JP2001502820A - 双方向スキャンシステム - Google Patents

双方向スキャンシステム

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JP2001502820A JP11509938A JP50993899A JP2001502820A JP 2001502820 A JP2001502820 A JP 2001502820A JP 11509938 A JP11509938 A JP 11509938A JP 50993899 A JP50993899 A JP 50993899A JP 2001502820 A JP2001502820 A JP 2001502820A
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デワード,ハーマン
ストークス,ブライアン
ベントソン,ハンス
ホンカケン,ピーター
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ジェネラル・スキャンニング,インコーポレイテッド
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    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
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Abstract

(57)【要約】 双方向光学走査システムは、サーボ制御されるアクチュエータの回転運動を、固定された対物レンズに対するサンプルの並進(走査ラインすなわち「速軸」方向の)運動に変換する、ばね補強され、ピンと張ったベルトからなる機械式サブシステムを備える。第1のピンと張ったスチール製のベルトは、速軸上をサンプルを移動させるシャトルの第1の端部に取り付けられる。次に、このベルトは、サーボ制御されるアクチュエータによって回転させられる軽量のホイールのまわりに一方方向に部分的に巻き付けられる。ベルトの第2の端部は、予め負荷をかけられたばねに取り付けられ、このバネは次にホイールに取り付けられる。第2のピンと張ったスチール製のベルトは、ホイールのまわりに逆方向に部分的に巻き付き、そのベルトの一方の端部が、ホイールに取り付けられ、他方の端部が、シャトルの第2の端部に取り付けられる。ホイールが一方の方向に回転すると、シャトルは、前方に、または他方の回転方向においては後方に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 双方向スキャンシステム 発明の分野 本発明は、光学スキャナに関連し、さらに詳しくは、双方向の光学スキャナに 関連する。 発明の背景 基本的に2つのタイプの光学スキャナがある。すなわち、走査ヘッド、及び/ または関連する光学装置を固定したサンプル上を移動させるスキャナと、固定し た走査ヘッド、及び/または光学装置に対してサンプルを移動させるスキャナで ある。2つのタイプのスキャナに共通に必要とされることは、固定した部分に対 して移動する部分の位置を正確に判定し、及び/または予測することである。以 下では、走査型レーザ顕微鏡に関してスキャナを説明する。しかし、本発明のシ ステムは、走査型レーザ顕微鏡の一部として使用することに制限されるものでは ない。 走査型レーザ顕微鏡は、微小な物体の精細なディテールを調べるのに使用され る光学スキャナである。例えば、走査型レーザ顕微鏡は、細胞、蛋白質、遺伝子 及びDNA配列のような化学的に結合した生物学的なサンプルからの蛍光を調べ るために使用される。顕微鏡は、ミクロン単位の大きさの連続する「画素」から データを収集する。本明細書で対象とする用途は、比較的広い視野を備える顕微 鏡によって最良に実現されるものである。 一般的に、既知の広視野走査型顕微鏡は、ラスタースキャンと通常呼ばれる所 定のパターンで、固定したサンプル上にレーザビームを走査させる。これらの顕 微鏡では、移動する走査ヘッド内の光学部品を固定したレーザからのビームに正 確に位置合わせしなければならないか、代替的に、レーザを移動する走査ヘッド 上に担持しなければならない。固定したレーザは、比較的遅い速度で のみ移動する走査ヘッドに位置合わせすることができ、従って、システムの走査 速度は本質的に制限される。前記代替的なシステムでは、レーザを担持するため に比較的大きな走査ヘッドを必要とし、この走査ヘッドの大きさと重量により、 走査速度が実質的に制限される。 一般的に、既知の広視野システムでは、レーザビームが、サンプルを一方方向 (前方方向)に走査するときにデータを収集する。レーザビームが、前方走査方 向にサンプルを横断して移動するとき、目標画像にわたって存在する、選択され た画素位置でデータが収集される。レーザビームは、次に、後方方向にサンプル を掃引する。これは、通常「フライバック」スキャンと呼ばれるが、この期間は 、データは収集されない。レーザビームは、次に、前方に送られて、次の前方走 査に沿って向けられ、この期間は、選択された画素位置で同様にデータが収集さ れる。