JP2001356287A - カラー画像表示装置および投写型画像表示装置 - Google Patents

カラー画像表示装置および投写型画像表示装置

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JP2001356287A
JP2001356287A JP2000175419A JP2000175419A JP2001356287A JP 2001356287 A JP2001356287 A JP 2001356287A JP 2000175419 A JP2000175419 A JP 2000175419A JP 2000175419 A JP2000175419 A JP 2000175419A JP 2001356287 A JP2001356287 A JP 2001356287A
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JP2000175419A
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English (en)
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Hitoshi Noda
均 野田
Hiroaki Sato
宏明 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の液晶パネルを用いてカラー画像を表示
するカラー画像表示装置、投写型画像表示装置におい
て、光利用効率の改善を図り、明るく、色再現性のよい
表示画面を表示できる小型・軽量な装置を実現すること
を目的とする。 【解決手段】 光源からの赤緑青の各色光を画像表示パ
ネル204上の異なった位置に各色光毎に帯状に同時に
照明するように導き、回転多面鏡212によって帯状照
明領域を連続的に、画像表示パネル204上の画像表示
位置と同期させながら移動させることによってカラー表
示をする。かつ、画像表示パネル204に表示する各色
の画像領域の境界部を一定の範囲で黒表示とすることに
よって、照明光の混色による色純度の低下を回避し、色
再現性が良く、光利用効率の高いカラー画像表示装置お
よび投写型画像表示装置を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単一の液晶パネル
を用いてカラー画像を表示するカラー画像表示装置およ
び投写型画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダー、ビデオ
ディスクプレーヤーなどの映像機器、映像ソフトの充実
に伴い迫力のある映像を楽しむための大画面画像表示装
置の要望が高まってきている。従来からの大画面の画像
表示装置として、画像表示部に液晶パネルを用い、光源
より射出された光を液晶パネルによって空間的に変調し
て、映像をスクリーンなどに投写する画像表示装置があ
る。現在実用化されている液晶パネルを用いた画像表示
装置は、液晶パネルを3枚用いた3板式と1枚用いた単
板式の大きく2つに分けることが出来る。
【0003】図7は3板式の従来の画像表示装置の一例
の構成を示した構成図である。
【0004】図7において、光源であるランプ501か
らの放射光および反射鏡502で反射された反射光は集
光レンズ503により集められたのち、色分解用ダイク
ロイックミラー504、505にて赤色、緑色、青色の
原色光に分解される。各原色光は、赤色用液晶パネル5
12、緑色用液晶パネル513、青色用液晶パネル51
4に導かれ、色合成用プリズム515で合成されたの
ち、投写レンズ516によってスクリーン517上に投
写される。また、全反射ミラー506、507、508
は光線の光路を変更するためのものであり、レンズ50
9、510、511は各液晶パネルへ入射する光線の角
度を調整するためのものである。光源であるランプとし
ては、放電型の超高圧水銀ランプ、メタルハライドラン
プや熱発光型のハロゲンランプといった白色光源が用い
られている。
【0005】赤色用液晶パネル512、緑色用液晶パネ
ル513、青色用液晶パネル514はそれぞれ赤色用映
像信号、緑色用映像信号、青色用映像信号によって駆動
され、ランプ501より照射された光は、各液晶パネル
を通過するときに空間的に変調されて、投写レンズ51
6によってスクリーン517上に映像として投影され
る。
【0006】また、図8は単板式の従来の画像表示装置
の一例の構成を示した構成図である。
【0007】光源であるランプ601からの放射光およ
