JPWO2019171550A1 - ガス配管内のガス置換方法 - Google Patents

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Abstract

ガスの置換を短時間に行うことが可能な、ガス配管内のガス置換方法を提供する。本発明のガス配管1内のガス置換方法は、両端が開閉可能で、ベント管20がベントバルブVVを介して接続され、且つ置換ガス流入管30が置換ガス流入バルブNを介して接続されたガス配管1において、前記ガス配管1の両端及び前記ベントバルブVが閉じた状態で、前記置換ガス流入バルブNを開いて置換ガスの流入を開始し、前記置換ガスにより前記ガス配管1の内部を昇圧し、前記ガス配管1の内部が一定の圧力以上になったら前記ベントバルブVを開き、前記ガス配管1の内部に存在していた被置換ガスを前記置換ガスとともに前記ベント管20より放出する。

Description

本発明は、ガス配管内のガス置換方法に関する。
ボイラへ天然ガス等の燃料ガスを送る配管や、燃料ガスのガスタンク等の容器の点検等を行う際、作業安全性向上のため、燃料ガスの空気への置換操作が実施される。この際、燃料ガスは酸素を含む空気と混合すると引火する可能性があるため、まず、燃料ガスを、不活性ガスで置換し、その後、不活性ガスから空気への置換が実施される。
しかし、燃料ガスが不活性ガスよりも重い場合、不活性ガスにより配管や容器をパージしても燃料ガスが容器から抜けにくく、置換に時間がかかる。燃料ガスの不活性ガスへの置換中は、配管や容器付近で実施される他の作業は、安全性の観点から火気使用禁止や立ち入り禁止等にされるため、置換に時間がかかると作業効率が悪化する。
このため、従来、ガスタンクにおいて、燃料ガスから不活性ガスへの置換を安全且つ短時間に行うため、向きの異なる複数のノズルをタンク上部と下部とに設ける技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−32998号公報
しかし、上記従来技術のような、向きの異なる複数のノズルを容器の上部と下部とに設ける技術は、燃料ガスを送るための細長い配管には適用しにくい。
本発明は、ガスの置換を短時間に行うことが可能な、ガス配管内のガス置換方法を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するために、本発明は以下の方法を提供する。
両端が開閉可能で、ベント管がベントバルブを介して接続され、且つ置換ガス流入管が置換ガス流入バルブを介して接続されたガス配管において、前記ガス配管の両端及び前記ベントバルブが閉じた状態で、前記置換ガス流入バルブを開いて置換ガスの流入を開始し、前記置換ガスにより前記ガス配管の内部を昇圧し、前記ガス配管の内部が一定の圧力以上になったら前記ベントバルブを開き、前記ガス配管の内部に存在していた被置換ガスを前記置換ガスとともに前記ベント管より放出する、ガス配管内のガス置換方法。
(2)前記置換ガスが、前記被置換ガスの比重よりも小さくてもよい。
(3)前記被置換ガスが燃焼ガスで、前記置換ガスが不活性ガスであってもよい。
(4)前記被置換ガスが天然ガスで、前記置換ガスが窒素ガスであってもよい。
(5)互いに接続された前記ガス配管を複数備え、複数の前記ガス配管における、前記被置換ガスが流入する上流側に配置されたガス配管から、順にガス置換を行ってもよい。
本発明によれば、ガスの置換を短時間に行うことが可能な、ガス配管内のガス置換方法を提供することができる。
(a)から(b)は、第1実施形態のガス置換方法を説明する図である。 第1実施形態のガス配管1の窒素ガスへのガス置換方法を示すフローチャートである。 比較形態におけるガス置換方法を説明する図である。 第2実施形態のガス置換方法が実施される、ボイラ燃焼設備におけるガス配管を示す図である。 燃料ガス供給部から供給される高圧の天然ガスが流れる高圧ガス配管のガス置換時の状態を示した図である。 高圧の天然ガスを減圧する減圧部を含む減圧ガス配管のガス置換時の状態を示した図である。 減圧された後の天然ガスを、点火用のガスと燃焼用のガスとに分離して、ボイラに供給するボイラ側ガス配管のガス置換時の状態を示した図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態のガス配管1のガス置換方法について説明する。図1(a)から(b)は、ガス配管1内の天然ガスを窒素ガスに置換するガス置換方法を説明する図である。