画像データのスキューを防止するために、各走査で収集されるデータの位 置は、画素内の井戸(well)に位置合わせかされていなければならない。 1方向システムでは、データ収集が、全体の走査距離の半分より少ない距離に 制限されているために、そのデューティサイクルは短い。確かに、サンプルの走 査時間を短くするための一つの方法は、走査の両方向てデータを収集することで ある。しかし、これを行うためには、システムは、2つの走査方向間でのシステ ムの移動における差違を、サブピクセル(1画素以下)のレベルまで下げて補償 しなければならない。一つの既知の双方向走査システムでは、前方及び後方への 走査に対して、異なる格子(grating)または位置符号化、幾何学的配置を使用 する。これにより、システムの複雑さとコストが増加する。さらに、こうしたシ ステムは、2つの走査方向における移動に別様に影響する可能性のある、システ ム部品の熱膨張における差違のような環境要因を補償しない。これらの要因は、 システムが、数ミクロンの解像度を有する画素位置を、各々の方向において調整 しなければならない場合に重要である。 システムの走査速度をあげる他の方法は、システムが、光学装置に対してサン プルを移動させる(逆の場合も同様であるが)速度をあげることである。双方向 データ収集が実施される場合には、2つの走査方向におけるシステムの移 動の間の差違を迅速に、かつ正確に補償して、データがそれぞれの方向における 対応する画素位置で収集されるということを保証しなければならない。 発明の概要 本発明に従って構成される双方向光学走査システムは、ばね補強され、ピンと 張ったベルト機械式のサブシステムを備えており、このサブシステムは、サーボ 制御されたアクチュエータの回転運動を、固定の対物レンズに対するサンプルの 並進(走査ラインまたは「速軸」方向への)運動に変換するものである。補強さ れたシステムはヒステリシスを最小化し、2つの走査方向の間の位置の違いを最 小化する。ガルバノメータをベースとするサーボシステムは、サンプルの動きを 制御して、走査ライン間の位置誤差を補償する。画素クロックシステムが、各走 査中のデータ収集の時間を制御し、画素毎の位置誤差を補償する。 一対のピンと張ったスチール製のベルトが、速軸上のサンプルの並進運動を制 御する。第1のベルトが、サンプルを速軸上を移動させるシャトルの第1の端部 に結合する。ベルトは、次に、サーボ制御されたアクチュエータによって回転さ せられる軽量のホイールのまわりに一方向に、部分的に巻き付く。ベルトの第2 の端部が、予め負荷をかけられたばねに取り付けられ、このバネは、次にホイー ルに取り付けられる。第2のベルトが、これと反対方向にホイールのまわりに部 分的に巻き付く。このベルトの一方の端部はホイールに取り付けられ、他方の端 部はシャトルの第2の端部に取り付けられる。ホイールが一方方向に回転すると 、第1のベルトが前方走査方向にシャトルを、従って、サンプルを引っ張る。ホ イールが反対方向に回転するときは、第2のベルトが、後方走査方向にシャトル とサンプルを引っ張る。ホイールが回転するにつれて、第1のベルトが、第2の ベルトのスリットにはめこまれ、そこで2つのベルトが重なり合う。従って、そ れぞれのベルトは、ホイールのまわりにしっかりと巻き付けられたままとなる。 ホイール上の第1のベルトの覆いに関連した巻き付け角度は、以下の2つを保 証するように注意深く選択される。すなわち、(i)ベルトが、サンプルの加速に 関連する力に応答して、ホイールに対してスリップしないこと、及び、(ii) ベルトが、ホイールとベルトの熱膨張の違いに関連したより大きな力によってス リップしないこと、である。第1のベルトのすべりを制御し、ベルトをホイール にしっかりと保持するこの構成によって、変化する環境条件下において、ホイー ルの回転運動とサンプルの並進運動の間の既知の関係が、本質的に維持される。 システムコントローラは、サーボ制御されるアクチュエータに位置命令信号を 与えるが、この位置命令信号は、各走査方向に対して以下のセグメントを備える 。すなわち、(i)アクチュエータに、サンプルを一定速度で移動させるように命 令する一定のスロープのあるセグメント(部分)、及び(ii)アクチュエータに、 サンプルを減速して停止させ、次に、逆の走査方向にサンプルを加速するように 命令するためにスロープが変化する間の、末端の、または「方向転回」のセグメ ント(部分)、である。システムは、各走査の一定速度の部分の間にサンプルか ら収集したデータを記憶する。方向転回の時間の間、命令信号のスロープは、サ ンプルが、いずれかの走査方向においてなめらかに加速するように、除々に変化 する。これによって、各走査の一定速度の部分の開始における位置誤差は最小化 され、従って、データ訂正操作における誤差が最小化される。 画素クロックシステムは、サンプルデータが記録される時間を制御する。クロ ックシステムは、サンプルの位置における画素間の差違を生じる、ヒステリシス 、軸受けノイズ(bearing noise)などを補正する。画素クロックシステムは、 位置センサからサーボアクチュエータの回転位置に関する情報を受け取る。サン プルが次の画素位置にあると予測される時間では、画素クロックシステムは、検 出した位置を、サンプルの公称速度及び経過時間に基づいた所望の位置と比較す ることによって位置誤差を決定する。