JP2001357027A - 回帰分析傾向線作成方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

回帰分析傾向線作成方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001357027A
JP2001357027A JP2000179820A JP2000179820A JP2001357027A JP 2001357027 A JP2001357027 A JP 2001357027A JP 2000179820 A JP2000179820 A JP 2000179820A JP 2000179820 A JP2000179820 A JP 2000179820A JP 2001357027 A JP2001357027 A JP 2001357027A
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Akihiro Oyama
晃弘 大山
Atsushi Motoyama
厚 元山
Satoshi Hashimoto
聡 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注目している特定のデータを消去または移動
した場合に全体の傾向がどの様に変化するかを効率的に
把握することが可能な技術を提供する。 【解決手段】 回帰分析を行って得られた傾向線を表示
する回帰分析傾向線作成方法において、回帰分析の対象
となっているデータの内の特定データの座標を取得する
ステップと、前記取得した座標の特定データの消去また
は移動を行うステップと、前記消去した特定データ以外
のデータまたは前記移動後の特定データの値を含むデー
タを対象として回帰分析を行うステップと、前記回帰分
析によって得られた数式を用いてグラフを表示するステ
ップとを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回帰分析を行って得
られた傾向線を表示する回帰分析傾向線作成装置に関
し、特に回帰分析を行って得られた傾向線を用いて購入
品や外注加工品等の各製品の購入価格を示すグラフを表
示する回帰分析傾向線作成装置に適用して有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、購入品や外注加工品等の購入価格
を下げる原価低減を行う場合、その購入価格に影響を及
ぼすと見られる項目をX値、その購入価格をY値に設定
し、それらのデータをY=a1X+a2X2+……+a
nXn+C等の数式で表す回帰分析を行い、その結果を
グラフ表示して各データの分布を分析している。この様
な分析では、回帰分析から得られた数式を示すグラフと
各データとの差を検討することにより、あるデータが全
体の傾向から大きく離れている等、異常なデータを容易
に発見することが可能であり、購入価格に関するデータ
に応用した場合には原価の高い製品の分析に役立てるこ
とができる。
【0003】なお一次回帰や対数回帰グラフ等のグラフ
を表示するグラフ表示装置において、例えば統計データ
の回帰分析を行なう際に、同一の統計データを繰り返し
入力し直す必要なく、容易に異なる種類の回帰グラフを
表示するグラフ表示装置については、特開平9−134
444号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
異常であると思われる特定のデータが存在している場合
にその特定データを取り除いた分析やその値を変更した
分析を行うには、元のデータを構成する多くの値を参照
してどの値がその特定データの値であるかを調べた後、
その特定データの値を修正しなければならない為、その
特定データ以外のデータについて更に分析を進めること
が困難という問題がある。
【0005】また前記従来の技術では、異常であると思
われる特定データの数値を確認するには元のデータを構
成する多くの値を参照してどの値がその特定データの値
であるかを調べる必要があり、特定のデータについてそ
の値が異常となる理由を検討するのが困難であるという
問題がある。
【0006】本発明の目的は上記問題を解決し、注目し
ている特定のデータを消去または移動した場合に全体の
傾向がどの様に変化するかを効率的に把握することが可
能な技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、回帰分析を行
って得られた傾向線を表示する回帰分析傾向線作成装置
において、特定データの消去または移動を行った場合の
回帰分析結果をグラフ表示するものである。
【0008】本発明では、まず回帰分析の対象となるデ
ータを読み出して、それぞれのデータを示すマークをプ
ロットする。次に前記プロットした各データについて回
帰分析を行い、一次式、二次または三次式等の数式を決
定し、前記データの傾向を示す直線または曲線のグラフ
を表示する。
【0009】そして前記の様に表示したデータの内、異
常と思われるデータ等、特定データの指定をユーザから
