JP2001354860A - 厚膜形成用ペーストの製造方法および厚膜形成用ペースト - Google Patents

厚膜形成用ペーストの製造方法および厚膜形成用ペースト

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JP2001354860A
JP2001354860A JP2000175759A JP2000175759A JP2001354860A JP 2001354860 A JP2001354860 A JP 2001354860A JP 2000175759 A JP2000175759 A JP 2000175759A JP 2000175759 A JP2000175759 A JP 2000175759A JP 2001354860 A JP2001354860 A JP 2001354860A
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Masahiro Matsuo
正弘 松尾
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、有機ビヒクル中に含まれる塊
状物を効率よく除去することができる厚膜形成用ペース
トの製造方法、および厚膜形成用ペーストを提供するこ
とにある。 【解決手段】本発明の厚膜形成用ペーストの製造方法
は、樹脂を溶剤に溶解させた有機ビヒクルを、目開きが
3μm以下のフィルタを用いて0.1MPa以下の圧力
で濾過する工程を備え、上述のフィルタは、焼結不織布
フィルタであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚膜形成用ペース
トおよび厚膜形成用ペーストに関するもので、特に、積
層セラミックコンデンサ内部電極に用いられる導電性ペ
ーストの製造方法および導電性ペーストに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、厚膜形成用ペーストは用途に
応じた固形分を有機ビヒクル中に分散させたものが用い
られている。厚膜形成用ペーストとは、スクリーン印
刷、スプレー法等で厚膜を形成する際に用いるペースト
であって、より具体的には、積層セラミック電子部品の
内部電極形成用の導電性ペースト、厚膜回路基板の厚膜
抵抗形成用の抵抗体ペースト、積層セラミックコンデン
サ形成用の誘電体ペースト、多層配線基板の層間絶縁用
の絶縁体ペースト等、種々のものが挙げられる。例え
ば、積層セラミックコンデンサの内部電極形成等に用い
られる厚膜形成用ペースト、すなわち導電性ペースト
は、Au,Pd,Ag,Ag/Pd合金等の貴金属粉末
や、Ni,Cu等の卑金属粉末を、有機ビヒクル中に3
本ロール等で分散させた分散ペーストをそのまま使用す
るか、または目開き40μm程度のステンレス金網
(篩)や濾布等を用いて濾過を行なった厚膜形成用ペー
ストが使用されている。
【0003】従来、分散ペーストの濾過で用いられてい
るステンレス金網は、例えば、ステンレス線が網目状に
編み込まれたものからなり、分散ペーストをステンレス
金網の網目部分を通過させることで、目開き以上の大き
さの異物を除去する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
厚膜形成用ペーストの製造方法では、厚膜形成用ペース
トを印刷した際の印刷面に数μm〜40μm程度の突起
物が現れる問題があった。すなわち、有機ビヒクル中の
樹脂を作製する際に発生する炭化物や副生成物、および
樹脂を溶剤に溶解させた際の未溶解物等(以下、総称し
て塊状物という)が厚膜形成用ペーストへ混入し、これ
を濾過によっても除去できないという問題があった。
【0005】このような問題は、従来のステンレス金網
や濾布による濾過によると、公称目開きの実際には1.