画素クロックシステムは、次に、画素のほ んの何分の一かである位置誤差を、時間誤差信号に変換する。 画素クロックシステムは、時間誤差信号を、サブピクセルレートで実行するシ ステムクロックのパルス数に等化する。画素クロックシステムは、次に、サンプ ルを現在の位置から次の画素の位置まで移動させるのに必要なシステムクロック のパルスの総数を決定する。適切なシステムクロックのパルス数を計数した後、 画素クロックシステムは、システムコントローラにサンプルデータを 記録するように命じる。従って、データは、サンプルが次の画素位置にあると予 測されるときに記録される。同時に、画素クロックシステムは、関連する位置誤 差を決定して、次の画素位置に到達するために必要なシステムクロックのパルス の総数を計算する。 画素クロックシステムは、また、適切な画素数、及び/または画素の何分の一 かの数だけ、所望の位置を修正することによって両方向のスキューを補償し、前 方及び後方の走査方向の両方向において画素位置を調整する。 サンプルが、走査ライン全体を一方の方向に移動されると、ステップモータが 、サンプルを走査ラインに垂直な方向に一画素ずつ逐次的に「遅軸」上を移動さ せる。この移動は、データが記録されない、方向転回の時間の間に起こる。次に 、サンプルは速軸上を逆の走査方向に移動され、データが走査の一定速度のセグ メントの間に記録される。 2つの走査方向間のシステム動作における差違を十分に低減する剛性を有し、 及び、画素間の位置誤差を調整する画素クロックシステムを有する、目下のシス テムは、サンプルが一秒あたり5以上の走査速度で移動される場合に、2つの走 査方向において正確にデータを収集する。 図面の簡単な説明 図1は、本発明に従って構成されたシステムの機能ブロック図である。 図2は、サンプルの走査パターンを示す図である。 図3は、図1のシステムの機械式サブシステムの略図である。 図4は、図3の機械式サブシステムの断面の等角図である。 図5は、図3の機械式サブシステムの別の断面のより詳細な略図である。 図6は、図1のシステムの制御サブシステムの機能ブロック図である。 図7は、位置命令波形を示す図である。 実施態様の詳細な説明 図1に、一秒あたり5から6の走査速度でサンプル12を移動し、前方及び後 方への走査方向の両方向でデータを収集する、双方向光学走査システム10 を示す。「速軸」と表示された矢印13は、2つの走査方向を示している。走査 システムは、また、1走査に一度、「遅軸」と表示された矢印14で図に示すよ うに、走査ラインに垂直な方向にサンプルを移動させる。サンプル12の移動を 制御するシステムのコンポーネントについては、図3及び図4を参照して後で説 明する。 図2に、サンプル12の移動を示す。サンプル12は、双方向の走査にわたっ て移動するが、この双方向の走査は、それぞれ、(i)サンプルが、その間を、一 定速度で移動する直線状の走査セグメント102、及び(ii)サンプルがその間で 、減速し、停止して反対方向に加速する「方向転回(ターンアラウンド)」セグ メント104を備えている。それぞれの方向転回時間の間に、サンプルは、遅軸 14に沿って一画素だけ進められる。図5を参照して、後で説明するように、サ ンプルのデータは、各直線状の走査セグメント102の中央部103の間に収集 される。 再度、図1を参照すると、システム10は、一つ以上のレーザ18からの互い に異なる波長を有する一つ以上のレーザビームをサンプル12に向ける、固定し た光学サブシステム16を備える。図には、2つのレーザ18、すなわち、赤色 のヘリウムーネオンレーザ(HeNe laser)18a及び緑色のヘリウム−ネオンレー ザ18bを示している。特定の用途に適応するように、単一のレーザ、またはこ れより多くの数のレーザを、かわりにシステムに備えることができる。 光学サブシステム16は、さらに、レーザ減衰器20を備えており、このレー ザ減衰器は、ユーザの指示の下に、サンプル12に向けられるレーザビームのパ ワーを制御する。レーザ減衰器20は、例えば、アドレス可能に配列した、選択 されたニュートラルフィルタ(neutral fixed-density filter)、連続可変のニ ュートラルフィルタ(neutral density filter)、少なくとも一つの回転偏光子を 備える複数の偏光子、または、偏光子の前に配置された回転する偏光リターダ( retarder)とすることができる。ミラー22は、レーザ18aからの減衰された ビームをビーム結合器24に向け、ビーム結合器は、レーザ18aによって発生 された波長の光を通過させ、レーザ18bによって生成された波長の光を反射す る。ビーム結合器24は、例えば、それぞれの波長の光を通 過させ、反射する薄膜干渉コーティングを施された二色フィルタとすることがで きる。ビーム結合器24は、2つのレーザからの減衰されたビームを一つの平行 ビームに効果的に結合する。 ミラー26は、平行ビームをビームスプリッタ28に向けて反射し、次に、ビ ームスプリッタが、ビームを反射して、レンズアセンブリ30を通過させる。レ ンズアセンブリは、ビームを集束させてサンプル12に向ける。