JP2001355916A - 電気温水器 - Google Patents

電気温水器

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JP2001355916A
JP2001355916A JP2000175425A JP2000175425A JP2001355916A JP 2001355916 A JP2001355916 A JP 2001355916A JP 2000175425 A JP2000175425 A JP 2000175425A JP 2000175425 A JP2000175425 A JP 2000175425A JP 2001355916 A JP2001355916 A JP 2001355916A
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敏弘 堀内
Junichi Hattori
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 お湯の使用量に応じて沸き上げ湯量を自動的
に調整し、効果的な沸き上げ制御を行う。 【解決手段】 沸き上げ量学習手段22が残湯量検出器
11の情報により前回の沸き上げ湯量の過不足を判定
し、不足と判定したときは沸き上げ湯量を増やし、過剰
と判定したときは沸き上げ湯量を減らすようにしてある
ので、過去数日間の沸き上げ時間を保持する必要もな
く、沸き上げ時間から沸き上げ湯量を演算し新たな沸き
上げ温度を決定するという複雑な処理をすることなく、
簡単な処理でお湯の使用量に対応した沸き上げ湯量を自
動的に設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は深夜電力を利用して
電気ヒータで給湯用のお湯を沸かす電気温水器の沸き上
げ湯量の設定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気温水器は特公昭64
−7298号公報に記載されているようなものが一般的
であった。この電気温水器は図8に示すように給水配管
1よりタンク2内に供給された水をヒータ3で加熱し、
お湯にして出湯配管4から給湯するようになっている。
【0003】制御器5は沸き上がり温度設定装置によっ
て決定された沸き上げ温度になるよう通電制御装置によ
ってヒータ3の通電を制御して沸き上げをおこなう。
【0004】通電時間測定装置によって計測された通電
時間データを過去数日分記憶装置に記憶し、通電時間演
算装置で過去数日分の通電時間の最大値をもとに余裕度
等を加味して沸き上げ時間を計算し、沸き上げサーミス
タ6で検出した給水温度、タンク容量、ヒータ容量等と
ともに通電制御装置で用いる沸き上げ温度を算出するよ
うに構成されている。
【0005】そして上記通電時間演算装置が過去数日の
給湯負荷に対応する通電時間で沸き上げ温度を設定して
沸き上げるので、過去の沸き上げ時間が長いときつまり
多くお湯を使った場合は沸き上げ温度を高くして実質的
湯量を多く確保し、湯切れを起こさないようにするとと
もに、使用量が少なくなったら沸き上げ温度を低くして
無駄に多量のお湯を沸かさないようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の電気温水器装置では、過去数日の通電時間をもとにタ
ンク容量、ヒータ容量、給水温度等から沸き上げ温度を
算出しなければならないので、過去数日間の通電時間の
データを保持したり複雑な演算処理が必要になるという
課題があった。
【0007】過去数日間の通電時間のデータを保持する
ことについては現在はマイクロコンピュータ(以降マイ
コンと記載)のRAM容量も大きくなり通常時ではさほ
ど大きい課題ではないが、停電バックアップ用にEEP
ROM等のバックアップメモリを持っているものについ
てはこの通電時間データをバックアップする必要があり
このような構成では特に大きな課題となっていた。
【0008】また過去数日間のデータをもとに最大の使
用湯量を算出して沸き上げ温度を決定するので一回でも
突発的に使用量が大幅に増えると数日間は沸き上げ温度
がもとにもどらず放熱ロスによる無駄が数日間つづく課
題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため深夜電力を使用してタンク全量沸き上げを開始
する際に残湯湯量が所定値より多かったら湯余りとし、
この状態が数日続いたら沸き上げ湯量設定を所定量下げ
る。
【0010】深夜時間帯に入ってタンク全量沸き上げ開
始する時間までの間、残湯量が所定値より少なくなった
ら湯量不足として沸き上げ湯量設定を所定値上げる。
【0011】このことにより、お湯の使用量に応じて沸
き上げ湯量が自動的に調整されるようにしたものであ
る。
【0012】また、タンク上部から層をなして沸き上げ
温度のお湯を蓄積する電気温水器(以降積層電気温水器
と記述)に残湯量が所定値より少なくなったらヒータと
沸き上げポンプの通電を制御して所定量のお湯を追加沸
き上げする機能(以降湯切れ追い焚き機能と記述)を設
けた。
【0013】上記積層電気温水器で時間帯別電灯契約の
ときは、湯切れ追い焚き機能が作動した時間によって沸
き上げ湯量のアップ幅を決定するようにした。
【0014】さらにアップ幅が一定値以上になった場合
で、その後数日残湯湯量が所定値以上の状態が続くと沸
き上げ湯量をアップする前の値に戻すようにし、この時
の判断のための連続日数を湯余りが連続し沸き上げ湯量
を所定量さげるときの連続日数より短く設定するように
した。
【0015】上記発明によれば残湯量を判定値大小比較
することで湯余り、湯量不足を判定し、湯量不足のとき
は即時に沸き上げ湯量を所定量アップし、湯余りの状態
が連続した場合は連続日数によって沸き上げ湯量を所定
量ダウンするため、マイコンの処理を演算処理等のない
簡単なプログラムで実現できる。
【0016】数日間の通電時間データのような大量のデ
ータを保持しておく必要がなく、湯余りが継続した連続
日数情報と前回湯余りだったかどうかの情報の2つを保
持するだけで沸き上げ湯量を自動調整できるので、不揮
発性メモリ(EEPROM)を用いた停電バックアップ
構成を容易にすることができる。
【0017】湯量不足のときも不足した量だけ沸き上げ
