JP2001355800A - ガス供給装置 - Google Patents

ガス供給装置

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JP2001355800A
JP2001355800A JP2000178251A JP2000178251A JP2001355800A JP 2001355800 A JP2001355800 A JP 2001355800A JP 2000178251 A JP2000178251 A JP 2000178251A JP 2000178251 A JP2000178251 A JP 2000178251A JP 2001355800 A JP2001355800 A JP 2001355800A
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gas
sensor
detection signal
flow
flow rate
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Kazumitsu Nukui
一光 温井
Toshihiko Suzuki
年彦 鈴木
Kiyoshi Oda
清志 小田
Osamu Kimura
修 木村
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NIPPON APPLIED FLOW KK
Yazaki Corp
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NIPPON APPLIED FLOW KK
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス種別に、ガス置換を効率良く実行できか
つガス消費量を把握できるガス供給装置を提供するこ
と。 【解決手段】 ガス供給装置は、ガス供給源51と、ガ
ス供給源51からのガスを分岐して供給するガス供給配
管52,53,53A,53B,53A1,53A2,
53B1,53B2,53A1−1〜53A1−4,5
3A2−1〜53A2−4,53B1−1〜53B1−
4,53B2−1〜53B2−4と、ガス供給配管の末
端からガスを供給される複数の末端バルブ58〜65,
69〜76とからなる。そして、各末端バルブ58〜6
5,69〜76の上流に、ガスの流量及び種類を検知可
能なセンサを有する流量計79〜94をそれぞれ配置し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス供給装置に関
し、特に、病院、半導体工場、化学プラント等の施設で
の使用に適するガス供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院等の施設において、新設または増設
工事、及び、定期点検時などガス供給装置における各種
ガス(空気、酸素、笑気など)供給配管にガスを置換す
る方法として、以下の方法が実施されている。
【0003】図14は、従来のガス置換方法を実施する
ガス供給装置の一例を示す概略構成図である。ここで
は、たとえば病院に設置されたガス供給装置について説
明する。
【0004】図14に示すように、各種ガス(空気、酸
素、笑気など)は、病院50の適所に配置されたガス供
給源51から、供給元バルブ54、階別バルブ55,6
6、病室別バルブ56,57,67,68、ベッド別バ
ルブ58〜65,69〜76等のいくつかのバルブを経
て、ベッド、手術室など末端までガスを供給している。
【0005】すなわち、ガス供給源51からのガスは、
ガス供給配管52、供給元バルブ54、ガス供給配管5
3を介し、ガス供給配管53A,53Bに分岐し、それ
ぞれ、階別バルブ55,66を介して1階及び2階の病
室1F−1,1F―2及び2F−1,2F−2に供給さ
れる。
【0006】階別バルブ55から分岐する一方のガス供
給配管53A1は、病室1F−1において、病室別バル
ブ56を介して、さらにガス供給配管53A1−1,5
3A1−2,53A1−3,53A1−4に分岐し、そ
れぞれ、ベッド別バルブ58,59,60,61に接続
される。
【0007】同様に、階別バルブ55から分岐する他方
のガス供給配管53A2は、病室1F−2において、病
室別バルブ57を介して、さらにガス供給配管53A2
−1,53A2−2,53A2−3,53A2−4に分
岐し、それぞれ、ベッド別バルブ62,63,64,6
5に接続される。
【0008】一方、階別バルブ66から分岐する一方の
ガス供給配管53B1は、病室2F−1において、病室
別バルブ67を介して、さらにガス供給配管53B1−
1,53AB−2,53B1−3,53B1−4に分岐
し、それぞれ、ベッド別バルブ69,70,71,72
に接続される。
【0009】同様に、階別バルブ66から分岐する他方
のガス供給配管53B2は、病室2F−2において、病
室別バルブ68を介して、さらにガス供給配管53B2
−1,53B2−2,53B2−3,53B2−4に分
岐し、それぞれ、ベッド別バルブ73,74,75,7
6に接続される。
【0010】図14に示されるガス供給装置において
は、ガス供給源51から末端までガスを置換する方法と
して、上流から徐々に各バルブを開いていき、末端のバ
ルブ(すなわち、ベッド別バルブ73,74,75,7
6)を開放してガスを放出し、配管容量の数倍を基準と
した大量のガスを流すことで、置換したと判断してい
た。
【0011】また、場合によっては、放出口(ベッド別
バルブ58〜65,69〜76の下流)に専用のガス検
知器(図示しない)を近づけ、その検知出力により、ガ
スが完全に置換したかどうかを確認していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のガス置
換方法によると、以下の問題点があった。 (1)検知器等を使用しない方法では、配管容量に安全
率を持たせた、数倍のガスを放出することで置換として
いたが、実測しているわけではないため、確実に置換さ
れているかどうかがわからなかった。また、置換完了時
点の判定が確実に行えないため、実際には置換が完了し
ているにも関わらずガス放出が続けられ、多量のガスが
無駄に消費されていた。さらに、誤ったガスに置換され
るおそれもあった。 (2)供給すべきガスが、例えば、高濃度酸素下では、
自然発火はしないが、一度発火する(例えば、静電気発
火)と、通常難燃性の物(例えば、骨)でも完全に燃え
てしまう。このように支燃性ガスである酸素の場合は、
大量に流すことができないため、少ない流量で時間をか
けて、ガスを置換させる必要があり、置換に大幅に時間
がかかっていた。また、笑気等の大量に大気中に放出さ
せると人命を危うくするおそれのあるガスにおいても、
同様に置換に時間がかかっていた。 (3)置換が完了したことを判定するには、検知器を使
用する方法があるが、ガス種別に専用の高価な検知器を
