JP2001356014A - 路面勾配検出装置 - Google Patents
路面勾配検出装置Info
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- JP2001356014A JP2001356014A JP2000177033A JP2000177033A JP2001356014A JP 2001356014 A JP2001356014 A JP 2001356014A JP 2000177033 A JP2000177033 A JP 2000177033A JP 2000177033 A JP2000177033 A JP 2000177033A JP 2001356014 A JP2001356014 A JP 2001356014A
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Abstract
排除して、常に正確に路面勾配を検出できる路面勾配検
出装置を提供する。 【解決手段】 車両の横方向のGを検出する横G検出手
段4を設け、その横G検出手段4の出力αssに基づい
て、車両の旋回中に前後G検出手段3に作用する遠心加
速度αsを算出し、求めた遠心加速度αsにより前後G検
出手段3の出力αvsを補正して路面勾配を算出する。
Description
する路面勾配を検出する路面勾配検出装置に関するもの
である。
は、例えば特登録2626003号公報に記載のものを
挙げることができる。この路面勾配検出装置では、前後
Gセンサにて車両に作用する前後方向のGを検出すると
共に、車速センサにて検出された車速を微分処理して車
両加速度を求め、これらの前後Gセンサの出力値Aと車
両加速度A'とから、次式(8)に従って路面勾配θを求め
ている。尚、gは重力加速度である。
両は回転中心を中心とした回転運動を伴うことから、上
記した前後Gセンサが回転中心から前後方向に離れた位
置にある場合には、遠心力の影響で発生する加速度(以
下、遠心加速度という)が作用することになる。例え
ば、前後Gセンサが回転中心より後方に設置されている
場合には、車両の旋回に伴って遠心加速度は後方に作用
することから、前後Gセンサの出力値Aは本来の前後G
相当値より小さな値として検出されてしまい、結果とし
て正確な路面勾配θを算出できないという不具合が生じ
る。
遠心加速度の影響を排除して、常に正確に路面勾配を検
出することができる路面勾配検出装置を提供することに
ある。
め、本発明では、車両の回転中心から前後方向に離れた
車両上に設置され、前後方向のGを検出する前後G検出
手段と、前後G検出手段の近傍に配置され、車両の横方
向のGを検出する横G検出手段と、横G検出手段の出力
から車両の旋回中における前後G検出手段に作用する遠
心加速度を算出する遠心加速度算出手段と、車両の車速
を検出する車速検出手段と、前後G検出手段の出力及び
遠心加速度算出手段の出力並びに車速検出手段の出力か
ら、車両の路面勾配を算出する路面勾配算出手段とを備
えた。
することから、回転中心から離れた位置にある前後G検
出手段は遠心加速度の影響を受ける。この遠心加速度は
横G検出手段の出力に基づいて遠心加速度検出手段によ
り算出され、前後Gや車速に加えて遠心加速度を考慮し
た上で路面勾配算出手段により路面勾配が算出され、そ
の結果、旋回中の遠心加速度の影響が排除される。
載された路面勾配検出装置に具体化した一実施形態を説
明する。図1は実施形態の路面勾配検出装置の構成を示
すブロック図、図2は車両の旋回中における各パラメー
タの関係を示す説明図である。図1に示すように、車両
の室内には図示しない入出力装置、制御プログラムや制
御マップ等の記憶に供される記憶装置(ROM,RA
M,BURAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマ
カウンタ等を備えたECU(電子制御ユニット)1が設
置されている。本実施形態では、このECU1が遠心加
速度算出手段及び路面勾配算出手段として機能する。E
CU1の入力側には車両の車速Vを検出する車速検出手
段としての車速センサ2、車両に作用する前後方向のG
を検出する前後G検出手段としての前後Gセンサ3、車
両に作用する左右方向のGを検出する横G検出手段とし
ての横Gセンサ4が接続され、図2に示すように、これ
らの前後Gセンサ3及び横Gセンサ4は車両が旋回する
際の回転中心である回転中心Aに対して、距離Lだけ後
方に離れて設置されている。
の他にも多数のセンサが接続され、又、ECU1の出力
側には多数のアクチュエータが接続され、ECU1はこ
れらのセンサからの情報に基づいてアクチュエータを駆
動制御し、車両に搭載されたエンジンや自動変速機等の
総合的な車両制御を行う。又、ECU1は上記各センサ
からの情報に基づいて車両の走行中に路面勾配θを算出
すると共に、路面勾配θを利用して車両重量Wを算出す
る。
具体的な算出手順を説明する。本実施形態では、次式
(1)に従って路面勾配θが算出される。 sinθ={αvs−αv+L(αss/V)2}/g ………(1) ここで、αvsは前後Gセンサ3の出力値、αssは横Gセ
ンサ4の出力値、αvは車速Vを微分して算出した車両
加速度、gは重力加速度である。
知の次式(2)に適用されて車両重量Wの算出に利用され
たり、或いは車両重量Wと共にエンジンや自動変速機の
制御に適用され、これにより車両制御の適切化が図られ
る。
車両の駆動力、Rlは空気抵抗、Wrは車両の回転部分の
慣性重量、μは路面の摩擦係数である。上式(1)は以下
の知見に基づいて導かれた。従来技術の特登録2626
003号公報において式(8)に基づいて説明したよう
に、路面勾配θは前後Gセンサ3の出力値Aと車両加速