以下にさらに詳 細に説明するように、ビームスプリッタ28は、また、レンズアセンブリ30が 、サンプル12から収集する光を光検出器38に向けて通過させる。 従来の顕微鏡レンズアセンブリに類似したレンズアセンブリ30は、金属のセ ル32に取り付けられた複数のエレメント(不図示)を備える。好ましくは、こ のレンズアセンブリは、比較的大きな開口、大きな対物距離、制限された色補正 範囲を有しており、0.5〜0.8mmの範囲の大きな開口数の対物レンズを備 えている。図示したシステムでは、レンズアセンブリは6つのエレメントからな り、開口が10mm、対物距離が0.8mmであり、488nmから690nm の範囲のレーザ及び蛍光波長に対して色補正を行い、開口数が0.75で、焦点 距離が6.67mmの対物レンズを備える。 レンズアセンブリ30は、それがビームスプリッタ28から受け取った結合さ れた平行ビームを、半波高全幅値の位置で測定した直径が、好ましくは、ほぼ1 〜20ミクロンの範囲内にあるスポットに集束させる。図示のシステムでは、レ ンズアセンブリは、直径が10ミクロンの集束(合焦した)したレーザスポット を生成するが、この10ミクロンの直径は、後で説明するように「画素」の幅で ある。レンズアセンブリは、特定の用途に適応するように、他の種々の直径を有 するレーザスポットを生成することができる。例えば、レンズアセンブリは、サ ンプルが比較的大きなターゲットを含む場合には、より大きな直径のレーザスポ ットを生成することができる。 レーザスポットに反応して、サンプル内の蛍光性の化学的タグ(fluorescent chemical tags)が、レーザ光よりも通常長い波長の蛍光を放射する。レンズア センブリ30は、放射された蛍光の一部を収集する。より詳しくは、レンズアセ ンブリ30は、対物レンズの開口数に対応する立体角円錐を表す領域内に 放射される蛍光を収集する。従って、対物レンズの開口数が大きくなるに従い、 レンズアセンブリはより多くの光を集めることになる。 レンズアセンブリ30は、収集した蛍光を平行化して、それをビームスプリッ タ28に向ける。ビームスプリッタは、平行化された蛍光を回転ミラー33に向 けて通過させ、回転ミラーは、この蛍光を検出レンズ34に向ける。検出レンズ は、平行化された蛍光を従来の光検出器38上に集束させる。光検出器38は、 光電子増倍管検出器(PMT)として図に示されている。光検出器38は、この 集束した蛍光に関連する情報を、この情報(「サンプルのデータ」)を後で使う ために所定の時間に記録するシステムコントローラ82(図6)に送る。システ ムコントローラの動作については、図6及び図7を参照して後でさらに詳細に説 明する。 集束した蛍光が光検出器38に到達する前に、この光はフィルタリングを施さ れる。2つのレーザ18aと18bを備えるシステム10には、2つのフィルタ 37aと37bがあり、これらは、エミッションフィルタホイール(emission f ilter wheel)36の一部である。エミッションフィルタホイール36は、ステッ プモータ(不図示)の制御の下に動作して、蛍光の光路内で、フィルタ37aと 37bをそれぞれ位置決めする。各フィルタ37aと37bは、所望のピークを 示す蛍光の波長の光を通過させて、サンプルから反射されるレーザ18a及び1 8bからの光を含む他の波長の光を阻止する帯域通過フィルタである。エミッシ ョンフィルタホイール36と検出レンズ34の位置は、交換可能であり、その場 合は、フィルタ37aと37bが、平行化された光をフィルタリングして、検出 レンズ34がこのフィルタリングされた光を集束させる。 システムは、平行化された蛍光の光路内に複数のビームスプリッタ28を備え ることができ、また複数の光検出器38を備えることができる。各ビームスプリ ッタは、所望の波長の蛍光を関連する光検出器38に向け、他の全ての波長の光 を通過させる。光検出器38を、特定の波長に特別に整合させることができ、複 数の波長を伴う走査動作を同時に実行することができる。 データが収集されるサンプル12の領域(すなわち「画像」)は、画素単位の 大きさである。図示の実施態様では、画素は10μm×10μmの正方形であ る。サンプルのデータを正確に取得するために、固定のレンズアセンブリ30に 対して移動するサンプル12の位置は、一画素より小さい範囲内に決定されなけ ればならないが、このことは、システムが、前方及び後方の走査方向のそれぞれ の方向において、1画素以下(サブピクセル)の精度を有していなければならな いことを意味する。さらに、画像のスキューを避けるために、システムは、それ ぞれの走査方向における画素の位置をサブピクセルの精度で調整しなければなら ない。 上述したように、サンプルがほぼ一定の速度で移動するときの走査のアクティ ブな走査部分103(図2)の間のみ、データが収集される。この部分の走査の 間は、レーザのパワーに何らかの変調を行うことを要せずに、一様なレーザパワ ーが画像を横断して与えられる。 サブピクセルの精度を提供するために協働する2つのサブシステムがある。す なわち、サンプルを移動させる機械式サブシステム50(図3)と、機械式サブ システムの動作を制御すると共に、走査ライン毎及び画素毎の位置誤差の両方を 補正する制御システム80(図6)である。