JP2001358037A - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JP2001358037A
JP2001358037A JP2000175002A JP2000175002A JP2001358037A JP 2001358037 A JP2001358037 A JP 2001358037A JP 2000175002 A JP2000175002 A JP 2000175002A JP 2000175002 A JP2000175002 A JP 2000175002A JP 2001358037 A JP2001358037 A JP 2001358037A
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electrode
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Masatoshi Mizobata
正俊 溝端
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置、高さが異なるリード及び電極を有する
電子部品素子と外部電極とを、基板を特殊な形状とする
こと無く、簡易な手段で、且つ確実に接続するととも
に、保護機能を備えた電子部品を提供すること。 【解決手段】 位置及び高さが異なる電極12及びリー
ド11を有する電子部品素子1を第1外部電極2に載置
することで、電子部品素子の搭載及び陰極と第1外部電
極との接続を行う。一方、第2外部電極3にボンディン
グされた金属ワイヤ4の他端とリード11の自由端とを
空中で且つ台座なしで圧着接続する。また、リード11
と圧着接続される金属ワイヤ4を、所定の温度で溶断す
るヒューズ機能を有する材料で形成し、リードと外部端
子との接続とともに、電子部品の保護機能をも同時に持
たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品素子のリ
ードを外部電極に接続する構成の電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配置上の位置、高さが異なるリー
ド及び電極を有する電子部品素子の接続構成において、
リード及び電極をそれぞれ外部電極に接続するために、
基板形状を特殊な形状とするなど、種々の工夫を必要と
していた。
【0003】図5は、そのようなリード及び電極と外部
電極とを接続できるように工夫された電子部品として、
タンタル電解コンデンサを例として示したものである
(特開平8ー148386号公報参照)。
【0004】図5に示されるタンタル電解コンデンサで
は、コンデンサ素子1の構造が、タンタル粉末の焼結体
に埋め込まれたタンタルの陽極リード11とともに、こ
の焼結体の外周部に形成された陰極12を有している。
このように配置上の位置、高さが異なる陰極12と陽極
リード11を、タンタル電解コンデンサとしてのの外部
電極22,23にそれぞれ接続する必要がある。
【0005】このため、図のように、絶縁性の基板21
の厚みに、陰極12が接続される部分21bと、陽極リ
ード11が接続される部分21aとで、差を持たせる。
そして、基板21の裏面に外部電極22、23が形成さ
れ、絶縁基板21のスルーホール内の導電部材24を介
して上面側の電極22a、23aに接続される。そし
て、コンデンサ素子1の外周部が基板21の低い部分2
1bに導電性接着剤により固着され、陽極リード11は
絶縁基板21の段差により高くされた部分21aの表面
の電極23aに導電性接着剤により接続されることによ
り形成されている。また、その上面側がケース25によ
り被覆される構造になっている。この図5に示される構
造では、パッケージの占める部分は減らすことができ、
外形寸法に対するコンデンサ素子の割合を大きくするこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5の従来の
タンタル電解コンデンサでは、陽極リード11がコンデ
ンサ素子1の中心部に位置するから、陽極リード11を
外部電極23に接続するために、その部分の絶縁性基板
を厚くして段差部分を形成する必要があり、しかも段差
部分を有する絶縁基板21の両面に電極用の導電膜2
2、22a、23,23aを形成するとともに、基板2
1にスルーホールを設けて導電部材24により上下の導
電膜を連結する作業が必要となり、基板の作製費用が高
価になるという問題がある。
【0007】また、絶縁性が低下して電流がリークした