度A'との差A−A'に基づいて求めることができる。即
ち、これを本実施形態の各パラメータに置き換えると、 sinθ=(αvs−αv)/g ………(3) のように表すことができる。ところが、図2に破線の矢
印で示すように、旋回中の車両は回転中心Aを中心とし
た回転運動を伴うことから、回転中心Aより後方に設置
された前後Gセンサ3には遠心加速度αsが作用して、
その出力値αvsが本来の前後G相当値より小さな値とな
って検出されてしまう。よって、次式(4)のように路面
勾配θを算出する際には、前後Gセンサ3の出力値αvs
を遠心加速度αsで補正する必要がある。
出力値αvsに含まれており、遠心加速度αsのみを検出
することはできないが、車両の旋回中の回転中心Aを中
心とする角速度をωとすると、遠心加速度αsは次式(5)
で表すことができる。
ことができる。 αss=Vω ………(6) これらの式(5)及び式(6)からωを消去すると、遠心加速
度αvを表す次式(7)が得られ、この式(7)を式(4)に代入
すると、上記した式(1)が導かれる。
の旋回中の横Gを横Gセンサ4にて検出し、その横Gセ
ンサ4の出力値αssから求めた遠心加速度αvにより、
前後Gセンサ3の出力値αvsを補正している(式(7)参
照)。従って、直線路のみならず車両の旋回中において
も遠心加速度αsに影響されることなく正確な路面勾配
θを算出でき、更に、その路面勾配θから正確な車両重
量Wを求めることができ、ひいては、これらの算出結果
に基づいてエンジンや自動変速機の制御をより的確に実
行することができる。
の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例え
ば、上記実施形態では、大型トラックに搭載された路面
勾配検出装置に具体化したが車種は限定されず、例えば
バス車両に搭載された路面勾配検出装置に具体化しても
よい。又、上記実施形態では、前後Gセンサ3と横Gセ
ンサ4を車両の回転中心Aの後方に設置したが、その設
置位置は後方に限らず、例えば両センサ3,4を回転中
心Aの前方に設置してもよい。尚、この場合において
は、Gセンサ3の出力値αvsは本来の値より大きな値と
して検出されてしまう。そこで、上述した実施の形態に
おいて、式(4)を、sinθ=(αvs−αv−αs)/gとす
ることで、正確な路面勾配θを算出できる。
出装置によれば、車両の旋回中に前後G検出手段に作用
する遠心加速度を横G検出手段の出力に基づいて算出
し、この遠心加速度を考慮して路面勾配を算出するた
め、遠心加速度に影響されることなく常に正確に路面勾
配を検出することができる。
ック図である。
す説明図である。
手段) 2 車速センサ(車速検出手段) 3 前後Gセンサ(前後G検出手段) 4 横Gセンサ(横G検出手段) αvs,αss 出力値 αs 遠心加速度 θ 路面勾配
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の回転中心から前後方向に離れた車
両上に設置され、前後方向のGを検出する前後G検出手
段と、 上記前後G検出手段の近傍に配置され、車両の横方向の
Gを検出する横G検出手段と、 上記横G検出手段の出力から車両の旋回中における上記
前後G検出手段に作用する遠心加速度を算出する遠心加
速度算出手段と、 上記車両の車速を検出する車速検出手段と、 上記前後G検出手段の出力及び上記遠心加速度算出手段
の出力並びに上記車速検出手段の出力から、上記車両の
路面勾配を算出する路面勾配算出手段とを備えたことを
特徴とする路面勾配検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000177033A JP2001356014A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | 路面勾配検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000177033A JP2001356014A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | 路面勾配検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001356014A true JP2001356014A (ja) | 2001-12-26 |
Family
ID=18678683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000177033A Pending JP2001356014A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | 路面勾配検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001356014A (ja) |
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-
2000
- 2000-06-13 JP JP2000177033A patent/JP2001356014A/ja active Pending
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041101 |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050518 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050921 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |