JPH05109092A - 光テープ記録再生装置 - Google Patents

光テープ記録再生装置

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JPH05109092A
JPH05109092A JP3291931A JP29193191A JPH05109092A JP H05109092 A JPH05109092 A JP H05109092A JP 3291931 A JP3291931 A JP 3291931A JP 29193191 A JP29193191 A JP 29193191A JP H05109092 A JPH05109092 A JP H05109092A
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JP
Japan
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signal
mirror
supplied
circuit
optical tape
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JP3291931A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Narahara
立也 楢原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/002Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier
    • G11B7/003Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with webs, filaments or wires, e.g. belts, spooled tapes or films of quasi-infinite extent
    • G11B7/0031Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with webs, filaments or wires, e.g. belts, spooled tapes or films of quasi-infinite extent using a rotating head, e.g. helicoidal recording
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0908Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for focusing only
    • GPHYSICS
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はトラックの中心近くでダイナミック
トラッキングを開始し、これによってトラッキング引込
時の制定時間を小さくするとともに、記録再生範囲を広
くし、またトラッキングアクチュエータの動作範囲を小
さく保ってアクチュエータの省電力化や小型化を達成
し、さらに急激な走行スピードの変化を避けてテンショ
ン変動を小さくして光テープのダメージを小さくする。 【構成】 今回の記録対象トラック75のサンプリング
点Aで得られた前記スポットの位置と記録対象トラック
75中心線とのずれおよびレーザ光のトラッキングを行
なうガルバノミラー5の可動中心からのずれとに基づい
て次の記録対象トラック76に対する前記レーザ光のス
ポット位置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転走査型の光学ヘッド
によって光テープに情報を記録したり、再生したりする
光テープ記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転走査型の光学ヘッドによって光テー
プに情報を記録したり、再生したりする光テープ記録再
生装置として、従来、図7に示す装置が開発されてい
る。
【0003】この図に示す光テープ記録再生装置はレー
ザ光源部101と、光ビーム分離器102と、受光部1
03と、ガルバノミラー104と、ダッハプリズム10
5と、回転ドラム107と、回転ミラー108と、対物
レンズ109とを備えており、レーザ光源部101を発
光させて得られたレーザ光を光ビーム分離器102、ガ
ルバノミラー104、ダッハプリズム105、回転ミラ
ー108、対物レンズ109を順次、介して回転ドラム
107に巻付けられて走行している光テープ110に集
光させてこのときの反射光を対物レンズ109、回転ミ
ラー108、ダッハプリズム105、ガルバノミラー1
04、光ビーム分離器102を順次、介して受光部10
3に戻し、この受光内容に基づいて装置各部の動作を制
御しながら、前記レーザ光によって前記光テープ110
に情報を記録したり、記録されている情報を読み出した
りする。
【0004】レーザ光源部101は前記光テープ110
に対して情報の記録や再生を行なうときに発光してこの
発光動作によって得られたレーザ光を光ビーム分離器1
02に供給する。
【0005】光ビーム分離器102は前記レーザ光源1
01からレーザ光が供給されたとき、これを反射して前
記ガルバノミラー104に供給し、またこのガルバノミ
ラー104からレーザ光が供給されたとき、これを通過
させて前記受光部103に供給する。
【0006】受光部103は複数に分割された受光素子
を備えており、前記光ビーム分離器102からレーザ光
が供給されたとき、各受光素子によってこれを受光して
複数の受光信号を生成し、これを制御系や再生系(図示
は省略する)に供給する。
【0007】また、ガルバノミラー104は前記制御系
からの駆動信号に基づいて角度が制御されるミラーであ
り、前記制御系からの制御信号に基づいた角度になっ
て、前記光ビーム分離器102から供給されるレーザ光
を反射してダッハプリズム105に供給したり、このダ
ッハプリズム105から供給されるレーザ光を反射して
光ビーム分離器102に供給したりする。
【0008】ダッハプリズム105はローテータモータ
