JP2001356382A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JP2001356382A
JP2001356382A JP2000179969A JP2000179969A JP2001356382A JP 2001356382 A JP2001356382 A JP 2001356382A JP 2000179969 A JP2000179969 A JP 2000179969A JP 2000179969 A JP2000179969 A JP 2000179969A JP 2001356382 A JP2001356382 A JP 2001356382A
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strobe
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Takeshi Egawa
全 江川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ発光を伴う近距離撮影時に露光量オ
ーバーとなったりストロボ照射範囲と撮影範囲とのパラ
ラックスが生じたりする。 【解決手段】 焦点距離を変更可能な撮影光学系31
と、ストロボ照射範囲を変更可能なズームストロボ3
2,33とを有する撮影装置34において、撮影光学系
の焦点距離に対応してストロボ照射範囲を設定する第1
のモードと、撮影光学系の焦点距離に対応せずにストロ
ボ照射範囲を設定する第2のモードとで動作可能な制御
手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズーム可能な撮影
光学系およびズーム可能なストロボを備えた撮影装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストロボ配光(照射範囲)を制御可能な
ストロボとしては、例えば特開平10−142657号
公報にて提案されているように、ストロボ発光部が縦位
置か横位置かによってストロボ配光を制御するものがあ
る。
【0003】また、特開平9−61912号公報にて提
案のものでは、発光出力が所定値より低い場合は配光む
らが生じるおそれがあるとして、ストロボ照射範囲をワ
イド側に移行させるようにしている。
【0004】さらに、特開平8−69037号公報にて
提案のものでは、近距離被写体用のパララックス対策と
して、閃光放射の一部を分配する配光制御部材を設けて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記各従来のストロボでは、ズーム撮影レンズとズームス
トロボの組み合わせにおける撮影パララックスについて
は何ら対策が講じられていない。また、特開平8−69
037号公報にて提案のものでは、配光を常に無駄にし
ており、また両方の配光の重なり部分での配光むらが発
生すると考えられる。
【0006】また、特開平9−61912号公報にて提
案のものは、調光型ストロボにおける近距離撮影での少
ない発光エネルギーに対する配光むらについての対策で
あり、調光型でないフラッシュオート型において絞りで
光量を制御する場合には、近距離撮影時に光量を絞り切
れず、露光量オーバーとなるおそれがある。
【0007】また、特開平10−142657号公報に
て提案のものでは、ストロボが縦位置か横位置かでスト
ロボ配光を制御するだけであるので、近距離撮影時のス
トロボ光量制御を行うことができない。
【0008】そこで、本発明は、特にストロボ発光を伴
う近距離撮影時に露光量オーバーとなったりストロボ照
射範囲と撮影範囲とのパララックスが生じたりすること
を効果的に防止できるようにした撮影装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、焦点距離を変更可能な撮影光学系
と、ストロボ照射範囲を変更可能なズームストロボとを
有する撮影装置において、撮影光学系の焦点距離に対応
してストロボ照射範囲を設定する第1のモードと、撮影
光学系の焦点距離に対応せずにストロボ照射範囲を設定
する第2のモードとで動作可能な制御手段を設けてい
る。
【0010】具体的には、例えば、被写体距離が所定の