湯量を上げるのではなく、タンク容量、残湯判定値の量
に対応した適切な量にアップ量を設定できるため、突発
に大量のお湯を使用してもアップ量が適切に押さえられ
その分無駄を省くことができる。
【0018】積層電気温水器で時間帯別電灯契約の時は
湯切れ追い焚きを行い、その累積運転時間によってアッ
プ量を決定するため、不足量に対応した適切なアップ量
をきめ細かく設定することができる。
【0019】上記、アップ量が所定値以上の時で、その
後数日湯余りが続いたら沸き上げ湯量をアップするまえ
の設定にもどすため、突発的に大量にお湯が使用され翌
日からの沸き上げ湯量が大幅にアップしても、その後の
湯余りを短期間で判断して設定をもとに戻すため、沸き
上げ湯量が多く設定されたまま設定がもとにもどるまで
の過剰沸き上げによる無駄を防止するとともに、間違っ
て大幅に沸き上げ湯量をアップしてもすぐに元に戻るの
でアップ幅を押さえて設定する必要がなく、定常使用量
が大幅にアップした場合にも沸き上げ湯量が徐々にしか
アップしないことによる湯量不足を最低限に押さえるこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、お湯を
蓄えるタンクと、前記タンクの上部からお湯を取り出す
出湯配管と、前記タンク下部より水を供給する給水配管
と、前記タンクの下部に設けらたヒータと、前記ヒータ
より上の湯温を検出する湯温検出器と、前記タンク内の
残湯量を検出する残湯量検出器と、前記タンク内の水の
沸き上げ制御を行う制御器よりなり、前記制御器は給電
契約に基づいて沸き上げ開始時間を決める計時手段と、
前記残湯量検出器の情報により沸き上げ湯量の過不足を
判定し、不足と判定したときは沸き上げ湯量を増やし、
過剰と判定したときは沸き上げ湯量を減らす沸き上げ量
学習手段と、前記湯温検出器の検出温度が沸き上げ温度
になるよう前記ヒータの通電を制御する通電制御手段
と、沸き上げ開始時間になったら前記沸き上げ湯量に対
応した沸き上げ温度を決定し、前記通電制御手段を起動
する沸き上げ制御手段を有する構成としてある。
【0021】そして、沸き上げ量学習手段が残湯量検出
器の情報により、前回の沸き上げ湯量の過不足を判定
し、不足と判定したときは沸き上げ湯量を増やし、過剰
と判定したときは沸き上げ湯量を減らすため、過去数日
間の沸き上げ時間を保持する必要もなく、沸き上げ時間
から沸き上げ湯量を演算し新たな沸き上げ温度を決定す
るという複雑な演算処理をすることなく、簡単な処理で
お湯の使用量に対応した沸き上げ湯量を自動的に設定す
ることができる。
【0022】請求項2に記載の発明は、沸き上げ量学習
手段は湯温検出器が所定値より高い場合は沸き上げ湯量
の更新を行わないようにし、前記所定値は前回沸き上げ
た温度より低く水温より高い温度に設定してある。
【0023】そして、湯温検出器の温度が下がっていな
いことから、沸き上げ量学習手段がお湯が使用されてい
ないと判断し、沸き上げ湯量を更新しないようにしてい
るため、一定期間留守等でお湯を使用しなかった場合、
湯余りが連続することによって沸き上げ湯量が下がって
しまい、使用を開始したとき湯量不足になってしまうこ
とを防止することができる。
【0024】請求項3に記載の発明は、お湯を蓄えるタ
ンクと、前記タンクの上部からお湯を取り出す出湯配管
と、前記タンク下部より水を供給する給水配管と、前記
タンクの上部に設けらたヒータと、前記タンク上部の湯
温を検出する湯温検出器と、前記タンクの下部と上部を
接続した沸き上げ配管と、前記沸き上げ配管に介在し前
記タンク下部の水をタンク上部に汲み上げる沸き上げポ
ンプと、前記タンク下部の水温を検出する給水温検出器
と、前記タンク内の残湯量を検出する残湯量検出器と、
前記タンク内の水の沸き上げ制御を行う制御器よりな
り、前記制御器は給電契約に基づいて沸き上げ開始時間
を決める計時手段と、前記残湯量検出器の情報により沸
き上げ湯量の過不足を判定し、不足と判定したときは沸
き上げ湯量を増やし、過剰と判定したときは沸き上げ湯
量を減らす沸き上げ量学習手段と、前記湯温検出器の検
出温度によって前記タンク内に上部から沸き上げ温度の
お湯が層をなして蓄積するように前記ヒータと沸き上げ
ポンプの通電を制御する通電制御手段と、沸き上げ開始
時間になったら前記沸き上げ湯量に対応した沸き上げ温
度を決定し、前記通電制御手段を起動する沸き上げ制御
手段を有する構成としてある。
【0025】そして、沸き上げ量学習手段が残湯量検出
器の情報により前回の沸き上げ湯量の過不足を判定し、
不足と判定したときは沸き上げ湯量を増やし、過剰と判
定したときは沸き上げ湯量を減らすため、過去数日間の
沸き上げ時間を保持する必要もなく、沸き上げ時間から
沸き上げ湯量を演算し新たな沸き上げ温度を決定すると
いう複雑な処理をすることなく、簡単な処理でお湯の使
用量に対応した沸き上げ湯量を自動的に設定することが
できる。
【0026】請求項4に記載の発明は、請求項3の構成
に加え、給水温検出器が所定値より高い場合は沸き上げ
湯量の更新を行わないようにした沸き上げ量学習手段を
有し、前記所定値は前回沸き上げた温度より低く水温よ
り高い温度に設定してある。
【0027】そして、給水温検出器の温度が下がってい
ないことから沸き上げ量学習手段がお湯が使用されてい
ないことを判断し、沸き上げ湯量を更新しないようにし
ているため、一定期間留守等でお湯を使用しない場合、
湯余りが連続することで沸き上げ湯量が下がってしま
い、使用を開始したとき湯量不足になってしまうことを
防止することができる。
【0028】請求項5に記載の発明は、請求項1または
2の構成に加え、給電契約が昼間電力も使用できる場
合、沸き上げ量学習手段で決定された沸き上げ湯量に対
応した沸き上げ温度を決定し通電制御手段を起動し、前
記沸き上げ湯量が沸き上げ最高温度で対応できる量を超
えた場合は沸き上げ最高温度を沸き上げ温度として通電
制御手段を起動しタンク全量を沸き上げを行った後、深
夜時間帯終了以降に湯温検出器が前記沸き上げ最高温度
より低い所定温度以下になったら再度通電制御手段を起
動して追加沸き上げを行い、追加沸き上げの累積値が沸
き上げ湯量に対応した時間になったら追加沸き上げを終
了するようにした沸き上げ制御手段を有する構成として
ある。