図3を参照して後でさらに詳細に説 明するように、機械式サブシステムは、前方及び後方への走査方向のシステムの 移動における差違を最小化するために最大の剛性を有している。 今度は、図3及び図4を参照すると、機械式サブシステム50は、サンプル1 2を保持するためにスプリングピン53を使用するサンプルホルダー52を備え ている。サンプルホルダーは、開口部52aを有しており、この開口部を通して 、レンズアセンブリ30(図1)が、集束されたレーザ光をサンプルに導き、放 射された蛍光をサンプルから収集する。 サンプルホルダー52は、ねじ55によってシャトル58に取り付けられる。 シャトル58は、サーボアクチュエータ54によって(矢印13によって示され る速軸に沿って)前方及び後方の走査方向に移動される。本実施態様では、サー ボアクチュエータ54は、可動マグネット回転ガルバノメータ(moving-magnet rotary galvanometer)であり、これは、磁気ヒステリシスが小さいものである 。従って、ガルバノメータの移動は、2つの走査方向において本質的に同じであ る。 サーボアクチュエータ54は、シャフト56を回転させ、シャフト56は、そ れに取り付けられた軽量の金属ホイール60を回転させる。ホイールには、全体 の重量、従って慣性を低減するためのさまざまな切り抜き(不図示)があっても よい。一対のベルト66と68が、ホイール60のまわりに部分的に巻き付けら れて、さらにシャトル58の端部58a、58bにそれぞれ取り付けられ、これ によって、ホイール60の回転運動をサンプル12の並進運動に変換する。 さらに図5を参照すると、ベルト68は、その一方の端部68aにおいてホイ ール60にリベット69aで取り付けられ、他方の端部68bにおいてシャトル の端部58bにねじ(不図示)で取り付けられる。ベルト66は、その一方の端 部66aにおいてシャトル58の端部58aにねじ69bで取り付けられ、他方 の端部66bにおいて予め負荷をかけられた(pre-loaded)ばね70に取り付け られる。次に、ばね70は、C字形のくぼみ64にかかるようにホイール60に 取り付けられる。 ベルト66には裂け目(スプリット)があり、切り抜き66cを備えている。 切り抜き66cは、ベルト68の比較的狭い部分68cを収容するのに十分広い ものである。ホイール60が回転して、ベルト68をホイールにさらに巻き付け ると、ベルト68の狭い部分68cが、ベルト66の切り込む部分にはまり込み 、こうして、2つのベルトがホイールにしっかりと保持される。従って、一対の ベルトは、本質的に一つのベルトのように動作して、取り付けられたシャトル5 8を速軸13に沿って移動させる。 シャトル58を、例えば、前方走査方向に移動させるために、サーボアクチュ エータは、シャフト56を時計方向に回転させる。シャフトが、次に、ホイール 60を時計方向に回転させる。ホイール60が回転すると、この回転によって、 ベルト68が、シャフト56が回転する角度に比例する距離にわたって、シャト ル58の端部58aを引っ張ることになる。シャトル58を、後方の走査方向に 移動させるために、サーボアクチュエータはシャフトを反時計方向に回転させる 。シャフトが、次に、ホイール60を回転させ、ホイール60が、ベルト66を 介して、同じくシャフト56が回転する角度に比例する距離にわ たって、シャトルの端部58bを引っ張る。 ベルト66の巻き付け角は、本質的には、くぼみ64の湾曲64aによって規 定されるものであるが、以下のように決められる。すなわち、(i)関連する巻き 付け角による摩擦力が、方向転回の時間の間にサンプルを加速するために生じる 力に応答して、ベルト66がホイール60に対してすべることを阻止するのに十 分大きいものであること、及び(ii)この摩擦力が、ばね70の制御の下に、ホイ ール60とベルトの熱膨張の違いよって生じるより大きな力に応答して、ベルト 66がすべることができるように十分小さいものであること、である。システム 10においては、ホイール60はアルミニウムからできており、従って、ベルト 66よりも急速に膨張する。ばね70により、基本的にすべての環境条件の下で 、ベルト66をホイールのまわりにピンと張った状態のままにして、バックラッ シュ、またはデッドバンドが生じないようにすることが保証される。従って、シ ャフト56が所定の角度だけ回転すると、一対のベルトにより、シャトル58が 所定の距離だけ移動される。 ベルト68の巻き付け角は、システムの動力学に関連する力によっても、シス テムコンポーネントの熱膨張に関連する力によっても、ベルト68がホイール6 0に対してすべることがないように決められる。 両方向における速軸上のサンプル12の移動は、サーボアクチュエータ54に よって全体にわたって駆動される。サーボアクチュエータ54は、上述したよう に、磁気ヒステリシスの小さい、可動マグネット回転ガルバノメータである。2 つの走査方向における移動間の差違を生じやすい、芯出し用ばね(centering sp ring)、親ねじ(lead screw)や他のメカニズムは存在しない。従って、シャフ ト56を所定の角度だけ回転させることによって、サンプルをどちらの走査方向 においても予測した位置に移動させることができる。 