場合などに、温度が上昇し、例えばコンデンサ素子の焼
結体が焼損するなど、事故になりやすいが、そのための
対応策が採られていない。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、位置、高さが異なるリード及び電極
を有する電子部品素子と外部電極とを、基板を特殊な形
状とすること無く、簡易な手段で、且つ確実に接続する
とともに、保護機能を備えた電子部品を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の電子部品は、
位置及び高さが異なる電極12及びリード11を有する
電子部品素子1と、この電子部品素子1が載置され、前
記電極12と電気的に直接接続された第1外部電極2,
22aと、第2外部電極3,23aと、この第2外部電
極上に一端がボンディングによって固定され、立設され
た金属ワイヤ4と、を備え、前記金属ワイヤ4の他端と
前記リード11の自由端とが圧着接続されていること、
を特徴とする。
【0010】請求項2の電子部品は、請求項1記載の電
子部品において、前記金属ワイヤ4が、前記電子部品の
動作可能温度より低く、且つ半田付けの温度より高い温
度で、溶断するヒューズ機能を有する材料で形成されて
いることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、位置及び高さが異なる電
極12及びリード11を有する電子部品素子1を第1外
部電極2,22aに載置することで、電子部品素子1の
搭載及び陰極12と第1外部電極2,22aとの接続を
行い、一方、第2外部電極3,23aにボンディングさ
れた金属ワイヤ4の他端とリード11の自由端とを空中
で且つ台座なしで圧着接続している。これにより、段差
を設けるなど基板を特殊な形状とすること無く、簡易な
手段で、且つ確実に接続した電子部品が得られる。
【0012】また、リード11と圧着接続される金属ワ
イヤ4を、所定の温度で溶断するヒューズ機能を有する
材料で形成するから、リードと外部端子との接続ととも
に、電子部品の保護機能をも同時に持たせることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子部品の実施形
態について、タンタル電解コンデンサを例に、図面を参
照しながら、その構造および製造方法について説明をす
る。
【0014】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
タンタル電解コンデンサの断面説明図である。図1にお
いて、弁作用金属粉末の焼結体に、その一壁面から陽極
リード11の一端部が埋め込まれており、その焼結体の
外周壁に陰極12が形成されたタンタル電解コンデンサ
素子(以下、コンデンサ素子)1が示されている。図示
されるように、コンデンサ素子1の陰極12と陽極リー
ド11とは、その位置及び高さが異なっている。
【0015】そして、外周壁即ち陰極12が第1外部電
極である第1リード2上に載置され、電気的に接続され
るように導電性接着剤により固定されている。この第1
リード2と露出面(裏面側でコンデンサ素子1などが設
けられる面と反対側の面)が同一平面をなすように対向
して第2外部電極である第2リード3が設けられてい
る。金属ワイヤ4が、第2リード3上にボンディング接
続され、その他端が陽極リード11の自由端と熱圧着さ
れている。また、金属ワイヤ4は、電子部品素子である
コンデンサ素子1の動作可能温度より低く、且つ半田付
けの温度より高い温度で、溶断するヒューズ機能を有す
る材料で形成されており、電子部品の温度保護を行う。
【0016】撥水性合成樹脂製リングであるテフロン
(登録商標)リング13は、コンデンサ素子1の金属焼
結体に陰電極12を形成する際のしみ上がり防止用に設
けられているものである。
【0017】さらに、第1リード2および第2リード3
上に設けられるコンデンサ素子1および金属ワイヤ4部
分が被覆されるように樹脂によるパッケージ5が設けら
れている。
【0018】なお、コンデンサ素子1の焼結体の大きさ
は、たとえば底面積が0.3mm四方から数mm四方程
度に形成される。たとえば図1に示されるように縦Aが
1.6mm程度、横および奥行きBが0.8mm程度の
パッケージにする場合、コンデンサ素子1の焼結体部分
の大きさは0.6mm四方で高さが1.0mm程度に大
きくすることができた。このときの第1リード2の幅C
1は0,6mm程度、第2リード3の幅C2は0.4m
m程度で、その間隔Dが0.6mm程度の大きさに形成