【0029】そして、沸き上げ湯量が少ない範囲では沸
き上げ制御手段が沸き上げ温度を可変して対応し、沸き
上げ湯量が多くなり最高沸き上げ温度にしても対応でき
なくなったら、沸き上げ制御手段が最高沸き上げ温度で
全量沸き上げた後、お湯が使用される度に追加して全量
沸き上げを行い、追加沸き上げの累積時間を可変して沸
き上げ湯量に対応するため、より広い範囲の沸き上げ湯
量に対応することができる。
【0030】請求項6に記載の発明は、請求項3または
4の構成に加え、給電契約が昼間電力も使用できる場
合、沸き上げ量学習手段で決定された沸き上げ湯量に対
応した沸き上げ温度を決定し通電制御手段を起動し、前
記沸き上げ湯量が沸き上げ最高温度で対応できる量を超
えた場合は沸き上げ最高温度を沸き上げ温度として通電
制御手段を起動しタンク全量を沸き上げを行った後、深
夜時間帯終了以降に湯温検出器が前記沸き上げ最高温度
より低い所定温度以下になったら再度通電制御手段を起
動して追加沸き上げを行い、追加沸き上げの累積値が沸
き上げ湯量に対応した時間になったら追加沸き上げを終
了するようにした沸き上げ制御手段を有する構成として
ある。
【0031】そして、請求項5に記載の発明と同様に、
沸き上げ湯量が少ない範囲では沸き上げ制御手段が沸き
上げ温度を可変して対応し、沸き上げ湯量が多くなり最
高沸き上げ温度にしても対応できなくなったら、沸き上
げ制御手段が最高沸き上げ温度で全量沸き上げた後、お
湯が使用される度に追加して全量沸き上げを行い、追加
沸き上げの累積時間を可変して沸き上げ湯量に対応する
ため、より広い範囲の沸き上げ湯量に対応することがで
きる。
【0032】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
構成に加え、残湯量検出器で検出した残湯量が判定値1
より少なくなった場合は沸き上げ湯量を所定量アップ
し、沸き上げ開始時間に前記残湯量が判定値2より多か
った場合が判定値3以上連続したら沸き上げ湯量を所定
量ダウンするようにし、判定値2は判定値1より大きく
設定し、判定値3は2以上とした沸き上げ量学習手段を
有する構成としてある。
【0033】そして、お湯が使用されて残湯量が判定値
1より少なくなったら沸き上げ量学習手段が沸き上げ湯
量を所定量アップし、残湯量が判定値1より少なくなる
ことなく次の全量沸き上げ開始時間になったなったとき
判定値2より残湯量が多い場合は湯余りと判断する。
【0034】湯余りとの判断が2以上に設定された判定
値3の回数連続したら沸き上げ湯量を所定量ダウンする
ため、使用湯量に対応して沸き上げ湯量を自動調整する
ことができる。
【0035】また、アップ判定は残湯量が判定値1より
少なくなった時点で行うので、その時点で全量沸き上げ
開始時間も再決定できる。従って、全量沸き上げ開始が
沸き上げ湯量をアップしたことで遅れることがないよう
にできる。
【0036】また、ダウン判定の判定値3を2以上の適
切な回数に設定することで、たまたま使用量が少なくな
って沸き上げ湯量が下がってしまい、次の日に湯量不足
を生じるということを防止することができる。
【0037】請求項8に記載の発明は、請求項7の判定
値3を7に限定したものである。
【0038】そして、人の生活パターンが1週間の周期
性をもつことが多いことに合わせて設定したため、1週
間のお湯の使用パターンの最も多い沸き上げ湯量に合わ
せて沸き上げるので毎週特定の日に湯量不足になること
を防止することができる。
【0039】請求項9に記載の発明は、請求項3、4、
6の構成に加え、制御部に残湯検出器で検出した残湯量
が判定値1より少なくなったら通電制御手段を起動し、
残湯量が判定値1以上の所定値まで回復したら前記通電
制御手段を停止させる湯切れ追い焚き制御手段を設け、
前記湯切れ追い焚き制御手段で沸き上げた累積時間を計
時し、累積時間に対応した量だけ沸き上げ湯量をアップ
し、沸き上げ開始時間に前記残湯量検出器で検出した残
湯量が判定値2より多かった場合が判定値3以上連続し
たら沸き上げ湯量を所定量Aだけダウンするようにし、
判定値2は判定値1より大きく設定し、判定値3は2以
上とした沸き上げ量学習手段を有する構成としてある。
【0040】そして、お湯が使用され残湯量が判定値1
より少なくなると湯切れ追い焚き制御手段が通電制御手
段を起動し、お湯を積層沸き上げで判定値1以上の所定
値まで沸き上げるので、突発的に多量のお湯を使用して
も湯切れを起こすことなく対応することができる。
【0041】また、湯切れ追い焚きした累積時間を計時
し、累積時間に対応した量だけ沸き上げ湯量をアップす
るので、大幅にお湯が足りなかった場合、わずかにお湯
が足りなかった場合それぞれに対応してアップ量が可変
されるため、不足量に対しアップ量が少なくて次の日も
湯量不足になり不経済な昼間電力を使うことになった
り、不足量に対しアップ量が多すぎて無駄に沸かしすぎ
ることを防止することができる。
【0042】請求項10に記載の発明は、請求項9の構
成に加え、沸き上げ湯量アップ量が判定値4以上で、ア
ップした後沸き上げ開始時間に前記残湯量検出器で検出
した残湯量が判定値2より多かった場合が判定値5以上
連続したら沸き上げ湯量をアップ前の沸き上げ湯量に戻
す機能を沸き上げ量学習手段に付加し、判定値4は沸き
上げ湯量をダウンするときの所定量Aより大きく設定
し、判定値3を2以上に設定するとともに判定値5は判
定値3より小さく設定したものである。
【0043】そして、沸き上げ湯量のアップ幅が判定値
4以上と多かった場合、その後通常のダウン判定の連続
判定値3より少ない判定値5以上連続したら、沸き上げ
湯量をアップ前にもどすため、突発的に大量のお湯を使
用して沸き上げ湯量が大幅に増えても短期間にもとの設
定にもどるので沸かし過ぎによる無駄を最小限にとどめ
ることができる。
【0044】また、アップ幅の設定も少なめに設定する
必要がなくなり、定常使用量が大幅に増えた場合にも1
回のアップで対応することができる。
【0045】請求項11に記載の発明は、請求項10の
判定値3を7に限定したものである。
【0046】そして、人の生活パターンが1週間の周期
性をもつことが多いことに合わせて設定したため、1週
間のお湯の使用パターンの最も多い沸き上げ湯量に合わ
せて沸き上げるので毎週特定の日に湯量不足になること
を防止することができる。