近距離よりも近い距離であると判別したときに第2のモ
ードとなり、第1のモードにより設定されるストロボ照
射範囲よりもワイド側のストロボ照射範囲を設定するよ
うにして、第1のモードによる近距離撮影時に設定され
るストロボ照射範囲と撮影範囲とのパララックスがカバ
ーされるようにストロボ照射範囲を広げ、撮影範囲に対
するストロボ光の配光むらが生じるのを防止する。
【0011】また、被写体距離に基づいて露光量オーバ
ーが生ずると判別したときに第2のモードとなり、第1
のモードにより設定されるストロボ照射範囲よりもワイ
ド側のストロボ照射範囲を設定するようにして、実質的
なガイドナンバーを低くし、適正露出が得られるように
する。
【0012】さらに、被写体距離が上記所定の近距離よ
り遠い距離であると判別した場合に、ズームストロボの
フル発光時における撮影光学系の絞り設定又は調光発光
時におけるストロボ発光時間の設定等に基づいてストロ
ボ光量に余裕があるか否かを判別し、ストロボ光量に余
裕があると判別したときに第2のモードとなり、第1の
モードにより設定されるストロボ照射範囲よりもワイド
側のストロボ照射範囲を設定して、ストロボ照射範囲を
広げ、撮影範囲に対するストロボ照明をより均一化(平
坦化)したり、撮影範囲外からの反射光による照明も利
用してより自然なストロボ撮影を可能としたりする。
【0013】なお、マクロ撮影を行う場合に、第2のモ
ードにより、第1のモードにより設定されるストロボ照
射範囲よりもワイド側のストロボ照射範囲を設定するよ
うにしてもよい。
【0014】また、ストロボのワイド側での最大照射範
囲を撮影光学系のワイド端画角より十分広くして、ワイ
ド端での撮影時にも上記効果を得ることができるように
するのがよい。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図2には、本発
明の第1実施形態であるカメラ(撮影装置)の電気回路
の構成を示している。また、図3(a),(b)にはそ
れぞれ、カメラのテレ側状態およびワイド側状態での側
面視における概略構成を示している。
【0016】まず、図3(a),(b)において、34
はカメラ本体であり、このカメラ本体34の前部中央に
は、焦点距離の変更に伴い繰り出しおよび繰り込みが可
能なズーム撮影レンズ31が設けられている。また、カ
メラ本体34の前面上部にはストロボレンズ33が取り
付けられており、カメラ本体34の内側上部には、スト
ロボレンズ33に対して光軸方向に移動可能なストロボ
発光部(Xe管や反射笠等から構成される)32が設け
られている。
【0017】図2において、1は被写体までの距離を測
定する測距装置、2はストロボの使用を決定したりシャ
ッター秒時を決めるために被写体輝度を測定する測光装
置である。
【0018】また、3はズーム撮影レンズ31の焦点距
離を可変制御する鏡筒ズーム機構、4は被写体にピント
が合うように合焦制御するフォーカス制御機構である。
【0019】さらに、5はフィルムに対する露光量を制
御するシャッター、6はフィルムを巻き上げたり巻き戻
したりするフィルム給送機構である。
【0020】また、7はストロボ発光部32の移動を制
御してストロボ照射範囲を変更するストロボズーム機
構、8はストロボ発光部32を発光動作させるための充
電エネルギーやトリガー信号を出力するストロボ制御回
路、9は上記各機構や回路の動作を司るマイコンであ
る。
【0021】このように構成されるカメラ(マイコン
9)の動作について、図1に示すフローチャートを用い
て説明する。
【0022】まず、ステップ(図ではSと略す)001
では、マイコン9は、カメラ本体34に設けられた不図
示のズームスイッチ(ズーム操作手段)のテレ側又はワ
イド側が押されたかどうかを判別する。ズームスイッチ
が押された場合はステップ002に進み、押されていな
い場合はステップ007に進む。
【0023】ステップ002では、鏡筒ズーム機構3を
通じ、ズームスイッチの操作方向(テレ側又はワイド
側)に応じてテレ側又はワイド側にズーム撮影レンズ3
1を駆動し、ステップ003に進む。
【0024】ステップ003では、ズーム撮影レンズ3
1がテレ端又はワイド端に達したか否かを判別し、テレ
端又はワイド端に達していればステップ005に進み、
いずれにも達していなければステップ004に進む。