び反射鏡602で反射された反射光は集光レンズ603
により集められたのち、液晶パネル610に照射され
る。液晶パネル610はモザイク状のカラーフィルター
基板611と、TFTアレイ基板612構成されてお
り、ランプ601からの白色光をカラーフィルター61
1を通過させることで赤色、緑色、青色の原色光を得
る。液晶パネル610を通過した各原色光は投写レンズ
604によってスクリーン605上に投影される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記した
ような従来の3板式の画像表示装置では、液晶パネルを
映像信号で駆動し、液晶パネルによる光の透過率を変化
させることで光を空間的に変調し、映像表示を行ってい
る。この方式の画像表示装置はランプの全スペクトルを
利用できるため光利用率は高いが3枚の液晶パネル、色
分解、色合成光学系および液晶パネル間のコンバージェ
ンス調整機構を必要とするため比較的高価であるという
課題があった。
【0009】また、上記したような従来の単板式の画像
表示装置では、モザイク状のカラーフィルターのついた
液晶パネルを単純にスクリーンに拡大投写するだけなの
でコンパクトで低価格であるが、各原色光を得るために
カラーフィルターを用いて不要な色光を吸収することに
よって所望の色を得ているため、光利用効率が1/3以
下と低く高輝度化を図る上で大きな障害となるという課
題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明のカラー画像表示装置は、単一の画像表示
パネルと、赤色、緑色、青色の各色光を発光する照明手
段と、前記照明手段からの各色光を光路切換手段に導く
第1の光学手段と、前記第1の光学手段によって導かれ
た各色光の光路を映像信号と同期させながら切り替える
光路切換手段と、前記光路切換手段より出射される各色
光を前記画像表示パネルに導く第2の光学手段を備え、
前記画像表示パネル上に同時に、かつ、前記画像表示パ
ネルの垂直走査方向もしくは水平走査方向に3分割した
位置に前記第2の光学手段をもちいて照明手段からの各
色光を同時に照射し、各色光を前記画像パネル上に照射
する位置を前記光路切換手段で移動させながら、映像の
一画面の表示期間に前記画像パネルにカラー画像を時分
割で表示させるとともに、前記画像表示パネル上の各色
光の照明位置の境界領域における画像表示を黒表示とし
て、黒表示帯を設けるように駆動することを特徴とした
ものである。
【0011】本発明のカラー画像表示装置によれば、光
源からの光を3色に色分解し、画像表示パネル上の異な
った位置に3色の光線を同時に照射しつつ、各色の光線
を照射する位置を画像表示パネル上の映像表示位置と同
期させながら移動させることによって、光源からの光の
利用効率を高め、単一の画像表示パネルを用いた画像表
示装置においても高輝度なカラー画像表示装置を提供す
ることができる。
【0012】また、従来の単一の画像表示パネルを用い
た画像表示装置のように、赤色表示用、緑色表示用、青
色表示用の専用の表示画素を必要としないため、画素数
は従来の画像表示装置に用いる画像表示パネルの1/3
でよく、コスト的にも有利である。
【0013】さらには、画像表示パネル上の各色光の照
明位置の境界領域における画像表示を黒表示として、黒
表示帯を設けるように駆動することで境界領域部分にお
ける照明光の重なりによる色純度の低下を防ぐことがで
き、色再現性の良いカラー画像表示装置を提供すること
ができる。
【0014】本発明の投写型画像表示装置は、画像表示
部に請求項1記載のカラー画像表示装置を備え、前記画
像表示パネル上の画像を拡大投写可能に設けられた投写
光学手段とからなることを特徴としたものである。
【0015】本発明の投写型画像表示装置によれば、画
像表示部に本発明によるカラー画像表示装置を備え、画
像表示パネル上の画像を投写光学手段でもって拡大投写
することによって、光源からの光の利用効率の高い、高
輝度で色再現性の良い投写型画像表示装置を提供するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のカラー画像表示装置は、
単一の画像表示パネルと、赤色、緑色、青色の各色光を
発光する照明手段と、前記照明手段からの各色光を光路
切換手段に導く第1の光学手段と、前記第1の光学手段
によって導かれた各色光の光路を映像信号と同期させな
がら切り替える光路切換手段と、前記光路切換手段より
出射される各色光を前記画像表示パネルに導く第2の光
学手段を備え、前記画像表示パネル上に同時に、かつ、