【0047】請求項12に記載の発明は、請求項1〜1
1の構成に加え、沸き上げ量学習手段の機能をON/O
FFする学習ON/OFF手段と、前記学習ON/OF
F手段がOFFのとき沸き上げ湯量を手動で変更できる
沸き上げ湯量設定手段とを有する操作部を設けたもので
ある。
【0048】そして、使用結果により沸き上げ湯量を変
更する学習機能では対応できなかった1日だけの短期間
の突発湯量変化に対し、事前に手動設定で沸き上げ湯量
を変更することで対応できるようにしている。
【0049】請求項13に記載の発明は、請求項12の
構成に加え、沸き上げ湯量を複数段の湯量設定として割
り付け、沸き上げ量学習手段がONしているときは前記
沸き上げ量学習手段が湯量設定をアップ/ダウンし、沸
き上げ量学習手段がOFFしているときは沸き上げ湯量
設定手段で前記湯量設定をアップ/ダウンするととも
に、沸き上げ量学習手段のON/OFFを表示する学習
ON/OFF表示手段と、選択されている湯量設定を表
示する湯量設定表示手段を操作部に設けたものである。
【0050】そして、学習機能でそれまでに設定されて
いた湯量設定を基準に手動設定することができるので、
湯量設定を適切に行うことができる。
【0051】請求項14に記載の発明は、請求項13の
構成に加え、沸き上げ量学習手段がOFFしている間は
学習機能を停止するとともに残湯量が判定値2より多か
った場合の連続回数等の学習関連の制御値を学習経過と
して湯量設定とあわせて保持するとともに、沸き上げ量
学習手段がONしたら保持している前記湯量設定にもど
すとともに、保持していた前記学習経過を継続して沸き
上げ湯量のアップ/ダウン判定を行うようにしたもので
ある。
【0052】そして、沸き上げ量学習手段ONの状態で
使用中に、ときどき突発の使用量変更で沸き上げ量学習
手段をOFFして湯量設定を手動設定で変更しても、再
び沸き上げ量学習手段ONにしたとき、突発の使用量の
影響を受けて湯量設定が変わってしまったり、学習経過
がリセットされて学習応答性が低下しないようにしてい
る。
【0053】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0054】(実施例1)図1は本発明の実施例1の電
気温水器を示す機能ブロック図、図2は同電気温水器の
操作部の外観図、図3は時間帯別電灯契約時の湯量設定
と沸き上げ制御の関係図、図4は深夜電力契約時の湯量
設定と沸き上げ制御の関係図である。
【0055】図1において、1は給水配管、2はタン
ク、3はヒータ、4は出湯配管、5は制御器、6は沸き
上げサーミスタを用いた湯温検出器で、出湯配管4から
出湯するとそれに伴い給水配管1からタンク2内に水が
給水され、タンク2内では比重差からお湯が上部、水が
下部に分離した状態で溜まっている。
【0056】制御器5によりヒータ3の通電を制御して
タンク2内の水を所定の温度まで沸き上げる。このとき
沸き上げ温度の検出は沸き上げサーミスタ6で行う。
【0057】また、残湯検出器11は2つのサーミスタ
(上側を11a、下側を11b)で構成されタンク2の
縦方向2ポイントの温度を検出することで残湯量を検出
する。具体的には各サーミスタで検出した温度が60℃
以上の時はそのポイントまでお湯があり、45℃を下回
った時点でお湯無しとしている。45℃と60℃の間は
判定結果がチャタリングしないようにするためのヒスで
ある。
【0058】12は操作部で、図2の沸き上げ湯量を手
動で設定する沸き上げ湯量設定手段である湯量設定スイ
ッチ13、湯量の自動設定と手動設定を切り換える学習
ON/OFF手段である自動設定スイッチ14、時計時
刻を設定する時刻設定スイッチ15、湯量設定表示手段
である湯量設定表示16、残湯表示17、自動設定スイ
ッチ14で自動設定モードになっていることを示す学習
ON/OFF表示手段である自動モード表示18、時刻
を表示する時計時刻表示19、ヒータ3が通電中である
ことを表示する通電表示20から構成される。
【0059】制御器5は時刻を計時し、深夜時間帯、昼
間時間帯、全量沸き上げ時間等の情報を出力する計時手
段、残湯量、操作部12の設定等の情報に基づき沸き上
げ湯量を決定する沸き上げ量学習手段22、沸き上げ量
学習手段22によって決定された沸き上げ量によって沸
き上げ温度、追加沸き上げ時間等を決定する沸き上げ制
御手段、沸き上げ温度、追加沸き上げ時間等をもとにヒ
ータ3の通電を制御する通電制御手段24より構成され
ている。これらの構成要素はマイコンのソフトで実現し
ている。
【0060】次に動作、作用について説明すると、まず
計時手段21は操作部12の時刻設定スイッチ15で設
定された時刻をもとに給電契約で定められた時刻で深夜
時間帯、昼間時間帯、全量沸き上げ時間を出力する。全
量沸き上げ時間については給電契約で定められた基準に
基づきピークシフト演算を行って決定する。ここではそ
の詳細な説明は省略する。
【0061】沸き上げ量学習手段22は操作部12の自
動設定スイッチ14で自動モードがOFFになっている
ときは、湯量設定スイッチ13で設定された湯量設定を
沸き上げ湯量としてそのまま出力する。
【0062】自動モードがONのときは残湯量検出器1
1aで湯無しを検出したら、その時点で湯量設定が上限
設定でなければ湯量設定を1段階アップする。この処理
は深夜時間帯に入って全量沸き上げ開始時間まで常時行
われる。
【0063】上記処理を常時行うことにより湯量設定が
アップされたとき計時手段で決定する全量沸き上げ開始
時間をリアルタイムに早めることができる。
【0064】また、沸き上げ開始時間になって残湯量検
出器11bでお湯有りを検出したら湯余りカウンタを+
1し、湯有りを検出しなかったら湯余りカウンタを0に
する。
【0065】カウントした結果湯余りカウンタが7にな
ったら湯余りカウンタを0にし、湯量設定が下限設定で
なければ湯量設定を1段階ダウンする。
【0066】つまり、自動モードON時は1回でも湯量
不足になったら湯量設定を1段アップし、湯余りが7日
間続いたら湯量設定を1段ダウンするようになってい
る。
【0067】ただし、前回の全量沸き上げから追加沸き
上げが全く入らず、沸き上げサーミスタ6の温度が45
℃以上の時はお湯が使用されなかったとして沸き上げ量
学習手段22は上記学習処理は行わない。