さらに図3〜5を参照すると、一体型のフレーム72が、シャトル58、サー ボアクチュエータ54、及び、シャフト56の角位置を判定する、取り付けられ た位置検出器57を支持している。フレーム72、従って、サンプル12は、ス テップモータによって、方向転回の時間の間(矢印14によって示される遅軸に 沿って)走査方向に垂直な方向に移動される。ステップモータは、親 ねじ74を適切な角度だけ回転させることによって、遅軸に沿ってフレームを移 動させて、サンプルを一画素分だけ進める。フレーム72は、システムの剛性を 最大にするために一体型で構成されており、親ねじ74の回転位置と、遅軸に沿 ったサンプルの対応する位置の間の差違を最小化する。さらに、サーボアクチュ エータ54と位置検出器57が、サンプル12に沿って移動して、速軸に沿った サンプル12の移動が、遅軸に沿ったサンプルの位置によって影響を受けないよ うにしている。 図6に示すように、制御サブシステム80は、システムコントローラ82を備 えており、システムコントローラ82は、サーボコントローラ84に向けてライ ン81上にサーボ位置決め命令信号を与える。サーボコントローラ84は、ライ ン83上に駆動信号を生成し、この駆動信号により、サーボアクチュエータ54 が駆動されて、位置決め命令信号による指示に従ってサンプルを位置決めする。 位置検出器57は、サーボアクチュエータのシャフト56(図3)の回転位置 を判定して、サーボコントローラ84に向けてライン85上にアクチュエータ位 置信号を与える。本実施態様では、位置検出器57は、位置に比例した電圧を発 生する容量性の位置変換器である。サーボコントローラは、この位置を、システ ムコントローラによって与えられたサーボ位置決め命令信号によって指示された 、所望の位置に対応する電圧と比較し、位置誤差信号を生成する。サーボコント ローラ84は、従来の位置−積分−微分、すなわち、PIDサーボループを動作 させることにより、サーボアクチュエータ54に命じて、シャフト56を所望の 角度位置まで回転させる。 図7に、システムコントローラ82によって生成されて、電圧テーブルの形式 でサーボコントローラ84に与えられる位置決め命令波形500を示す。命令信 号は、直線状のセグメント102(図2)に対応する一定速度の対称期間502 、及び、それらの間にあって方向転回セグメント104(図2)に対応する方向 転回期間504を生成する任意の波形とすることができる。そのような波形の一 つの例は、点線で示す三角波形501である。しかし、本用途に対しては、三角 波形ではなくて波形500を選択する。なぜなら、波形500の スロープは、方向転回の時間の間、除々に変化するからである。波形500によ って、各方向転回の時間において、サンプルはその一定速度までなめらかに加速 される。このなめらかな加速によって、もしそうでなければ、直線状の走査セグ メント102(図2)の開始時に起こるであろう位置誤差が少なくなる。選択す る波形500は、波形のフーリエ変換により、含まれる高調波の割合が最低であ ることが示されるまで、三角波形501を変化させることによって決定される。 システムコントローラ82は、各サンプル毎に、前方及び後方の走査の間のい くつかの時間におけるアクチュエータ、従ってサンプルの所望の位置に対応する 電圧のテーブルを生成する。テーブル内の電圧によって示される位置は、走査全 体におよぶ画素の位置に対応する。従って、テーブルは、直線状の走査セグメン ト102に対応する2つの直線状の部分と、2つの方向転回セグメント104に 対応する2つの非直線状の部分を備える。 再び図2を参照すると、サンプルのデータは、直線状の走査セグメント102 の中央のアクティブ部分103の間に収集される。アクティブ走査セグメントの 一定速度の「ランイン(run-in)」部分106の間に、サーボループは、サンプ ルの移動に同期して、その位置誤差が画素の何分の一かの比較的小さい範囲内に 収まるようにする。これによって、方向転回に先行する時間の間のサンプルの移 動に関連する、すなわち、サンプルの速度の変化の結果生じる、より大きな位置 誤差が除去される。 データの収集動作を、前方及び後方走査の両方に対して一貫したものに維持す るために、データは、例えば、後方走査の走査開始部分106に対応する前方走 査の「ランアウト(run-out)」部分108では収集されない。その逆の部分に ついても同様である。 サーボシステムは、最大の走査範囲、及びその走査範囲にわたって最大の速度 を具備するように設計される。特定のサンプルに対する位置電圧のテーブルを構 築するために、システムコントローラ82(図6)には、画像の開始位置のX座 標と、サンプル内で走査される画像の幅が与えられる。システムコントローラは 、次に、画像と同じ幅の中央部のアクティブセグメント103を含む、 サンプルの走査範囲、走査開始及び走査終了セグメント106及び108、及び 2つの方向転回セグメント104の適切な部分を決定する。システムコントロー ラは、次に、サンプルの走査範囲のシャトルの公称速度と、画素位置に対応する その時点でのアクチュエータの所望の位置を計算する。 サーボコントローラ84によってその動作が行われるPIDサーボループの帯 域幅は、命令波形の周波数より十分高い。