受け付け、その特定データの座標を取得する。次に前記
取得した座標の特定データのプロット表示の消去または
移動を行い、前記消去した特定データ以外のデータを対
象とする回帰分析、または前記移動後の特定データの値
を含むデータを対象とする回帰分析を行い、前記回帰分
析によって得られた数式を用いてグラフを再表示する。
【0010】以上の様に本発明の回帰分析傾向線作成装
置によれば、特定データの消去または移動を行った場合
の回帰分析結果をグラフ表示するので、注目している特
定のデータを消去または移動した場合に全体の傾向がど
の様に変化するかを効率的に把握することが可能であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に回帰分析を行って得られた
傾向線を表示する一実施形態の回帰分析傾向線作成装置
について説明する。
【0012】図1は本実施形態の回帰分析傾向線作成装
置100の概略構成を示す図である。図1に示す様に本
実施形態の回帰分析傾向線作成装置100は、CPU1
01と、メモリ102と、磁気ディスク装置103と、
入力装置104と、出力装置105と、CD−ROM装
置106と、データファイル107とを有している。
【0013】CPU101は、回帰分析傾向線作成装置
100全体の動作を制御する装置である。メモリ102
は、回帰分析傾向線作成装置100全体の動作を制御す
る際にその為の各種処理プログラムやデータをロードす
る記憶装置である。
【0014】磁気ディスク装置103は、前記各種処理
プログラムやデータを格納しておく記憶装置である。入
力装置104は、回帰分析の対象となっているデータの
内の特定データの消去または移動を行う為の各種入力を
行う装置である。
【0015】出力装置105は、回帰分析の対象となっ
ているデータの内の特定データの消去または移動に伴う
各種出力を行う装置である。CD−ROM装置106
は、前記各種処理プログラムを記録したCD−ROMの
内容を読み出す装置である。データファイル107は、
回帰分析の対象となっているデータを格納するファイル
である。
【0016】また回帰分析傾向線作成装置100は、表
データ入力部110と、プロット描写部111と、座標
取得部112と、グラフプロット修正部113と、グラ
フ計算部114と、グラフ描写部115と、プロット内
容表示部116と、差分計算部117とを有している。
【0017】表データ入力部110は、回帰分析の対象
となる分析項目を入力してデータファイル107に格納
する処理部である。プロット描写部111は、データフ
ァイル107に格納したX値及びY値を読み出して、そ
れぞれのデータを示すマークをプロットする処理部であ
る。
【0018】座標取得部112は、回帰分析の対象とな
っているデータの内の特定データの座標を取得する処理
部である。グラフプロット修正部113は、前記取得し
た座標の特定データの消去または移動を行う処理部であ
る。
【0019】グラフ計算部114は、前記消去した特定
データ以外のデータまたは前記移動後の特定データの値
を含むデータを対象として回帰分析を行う処理部であ
る。グラフ描写部115は、前記回帰分析によって得ら
れた数式を用いてグラフを表示する処理部である。
【0020】プロット内容表示部116は、回帰分析の
対象となっているデータに関連付けられた情報を表示す
る処理部である。差分計算部117は、前記回帰分析に
よって得られた数式を用いて特定のX値におけるY値の
推移を求める処理部である。
【0021】回帰分析傾向線作成装置100を表データ
入力部110、プロット描写部111、座標取得部11
2、グラフプロット修正部113、グラフ計算部11
4、グラフ描写部115、プロット内容表示部116及
び差分計算部117として機能させる為のプログラム
は、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク
等に格納された後、メモリにロードされて実行されるも
のとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はC
D−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
【0022】本実施形態は、システムの概要としては図
1に示す様に表データ入力部110、X軸、Y軸の座標
を取得する座標取得部112、プロット描写部111、
直線や曲線を表示する為の計算を行うグラフ計算部11
4、直線や曲線を描写するグラフ描写部115、グラフ
プロット修正部113から成っている。
【0023】図2は本実施形態の回帰分析の対象データ
の一例を示す図である。図2では、本実施形態において
回帰分析の対象となるデータの一例として、変圧器の容
量とその購入価格を表しており、X値の分析項目は容量
(単位:KVA)、Y値の分析項目は価格(単位:千
円)である。
【0024】本実施形態の表データ入力部110は、回
帰分析の対象となる分析品目の2つの分析項目(X値、
Y値)を入力し、図2の様な表形式を作成してデータフ
ァイル107に格納する。
【0025】次にプロット描写部111は、データファ