されている。特に、第1リード2の幅C1は、コンデン
サ素子1が第1リード2に安定して載置されるように、
即ち載置したときに傾くことがないように、焼結体の高
さ(1.0mm程度)の半分をやや上回る程度の大きさ
とすることが好ましい。
【0019】さて、図1に示されているタンタル電解コ
ンデンサの製造方法について、順次説明する。
【0020】まず、コンデンサ素子1は、弁作用金属で
あるタンタル粉末の焼結体が、その一壁面に陽極リード
11が埋め込まれた直方体状に成形され、陽極酸化によ
り粉末の周囲にTa25などの酸化皮膜や二酸化マンガ
ン層が形成され、焼結体の外周に二酸化マンガン層、グ
ラファイト層、銀層などが形成されて陰極12が形成さ
れている。
【0021】このコンデンサ素子1の製造は次のように
行われる。まず、タンタル粉末を前述の大きさに成形す
ると共にその一壁面に、たとえば太さが0.2mmφ程
度のタンタル線を埋め込んで真空中で焼結することによ
り、陽極リード11が一壁面(上面)に埋め込まれた焼
結体を形成する。そして、陽極リード11の付け根部分
にテフロンリング13を被せ、このコンデンサ素子1の
陽極リード11の先端部を、たとえばステンレス板で形
成した図示しないステンレスバーに数十個程度溶接す
る。
【0022】ついで、ステンレスバーに溶接された分を
まとめて、たとえばリン酸水溶液中に浸漬し、陽極リー
ド11を陽極として陽極酸化をすることにより、タンタ
ル粉末の周囲にTa25からなる酸化物皮膜を形成する
(化成処理)。その後、硝酸マンガン水溶液中に浸漬
し、二酸化マンガン層(図示せず)を焼結体の内部およ
びその外周面に形成する工程と前述の酸化皮膜形成工程
(再化成処理)を数回繰り返す。この硝酸マンガン水溶
液が陽極リード11にしみ上らないように撥水性を有す
るテフロンリング13が設けられている。
【0023】さらに、焼結体の外表面にグラファイト層
(図示せず)を形成し、さらにその外表面に銀層(図示
せず)を形成することにより、その表面が陰極12とさ
れたコンデンサ素子1が形成される。このように製造さ
れたコンデンサ素子1を、1個づつステンレスバーから
切り離し、個別のコンデンサ素子1を得る。
【0024】次に、第1リード2および第2リード3
は、従来のリードフレームを用いたリードと同様に銅を
90%以上含む銅合金または42合金などからなる0.
05〜0.3mm程度の厚さの板状体を打ち抜いたり、
エッチングにより形成され、各第1リード2および第2
リード3が相互に対向すると共に連結されたリードフレ
ームの状態で形成されている。すなわち、図2に示され
るように、板状体のリードフレーム30に第1リード2
および第2リード3の間隔分の溝31を打抜きまたはエ
ッチングにより形成することにより形成されている。こ
の第1リード2の幅C1は、コンデンサ素子1が第1リ
ード2に安定して載置されるように、焼結体の高さ
(1.0mm程度)の半分をやや上回る程度の大きさで
ある0,6mm程度、第2リード3の幅C2は0.4m
m程度で、その間隔Dが0.6mm程度の大きさに形成
されている。
【0025】図2において、P1、P2…がそれぞれ1
個のコンデンサ分で、図2に示されるように、1枚の板
状体30で多数個分形成され、樹脂製パッケージ5がリ
ードフレーム上に一面に形成された後に、各素子の境界
部で切断されることにより各固体電解コンデンサが形成
される。なお、板状体30の端部の溝32は、切断分離
されるタンタル電解コンデンサの端部の切断位置を示し
ているもので、なくても構わない。
【0026】次に、リードフレームの裏面側に粘着性の
シート或いはテープ16を貼着して板状体のリードフレ
ーム30の溝31を塞ぐ。そして、この状態のリードフ
レームの所定の位置に、多数のコンデンサ素子1を搭載
する。ついで、コンデンサ素子1の焼結体の外周部、即
ち陰極12が第1リード2上に銀ペーストなどの導電性
接着剤により固定されるが、このとき第1リード2の幅
C1はコンデンサ素子1の焼結体の高さ(1.0mm程
度)の半分以上の大きさである0,6mm程度に設定さ
れているから、陰極12が第1リード2,第2リード3
の間に落ち込むことがなくなり、コンデンサ素子1は図
示のような安定した状態を維持する。これにより、タン
タル電解コンデンサチップの下面に陰極が露出すること
が無くなる。
【0027】一方、陽極リード11は、第2リード3
と、たとえば300℃程度で溶断するヒューズ機能を有
する金属ワイヤ4により接続される。この接続工程が、
図3に示されている。
【0028】図3(a)に示されるように、この金属ワ
イヤ4は、その直径が20〜200μm程度とされ、そ
