JP2001359222A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2001359222A
JP2001359222A JP2000177297A JP2000177297A JP2001359222A JP 2001359222 A JP2001359222 A JP 2001359222A JP 2000177297 A JP2000177297 A JP 2000177297A JP 2000177297 A JP2000177297 A JP 2000177297A JP 2001359222 A JP2001359222 A JP 2001359222A
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Kosei Ota
孝生 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子回路ユニットをビルトインした電気接続
箱の構成の簡略化・小型化を図る。 【解決手段】 サブワイヤーハーネスSW1,SW2,
SW3毎にモジュールプレート51,52,53を用意
し、各モジュールプレート上の電線接続金具にそれぞれ
サブワイヤーハーネスの各電線Wを接続してモジュール
プレートを相互に積層する。モジュールプレートの積層
体63に更にプレート状に構成した電子コントロールユ
ニット70を積層し、モジュールプレートと電子コント
ロールユニットの積層体に層間を貫き抜ける接続バー5
4を貫通させて、該接続バーにより電子コントロールユ
ニットを含めた各層間の電気接続を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に車両に搭載さ
れる電気接続箱に係り、特に自動車の電子コントロール
ユニット等の電子回路ユニットを一体化した電気接続箱
に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明の関連技術として、図11〜図
13に示す実開平6−80318号公報に開示された技
術がある。
【0003】図11において符号Jは、電気接続箱を示
している。この電気接続箱Jは、絶縁性を有する合成樹
脂でなるカバー本体1と、負荷システム毎に仕分けられ
た、複数の電線WでなるサブワイヤーハーネスSW1、
SW2、SW3と、サブワイヤーハーネスSW1が接続
された裏カバー2と、サブワイヤーハーネスSW2が接
続された裏カバー3と、サブワイヤーハーネスSW3が
接続された裏カバー4と、で大略構成されている。各裏
カバー2、3、4は、カバー本体1に突き合わされて固
定されるようになっている。
【0004】図11に示すように、カバー本体1の外面
には、裏カバー2、3、4に対応する位置に例えばリレ
ーキャビティ5、フューズキャビティ6、雌コネクタキ
ャビティ7、およびフュージブルリンクキャビティ8な
どが適宜形成されている。
【0005】図12は、電気接続箱Jを裏面側から見た
ときの要部分解斜視図である。
【0006】同図に示すように、カバー本体1と裏カバ
ー2およびカバー本体1と裏カバー3の間には、L字形
状に折り曲げたブスバー10、11がそれぞれ介在され
ている。これらブスバー10、11は、電気接続箱Jに
おけるサブワイヤハーネスSW1、SW2の内部回路を
構成している。なお、カバー本体1の天井壁1aの内面
には、ブスバー挟持溝12、13を有する支持壁14、
15が立設されると共に、これら支持壁14、15の端
部および中間部に各種の中継端子16に対応する複数の
端子収容室17が突設されている。なお、図13は、上
記した電気接続箱Jの要部にサブワイヤーハーネスSW
1、SW2を接続した状態を示す等価回路図である。
【0007】また、このような構造の電気接続箱Jに対
して電子コントロールユニット(ECU)等の電子回路
ユニットを一体的に設ける場合には、電気接続箱Jと電
子回路ユニットの接続を例えばコネクタを用いて行って
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来技術では、図11に示したように、サブワイヤハーネ
スSW1、SW2、SW3がそれぞれ接続された裏カバ
ー2、3、4を、カバー本体1に組み付ける構成である
ため、回路構成が複雑化して、裏カバーの数が増えた場
合には、カバー本体1の平面積(投影面積)が増大し
て、電気接続箱Jが大型になるという問題点があった。
特に、車載用の電気接続箱では設置スペースに制限があ
るため、電気接続箱の大型化は問題となる。
【0009】また、この電気接続箱Jでは、カバー本体
1と裏カバー2、3、4との間に介在されるブスバー1
0、11によって実質的な回路形成を行うため、カバー
本体1に設置されるリレーキャビティ5、フューズキャ
ビティ6、雌コネクタキャビティ7、およびフュージブ
ルリンクキャビティ8などの配置変更や回路変更に伴っ