購入しなければならなかった。さらに、検知器も、末端
(この例では、ベッド別バルブ58〜65,69〜76
の下流)においてガスの置換を検知することができた
が、供給元バルブ54とベッド別バルブ58〜65,6
9〜76の間にあるガス供給配管における部分置換には
対応できなかった。
【0013】さらに、上述のガス供給装置では、ベッド
(患者)単位、病室単位などでガス消費量を把握するこ
とができなかった。また、ガス残量の管理も、供給源の
容器内の残ガス量を重量で管理するが、重量で管理する
場合、検査やボンベ設置時等でガス供給者が消費したガ
ス量もカウントするおそれがあったため、正確な計測が
できなかった。
【0014】そこで、本発明の目的は、上述の課題に鑑
みて、ガス種別に、ガス置換を効率良く実行できかつガ
ス消費量を把握できるガス供給装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した目的に鑑みて、
請求項1記載の発明のガス供給装置は、ガス供給源と、
該ガス供給源からのガスを分岐して供給するガス供給配
管と、該ガス供給配管の末端からガスを供給される複数
の末端バルブとからなるガス供給装置であって、上記各
末端バルブの上流または下流に、ガスの流量及び種類を
検知可能なセンサを有する流量計をそれぞれ配置したこ
とを特徴とする。
【0016】請求項1記載の発明によれば、ガス供給装
置は、ガス供給源と、該ガス供給源からのガスを分岐し
て供給するガス供給配管と、該ガス供給配管の末端から
ガスを供給される複数の末端バルブとからなる。そし
て、各末端バルブの上流または下流に、ガスの流量及び
種類を検知可能なセンサを有する流量計をそれぞれ配置
している。
【0017】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のガス供給装置において、前記ガス供給源と前記末端
バルブの間に中間バルブを設け、該中間バルブ付近に、
ガスの流量及び種類を検知可能なセンサを有する流量計
を配置したことを特徴とする。
【0018】請求項2記載の発明によれば、ガス供給源
と前記末端バルブの間に中間バルブを設け、該中間バル
ブ付近に、ガスの流量及び種類を検知可能なセンサを有
する流量計を配置している。
【0019】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のガス供給装置において、前記ガスの流量及
び種類を検知可能なセンサは、前記ガス供給配管を流れ
るガスを加熱するヒータと、上記ヒータに対してガスの
上流側に配置され、ガスの温度を検出して第1温度検出
信号を出力する上流側温度センサと、上記ヒータに対し
てガスの下流側に配置され、ガスの温度を検出して第2
温度検出信号を出力する下流側温度センサと、上記ヒー
タに対してガスの流れ方向と略直交方向に配置され、ガ
スの温度を検出して第3温度検出信号を出力する横側温
度センサと、上記ヒータ、上記上流側温度センサ、上記
下流側温度センサ及び上記横側温度センサを支持する支
持基板とからなる1チップタイプフローセンサからなる
ことを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明によれば、ガスの流量
及び種類を検知可能なセンサは、1チップタイプフロー
センサからなる。この1チップタイプフローセンサは、
ガス供給配管を流れるガスを加熱するヒータと、ヒータ
に対してガスの上流側に配置され、ガスの温度を検出し
て第1温度検出信号を出力する上流側温度センサと、ヒ
ータに対してガスの下流側に配置され、ガスの温度を検
出して第2温度検出信号を出力する下流側温度センサ
と、ヒータに対してガスの流れ方向と略直交方向に配置
され、ガスの温度を検出して第3温度検出信号を出力す
る横側温度センサと、ヒータ、上流側温度センサ、下流
側温度センサ及び横側温度センサを支持する支持基板と
からなる。
【0021】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のガス供給装置において、前記流量計は、前記1チッ
プタイプフローセンサ内の前記上流側温度センサからの
前記第1温度検出信号と前記下流側温度センサからの前
記第2温度検出信号との差信号に基づきガスの流量を算
出する流量算出手段と、前記1チップタイプフローセン
サ内の前記横側温度センサからの前記第3温度検出信号
に基づきガスの物性値を算出する流体物性値算出手段
と、前記流体物性値算出手段で算出されたガスの物性値
に基づき前記流量算出手段で算出されたガスの流量を補
正する流量補正手段と、を備えることを特徴とする。
【0022】請求項4記載の発明によれば、流量計は、
1チップタイプフローセンサ内の上流側温度センサから
の第1温度検出信号と下流側温度センサからの第2温度
検出信号との差信号に基づきガスの流量を算出する流量
算出手段と、1チップタイプフローセンサ内の横側温度
センサからの第3温度検出信号に基づきガスの物性値を
算出する流体物性値算出手段と、流体物性値算出手段で
算出されたガスの物性値に基づき前記流量算出手段で算
出されたガスの流量を補正する流量補正手段とを備えて
いる。
【0023】また、請求項5記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のガス供給装置において、前記ガスの流量及
び種類を検知可能なセンサは、前記ガス供給配管を流れ
るガスを加熱するヒータと、上記ヒータに対してガスの
上流側に配置され、ガスの温度を検出して第1温度検出
信号を出力する上流側温度センサと、上記ヒータに対し
てガスの下流側に配置され、ガスの温度を検出して第2
温度検出信号を出力する下流側温度センサと、上記ヒー
タ、上記上流側温度センサ及び上記下流側温度センサを
支持する支持基板とからなる第1のフローセンサと、前
記ガス供給配管を流れるガスを加熱するヒータと、上記
ヒータの両側にガスの流れ方向と略直交方向に配置さ
れ、ガスの温度を検出して第3温度検出信号を出力する
第1及び/または第2の温度センサと、上記ヒータ及び
上記第1及び/または第2の温度センサを支持する支持
基板とからなる第2のフローセンサと、を含む2チップ
タイプフローセンサからなることを特徴とする。
【0024】請求項5記載の発明によれば、ガスの流量
及び種類を検知可能なセンサは、2チップタイプフロー
センサからなる。この2チップタイプフローセンサは、
ガス供給配管を流れるガスを加熱するヒータ、ヒータに
対してガスの上流側に配置され、ガスの温度を検出して
第1温度検出信号を出力する上流側温度センサ、ヒータ
に対してガスの下流側に配置され、ガスの温度を検出し
て第2温度検出信号を出力する下流側温度センサ、及
び、ヒータ、上流側温度センサ及び下流側温度センサを
支持する支持基板からなる第1のフローセンサと、ガス
供給配管を流れるガスを加熱するヒータ、ヒータの両側
にガスの流れ方向と略直交方向に配置され、ガスの温度