イル107に格納したX値及びY値を読み出して、それ
ぞれのデータを示すマークをプロットする。各項目のプ
ロット表示を全て完了した後、次にグラフ計算部114
は、前記プロットした各データについて回帰分析を行
い、一次式、二次または三次式等の数式の係数を決定す
る。回帰分析が終了するとグラフ描写部115は、前記
決定した数式を使用し、前記データファイル107に格
納したデータの傾向を示す直線または曲線のグラフを表
示する。
【0026】図3は本実施形態の回帰分析傾向線の例を
示す図である。図3において、マーク「●」で示された
プロット表示は前記データファイル107に格納した回
帰分析対象のデータを表しており、直線は前記データの
回帰分析によって得られた数式によるグラフを示してい
る。
【0027】本実施形態では、ユーザからの指示によ
り、前記の様に表示したデータの消去または移動を行っ
た場合の回帰分析結果を表示し、特定データの消去また
は移動によるグラフの変化を表示する。
【0028】以下に、本実施形態において、ユーザから
指定された特定データを消去した後、その特定データ以
外のデータについて回帰分析を行う処理について説明す
る。
【0029】図4は本実施形態の特定データの消去と傾
向線の表示の処理手順を示すフローチャートである。本
実施形態において、ユーザは、図3に示した様なプロッ
ト及びグラフの表示を検討し、前記の様に表示されたデ
ータの中に異常と思われるものがある場合にその特定デ
ータのプロットをマウスでダブルクリックして当該特定
データの消去を指示する。
【0030】ステップ20で座標取得部112は、ユー
ザによって行われたダブルクリックを受付け、ステップ
21では、前記ダブルクリックされた特定データを示す
プロットの座標を取得する。
【0031】ステップ22でグラフプロット修正部11
3は、前記特定データのプロットを消去した後にその特
定データ以外のデータについてプロットを行う指示であ
るかを確認する為の表示を行い、ユーザから確認を示す
入力が行われた場合にはステップ23に進み、ユーザか
らその処理を中止することを示す入力が行われた場合に
は処理を終了する。
【0032】ステップ23でグラフプロット修正部11
3は、ステップ21で取得した座標に対応するプロット
を消去し、ステップ24では、前回の回帰分析によって
得られた数式による直線または曲線のグラフを消去す
る。
【0033】次にステップ25でグラフ計算部114
は、前記消去の対象となった特定データ以外のデータに
ついて回帰分析を行い、一次式、二次または三次式等の
数式の係数を決定する。ステップ26でグラフ描写部1
15は、前記決定した数式を使用し、前記特定データ以
外のデータの傾向を示す直線または曲線のグラフを表示
する。
【0034】図5は本実施形態の特定データの消去と傾
向線の表示の一例を示す図である。図5に示す様に、異
常と思われるプロット表示501がユーザによってダブ
ルクリックされ、その特定データの消去が指示される
と、当該特定データ以外のデータについて回帰分析を行
って、前回の回帰分析によって得られた数式Y=aX+
bをY=a1X+b1の様に変更し、前記特定データ以
外のデータの傾向を示すグラフを表示する。
【0035】前記の様に本実施形態では、異常と思われ
る特定データを消去した後に、当該特定データ以外のデ
ータのグラフを表示するので、プロット表示502の様
に異常と思われるデータが更に存在している場合に、ユ
ーザはそのデータに容易に着目することができる。
【0036】前記のデータが図2に示した様に変圧器の
容量とその購入価格を表しており、プロット表示501
の様に異常と思われる価格の変圧器が存在している場合
に、ユーザはそれを販売側に指摘して価格交渉を行うこ
とになるが、本実施形態でのグラフ表示を行うことによ
って、プロット表示502の様にプロット表示501以
外にも異常と思われる価格が存在しているかどうかを容
易に把握することが可能となり、プロット表示502に
対応した価格についても同時に価格交渉を進めることが
できる。
【0037】以下に、本実施形態において、回帰分析を
行ってデータの内、ユーザから指定された特定データに
関連付けられた各種情報内容を表示する処理について説
明する。
【0038】図6は本実施形態の回帰分析対象の情報内
容表示の処理手順を示すフローチャートである。本実施
形態において、ユーザは、図3に示した様なプロット及
びグラフの表示を検討し、異常と思われる特定データ
等、回帰分析対象のデータに関連付けられた各種情報内
容を参照する必要が生じた場合には、その特定データの
プロットをマウスでクリックして当該特定データの情報
内容表示を指示する。
【0039】ステップ30で座標取得部112は、ユー
ザによって行われたクリックを受付け、ステップ21で
は、前記クリックされた特定データを示すプロットの座
標を取得する。ステップ32でプロット内容表示部11
6は、前記特定データに関連付けられた各種情報の内容
表示を行う指示であるかを確認する為の表示を行い、ユ
ーザから確認を示す入力が行われた場合にはステップ3