4〜2.0倍前後の大きさの塊状物が通過しており、深
さ方向には無限大の塊状物が通過することに起因する。
また、圧力を加えることで変形する塊状物の場合、濾過
時の圧力により変形して濾を通過する場合があった。
【0006】また、例えば、この厚膜形成用ペーストが
導電性ペーストであって、これを用いて積層セラミック
電子部品の内部電極を形成する場合、セラミックグリー
ンシートに印刷する際の印刷用スクリーンメッシュを通
過せず、印刷図形の欠損を生じる等の問題があった。
【0007】また、セラミックグリーンシートの厚みが
上述の塊状物の高さより薄い場合、塊状物がセラミック
グリーンシートを貫いて、電子部品の信頼性や歩留まり
を著しく低下させる問題があった。
【0008】本発明の目的は、有機ビヒクル中に含まれ
る塊状物を効率よく除去することができる厚膜形成用ペ
ーストの製造方法、および厚膜形成用ペーストを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の厚膜形成用ペー
ストの製造方法は、樹脂を溶剤に溶解させた有機ビヒク
ルを、目開きが3μm以下のフィルタを用いて0.1M
Pa以下の圧力で濾過する工程を備え、フィルタは、焼
結不織布フィルタであることを特徴とする。
【0010】また、上述の焼結不織布フィルタは焼結金
属型フィルタであり、ステンレス繊維からなる上層部
と、ステンレス金網からなる下層部からなり、一体的に
焼結されてなることを特徴とする。
【0011】また、上述のステンレス繊維からなる上層
部は、さらに密度の異なる多層構造を備え、上層部の上
面近傍が最も粗密であって下面近傍になるに従い緻密に
ステンレス繊維が配置されていることが好ましい。
【0012】また、上述の焼結不織布フィルタは焼結金
属型フィルタであり、金属粒子からなる上層部と、ステ
ンレス金網からなる下層部からなり、一体的に焼結され
てなることを特徴とする。
【0013】また、上述の金属粒子からなる上層部は、
さらに密度の異なる多層構造を備え、上層部の上面近傍
が最も粗密であって下面近傍になるに従い緻密に金属粒
子が配置されていることが好ましい。
【0014】また、本発明の厚膜形成用ペーストの製造
方法における濾過は、複数の焼結不織布フィルタを上下
に配置した多段濾過であることが好ましい。
【0015】また、本発明の厚膜形成用ペーストの製造
方法における濾過は、少なくとも焼結不織布フィルタの
上段または下段にステンレス金網を配置した多段濾過で
あることが好ましい。
【0016】また、本発明の厚膜形成用ペーストの製造
方法は、さらに濾過後の前記有機ビヒクルと、導電粉
末,ガラスフリット,セラミック粉末よりなる群から選
ばれる少なくとも1種と、を混合する工程を備えても構
わない。
【0017】本発明の厚膜形成用ペーストは、上述の製
造方法によって作製されていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の厚膜形成用ペーストの製
造方法は、有機ビヒクルの濾過方法に特徴があり、例え
ば、目開きが3μm以下の焼結不織布フィルタを用いて
0.1MPa以下の圧力で有機ビヒクルを濾過する点に
特徴がある。具体的には、焼結不織布フィルタとして、
例えば焼結金属型フィルタやセラミックフィルタ等を用
いて有機ビヒクルを濾過し、より具体的には、ステンレ
ス繊維や金属粒子等を焼結させた焼結金属型フィルタを
用いて有機ビヒクルを濾過し、さらに具体的には、例え
ば、ステンレス金網上にステンレス繊維を堆積させ、プ
レスしたした後に焼結させた焼結金属型フィルタ、ステ
ンレス金網上に金属粒子を堆積させ、プレスした後に焼
結させた焼結金属型フィルタを用いて有機ビヒクルを濾
過する点に特徴がある。上述の焼結不織布フィルタの目
開きが3μm以下、かつ0.1MPa以下の圧力で有機
ビヒクルを濾過することにより、塊状物が変形してフィ
ルタを通過することがなく、有機ビヒクル中の塊状物の
除去効果が優れる。
【0019】なお、下段にステンレス金網を配置するこ
となく、ステンレス繊維や金属粒子のみを焼結させたフ
ィルタの場合、有機ビヒクルを濾過中にステンレス繊維
や金属粒子が脱落して、濾過後の有機ビヒクル、さらに
は厚膜形成用ペースト中に混入する恐れがあるため、本
発明の厚膜形成用ペーストの製造方法においては、ステ
ンレス繊維あるいは金属粒子からなる上層部と、ステン
レス金網からなる下層部とを一体的に焼結させた焼結不
織布フィルタ、すなわち焼結金属型フィルタを用いるこ
とが好ましい。
【0020】また、ステンレス繊維または金属粒子から
なる上層部は、さらに密度の異なる多層構造を備え、上
層部の上面近傍が最も粗密であって下面近傍になるに従
い緻密にステンレス繊維または金属粒子が配置されてい