を検出して第3温度検出信号を出力する第1及び/また
は第2の温度センサ、及び、ヒータ及び第1及び/また
は第2の温度センサを支持する支持基板とからなる第2
のフローセンサとからなる。
【0025】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載のガス供給装置において、前記流量計は、前記2チッ
プタイプフローセンサ内の前記上流側温度センサからの
前記第1温度検出信号と前記下流側温度センサからの前
記第2温度検出信号との差信号に基づき前記ガスの流量
を算出する流量算出手段と、前記2チップタイプフロー
センサ内の前記第1及び第2の温度センサからの前記第
3温度検出信号に基づき前記ガスの物性値を算出する流
体物性値算出手段と、前記流体物性値算出手段で算出さ
れた前記ガスの物性値に基づき前記流量算出手段で算出
されたガスの流量を補正する流量補正手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0026】請求項6記載の発明によれば、流量計は、
2チップタイプフローセンサ内の上流側温度センサから
の第1温度検出信号と下流側温度センサからの第2温度
検出信号との差信号に基づきガスの流量を算出する流量
算出手段と、2チップタイプフローセンサ内の第1及び
第2の温度センサからの第3温度検出信号に基づきガス
の物性値を算出する流体物性値算出手段と、流体物性値
算出手段で算出されたガスの物性値に基づき前記流量算
出手段で算出されたガスの流量を補正する流量補正手段
とを備えている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1乃至図13を参照して説明する。
【0028】図1は、本発明のガス供給装置の実施の形
態を示す概略構成図である。図1においては、たとえば
病院に設置されたガス供給装置について説明するが、図
14に示される従来のガス供給装置と同様の構成を含
む。
【0029】すなわち、図1におけるガス供給装置にお
いて、空気、酸素、笑気等のうち1種類のガスは、病院
50の適所に配置されたガス供給源51から、中間バル
ブとしての供給元バルブ54、階別バルブ55,66及
び病室別バルブ56,57,67,68と、末端バルブ
としてのベッド別バルブ58〜65,69〜76等のい
くつかのバルブを経て、ベッド、手術室など末端までガ
スを供給している。
【0030】ガス供給源51からのガスは、ガス供給配
管52、供給元バルブ54、ガス供給配管53を介し、
ガス供給配管53A,53Bに分岐し、それぞれ、階別
バルブ55,66を介して1階及び2階の病室1F−
1,1F―2及び2F−1,2F−2に供給される。
【0031】階別バルブ55から分岐する一方のガス供
給配管53A1は、病室1F−1において、病室別バル
ブ56を介して、さらにガス供給配管53A1−1,5
3A1−2,53A1−3,53A1−4に分岐し、そ
れぞれ、ベッド別バルブ58,59,60,61に接続
される。
【0032】同様に、階別バルブ55から分岐する他方
のガス供給配管53A2は、病室1F−2において、病
室別バルブ57を介して、さらにガス供給配管53A2
−1,53A2−2,53A2−3,53A2−4に分
岐し、それぞれ、ベッド別バルブ62,63,64,6
5に接続される。
【0033】一方、階別バルブ66から分岐する一方の
ガス供給配管53B1は、病室2F−1において、病室
別バルブ67を介して、さらにガス供給配管53B1−
1,53AB−2,53B1−3,53B1−4に分岐
し、それぞれ、ベッド別バルブ69,70,71,72
に接続される。
【0034】同様に、階別バルブ66から分岐する他方
のガス供給配管53B2は、病室2F−2において、病
室別バルブ68を介して、さらにガス供給配管53B2
−1,53B2−2,53B2−3,53B2−4に分
岐し、それぞれ、ベッド別バルブ73,74,75,7
6に接続される。
【0035】そこで、本発明では、上述の構成に加え
て、ガスの流量及び種類を検知可能なセンサを有する流
量計をガス供給配管の適所に設置することを特徴として
いる。たとえば、図1では、ガスの流量及び種類を検知
可能なセンサを有する流量計77,78を、それぞれ、
階別バルブ55,66の上流のガス供給配管53A,5
3B部分に設置すると共に、ガスの流量及び種類を検知
可能なセンサを有する流量計79〜94を、それぞれ、
ベッド別バルブ58〜65及び69〜76の上流のガス
供給配管53A1−1〜53A1−4,53A2−1〜
53A2−4,53B1−1〜53B1−4,53B2
−1〜53B2−4部分に設置している。
【0036】次に、図1のガス供給装置に使用するのに
好適な、ガスの流量及び種類を検知可能なセンサを有す
る流量計の一例を、図2乃至図8に示す図面で説明す
る。
【0037】図2は、流量計に用いられるガスの流量及
び種類を検知可能なセンサとしてのマイクロフローセン
サの概略構成を説明する略図である。マイクロフローセ
ンサ1は、図2中断面で示すガス流路10の内壁に配設
される。マイクロフローセンサ1は、Si基板2上に形
成された、マイクロヒータ4と、マイクロヒータ4の下
流側に形成された下流側サーモパイル5と、マイクロヒ
ータ4の上流側に形成された上流側サーモパイル8と、
マイクロヒータ4の両側にガスの流れ方向(X方向)と
略直交方向に配置され、ガスの物性値を検出して温度検
出信号を出力する右側及び左側サーモパイル11,13
とを備えている。
【0038】そして、下文で詳述するように、下流側サ
ーモパイル5及び上流側サーモパイル8は、ガス流量の
検知に役立ち、右側サーモパイル11及び左側サーモパ
イル13は、ガス種の検知に役立つ。
【0039】図3及び図4は、図2のマイクロフローセ
ンサの構成図及び断面図である。図3において、マイク
ロフローセンサ1は、Si基板2、ダイアフラム3、ダ
イアフラム3上に形成された白金等からなるマイクロヒ
ータ4、マイクロヒータ4の下流側でダイアフラム3上
に形成された下流側サーモパイル5、マイクロヒータ4
に図示しない電源から駆動電流を供給する電源端子6
A,6B、マイクロヒータ4の上流側でダイアフラム3
上に形成された上流側サーモパイル8、上流側サーモパ
イル8から出力される第1温度検出信号を出力する第1
出力端子9A,9B、下流側サーモパイル5から出力さ
れる第2温度検出信号を出力する第2出力端子7A,7
B、を備える。下流側サーモパイル5と上流側サーモパ
イル8は、温度センサを構成する。
【0040】また、マイクロフローセンサ1は、マイク
ロヒータ4に対してガスの流れ方向(図3における矢印
Pから矢印Qへの方向)と略直交方向に配置され、ガス
の物性値を検出し、右側温度検出信号(第3温度検出信
号に対応)を出力する右側サーモパイル11と、この右
側サーモパイル11から出力される右側温度検出信号を
出力する第3出力端子12A,12Bと、マイクロヒー