前記画像表示パネルの垂直走査方向もしくは水平走査方
向に3分割した位置に前記第2の光学手段をもちいて照
明手段からの各色光を同時に照射し、各色光を前記画像
パネル上に照射する位置を前記光路切換手段で移動させ
ながら、映像の一画面の表示期間に前記画像パネルにカ
ラー画像を時分割で表示させるとともに、前記画像表示
パネル上の各色光の照明位置の境界領域における画像表
示を黒表示として、黒表示帯を設けるように駆動するこ
とを特徴としたものであり、光源からの光の利用効率を
高め、単一の画像表示パネルを用いた画像表示装置にお
いても明るく、かつ、色再現性の良い画像を表示するこ
とができるという作用を有する。
【0017】また、本発明の投写型画像表示装置は、画
像表示部に請求項1記載のカラー画像表示装置を備え、
前記画像表示パネル上の画像を拡大投写可能に設けられ
た投写光学手段とからなることを特徴としたものであ
り、単一の画像表示パネルを用いた投写型画像表示装置
においても明るく、かつ、色再現性の良い画像を投写表
示することができるという作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図7を用いて説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は第1の発明の位置
実施例におけるカラー画像表示装置の概略構成図であ
り、201は光源部、202は第1の光学手段である集
光光学系、203は第2の光学手段である走査光学系、
204は画像表示パネル、205は画像表示パネル駆動
部、212は光路切換手段である回転多面鏡、216は
回転多面鏡212を回転させるモータと回転制御回路よ
り構成される回転制御部である。
【0020】以下図1を用いて第1の発明の一実施例に
よるカラー画像表示装置の動作を説明する。
【0021】光源部201にはそれぞれ矩形の形状から
なる光射出部206R、206G、206Bを備えた赤
色光用光源部207、青色光用光源部208、緑色光用
光源部209が配置されており、矩形形状の光を照射す
る。前記光射出部206R、206G、206Bからの
光は集光手段202の色光別集光レンズ210R、21
0G、210Bに入射し、色光別第1集光レンズ210
R、210G、210Bを出射後は第2集光レンズ21
1R、211G、211Bによって、回転多面鏡212
上の反射面213で反射させられた後、走査光学系20
3の走査レンズ214によって画像表示パネル204に
照射される。画像表示パネル204上に照射される矩形
形状の各色光は、集光光学系202と走査光学系203
によって、画像表示パネル上で各々異なった位置に照明
される。
【0022】光路切換手段である回転多面鏡212は、
回転制御部216によって回転するように構成されてお
り、回転多面鏡212の回転に従って画像表示パネル2
04上で赤色、緑色、青色の光で照明される部分は回転
多面鏡212の回転によって順次移動していく。回転多
面鏡212の回転は、回転制御部216によって映像信
号に同期して回転するように制御されており、画像表示
パネル204に表示される各色用の映像信号と照明光の
色は同期するように制御されている。
【0023】図2は画像表示パネル204上での各原色
光の照明状態を説明するための状態図である。
【0024】図2において第1の時点で図示したように
画像表示パネル204上の照明光の状態が上から順に赤
色光、緑色光、青色光であったとする。回転多面鏡21
2の回転にしたがって各色光の照明領域は上の方に移動
していき、第2の時点では上から順に緑色光、青色光、
赤色光となる。更に回転多面鏡212が回転すると、第
3の時点のような状態になり、再び第1の時点の状態に
戻っていく。
【0025】このように図2に示したように、回転多面
鏡212を回転させることによって画像表示パネル20
4上で赤色光、緑色光、青色光で照明される部分を順次
移動させながら照明することができる。
【0026】図2では各色光による照明領域がきっちり
と分離されているように示したが、実際には構成部品の
精度や組立時のバラツキを許容するため、各色光の照明
領域の境界には重なり部分が生じる。
【0027】図3は画像表示パネル204上での実際の
照明状態と本発明の効果を説明するための状態図であ
る。
【0028】図3(a)は各色光の照明領域の重なりの
状態を示したものである。このように照明領域に重なり
部分が生じると、その領域は2つの色光の混色によって
本来表示したい色とは違った色の画像が表示されてしま
うので、色再現性が悪くなってしまう。この課題を解決