【0068】自動モードON時は上記処理の結果決定し
た湯量設定を沸き上げ湯量として出力する。自動モード
ON時の湯量設定、湯余りカウンタは自動モードOFF
時は別途保持し、自動モードONしたときは前回状態か
ら継続するようにする。
【0069】また、自動モードONからOFFになった
ときは、ON時の湯量設定をそのまま残し、その湯量設
定を基準に湯量設定スイッチで変更できるようにする。
【0070】次に、沸き上げ制御手段23では沸き上げ
量学習手段22から出力された沸き上げ湯量をもとに沸
き上げ温度、追加沸き上げ等の制御条件を決定し、それ
をもとに通電制御手段24を起動する。
【0071】図3は6段階の沸き上げ湯量設定に対して
沸き上げ温度と通電制御手段24を起動してタンク2内
の水を沸き上げる方法を時系列に示したものである。
【0072】沸き上げ湯量が1〜3では70℃、80
℃、90℃と沸き上げ温度を変更して実質的湯量を変え
ている。
【0073】また沸き上げ湯量が4〜6では沸き上げ温
度90℃で全量沸き上げた後、沸き上げサーミスタ6の
温度が45℃を下回ったらお湯が使用されたと判断し、
通電制御手段24を起動して追加沸き上げを行う。追加
沸き上げを行っている累積時間を計時し、沸き上げ湯量
4〜6に対応して累積時間がそれぞれ1時間、2時間、
3時間に達したら追加追い炊きを終了する。
【0074】通電制御手段24が起動されたら、ヒータ
3への通電をONし、沸き上げサーミスタ6の温度が沸
き上げ制御手段23で決定された沸き上げ温度に達した
らヒータ3への給電を停止する。
【0075】操作部12では自動設定スイッチ14で自
動モードOFFとなっているときのみ湯量設定スイッチ
13により湯量設定を変更することができる。
【0076】自動モードON/OFFに関わらず、その
時点での湯量設定が湯量設定表示16に6段階のバーで
表示される。
【0077】また、残湯表示17は残湯量検出器11
a、11bともに湯有りを検出しているとき上下の残湯
表示が点灯し、残湯量検出器11aのみが湯有りを検出
しているとき上の残湯表示のみが点灯し、残湯量検出器
11a、11bともに湯有りを検出していないときは上
下の残湯表示が消灯するようになっている。
【0078】このように沸き上げ量学習手段22では残
湯量検出器11の情報の大小比較により湯余りか湯量不
足か判断し、湯量不足時は湯量設定をアップし、湯余り
が7日間連続したら湯量設定をダウンするという簡単な
処理で使用湯量に対応して沸き上げ湯量を自動調節でき
る。
【0079】また湯量不足時は1回で湯量設定をアップ
することで湯量不足発生の回数を抑え、湯余りについて
は複数回連続した後湯量設定をダウンするので一時的に
使用湯量が少なくなって再び使用湯量がもどった際にも
湯切れを起こすことが少ない。特に連続回数の判定値を
7とすると一般的に人の生活パターンが7日周期になっ
ているので湯切れする可能性を少なくしつつ、最適に湯
量設定を低下させるのでさらに効果をアップすることが
できる。
【0080】湯量設定1〜3は沸き上げ温度を可変し、
4〜6は90℃沸き上げで全量沸き上げ後の追加沸き上
げ累積時間を変化させて対応するので、より広い範囲の
設定湯量に対応できる。
【0081】さらに、湯量設定4〜6では全量沸き上げ
た後、設定に対応した量だけ追加沸き上げを行うので実
質湯量はタンク容量よりおおくすることができる。つま
り、電気温水器購入時、来客等一時的に使用湯量が増加
した時を想定して大きめの容量のものを購入する必要が
なく、設置スペースの面でもイニシャルコストの面でも
メリットが大きい。
【0082】また、湯量設定を6段階の設定に割り付
け、自動モード時、手動設定時(自動モードOFF時)
共通の設定とし、湯量設定表示16も共通の表示を行う
ので、来客等で一時的に使用湯量が多くなることが予想
される場合、自動モードONのときの設定湯量を参考に
手動設定で湯量を適切に設定できる。
【0083】さらに、数日間留守をしてお湯を全く使用
しなかった場合も、湯余りとして間違った学習をするこ
とがなく、誤判定による無駄をなくすことができる。
【0084】なお、ここでは沸き上げ量学習手段22で
自動モードONからOFFのときはON時の湯量設定が
そのまま残り、そこから手動でアップ/ダウンする構成
を説明したが、自動モードON/OFFそれぞれに湯量
設定を別々に持ち、自動モードのON/OFFによって
対応した湯量設定を沸き上げ湯量として出力することで
自動モードOFF時も前回設定した手動設定を継続でき
る方法もある。
【0085】また、ここでは給電契約が時間帯別電灯契
約の場合を示したが、当然のことながら深夜電力契約時
には昼間電力を使用できないので湯量設定としては1〜
3の3段階の設定で図4のようになる。
【0086】(実施例2)図5は本発明の実施例2の電
気温水器を示す機能ブロック図、図6は時間帯別電灯契
約時の湯量設定と沸き上げ制御の関係図、図7は深夜電
力契約時の湯量設定と沸き上げ制御の関係図である。
【0087】実施例2において、実施例1と異なるのは
電気温水器を積層電気温水器にした点で、具体的にはヒ
ータ3をタンク2の上部に設け、タンク2の下部と上部
を沸き上げ配管30で接続し、タンク2下部の水をタン
ク2上部に循環させる沸き上げポンプ31を沸き上げ配
管30の途中に設け、沸き上げサーミスタ10をタンク
2上部に設け、タンク2下部には給水サーミスタを用い
た給水温検出器32を設け、制御器5には湯切れ追い焚
き制御手段33を設けた点である。
【0088】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0089】次に動作、作用を説明すると、通電制御手
段24が起動されると、ヒータ3への給電をONする。
するとヒータ3より上の部分が自然対流にほぼ均一に沸
き上がっていく。
【0090】沸き上げ温度が90℃の場合は沸き上げサ
ーミスタ10の温度が90℃になったら沸き上げポンプ
31への給電をONし、タンク2下部の水をタンク2上
部に汲み上げて沸き上がったお湯と混ぜる。沸き上げ配
管30の上部出口には均等に混合するように循環水を広
く拡散するノズルがついている。
【0091】沸き上げサーミスタ10の温度が88℃に
なったら沸き上げポンプ31への給電をOFFする。す
ると再びヒータ3上部のお湯は加熱され90℃になった
