JP2001356328A - 基板の製造方法 - Google Patents

基板の製造方法

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JP2001356328A JP2000180164A JP2000180164A JP2001356328A JP 2001356328 A JP2001356328 A JP 2001356328A JP 2000180164 A JP2000180164 A JP 2000180164A JP 2000180164 A JP2000180164 A JP 2000180164A JP 2001356328 A JP2001356328 A JP 2001356328A
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/136Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
    • G02F1/1362Active matrix addressed cells
    • G02F1/13625Patterning using multi-mask exposure

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】分割露光によって基板を製造する際に利用され
るマスクを容易に設計できるとともに、分割領域の継ぎ
目を視認し難くして品位良好な表示画面を表示すること
が可能な液晶表示装置に適用される基板の製造方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】3箇所の隣接する分割領域A1、B1、D
の水平境界線22−1と垂直境界線21−4とがT字状
に交差する場合、この交差部を形成する各分割領域の境
界線のパターンは、水平境界線22−1と垂直境界線2
1−2とが十字状に交差する4箇所の隣接する分割領域
A1、A2、B1、B2の交差部を形成する境界線のパ
ターンと少なくとも一部が同一である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板の製造方法
に係り、特に、アクティブマトリクス型液晶表示装置に
適用される基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、走査線や信号線などの
配線、画素電極などの電極、薄膜トランジスタなどのス
イッチ素子を有している。これらは、導電体または誘電
体からなる薄膜を成膜する成膜工程、この薄膜上にフォ
トレジストを塗布する塗布工程、塗布されたフォトレジ
ストを所定のパターンを有するマスクを介して露光する
露光工程、露光されたフォトレジストを現像する現像工
程、フォトレジストが除去されて露出した薄膜を除去す
るエッチング工程などを繰り返すことによって形成され
る。
【0003】近年、液晶表示装置の大画面化に伴い、大
画面用の基板は、分割露光方式の露光処理を行うことに
よって形成されている。すなわち、基板を複数の領域に
分割して各領域のフォトレジストを順次対応するマスク
を介して露光している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような分割露
光では、基板を水平方向及び垂直方向にそれぞれ分割す
る水平境界線及び垂直境界線において、露光時のマスク
の合わせずれが生じた場合、継ぎ目が視認される場合が
ある。特に、直線的な境界線においては、ずれが生じた
ときにより継ぎ目が視認されやすくなる。このため、液
晶表示装置に表示される表示画面の品位の低下といった
問題が発生する。
【0005】この対策として、境界線をジグザグに形成
することにより、境界の特性の変化勾配を緩衝化して継
ぎ目を視認し難くしている。しかしながら、この場合、
マスクにおける境界線のパターンが複雑化し、しかも、
継ぎ目において、隣接する各マスクを確実に噛み合わせ
るために、マスクの設計及び検査に多大な時間を費やし
ている。このため、製造コストの増大を招くといった問
題が発生する。
【0006】この発明は、上述した問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、分割露光によって基板を
製造する際に利用されるマスクを容易に設計できるとと
もに、分割領域の継ぎ目を視認し難くして品位良好な表
示画面を表示することが可能な液晶表示装置に適用され
る基板の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の基板の製造方法は、
絶縁基板上に配置された導電体及び誘電体からなる少な