するために、本発明では図3(b)に示したように画像
表示パネル204上で照明領域の重なりが生じる部分の
画像表示を黒表示とした。画像表示をこのようにするこ
とで、照明光の重なりによる混色の影響を受けなくな
り、色再現性の劣化を防ぐことができる。
【0029】図4は画像表示パネル204と画像表示パ
ネル駆動部205の構成を示す構成図である。
【0030】図4において241は画像表示パネル20
4において画像を表示する部分である画像表示部、24
2は画像表示部241に画像表示を行うために水平方向
の走査を行うための水平走査ドライバー回路、243は
画像表示パネルに画像表示を行うために垂直方向の走査
を行うために走査信号を発生する垂直方向走査ドライバ
ー回路である。画像表示パネル204は画像表示部24
1にカラーフィルターのような吸収型の色選択手段は設
けられておらず、各色光専用の画素を持たないライトバ
ルブである。
【0031】251は映像信号を赤色、緑色、青色の原
色信号に分解するための色復調回路、252Rは色復調
回路251からの赤色映像信号を画像表示パネル204
に表示するための形に処理するための赤色用映像信号処
理回路、252Gは同じく緑色用映像信号処理回路、2
52Bは同じく青色用映像信号処理回路、253は黒表
示部の映像信号を発生する黒表示信号発生回路、254
は水平走査ドライバー回路242に入力する各色用映像
信号処理回路252R、252G、252Bと黒表示信
号発生回路253の出力とを切り替えるための映像信号
切換回路、255は映像信号より水平同期信号と垂直同
期信号を分離するための同期信号分離回路、256は入
力された同期信号より画像表示パネル204に画像を表
示するために必要な制御信号を発生するための画像表示
パネル駆動制御回路、257は画像表示パネル制御回路
256からの制御信号によって映像信号切換回路254
への切換制御信号と回転制御部216への制御信号を発
生するための垂直走査制御回路である。
【0032】図5は画像表示パネル駆動部205による
垂直方向の走査の動作を説明するためのタイミング図で
ある。
【0033】以下、図4と図5を用いて画像表示パネル
駆動部205の動作を説明する。
【0034】図5に示したように、垂直走査ドライバー
回路243からは赤色用、緑色用、青色用の3系統の垂
直走査信号が出力される。そして、各垂直走査信号は画
像表示部241の垂直走査方向に互いに1/3ずつずれ
た位置の表示画素部を選択するように出力される。例え
ば画像表示部の垂直方向の表示ライン数が480本であ
った場合、赤色用垂直走査信号が画像表示部241の1
本目の走査信号線に出力される時は、緑色用垂直走査信
号は161本目の走査信号線に出力され、青色用垂直走
査信号は321本目の走査信号に出力される。そして、
映像信号の一水平走査期間が終了する毎に、各々次の位
置の走査信号線を選択するように走査信号を出力してい
く。
【0035】水平方向の走査は一水平走査期間を時間的
に3つの期間に分割して、各期間で映像信号線に赤色用
映像信号、緑色用映像信号、青色用映像信号を出力する
ように行われる。
【0036】色復調回路251で各原色信号に分離され
た映像信号は、各色用映像信号処理回路252R、25
2G、252Bで画像表示パネル204に映像を表示す
るための形に処理されるが、ここで各色用映像信号処理
回路252R、252G、252Bは、一水平走査期間
中に赤色、緑色、青色の3色の映像信号を画像表示パネ
ルに書き込むために通常の3倍以上の速度で信号処理を
行い、処理した映像信号を時分割して出力する。そし
て、垂直走査信号制御回路257からの映像切換制御信
号によって映像信号切換回路254を制御して、水平走
査ドライバー回路242に入力する映像信号を時分割で
切り換える。水平走査ドライバー回路242は一水平走
査期間の1/3の時間で、各色の映像信号の走査を完了
するために、通常の3倍以上の速度で走査を行う。
【0037】また、垂直走査ドライバー回路243から
出力される各色用垂直走査信号は、水平走査ドライバー
回路242から出力される各色の映像信号と同期が取ら
れており、かつ、水平走査ドライバー回路242から当
該色の映像信号以外の映像信号が出力されている期間中
は、無効になるように垂直走査信号制御回路によって制
御される。例えば、水平走査ドライバー回路242から
赤色の映像信号が出力されている期間中は、赤色用垂直
走査信号だけが有効となり、他の色の垂直走査信号は無
効となる。このように制御することで、画像表示部24
1の所定の位置に所定の色の画像を表示させることがで
きる。
【0038】垂直走査信号制御回路257は、映像信号