(図示は省略する)によって回転駆動されて前記ガルバ
ノミラー104等の静止光学系と回転回転ミラー等の回
転光学系とをマッチングさせるプリズムであり、前記ロ
ーテータモータによって回転駆動されつつ、前記ガルバ
ノミラー104からレーザ光が供給されたとき、これを
取り込んで回転ミラー108に供給し、またこの回転ミ
ラー108からレーザ光が供給されたとき、これを取り
込んでガルバノミラー104に供給する。
【0009】この場合、ガルバノミラー104の角度が
変化すれば、これに応じて前記光テープ110上に形成
されるスポットがトラッキング方向に動く。
【0010】また、回転ドラム107は光テープ110
が巻付けられるヘッド面と、このヘッド面を前記ダッハ
プリズム105の2倍の回転数で回転駆動するドラムモ
ータとを備えており、前記制御系から供給される駆動信
号に基づいてドラムモータが動作してヘッド面を前記ダ
ッハプリズム105の2倍の早さで回転させる。
【0011】また、回転ミラー108は前記回転ドラム
107の中心部分に配置されており、前記回転ドラム1
07と一体となって回転しながら、ダッハプリズム10
5からレーザ光が供給されたとき、これを反射させて対
物レンズ109に供給し、またこの対物レンズ109か
らレーザ光が供給されたとき、これを反射させて前記ダ
ッハプリズム105に供給する。
【0012】対物レンズ109は前記回転ドラム107
の周辺部分に配置されており、前記回転ドラム107と
一体となって回転しながら、前記回転ミラー107から
レーザ光が供給されたとき、これを取り込んで前記回転
ドラム107に巻付けられて走行している光テープ11
0上に集光させ、またこの光テープ110によって反射
されたレーザ光を取り込んでこれを前記回転ミラー10
8に供給する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光テープ記録再生装置においては、光ディスク
装置等と異なり、トラッキングエラー信号が間欠的にし
か得られないので、走行開始点におけるトラッキングエ
ラー信号をサンプリングし、このサンプリング結果に基
づいてテープ駆動モータを駆動し、走行スピードを微調
整することでトラック中心でトラッキングアクチュエー
タによるダイナミックトラッキング走行を開始し、トラ
ック飛びすることなく、順次トラッキング走行する方法
を用いることが多い。
【0014】そして、この方法では、通常の磁気式ビデ
オテープレコーダ装置のCTLサーボで使用されるCT
L信号の代わりに、走査開始位置のトラッキングエラー
信号でトラックの通過位相を制御し、かつダイナミック
トラッキングを付加してトラッキング制御を行なうこと
により、上述したトラック飛び等の不都合を無くす。
【0015】しかしながら、このような方法では、慣性
の大きいモータによって弾性体である光テープ110を
動かして位置決めするため、即応性にかけるのみなら
ず、スピード調整時に急激なテンション変動が発生して
光テープ110に対してダメージを与えてしまい、安定
したサーボ走行制御を行なうことが難しいという問題が
あった。
【0016】そこで、このような問題を解決する方法と
して、光テープ110のテープ送り速度を一定にして、
非巻き付け部で高速駆動可能なトラッキングアクチュエ
ータ(例えば、ガルバノミラー104)でスポットを次
のトラック突入位置に保持し、この位置になったとき、
ダイナミックトラッキングに切り替える方法が提案され
ている。
【0017】しかしながら、このような方法では、記録
再生時の速度が僅かにずれたときや光テープ110に伸
び縮みが発生したりしたとき、トラックの通過位相ずれ
が蓄積されてアクチュエータの動作範囲が大きくなり過
ぎてしまうため、高速で動作しで、かつ可動範囲が大き
いという相反する特性を持つアクチュエータを使用しな
ければならず、このような特性を持つアクチュエータを
開発しなければならないという問題があった。
【0018】本発明は上記の事情に鑑み、トラックの中
心近くでダイナミックトラッキングを開始することがで
き、これによってトラッキング引込時の制定時間を小さ
くすることができるとともに、記録再生範囲を広くする
ことができ、またトラッキングアクチュエータの動作範
囲を小さく保ってアクチュエータの省電力化や小型化を
達成することができ、さらに急激な走行スピードの変化
を避けてテンション変動を小さくし、これによって光テ
ープのダメージを小さくすることができる光テープ記録
再生装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による光テープ記録再生装置は、光テープを
走行させながら、レーザ光源によって得られたレーザ光
を前記光テープの記録対象トラックに集光させて情報の
記録、再生を行なう光テープ記録再生装置において、今
回の記録対象トラックのサンプリング点で得られた前記
スポットの位置と記録対象トラック中心線とのずれおよ
び前記レーザ光のトラッキングを行なうアクチュエータ
の可動中心からのずれとに基づいて次の記録対象トラッ
クに対する前記レーザ光のスポット位置を制御すること
を特徴としている。
【0020】
【作用】上記の構成において、今回の記録対象トラック
のサンプリング点で得られた前記スポットの位置と記録
対象トラック中心線とのずれおよび前記レーザ光のトラ
ッキングを行なうアクチュエータの可動中心からのずれ
とに基づいて次の記録対象トラックに対する前記レーザ
光のスポット位置を制御することにより、トラックの中
心近くでダイナミックトラッキングを開始し、これによ
ってトラッキング引込時の制定時間を小さくするととも
に、記録再生範囲を広くし、またトラッキングアクチュ
エータの動作範囲を小さく保ってアクチュエータの省電
力化や小型化を達成し、さらに急激な走行スピードの変
化を避けてテンション変動を小さくして光テープのダメ
ージを小さくする。
【0021】
【実施例】図1は本発明による光テープ記録再生装置の
一実施例で使用される光学系部分の構成図である。
【0022】この図に示す光テープ記録再生装置の光学
系はレーザ光源部1と、光ビーム分離部2と、受光部3
と、ミラー角度検出部4と、ガルバノミラー5と、ダッ
ハプリズム部6と、回転ドラム部7とを備えており、レ