ることが好ましい。このように、ステンレス繊維または
金属粒子からなる上層部を、密度の異なる多層構造にす
ることにより、大きい塊状物が焼結不織布フィルタの上
表面近傍で除去され、続いてより細かい塊状物が焼結不
織布フィルタの中程で除去されるため、焼結不織布フィ
ルタの目詰まりを低減させることができる。
【0021】また、有機ビヒクルを濾過する際に、本発
明のような目開きが3μm以下の細かなフィルタを使用
すると、フィルタが目詰まりしてフィルタの寿命が極端
に低下する場合がある。このような場合には、フィルタ
を多段化して多段濾過を行なうとよい。すなわち、最終
のねらい濾過精度よりも粗めのフィルタをその前段に1
段またはそれ以上配置することにより、下段のフィルタ
の寿命を延長させることができる。より具体的には、例
えば、濾過1段目に目開き5μmの焼結不織布フィルタ
を配置し、濾過2段目に目開き3μmの本発明の焼結不
織布フィルタを配置する。なお、さらに濾過3段目に目
開き3μm以下の焼結不織布フィルタを配置してもよ
い。また、濾過1段目に本発明の焼結不織布フィルタよ
りも目開きの粗い従来のステンレス金網を配置し、濾過
2段目に本発明の焼結不織布フィルタを配置してもよ
い。なお、さらに濾過3段目に従来のステンレス金網を
配置してもよく、さらに目開きの細かい本発明の焼結不
織布フィルタを配置してもよい。
【0022】また、本発明のような目開きの細かいフィ
ルタによる濾過の場合、有機ビヒクル中の樹脂がある程
度の除去されてしまう恐れがある。そこで、濾過前の有
機ビヒクル中の樹脂含有量を設計値より高めに設定し、
濾過による樹脂の損失を見越しておく。このようにする
ことにより、濾過後の有機ビヒクル中の樹脂含有量のず
れを防ぐことができる。また、濾過による樹脂の損失が
ロット毎に変動する場合、通常の濾過による樹脂の損失
量より3〜4%程度高めに樹脂を添加しておき、濾過後
にねらいの樹脂含有量となるまで溶剤を添加して下げる
ことができる。
【0023】本発明に係る一つの実施形態の厚膜形成用
ペーストの製造方法における、焼結不織布フィルタとし
て焼結金属型フィルタを挙げ、図1,図2および図3に
示して詳細に説明する。図1に示すように、焼結金属型
フィルタ1は、上層部2と下層部3とからなる。上層部
2は、さらに粗密部分2aと、緻密部分2bとからな
る。上層部2、すなわち粗密部分2aと緻密部分2b
は、図2(a)ならびに図2(b)に示すように、何れ
も線状のステンレス繊維からなり、これらが多数折り重
なって高さ方向に一定の厚みを備える三次元構造をなし
ている。下層部3は、図3(a)ならびに図3(b)に
示すように、綾畳織されたステンレス金網からなる。
【0024】本発明に係る他の実施形態の厚膜形成用ペ
ーストの製造方法における、焼結金属型フィルタを図4
および図5に示して詳細に説明する。図4に示すよう
に、焼結金属型フィルタ11は、上層部12と下層部3
とからなる。上層部12は、さらに粗密部分12aと、
緻密部分12bとからなる。上層部12、すなわち粗密
部分12aと緻密部分12bは、図5に示すように、何
れも金属粒子からなり、これらが多数折り重なって高さ
方向に一定の厚みを備える三次元構造をなしている。下
層部3は、上述の実施形態において図3(a)ならびに
図3(b)に示したものと同様である。
【0025】なお、上述の実施形態における上層部2,
12は、密度の異なる粗密部分2a,12aと緻密部分
2b,12bとからなるが、本発明は図1,図2
(a),図2(b),図4ならびに図5の形態に特に限
定されることなく、例えば、粗密部分から緻密部分にか
けて3段以上の多段構造を備えてもよく、また、上層部
2,12はステンレス繊維または金属粒子が単一の密度
で折り重なった構造であっても構わない。
【0026】また、上述の実施形態における下層部3
は、網目の見透しができない斜めの間隔の網目を持つ綾
畳織されたステンレス金網であれば、上層部のステンレ
ス繊維または金属粒子の脱落を防止でき好ましいが、本
発明は図1,図3(a)ならびに図4の形態に特に限定
されることなく、例えば、平織、綾織、平畳織、綾むし
ろ織等であっても構わない。
【0027】
【実施例】(実施例1)本実施例は、フィルタの目開き
の違いに基づく有機ビヒクルの評価を行なう。まず、表
1に示すように、出発材料として、エチルセルロース樹
脂10重量部とターピネオール36重量部を全量で1k
g準備し、ターピネオールを攪拌しながら70℃に加温
し、これにエチルセルロース樹脂を添加してさらに数時
間攪拌してエチルセルロース樹脂を完全に溶解させて、
濾過前の有機ビヒクルを得た。
【0028】
【表1】
【0029】次いで、表2に示すように、目開きが0.