切換回路254でもって映像信号処理回路からの映像信
号を切り換えるタイミングにおいて、その前後の一定期
間の映像信号を黒表示信号発生回路253からの映像信
号に切り換える。垂直走査信号制御回路257は、映像
信号切換回路254と垂直走査ドライバー回路243と
回転制御部216を制御して、回転多面鏡212の回転
と映像信号の走査の同期をとっているので、各色光の重
なり部分と黒表示部を一致させることができる。
【0039】上記した説明は画像表示パネル204上に
表示する各色の画像を垂直走査方向に分割した場合につ
いて説明したが、水平方向に分割する場合は、水平走査
ドライバー回路242の走査速度を通常の速度にして、
映像信号切換回路254で時分割で映像信号を切り換え
るとともに、垂直走査信号も一系統にすることで行うこ
とができる。
【0040】このように本実施例のカラー画像表示装置
では、集光光学系と走査光学系と回転多面鏡でもって画
像表示パネル上に赤色、緑色、青色の各色光を矩形状に
同時に照射して走査することと、原色映像信号を時分割
で水平走査ドライバー回路に入力して水平走査を行うと
共に、垂直走査信号制御回路でもって各色用垂直走査信
号を、水平走査ドライバー回路より出力されている映像
信号の色と同期させて駆動することによって、単一の液
晶パネル上に赤色、緑色、青色の映像を表示領域を分割
して同時に表示できるので、光源からの光の利用効率を
高め、単一の液晶パネルを用いた画像表示装置において
も明るい画面を表示することができる。さらには、画像
表示パネルを照明する各色光の重なり部分の表示を黒表
示とすることによって、照明光の混色によって表示する
画像の色が異常になることを回避することができ、色再
現の良いカラー画像表示装置を実現することができる。
【0041】なお、第1の発明の一実施例においては、
光路切換手段に回転多面鏡を用いた場合について説明し
たが、プリズムや光ファイバーを用いても同様な機能を
実現することができる。
【0042】また、本実施例においては、画像表示パネ
ルに透過型ライトバルブを用いて構成した場合について
説明したが、反射型ライトバルブを用いても良いことは
明らかである。
【0043】(実施の形態2)図6は第2の発明の一実
施例における投写型画像表示装置の構成の一例を示した
構成図である。なお、上記した第1の発明の一実施例に
おけるカラー画像表示装置と同一構成部分には同一符号
を付して詳細な説明を省略する。
【0044】201は光源部、202は第1の光学手段
である集光光学系、203は第2の光学手段である走査
光学系、204は画像表示パネル、205は画像表示パ
ネル駆動部、212は光路切換手段である回転多面鏡、
216は回転多面鏡212を回転させるモータと回転制
御回路より構成される回転制御部、221は投写レン
ズ、222はスクリーンである。
【0045】光源部201にはそれぞれ矩形の形状から
なる光射出部206R、206G、206Bを備えた赤
色光用光源部207、青色光用光源部208、緑色光用
光源部209が配置されており、矩形形状の光を照射す
る。前記光射出部206R、206G、206Bからの
光は集光手段202の色光別集光レンズ210R、21
0G、210Bに入射し、色光別第1集光レンズ210
R、210G、210Bを出射後は第2集光レンズ21
1R、211G、211Bによって、回転多面鏡212
上の反射面213で反射させられた後、走査光学系20
3の走査レンズ214によって画像表示パネル204に
照射される。画像表示パネル204上に照射される矩形
形状の各色光は、集光光学系202と走査光学系203
によって、画像表示パネル上でその位置がずれて照明さ
れるように照射される。
【0046】光路切換手段である回転多面鏡212は、
回転制御部216によって回転するように構成されてお
り、回転多面鏡212の回転に従って画像表示パネル2
04上で赤色、緑色、青色の光で照明される部分は回転
多面鏡212の回転によって順次移動していく。
【0047】回転多面鏡212の回転は回転制御部21
6によって映像信号に同期して回転するように制御され
ており、画像表示パネル204に表示される各色用の映
像信号と照明光の色は同期するように制御される。画像
表示パネル204に表示された画像は投写レンズ221
を用いてスクリーン222に拡大投写される。
【0048】画像表示パネル204への照明方法および
駆動方法は、第1の発明のカラー画像表示装置と同様で
あり、第1の発明の一実施例における説明と重複するの
で省略する。
【0049】本発明の投写型画像表示装置では、画像表