ーザ光源部1を発光させて得られたレーザ光を光ビーム
分離部2、ガルバノミラー5、ダッハプリズム部6を順
次、介して回転ドラム部7に巻付けられて走行している
光テープ8に集光させてこのときの反射光を回転ドラム
部7によって取り込んでこれをダッハプリズム部6、ガ
ルバノミラー5、光ビーム分離部2を順次、介して受光
部3に戻し、この受光内容に基づいて装置各部の動作を
制御しながら、前記レーザ光によって前記光テープ8に
情報を記録したり、記録されている情報を読み出したり
する。
【0023】レーザ光源部1は前記光テープ8に対して
情報の記録や再生を行なうときに発光する半導体レーザ
10と、この半導体レーザ10によって得られたレーザ
光を平行光に変換するコリメートレンズ11とを備えて
おり、半導体レーザ10の発光動作によって得られたレ
ーザ光をコリメートレンズ11によって平行光に変換し
てこれを光ビーム分離部2に供給する。
【0024】光ビーム分離部2は前記レーザ光源部1か
らレーザ光が供給されたとき、これを通過させて前記ガ
ルバノミラー5側に供給し、またこのガルバノミラー5
側からレーザ光(前記レーザ光源部1からのレーザ光に
対し1/2波長偏光されたレーザ光)が供給されたと
き、これを反射させて前記受光部3に供給するポラライ
ドビームスプリッタ(PBS)13と、このポラライド
ビームスプリッタ13からレーザ光が供給されたとき、
このレーザの波長を1/4波長だけ偏光して前記ガルバ
ノミラー5に供給し、またこのガルバノミラー5からレ
ーザ光が供給されたとき、このレーザ光の波長を1/4
波長だけ偏光して前記ポラライドビームスプリッタ13
に供給する1/4波長板14とを備えており、前記レー
ザ光源部1からレーザ光が供給されたとき、このレーザ
光の波長を1/4波長だけ偏光してこれを前記ガルバノ
ミラー5に供給し、またこのガルバノミラー5からレー
ザ光(前記レーザ光源部1からのレーザ光に対し1/4
波長偏光されたレーザ光)が供給されたとき、このレー
ザ光の波長をさらに1/4波長だけ偏光してこれを前記
受光部3に供給する。
【0025】受光部3は前記光ビーム分離部2から供給
されるレーザ光を集光する検出用収束レンズ15と、複
数に分割された受光素子を有し前記検出用収束レンズ1
5によって収束されたレーザ光を受光して各受光素子か
ら受光信号を出力する多分割ディテクタと16を備えて
おり、前記光ビーム分離部2からレーザ光が供給された
とき、多分割ディテクタ16の各受光素子によってこれ
を受光して複数の受光信号を生成し、これを制御回路に
供給する。
【0026】また、ミラー角度検出部4は前記光テープ
8に対して情報の記録や再生を行なうときに発光する半
導体レーザ20と、この半導体レーザ20によって得ら
れたレーザ光を平行光に変換して前記ガルバノミラー5
の背面に供給するコリメートレンズ21と、前記ガルバ
ノミラー5の背面によって反射されたレーザ光を集光す
る収束用レンズ22と、この収束用レンズ22によって
収束されたレーザ光を受光してそのスポット位置に応じ
た一次元位置信号を生成する位置検出素子(例えば、浜
松ホトニクス社製のS1543)23とを備えており、
半導体レーザ20の発光動作によって得られたレーザ光
をコリメートレンズ21によって平行光に変換してこれ
を前記ガルバノミラー5の背面に供給するとともに、前
記ガルバノミラー5の背面によって反射されたレーザ光
を収束用レンズ22によって位置検出素子23の受光面
に集光してそのスポット位置に応じた一次元位置信号を
生成し、これを前記制御回路に供給する。
【0027】また、ガルバノミラー5は前記制御回路か
らの駆動信号に基づいて角度が制御されるミラーであ
り、前記制御回路からの制御信号に基づいた角度になっ
て、前記ミラー角度検出部4から供給されるレーザ光を
背面で反射して前記ミラー角度検出部4に戻しながら、
前記光ビーム分離部2から供給されるレーザ光を反射し
てダッハプリズム部6に供給したり、このダッハプリズ
ム部6から供給されるレーザ光を反射して光ビーム分離
部2に供給したりする。
【0028】ダッハプリズム部6は前記制御回路から出
力される駆動信号に応じた回転数でロータ側を回転させ
るローテータモータ25と、このローテータモータ25
によって回転駆動されて前記ガルバノミラー5側の静止
光学系と回転ドラム部7側の回転光学系とをマッチング
させるダッハプリズム26とを備えており、前記制御回
路から出力される駆動信号に応じてローテータモータ2
5を動作させてダッハプリズム26を回転させながら前
記ガルバノミラー5からレーザ光が供給されたとき、こ
れを取り込んで回転ドラム部7に供給し、またこの回転
ドラム部7からレーザ光が供給されたとき、これを取り
込んでガルバノミラー5に供給する。
【0029】回転ドラム部7はシャーシ等に固定される
固定ドラム28と、この固定ドラム28に対して回転自
在に取り付けられ、その周面に光テープ8が巻付けられ
る回転ドラム29と、前記制御回路から出力される駆動
信号に基づいて前記回転ドラム29を前記ダッハプリズ
ム26の2倍の回転数で回転駆動するドラムモータ30
と、前記回転ドラム29の中心部分に配置されこの回転
ドラム28と一体になって回転しながら前記ダッハプリ
ズム部6からレーザ光が供給されたとき、これを反射さ
せて前記回転ドラム29の周辺側に供給し、またこの周
辺側からレーザ光が供給されたとき、これを反射させて
前記ダッハプリズム部6に供給するミラー31と、前記
回転ドラム29の周辺部分に配置され、前記回転ドラム
29と一体になって回転しながら、前記ミラー31から
レーザ光が供給されたとき、これを取り込んで前記回転
ドラム29に巻付けられて走行している光テープ8上に
集光させ、またこの光テープ8によって反射されたレー
ザ光を取り込んでこれを前記ミラー31に供給する対物
レンズ32とを備えている。そして、前記制御回路から
出力される駆動信号に基づいてドラムモータ30を動作
させて回転ドラム29を回転駆動しながら、前記ダッハ
プリズム部6からレーザ光が供給されたとき、これを前
記回転ドラム29上に設けられたミラー31によって反
射した後、対物レンズ32によって前記回転ドラム29
に巻付けられている光テープ8上に集光させ、またこの