5μm,1.0μm,3.0μm,5.0μm,10.
0μmの焼結金属型フィルタ(ステンレス繊維タイ
プ),40.0μmの綾畳織ステンレス金網を用いて、
空気圧送,濾過圧力0.05MPaの条件で上述の濾過
前の有機ビヒクルを濾過して、試料1〜6の有機ビヒク
ルを得た。なお、焼結金属型フィルタならびに綾畳織ス
テンレス金網は、何れも径50mmのものを用いた。
【0030】そこで、試料1〜6について、有機ビヒク
ル中の塊状物残留量を測定し、これを表2にまとめた。
なお、塊状物残留量は、以下の方法によって測定した。
すなわち、濾過後の有機ビヒクルを5000回転で1時
間遠心分離させ、上澄みを捨てながら沈殿物を濃縮させ
る。この沈殿物をターピネオールで洗浄した後、再び遠
心分離させ上澄みを捨てる作業を5回繰り返し、最後に
上澄みを捨てた後の沈殿物を150℃で乾燥させ、重量
を秤量した。
【0031】
【表2】
【0032】表2から明らかであるように、目開きが3
μm以下の焼結金属型フィルタで濾過した試料1〜3の
有機ビヒクルは、塊状物残留量が何れも測定不能なほど
少なく、優れる結果となった。
【0033】これに対して、目開きが3μmを超える焼
結金属型フィルタまたは綾畳織ステンレス金網で濾過し
た試料4〜6の有機ビヒクルは、塊状物残留量が<10
〜465mgであり、上述の試料1〜3と比較して著し
く劣る結果となった。 (実施例2)本実施例は、濾過圧力の違いに基づく有機
ビヒクルの評価を行なう。まず、上述の実施例1と同様
にして、濾過前の有機ビヒクルを準備した。次いで、表
3に示すように、目開きが3.0μmの焼結金属型フィ
ルタ(ステンレス繊維タイプ)を用いて、空気圧送,濾
過圧力0.01MPa,0.03MPa,0.05MP
a,0.08MPa,0.10MPa,0.20MPa
の条件で上述の濾過前の有機ビヒクルを濾過して、順に
試料7,8,3,9〜11の有機ビヒクルを得た。な
お、焼結金属型フィルタは、何れも径50mmのものを
用いた。
【0034】そこで、試料3,7〜11について、有機
ビヒクル中の塊状物残留量を測定し、これを表3にまと
めた。なお、塊状物残留量は、実施例1と同様の方法で
測定した。
【0035】
【表3】
【0036】表3から明らかであるように、0.10M
Pa以下の濾過圧力で濾過した試料3,7〜10の有機
ビヒクルは、塊状物残留量が何れも測定不能なほど少な
く、優れる結果となった。
【0037】これに対して、0.10MPaを超える濾
過圧力で濾過した試料11の有機ビヒクルは、塊状物残
留量が<10mgであり、上述の試料3,7〜10と比
較して劣る結果となった。 (実施例3)本実施例は、多段濾過におけるフィルタの
目開きならびに段数の違いに基づく有機ビヒクルの評価
を行なう。まず、上述の実施例1と同様にして、濾過前
の有機ビヒクルを準備した。次いで、目開きが0.5μ
m,1.0μm,3.0μm,5.0μm,10.0μ
mの焼結金属型フィルタ(ステンレス繊維タイプ),2
0μm,32μm,40.0μmの綾畳織ステンレス金
網を準備し、それぞれ表4に示す順で多段に配置し、空
気圧送,濾過圧力0.05MPaの条件で上述の濾過前
の有機ビヒクルを濾過して、試料12〜21の有機ビヒ
クルを得た。なお、焼結金属型フィルタは、何れも径5
0mmのものを用いた。また、試料22の有機ビヒクル
については、上述の濾過前の有機ビヒクルをそのまま用
いた。
【0038】そこで、試料12〜22について、有機ビ
ヒクル中の塊状物残留量を測定し、これを表4にまとめ
た。なお、塊状物残留量は、実施例1と同様の方法で測
定した。
【0039】
【表4】
【0040】表4から明らかであるように、目開きが3
μm以下の焼結金属型フィルタを2段目に配置して濾過
した試料12〜14の有機ビヒクルは、塊状物残留量が
何れも測定不能なほど少なく、優れる結果となった。な
お、濾過を実施しなかった試料22の有機ビヒクルにお
ける塊状物残留量が615mgであることからも、本発