タ4に対してガスの流れ方向と略直交方向に配置され、
ガスの物性値を検出し、左側温度検出信号(第3温度検
出信号に対応)を出力する左側サーモパイル13と、こ
の左側サーモパイル13から出力される左側温度検出信
号を出力する第4出力端子14A,14Bと、ガス温度
を得るための抵抗15,16と、この抵抗15,16か
らのガス温度信号を出力する出力端子17A,17Bと
を備える。右側サーモパイル11及び左側サーモパイル
13は、温度センサを構成する。
【0041】上流側サーモパイル8、下流側サーモパイ
ル5、右側サーモパイル11及び左側サーモパイル13
は、熱電対から構成されている。この熱電対は、p++−
Si及びAlにより構成され、冷接点と温接点とを有
し、熱を検出し、冷接点と温接点との温度差から熱起電
力が発生することにより、温度検出信号を出力するよう
になっている。
【0042】また、図4に示すように、Si基板2に
は、ダイアフラム3が形成されており、このダイアフラ
ム3には、マイクロヒータ4、上流側サーモパイル8、
下流側サーモパイル5、右側サーモパイル11及び左側
サーモパイル13のそれぞれの温接点が形成されてい
る。
【0043】このように構成されたマイクロフローセン
サ1によれば、マイクロヒータ4が、外部からの駆動電
流により加熱を開始すると、マイクロヒータ4から発生
した熱は、ガスを媒体として、下流側サーモパイル5と
上流側サーモパイル8のそれぞれの温接点に伝達され
る。それぞれのサーモパイルの冷接点は、Si基体(S
i基板)上にあるので、基体温度になっており、それぞ
れの温接点は、ダイアフラム上にあるので、伝達された
熱により加熱され、Si基体温度より温度が上昇する。
そして、それぞれのサーモパイルは、温接点と冷接点の
温度差より熱起電カを発生し、温度検出信号を出力す
る。
【0044】ガスを媒体として伝達される熱は、ガスの
熱拡散効果とPからQに向かって流れるガスの流速との
相乗効果によって、それぞれのサーモパイルに伝達され
る。すなわち、流速がない場合には、熱拡散によって上
流側サーモパイル8と下流側サーモパイル5に均等に伝
達され、上流側サーモパイル8からの第1温度検出信号
と下流側サーモパイル5からの第2温度検出信号の差信
号は、零になる。
【0045】一方、ガスに流速が発生すると、流速によ
って上流側サーモパイル8の温接点に伝達される熱量が
多くなり、前記第2温度検出信号と前記第1温度検出信
号との差信号は流速に応じた正値になる。
【0046】一方、マイクロヒータ4が外部からの駆動
電流により加熱を開始すると、マイクロヒータ4から発
生した熱は、ガスの流速の影響を受けずにガスの熱拡散
効果のみによって、マイクロヒータ4に対してガスの流
れ方向と略直交方向に配置された右側サーモパイル11
に伝達される。また、マイクロヒータ4に対してガスの
流れ方向と略直交方向に配置された左側サーモパイル1
3にも、同様な熱が伝達される。このため、右側サーモ
パイル11の起電力により第3出力端子12A,12B
から出力される右側温度検出信号、及び/または左側サ
ーモパイル13の起電力により第4出力端子14A,1
4Bから出力される左側温度検出信号に基づき、熱伝導
と熱拡散、比熱等によって決定される熱拡散定数等のガ
スの物性値を算出することができるようになる。
【0047】さらに、マイクロフローセンサ1によれ
ば、ダイアフラム3上に、マイクロヒータ4、上流側サ
ーモパイル8、下流側サーモパイル5、右側サーモパイ
ル11及び左側サーモパイル13を形成したので、これ
らの熱容量を小さくして、消費電力を低減することがで
きる。また、マイクロフローセンサ1の構成が簡単であ
るので、安価に作製することができるという効果があ
る。
【0048】次に、前述したマイクロフローセンサ1を
用い、ガスの種類や組成が変化した場合であっても、こ
れに関係なく常にガスの流量を精度良く計測することが
できる流量計について説明する。
【0049】図5は、図2、3及び4のマイクロフロー
センサを用いた流量計の構成ブロック図である。この流
量計は、マイクロフローセンサ1内の下流側サーモパイ
ル5からの第2温度検出信号と、マイクロフローセンサ
1内の上流側サーモパイル8からの第1温度検出信号と
の差信号を増幅する差動アンプ33と、マイクロフロー
センサ1内の右側サーモパイル11からの右側温度検出
信号を増幅するアンプ35aと、マイクロフローセンサ
1内の左側サーモパイル13からの左側温度検出信号を
増幅するアンプ35bと、マイクロコンピュータ40と
を備えて構成される。
【0050】マイクロコンピュータ40は、アンプ35
aからの右側温度検出信号とアンプ35bからの左側温
度検出信号とを加算する加算部45と、差動アンプ33
で得られた第2温度検出信号と第1温度検出信号との差
信号を加算部45の出力する加算信号により除する除算
部47と、この除算部47の出力する除算信号に基づき
ガスの流量を算出する流量算出部41と、加算部45の
出力する加算信号に基づきガスの熱伝導率や比熱、粘
性、密度等の物性値を算出する流体物性値算出部43と
を備えて構成される。
【0051】次に、図6に示すフローチャートを参照し
て、図5の流量計により実現される流量計測方法を説明
する。
【0052】まず、外部からのパルス信号による駆動電
流によりマイクロヒータ4を加熱すると(ステップS1
1)、下流側サーモパイル5から第2温度検出信号が出
力され、上流側サーモパイル8から第1温度検出信号が
出力される(ステップS13)。第2温度検出信号は差
動アンプ33に出力され、第1温度検出信号は差動アン
プ33に出力される。なお、図7に第1温度検出信号及
び第2温度検出信号のパルス信号に対する応答を示し
た。
【0053】次に、差動アンプ33は、下流側サーモパ
イル5からの第2温度検出信号と上流側サーモパイル8
からの第1温度検出信号との差信号を増幅する(ステッ
プS15)。
【0054】そして、加算部45は、アンプ35aから
の右側温度検出信号とアンプ35bからの左側温度検出
信号とを加算して加算信号を得る(ステップS17)。
図8に右側温度検出信号、左側温度検出信号及び加算信
号のタイミングチャートを示した。次に、除算部47
は、ステップS15で得られた増幅後の差信号をステッ
プS17で得られた加算信号で除して除算信号を得る
(ステップS19)。
【0055】続いて、流量算出部41は、ステップS1
9で得られた除算信号に基づきガスの正確な流量を算出
する(ステップS21)。さらに、流体物性値算出部4
3は、ステップS17で得られた加算信号とステップS
21で算出したガスの正確な流量に基づき、ガスの熱伝
導率や比熱、粘性、密度等のガスの物性値を算出する
(ステップS23)。
【0056】このように、ガスの流れ方向に対して直交
する方向に配置された右側サーモパイル11及び左側サ
ーモパイル13が、ガスの物性値を検出することによ
り、ガスの熱伝導性を計測することになる。ガスの流速
が零であるときには、ガスにより熱の伝わる速度は、熱