て接続部の追加などを行う場合、ブスバー10、11の
パターン変更を行う必要が生じたりして、対応が複雑化
する。このため、車載用の電気接続箱では、車種や規格
の異なる場合に、それぞれ特有のパターンを有するブス
バーを予め準備しておく必要があった。
【0010】また、前記電気接続箱Jに対して、電子コ
ントロールユニット等の電気回路ユニットを一体的に設
ける場合には、主にコネクタを用いて電気接続を行って
いるため、接続部の構造が大きくなってしまい、電気接
続箱や電子回路ユニット自体が大型化してしまうという
問題があった。
【0011】なお、前記従来技術では、ブスバー10、
11を回路構成要素として備える電気接続箱Jの場合を
示しているが、電線による布線で回路構成を行う場合に
も、電線接続箱の種類毎に異なる配線接続作業が必要で
あった。
【0012】本発明は、構成の簡略化・小型化及び配索
の容易化を可能にすると共に、車種や規格の違いによる
回路変更に容易に対応することのできる、電子回路ユニ
ットを一体に有した電気接続箱を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ワイ
ヤーハーネスを構成する複数のサブワイヤーハーネス毎
にモジュールプレートが用意され、該各モジュールプレ
ートのプレート本体上に配した接続部材にそれぞれ対応
するサブワイヤーハーネスの各電線(W)を接続して、
前記モジュールプレートを相互に積層することにより、
モジュールプレートの積層体が構成され、該モジュール
プレートの積層体に層間を貫き抜ける接続バーを貫通さ
せて、該接続バーにより各層間の接続部材同士を電気接
続することにより、全体で所望の回路が構成された電気
接続箱であって、前記モジュールプレートの積層体に更
に、前記接続バーに導通する接続端子を搭載したプレー
ト状の電子回路ユニットが積層されていることを特徴と
する。
【0014】この発明の電気接続箱では、モジュールプ
レートの積層体と一緒にプレート状の電子回路ユニット
を積層しており、モジュールプレートと電子回路ユニッ
ト間の電気接続を、モジュールプレート間を接続する接
続バーを利用して行っているので、配置スペースを大き
くとりがちなコネクタ等の専用の接続部品を使用せず
に、簡略な構造で電気接続状態を得ることができる。ま
た、車種等に応じて電子回路ユニットの仕様が異なった
場合にも、モジュールプレート上の電線の布線パターン
の変更や接続部材、接続バーの配置個所の適宜の選択、
あるいは電子回路ユニット上の接続端子の配置個所の適
宜の選択により、内部の回路変更を行うことができるの
で、車種の違いや規格の違いにも容易に対応することが
できる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1記載の電気接
続箱であって、前記プレート状の電子回路ユニットのプ
レート本体に、前記接続バーの挿通する挿通孔が設けら
れており、該挿通孔の孔縁に、クリップ状の前記接続端
子が取り付けられていることを特徴とする。
【0016】この発明では、クリップ状の接続端子を、
接続バーの挿通する挿通孔の後縁に取り付けることで、
接続バーとの電気接続を行うようにしているので、接続
構造の簡略化が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1はワイヤーハーネスWHを接続するた
めの実施形態の電気接続箱50の分解斜視図である。
【0019】図1に示すように、この場合のワイヤーハ
ーネスWHは、複数のサブワイヤーハーネスSW1、S
W2、SW3からなり、各サブワイヤーハーネスSW
1、SW2、SW3は、それぞれ複数本の被覆電線Wか
らなる電線集合体として構成されている。
【0020】電気接続箱50は、各サブワイヤーハーネ
スSW1、SW2、SW3毎に用意された複数枚のモジ
ュールプレート51、52、53と、プレート状に構成
された電子コントロールユニット(電子回路ユニット)
70と、電気接続箱本体として機能する電源ユニット4
0と、電気接続箱カバーとして機能する分割ハウジング
55と、回路形成を行うための複数本の接続バー54と
を備えている。
【0021】各サブワイヤーハーネスSW1、SW2、
SW3の複数本の電線Wの一端側はそれぞれモジュール
プレート51、52、53に接続されている。
【0022】電源ユニット40は、図2に示すように、
ハウジング本体41と、このハウジング本体41の側部
に延在された分岐プレート部42とを備えている。ハウ
ジング本体41の上面には、例えば、リレーキャビテ
ィ、フューズキャビティ、雌コネクタキャビティ、およ
びフュージブルリンクキャビティなどの各種キャビティ
43が適宜形成されている。また、分岐プレート部42
は、ハウジング本体41と対向する側縁部と、この側縁
部に隣接する側縁部の2つの側縁部に、所定高さに立設
された側壁45、46を有している。さらに、分岐プレ
ート部42の上面には、ハウジング本体41の内部回路