3に進み、ユーザからその処理を中止することを示す入
力が行われた場合には処理を終了する。
【0040】ステップ33でプロット内容表示部116
は、ステップ21で取得した座標に対応する特定データ
に関連付けられた各種情報の内容として、その分析品目
の名称、X軸分析項目及びY軸分析項目の値や、その分
析品目の製品番号や図面の番号等の抽出を行い、ステッ
プ34では、前記抽出した情報を表示する為のポップア
ップ画面を表示し、ステップ35では、前記ポップアッ
プ画面に前記抽出した情報を表示する。
【0041】図7は本実施形態の回帰分析対象の情報内
容表示の一例を示す図である。図7に示す様に、プロッ
ト表示701がユーザによってクリックされ、その特定
データに関連付けられた各種情報の内容表示が指示され
ると、当該特定データに関連付けられた各種情報の内容
として、その分析品目の名称「変圧器」、X軸分析項目
(125KVA)及びY軸分析項目(¥350,00
0)の値や、その分析品目の製品番号(0012)や図
面番号(1234)等を抽出して表示する。ここでこの
様な製品番号や図面番号等の各種情報は予め各データ毎
に対応付けて格納されているものとする。
【0042】前記の様に本実施形態では、異常と思われ
る特定データ等、回帰分析対象のデータに関連付けられ
た各種情報内容を表示するので、異常と思われるデータ
が存在している場合に、ユーザは、その製品番号で識別
される各種情報を参照したり、その図面番号に対応する
図面データを参照して、その異常の原因を調査すること
ができる。
【0043】以下に、本実施形態において、ユーザから
指定された特定データを1つずつ消去しながら回帰分析
により得られた数式をその都度登録し、所定のX値を入
力することにより、Y値がどの様に変動し、差違が出る
かを計算する処理について説明する。
【0044】図8は本実施形態のY値差分計算の処理手
順を示すフローチャートである。本実施形態において、
ユーザは、図3に示した様なプロット及びグラフの表示
を検討し、前記の様に表示されたデータの中に異常と思
われるものがある場合にその特定データのプロットをマ
ウスでダブルクリックして当該特定データの消去を指示
する。
【0045】ステップ20で座標取得部112は、ユー
ザによって行われたダブルクリックを受付け、ステップ
21では、前記ダブルクリックされた特定データを示す
プロットの座標を取得する。
【0046】ステップ22でグラフプロット修正部11
3は、前記特定データのプロットを消去した後にその特
定データ以外のデータについてプロットを行う指示であ
るかを確認する為の表示を行い、ユーザから確認を示す
入力が行われた場合にはステップ23に進み、ユーザか
らその処理を中止することを示す入力が行われた場合に
は処理を終了する。
【0047】ステップ23でグラフプロット修正部11
3は、ステップ21で取得した座標に対応するプロット
を消去し、ステップ25でグラフ計算部114は、前記
消去の対象となった特定データ以外のデータについて回
帰分析を行い、一次式、二次または三次式等の数式の係
数を決定する。
【0048】ステップ40で差分計算部117は、前記
決定した数式を表へ出力して登録し、ユーザからの指示
に従って、前記のステップ20からステップ40までの
処理を何回か繰返し行う。
【0049】ステップ41で差分計算部117は、Y値
の差額推移表示を行うかどうかを示すユーザからの入力
を受付け、ユーザからY値の差額推移表示の実行を示す
入力が行われた場合にはステップ42に進み、ユーザか
らその処理を中止することを示す入力が行われた場合に
は処理を終了する。
【0050】ステップ42で差分計算部117は、入力
装置(キーボード)によりユーザからのX値(独立変
数)の入力が行われるのを待ち、ステップ43では、入
力装置によりユーザから入力されたX値を受付け、ステ
ップ44では、ステップ40で登録した各数式に前記受
付けたX値を代入してY値を算出し、ステップ45で
は、前記算出したY値を表へ出力して登録し、ステップ
46では、前記算出したY値の差分を計算して表示す
る。
【0051】図9は本実施形態のY値差分計算表示の一
例を示す図である。図9に示す様に、異常と思われる特
定データの消去が指示されると、当該特定データ以外の
データについて回帰分析を行って、前回の回帰分析によ
って得られた計算式を表に登録し、入力されたX値に対
するY値を算出する。
【0052】図9では特定データの消去を4回行った場
合の内容を表しており、異常と思われる特定データの消
去を行うことにより、Y値は120,000円から徐々
に低減され、最終的にその差額が31,000円となっ
ている。
【0053】前記の様に本実施形態では、異常と思われ
る特定データを消去した後に、当該特定データ以外のデ
ータによって得られた数式によるY値の差分を求めるの
で、ユーザは、異常と思われるデータを取り除いた場合
に他のX値に対応するY値がどの様に変動するかについ
て容易に検討することができる。
【0054】前記のデータが図2に示した様に変圧器の
容量とその購入価格を表しており、異常と思われる価格
の変圧器が存在している場合に、本実施形態でのY値差
分計算表示を行うことによって、その異常と思われる価
格の変圧器を除いた場合の他の変圧器についての価格交
渉を有利に進めることができる。
【0055】以下に、本実施形態において、ユーザから
指定された特定データをドラッグ&ドロップして、X軸
及びY軸の位置を変更する事により、回帰分析による数
式及び向線がどう変化するを表示する処理について説明
する。
【0056】図10は本実施形態のドラッグ及びドロッ
プによる傾向線表示の処理手順を示すフローチャートで
ある。本実施形態において、ユーザは、図3に示した様
なプロット及びグラフの表示を検討し、前記の様に表示
されたデータの中に異常と思われるものがある場合にそ
の特定データのプロットをマウスで右クリックして当該
特定データの移動を指示する。
【0057】ステップ50で座標取得部112は、ユー
ザによって行われた右クリックを受付け、ステップ21
では、前記右クリックされた特定データを示すプロット
の座標を取得する。
【0058】ステップ22でグラフプロット修正部11
3は、前記特定データのプロットを移動した後にその特
定データ以外のデータについてプロットを行う指示であ
るかを確認する為の表示を行い、ユーザから確認を示す
入力が行われた場合にはステップ51に進み、ユーザか
らその処理を中止することを示す入力が行われた場合に
は処理を終了する。
【0059】ステップ51でグラフプロット修正部11
3は、入力装置(マウス)によりユーザからの入力が行
われるのを待ち、ステップ52では、ステップ51で前
記特定データのプロットを移動させる為の入力が行われ
たかどうかを調べ、ステップ53では前記入力された内
容に応じて前記特定データのプロットのドラッグ&ドロ
ップを行う。
【0060】ステップ54では、前記ドロップされた座
標を取得し、前回の回帰分析によって得られた数式によ
る直線または曲線のグラフをステップ24で消去した
後、ステップ55では、前記取得した座標に前記特定デ
ータのプロットを表示する。
【0061】ステップ25でグラフ計算部114は、前
記移動の対象となった特定データの値をステップ54で
取得した座標に対応する値に変換した後、その変換後の
データを含むデータについて回帰分析を行い、一次式、
二次または三次式等の数式の係数を決定する。ステップ
26でグラフ描写部115は、前記決定した数式を使用
し、前記特定データ以外のデータの傾向を示す直線また
は曲線のグラフを表示する。
【0062】図11は本実施形態のドラッグ及びドロッ
プによる傾向線表示の一例を示す図である。図11に示
す様に、異常と思われるプロット表示1101がユーザ
によってドラッグ&ドロップされ、その特定データの移
動が指示されると、当該特定データの移動後の値を含む
データについて回帰分析を行って、前回の回帰分析によ
って得られた数式Y=a0X+b0をY=a1X+b1
の様に変更し、当該特定データの移動後の値を含むデー
タの傾向を示すグラフを表示する。
【0063】前記の様に本実施形態では、異常と思われ
る特定データを移動した後に、当該特定データの移動後
の値を含むデータのグラフを表示するので、ユーザは、
プロット表示1101の様に異常と思われるデータの値
を変更した場合に全体の傾向がどの様に変化するかを視
覚的に把握することができる。
【0064】前記のデータが図2に示した様に変圧器の
容量とその購入価格を表しており、プロット表示110
1の様に異常と思われる価格の変圧器が存在している場
合に、本実施形態でのグラフ表示を行うことによって、
異常と思われる価格を修正した場合の全体の傾向を容易
に把握することが可能となり、価格の修正について販売
側に対して有利に交渉を進めることができる。
【0065】以上説明した様に本実施形態の回帰分析傾
向線作成装置によれば、特定データの消去または移動を
行った場合の回帰分析結果をグラフ表示するので、注目
している特定のデータを消去または移動した場合に全体
の傾向がどの様に変化するかを効率的に把握することが
可能である。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば特定データの消去または
移動を行った場合の回帰分析結果をグラフ表示するの
で、注目している特定のデータを消去または移動した場
合に全体の傾向がどの様に変化するかを効率的に把握す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の回帰分析傾向線作成装置の概略構
成を示す図である。
【図2】本実施形態の回帰分析の対象データの一例を示
す図である。
【図3】本実施形態の回帰分析傾向線の例を示す図であ
る。
【図4】本実施形態の特定データの消去と傾向線の表示
の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態の特定データの消去と傾向線の表示
の一例を示す図である。
【図6】本実施形態の回帰分析対象の情報内容表示の処