ガス配管1は、燃料としての天然ガス(被置換ガス)をボイラへ送る燃料ガス配管である。ガス配管1は、両端にガス配管開閉バルブTが設けられている。
ガス配管1の一端側には、ガス配管1内のガスを排気するベント管20がベントバルブVを介して接続されている。
さらに、ガス配管1の他端側には、酸素を含まない不活性ガスとして窒素ガスを流し込む窒素ガス流入管30が窒素ガス流入バルブNを介して接続されている。また、ガス配管1には、圧力計P及びガス検知器Gも取り付けられている。
(ガス置換方法)
図2は、第1実施形態のガス配管1の窒素ガスへのガス置換方法を示すフローチャートである。
まず、ガス配管1内に天然ガスが存在している状態で、ガス配管1の両端のガス配管開閉バルブTを閉じる(ステップS1)。
ベントバルブVが閉じた状態で窒素ガス流入バルブNを開いて窒素ガスの流入を開始する(図1(a),ステップS2)。そうすると、窒素ガスの流入によりガス配管1内が昇圧される(図1(b))。このとき、窒素ガスは天然ガスより軽いので、ベントバルブV側において窒素ガスは天然ガスよりも上方に存在する。
圧力計Pによりガス配管1内の圧力を監視し、ガス配管1内の圧力が所定圧力、例えば0.4MPa以上になったら(ステップS3,YES)、ベントバルブVを開く(図1(c),ステップS4)。そうすると、ガス配管1内の天然ガスは、窒素ガスによって押圧されて、窒素ガスとともに一気にベント管20より放出される。
この際、ガス配管1内のベントバルブV付近では、一気に解放されることにより、乱流が発生して、天然ガスが窒素ガスと混合されて流出されるため、天然ガスの流出がより促進される。
その後も窒素ガスの流入を継続しつつ、ガス検知器Gによって天然ガスの濃度を監視し、内部の天然ガス濃度が所定量以下になったら(ステップS5,YES),窒素ガス流入バルブNを閉じて窒素ガスの流入を停止する(ステップS6)。これにより、窒素ガス置換工程を終了する。
なお、その後、ベント管20を開いたままにする。そうすると、内部の窒素ガスは空気よりも軽いため、ガス配管1内は空気に置換されていく。
(比較形態)
図3は比較形態におけるガス配管1の窒素ガスへのガス置換方法を説明する図である。
比較形態も、まず、ガス配管1内に、天然ガスが存在している状態で、ガス配管1の両端のガス配管開閉バルブTを閉じる。
しかし、比較形態では、ベントバルブVが開いている状態で窒素ガス流入バルブNを開いて置換ガスの流入を開始する。
比較形態ではガス配管1内の圧力は一定であり、ガス配管1内には一定のガスの流れが生じている。窒素ガスは天然ガスよりも比重が軽いので、窒素ガスはガス配管1内において上方を流れ、ベントバルブVから流出する。天然ガスは、ベントバルブVの近傍では、ガス配管1内で窒素ガスよりも下方に位置するので、ベントバルブVから流出しくい。したがって天然ガスの窒素ガスによる置換が進行しにくい。
一方、本実施形態によると、上述したように、窒素ガスの流入時にベント管20が閉じているのでガス配管1が昇圧される。この昇圧状態でベントバルブVを開くと、天然ガスが、窒素ガスによって押圧されて、窒素ガスとともに一気にベント管20より放出される。この際、ガス配管1内のベントバルブV付近では、一気に解放されることにより、乱流が発生して、天然ガスが窒素ガスと混合されてベント管20へ流出されるため、天然ガスの流出がより促進される。ゆえに、天然ガスの窒素ガスへの置換時間が比較形態と比べて短時間ですみ、作業効率が向上する。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態のガス置換方法が実施される、ボイラ燃焼設備100におけるガス配管1(1A,1B,1C)を示す図であり、ボイラ燃焼設備100の通常の燃焼時の状態を示す。
ボイラ燃焼設備100は、燃料ガス供給部101から供給された高圧の天然ガスを、減圧部104で減圧し、さらに点火用ガスと燃焼用ガスとに分離して、ボイラ103のバーナ点火用バーナ103aと燃焼用バーナ103bとに供給する設備である。
ボイラ燃焼設備100のガス配管1は、例えば500mと長いため、ガス配管1全体に対して一気に窒素ガスへの置換作業を行うと、窒素ガスが全体に行きわたりにくい。したがって、ガス配管1を3つの部分に分けて、それぞれにおいてガス置換を行う。
3つの部分は、燃料ガスの上流側から、燃料ガス供給部101から供給される高圧の天然ガスが流れる高圧ガス配管1Aと、高圧の天然ガスを減圧する減圧部104を含む減圧ガス配管1Bと、減圧された後の天然ガスを、点火用のガスと燃焼用のガスとに分離して、ボイラ103内に供給するボイラ側ガス配管1Cとである。
高圧ガス配管1Aの上流側にはガス配管開閉バルブT1、下流側にはガス配管開閉バルブT2が設けられている。減圧ガス配管1Bの上流側にはガス配管開閉バルブT2、下流側にはガス配管開閉バルブT3が設けられている。ボイラ側ガス配管1Cの上流側にはガス配管開閉バルブT3、下流側にはガス配管開閉バルブT4が設けられている。
ガス配管1A,1B,1Cには、窒素ガス供給部102より、それぞれ窒素ガス流入管30A,30B,30Cが接続されている。窒素ガス流入管30A,30B,30Cにおける、それぞれのガス配管1A,1B,1Cへの連結部近傍には、それぞれ窒素ガス流入バルブNA,NB,NCが設けられている。
また、窒素ガス流入管30A,30B,30Cにおける窒素ガス供給部102への連結部近傍には、それぞれ窒素ガス開閉バルブMA,MB,MCが設けられている。
ガス配管1A,1B,1Cには、それぞれベント管20A,20B,20Cが連結されている。ベント管20A,20B,20Cの、それぞれのガス配管1A,1B,1Cへの連結部近傍には、それぞれベントバルブVA,VB,VCが設けられている。
図4に示す、通常の燃焼時の状態を示す状態では、ガス配管開閉バルブT1,T2、T3は開いている。窒素ガス流入バルブNA,NB,NCと、窒素ガス開閉バルブMA,Mb,MCと、ベントバルブVA,VB,VCとは閉じている。
したがって、燃料ガス供給部101から供給された高圧の天然ガスは、ガス配管1内を通過し、減圧部104で減圧され、ボイラ103のバーナ点火用バーナ103aと燃焼用バーナ103bへと送られる。
(高圧ガス配管1Aのガス置換)
図5は、燃料ガス供給部101から供給される高圧の天然ガスが流れる高圧ガス配管1Aのガス置換時の状態を示した図である。
図示するように、高圧ガス配管1Aの上流側に設けられたガス配管開閉バルブT1と、下流側に設けられたガス配管開閉バルブT2とを閉じる。
そして、ベントバルブVAが閉じた状態で窒素ガス開閉バルブMA及び窒素ガス流入バルブNAを開いて高圧ガス配管1Aへの窒素ガスの流入を開始する。そうすると、窒素ガスの流入により高圧ガス配管1A内が昇圧される。
圧力計Pにより高圧ガス配管1A内の圧力を監視し、高圧ガス配管1A内の圧力が一定の圧力以上になったら、ベントバルブVAを開く。
そうすると、高圧ガス配管1A内の天然ガスは、窒素ガスによって押圧されて、窒素ガスとともに一気にベント管20Aより放出される。
その後も窒素ガスの流入を継続しつつ、ガス検知器Gによって天然ガスの濃度を監視し、内部の天然ガス濃度が規定量以下になったら窒素ガス開閉バルブMA及び窒素ガス流入バルブNAを閉じて窒素ガスの流入を停止する。
その後、ベントバルブVAを開いたままにしておくと、高圧ガス配管1A内の窒素ガスは空気よりも軽いため、高圧ガス配管1A内の窒素ガスは徐々に空気に置換されていく。この状態で次の減圧ガス配管1Bのガス置換に移る。
(減圧ガス配管1Bのガス置換)
図6は、高圧の天然ガスを減圧する減圧部104を含む減圧ガス配管1Bのガス置換時の状態を示した図である。
図示するように、減圧ガス配管1Bの上流側に設けられたガス配管開閉バルブT2と、下流側に設けられたガス配管開閉バルブT3とを閉じる。
そして、ベントバルブVBが閉じた状態で窒素ガス開閉バルブMB及び窒素ガス流入バルブNBを開いて減圧ガス配管1Bへの窒素ガスの流入を開始する。そうすると、窒素ガスの流入により減圧ガス配管1B内が昇圧される。
圧力計Pにより減圧ガス配管1B内の圧力を監視し、減圧ガス配管1B内の圧力が一定の圧力以上になったら、ベントバルブVBを開く。
そうすると、減圧ガス配管1B内の天然ガスは、窒素ガスによって押圧されて、窒素ガスとともに一気にベント管20Bより放出される。
その後も窒素ガスの流入を継続しつつ、ガス検知器Gによって天然ガスの濃度を監視し、内部の天然ガス濃度が規定量以下になったら窒素ガス開閉バルブMB及び窒素ガス流入バルブNBを閉じて窒素ガスの流入を停止する。
その後、ベントバルブVBを開いたままにしておくと、減圧ガス配管1B内の内部の窒素ガスは空気よりも軽いため、減圧ガス配管1B内の窒素ガスは徐々に空気に置換されていく。この状態で次のボイラ側ガス配管1Cのガス置換に移る。