(図示省略)から分岐された複数の分岐配線44が配置
・敷設されて分岐回路が形成されている。
【0023】モジュールプレート51、52、53は、
図3および図4に示すように、上記電源ユニット40の
分岐プレート部42の上面に収まる面積を有する矩形状
のプレート本体20と、このプレート本体20の上面に
複数の隔壁56で区画された電線収容溝57と、この電
線収容溝57内に配置されて電線の端末または中間部が
接続される電線接続金具(接続部材)59とを有してい
る。
【0024】このような構成のモジュールプレート5
1、52、53のそれぞれには、複数の電線接続金具5
9が載置されている。これら電線接続金具59は、形成
する回路構成および分岐配線の位置選択などの予め設定
されたレイアウトに従って、各モジュールプレート5
1、52、53上に配置されている。この場合、電線接
続金具59の位置や、接続バー54の挿通する位置など
によって、任意の回路を適宜に形成することができ、し
かも容易に回路変更に対応することができる。
【0025】電線接続金具59は、モジュールプレート
51、52、53における幅方向の隔壁56どうしの間
の電線収容溝57に配置される電線保持部59Aと、電
線保持部59Aの端部からやや側方に位置する角筒状の
バー接触部59Bと、からなる。電線保持部59Aに
は、2対の対向する折曲げ片59a、59a、59b、
59bと、2対の圧入刃59c、59c、59d、59
dとが立設されている。折曲げ片59a、59bは、そ
れらを内側に折り曲げることにより電線Wを保持するこ
とができるものであり、圧入刃59c、59dは、電線
Wをそれら圧入刃59c、59d間の隙間に圧入するこ
とにより、電線Wの被覆部60を切り込んで導線部61
に接触して接続をとるものである。
【0026】また、角筒状のバー接触部59Bは、モジ
ュールプレート51、52、53のそれぞれに複数形成
されたスルーホール58に、自身の筒穴が連通するよう
に配置されており、バー接触部59Bの筒穴内には、接
続バー54と圧接するための接触バネ片62が設けられ
ている。なお、この電線接続金具59は、隔壁56どう
しの間に圧入するように設定されており、圧入すること
でプレート本体20側に保持されるようになっている。
【0027】このような電線接続金具59を、モジュー
ルプレート51、52、53の適宜位置に配置し、これ
らモジュールプレート51、52、53を順番に積層し
た上で、モジュールプレート51、52、53の積層体
に接続バー54を貫通配備することにより、所定の回路
を構成することが可能となる。
【0028】一方、ここで使用している電子コントロー
ルユニット70は、薄いプレート状に構成されており、
モジュールプレート51、52、53と一緒に積層でき
るように構成している。電子コントロールユニット70
は、図5に示すように、プリント配線板等のプレート本
体71上に必要な電子部品72を実装したもので、プレ
ート本体71からは電線Wが直接引き出されている。
【0029】この電子コントロールユニット70のプレ
ート本体71には、接続バー54を挿通するための挿通
孔73が必要個数設けられており、プリント基板71上
の回路と接続バー54との導通を図る必要のある箇所の
挿通孔73には、図6、図7に示すように、クリップ状
の接続端子74が取り付けられている。接続端子74
は、プレート本体71上の回路導体と導通するように設
けられている。挿通孔73は矩形の孔として開けられて
おり、その孔縁の対向部に、断面C字形の2つのクリッ
プ状の接続端子74が装着され、挿通孔73に接続バー
54を挿通させることで、接続バー54と電子コントロ
ールユニット70上の回路との電気接続が行えるように
なっている。
【0030】また、分割ハウジング55は、図10に示
すように、分岐プレート部42上に載置されたモジュー
ルプレート51および電子コントロールユニット70の
積層体63を上から覆った状態で、分岐プレート部42
と係合することができるようになっている。このように
モジュールプレート51および電子コントロールユニッ
ト70の積層体63を分割ハウジング55で覆うことに
より、電線接続金具59や接続バー54の露出を防止す
ることができる。また、分割ハウジング55には、各モ
ジュールプレート51に配置された電線Wを導出するた
めの、スリット55Aが上下方向(積層方向)に複数平
行に形成されている。また、分割ハウジング55の上面
には、それぞれ分岐コネクタを構成するフード部64、
65、66が形成されている。なお、これらフード部6
4、65、66内には、接続バー54の端部がコネクタ
ピン(コネクタ端子)として立設されるように固定され
ている。
【0031】以上、各部材の個別の構成について説明し
たが、次に、主に図8〜図10を用いながら、電気接続
箱50の構成の仕方を説明する。なお、ここでは、3枚
以上のモジュールプレートを積層する場合について述