の一端部が第2リード3上にボンディングされることに
より上方に立てられ、その他端部を陽極リード11の自
由端と対向させる。この対向している状態で、金属ワイ
ヤ4の先端部と陽極リード11の自由端とを、空中で台
座なしに例えばペンチPにより挟み、熱圧着して電気的
に接続する。この熱圧着するに際し、ペンチPが熱を発
生するようにしてもよい。金属ワイヤ4の先端部と陽極
リード11の自由端とが、圧着接続された状態が、図3
(b)に示されており、熱と圧力により金属ワイヤ4と
陽極リード11とが扁平状態になって、接合部Sのよう
に接続されていることが分かる。
【0029】これにより、第2リード3から一定距離だ
け離れている陽極リード11と簡単に、しかも確実に電
気的接続をすることができる。
【0030】また、この金属ワイヤ4にヒューズ機能を
有するワイヤを用いることにより、焼損事故を防止する
ことができる。すなわち、コンデンサ素子1の焼結体が
焼損する600℃程度より低く、ハンダ付けなどの温度
では溶断しない260℃程度以上で溶断する材料、例え
ば鉛合金、錫合金などが用いられる。これにより、コン
デンサ素子1の粉末周囲に形成されている誘電体膜に損
傷が生じ絶縁性が低下して電流がリークすると、温度が
上昇し、さらに過電流になると焼結体が焼損し、事故に
なりやすいが、その前に金属ワイヤ4が溶断して電流を
遮断し、保護することができる。
【0031】次に、コンデンサ素子1が取り付けられた
状態で、例えば真空状態の減圧下で表面側にスクリーン
印刷などによりペースト状の樹脂をコーティングして、
コンデンサ素子1および金属ワイヤ4部分を被覆し、熱
硬化させることによりパッケージ5を形成する。すなわ
ち、射出成形で形成するのではなく、その量も少なく、
単に塗布して加熱するだけで形成される。また、テーピ
ングされたリードフレームの状態で減圧状態にしてコー
ティングすることにより、狭い空間にもポイドが形成さ
れることなくペースト状の樹脂が充填される。なお、リ
ードフレームの裏面側に貼着されている粘着性のシート
16は、塗布された樹脂が硬化した後、除去される。
【0032】その後、全面に樹脂製パッケージが形成さ
れたリードフレームを、各素子の境界部で切断すること
により、図1に示される構造のタンタル電解コンデンサ
が得られる。なお、リードフレームの状態でハンダメッ
キをしておくことにより、実装時のハンダ付け性を良好
にすることができる。
【0033】本実施の形態によれば、位置及び高さが異
なる電極12及びリード11を有するタンタル電解コン
デンサ素子1などの電子部品素子をリードフレーム30
から形成した第1外部電極2に載置することで、電子部
品素子の搭載及び陰極12と第1外部電極2との接続を
行い、一方同じく、リードフレーム30から形成した第
2電極3にボンディングされた金属ワイヤ4の他端とリ
ード11の自由端とを空中で且つ台座なしで圧着接続し
ている。これにより、段差を設けるなど基板を特殊な形
状とすること無く、基板自体を不用とし、簡易な手段
で、且つ確実に接続した電子部品が得られる。
【0034】また、リード11と圧着接続される金属ワ
イヤ4を、所定の温度で溶断するヒューズ機能を有する
鉛合金、錫合金などの材料で形成するから、リード11
と外部電極3との接続とともに、電子部品の保護機能を
も同時に持たせることができる。
【0035】また、本実施の形態におけるタンタル電解
コンデンサは、リードフレームで形成されるリード上に
タンタル電解コンデンサ素子を載置して構成されるか
ら、コンデンサ素子の体積効率が高く、より容量の大き
いコンデンサを実現することができる。
【0036】また、第1リード2にコンデンサ素子1を
載置する際に、コンデンサ素子1の外周を導電性接着剤
により第1リード2に接着するが、第1リード2の幅を
焼結体の高さ(1.0mm程度)の半分をやや上回る程
度の大きさ(0,6mm程度)とすることにより、コン
デンサ素子1が第1リード2に安定して載置され、その
工程において接着剤が硬化する前に、コンデンサ素子1
の陽極リード11側の外周部、即ち陰極12が第1リー
ド2および第2リード3の間に落ち込み、タンタル電解
コンデンサチップの下面に陰極が露出し易い、という問
題も解消されている。
【0037】次に、図4は、本発明の第2の実施の形態
に係るタンタル電解コンデンサの断面説明図である。こ
の図4の第2の実施の形態においては、段差を有さない
平板上の絶縁性基板21を用い、その裏面に第1外部電
極22、第2外部電極23が、その上面側(表面側)に
電極22a、23aがそれぞれ対向して形成され、この