従ってサーボループは、例えば、シス テムノイズに関連する一時的な誤差に応答することなく、サンプルを所望の位置 に駆動し、複数の走査よって生じる誤差を補正する。しかし、サーボループの特 性のために、走査ラインを横断する量の変化分だけ、アクチュエータの位置が所 望の位置から遅れた位置になる。従って、システム10は、画素毎の位置誤差を 補償する画素クロックシステム86を備えている。 再度図6を参照すると、画素クロックシステム86は、光検出器38(図1) からのデータがシステムコントローラ82によって記録される時間を制御する。 画素クロックシステムは、システムクロック88を備えている。このシステムク ロックは、一定の、サブピクセルの速度で動作するものであり、すなわち、速軸 に沿って一画素の距離を移動する最大の速度の何倍もの速度でパルスを発生する クロックである。例えば、この画素速度の「q」倍の速度でパルスを発生するシ ステムクロックを使用すると、画素毎の位置誤差を画素の1/qまで補償するこ とができる。 アクチュエータによって、サンプルが次の画素位置に、すなわち一画素だけ前 に移動したことが予期されたときには、画素クロックシステム86は、システム コントローラ82にサンプルのデータを記録するように命じる。 画素クロックシステム86は、ライン85で、位置検出器57からの位置電圧 を、及び、ライン81で、システムコントローラ82からの位置決め命令電圧を 受け取る。画素クロックシステム86は、次に、これらの電圧を比較して、位置 の誤差値を決定する。 画素クロックシステム86は、サンプルの公称速度に基づいて、サンプルをその 現在の位置から命令された位置まで移動させるのに必要なシステムクロック88 のクロックパルス数を決定することによって、位置の誤差値を時間誤差 信号に変換する。次に、画素クロックシステムは、これに、サンプルを次の画素 位置に、すなわち、さらに一画素だけ前に移動させるのに要する追加のカウント 数を加えて、全画素時間カウントを生成する。次に、画素クロックシステムは、 システムクロックのパルスをカウントして、そのカウント値が、全画素時間カウ ントに等しくなったときに、画素クロックパルスをシステムコントローラ82に ライン87を介して与える。このパルスが、システムコントローラ82に、光検 出器38(図1)によって生成されるサンプルのデータ信号を記録するように命 じる。同時に、画素クロックシステム86は、関連する位置の誤差値を決定する 。 シャトル58の実際の位置と、位置検出器57によって検出された位置との間 には、本質的に多少の誤差が常に存在する。誤差は、各走査方向において異なる 影響を有する傾向にあるので、この誤差によって、前方及び後方走査の間にライ ン間の画像スキューが発生する。この誤差を補償するために、画素クロックシス テム86は、一方のまたは両方の走査方向の電圧テーブルから読み取った各電圧 に、オフセット値を加える。本質的に、画素位置をわずかに前に進めるものであ るこのオフセット値は、2つの走査方向の対応する画素位置を整列させるために 選択される。 オフセット値は、走査速度、スキャナの重量などのような特定のシステム設計 パラメータに基づいて、経験的に決定することができる。代替的には、オフセッ トは、画素の何分の一かに換算して、前方走査ライン及び後方走査ラインの両方 における、サンプルの既知のターゲットラインのエッジの位置を指定することに よって決定することができる。2つの走査におけるエッジの位置間の画素のずれ がオフセットである。システムは、次に、実際のオフセットに関連するオフセッ ト値によって、一方または両方の走査方向の画素位置を調整して、両方の走査方 向の画素位置を一致させる。 システム10は、剛性であり、前方及び後方走査の間の機械的な動作における 差違はごくわずかのものである。システム10は、一走査ライン及び走査ライン 間の両方の範囲にある画素毎の位置誤差を補正する画素クロックシステムを用い て、任意の差違をサブピクセルレベルまで下げることによって補償する。 従って、システム10は、数ミクロンの解像度に対して、一秒あたり5以上の走 査速度でデータを正確に記録することができる。 以上の説明は、本発明の特定の実施態様に制限したものである。しかしながら 、本発明のいくつかのあるいは全ての利点を達成しつつ、本発明に変更及び修正 を行うことができることは明らかであろう。それゆえ、本発明の真の思想及び範 囲内に入る全ての変更及び修正をカバーすることが、特許請求の範囲の目的であ る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AU,BA,BB,BG,BR,CA,CN, CU,CZ,EE,GE,HU,ID,IL,IS,J P,KP,KR,LC,LK,LR,LT,LV,MG ,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,SG, SI,SK,SL,TR,TT,UA,UZ,VN,Y U (72)発明者 ストークス,ブライアン アメリカ合衆国ニューハンプシャー州 03087,ウィンドハム,キャッスル・ヒ ル・ロード・123 (72)発明者 ベントソン,ハンス アメリカ合衆国マサチューセッツ州01776, サドルバリー,ベント・ロード・57 (72)発明者 ホンカケン,ピーター アメリカ合衆国マサチューセッツ州01821, ビレリカ,エインスレイ・サークル・10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.A.