示パネルが一枚であるため、画像表示パネルを複数枚用
いた時に必要なコンバージェンス調整機構が不要とな
り、装置を小型化、軽量化することができる。また、各
原色光を得るのにカラーフィルターを用いていないた
め、光の利用効率を高めることができ、明るい投写画面
を得ることができる。加えて照明光の重なりの部分の画
像表示を黒表示とすることで色再現性のよい投写型画像
表示装置を実現することができる。
【0050】なお、第2の発明の一実施例においては、
光路切換手段に回転多面鏡を用いた場合について説明し
たが、プリズムや光ファイバーを用いても同様な機能を
実現することができる。
【0051】また、本実施例においては、画像表示パネ
ルに透過型ライトバルブを用いて構成した場合について
説明したが、反射型ライトバルブを用いても良いことは
明らかである。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明のカラー画像表示装
置は、単一の画像表示パネルと、赤色、緑色、青色の各
色光を発光する照明手段と、前記照明手段からの各色光
を光路切換手段に導く第1の光学手段と、前記第1の光
学手段によって導かれた各色光の光路を映像信号と同期
させながら切り替える光路切換手段と、前記光路切換手
段より出射される各色光を前記画像表示パネルに導く第
2の光学手段を備え、前記画像表示パネル上に同時に、
かつ、前記画像表示パネルの垂直走査方向もしくは水平
走査方向に3分割した位置に前記第2の光学手段をもち
いて照明手段からの各色光を同時に照射し、各色光を前
記画像パネル上に照射する位置を前記光路切換手段で移
動させながら、映像の一画面の表示期間に前記画像パネ
ルにカラー画像を時分割で表示させるとともに、前記画
像表示パネル上の各色光の照明位置の境界領域における
画像表示を黒表示として、黒表示帯を設けるように駆動
することを特徴としたものであり、また、本発明の投写
型画像表示装置は、画像表示部に請求項1記載のカラー
画像表示装置を備え、前記画像表示パネル上の画像を拡
大投写可能に設けられた投写光学手段とからなることを
特徴とするものである。
【0053】以上のように本発明によれば、カラーフィ
ルターを持たず、各色光専用の画素を持たないライトバ
ルブを用いてカラー表示を行うことが可能となる。さら
に、単一の液晶パネル上に赤色、緑色、青色の映像を表
示領域を分割して同時に表示することが可能となること
より光源からの光の利用効率を高め、単一の液晶パネル
を用いた場合においても明るい画面を表示することがで
き、かつ、画像表示パネルを照明する各色光の重なり部
分の表示を黒表示とすることによって、照明光の混色に
よって表示する画像の色が異常になることを回避するこ
とができて、色再現の良いカラー画像表示装置および投
写型画像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例におけるカラー画像表示
装置の構成を示したす構成図
【図2】同装置の画像表示パネル上での各原色光の照明
状態を説明するための状態図
【図3】同装置の画像表示パネル上での本発明の効果を
説明するための状態図
【図4】同装置の画像表示パネルと画像表示パネル駆動
部構成を示す構成図
【図5】同装置の画像表示パネル駆動部垂直方向の走査
の動作を説明するためのタイミング図
【図6】第2の発明の一実施例における投写型画像表示
装置の構成を示した構成図
【図7】従来の3板式の画像表示装置の一例の構成を示
した構成図
【図8】従来の構成の単板式の画像表示装置の一例の構
成を示した構成図
【符号の説明】
201 光源部 202 集光光学系手段 203 走査光学系 204 画像表示パネル 205 画像表示パネル駆動回路 206R、206G、206B 光射出部 207 赤色光用光源部 208 青色光用光源部 209 緑色光用光源部 210R、210G、210B 色光別第1集光レンズ 211R、211G、211B 第2集光レンズ 212 回転多面鏡 213 反射面 214 走査レンズ 216 回転制御部 221 投写レンズ 222 スクリーン 241 画像表示部 242 水平走査ドライバー回路 243 垂直方向走査ドライバー回路 251 色復調回路 252R 赤色用映像信号処理回路 252G 緑色用映像信号処理回路 252B 青色用映像信号処理回路 253 黒表示信号発生回路 254 映像信号切換回路 255 同期信号分離回路 256 画像表示パネル駆動制御回路 257 垂直走査制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 