伝導率と熱拡散、比熱等によって決定される熱拡散定数
(ガスの物性値の一つ)による。流速が零であるときに
は、右側サーモパイル11、左側サーモパイル13とマ
イクロヒータ4との温度差によって熱拡散定数が求めら
れる。この温度差が大きいほど熱拡散定数が小さい。
【0057】この熱拡散定数の大小は、上流側サーモパ
イル8が出力する第1温度検出信号と下流側サーモパイ
ル5が出力する第2温度検出信号にも影響し、これらの
値が熱拡散定数の大小に応じて変化する。したがって、
原理的には、第1温度検出信号や第2温度検出信号を、
あるいは、これらの差を、熱拡散定数によって除するこ
とで、熱拡散定数の異なるガスであっても、即ち、いか
なる種類のガスであっても、正確な流量を算出すること
ができることになる。
【0058】これに対して流量が零でないときには、ガ
スの流れによって熱は下流に運ばれて、右側サーモパイ
ル11及び左側サーモパイル13に到達する熱量は、そ
れに伴って減少する。即ち、右側サーモパイル11及び
左側サーモパイル13の回りの熱拡散が、ガスの流れに
よって大きくなる。ここで、その熱拡散の増加率はガス
の流速の平方根に比例することが一般に知られているた
め、原理的には、ガスの熱拡散定数は、そのガスの流量
が何らかの方法で解りさえすれば、いかなる流量のとき
でも見積もることができることになる。
【0059】一方で、上流側サーモパイル8及び下流側
サーモパイル5の回りでも、ガスの流れによって右側サ
ーモパイル11及び左側サーモパイル13の回りと同様
な熱拡散の増加(マイクロヒータ4から移動する熱量の
減少)が発生するので、ガスの流量が大きくなると、そ
れに伴う熱拡散の増加のために、下流側サーモパイル5
の回りのガスの温度と上流側サーモパイル8の回りのガ
スの温度との差が小さくなる。
【0060】このため、本来ならば、ガスの流速の増加
に比例して大きくなるはずの、下流側サーモパイル5か
らの第2温度検出信号と上流側サーモパイル8からの第
1温度検出信号との差信号が、熱拡散の増加の影響で小
さくなり、ガスの流量があまりに大きくなると、流速の
増加による増加分を熱拡散の増加による減少分が上回っ
て、流量が増加しているにも拘わらず第2温度検出信号
と第1温度検出信号との差信号が減少してしまうことも
ある。
【0061】そこで、流量が零であるときの、右側サー
モパイル11が出力する右側温度検出信号と左側サーモ
パイル13が出力する左側温度検出信号との加算値を
「1」と考えて、これに対する、流量がある場合の右側
温度検出信号と左側温度検出信号との加算値の比を、移
動する熱量の変化率を表す係数と見倣し、この係数を、
下流側サーモパイル5からの第2温度検出信号と上流側
サーモパイル8からの第1温度検出信号との差信号に乗
じる操作をする。
【0062】つまり、第2温度検出信号と第1温度検出
信号との差信号を右側温度検出信号と左側温度検出信号
との加算値で除することで、熱拡散の変化の影響を排除
した流量算出が可能となり、正確で分解能の高い流量を
求めることができるようになる。
【0063】なお、上述した実施形態では、差動アンプ
33から得られる下流側サーモパイル5からの第2温度
検出信号と上流側サーモパイル8からの第1温度検出信
号との増幅後の差信号を、除算部47において、アンプ
35aからの右側温度検出信号とアンプ35bからの左
側温度検出信号とを加算部45で加算して得られる加算
信号により除することで、熱拡散の変化の影響を排除し
た流量算出を可能としている。
【0064】そして、上述した実施形態では、除算部4
7における除算信号の取得を流量算出部41による流量
の算出よりも先に行っているが、これは、第2温度検出
信号と第1温度検出信号との増幅後の差信号に現れる熱
拡散の変化の影響を排除するためには、ガスの物性値を
熱伝導率や比熱、粘性、密度といった厳密な精度の値と
して把握する必要がないためである。
【0065】即ち、上述した実施形態では、熱拡散の状
態を高精度で把握しないと特定できないガスの熱伝導率
や比熱、粘性、密度を、物性値として流体物性値算出部
43で算出するために、熱拡散の変化の影響を排除した
ガスの正確な流量を流量算出部41により事前に算出し
ておいて、これを、流体物性値算出部43による物性値
の算出に反映させている。
【0066】しかし、物性値として流体物性値算出部4
3で算出するファクタの種類によっては、流体物性値算
出部43による物性値の算出を事前に行っておいて、こ
れと、差動アンプ33からの、下流側サーモパイル5か
らの第2温度検出信号と上流側サーモパイル8からの第
1温度検出信号との増幅された差信号とに基づいて、熱
拡散の変化の影響を排除したガスの正確な流量を後から
算出するようにしてもよい。
【0067】このように、上述の流量計によれば、マイ
クロヒータ4に対してガスの流れ方向と略直交方向に右
側サーモパイル11及び左側サーモパイル13を配置
し、右側温度検出信号及び左側温度検出信号を出力する
ように構成したので、ガスの流れ方向の影響を受けず
に、右側温度検出信号及び左側温度検出信号に基づき熱
拡散定数等のガスの物性値を正確に算出することがで
き、したがってガスの種類を特定することができる。
【0068】そして、算出されたガスの物性値に基づ
き、流量算出部41で算出されたガスの流量を補正する
ようにしたので、特別な工夫をせずに、ガスの種類や組
成が変化した場合であっても、正確に流量を計測するこ
とができる。
【0069】そこで、再び図1を参照すると、階別バル
ブ55,66付近に設置した流量計(以下、パイプシャ
フト用流量計という)77,78は、図2乃至図8で説
明したガスの流量及び種類を検知可能なセンサを有する
流量計を用いており、以下の機能、特長を持つ。
【0070】(1)病院50等の各階でのガス種別の消
費量を把握することが可能になる。 (2)ガス種を検知することが可能であるため、ガス置
換の際、ガス供給源51からこの流量計77,78まで
ガス供給配管52,53,53A,53Bにおいてガス
が置換されたことが容易に検知でき、ガス供給配管にお
ける部分的なガス置換が可能になる。置換作業が、ま
ず、パイプシャフト(すなわち、ガス供給配管53A,
53B)まで部分置換し、その後、末端(すなわち、ベ
ッド別バルブバルブ58〜65,69〜76)までとい
う具合に、必要に応じて別々に部分置換できる。 (3)部分置換できると共に、1年に1回程度の定期検
査(漏洩検査など)時にも、パイプシャフトまで、次い
でその下流の分岐管毎という具合に分割してできる。 (4)同様に、ガス種を検知できることで、誤ったガス
が供給された場合、容易に検知できるため、誤配管(誤
接続)を未然に防ぐことができる。
【0071】また、ベッド別バルブ58〜65,69〜
76付近に設置した流量計(以下、ウォール用流量計と
いう)79〜94も、同様に図2乃至図8で説明したガ
スの流量及び種類を検知可能なセンサを有する流量計を
用いており、以下の機能、特長を持つ。