基板21のスルーホール内の導電部材24を介して上面
側第1外部電極22a、上面側第2外部電極23aと裏
面の第1外部電極22、第2外部電極23とが接続され
ている。
【0038】そして、コンデンサ素子1の外周部が基板
21の上面側第1外部電極22aに導電性接着剤により
固着されている。また、上面側第2外部電極23aに
は、金属ワイヤ4の一端がボンディングにより接続され
ている。この金属ワイヤ4の他端と陽極リ−ド11の自
由端とが熱圧着により接続されている。その後、その上
面側がケース25により被覆される構造になっている。
【0039】なお、この図4の第2実施の形態におい
て、コンデンサ素子1、金属ワイヤ4,金属ワイヤ4と
陽極リード11との接続構成等は、図1の実施の形態に
おけると同様であるので、再度の説明は省略する。
【0040】本実施の形態によれば、位置及び高さが異
なる電極12及びリード11を有するタンタル電解コン
デンサ素子1などの電子部品素子を、平板上の絶縁性基
板21に形成した上面側第1外部電極2に載置すること
で、電子部品素子の搭載及び陰極12と第1外部電極2
2aとの接続を行い、一方同じく、平板上の絶縁性基板
21に形成した上面側第2外部電極23aにボンディン
グされた金属ワイヤ4の他端とリード11の自由端とを
空中で且つ台座なしで圧着接続している。これにより、
段差を設けるなど絶縁性基板を特殊な形状とすること無
く、簡易な手段で、且つ確実に接続した電子部品が得ら
れる。
【0041】また、リード11と圧着接続される金属ワ
イヤ4を、所定の温度で溶断するヒューズ機能を有する
鉛合金、錫合金などの材料で形成するから、リード11
と上面側第2外部電極23aとの接続とともに、電子部
品の保護機能をも同時に持たせることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、位置及び高さが異なる
電極及びリードを有する電子部品素子を第1外部電極に
載置することで、電子部品素子の搭載及び陰極と第1外
部電極との接続を行い、一方、第2電極にボンディング
された金属ワイヤの他端とリードの自由端とを空中で且
つ台座なしで圧着接続している。これにより、段差を設
けるなど基板を特殊な形状とすること無く、簡易な手段
で、且つ確実に接続した電子部品が得られる。
【0043】また、リードと圧着接続される金属ワイヤ
を、所定の温度で溶断するヒューズ機能を有する材料で
形成するから、リードと外部端子との接続とともに、電
子部品の保護機能をも同時に持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるタンタル電解コ
ンデンサの構造を示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態に用いるリードフレー
ムを示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態における金属ワイヤと
陽極リードとの接続状態を示す図。
【図4】本発明の第2の実施形態によるタンタル電解コ
ンデンサの構造を示す図。
【図5】従来のタンタル電解コンデンサの構造を示す図
【符号の説明】
1 タンタル電解コンデンサ素子 2 第1リード 3 第2リード 4 金属ワイヤ 5 樹脂 11 陽極リード 12 陰極 21 平板状の絶縁性基板 22 裏面の第1外部電極 22a 上面側第1外部電極 23 裏面の第2外部電極 23a 上面側第2外部電極 S 接合部 P 圧着用ペンチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置及び高さが異なる電極及びリードを
    有する電子部品素子と、この電子部品素子が載置され、
    前記電極と電気的に直接接続された第1外部電極と、第
    2外部電極と、この第2外部電極上に一端がボンディン
    グによって固定され、立設された金属ワイヤと、を備
    え、前記金属ワイヤの他端と前記リードの自由端とが圧
    着接続されていること、を特徴とする電子部品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子部品において、前記
    金属ワイヤが、前記電子部品の動作可能温度より低く、
    且つ半田付けの温度より高い温度で、溶断するヒューズ
    機能を有する材料で形成されていることを特徴とする電
    子部品。
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