時点で再び沸き上げポンプ31の給電がONされる。
【0092】上記動作を繰り返すことでタンク3の上部
より88℃のお湯が押し下げられる形で層をなして蓄積
されてくる。
【0093】88℃のお湯がタンク2下部まで達する
と、沸き上げサーミスタ10の温度が90℃になって沸
き上げポンプ31を駆動しても沸き上げサーミスタ10
の温度は低下しなくなる。
【0094】沸き上げサーミスタ31が92℃を検出し
たら全量沸き上げ終了としてヒータ3、沸き上げポンプ
31への給電を停止し、沸き上げを終了する。
【0095】また、湯切れ追い焚き制御手段33は残湯
検出器11aが湯無しを検出したら通電制御手段24を
起動して沸き上げを行う。
【0096】沸き上げを行っているとき残湯検出器11
aが湯有りを検出したら、通電制御手段24を停止させ
湯切れ追い焚きを終了する。
【0097】図6に示すように各湯量設定に応じ、実施
例1同様全量沸き上げを行った後、湯量設定4以上では
追加追い炊きをおこなう。その後に残湯検出器11aで
湯無しを検出したら次の全量沸き上げ開始までの間、湯
切れ追い焚き制御手段33によって湯切れ追い焚きを行
う。
【0098】沸き上げ量学習手段22は昼間時間帯に入
って湯切れ追い焚き制御手段33が湯切れ追い焚きを行
った時間を計時し、昼間時間帯に入って初めて湯切れ追
い焚きが入った時点で湯量設定が上限値に達していなけ
れば湯量設定を1段アップし、その後湯切れ追い焚き累
積時間が1時間に達する毎に湯量設定が上限値に達して
いなければ湯量設定を1段づつアップする。
【0099】つまり、湯切れ追い焚きが最初に入ったと
き1段、累積時間が1時間で2段、2時間で3段、3時
間で4段アップする。
【0100】また、湯切れ追い焚き時はアップするまえ
の湯量設定に対応した沸き上げ温度を使用し、アップし
た湯量設定は次の全量沸き上げ開始温度の決定と全量沸
き上げ以降の沸き上げ制御に反映される。
【0101】湯量設定のダウンは実施例1と同様に沸き
上げ開始時間になって残湯量検出器11bでお湯有りを
検出したら湯余りカウンタを+1し、カウントした結果
湯余りカウンタが7になったら湯量設定が下限設定でな
ければ湯量設定を1段階ダウンする。
【0102】さらに湯余りカウンタ2を設け、沸き上げ
開始時に湯量設定のアップが2レベル以上の時は湯余り
カウンタ2を0にし、残湯量検出器11bでお湯有りを
検出したら湯余りカウンタ2が4以上でなかったら湯余
りカウンタ2を+1し、湯量設定のアップが2レベル未
満で残湯量検出器11bでお湯無しを検出したら湯余り
カウンタ2を4にする。
【0103】また上記処理で湯余りカウンタ2が3にな
ったら2レベル以上アップした湯量設定をもとにもどし
湯余りカウンタ2を4とする。
【0104】ただし、前回の全量沸き上げから追加沸き
上げ、湯切れ追い焚きが全く入らず、給水サーミスタ3
2の温度が45℃以上の時はお湯が使用されなかったと
して沸き上げ量学習手段22は上記学習処理は行わな
い。
【0105】このように湯切れ追い焚きが入った累積時
間によって、湯量設定をアップする量を決定するので、
生活パターンが変化し大幅に定常の使用湯量が増えたと
きも次の日から即時に対応できる。
【0106】また、使用湯量の増大が突発的な場合も湯
余りカウンタ2によって3日間湯余りが連続したら元の
湯量設定に戻すので、一旦湯量設定が大幅にアップして
もすぐに元の設定にもどるので大幅な湯余り状態が長期
間続く無駄を排除することができる。
【0107】さらに、数日間留守をしてお湯を全く使用
しなかった場合も、湯余りとして間違った学習をするこ
とがなく、誤判定による無駄をなくすことができる。
【0108】なお、ここでは給電契約が時間帯別電灯契
約の場合を示したが、当然のことながら深夜電力契約時
には昼間電力を使用できないので湯量設定としては1〜
3の3段階の設定で図7のようになる。
【0109】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、残湯量検出器の情報により沸き上げ湯量の過不
足を判定し、不足と判定したときは沸き上げ湯量を増や
し、過剰と判定したときは沸き上げ湯量を減らし湯量設
定を自動調整するので、過去数日間の通電時間等の大量
のデータを保持する必要がなく、また複雑な演算を行っ
て沸き上げ温度を決定する必要がなく、残湯検出器の情
報を判定値と大小比較するだけという簡単な処理で使用
湯量に応じて湯量設定を自動的に調整することを実現で
きるという効果がある。
【0110】また、請求項2に記載の発明によれば、沸
き上げサーミスタの温度によりタンク内のお湯が使用さ
れていないことを検出したら湯量設定の学習を停止する
ので、数日間留守をして湯余り状態がつづいた場合等、
無駄に湯量設定がアップすることを防止し沸かし過ぎに
よる無駄を排除するという効果がある。
【0111】また、請求項3に記載の発明によれば、ヒ
ータをタンク上部に設けた積層電気温水器において残湯
量検出器の情報により沸き上げ湯量の過不足を判定し、
不足と判定したときは沸き上げ湯量を増やし、過剰と判
定したときは沸き上げ湯量を減らし湯量設定を自動調整
するので、請求項1と同様に簡単な処理で使用湯量に応
じて湯量設定を自動的に調整することを実現できるとい
う効果がある。
【0112】また、請求項4に記載の発明によれば、給
水サーミスタの温度によりタンク内のお湯が使用されて
いないことを検出したら湯量設定の学習を停止するの
で、請求項2同様に無駄に湯量設定がアップすることを
防止し、沸かし過ぎによる無駄を排除するという効果が
ある。
【0113】また、請求項5、6に記載の発明によれ
ば、昼間電力を利用し、最高沸き上げ温度で全量沸き上
げを行った後、お湯が使用されタンク下部に水が給水さ
れる度に湯量設定に対応した時間だけ給水された水を沸
き上げるので、最高沸き上げ温度でタンク全量沸かした
場合より、実質沸き上げ量を確保できるという効果があ
る。
【0114】さらには購入時、突発使用湯量を想定して
タンク容量を選ぶ必要がなく、必要最小限のタンク容量
を選ぶことができるので、電気温水器で最も大きな課題
である設置スペースを節約できるという効果がある。
【0115】また、請求項7に記載の発明によれば、湯
量設定のダウン判定の残湯量判定値をアップ判定の残湯