くとも1層の薄膜をパターニングする際に、前記薄膜を
水平方向に分割する水平境界線と垂直方向に分割する垂
直境界線とで囲まれた複数の分割領域に分割して露光す
る基板の製造方法において、隣接する各分割領域間の境
界線は、互いに噛み合うように非直線的に形成され、2
箇所以上の隣接する分割領域の水平境界線と垂直境界線
とがT字状またはL字状に交差する場合、この交差部を
形成する各分割領域の境界線のパターンは、水平境界線
と垂直境界線とが十字状に交差する4箇所の隣接する分
割領域の交差部を形成する境界線のパターンと少なくと
も一部が同一であることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の基板の製造方法は、絶縁
基板上に配置された導電体及び誘電体からなる少なくと
も1層の薄膜をパターニングする際に、前記薄膜を水平
方向に分割する水平境界線と垂直方向に分割する垂直境
界線とで囲まれた複数の分割領域に分割して露光する基
板の製造方法において、隣接する各分割領域間の境界線
は、互いに噛み合うように非直線的に形成され、2箇所
以上の隣接する分割領域の水平境界線と垂直境界線とが
T字状またはL字状に交差する場合、この交差部を形成
する各分割領域の境界線のパターンは、水平境界線と垂
直境界線とを仮想的に十字状に交差させたときに分割さ
れる4箇所の分割領域の交差部を形成する境界線のパタ
ーンと少なくとも一部が同一であることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の基板の製造方法は、絶縁
基板上に配置された導電体及び誘電体からなる少なくと
も1層の薄膜をパターニングする際に、前記薄膜を水平
方向に分割する水平境界線と垂直方向に分割する垂直境
界線とで囲まれた複数の分割領域に分割して露光する基
板の製造方法において、隣接する各分割領域間の境界線
は、互いに噛み合うように非直線的に形成され、水平境
界線及び垂直境界線のパターンは、水平境界線と垂直境
界線とが十字状に交差する4箇所の隣接する分割領域の
交差部を形成する境界線のパターンと少なくとも一部が
同一であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の基板の製造方法
の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】図1及び図2に示すように、液晶表示装置
は、アレイ基板100と、アレイ基板100に対して所
定の間隔をおいて対向配置された対向基板200と、ア
レイ基板100と対向基板200との間の所定のギャッ
プに保持された液晶組成物を含む液晶層300とを有し
ている。
【0012】アレイ基板100は、透明な絶縁性基板、
すなわちガラス基板101上に配置された複数の走査線
103、これらの走査線103に直交するように配置さ
れた信号線105、走査線103と信号線105との交
差部近傍に配置されたスイッチング素子としての薄膜ト
ランジスタすなわちTFT110などを備えている。ま
た、アレイ基板100は、走査線103及び信号線10
5によって区画された画素領域に設けられているととも
にTFT110を介して信号線105に接続された透明
導電性部材としてのITOによって形成された画素電極
120を備えている。この画素電極120は、画像を表
示する表示エリアにマトリクス状に配置されている。
【0013】走査線103及び信号線105の配線部
は、アルミニウムやモリブデン−タングステンなどの低
抵抗材料によって形成されている。
【0014】TFT110は、ガラス基板101上に配
置された、チャネル領域112C、ソース領域112
S、及び、ドレイン領域112Dを有するポリシリコン
薄膜112と、ゲート絶縁膜113を介して走査線10
3からチャネル領域112C上に延出されたゲート電極
114と、ゲート絶縁膜113及び層間絶縁膜115を
貫通してポリシリコン薄膜112のソース領域112S
にコンタクトするとともに信号線105と一体に形成さ
れたソース電極116Sと、ゲート絶縁膜113及び層
間絶縁膜115を貫通してポリシリコン薄膜112のド
レイン領域112Dにコンタクトするドレイン電極11
6Dと、を備えている。
【0015】また、アレイ基板100は、層間絶縁膜1
15上、及びTFT110などの配線部上に、窒化シリ
コン(SiN)によって形成されたパッシベーション膜
119を備えている。さらに、アレイ基板100は、パ
ッシベーション膜119上における各画素領域毎に、赤
(R)、緑(G)、青(B)にそれぞれ着色されたカラ
ーフィルタ層130(R、G、B)を備えている。
【0016】画素電極120は、このカラーフィルタ層