【0072】(1)各ベッド(各患者)毎のガス種別の
消費量を正確に把握することが可能になる。消費量は、
積算値及び瞬時値共に検出、表示可能にすることで、単
位期間別の消費量の把握と、流量設定(患者別供給流量
の設定)時の作業が容易になる。 (2)パイプシャフト用流量計77,78と同様に、ガ
ス種を検知することが可能であるため、ガス置換の際、
確実に置換されたことが確認できる。 (3)ガス置換されたことが瞬時に判定できるため、余
分なガスを放出することがなく、無駄な消費を防止で
き、置換時間も短縮できる。特に、支燃性の酸素や睡眠
剤の笑気など、高濃度に大気に放出できないガスに対し
ては、置換するまでは空気を大量に放出できるため、有
効になる。 (4)パイプシャフト用流量計77,78と同様に、誤
ったガスを置換することを防止できる。
【0073】以上の通り、本発明の実施の形態について
説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用
が可能である。
【0074】たとえば、上述の実施の形態では、ガス流
量及び種類を検知可能なセンサとして1チップタイプの
マイクロフローセンサ1を備えた流量計を用いている
が、これに代えて、図9乃至図13に示すように、ガス
の流量及び種類を検知可能な2チップタイプのセンサを
有する流量計を用いても良い。
【0075】図9は、流量計に用いられるガスの流量及
び種類を検知可能な2チップタイプのセンサとしてのマ
イクロフローセンサの概略構成を説明する略図である。
2チップのマイクロフローセンサ101及び101′
は、図9中断面で示すガス流路17の内壁に配設され
る。
【0076】一方のマイクロフローセンサ101は、S
i基板102上に形成された、マイクロヒータ104
と、マイクロヒータ104の下流側に形成された下流側
サーモパイル105と、マイクロヒータ104の上流側
に形成された上流側サーモパイル108とを備え、ガス
流量の検知に役立つ。
【0077】他方のマイクロフローセンサ101′は、
Si基板102′上に形成された、マイクロヒータ10
4′と、マイクロヒータ104′の両側にガスの流れ方
向(X方向)と略直交方向に配置され、ガスの物性値を
検出して温度検出信号を出力する第1及び第2のサーモ
パイル105′,108′とを備え、ガス種の検知に役
立つ。
【0078】図10及び図11は、図9のマイクロフロ
ーセンサの構成図及び断面図である。マイクロフローセ
ンサ101は、ガスの流れ方向(実線矢印Pから実線矢
印Qへの方向)に対して配置され、Si基板102、ダ
イアフラム103、ダイアフラム103上に形成された
白金等からなるマイクロヒータ104、マイクロヒータ
104の下流側でダイアフラム103上に形成された下
流側サーモパイル105、マイクロヒータ104に図示
しない電源から駆動電流を供給する電源端子106A,
6B、マイクロヒータ104の上端でダイアフラム10
3上に形成された上流側サーモパイル108、上流側サ
ーモパイル108から出力される第1温度検出信号を出
力する第1出力端子109A,109B、下流側サーモ
パイル105から出力される第2温度検出信号を出力す
る第2出力端子107A,107Bを備えている。下流
側サーモパイル5と上流側サーモパイル8は、温度セン
サを構成する。
【0079】上流側サーモパイル108及び下流側サー
モパイル105は、熱電対から構成されている。この熱
電対は、p++−Si及びAlにより構成され、冷接点と
温接点とを有し、熱を検出し、冷接点と温接点との温度
差から熱起電力が発生することにより、温度検出信号を
出力するようになっている。
【0080】また、図11に示すように、Si基板10
2には、ダイアフラム103が形成されており、このダ
イアフラム103には、マイクロヒータ104、上流側
サーモパイル108及び下流側サーモパイル105のそ
れぞれの温接点が形成されている。
【0081】また、マイクロフローセンサ101′は、
マイクロフローセンサ101と同一の構造を有している
が、図10及び図11では、各部の参照符号として、S
i基板102′、ダイアフラム103′、マイクロヒー
タ104′、マイクロヒータ104の両側に形成された
第1及び第2のサーモパイル105′及び108′のみ
を示している。マイクロフローセンサ101′は、図1
0において、ガスの流れ方向(点線矢印Pから点線矢印
Qへの方向)に対して配置され、第1及び第2のサーモ
パイル105′及び108′は、温度センサを構成す
る。
【0082】このように構成されたマイクロフローセン
サ101によれば、マイクロヒータ104が、外部から
の駆動電流により加熱を開始すると、マイクロヒータ1
04から発生した熱は、ガスを媒体として、下流側サー
モパイル105と上流側サーモパイル108のそれぞれ
の温接点に伝達される。それぞれのサーモパイルの冷接
点は、Si基体(Si基板)上にあるので、基体温度に
なっており、それぞれの温接点は、ダイアフラム上にあ
るので、伝達された熱により加熱され、Si基体温度よ
り温度が上昇する。そして、それぞれのサーモパイル
は、温接点と冷接点の温度差より熱起電カを発生し、温
度検出信号を出力する。
【0083】ガスを媒体として伝達される熱は、ガスの
熱拡散効果とPからQに向かって流れるガスの流速との
相乗効果によって、それぞれのサーモパイルに伝達され
る。すなわち、流速がない場合には、熱拡散によって上
流側サーモパイル8と下流側サーモパイル105に均等
に伝達され、上流側サーモパイル108からの第1温度
検出信号と下流側サーモパイル105からの第2温度検
出信号の差信号は、零になる。
【0084】一方、ガスに流速が発生すると、流速によ
って上流側サーモパイル108の温接点に伝達される熱
量が多くなり、前記第2温度検出信号と前記第1温度検
出信号との差信号は流速に応じた正値になる。
【0085】一方、マイクロフローセンサ101′によ
れば、マイクロヒータ104′が外部からの駆動電流に
より加熱を開始すると、マイクロヒータ104′から発
生した熱は、ガスの流速の影響を受けずにガスの熱拡散
効果のみによって、マイクロヒータ104′の両側にガ
スの流れ方向と略直交方向に配置された第1のサーモパ
イル105′及び108′に伝達される。このため、第
1のサーモパイル105′の起電力により出力される第
1の温度検出信号、及び/または第2のサーモパイル1
08′の起電力により出力される第2の温度検出信号に
基づき、熱伝導と熱拡散、比熱等によって決定される熱
拡散定数等のガスの物性値を算出することができるよう
になる。
【0086】次に、前述したマイクロフローセンサ10
1及び101′を用い、ガスの種類や組成が変化した場
合であっても、これに関係なく常にガスの流量を精度良
く計測することができる流量計について説明する。
【0087】図12は、図9、10及び11のマイクロ
フローセンサを用いた流量計の構成ブロック図である。
この流量計は、マイクロフローセンサ101内の下流側