光テープ8で反射されたレーザ光を対物レンズ32によ
って平行光に変換した後、ミラー31によって反射して
前記ダッハプリズム部6に供給する。
【0030】図2は上述した光テープ記録再生装置のテ
ープ走行系部分の構成図である。この図に示す光テープ
記録再生装置のテープ走行系はテープ供給部40と、テ
ープガイド部41と、テープ駆動部42と、テープ巻取
部43とを備えており、テープ駆動部42によって光テ
ープ8を駆動してテープ供給部40から光テープ8を引
き出し、テープガイド部41によって前記回転ドラム2
9に供給しながら、前記回転ドラム29によって情報の
記録、再生が終了した部分をテープ巻取部43に巻き取
らせる。
【0031】テープ供給部40は光テープ8が巻付けら
れているサプライリール44を備えており、前記テープ
駆動部42によって光テープ8が引っ張られていると
き、サプライリール44から光テープ8を繰り出してこ
れをテープガイド部41に供給する。
【0032】テープガイド部41は前記回転ドラム29
の近傍に設けられ、前記テープ供給部40から供給され
る光テープ8を引き出したり、その繰り出し位置を一定
にしたりするガイド45と、前記回転ドラム29の前記
テープ供給部40やテープ巻取部43の反対側に設けら
れ、前記ガイド45を介して繰り出される光テープ8を
前記回転ドラム29に供給する入口ガイド46と、前記
回転ドラム29の前記テープ供給部40やテープ巻取部
43の反対側に設けられ、前記入口ガイド46と対にな
って前記光テープ8を180度の範囲で回転ドラム29
に斜めに巻付けるとともに、前記回転ドラム29から繰
り出される光テープ8をテープ駆動部42に供給する出
口ガイド47とを備えており、ガイド45によって前記
テープ供給部40から繰り出される光テープ8の繰り出
し位置を一定にしながら入口ガイド46と出口ガイド4
7とによってこの光テープ8を前記回転ドラム29に1
80度の範囲で巻き付けるとともに、出口ガイド47に
よって前記回転ドラム29から繰り出される光テープ8
を折り返してテープ駆動部42に供給する。
【0033】テープ駆動部42は前記制御回路から供給
される駆動信号に応じた回転数の回転力を発生するキャ
プスタンモータ48と、このキャプスタンモータ48に
よって得られた回転力によって回転駆動されるキャプス
タン軸49と、前記テープガイド部41から供給される
光テープ8を前記キャプスタン軸49に圧着させるピン
チローラ50とを備えており、ピンチローラ50によっ
て前記光テープ8をキャプスタン軸49に圧着しなが
ら、前記制御回路から出力される駆動信号に基づいてキ
ャプスタンモータ48を駆動してこのキャプスタンモー
タ48によって得られた回転駆動力で前記キャプスタン
軸49を回転駆動し、前記光テープ8を走行させてテー
プ巻取部43に供給する。
【0034】テープ巻取部43は前記制御回路から出力
される駆動信号に基づいて回転駆動されて前記光テープ
8を巻き取るティクアップリール51を備えており、前
記制御回路から出力される駆動信号に基づいてティクア
ップリール51を回転させて前記テープ駆動部42から
繰り出される光テープ8を巻き取る。
【0035】図3は上述した光テープ記録再生装置の制
御回路のうち、トラッキング制御を行なうトラッキング
制御回路の一例を示すブロック図である。
【0036】この図に示すトラッキング制御回路はマト
リックス回路55と、ガルバノミラー制御回路56と、
タイミングパルス発生回路57と、信号処理回路58
と、キャプスタンモータ制御回路59とを備えており、
前記多分割ディテクタ16からの受光信号およびローテ
ータモータ25に設けられたパルス信号発生器からのP
G信号、ドラムモータ30に設けられたパルス信号発生
器からのPG信号、前記ドラムモータ30に設けられた
周波数信号発生器からのFG信号、前記位置検出素子2
3からの一次元位置信号、前記キャプスタンモータ48
に設けられた周波数信号発生器からのFG信号に基づい
てRF信号を生成してこれを再生回路(図示は省略す
る)に供給する処理や各種の駆動信号を生成して前記ガ
ルバノミラー5、キャプスタンモータ48を制御するト
ラッキングサーボ処理等の処理を行なう。
【0037】マトリックス回路55は前記多分割ディテ
クタ16から供給される各受光信号からこれら各受光信
号に対応するRF信号を生成してこれを再生回路等に供
給するとともに、前記各受光信号を予め設定されている
方式、例えばプッシュプル方式等によって処理してトラ
ッキングエラー信号を生成し、これをガルバノミラー制
御回路56と、信号処理回路58とに供給する。この場
合、前記トラッキングエラー信号はトラックピッチを1
周期とし、光テープ8上に設けられているトラックの中
心と、このトラックに対して集光されるレーザ光のスポ
ット中心とが一致しているとき、ゼロクロス点となる信
号であり、このトラッキングエラー信号の値によって前
記トラックとスポットとの相対位置を表わす。
【0038】ガルバノミラー制御回路56はマルチプレ
クサ回路60と、位相補償回路61と、ガルバノミラー
駆動回路62と、位置演算回路63と、減算回路64と
を備えており、前記タイミングパルス発生回路57から
の位置保持区間信号やダイナミックトラッキング区間信
号に基づいて前記回転ドラム29が位置保持区間(C点
からB点の間)にあるときには、ガルバノミラー5の角
度を前記信号処理回路58から供給される位置基準信号
の値で指示された角度にし、また前記回転ドラム29が
ダイナミックトラッキング区間(B点からC点の間)に
あるときには、前記ガルバノミラー5を閉ループで制御
して前記スポットの位置と、トラック位置とが一致する
ように前記ガルバノミラー5の角度をダイナミックに制
御する。
【0039】マルチプレクサ回路60は前記タイミング
パルス発生回路57から位置保持区間信号が供給されて
いるときには、減算回路64から出力される相対位置差
信号を選択してこれを位置補償回路61に供給し、また
前記タイミングパルス発生回路57からダイナミックト
ラッキング区間信号が供給されているときには、前記マ
トリックス回路55から出力されるトラッキングエラー
信号を選択してこれを前記位相補償回路61に供給す
る。
【0040】位相補償回路61は前記マルチプレクサ回