130上に配置されている。カラーフィルタ層130上
に形成された画素電極120は、カラーフィルタ層13
0に形成された第1コンタクトホール118A、及び、
パッシベーション膜119に形成された第2コンタクト
ホール118Bを介して、TFT110のドレイン電極
116Dに電気的に接続されている。アレイ基板100
の表面には、カラーフィルタ層130や画素電極120
を覆うように配向膜160が設けられている。
【0017】図2に示すように、対向基板200は、透
明な絶縁性基板、すなわちガラス基板201上に配置さ
れた透明導電性部材としてのITOによって形成された
対向電極203を備えている。対向電極203の表面
は、液晶層300に含まれる液晶組成物を基板に対して
垂直な方向に配向する配向膜207によって覆われてい
る。
【0018】これらのアレイ基板100及び対向基板2
00は、図示しないスペーサによって所定のギャップを
形成した状態で図示しないシール材によって貼り合わさ
れる。液晶層300は、このアレイ基板100と対向基
板200との間に形成された所定のギャップに封入され
る。
【0019】また、アレイ基板100及び対向基板20
0の外表面には、偏光方向が互いに直交するように配置
された偏光板170、210がそれぞれ配置されてい
る。
【0020】次に、この液晶表示装置の製造方法につい
て説明する。
【0021】すなわち、厚さ0.7mmのガラス基板1
01上に、ポリシリコン薄膜からなる半導体層112、
走査線103と一体のゲート絶縁膜113、ゲート絶縁
膜114、層間絶縁膜115、ソース電極116Sと一
体の信号線105、ドレイン電極116D、パッシベー
ション膜119、カラーフィルタ層130、画素電極1
20、配向膜160を順に形成する。
【0022】これら、走査線や信号線などの金属配線
部、ポリシリコン薄膜の半導体層を有するTFT、誘電
体によって形成された各種絶縁膜、画素電極などの電極
部は、薄膜を成膜した後に所定の形状にパターニングさ
れることによって形成される。すなわち、これらは、導
電体または誘電体からなる薄膜を成膜する成膜工程、こ
の薄膜上にフォトレジストを塗布する塗布工程、塗布さ
れたフォトレジストを所定のパターンを有するマスクを
介して露光する露光工程、露光されたフォトレジストを
現像する現像工程、フォトレジストが除去されて露出し
た薄膜を除去するエッチング工程などを繰り返すことに
よって形成される。
【0023】一方、厚さ0.7mmのガラス基板201
上に、対向電極203と、配向膜207とを備えた対向
基板200を形成する。
【0024】続いて、対向基板200の配向膜207の
周辺に沿って接着剤を注入口を除いて印刷し、アレイ基
板100から対向電極203に電圧を印加するための電
極転移材を接着剤の周辺の電極転移電極上に形成する。
【0025】続いて、それぞれの配向膜160及び20
7が対向するように、且つ、それぞれのラビング方向が
90度となるように、アレイ基板100及び対向基板2
00を配置し、加熱して接着剤を硬化させ、両基板を貼
り合わせる。
【0026】続いて、注入口から液晶組成物を注入し、
この注入口を紫外線硬化樹脂によって封止する。
【0027】このようにして、液晶表示装置を製造す
る。
【0028】上述したような製造方法において、大画面
用の基板を製造する際には、薄膜上に配置されたフォト
レジストの露光工程では、分割露光方式が採用される。
【0029】例えば、アレイ基板100の表示領域11
は、図3に示すように、複数の境界線によって複数の分
割領域に分割されている。すなわち、表示領域11は、
垂直方向に分割する第1乃至第5垂直境界線21−1〜
21−5、及び、水平方向に分割する水平境界線22−
1により、8箇所の分割領域A1、A2、B1、B2、
C、D、E、Fに分割されている。
【0030】これら第1乃至第5垂直境界線21−1〜
21−5、及び、水平境界線22−1は、境界線をほぼ
中心にある程度の幅を持った緩衝領域23内において、
ジグザグ状、島状などのように非直線的に形成されてい
る。これらの境界線を挟んで隣接する各分割領域は、互
いに噛み合うようなパターンを有している。
【0031】各分割領域を露光するためのマスクパター
ンは、例えば3枚のレチクルに収容されている。すなわ
ち、分割領域A1及びA2に対応したマスクパターンM
Aを収容する第1レチクルと、分割領域B1及びB2に
対応したマスクパターンMBを収容する第2レチクル
と、分割領域C、D、E、Fに対応したそれぞれのマス
クパターンMC、MD、ME、MFを収容した第3レチ
クルとが準備される。
【0032】各マスクパターンは、緩衝領域23より内
側の主要部に対応したメインブロックと、それぞれの境