明の濾過が塊状物の除去に有効であることが分かる。
【0041】これに対して、目開きが3μmを超える焼
結金属型フィルタを濾過2段目に配置して濾過した試料
15〜17の有機ビヒクルは、塊状物残留量が<10〜
63mgであり、上述の試料12〜14と比較して著し
く劣る結果となった。
【0042】また、目開きが30μmの焼結金属型フィ
ルタの下段に目開きが32μmの綾畳織ステンレス金網
を配置して濾過した試料18の有機ビヒクルは、塊状物
残留量が135mgであり、上述の試料12〜14と比
較して著しく劣る結果となった。
【0043】また、目開きが10.0μm,20.0μ
m,30.0μmの綾畳織ステンレス金網をそれぞれ1
段のみ配置して濾過した試料19〜21の有機ビヒクル
は、塊状物残留量が72〜451mgであり、上述の試
料12〜14と比較して著しく劣る結果となった。 (実施例4)本実施例は、フィルタの目開きの違いに基
づく厚膜形成用ペースト、特にガラスフリットを含まな
い、積層セラミック電子部品の内部電極形成に好適な厚
膜形成用ペーストの評価を行なう。まず、上述の実施例
1で作製した試料1〜6の濾過後の有機ビヒクルを準備
し、それぞれ試料23〜28の有機ビヒクルとした。次
いで、クラス1000のクリーンルーム中で、試料23
〜28の有機ビヒクル50重量%に対して、平均粒径
0.5μmのNi粉末からなる固形分50重量%を準備
し、これらの原料をケーキミキサで1時間攪拌して混合
し、127mm径の3本ロールで分散処理を行ない、試
料23〜28の分散ペーストをそれぞれ3kg準備し
た。なお、3本ロールによる分散条件は、ニップ間隔を
10μm、パス回数を5回とした。こうして得られた分
散ペースト中の粗粒について粒ゲージを用いて粒径を測
定したところ、1μm程度まで小さくなった。また、分
散ペーストの粘度は10Pa・sであった。
【0044】次いで、試料23〜28の分散ペーストを
目開き25μmの篩網を用いて濾過を行ない、試料23
〜28の厚膜形成用ペーストを得た。
【0045】
【表5】
【0046】次いで、試料23〜28の厚膜形成用ペー
ストを用いて、塗膜厚みが1.0μm,25mm×25
mmの塗膜をガラス板上に印刷し、これを乾燥させて、
試料23〜28の試験サンプルを100個作製した。
【0047】次いで、JIS規格で定めるB特性用の耐
還元性セラミックからなり、厚みが5μmのセラミック
グリーンシート上に、焼成後の塗膜厚みが1.5μmと
なるように試料23〜28の厚膜形成用ペーストをスク
リーン印刷して、焼成後に内部電極となる試料23〜2
8の電極膜を形成した。
【0048】次いで、試料23〜28の電極膜を印刷し
たセラミックグリーンシートを、それぞれ70層積み重
ねた後に圧着し、所定の寸法にカットして、試料23〜
28の生のセラミック積層体を得た。
【0049】次いで、試料1〜9の生のセラミック積層
体を窒素雰囲気中で脱バインダ処理した後、弱還元雰囲
気中において1300℃で焼成し、セラミック積層体の
両端面にAgを含有してなる導電性の厚膜形成用ペース
トを塗布し、乾燥させ、800℃で焼付けして一対の端
子電極を形成し、3.2×1.6mm寸法である試料2
3〜28の積層セラミックコンデンサを1000個作製
した。
【0050】そこで、試料23〜28の試験サンプルに
対して透過光を照射した際に顕在化する、サイズが10
μm以上の電極欠落部を計数して各試料100個の平均
値を求め、試料23〜28の積層セラミックコンデンサ
の静電容量を測定して、各試料1000個の平均値を求
め、さらに静電容量平均値ばらつきを求め、これを表6
にまとめた。
【0051】
【表6】
【0052】表6から明らかであるように、目開きが3
μm以下の焼結金属型フィルタで濾過した有機ビヒクル
を含有してなる試料23〜25は、電極欠落部が何れも
0個であり、静電容量平均値が1801.3〜183
5.7nFで高く、静電容量平均値ばらつきが1.98