前方走査及び後方走査の両方の走査において、サンプルから収集したデ ータを記録する固定された光学システムと、 B.サンプルを前記光学システムに対して位置決めするためのサンプル移動 システム を備える双方向光学スキャナであって、該サンプル移動システムが、 i.ホイールを所望の回転位置まで回転させるためのサーボ制御されるアク チュエータと、 ii.前記ホイールの回転運動を、前記サンプルの並進運動に変換するため のばね制御されるシステム を備え、該ばね制御されるシステムが、 a.前記サンプルを担持するシャトルと、 b.第1の端部で前記ホイールに結合し、該ホイールのまわりに部分的 に巻き付き、及び、第2の端部で前記シャトルの第2の端部に結合 する第1のベルトと、 c.前記ホイールのまわりに部分的に巻き付き、第1の端部で前記シャ トルの第1の端部に結合し、第2の端部でばねに結合する第2のベ ルトであって、前記ホイールが回転するにつれて、前記第1のベル トをはめ込むスプリットを備える該第2のベルトと、 d.第1の端部で前記第2のベルトに結合し、第2の端部で前記ホイー ルに結合する前記ばね を備えており、該ばね制御されるシステムは、前記シャトルを、前記ホ イールの前方への回転に伴って一方の方向に、及び、前記ホイールの後 方への回転に伴って反対側の方向に、引っ張っることにより、前方及び 後方走査において前記サンプルを移動させること。 2.データの記録を命令するための画素クロックシステムをさらに備える請求項 1のシステムであって、該画素クロックシステムが、 a.サンプルの位置を判定するための手段と、 b.前記サンプルの所望の位置と、該サンプルの前記位置の間の位置誤差を 決定するための手段と、 c.サブピクセル速度で実行するシステムクロックと、 d.前記サンプルを次の所望の位置まで移動させるのに必要な前記システム クロックのクロック数を決定するための手段と、 e.前記システムクロックが適切な回数だけクロックを刻んだあとに、デー タの記録を命令するための手段 を備えること。 3.位置誤差を決定するための前記手段が、前記所望の位置を調整して、前方及 び後方走査方向における画素位置を整列させるための手段を備える、請求項2の システム。 4.A.サンプルを走査して、該サンプルからのデータを収集するための固定し た光学サブシステムと、 B.前方走査及び後方走査において、前記サンプルを前記光学サブシステム に対して移動させる機械式サブシステムと、 C.前記機械式サブシステムの動作を制御し、前記光学サブシステムによっ て収集されたデータを記録するための制御システム を備える双方向走査システムであって、該制御システムが、 i.前記機械式サブシステムに対して、直線状のスロープからなる対称 的な部分と、各直線状の部分に続き、各々が除々に変化するスロープ を有する2つの末端部分を備える波形に対応する、位置決め命令を与 えるための位置決め命令手段と、 ii.前記サンプルを、前記位置決め命令信号に対応する位置に移動させ るように、所定の時間に前記機械式サブシステムに命じるサーボシス テムと、 iii.前記サンプルが、直線状のスロープを有する位置決め命令信号の部 分に関連する次の位置にあるべきことが予期される時間に、データ の記録を命じる画素クロックシステム を備えること。 5.前記位置決め命令手段が、高調波が最低である位置決め命令信号を使用する 請求項4のシステム。 6.前記画素クロックシステムが、両方の走査方向において一致する画素位置に 対応する時間にデータの記録を命令する、請求項4のシステム。 7.前記画素クロックシステムが、 a.2つのそれぞれの走査方向における画素位置を決定するための手段と、 b.一方または両方の走査方向における画素位置を修正して、各方向において 対応する画素位置に整列させるための手段と、 c.サンプルの現在の位置と、次の修正された両素位置との間の位置誤差を決 定するための手段と、 d.サンプルを前記次の画素位置まで移動させるのに要する時間を決定するた めの手段と、 e.サンプルが、前記次の画素位置まで移動したことが予期される時間に、デ ータの記録を命令するための手段 を備える請求項6のシステム。 8.A.サンプルからデータを収集するための固定した光学システムと、 B.サンプルを、一秒間に5以上の走査速度で、前記光学システムに対して 移動させるための機械式システムであって、該サンプルを、前方走査方 向及び後方走査方向の両方向に移動させる該機械式システムと、 C.データ記録の時間を制御するための画素クロックシステム を備える双方向走査システムであって、該画素クロックシステムが、 i.前方及び後方走査における対応する画素位置を整列させるための手段 と、 ii.サンプルが、前記光学システムに対して次の画素位置に移動したこ とが予期されるときに、データ収集を命令するための手段 を備えること。
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