【0025】ステップ004では、ズームスイッチがオ
フされたか否かを判別し、オフされたときはステップ0
05に進み、オフされていないときはステップ003に
戻ってズーム撮影レンズ31のズーム駆動を続ける。
【0026】ステップ005では、鏡筒ズーム機構3を
オフにして、ズーム撮影レンズ31のズーム駆動を停止
させ、ステップ006に進む。
【0027】ステップ006では、ズーム駆動されたズ
ーム撮影レンズ31の焦点距離に対応するストロボ照射
範囲が得られるように、ストロボズーム機構7を駆動
し、ストロボ発光部32のストロボレンズ33に対する
位置を制御する。なお、このときのストロボ照射範囲の
制御動作が請求の範囲にいう第1のモードによる制御動
作に相当し、このとき設定されたストロボ照射範囲を本
実施形態においては通常照射範囲という。そして、ステ
ップ007に進む。
【0028】ステップ007では、カメラ本体34に設
けられた不図示のレリーズボタンが半押し操作されて、
測光・測距動作およびズーム撮影レンズ31の合焦動作
を開始させる第1レリーズスイッチ(図示せず)がオン
になったかどうかを判別する。オンになったときはステ
ップ008に進み、オンにならないときはステップ00
1に戻る。
【0029】ステップ008では、マイコン9は測光装
置2に被写体輝度を測定させ、ステップ009に進む。
このステップ009では、ステップ008での測光結果
により被写体輝度が所定値よりも暗いかどうかを判別す
る。被写体輝度が暗ければステップ010に進み、暗く
なければステップ011に進む。
【0030】ステップ010では、被写体輝度が暗いた
めにストロボ照明が必要であるとして、ストロボを発光
可能状態とし、ステップ011に進む。
【0031】ステップ011では、測距装置1によって
被写体までの距離を測定しステップ012に進む。
【0032】ここで、図4(a),(b)には、ズーム
ストロボの照射範囲とズーム撮影レンズ31により設定
される画角との関係を示している。図3(b)に示すよ
うに、ズーム撮影レンズ31がワイド状態にあり、撮影
距離が十分遠いときは、図4(a)に示すように、スト
ロボの光軸とズーム撮影レンズ31の光軸とがオフセッ
トしていることによるパララックスは全く発生しない。
すなわち、ストロボ照射範囲Sとズーム撮影レンズ31
による撮影範囲Tとが、ストロボ照射範囲Sが撮影範囲
Tを内包するように重なっている。
【0033】一方、図3(a)に示すように、ズーム撮
影レンズ31がテレ状態にあり、撮影距離が近いとき
は、図4(b)に示すように、ストロボの光軸とズーム
撮影レンズ31の光軸とがオフセットしていることによ
るパララックスが特に大きく発生する。すなわち、図中
に実線で示すストロボ照射範囲Sと撮影範囲Tとにずれ
が生じる。このパララックスの量は、撮影レンズがワイ
ドよりテレの方が発生しやすい。
【0034】本実施形態では、このようなパララックス
の発生を防止するために、以下のステップ012,01
3を設けている。
【0035】ステップ012では、ステップ011での
測距結果より、被写体距離が所定の近距離よりも近い距
離か否かを判別する。ここで、「所定の近距離」とは、
ズーム撮影レンズ31の焦点距離と、ストロボ光軸およ
びズーム撮影レンズ光軸間のオフセットとから決まるパ
ララックスにより、ストロボ照射領域と撮影範囲とがず
れるような被写体距離を意味しており、マイコン9が演
算により求める。そして、被写体距離が所定の近距離よ
りも近い距離であればステップ013に進み、遠い距離
であればステップ014に進む。
【0036】ステップ013では、マイコン9は、スト
ロボズーム機構7を通じてストロボ発光部34を駆動
し、上記通常照射範囲よりもワイド方向にストロボ照射
範囲を広げる。ストロボ照射範囲の拡大量(ストロボ発
光部34の駆動量)は、マイコン9が元のストロボ照射
範囲と撮影範囲とのずれ量に基づいてこのずれ量をカバ
ーするために必要な値として演算する。これにより、例
えば図4(b)に示すように、実線で示すストロボ照射
範囲Sと撮影範囲Tとがずれた状態から、鎖線で示すス
トロボ照射範囲S′が撮影範囲Tを内包する状態とな
る。したがって、近距離撮影時における撮影範囲Tに対
するストロボ光の配光むらが防止される。
【0037】なお、本実施形態では、ストロボのワイド