サーモパイル105からの温度検出信号と、マイクロフ
ローセンサ101内の上流側サーモパイル108からの
温度検出信号との差信号を増幅する差動アンプ33と、
マイクロフローセンサ101′内の第1のサーモパイル
105′からの温度検出信号を増幅するアンプ35a
と、マイクロフローセンサ101′内の第2のサーモパ
イル108′からの温度検出信号を増幅するアンプ35
bと、マイクロコンピュータ40とを備えて構成され
る。
【0088】マイクロコンピュータ40は、アンプ35
aからの温度検出信号とアンプ35bからの温度検出信
号とを加算する加算部45と、差動アンプ33で得られ
た差信号を加算部45の出力する加算信号により除する
除算部47と、この除算部47の出力する除算信号に基
づきガスの流量を算出する流量算出部41と、加算部4
5の出力する加算信号に基づきガスの熱伝導率や比熱、
粘性、密度等の物性値を算出する流体物性値算出部43
とを備えて構成される。
【0089】次に、図13に示すフローチャートを参照
して、図12の流量計により実現される流量計測方法を
説明する。
【0090】まず、外部からのパルス信号による駆動電
流によりマイクロヒータ104及び104′を加熱する
と(ステップS31)、下流側サーモパイル105及び
上流側サーモパイル108から、それぞれ温度検出信号
が出力される(ステップS33)。
【0091】次に、差動アンプ33は、下流側サーモパ
イル105からの温度検出信号と上流側サーモパイル1
08からの温度検出信号との差信号を増幅する(ステッ
プS35)。
【0092】そして、加算部45は、アンプ35aで増
幅された第1のサーモパイル105′からの温度検出信
号とアンプ35bで増幅された第2のサーモパイル10
8′からの温度検出信号とを加算して加算信号を得る
(ステップS37)。次に、除算部47は、ステップS
35で得られた増幅後の差信号をステップS37で得ら
れた加算信号で除して除算信号を得る(ステップS3
9)。
【0093】続いて、流量算出部41は、ステップS3
9で得られた除算信号に基づきガスの正確な流量を算出
する(ステップS41)。さらに、流体物性値算出部4
3は、ステップS37で得られた加算信号とステップS
41で算出したガスの正確な流量に基づき、ガスの熱伝
導率や比熱、粘性、密度等のガスの物性値を算出する
(ステップS43)。
【0094】このように、図9乃至図12に示す流量計
によれば、マイクロフローセンサ101により、ガスの
流量を計測することができると共に、マイクロフローセ
ンサ101′により、ガスの物性値を算出することがで
き、したがってガスの種類を特定することができる。
【0095】さらに他の実施例として、本発明に用いる
流量計は、ガスの流量及び種類を検知する機能を有する
流量計であれば、上記に説明した構成以外の構成を有す
る流量計を用いても良い。
【0096】また、上述の実施の形態では、ガスの流量
及び種類を検知可能なセンサを有する流量計は、ガス供
給配管の末端のベッド別バルブ58〜65,69〜76
の上流と、ガス供給配管の中間の階別バルブ55,66
の上流に配置しているが、これに限らず、供給元バルブ
54や病室別バルブ56,57,67,68等の上流に
設けることもできる。
【0097】また、ガスの流量及び種類を検知可能なセ
ンサを有する流量計は、バルブを流れるガスの流量及び
種類を検知するものなので、対応するバルブの下流に設
けても良く、換言すれば対応するバルブ付近に配置すれ
ば良い。
【0098】また、上述の実施の形態では、1種類のガ
ス用のガス供給配管を示しているが、他の実施例とし
て、複数の異なるガス種のガス供給源がある場合には、
ガス種別に複数のガス供給配管を備えることができる。
たとえば、空気、酸素、笑気が供給される場合、それぞ
れのガスに対応したガス供給配管と、バルブと、流量計
が設置される。以上、本発明では、病院用のガス供給設
備について説明したが、本発明は、半導体工場、化学工
場等種々の大型設備についても当然流用可能である。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係るガス供給装置
によれば、以下の効果がある。 (1)ガス供給配管の末端におけるガス種別消費量の把
握とガス供給配管中へのガスの置換を容易に行うことが
できる。 (2)ガス種を検知することが可能であるため、ガス置
換の際、確実に置換されたことが確認できる。 (3)ガス置換されたことが瞬時に判定できるため、余
分なガスを放出することがなく、無駄な消費を防止で
き、置換時間も短縮できる。 (4)誤ったガスを置換することを防止できる。
【0100】請求項2記載の発明に係るガス供給装置に
よれば、以下の効果がある。 (1)ガス供給配管の中間部分におけるガス種別消費量
の把握とガス供給配管中へのガスの部分置換を容易に行
うことができる。 (2)部分置換できると共に、1年に1回程度の定期検
査(漏洩検査など)時にも、ガス供給配管のうちのパイ
プシャフトまで、次いでその下流の分岐管毎という具合
に分割して検査することができる。 (3)ガス種を検知できることで、誤ったガスが供給さ
れた場合、容易に検知できるため、誤配管(誤接続)を
未然に防ぐことができる。
【0101】請求項3記載の発明に係るガス供給装置に
よれば、1チップフローセンサでガスの流量及びガス種
を検知することができる。
【0102】請求項4記載の発明に係るガス供給装置に
よれば、ガスの種類や組成が変化した場合であっても、
精度の良い流量計測が行える。
【0103】請求項5記載の発明に係るガス供給装置に
よれば、2チップフローセンサでガスの流量及びガス種
を検知することができる。
【0104】請求項6記載の発明に係るガス供給装置に
よれば、ガスの種類や組成が変化した場合であっても、
精度の良い流量計測が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス供給装置の実施の形態を示す
概略構成図である。
【図2】図1における流量計に用いられるセンサの一例
としての1チップタイプマイクロフローセンサの概略構
成を説明する略図である。
【図3】図2のマイクロフローセンサの構成図である。
【図4】図2のマイクロフローセンサの断面図である。
【図5】図2のマイクロフローセンサを用いた流量計の
構成プロック図である。
【図6】図5の流量計により実現される流量計測方法を
示すフローチャートである。
【図7】第1温度検出信号及び第2温度検出信号を示す
図である。
【図8】右側温度検出信号及び左側温度検出信号を示す
図である。
【図9】図1における流量計に用いられるセンサの他の
例としての2チップタイプマイクロフローセンサの概略
構成を説明する略図である。
【図10】図9のマイクロフローセンサの構成図であ
る。
【図11】図9のマイクロフローセンサの断面図であ
る。
【図12】図9のマイクロフローセンサを用いた流量計
の構成プロック図である。