量判定値より大きく設定し、判定値の間にアップ/ダウ
ンしない領域を設けているので定常使用湯量の変動で設
定湯量が頻繁にアップ/ダウンしないという効果があ
る。
【0116】さらにダウン判定は残湯量が判定値より多
い場合が複数回続いたら湯量設定をダウンするので、定
常的に使用湯量が減少しないと湯量設定のダウンは行わ
れず、誤判定により電気温水器の大きな課題の一つであ
る湯切れを起こしにくいという効果がある。
【0117】また、請求項8、11に記載の発明によれ
ば、ダウン判定時の連続回数を7としているので、人の
基本的な生活リズムである1週間単位に同期し、より確
実で最適な学習結果を得ることができるという効果があ
る。
【0118】また、請求項9に記載の発明によれば、残
湯量が少なくなったら残湯量が所定量になるまで積層沸
き上る湯切れ追い焚きを行い、その累積時間によって湯
量設定のアップ幅を決定するので、使用湯量が大幅に増
えた場合も翌日から必要湯量が確保できるという効果が
ある。
【0119】また、請求項10に記載の発明によれば、
請求項9の効果に加え、湯量設定を2段階以上アップし
たあと湯余りが続いたら短期間でもとの設定に戻すの
で、突発的に使用湯量が大幅に多かった場合も一旦アッ
プした設定がなかなか元に戻らないという問題がなく、
大幅な使用量アップにも即応性があり、より無駄を省く
ことができるという効果がある。
【0120】また、請求項12に記載の発明によれば、
学習ON/OFF手段を設け、手動でも湯量設定できる
ようにしたので、学習機能で対応できない1日だけの使
用量増加に対して学習OFFにし手動で湯量設定を設定
することで対応可能になるという効果がある。
【0121】また、請求項13に記載の発明によれば、
湯量設定を複数段の設定として割り付け、沸き上げ量学
習手段のON/OFFに関わらず、同一の湯量設定を使
用して設定を変更し、沸き上げ量学習手段のON/OF
Fと湯量設定を表示するようにしたので、沸き上げ量学
習手段がONしているとき学習機能によって設定されて
いるその時点での湯量設定が明確になり、その設定を基
準に手動設定で設定する湯量設定を決定できるので、使
用勝手がよくなり手動設定の不適切による湯量不足、湯
余り等の不具合を解消できるという効果がある。
【0122】また、請求項14に記載の発明によれば、
沸き上げ量学習手段がOFFしている間は学習機能を停
止するとともにそれまでの学習経過を保持し、沸き上げ
量学習手段がONしたら前回の学習経過を継続して湯量
設定のアップ/ダウンを行うようにしたので、沸き上げ
量学習手段がOFFしているときの突発使用湯量を反映
して学習結果が変化することがなく、沸き上げ量学習手
段のOFFがときどき入っても学習応答性を妨げること
がないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気温水器の機能ブ
ロック図
【図2】同電気温水器の操作部の外観図
【図3】同電気温水器の時間帯別電灯契約時の湯量設定
と沸上げ制御の関係図
【図4】同電気温水器の深夜電力契約時の湯量設定と沸
き上げ制御の関係図
【図5】本発明の実施例2における電気温水器の機能ブ
ロック図
【図6】同電気温水器の時間帯別電灯契約時の湯量設定
と沸上げ制御の関係図
【図7】同電気温水器の深夜電力契約時の湯量設定と沸
き上げ制御の関係図
【図8】従来の電気温水器の機能ブロック図
【符号の説明】
1 給水配管 2 タンク 3 ヒータ 4 出湯配管 5 制御器 6 沸き上げサーミスタ 10 沸き上げサーミスタ 11 残湯量検出器 11a 残湯量検出器(上) 11b 残湯量検出器(下) 12 操作部 13 湯量設定スイッチ(沸き上げ湯量設定手段) 14 自動設定スイッチ(学習ON/OFF手段) 15 時刻設定スイッチ 16 湯量設定表示(湯量設定表示手段) 17 残湯表示 18 自動モード表示(学習ON/OFF手段) 19 時計時刻表示 20 通電表示 21 計時手段 22 沸き上げ量学習手段 23 沸き上げ制御手段 24 通電制御手段 30 沸き上げ配管 31 沸き上げポンプ 32 給水サーミスタ 33 湯切れ追い焚き手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 敏弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 服部 順一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 お湯を蓄えるタンクと、前記タンクの上
    部からお湯を取り出す出湯配管と、前記タンク下部より
    水を供給する給水配管と、前記タンクの下部に設けたヒ
    ータと、前記ヒータより上の湯温を検出する湯温検出器
    と、前記タンク内の残湯量を検出する残湯量検出器と、
    前記タンク内の水の沸き上げ制御を行う制御器よりな
    り、前記制御器は給電契約に基づいて沸き上げ開始時間
    を決める計時手段と、前記残湯量検出器の情報により沸
    き上げ湯量の過不足を判定し、不足と判定したときは沸
    き上げ湯量を増やし、過剰と判定したときは沸き上げ湯
    量を減らす沸き上げ量学習手段と、前記湯温検出器の検
    出温度が沸き上げ温度になるよう前記ヒータの通電を制
    御する通電制御手段と、沸き上げ開始時間になったら前
    記沸き上げ湯量に対応した沸き上げ温度を決定し、前記
    通電制御手段を起動する沸き上げ制御手段とからなる電
    気温水器。
  2. 【請求項2】 沸き上げ量学習手段は湯温検出器が所定
    値より高い場合は沸き上げ湯量の更新を行わないように
    し、前記所定値は前回沸き上げた温度より低く水温より
    高い温度に設定した請求項1記載の電気温水器。
  3. 【請求項3】 お湯を蓄えるタンクと、前記タンクの上
    部からお湯を取り出す出湯配管と、前記タンク下部より
    水を供給する給水配管と、前記タンクの上部に設けたヒ
    ータと、前記タンク上部の湯温を検出する湯温検出器
    と、前記タンクの下部と上部を接続した沸き上げ配管
    と、前記沸き上げ配管に介在し前記タンク下部の水をタ
    ンク上部に汲み上げる沸き上げポンプと、前記タンク下
    部の水温を検出する給水温検出器と、前記タンク内の残