側での最大照射範囲は、ズーム撮影レンズ31のワイド
端画角より十分広くしている。これにより、ワイド端で
の撮影時にも、配光むらを確実に防止することができ
る。
【0038】次に、発光時間(発光量)が一定であるフ
ル発光タイプのストロボが用いられているカメラのよう
に、ストロボ撮影時にシャッター絞り径でフィルムに到
達する光量を制御するものでは、絞り径を最小としても
被写体が近過ぎるときは露光量オーバーになってしまう
ことがある。また、発光時間(発光量)を制御可能な調
光タイプのストロボを用いる場合においても、被写体が
近過ぎると最短の発光時間の制限(つまり、発光時間が
長すぎること)により露光量がオーバーになることがあ
る。そこで、ステップ014では、ステップ011での
測距結果およびストロボ発光データに基づいて絞り径が
最小の場合に露光量がオーバーになるかどうかを判別す
る。
【0039】そして、露光量オーバーになると判別した
ときはステップ015に進み、オーバーにならないと判
別したときはステップ016に進む。
【0040】ステップ015では、ストロボズーム機構
7を通じてストロボ照射範囲を上記通常照射範囲よりも
ワイドにするようストロボ発光部34を駆動する。この
ときのストロボ発光部34の駆動量は、マイコン9が演
算する。これにより、実質的にガイドナンバーが低くな
り、フィルム露光量を適正に制御することが可能とな
る。そして、ステップ016に進む。
【0041】ステップ016では、シャッター5を作動
させてフィルム露光を行うとともに、ステップ010に
おいてストロボ撮影が設定されたときにはシャッター作
動にシンクロするようストロボ制御回路8を通じてスト
ロボ発光部34を発光させる。 ここで、マイコン9
は、ステップ013およびステップ015にてストロボ
ズームを行った場合には、このときのガイドナンバー変
化分を補正するようストロボ発光制御およびシャッター
制御を行う。そして、ステップ017に進む。
【0042】こうしてフィルム露光が終了すると、ステ
ップ017では、フィルム給送機構6を通じてフィルム
を1駒分巻き上げ、ステップ018に進む。
【0043】ステップ018では、ステップ013又は
ステップ015においてストロボ照射範囲が通常照射範
囲よりもワイド側に拡大された場合に、ストロボ照射範
囲を通常照射範囲に戻すようにストロボ発光部34を駆
動する。そして、ステップ001に戻る。
【0044】なお、本フローチャートでは、ステップ0
09にて被写体が明るいと判別され、ステップ010で
ストロボ撮影設定がなされない場合でもストロボ照射範
囲が変更されているが、ストロボ撮影設定がなされない
場合は、ステップ012からステップ015をスキップ
するフローとしてもよい。
【0045】(第2実施形態)図5には、本発明の第2
実施形態であるカメラの動作フローチャートを示してい
る。なお、本実施形態のフローチャートは、第1実施形
態のフローチャートにおけるステップ011からステッ
プ017の間に、ステップ101およびステップ102
を追加したものである。
【0046】ステップ012において、被写体距離が所
定の近距離よりも近い距離であると判別したときは、第
1実施形態と同様にステップ013に進み、所定の近距
離よりも遠い距離であると判別したときはステップ10
1に進む。
【0047】ステップ101では、ストロボ光量に余裕
があるかどうかを判別する。ストロボ光量に余裕がある
とは、例えば、フル発光タイプのストロボを用いる場合
には絞りが最小に絞られた状態(つまり、絞りを最小よ
りも大きくすれば、適正露光量が得られる状態や絞りを
設定値より大きくすれば適正露光量が得られる状態)で
あり、調光タイプのストロボを用いる場合には最大発光
時間よりも短い時間でストロボ発光を停止させる(つま
り、発光時間を長くすれば適正露光量が得られる)条件
が設定されている状態である。すなわち、照射角をワイ
ド側にシフトしても適正露光量を得ることができる状態
である。
【0048】そして、ストロボ光量に余裕があるときは
ステップ102に進み、余裕がなければステップ014
に進む。
【0049】ステップ102では、ストロボ光量に余裕
があるので、撮影範囲に対してストロボ光量が不足しな
い程度にストロボ照射範囲を上記通常照射範囲によりも
ワイド側に広げ、ステップ014に進む。このように、