〜2.43%で低く、優れる結果となった。
【0053】これに対して、目開きが3μmを超える焼
結金属型フィルタまたは綾畳織ステンレス金網で濾過し
た有機ビヒクルを含有してなる試料26〜28は、電極
欠落部が何れも16個〜無数見つかり、静電容量平均値
が1344.2〜1714.2nFで低く、静電容量平
均値ばらつきが3.72〜10.50%で高く、上述の
試料23〜25と比較して何れも劣る結果となった。 (実施例5)本実施例は、フィルタの目開きの違いに基
づく厚膜形成用ペースト、特にガラスフリットを含む、
セラミック電子部品の端子電極形成に好適な厚膜形成用
ペーストの評価を行なう。まず、表7に示すように、出
発材料として、アクリル樹脂10重量部とターピネオー
ル36重量部を全量で1kg準備し、ターピネオールを
攪拌しながら70℃に加温し、これにアクリル樹脂を添
加してさらに数時間攪拌してアクリル樹脂を完全に溶解
させて、濾過前の有機ビヒクルを得た。
【0054】次いで、表8に示すように、目開きが0.
5μm,1.0μm,3.0μm,5.0μm,10.
0μmの焼結金属型フィルタ(ステンレス繊維タイ
プ),40.0μmの綾畳織ステンレス金網を用いて、
空気圧送,濾過圧力0.05MPaの条件で上述の濾過
前の有機ビヒクルを濾過して、試料29〜34の有機ビ
ヒクルを得た。なお、焼結金属型フィルタならびに綾畳
織ステンレス金網は、何れも径50mmのものを用い
た。
【0055】次いで、クラス1000のクリーンルーム
中で、上述の有機ビヒクル35重量%に対して、平均粒
径0.5μmのCu粉末からなる固形分60重量%と、
B−Si−O系ガラスフリット5重量%とを準備し、こ
れらの原料をケーキミキサで1時間攪拌して混合し、1
27mm径の3本ロールで分散処理を行ない、分散ペー
ストを3kg準備した。なお、3本ロールによる分散条
件は、ニップ間隔を10μm、パス回数を5回とした。
こうして得られた分散ペースト中の粗粒について粒ゲー
ジを用いて粒径を測定したところ、10μm程度まで小
さくなった。また、分散ペーストの粘度は10Pa・s
であった。次いで、分散ペーストを目開き25μmの篩
網を用いて濾過を行ない、試料29〜34の厚膜形成用
ペーストを得た。
【0056】
【表7】
【0057】次いで、試料29〜34の厚膜形成用ペー
ストをドクターブレードを用いて、塗膜厚みが100μ
mとなるようにガラス板上に塗布し,これを150℃で
30分乾燥させて、試料29〜34の試験サンプルを1
00個作製した次いで、JIS規格で定めるB特性用の
耐還元性セラミックからなり、厚みが5μmのセラミッ
クグリーンシート上に、焼成後の塗膜厚みが1.5μm
となるように内部電極形成用ペーストをスクリーン印刷
して、焼成後に内部電極となる電極膜を形成した。
【0058】次いで、上述の電極膜を印刷したセラミッ
クグリーンシートを、それぞれ70層積み重ねた後に圧
着し、所定の寸法にカットして、生のセラミック積層体
を得た。
【0059】次いで、生のセラミック積層体を窒素雰囲
気中で脱バインダ処理した後、弱還元雰囲気中において
1300℃で焼成し、セラミック積層体の両端面に試料
29〜34の厚膜形成用ペーストを塗布し、乾燥させ、
800℃で焼付けして一対の端子電極を形成し、3.2
×1.6mm寸法である試料29〜34の積層セラミッ
クコンデンサを1000個作製した。
【0060】そこで、試料29〜34の試験サンプル中
における空孔数と、試料29〜34の積層セラミックコ
ンデンサの端子電極における亀裂不良発生率を求め、こ
れらを表8にまとめた。
【0061】なお、空孔数は、試料29〜34の試験サ
ンプルにおける乾燥塗膜の断面を露出させ、厚み50μ
m×幅200μmの断面において、サイズが10μm以
上の空孔を金属顕微鏡を用いて×50で観察して計数
し、これを10断面について行ない、各試料100個の
平均値を求めた。
【0062】また、亀裂不良発生率は、試料29〜34