    湯量を検出する残湯量検出器と、前記タンク内の水の沸
    き上げ制御を行う制御器よりなり、前記制御器は給電契
    約に基づいて沸き上げ開始時間を決める計時手段と、前
    記残湯量検出器の情報により沸き上げ湯量の過不足を判
    定し、不足と判定したときは沸き上げ湯量を増やし、過
    剰と判定したときは沸き上げ湯量を減らす沸き上げ量学
    習手段と、前記湯温検出器の検出温度によって前記タン
    ク内に上部から沸き上げ温度のお湯が層をなして蓄積す
    るように前記ヒータと沸き上げポンプの通電を制御する
    通電制御手段と、沸き上げ開始時間になったら前記沸き
    上げ湯量に対応した沸き上げ温度を決定し、前記通電制
    御手段を起動する沸き上げ制御手段とからなる電気温水
    器。
  4. 【請求項4】 沸き上げ量学習手段は給水温検出器が所
    定値より高い場合は沸き上げ湯量の更新を行わないよう
    にし、前記所定値は前回沸き上げた温度より低く水温よ
    り高い温度に設定した請求項3記載の電気温水器。
  5. 【請求項5】 給電契約が昼間電力も使用できる場合、
    沸き上げ制御手段は沸き上げ量学習手段で決定された沸
    き上げ湯量に対応した沸き上げ温度を決定し通電制御手
    段を起動し、前記沸き上げ湯量が沸き上げ最高温度で対
    応できる量を超えた場合は沸き上げ最高温度を沸き上げ
    温度として通電制御手段を起動しタンク全量を沸き上げ
    を行った後、深夜時間帯終了以降に湯温検出器が前記沸
    き上げ最高温度より低い所定温度以下になったら再度通
    電制御手段を起動して追加沸き上げを行い、追加沸き上
    げの累積値が沸き上げ湯量に対応した時間になったら追
    加沸き上げを終了するようにした請求項1または2記載
    の電気温水器。
  6. 【請求項6】 給電契約が昼間電力も使用できる場合、
    沸き上げ制御手段は沸き上げ量学習手段で決定された沸
    き上げ湯量に対応した沸き上げ温度を決定し通電制御手
    段を起動し、前記沸き上げ湯量が沸き上げ最高温度で対
    応できる量を超えた場合は沸き上げ最高温度を沸き上げ
    温度として通電制御手段を起動しタンク全量を沸き上げ
    を行った後、深夜時間帯終了以降に沸き上げサーミスタ
    が前記沸き上げ最高温度より低い所定温度以下になった
    ら再度通電制御手段を起動して追加沸き上げを行い、追
    加沸き上げの累積値が沸き上げ湯量に対応した時間にな
    ったら追加沸き上げを終了するようにした請求項3また
    は4記載の電気温水器。
  7. 【請求項7】 沸き上げ量学習手段は残湯量検出器で検
    出した残湯量が判定値1より少なくなった場合は沸き上
    げ湯量を所定量アップし、沸き上げ開始時間に前記残湯
    量が判定値2より多かった場合が判定値3以上連続した
    ら沸き上げ湯量を所定量ダウンするようにし、判定値2
    は判定値1より大きく設定し、判定値3は2以上とした
    請求項1〜6のいずれか1項記載の電気温水器。
  8. 【請求項8】 沸き上げ量学習手段の判定値3を7とし
    た請求項7記載の電気温水器。
  9. 【請求項9】 制御部に残湯量検出器で検出した残湯量
    が判定値1より少なくなったら通電制御手段を起動し残
    湯量が判定値1以上の所定値まで回復したら前記通電制
    御手段を停止させる湯切れ追い焚き制御手段を設け、沸
    き上げ量学習手段は前記湯切れ追い焚き制御手段で沸き
    上げた累積時間を計時し、累積時間に対応した量だけ沸
    き上げ湯量をアップし、沸き上げ開始時間に前記残湯量
    検出器で検出した残湯量が判定値2より多かった場合が
    判定値3以上連続したら沸き上げ湯量を所定量Aだけダ
    ウンするようにし、判定値2は判定値1より大きく設定
    し、判定値3は2以上とした請求項3、4、6記載の電
    気温水器。
  10. 【請求項10】 沸き上げ湯量アップ量が判定値4以上
    で、アップした後沸き上げ開始時間に前記残湯量検出器
    で検出した残湯量が判定値2より多かった場合が判定値
    5以上連続したら沸き上げ湯量をアップ前の沸き上げ湯
    量に戻す機能を沸き上げ量学習手段に付加し、判定値4
    は沸き上げ湯量をダウンするときの所定量Aより大きく
    設定し、判定値3を2以上に設定するとともに判定値5
    は判定値3より小さく設定した請求項9記載の電気温水
    器。
  11. 【請求項11】 沸き上げ量学習手段の判定値3を7と
    した請求項9または10記載の電気温水器。
  12. 【請求項12】 沸き上げ量学習手段の機能をON/O
    FFする学習ON/OFF手段と、前記学習ON/OF
    F手段がOFFのとき沸き上げ湯量を手動で変更できる
    沸き上げ湯量設定手段とを有する操作部を設けた請求項
    1〜11のいずれか1項記載の電気温水器。
  13. 【請求項13】 沸き上げ湯量を複数段の湯量設定とし
    て割り付け、沸き上げ量学習手段がONしているときは
    前記沸き上げ量学習手段が湯量設定をアップ/ダウン
    し、沸き上げ量学習手段がOFFしているときは沸き上
    げ湯量設定手段で前記湯量設定をアップ/ダウンすると
    ともに、沸き上げ量学習手段のON/OFFを表示する
    学習ON/OFF表示手段と、選択されている湯量設定
    を表示する湯量設定表示手段を操作部に設けた請求項1
    2記載の電気温水器。
  14. 【請求項14】 沸き上げ量学習手段がOFFしている
    間は学習機能を停止するとともに残湯量が判定値2より
    多かった場合の連続回数等の学習関連の制御値を学習経
    過として湯量設定とあわせて保持するとともに、沸き上
    げ量学習手段がONしたら保持している前記湯量設定に
    もどすとともに、保持していた前記学習経過を継続して
    沸き上げ湯量のアップ/ダウン判定を行う請求項13記
    載の電気温水器。
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