ストロボ照射範囲を撮影範囲に対する通常の照射範囲よ
りも広げることで、撮影範囲内におけるストロボ照明が
より均一化(平坦化)され、また撮影範囲外からのスト
ロボ光の反射による被写体への照明(間接照明)が加算
されて、より自然なストロボ撮影が可能となる。
【0050】(第3実施形態)図6には、本発明の第3
実施形態であるカメラの動作フローチャートを示してい
る。なお、本実施形態のフローチャートは、第1実施形
態にて説明したフローチャートにおける、例えばステッ
プ001の前に挿入されるものである。
【0051】ステップ201では、カメラの撮影モード
がマクロモードかどうかを判定し、マクロモードであれ
ばステップ202に進み、そうでなければステップ20
2をスキップし、ステップ001等に進む。
【0052】ステップ202では、マクロモードによる
近距離撮影が行われるものとして、予めストロボ照射範
囲を上記通常照射範囲よりもワイド側に設定し、マクロ
モードでのストロボ撮影に適した露光量を得る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通常は撮影光学系の焦点距離に対応してストロボ照射範
囲を設定する(第1のモード)が、被写体距離が所定の
近距離よりも近い距離である等の特別の条件下では撮影
光学系の焦点距離に対応せずにストロボ照射範囲を設定
することができる(第2のモード)。
【0054】例えば、被写体距離が所定の近距離よりも
近い距離である場合に、第1のモードにより設定される
ストロボ照射範囲よりもワイド側のストロボ照射範囲を
設定するようにすれば、第1のモードによる近距離撮影
時に設定されるストロボ照射範囲と撮影範囲とのパララ
ックスがカバーされ、撮影範囲に対するストロボ光の配
光むらが生じるのを防止することができる。
【0055】また、被写体距離に基づいて露光量オーバ
ーが生ずると判別した場合に、第1のモードにより設定
されるストロボ照射範囲よりもワイド側のストロボ照射
範囲を設定するようにすれば、実質的なガイドナンバー
を低くして適正露出を得ることができる。
【0056】さらに、被写体距離が上記所定の近距離よ
り遠い距離であると判別した場合においてストロボ光量
に余裕があると判別したときに、第1のモードにより設
定されるストロボ照射範囲よりもワイド側のストロボ照
射範囲を設定し、ストロボ照射中心に近い部分を撮影範
囲の照明に用いるようにすれば、撮影範囲に対するスト
ロボ照明をより均一化(平坦化)したり、撮影範囲外か
らの反射光による照明も利用してより自然なストロボ撮
影を可能としたりすることができる。
【0057】なお、マクロ撮影を行う場合に、第1のモ
ードにより設定されるストロボ照射範囲よりもワイド側
のストロボ照射範囲を設定するようにすれば、ストロボ
を用いた適正なマクロ撮影を行うことができる。
【0058】また、ストロボのワイド側での最大照射範
囲を撮影光学系のワイド端画角より十分広くしておけ
ば、ワイド端での撮影時にも上記効果を確実に得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラの動作フロ
ーチャート。
【図2】上記カメラの電気回路を示すブロック図。
【図3】上記カメラのテレ状態とワイド状態とを示す概
略構成図。
【図4】上記カメラにおけるストロボ照射範囲と撮影範
囲との関係を示す図。
【図5】本発明の第2実施形態であるカメラの動作フロ
ーチャート。
【図6】本発明の第3実施形態であるカメラの動作フロ
ーチャート。
【符号の説明】
1:測距装置 2:測光装置 3:鏡筒ズーム機構 4:フォーカス機構 5:シャッター 6:フィルム給送機構 7:ストロボズーム機構 8:ストロボ制御回路 9:マイコン 31:鏡筒 32:ストロボ発光部 33:ストロボレンズ 34:カメラ本体 S:ストロボ照射範囲(通常照射範囲) S′:ストロボ照射範囲(ワイド側に設定した照射範
囲) T:撮影範囲

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点距離を変更可能な撮影光学系と、ス
    トロボ照射範囲を変更可能なズームストロボとを有する
    撮影装置において、 前記撮影光学系の焦点距離に対応してストロボ照射範囲
    を設定する第1のモードと、前記撮影光学系の焦点距離