の積層セラミックコンデンサの端子電極において、サイ
ズが10μm以上の亀裂を金属顕微鏡を用いて×50で
観察して、亀裂の生じている積層セラミックコンデンサ
を計数し、各試料1000個に対する発生率を求めた。
【0063】
【表8】
【0064】表8から明らかであるように、目開きが3
μm以下の焼結金属型フィルタで濾過した有機ビヒクル
を含有してなる試料29〜31の厚膜形成用ペースト
は、空孔数が0〜1個で少なく、亀裂不良発生率が0〜
0.3%で低く、優れる結果となった。
【0065】これに対して、目開きが3μmを超える焼
結金属型フィルタまたは綾畳織ステンレス金網で濾過し
た有機ビヒクルを含有してなる試料32〜34の厚膜形
成用ペーストは、空孔数が15〜92個で多く、亀裂不
良発生率が7.4〜34.6%で高く、上述の試料29
〜31と比較して何れも劣る結果となった。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明の厚膜形成用ペース
トの製造方法によれば、樹脂を溶剤に溶解させた有機ビ
ヒクルを、目開きが3μm以下のフィルタを用いて0.
1MPa以下の圧力で濾過する工程を備え、上述のフィ
ルタは、焼結不織布フィルタであることを特徴とするこ
とで、有機ビヒクル中に含まれる塊状物を効率よく除去
することができる。
【0067】また、本発明の焼結不織布フィルタは焼結
金属型フィルタであり、ステンレス繊維からなる上層部
と、ステンレス金網からなる下層部からなり、一体的に
焼結されてなることを特徴とすることで、フィルタから
脱落したステンレス繊維が有機ビヒクル中に混入するこ
とがなく、このような有機ビヒクルを含有してなる厚膜
形成用ペーストを用いて内部電極を形成した積層セラミ
ックコンデンサにおいて、ショート不良の発生を低減さ
せることができる。
【0068】また、上述のステンレス繊維からなる上層
部は、さらに密度の異なる多層構造を備え、上層部の上
面近傍が最も粗密であって下面近傍になるに従い緻密に
ステンレス繊維が配置されていることを特徴とすること
で、大きい塊状物が焼結不織布フィルタの上表面近傍で
除去され、続いてより細かい塊状物が焼結不織布フィル
タの中程で除去されるため、焼結不織布フィルタの目詰
まりを低減させることができ、濾過フィルタの寿命を低
下させることなく、濾過処理の作業効率を高めることが
できる。
【0069】また同様に、本発明の焼結不織布フィルタ
は焼結金属型フィルタであり、金属粒子からなる上層部
と、ステンレス金網からなる下層部からなり、一体的に
焼結されてなることを特徴とすることで、フィルタから
脱落した金属粒子が有機ビヒクル中に混入することがな
く、このような有機ビヒクルを含有してなる厚膜形成用
ペーストを用いて内部電極を形成した積層セラミックコ
ンデンサにおいて、ショート不良の発生を低減させるこ
とができる。
【0070】また、上述の金属粒子からなる上層部は、
さらに密度の異なる多層構造を備え、上層部の上面近傍
が最も粗密であって下面近傍になるに従い緻密に金属粒
子が配置されていることを特徴とすることで、大きい塊
状物が焼結不織布フィルタの上表面近傍で除去され、続
いてより細かい塊状物が焼結不織布フィルタの中程で除
去されるため、焼結不織布フィルタの目詰まりを低減さ
せることができ、濾過フィルタの寿命を低下させること
なく、濾過処理の作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一つの実施形態の厚膜形成用ペー
ストの製造方法における、焼結金属型フィルタの断面の
写真である。
【図2】本発明に係る一つの実施形態の厚膜形成用ペー
ストの製造方法における、(a)はステンレス繊維の上
面図であり、(b)はステンレス繊維の上面の拡大写真
である。
【図3】本発明に係る一つの実施形態の厚膜形成用ペー
ストの製造方法における、(a)はステンレス金網の上