路60から相対位置差信号やトラッキングエラー信号が
供給されたとき、これら相対位置差信号やトラッキング
エラー信号の位相を補償してガルバノミラー角度指示信
号を生成し、これをガルバノミラー駆動回路62に供給
する。
【0041】ガルバノミラー駆動回路62は前記位相補
償回路61からガルバノミラー角度指示信号が供給され
ているとき、このガルバノミラー角度指示信号に基づい
て駆動信号を生成してこれを前記ガルバノミラー5の駆
動コイルに供給して前記ガルバノミラー5の角度を前記
ガルバノミラー角度指示信号によって指示された値にす
る。
【0042】また、位置演算回路63は位置検出素子2
3から供給される一次元位置信号に基づいて位置演算を
行なって前記ガルバノミラー5の角度(この角度は光テ
ープ上に集光されるレーザ光のスポット位置を示す)を
示す位置信号を生成し、これを減算回路64と、信号処
理回路58とに供給する。
【0043】減算回路64は前記信号処理回路58から
供給される位置基準信号と前記位置演算回路63から供
給される位置信号との差を演算して相対位置差信号を生
成してこれを前記マルチプレクサ回路60に供給する。
【0044】また、タイミングパルス発生回路57はロ
ーテータモータ25に設けられたパルス信号発生器から
のPG信号、ドラムモータ30に設けられたパルス信号
発生器からのPG信号、前記ドラムモータ30に設けら
れた周波数信号発生器からのFG信号に基づいて位置保
持区間信号やダイナミックトラッキング区間信号を生成
してこれを前記マルチプレクサ回路60や信号処理回路
58に供給するとともに、前記回転ドラム29がサンプ
リング点(A点)にきたとき、サンプリング指令信号を
生成してこれを信号処理回路58に供給する。
【0045】信号処理回路58は2つのA/D変換回路
65、66と、2つのD/A変換回路67、68と、デ
ジタル信号処理回路69とを備えており、前記マトリッ
クス回路55からのトラッキングエラー信号および前記
タイミングパルス発生回路57から出力される位置保持
区間信号やダイナミックトラッキング区間信号、サンプ
リング指令信号、前記ガルバノミラー制御回路56から
の位置信号に基づいて各種の駆動信号等を生成して前記
ガルバノミラー5、キャプスタンモータ48を制御して
光テープ8上に集光されるレーザ光のスポットを記録再
生対象トラックにトラッキングさせる。
【0046】一方のA/D変換回路65は前記タイミン
グパルス発生回路57からサンプリング指令信号が供給
されたとき、前記マトリックス回路55から供給される
トラッキングエラー信号を取り込むとともに、これをA
/D変換して前記デジタル信号処理回路69に供給す
る。
【0047】また、他方のA/D変換回路66は前記A
/D変換回路65と同様に前記タイミングパルス発生回
路57からサンプリング指令信号が供給されたとき、前
記位置演算回路63から供給される位置信号を取り込む
とともに、これをA/D変換して前記デジタル信号処理
回路69に供給する。
【0048】デジタル信号処理回路69は前記タイミン
グ発生回路57からサンプリング信号が供給されたと
き、前記各A/D変換回路65、66から出力されるト
ラッキングエラー信号と、位置信号とを取り込んだ後、
前記トラッキングエラー信号を時間積分してこの演算結
果に基づいて新たな基準位置信号を生成してこれを記憶
するとともに、前記位置信号を時間積分してこの演算結
果に基づいて新たなキャプスタン駆動信号を生成してこ
れを記憶し、この後回転ドラム29がほぼ180度回転
して前記タイミングパルス発生回路57から位置保持区
間信号が出力されたとき、この位置保持区間信号が供給
されている間、新たな基準位置信号をD/A変換回路6
7に供給する。次いで、前記タイミングパルス発生回路
57からダイナミックトラッキング区間信号が出力され
たとき、このダイナミックトラッキング区間信号が供給
されている間、新たなキャプスタン駆動信号をD/A変
換回路68に供給する。
【0049】一方のD/A変換回路67は前記デジタル
信号処理回路69から基準位置信号が供給されていると
き、この基準位置信号をD/A変換して前記ガルバノミ
ラー制御回路56の減算回路64に供給する。
【0050】また、他方のD/A変換回路68は前記デ
ジタル信号処理回路69からキャプスタン駆動信号が供
給されているとき、このキャプスタン駆動信号をD/A
変換してキャプスタンモータ制御回路59に供給する。
【0051】キャプスタンモータ制御回路59は減算回
路70と、制御特性補償回路71と、モータ駆動回路7
2と、速度検出回路73とを備えており、前記キャプス
タンモータ48に設けられている周波数信号発生器から
出力されるFG信号と、前記信号処理回路58から供給
されるキャプスタン駆動信号とに基づいて前記キャプス
タンモータ48の回転速度を前記キャプスタン駆動信号
によって指定された値にする。
【0052】減算回路70は前記信号処理回路58から
供給されるキャプスタン駆動信号と前記速度検出回路7
3から出力されるキャプスタン回転速度検出信号との差
を演算して相対速度差信号を生成し、これを制御特性補
償回路71に供給する。
【0053】制御特性補償回路71は前記減算回路70
から供給される相対速度差信号に対して予め設定されて
いる制御特性補償を行なって速度指示信号を生成し、こ
れをモータ駆動回路72に供給する。
【0054】モータ駆動回路72は前記制御特性補償回
路71から供給される速度指示信号に基づいて駆動信号
を生成してキャプスタンモータ48の回転速度を前記速
度指示信号によって指定された値にする。
【0055】また、速度検出回路73は前記キャプスタ
ンモータ48に設けられている周波数発生器から供給さ
れるFG信号に基づいて前記キャプスタンモータ48の
回転速度を示すキャプスタン回転速度検出信号を生成し
これを前記減算回路70に供給する。
【0056】次に、図4〜図6を参照しながらこの実施
例のトラッキング制御動作を説明する。
【0057】まず、光テープ8に対して情報を記録した
り、再生したりするときには、制御回路の光学系制御部
から出力される駆動信号に基づいてドラムモータ30
と、ローテータモータ25とが動作を開始して回転ドラ
ム29の回転速度と、ダッハプリズム26の回転速度と