界線に沿った緩衝領域23に対応する複数の基本ブロッ
クとによって構成されている。
【0033】水平境界線を挟んで隣接する分割領域は、
それぞれ図4に示したような基本ブロックaを有してい
る。例えば、図3において、水平境界線22−1を挟ん
で分割領域A1とB1とが隣接する場合、分割領域A1
は、基本ブロックa2を有し、また、分割領域B1は、
基本ブロックa1を有している。
【0034】垂直境界線を挟んで隣接する分割領域は、
それぞれ図5に示したような基本ブロックbを有してい
る。例えば、図3において、第2垂直境界線21−2を
挟んで分割領域A1とA2とが隣接する場合、分割領域
A1は、基本ブロックb2を有し、また、分割領域A2
は、基本ブロックb1を有している。
【0035】水平境界線と垂直境界線とが十字状に交差
する4箇所の隣接する分割領域は、それぞれ図6に示し
たような基本ブロックjを有している。例えば、図3に
おいて、第2垂直境界線21−2と水平境界線22−1
とが十字状に交差する場合、分割領域A1は、基本ブロ
ックj1を有し、分割領域A2は、基本ブロックj2を
有し、分割領域B1は、基本ブロックj3を有し、分割
領域B2は、基本ブロックj4を有している。
【0036】水平境界線と垂直境界線とがT字状に交差
する3箇所の隣接する分割領域は、それぞれ図7または
図8に示したような基本ブロックtxまたはtyを有し
ている。これら基本ブロックtx及びtyを構成する6
個のブロックは、基本ブロックjを構成する4つのブロ
ックを元に形成されている。
【0037】すなわち、基本ブロックtxを構成する基
本ブロックt1は、基本ブロックj1と基本ブロックj
2とを組み合わせることによって形成されている。基本
ブロックt2は、実質的に基本ブロックj3と同一であ
る。基本ブロックt3は、実質的に基本ブロックj4と
同一である。
【0038】また、基本ブロックtyを構成する基本ブ
ロックt4は、実質的に基本ブロックj1と同一であ
る。基本ブロックt5は、実質的に基本ブロックj2と
同一である。基本ブロックt6は、基本ブロックj3と
基本ブロックj4とを組み合わせることによって形成さ
れている。
【0039】例えば、図3において、第4垂直境界線2
1−4と水平境界線22−1とがT字状に交差する場
合、隣接する3箇所の分割領域A1、B1、Dは、基本
ブロックtxに対応する基本ブロックを有している。す
なわち、分割領域A1は、基本ブロックt1を有し、分
割領域Dは、基本ブロックt2を有し、分割領域B1
は、基本ブロックt3を有している。
【0040】また、図3において、第1垂直境界線21
−1と水平境界線22−1とがT字状に交差する場合、
隣接する3箇所の分割領域A1、C、Dは、基本ブロッ
クtyに対応する基本ブロックを有している。すなわ
ち、分割領域A1は、基本ブロックt5を有し、分割領
域Cは、基本ブロックt4を有し、分割領域Dは、基本
ブロックt6を有している。
【0041】例えば、分割領域B1及びB2に対応した
マスクパターンMBは、図9に示すように、緩衝領域よ
り内側の主要部に対応したメインブロックmと、このメ
インブロックmを囲むように境界線に沿った緩衝領域に
対応した基本ブロックa1、b1、b2、t3、(t2
+t3)、j3とを有して構成されている。
【0042】このマスクパターンMBは、分割領域B1
を露光する際に用いられるとともに分割領域B2を露光
する際にも用いられる。マスクパターンMBを用いて分
割領域B1を露光する際、第4垂直境界線21−4と水
平境界線22−1とがT字状に交差する緩衝領域23−
1は、ブロックtxの基本ブロックt3によって形成さ
れ、第2垂直境界線21−2と水平境界線22−1とが
十字状に交差する緩衝領域23−2は、ブロックjの基
本ブロックj3によって形成されている。また、マスク
パターンMBを用いて分割領域B2を露光する際、第2
垂直境界線21−2と水平境界線22−1とが十字状に
交差する緩衝領域23−2は、実質的に基本ブロックt
3と同一のブロックjの基本ブロックj4によって形成
され、第5垂直境界線21−5と水平境界線22−1と
がT字状に交差する緩衝領域23−3は、実質的に基本
ブロックj3と同一のブロックtxの基本ブロックt2
によって形成されている。
【0043】すなわち、2箇所以上の隣接する分割領域
の水平境界線と垂直境界線とがT字状に交差する場合、
この交差部を形成する各分割領域の境界線のパターン
は、水平境界線と垂直境界線とが十字状に交差する4箇
所の隣接する分割領域の交差部を形成する境界線のパタ
ーンと少なくとも一部が同一である。
【0044】このため、境界線によって分割された境界
の特性の変化勾配を緩衝化して継ぎ目を視認しにくくす