(減圧ガス配管1Bのガス置換)
図7は、減圧された後の天然ガスを、点火用のガスと燃焼用のガスとに分離して、ボイラ103に供給するボイラ側ガス配管1Cのガス置換時の状態を示した図である。
図示するように、ボイラ側ガス配管1Cの上流側に設けられたガス配管開閉バルブT3と、下流側に設けられたガス配管開閉バルブT4とを閉じる。なお、この場合、ガス配管開閉バルブT4とベントバルブVCとは共通である。
そして、ベントバルブVCが閉じた状態で窒素ガス開閉バルブMC及び窒素ガス流入バルブNCを開いてボイラ側ガス配管1Cへの窒素ガスの流入を開始する。そうすると、窒素ガスの流入によりボイラ側ガス配管1C内が昇圧される。
圧力計Pによりボイラ側ガス配管1C内の圧力を監視し、ボイラ側ガス配管1C内の圧力が一定の圧力以上になったら、ベントバルブVCを開く。
そうすると、ボイラ側ガス配管1C内の天然ガスは、窒素ガスによって押圧されて、窒素ガスとともに一気にベント管20Cより放出される。
その後も窒素ガスの流入を継続しつつ、ガス検知器Gによって天然ガスの濃度を監視し、内部の天然ガス濃度が規定量以下になったら窒素ガス開閉バルブMC及び窒素ガス流入バルブNCを閉じて窒素ガスの流入を停止する。
その後、ベントバルブVCを開いたままにしておくと、ボイラ側ガス配管1C内の窒素ガスは空気よりも軽いため、ボイラ側ガス配管1C内は空気に置換されていく。
以上、第2実施形態においても、分割されたそれぞれの配管における窒素ガスの流入時にベントバルブVが閉じているのでガス配管1が昇圧される。この、昇圧状態でベントバルブVを開くと、天然ガスが、窒素ガスによって押圧されて、窒素ガスとともに一気にベント管20より放出される。
この際、ガス配管1内のベントバルブV付近では、一気に解放されることにより、乱流が発生して、天然ガスが窒素ガスと混合されて流出されるため、天然ガスの流出がより促進される。
ゆえに、天然ガスの不活性ガスへの置換時間が比較形態と比べて短時間ですみ、作業効率が向上する。
また、長いガス配管1を分割して置換していくので、全体を一気に窒素ガスで置換する場合と比べて、ガス配管1内において置換ガスが到達しにくい領域が減少され、隅々まで置換することができる。
さらに、分割されたガス配管1A、1B、1Cを上流の高圧側から置換していく、被置換ガスである天然ガスの逆流が少ない。
N,NA,NB,NC 窒素ガス流入バルブ
P 圧力計
T,T1,T2,T3,T4 ガス配管開閉バルブ
V ベントバルブ
VA,VB,VC ベントバルブ
1 ガス配管
1A 高圧ガス配管
1B 減圧ガス配管
1C ボイラ側配管
20,20A,20B,20C ベント管
30,30A,30B,30C 窒素ガス流入管
100 ボイラ燃焼設備
101 燃料ガス供給部
102 窒素ガス供給部

Claims (5)

  1. 両端が開閉可能で、ベント管がベントバルブを介して接続され、且つ置換ガス流入管が置換ガス流入バルブを介して接続されたガス配管において、
    前記ガス配管の両端及び前記ベントバルブが閉じた状態で、前記置換ガス流入バルブを開いて置換ガスの流入を開始し、
    前記置換ガスにより前記ガス配管の内部を昇圧し、
    前記ガス配管の内部が一定の圧力以上になったら前記ベントバルブを開き、前記ガス配管の内部に存在していた被置換ガスを前記置換ガスとともに前記ベント管より放出する、
    ガス配管内のガス置換方法。
  2. 前記置換ガスの比重が、前記被置換ガスよりも小さい、
    請求項1に記載のガス配管内のガス置換方法。
  3. 前記被置換ガスが燃焼ガスで、
    前記置換ガスが不活性ガスである、
    請求項1または2に記載のガス配管内のガス置換方法。
  4. 前記被置換ガスが天然ガスで、
    前記置換ガスが窒素ガスである、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のガス配管内のガス置換方法。
  5. 互いに接続された前記ガス配管を複数備え、
    複数の前記ガス配管における、前記被置換ガスが流入する上流側に配置されたガス配管から、順にガス置換を行う、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のガス配管内のガス置換方法。
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