面図であり、(b)はステンレス金網の上面の拡大写真
である。
【図4】本発明に係る他の実施形態の厚膜形成用ペース
トの製造方法における、焼結金属型フィルタの断面の写
真である。
【図5】本発明に係る他の実施形態の厚膜形成用ペース
トの製造方法における、金属粒子の上面図である。
【符号の説明】
1,11 焼結金属型フィルタ 2a,2b ステンレス繊維 3 ステンレス金網 4 金属粒子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂を溶剤に溶解させた有機ビヒクル
    を、目開きが3μm以下のフィルタを用いて0.1MP
    a以下の圧力で濾過する工程を備え、 前記フィルタは、焼結不織布フィルタであることを特徴
    とする、厚膜形成用ペーストの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記焼結不織布フィルタは焼結金属型フ
    ィルタであり、 ステンレス繊維からなる上層部と、ステンレス金網から
    なる下層部からなり、一体的に焼結されてなることを特
    徴とする、請求項1に記載の厚膜形成用ペーストの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記ステンレス繊維からなる上層部は、
    さらに密度の異なる多層構造を備え、 前記上層部の上面近傍が最も粗密であって下面近傍にな
    るに従い緻密にステンレス繊維が配置されていることを
    特徴とする、請求項2に記載の厚膜形成用ペーストの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記焼結不織布フィルタは焼結金属型フ
    ィルタであり、 金属粒子からなる上層部と、ステンレス金網からなる下
    層部からなり、一体的に焼結されてなることを特徴とす
    る、請求項1に記載の厚膜形成用ペーストの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記金属粒子からなる上層部は、さらに
    密度の異なる多層構造を備え、 前記上層部の上面近傍が最も粗密であって下面近傍にな
    るに従い緻密に金属粒子が配置されていることを特徴と
    する、請求項4に記載の厚膜形成用ペーストの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記濾過は、複数の前記焼結不織布フィ
    ルタを上下に配置した多段濾過であることを特徴とす
    る、請求項1〜5の何れかに記載の厚膜形成用ペースト
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記濾過は、前記焼結不織布フィルタの
    上段または/および下段に前記ステンレス金網を配置し
    た多段濾過であることを特徴とする、請求項2〜5の何
    れかに記載の厚膜形成用ペーストの製造方法。
  8. 【請求項8】 濾過後の前記有機ビヒクルと、 導電粉末,ガラスフリット,セラミック粉末よりなる群
    から選ばれる少なくとも1種と、を混合する工程を備え
    ることを特徴とする、請求項1〜7の何れかに記載の厚
    膜形成用ペーストの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかの方法によって製
    造されたことを特徴とする、厚膜形成用ペースト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017157344A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 住友金属鉱山株式会社 導電性ペーストとその製造方法及び積層セラミックコンデンサ

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