ることが可能となり、品位良好な表示画面を表示するこ
とが可能となる。また、T字状に交差する緩衝領域の基
本ブロックは、十字状に交差する緩衝領域の基本ブロッ
クに基づいて形成することにより、隣接する各マスクを
確実に噛み合わせることが可能となるとともに、マスク
の設計及び検査に要する時間を短縮することができ、製
造コストを削減することが可能となる。
【0045】また、2箇所の隣接する分割領域の水平境
界線及び垂直境界線のパターンも、水平境界線と垂直境
界線とが十字状に交差する4箇所の隣接する分割領域の
交差部を形成する境界線のパターンに基づいて形成する
ことにより、よりマスクの設計を簡略化することが可能
となる。
【0046】さらに、図示しないが、2箇所以上の隣接
する分割領域の水平境界線と垂直境界線とがL字状に交
差する場合も、この交差部を形成する各分割領域の境界
線のパターンを、十字状に交差する4箇所の隣接する分
割領域の交差部を形成する境界線のパターンに基づいて
形成する、すなわち少なくとも一部が同一となるように
形成することにより、マスクの設計を簡略化することが
可能となる。
【0047】また、2箇所以上の隣接する分割領域の水
平境界線と垂直境界線とがT字状またはL字状に交差す
る場合、この交差部を形成する各分割領域の境界線のパ
ターンを、水平境界線と垂直境界線とを仮想的に十字状
に交差させたときに分割される4箇所の分割領域の交差
部を形成する境界線のパターンと少なくとも一部が同一
となるように形成しても良い。
【0048】すなわち、図10に示すように、複数の垂
直境界線と水平境界線とで複数の分割領域に分割した場
合であって、垂直境界線と水平境界線とが十字状に交差
することなく、すべてT字状に交差する場合、ブロック
Tx及びTyを構成する基本ブロックは、水平境界線と
垂直境界線とを仮想的に十字状に交差させたとき、例え
ばT字状に交差する水平境界線22−1と垂直境界線2
1−6とを仮想的に十字状に交差させたときに分割され
る4箇所の分割領域の交差部を形成する基本ブロックの
パターンと少なくとも一部が同一となるように形成され
る。
【0049】つまり、垂直境界線21−6を仮想的に延
長して水平境界線22−1と十字状に交差させた場合、
ブロックTXは、仮想的に4つの基本ブロックに分割さ
れる。このとき、4分割されたブロックTXの基本ブロ
ックは、図6に示したブロックjの基本ブロックj1〜
j4と同一となる。ブロックTx及びTyを構成する基
本ブロックは、この基本ブロックj1〜j4を元に形成
されている。
【0050】このため、境界線によって分割された境界
の特性の変化勾配を緩衝化して継ぎ目を視認しにくくす
ることが可能となり、品位良好な表示画面を表示するこ
とが可能となる。また、T字状に交差する緩衝領域の基
本ブロックは、仮想的に十字状に交差する緩衝領域の基
本ブロックに基づいて形成することにより、隣接する各
マスクを確実に噛み合わせることが可能となるととも
に、マスクの設計及び検査に要する時間を短縮すること
ができ、製造コストを削減することが可能となる。
【0051】なお、図10に示した例では、水平境界線
と垂直境界線とがT字状に交差する場合のみについて説
明したが、L字状に交差する場合についても同様であ
り、上述した例と同様の効果を得ることができる。
【0052】ところで、複数の分割領域に分割する水平
境界線及び垂直境界線は、上述した例では、非直線的、
すなわちジグザグ状に形成されている。例えば、分割領
域A1と分割領域A2との間の垂直境界線21−2は、
図11に示すように、ジグザグ状に形成されている。境
界線を挟んだ両側の領域における画素特性の差によって
生じた場合、その境界線が視認される。このため、この
例では、垂直境界線21−2は、各画素領域の垂直方向
及び水平方向のほぼ中央を通過するように形成されてい
る。したがって、境界線付近の各画素領域を、境界線に
よって2分割することにより、境界線に沿った1画素領
域は、隣接する2つの分割領域で別々に形成されること
になる。これにより、境界線を挟んだ両側の領域で画素
特性に差が生じた場合であっても、境界線に沿った各画
素領域において、異なる画素特性を吸収し、境界線を目
立ちにくくすることが可能となる。
【0053】ここでは、垂直境界線21−2についての
み説明したが、他の境界線についても同様に、各画素領
域の垂直方向及び水平方向のほぼ中央を通過するように
形成されている。
【0054】したがって、画面全体において、分割領域
の継ぎ目を視認しにくくすることが可能となり、品位良
好な表示画面を表示することが可能となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、分割露光によって基板を製造する際に利用されるマ