360 G09F 9/00 360K 5C080 G09G 3/20 680 G09G 3/20 680C 5G435 680F 3/36 3/36 H04N 5/74 H04N 5/74 B 9/31 9/31 B Fターム(参考) 2H045 AA01 BA24 BA32 DA02 2H088 EA13 HA06 HA09 HA12 HA21 HA23 HA24 HA28 MA01 MA06 5C006 AA21 AF43 AF44 BB11 BC03 BC16 EA01 EC11 5C058 AA06 BA03 BA05 BA35 BB25 5C060 DA02 DA03 DB13 GA02 GB01 HC00 HC09 HC17 JA00 JA11 JA17 5C080 AA10 BB05 CC03 DD01 EE30 FF12 JJ02 JJ04 JJ06 5G435 AA03 AA04 AA17 AA18 BB12 BB17 CC09 CC12 DD05 DD06 DD09 GG02 GG03 GG08 GG10 LL15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の画像表示パネルと、赤色、緑色、
    青色の各色光を発光する照明手段と、前記照明手段から
    の各色光を光路切換手段に導く第1の光学手段と、前記
    第1の光学手段によって導かれた各色光の光路を映像信
    号と同期させながら切り替える光路切換手段と、前記光
    路切換手段より出射される各色光を前記画像表示パネル
    に導く第2の光学手段を備え、前記画像表示パネル上に
    同時に、かつ、前記画像表示パネルの垂直走査方向もし
    くは水平走査方向に3分割した位置に前記第2の光学手
    段をもちいて照明手段からの各色光を同時に照射し、各
    色光を前記画像パネル上に照射する位置を前記光路切換
    手段で移動させながら、映像の一画面の表示期間に前記
    画像パネルにカラー画像を時分割で表示させるととも
    に、前記画像表示パネル上の各色光の照明位置の境界領
    域における画像表示を黒表示として、黒表示帯を設ける
    ように駆動することを特徴とするカラー画像表示装置。
  2. 【請求項2】 画像表示部に請求項1記載のカラー画像
    表示装置を備え、前記画像表示パネル上の画像を拡大投
    写可能に設けられた投写光学手段とからなることを特徴
    とする投写型画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記画像表示パネルは透過型ライトバル
    ブであることを特徴とする請求項1記載のカラー画像表
    示装置および請求項2記載の投写型画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画像表示パネルは反射型ライトバル
    ブであることを特徴とする請求項1記載のカラー画像表
    示装置および請求項2記載の投写型画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記光路切換手段が多面鏡あるいはプリ
    ズムあるいは光ファイバーを用いた構造体を回転させて
    光路を切り換えることを特徴とする請求項1記載のカラ
    ー画像表示装置および請求項2記載の投写型画像表示装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040021473A (ko) * 2002-09-04 2004-03-10 삼성전자주식회사 고효율 프로젝션 시스템 및 칼라 스크롤링 방법
JP2004302312A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Fujitsu Display Technologies Corp 照明装置および液晶表示装置
JP2009139968A (ja) * 2003-10-14 2009-06-25 Hewlett-Packard Development Co Lp スクローリングカラーおよびウォブルデバイスを備えた表示システム
US8000019B2 (en) 2005-01-31 2011-08-16 Nec Viewtechnology, Ltd. Optical system for a display panel using divided irradiation

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