように前記バッフルに前記電気音響変換器を連 結し、前記音声発生手段の前方に位置する前部容積部を前記音響自由空間に連 結する少なくとも1個の音声ポートと、前記音声発生手段の背後に位置する後 部容積部を前記音響自由空間に連結する少なくとも1個の開口とを前記バッフ ルが有し、前記前部容積部と前記少なくとも1個の音声ポートとを通じて放射 される音声信号音波に対して、前記後部容積部と前記少なくとも1個の開口と を通じて前記自由空間内に放射される音声信号音波を前記バッフルによって異 なる方向に異なる程度に遅延させ得ることを特徴とする請求項1に記載の装置 。 3.前記バッフルの他に、前記付加的手段は音響遅延素子を構成している発泡材 料形態物を具え、前記後部容積部と前記少なくとも1個の開口とを通じて前記 音響自由空間内に放射される音声信号音波の音声路の区域に前記発泡材料形態 物が配置されており、この発泡材料形態物が前記電気音響変換器を一部包囲し ていることを特徴とする請求項2に記載の装置。 4.前記発泡材料形態物が前記バッフルの前記少なくとも1個の開口まで少なく とも延びていることを特徴とする請求項3に記載の装置。 5.前記発泡材料形態物が前記少なくとも1個の開口内の空間を前記キャリヤま で充填していることを特徴とする請求項4に記載の装置。 6.前記発泡材料形態物が鍋状であり、この発泡材料形態物が前記キャリヤの対 応する鍋状凹所内に収容されており、前記電気音響変換器が鍋状の前記発泡材 料形態物内に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の装置。 7.前記発泡材料形態物が単一の発泡材料部分から成ることを特徴とする請求項 4に記載の装置。 8.異なる発泡材料構造を有する少なくとも2個の発泡材料部分から成る発泡材 料形態物によって前記付加的手段が構成されており、前記発泡材料部分が前記 電気音響変換器の後部容積部の区域でこの電気音響変換器を少なくとも円周で 包囲し、これ等発泡材料部分が相互に対をなして直接隣接しており、それぞれ 前記音響自由空間に直接隣接していることを特徴とする請求項1に記載の装置 。 9.前記発泡材料部分の一方が音響的に密な発泡材料から成ることを特徴とする 請求項8に記載の装置。 10.前記発泡材料形態物が開放細孔から成り、所要に応じ密度を高くしたポリ ウレタンから成ることを特徴とする請求項3に記載の装置。 11.前記発泡材料形態物が開放細孔から成り、所要に応じ密度を高くしたポリ エチレンから成ることを特徴とする請求項3に記載の装置。 12.前記装置が座席として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の 装置。 13.前記装置が自動車輌の座席として構成されていることを特徴とする請求項 1に記載の装置。 14.少なくとも1対の電気音響変換器を前記キャリヤに取り付け、この電気音 響変換器によって放射される音声信号音波の明瞭な指向性を実現するための付 加的手段を各これ等電気音響変換器に設け、 前記指向性の結果として、使用者としての姿勢をとる使用者の2個の耳のう ちの一方の耳に優先的に放射するよう、各対の前記電気音響変換器のうちの一 方の電気音響変換器が音声信号音波を指向させ、この使用者の2個の耳のうち の他方の耳に優先的に放射するよう、他方の電気音響変換器が音声信号音波を 指向させることを特徴とする請求項1に記載の装置。
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