    に対応せずにストロボ照射範囲を設定する第2のモード
    とで動作可能な制御手段を有することを特徴とする撮影
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1のモードによ
    りストロボ照射範囲を設定した後、所定の撮影条件下で
    前記第2のモードに移行してストロボ照射範囲を再設定
    することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記撮影光学系の焦点距離の変更が、ズ
    ーム操作手段の操作に応答して行われるようになってお
    り、 前記第1のモードによる制御動作が前記ズーム操作手段
    の操作に応答して行われ、前記第2のモードによる制御
    動作が被写体距離の測定動作後に行われることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、被写体距離が所定の近
    距離よりも近い距離か否かを判別し、被写体距離が所定
    の近距離よりも近い距離であると判別したときに前記第
    2のモードになり、前記第1のモードにより設定される
    ストロボ照射範囲よりもワイド側のストロボ照射範囲を
    設定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記第2のモードにお
    いて、ストロボ照射範囲が前記撮影光学系による撮影範
    囲を内包した状態となるようワイド側のストロボ照射範
    囲を設定することを特徴とする請求項4に記載の撮影装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、被写体距離に基づいて
    露光量オーバーが生じるか否かを判別し、露光量オーバ
    ーが生じると判別したときに前記第2のモードとなり、
    前記第1のモードにより設定されるストロボ照射範囲よ
    りもワイド側のストロボ照射範囲を設定することを特徴
    とする請求項1から5のいずれかに記載の撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、ストロボ光量に余裕が
    あるか否かを判別し、ストロボ光量に余裕があると判別
    したときに前記第2のモードになり、前記第1のモード
    により設定されるストロボ照射範囲よりもワイド側のス
    トロボ照射範囲を設定することを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の撮影装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、被写体距離が所定の近
    距離よりも遠い距離か否かを判別し、被写体距離が前記
    所定の近距離より遠い距離であると判別した場合に、前
    記ズームストロボのフル発光時における前記撮影光学系
    の絞り設定又は調光発光時におけるストロボ発光時間の
    設定に基づいてストロボ光量に余裕があるか否かを判別
    し、ストロボ光量に余裕があると判別したときに前記第
    2のモードになり、前記第1のモードにより設定される
    ストロボ照射範囲よりもワイド側のストロボ照射範囲を
    設定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の撮影装置。
  9. 【請求項9】 マクロ撮影が可能な撮影装置であって、 前記制御手段は、前記マクロ撮影が行われるときに前記
    第2のモードになり、前記第1のモードにより設定され
    るストロボ照射範囲よりもワイド側のストロボ照射範囲
    を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮影装
    置。
  10. 【請求項10】 前記ズームストロボのワイド側での最
    大照射範囲が、前記撮影光学系のワイド端画角よりも広
    いことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の
    撮影装置。
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