【図13】図12の流量計により実現される流量計測方
法を示すフローチャートである。
【図14】従来のガス供給装置の実施の形態を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
1 マイクロフローセンサ 2 Si基板(支持基板) 4 マイクロヒータ(ヒータ) 5 下流側サーモパイル(下流側温度センサ) 8 上流側サーモパイル(上流側温度センサ) 11 右側サーモパイル(横側温度センサ) 13 左側サーモパイル(横側温度センサ) 41 流量算出部(流量算出手段) 43 流体物性値算出部(流体物性値算出手段) 45 加算部(流体物性値算出手段の一部;流量補正手
段の一部) 47 除算部(流量算出手段の一部;流量補正手段の一
部) 51 ガス供給源 52,53,53A,53A1,53A1―1〜53A
1−4,53A2,53A2―1〜53A2−4,53
B,53B1,53B1―1〜53B1−4,53B
2,53B2―1〜53B2−4 ガス供給配管 54 供給元バルブ(中間バルブ) 55,66 階別バルブ(中間バルブ) 56,57,67,68 病室別バルブ(中間バルブ) 58〜65,69〜76 ベッド別バルブ(末端バル
ブ) 77〜94 ガスの流量及び種類を検知可能なセンサを
有する流量計 101 マイクロフローセンサ(第1のフローセン
サ) 101′ マイクロフローセンサ(第2のフローセン
サ) 102 Si基板(支持基板) 102′ Si基板(支持基板) 104 マイクロヒータ(ヒータ) 104′ マイクロヒータ(ヒータ) 105 下流側サーモパイル(下流側温度センサ) 105′ 第1のサーモパイル(第1の温度センサ) 108 上流側サーモパイル(上流側温度センサ) 108′ 第2のサーモパイル(第2の温度センサ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 年彦 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 小田 清志 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 (72)発明者 木村 修 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 Fターム(参考) 2F035 EA08 2G060 AA01 AB04 AB05 AE19 AF13 BC07 BD10 HA03 HB06 HC07 HC13 3J071 AA02 BB11 BB14 EE25 EE27 EE28 FF03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス供給源と、該ガス供給源からのガス
    を分岐して供給するガス供給配管と、該ガス供給配管の
    末端からガスを供給される複数の末端バルブとからなる
    ガス供給装置であって、 上記各末端バルブの上流または下流に、ガスの流量及び
    種類を検知可能なセンサを有する流量計をそれぞれ配置
    したことを特徴とするガス供給装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス供給源と前記末端バルブの間に
    中間バルブを設け、該中間バルブ付近に、ガスの流量及
    び種類を検知可能なセンサを有する流量計を配置したこ
    とを特徴とする請求項1記載のガス供給装置。
  3. 【請求項3】 前記ガスの流量及び種類を検知可能なセ
    ンサは、 前記ガス供給配管を流れるガスを加熱するヒータと、上
    記ヒータに対してガスの上流側に配置され、ガスの温度
    を検出して第1温度検出信号を出力する上流側温度セン
    サと、上記ヒータに対してガスの下流側に配置され、ガ
    スの温度を検出して第2温度検出信号を出力する下流側
    温度センサと、上記ヒータに対してガスの流れ方向と略
    直交方向に配置され、ガスの温度を検出して第3温度検
    出信号を出力する横側温度センサと、上記ヒータ、上記
    上流側温度センサ、上記下流側温度センサ及び上記横側
    温度センサを支持する支持基板とからなる1チップタイ
    プフローセンサからなることを特徴とする請求項1また
    は2記載のガス供給装置。
  4. 【請求項4】 前記流量計は、 前記1チップタイプフローセンサ内の前記上流側温度セ
    ンサからの前記第1温度検出信号と前記下流側温度セン
    サからの前記第2温度検出信号との差信号に基づきガス
    の流量を算出する流量算出手段と、 前記1チップタイプフローセンサ内の前記横側温度セン
    サからの前記第3温度検出信号に基づきガスの物性値を
    算出する流体物性値算出手段と、 前記流体物性値算出手段で算出されたガスの物性値に基
    づき前記流量算出手段で算出されたガスの流量を補正す
    る流量補正手段と、を備えることを特徴とする請求項3
    記載のガス供給装置。
  5. 【請求項5】 前記ガスの流量及び種類を検知可能なセ
    ンサは、 前記ガス供給配管を流れるガスを加熱するヒータと、上
    記ヒータに対してガスの上流側に配置され、ガスの温度
    を検出して第1温度検出信号を出力する上流側温度セン
    サと、上記ヒータに対してガスの下流側に配置され、ガ
    スの温度を検出して第2温度検出信号を出力する下流側
    温度センサと、上記ヒータ、上記上流側温度センサ及び
    上記下流側温度センサを支持する支持基板とからなる第
    1のフローセンサと、 前記ガス供給配管を流れるガスを加熱するヒータと、上
    記ヒータの両側にガスの流れ方向と略直交方向に配置さ
    れ、ガスの温度を検出して第3温度検出信号を出力する
    第1及び/または第2の温度センサと、上記ヒータ及び
    上記第1及び/または第2の温度センサを支持する支持
    基板とからなる第2のフローセンサと、 を含む2チップタイプフローセンサからなることを特徴
    とする請求項1または2記載のガス供給装置。
  6. 【請求項6】 前記流量計は、 前記2チップタイプフローセンサ内の前記上流側温度セ
    ンサからの前記第1温度検出信号と前記下流側温度セン
    サからの前記第2温度検出信号との差信号に基づき前記
    ガスの流量を算出する流量算出手段と、 前記2チップタイプフローセンサ内の前記第1及び第2
    の温度センサからの前記第3温度検出信号に基づき前記
    ガスの物性値を算出する流体物性値算出手段と、 前記流体物性値算出手段で算出された前記ガスの物性値
    に基づき前記流量算出手段で算出されたガスの流量を補
    正する流量補正手段と、を備えることを特徴とする請求
    項5記載のガス供給装置。
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