べ、モジュールプレートをすべて符号51として説明す
る。
【0032】電気接続箱50を作る場合は、まず、図8
(A)に示すように、それぞれのモジュールプレート5
1の所定位置の電線収容溝57に電線接続金具59を圧
入・配置させて、電線接続金具59をモジュールプレー
ト51側へ固定する。このとき、モジュールプレート5
1に形成されたスルーホール58(図4参照)と、電線
接続金具59のバー接触部59Bの筒穴とが連通するよ
うに配置する。
【0033】次に、図8(B)に示すように、それぞれ
のモジュールプレート51に配置された電線接続金具5
9のそれぞれに電線Wを接続する。電線Wを電線接続金
具59に接続するには、電線Wを上記した圧入刃59
c、59cの間および圧入刃59d、59dの間に圧入
することにより、電線Wの被覆部60が切り込まれて導
線部61が圧入刃59c、59dに接触して接続され
る。また、電線Wをこれら圧入刃59c、59d間に圧
入した後は、折曲げ片59a、59bをそれぞれ電線W
を包囲するように折り曲げることで、電線Wを電線接続
金具59に固定することができる。
【0034】なお、この実施形態では、電線接続金具5
9には電線Wの端部を接続しているが、電線Wの端部よ
りも手前の部分を接続してもよい。このように、それぞ
れのモジュールプレート51に接続された電線群は、サ
ブワイヤーハーネスを構成する。
【0035】各モジュールプレート51の組み立てを終
えたら、図9(A)に示すように、これら複数のモジュ
ールプレート51を所定の順序で積み上げ、更に最下層
にプレート状の電子コントロールユニット70を積層
し、図9(B)に示すように、モジュールプレート51
および電子コントロールユニット70の積層体63を、
電源ユニット40の分岐プレート部42の上に載置す
る。
【0036】さらに、図10(A)に示すように、積層
体63の最上層のモジュールプレート51の所定のスル
ーホール58に接続バー54を挿通し、該接続バー54
を、その下端部が電子コントロールユニット70を突き
抜けて、電源ユニット40の分岐プレート部42に達す
るまで積層体63に貫通させる。
【0037】このように接続バー54の下端部を分岐プ
レート部42に至るように挿通させる理由は、接続バー
54の下端部が分岐プレート部42に当接することによ
り、それ以上下方へ移動するのを防止することと、必要
に応じて分岐プレート部42上に配置された分岐配線4
4との接続を図ることを可能にするためである。
【0038】次に、図10(B)に示すように、分岐プ
レート部42の上に載置された積層体63を覆うように
分割ハウジング55を被せ、この分割ハウジング55の
下端部と分岐プレート部42とを図示しない係合手段で
係合する。このように分割ハウジング55を積層体63
に被せても、分割ハウジング55のスリット55Aにそ
れぞれの列の電線Wが収容されるため、分割ハウジング
55から電線Wを導出する妨げにはならない。
【0039】また、このように積層体63に分割ハウジ
ング55を被せることにより、接続バー54の上端部
が、分割ハウジング55の上面に形成した各フード部6
4、65、66内に起立するように接続バー54の長さ
が設定されている。従って、接続バー54の上端部がフ
ード部64、65、66内に起立することにより、接続
バー54の上端部がコネクタピン(コネクタ端子)とし
て機能し、分岐コネクタが構成される。なお、この分岐
コネクタは、例えば車両の負荷システムと適宜接続する
ことができるものとなる。
【0040】このような手順を踏むことで、電子コント
ロールユニット70をビルトインした構造の電気接続箱
50が出来上がる。
【0041】この電気接続箱50は、積層体63の下端
層に、接続バー54によって電気接続された電子コント
ロールユニット70を備えるものであるから、電気接続
箱と別に電子コントロールユニットを設けてコネクタで
両者の電気的な接続をとる場合と比較して、コンパクト
な形態の電子コントロールユニット70付き電気接続箱
50となる。
【0042】特に、この電気接続箱50の場合、モジュ
ールプレート51の基本構成を全く変えることなく、モ
ジュールプレート51上の電線Wの布線パターンの変更
や、電線接続金具59、接続バー54の配置個所の適宜
の選択、あるいは、電子コントロールユニット70上の
接続端子74の配置個所の適宜の選択により、内部の回
路変更を簡単に行うことができるので、車種の違いや規
格の違いにも容易に対応することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電子回路ユニットをプレート状に構成して、電
気接続箱の本体部分を構成するモジュールプレートと一
緒に積層しており、モジュールプレートと電子回路ユニ
ット間の電気接続を、モジュールプレート間を接続する
接続バーを利用して行っているので、配置スペースを大
きくとりがちなコネクタ等の専用接続部品を使用せず