の比が2対1になるようにこれらを回転させるととも
に、制御回路のトラッキング制御回路を構成する信号処
理回路58から出力されるキャプスタン駆動信号に基づ
いてキャプスタンモータ制御回路59がキャプスタンモ
ータ48の駆動を開始してこれを前記キャプスタン駆動
信号によって指定された回転数で回転させる。
【0058】そして、回転ドラム29の回転数やダッハ
プリズム26の回転数が予め設定されている速度になる
とともに、光テープ8の走行の速度が予め設定されてい
る速度になり、図4に示す如く回転ドラム29から出射
されるレーザ光のスポットが記録再生対象となっている
トラック、例えばトラック75のA点に当たる位置にな
り、これに対応してタイミングパルス発生回路57から
サンプリング信号が出力されれば、制御回路を構成する
信号処理回路58が動作して図5(b)に示す如くマト
リックス回路55から出力されるトラッキングエラー信
号を取り込み、これを時間積分してこの演算結果に基づ
いて新たな基準位置信号を生成するとともに、図5
(c)に示す如くガルバノミラー制御回路56から出力
される位置信号を取り込み、これを時間積分してこの演
算結果に基づいて新たなキャプスタン駆動信号を生成す
る。
【0059】そして、タイミングパルス発生回路57か
ら位置保持区間信号が出力されれば、信号処理回路58
はトラック75に対するサンプリング処理によって得ら
れた新たな基準位置信号をガルバノミラー制御回路56
に供給する。
【0060】これによって、ガルバノミラー制御回路5
6は前記基準位置信号とガルバノミラー5の現在位置と
の差を演算して前記ガルバノミラー5の角度を前記基準
位置信号によって指定された一定の値に保持する。
【0061】この後、回転ドラム29が前回のサンプリ
ング位置からほぼ1回転して図4に示す如く回転ドラム
29から出射されるレーザ光のスポットが記録再生対象
となっている次のトラック、例えばトラック76のA点
に当たる位置になり、これに対応してタイミング発生回
路57から次のサンプリング信号が出力されたとき、信
号処理回路58はマトリックス回路55から出力される
トラッキングエラー信号を取り込んでこれを時間積分し
てこの演算結果に基づいて新たな基準位置信号を生成す
るとともに、ガルバノミラー制御回路56から出力され
る位置信号を時間積分してこの演算結果に基づいて新た
なキャプスタン駆動信号を生成する。
【0062】そして、前記タイミングパルス発生回路5
7からダイナミックトラッキング区間信号が出力されれ
ば、信号処理回路58はこのダイナミックトラッキング
区間信号が供給されている間、トラック75に対するサ
ンプリング動作によって得られた前回のキャプスタン駆
動信号をキャプスタンモータ制御回路59に供給してキ
ャプスタンモータ48の回転速度を前記キャプスタン駆
動信号によって指定された回転速度にする。
【0063】また、このとき、タイミングパルス発生回
路57からダイナミックトラッキング区間信号が出力さ
れている間、前記マトリックス回路55から供給される
トラッキングエラー信号に基づいてガルバノミラー5の
角度をダイナミックに制御してレーザ光のスポットをト
ラック76上に位置させる。
【0064】そして、タイミングパルス発生回路57か
ら位置保持区間信号が出力されれば、信号処理回路58
はトラック76に対するサンプリング処理によって得ら
れた新たな基準位置信号をガルバノミラー制御回路56
に供給する。
【0065】これによって、ガルバノミラー制御回路5
6は前記基準位置信号とガルバノミラー5の現在位置と
の差を演算して前記ガルバノミラー5の角度を前記基準
位置信号によって指定された一定の値に保持する。
【0066】以下、上述した動作が繰り返されて光テー
プ8の各トラックに対するトラッキング処理が行われ
る。
【0067】このように、この実施例においては、回転
ドラム29がサンプリング点Aにくる毎に、トラッキン
グエラー信号と、ガルバノミラー5の位置信号とがサン
プリングされてこれらが各々、時間積分されて新たな基
準位置信号と、新たなキャプスタン駆動信号とが生成さ
れ、この後回転ドラム29がさらに回転して位置保持区
間に入ったとき、前記基準位置信号に基づいてガルバノ
ミラー5の位置が制御され、この後前記回転ドラム29
がさらに回転してダイナミックトラッキング期間に入っ
たとき、前記キャプスタン駆動信号に基づいてキャプス
タンモータ48の回転速度が制御されるようにしたの
で、図6に示す如く各トラック76…の中心近くでダイ
ナミックトラッキングを開始することができ、これによ
ってトラッキング引込時の制定時間を小さくすることが
できるとともに、記録再生範囲を広くして図5(a)に
示す如く正しいRF信号を得ることができ、またトラッ
キングアクチュエータとなるガルバノミラー5の動作範
囲を小さく保ってガルバノミラー5の省電力化や小型化
を達成することができ、さらに急激な走行スピードの変
化を避けてテンション変動を小さくして光テープ8のダ
メージを小さくすることができる。
【0068】また、上述した実施例においては、ローテ
ータモータ25の角度誤差が小さいことを前提にして本
発明を説明しているが、ローテータモータ25の角度誤
差が大きいときには、回転ドラム29の偶数回転、奇数
回転について、個別にトラッキングアクチュエータの基
準位置を制御するようにしても良い。
【0069】また、上述した実施例においては、マトリ
ックス回路55から出力されるトラッキングエラー信号
や位置演算回路63から出力される位置信号を時間積分
して基準位置信号やキャプスタン駆動信号を得るように
しているが、このような処理を低域ゲイン補償型フィル
タ演算で行なうようにしても、また即応性向上のため
に、高域位相補償型フィルタを併用するようなデジタル
演算処理を追加するようにしても良い。
【0070】また、上述した実施例においては、外部光
源型ドラム記録方式を例にとって本発明を説明している
が、他の方式、例えば文献(P.Vogelgesang and J.Hart
mann, "Erasable optical tape feasibility study”SP
IE,Optical Storage Technology and Application,vol.