スクを容易に設計できるとともに、分割領域の継ぎ目を
視認し難くして品位良好な表示画面を表示することが可
能な液晶表示装置に適用される基板の製造方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の基板の製造方法によって製
造されるアレイ基板の構造を概略的に示す平面図であ
る。
【図2】図2は、図1に示したアレイ基板が適用される
液晶表示装置の構造を概略的に示す断面図である。
【図3】図3は、この発明の基板の製造方法による分割
露光を説明するためのアレイ基板の分割例を示す図であ
る。
【図4】図4は、図3に示したアレイ基板におけるブロ
ックaを構成する基本ブロックを示す図である。
【図5】図5は、図3に示したアレイ基板におけるブロ
ックbを構成する基本ブロックを示す図である。
【図6】図6は、図3に示したアレイ基板におけるブロ
ックjを構成する基本ブロックを示す図である。
【図7】図7は、図3に示したアレイ基板におけるブロ
ックtxを構成する基本ブロックを示す図である。
【図8】図8は、図3に示したアレイ基板におけるブロ
ックtyを構成する基本ブロックを示す図である。
【図9】図9は、図3に示したアレイ基板における分割
領域B1及びB2を露光するためのマスクを示す図であ
る。
【図10】図10は、この発明の基板の製造方法による
分割露光を説明するためのアレイ基板の他の分割例を示
す図である。
【図11】図11は、各画素領域における境界線の通過
位置を示す図である。
【符号の説明】
21−1〜21−7…垂直境界線 22−1…水平境界線 23…緩衝領域 100…アレイ基板 200…対向基板 300…液晶層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板上に配置された導電体及び誘電体
    からなる少なくとも1層の薄膜をパターニングする際
    に、前記薄膜を水平方向に分割する水平境界線と垂直方
    向に分割する垂直境界線とで囲まれた複数の分割領域に
    分割して露光する基板の製造方法において、 隣接する各分割領域間の境界線は、互いに噛み合うよう
    に非直線的に形成され、 2箇所以上の隣接する分割領域の水平境界線と垂直境界
    線とがT字状またはL字状に交差する場合、この交差部
    を形成する各分割領域の境界線のパターンは、水平境界
    線と垂直境界線とが十字状に交差する4箇所の隣接する
    分割領域の交差部を形成する境界線のパターンと少なく
    とも一部が同一であることを特徴とする基板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】絶縁基板上に配置された導電体及び誘電体
    からなる少なくとも1層の薄膜をパターニングする際
    に、前記薄膜を水平方向に分割する水平境界線と垂直方
    向に分割する垂直境界線とで囲まれた複数の分割領域に
    分割して露光する基板の製造方法において、 隣接する各分割領域間の境界線は、互いに噛み合うよう
    に非直線的に形成され、 2箇所以上の隣接する分割領域の水平境界線と垂直境界
    線とがT字状またはL字状に交差する場合、この交差部
    を形成する各分割領域の境界線のパターンは、水平境界
    線と垂直境界線とを仮想的に十字状に交差させたときに
    分割される4箇所の分割領域の交差部を形成する境界線
    のパターンと少なくとも一部が同一であることを特徴と
    する基板の製造方法。
  3. 【請求項3】絶縁基板上に配置された導電体及び誘電体
    からなる少なくとも1層の薄膜をパターニングする際
    に、前記薄膜を水平方向に分割する水平境界線と垂直方
    向に分割する垂直境界線とで囲まれた複数の分割領域に
    分割して露光する基板の製造方法において、 隣接する各分割領域間の境界線は、互いに噛み合うよう
    に非直線的に形成され、 水平境界線及び垂直境界線のパターンは、水平境界線と
    垂直境界線とが十字状に交差する4箇所の隣接する分割
    領域の交差部を形成する境界線のパターンと少なくとも
    一部が同一であることを特徴とする基板の製造方法。
  4. 【請求項4】前記水平境界線及び前記垂直境界線は、ジ
    グザグに形成されたパターンであることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1つに記載された基板の製造方
    法。
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