に、簡略な構造で、電子回路ユニットと電気接続箱の本
体部分(モジュールプレートの積層体)との電気接続を
とることができる。
【0044】また、車種等に応じて電子回路ユニットの
仕様が異なった場合にも、モジュールプレート上の電線
の布線パターンの変更や接続部材、接続バーの配置個所
の適宜の選択、あるいは、電子回路ユニット自体の接続
端子の配置個所の適宜の選択により、内部の回路変更を
容易に行うことができるので、車種の違いや規格の違い
に対する対応も容易となる。
【0045】また、モジュールプレートと電子回路ユニ
ットの積層体に接続バーを貫通させることで電気接続箱
を構成しているから、回路が複雑化する場合にも、平面
積が大きくならず、構成の簡略化および小型化を図るこ
とができる。
【0046】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、電子回路ユニットにクリップ状の接続
端子を取り付けて、接続バーとの電気接続を行うように
しているので、接続構造の簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電気接続箱の分解斜視図で
ある。
【図2】前記電気接続箱における電源ユニットの斜視図
である。
【図3】前記電気接続箱におけるモジュールプレートの
斜視図である。
【図4】前記電気接続箱における電線接続金具の取付位
置を説明するための要部斜視図である。
【図5】本発明の実施形態の電気接続箱を構成する電子
コントロールユニットと接続バーとの関係を示す斜視図
である。
【図6】図5の電子コントロールユニットに設けた挿通
孔と接続端子の関係を示す平面図である。
【図7】図6の接続端子と接続バーとの関係を示す側断
面図である。
【図8】(A)および(B)は前記電気接続箱を組み上
げるための工程を示す斜視図である。
【図9】(A)および(B)は前記電気接続箱を組み上
げるための図8の次の工程を示す斜視図である。
【図10】(A)および(B)は前記電気接続箱を組み
上げるための図9の次の工程を示す斜視図である。
【図11】従来の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図12】従来の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図13】従来の電気接続箱とそれに接続されたサブワ
イヤーハーネスの等価回路図である。
【符号の説明】
50 電気接続箱 51,52,53 モジュールプレート 54 接続バー 59 電線接続金具(接続部材) 63 積層体 70 電子コントロールユニット(電子回路ユニット) 73 挿通孔 74 接続端子 W 電線 WH ワイヤーハーネス SW1、SW2、SW3 サブワイヤーハーネス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスを構成する複数のサブ
    ワイヤーハーネス毎にモジュールプレートが用意され、
    該各モジュールプレートのプレート本体上に配した接続
    部材にそれぞれ対応するサブワイヤーハーネスの各電線
    を接続して、前記モジュールプレートを相互に積層する
    ことにより、モジュールプレートの積層体が構成され、
    該モジュールプレートの積層体に層間を貫き抜ける接続
    バーを貫通させて、該接続バーにより各層間の接続部材
    同士を電気接続することにより、全体で所望の回路が構
    成された電気接続箱であって、 前記モジュールプレートの積層体に更に、前記接続バー
    に導通する接続端子を搭載したプレート状の電子回路ユ
    ニットが積層されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気接続箱であって、 前記プレート状の電子回路ユニットのプレート本体に、
    前記接続バーの挿通する挿通孔が設けられており、該挿
    通孔の孔縁に、クリップ状の前記接続端子が取り付けら
    れていることを特徴とする電気接続箱。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008220165A (ja) * 2004-03-31 2008-09-18 Mitsubishi Cable Ind Ltd 回路基板を用いたジョイントボックス
CN105034976A (zh) * 2014-04-21 2015-11-11 矢崎总业株式会社 电子零件单元和线束

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JP2008220165A (ja) * 2004-03-31 2008-09-18 Mitsubishi Cable Ind Ltd 回路基板を用いたジョイントボックス
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