899,pp.172-177,1988)に示すドラム内リール内蔵記録
方式に本発明を適用するようにしても良い。
【0071】また、上述した実施例においては、ヘリカ
ルスキャン型の光テープ記録再生装置に対して本発明を
適用しているが、空走区間を有する他の方式、例えばテ
ープ幅方向をドラムに巻き付ける方式の光テープ記録再
生装置やテープに限らず、特開昭59−223949号
に記載されているような平板によって構成される記録担
体(シートメディア、カードメディア)に対して本発明
を適用するようにしても良い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ラックの中心近くでダイナミックトラッキングを開始す
ることができ、これによってトラッキング引込時の制定
時間を小さくすることができるとともに、記録再生範囲
を広くすることができ、またトラッキングアクチュエー
タの動作範囲を小さく保ってアクチュエータの省電力化
や小型化を達成することができ、さらに急激な走行スピ
ードの変化を避けてテンション変動を小さくして光テー
プのダメージを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光テープ記録再生装置の一実施例
で使用される光学系部分の構成図である。
【図2】図1に示す光テープ記録再生装置のテープ走行
系部分の構成図である。
【図3】図1に示す光テープ記録再生装置の制御回路の
うち、トラッキング制御を行なうトラッキング制御回路
の一例を示すブロック図である。
【図4】図1に示す光テープ記録再生装置のトラッキン
グ動作例を説明するための模式図である。
【図5】図1に示す光テープ記録再生装置のトラッキン
グ動作例を説明するための波形図である。
【図6】図1に示す光テープ記録再生装置のトラッキン
グ動作例を説明するための模式図である。
【図7】回転走査型の光学ヘッドを有する一般的な光テ
ープ記録再生装置の基本構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源部(レーザ光源) 2 光ビーム分離部 3 受光部 4 ミラー角度検出部 5 ガルバノミラー(アクチュエータ) 6 ダッハプリズム部 7 回転ドラム部 8 光テープ 75、76 記録対象トラック A サンプリング点 5 ガルバノミラー C−B間 位置保持区間 B−C間 ダイナミックトラッキング区間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による光テープ記録再生装置は、光テープを
走行させながら、レーザ光源によって得られたレーザ光
を前記光テープの記録又は再生対象トラツクに集光させ
て情報の記録又は再生を行なう光テープ記録再生装置に
おいて、所定のサンプリング点で得られた、上記レーザ
光のスポットの位置と上記記録又は再生対象トラックの
ずれに某づくトラッキングエラー信号及び、上記レーザ
光のトラッキングを行うアクチュエータの可動中心から
のずれ基づく位置信号により、上記記録又は再生対象
トラックに対する上記レーザ光のスポット位置を制御
することを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【作用】上記の構成において、所定のサンプリング点で
得られた、上記レーザ光のスポットの位置と上記記録又
は再生対象トラックのずれに基づくトラッキングエラー
信号及び、上記レーザ光のトラッキングを行うアクチュ
エータの可動中心からのずれ基づく位置信号により、
上記記録又は再生対象トラックに対する上記レーザ光の
スポット位置を制御することにより、トラックの中心
近くでダイナミックトラッキングを開始し、これによっ
てトラッキング引込時の制定時間を小さくするととも
に、記録再生範囲を広くし、またトラッキングアクチュ
エータの動作範囲を小さく保ってアクチュエータの省電
力化や小型化を達成し、さらに急激な走行スピードの変
化を避けてテンション変動を小さくして光テープのダメ
ージを小さくする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、ミラー角度検出部4は前記光テープ
8に対して情報の記録や再生を行なうときに発光する半
導体レーザ20と、この半導体レーザ20によって得ら
れたレーザ光を平行光に変換して前記ガルバノミラー5
の背面に供給するコリメートレンズ21と、前記ガルバ
ノミラー5の背面によって反射されたレーザ光を集光す
る収束用レンズ22と、この収束用レンズ22によって
収束されたレーザ光を受光してそのスポット位置に応じ
前記ガルバノミラー5の回動中心からのズレを示す
次元位置信号を生成する位置検出素子(例えば、浜松ホ
トニクス社製のS1543)23とを備えており、半導
体レーザ20の発光動作によって得られたレーザ光をコ
リメートレンズ21によって平行光に変換してこれを前
記ガルバノミラー5の背面に供給するとともに、前記ガ
ルバノミラー5の背面によって反射されたレーザ光を収
束用レンズ22によって位置検出素子23の受光面に集
光してそのスポット位置に応じた一次元位置信号を生成
し、これを前記制御回路に供給する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】信号処理回路58は2つのA/D変換回路
65、66と、2つのD/A変換回路67、68と、デ
ジタル信号処理回路69とを備えており、前記マトリッ
クス回路55からのトラッキングエラー信号および前記
タイミングパルス発生回路57から出力される位置保持
区間信号やダイナミックトラッキング区間信号、サンプ
リング指令信号、前記ガルバノミラー制御回路56から
の位置信号に基づいて各種の駆動信号等を生成して前記
ガルバノミラー5、キャプスタンモータ48を制御して
光テープ8上に集光されるレーザ光のスポットを記録
再生対象トラックにトラッキングさせる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】デジタル信号処理回路69は前記タイミン
グ発生回路57からサンプリング信号が供給されたと
き、前記各A/D変換回路65、66から出力されるト
ラッキングエラー信号と、位置信号とを取り込んだ後、
前記トラッキングエラー信号を時間積分してこの演算結
果に基づいて新たな基準位置信号を生成してこれを記憶
するとともに、前記位置信号を時間積分してこの演算結