理手順を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態の回帰分析対象の情報内容表示の一
例を示す図である。
【図8】本実施形態のY値差分計算の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】本実施形態のY値差分計算表示の一例を示す図
である。
【図10】本実施形態のドラッグ及びドロップによる傾
向線表示の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】本実施形態のドラッグ及びドロップによる傾
向線表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
100…回帰分析傾向線作成装置、101…CPU、1
02…メモリ、103…磁気ディスク装置、104…入
力装置、105…出力装置、106…CD−ROM装
置、107…データファイル、110…表データ入力
部、111…プロット描写部、112…座標取得部、1
13…グラフプロット修正部、114…グラフ計算部、
115…グラフ描写部、116…プロット内容表示部、
117…差分計算部、501及び502…プロット表
示、701…プロット表示、1101…プロット表示。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 聡 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所産業システム事業部内 Fターム(参考) 5B049 CC00 DD01 EE00 FF03 5B056 AA00 BB61 DD00 EE00 HH01 5B080 DA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回帰分析を行って得られた傾向線を表示
    する回帰分析傾向線作成方法において、 回帰分析の対象となっているデータの内の特定データの
    座標を取得するステップと、前記取得した座標の特定デ
    ータの消去または移動を行うステップと、前記消去した
    特定データ以外のデータまたは前記移動後の特定データ
    の値を含むデータを対象として回帰分析を行うステップ
    と、前記回帰分析によって得られた数式を用いてグラフ
    を表示するステップとを有することを特徴とする回帰分
    析傾向線作成方法。
  2. 【請求項2】 回帰分析の対象となっているデータに関
    連付けられた情報を表示するステップを有することを特
    徴とする請求項1に記載された回帰分析傾向線作成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記回帰分析によって得られた数式を用
    いて特定のX値におけるY値の推移を求めるステップを
    有することを特徴とする請求項1または請求項2のいず
    れかに記載された回帰分析傾向線作成方法。
  4. 【請求項4】 回帰分析を行って得られた傾向線を表示
    する回帰分析傾向線作成装置において、 回帰分析の対象となっているデータの内の特定データの
    座標を取得する座標取得部と、前記取得した座標の特定
    データの消去または移動を行うグラフプロット修正部
    と、前記消去した特定データ以外のデータまたは前記移
    動後の特定データの値を含むデータを対象として回帰分
    析を行うグラフ計算部と、前記回帰分析によって得られ
    た数式を用いてグラフを表示するグラフ描写部とを備え
    ることを特徴とする回帰分析傾向線作成装置。
  5. 【請求項5】 回帰分析を行って得られた傾向線を表示
    する回帰分析傾向線作成装置としてコンピュータを機能
    させる為のプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体において、 回帰分析の対象となっているデータの内の特定データの
    座標を取得する座標取得部と、前記取得した座標の特定
    データの消去または移動を行うグラフプロット修正部
    と、前記消去した特定データ以外のデータまたは前記移
    動後の特定データの値を含むデータを対象として回帰分
    析を行うグラフ計算部と、前記回帰分析によって得られ
    た数式を用いてグラフを表示するグラフ描写部としてコ
    ンピュータを機能させる為のプログラムを記録したこと
    を特徴とする記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009238144A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Sanyo Electric Co Ltd 診療支援装置
JP2015185006A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 株式会社日立ソリューションズ東日本 在庫管理装置

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