果に基づいて新たなキャプスタン駆動信号を生成してこ
れを記憶し前記タイミングパルス発生回路57から位
置保持区間信号が出力されたとき、この位置保持区間信
号が供給されている間、新たな基準位置信号をD/A変
換回路67に供給する。また、前記タイミングパルス発
生回路57からダイナミックトラッキング区間信号が出
力されたとき新たなキャプスタン駆動信号をD/A変
換回路68に供給する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】まず、光テープ8から情報を再生したり、
プリフォーマットされたリファレンストラックを有する
光テープに対して、情報を記録したりするときには、制
御回路の光学系制御部から出力される駆動信号に基づい
てドラムモータ30と、ローテータモータ25とが動作
を開始して回転ドラム29の回転速度と、ダッハプリズ
ム26の回転速度との比が2対1になるようにこれらを
回転させるとともに、制御回路のトラッキング制御回路
を構成する信号処理回路58から出力されるキャプスタ
ン駆動信号に基づいてキャプスタンモータ制御回路59
がキャプスタンモータ48の駆動を開始してこれを前記
キャプスタン駆動信号によって指定された回転数で回転
させる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】そして、回転ドラム29の回転数やダッハ
プリズム26の回転数が予め設定されている速度になる
とともに、光テープ8の走行の速度が予め設定されてい
る速度になり、図4に示す如く回転ドラム29から出射
されるレーザ光のスポットが記録又は再生対象となって
いるトラック、例えばトラック75のA点に当たる位置
になり、これに対応してタイミングパルス発生回路57
からサンプリング信号が出力されれば、制御回路を構成
する信号処理回路58が動作して図5(b)に示す如く
マトリックス回路55から出力されるトラッキングエラ
ー信号を取り込み、これを時間積分してこの演算結果に
基づいて新たな基準位置信号を生成するとともに、図5
(c)に示す如くガルバノミラー制御回路56から出力
される位置信号を取り込み、これを時間積分してこの演
算結果に基づいて新たなキャプスタン駆動信号を生成す
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】そして、次のサンプリング信号の出力され
る前の、例えばタイミングパルス発生回路57からダイ
ナミックトラッキング記号が出力された時に、新たなキ
ャプスタン駆動信号を出力してキャプスタンの制御を行
う。そして、タイミングパルス発生回路57から位置保
持区間信号が出力されれば、信号処理回路58はトラッ
ク75に対するサンプリング処理によって得られた新た
な基準位置信号をガルバノミラー制御回路56に供給す
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】そして、前記タイミングパルス発生回路5
7からダイナミックトラッキング区間信号が出力されれ
トラック76に対するサンプリング動作によって得
られた新たなキャプスタン駆動信号をキャプスタンモー
タ制御回路59に供給してキャプスタンモータ48の回
転速度を前記キャプスタン駆動信号によって指定された
回転速度にする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】このように、この実施例においては、回転
ドラム29がサンプリング点Aにくる毎に、トラッキン
グエラー信号と、ガルバノミラー5の位置信号とがサン
プリングされてこれらが各々、時間積分されて新たな基
準位置信号と、新たなキャプスタン駆動信号とが生成さ
れ、この後回転ドラム29がさらに回転して位置保持区
間に入ったとき、前記基準位置信号に基づいてガルバノ
ミラー5の位置が制御され、また、前記キャプスタン駆
動信号に基づいてキャプスタンモータ48の回転速度が
制御されるようにしたので、図6に示す如く各トラック
76…の中心近くでダイナミックトラッキングを開始す
ることができ、これによってトラッキング引込時の制定
時間を小さくすることができるとともに、記録再生範囲
を広くして図5(a)に示す如く正しいRF信号を得る
ことができ、またトラッキングアクチュエータとなるガ
ルバノミラー5の動作範囲を小さく保ってガルバノミラ
ー5の省電力化や小型化を達成することができ、さらに
急激な走行スピードの変化を避けてテンション変動を小
さくして光テープ8のダメージを小さくすることができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光テープを走行させながら、レーザ光源
    によって得られたレーザ光を前記光テープの記録対象ト
    ラックに集光させて情報の記録、再生を行なう光テープ
    記録再生装置において、 今回の記録対象トラックのサンプリング点で得られた前
    記スポットの位置と記録対象トラック中心線とのずれお
    よび前記レーザ光のトラッキングを行なうアクチュエー
    タの可動中心からのずれとに基づいて次の記録対象トラ
    ックに対する前記レーザ光のスポット位置を制御する、 ことを特徴とする光テープ記録再生装置。
JP3291931A 1991-10-14 1991-10-14 光テープ記録再生装置 Pending JPH05109092A (ja)

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JP3291931A JPH05109092A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 光テープ記録再生装置
US08/264,625 US5465241A (en) 1991-10-14 1994-06-23 Optical tape recording and reproducing apparatus

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JP3291931A JPH05109092A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 光テープ記録再生装置

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