JP2001354392A - 機器据付用基体の支持装置および支持工法 - Google Patents

機器据付用基体の支持装置および支持工法

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JP2001354392A
JP2001354392A JP2000179068A JP2000179068A JP2001354392A JP 2001354392 A JP2001354392 A JP 2001354392A JP 2000179068 A JP2000179068 A JP 2000179068A JP 2000179068 A JP2000179068 A JP 2000179068A JP 2001354392 A JP2001354392 A JP 2001354392A
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JP2000179068A
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Inventor
Kazuo Miyazawa
一夫 宮沢
Akira Sotoshiro
彰 外城
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Toshiba Plant Construction Corp
Original Assignee
Toshiba Plant Construction Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器据付用基体を支持するための支持装置の
レベル調整を容易に且つ精密に調整する。 【解決手段】 支持装置10は、厚鋼電線管14とそれ
にねじ結合する電線管用のカップリング15により構成
した支柱11と、厚鋼電線管14に固定した円盤型の上
プレート13と、カップリング15に固定した下プレー
ト12を備えている。下プレート12を基盤1に埋設し
て支持装置10を立設し、複数の支持装置10の各上プ
レート13にチャンネルベース等の基体6を固定する。
そして厚鋼電線管14とカップリング15のねじ込み長
の調整により、支柱11を伸縮させて上プレート13の
レベルを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアッセンブルフロア
などの床構造を有する室内において、機器を据え付ける
ために用いられる基体を支持する支持装置、およびその
支持装置を使用した基体の支持工法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、室内に計算機や制御盤などの
機器を据え付ける床構造としてアッセンブルフロアが広
く採用されている。アッセンブルフロアは建物のコンク
リート床などの基盤上に、板ブロック状の床板を着脱自
在に支持材の上端に載置し、その支持材でフロアを浮か
して敷きつめた構造を有し、アッセンブルフロアと基盤
の間に形成される空間を利用して据え付けられた機器の
配線ケーブル等を敷設する。このようなアッセンブルフ
ロアを使用することにより、機器の配線ケーブルの敷設
やそのメンテナンス等を容易にすることができる。
【0003】図7は従来のアッセンブルフロアにおける
機器据付用基体の支持構造を示す説明図であり、図8は
そのように支持された基体に機器を据え付けた状態の説
明図である。先ず図7において、基盤1上に複数の支持
装置2が所定間隔で配置される。支持装置2は角鋼から
なる支柱3と、支柱3の底部に溶接された角型の下プレ
ート4と、支柱3の頂部に溶接された角型の上プレート
5を有しており、下プレート4を基盤1の表面近傍に埋
設することにより固定し、上プレート5にチャンネルベ
ース等の基体6を溶接して固定する。
【0004】次に図8のように、支持装置2で支持され
た基体6に機器7がボルトなどの固定具で固定される。
基体6の上部はアッセンブルフロア8から僅かに上方に
突出されている。また支持装置2の立設をより安定させ
るために、下プレート4の底部に図示のようなスタッド
9を突設し、そのスタッド9および下プレート4の一部
を基盤1のコンクリート内に埋設することもある。なお
アッセンブルフロア8は基盤1に立設固定した多数の支
持材8aと、その支持材8aの上に設けた多数の平面方
形のブロック状の床板8bにより構成される。このよう
に複数の支持装置2を所定間隔で基盤1に配列固定し、
その上に基体6を固定した立体構造は耐振剛構造を形成
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】基体6は高さ方向のレ
ベルおよび水平度を正確に調整する必要がある。それに
は先ず、上プレート5のレベルが所定レベルより若干低
い値(例えば5mm程度)になるようにして各支持装置
2を基盤1に立設し、次にその上に基体6を載置してレ
ベルおよび水平度をレーザー式レベル計などで測定し、
それらが許容範囲に納まるように各上プレート5と基体
6の間に金属薄板(ライナー)を挿入して調整する。し
かし、このようなライナーによるレベル調整は、時間と
手間がかかる上に微細な調整をすることが難しい。そこ
で本発明はこのような問題を解決する機器据付用基体の
支持装置、およびそれを使用した支持工法を提供するこ
とを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の支持装置は、基盤に立設してその上に機器据付用の
基体を支持するものである。そしてこの支持装置は、ね
じ機構により伸縮可能な支柱と、支柱の底部に固定され
た下プレートと、支柱の頂部に固定された上プレートを
備えていることを特徴とする。上記支持装置において、
支柱を厚鋼電線管とそれにねじ結合する電線管用のカッ
プリングにより構成し、厚鋼電線管とカップリングのね
じ込み長の調整により支柱を伸縮可能とすることができ
る。また本発明の支持工法は上記の支持装置を使用して
機器据付用の基体を支持する工法である。この工法は、
所定間隔で配置した複数の支持装置の下プレートをそれ
ぞれ基盤に立設固定し、次に各支持装置を伸縮して上プ
レートを所定のレベルに調整すると共に、各上プレート
に基体を固定することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の支持装置を分解して示
す斜視図、図2はそれを組み立てた状態の斜視図であ
る。これらの図において支持装置10は、ねじ機構によ
り伸縮可能な支柱11と、支柱11の底部に固定された
角型の下プレート12と、支柱11の頂部に固定された
円盤型の上プレート13を備えている。支柱11は、下
部に外ねじを形成した厚鋼電線管14と、その厚鋼電線
管14にねじ結合するための内ねじを形成した電線管用
のカップリング15により構成され、厚鋼電線管14と
カップリング15のねじ込み長の調整により支柱11が
伸縮可能とされる。
【0008】カップリング15は厚鋼電線管14の接続
用に市販されているものを使用できるが、厚鋼電線管1
4とカップリング15の口径は機器を含む基体からの荷
重に適合するように選択される。例えば基体1面あたり
500Kgの荷重を支持する場合は70mm程度の口径
があれば強度的に十分である。下プレート12はカップ
リング15の底部に溶接により固定され、上プレート1
3は厚鋼電線管14の頂部に溶接により固定される。図
3は下プレート12をカップリング15の底部に溶接し
た状態を示す説明図である。カップリング15の外周に
沿って2か所に円弧状の溶接部16が設けられ、その溶
接線長Sと溶接脚長は、例えば上記口径70mmの場合
には強度上それぞれ80mm,2.8mm程度とされ
る。なお上プレート13も同様な溶接線長Sと溶接脚長
の溶接部16を形成するようにして厚鋼電線管14に溶
接される。
【0009】図4はコンクリート製の基盤1の表面近傍
に下プレート12を埋設することにより立設した支持装
置10の正面図である。下プレート12の埋設方法は基
盤1におけるコンクリート打設時、またはコンクリート
の硬化後に表面部分を掘削してモルタル固定する方法の
いずれであってもよい。また下プレート12をコンクリ
ート打設時にその上面を露出させるようにして埋設して
おき、その下プレート12にカップリング15の底部を
溶接等により固定することもできる。さらには、コンク
リートにアンカーボルトの中間部以下を埋設しておき、
下プレートに穿設されたボルト孔にそのアンカーボルト
の上端部を挿通し、ナットにより下プレートをコンクリ
ートに固定してもよい。
【0010】図5は基盤1に立設した支持装置10のレ
ベル調整と、その支持装置10にチャンネルベース等の
基体6を固定した状態を示す正面図である。先ず図5
(a)のように、厚鋼電線管14を回転してカップリン
グ15に対するねじ込み長を変えて高さ方向(矢印方
向)のレベル調整をすることにより、基体6の上面の高
さを据付レベルに設定することができる。このようにし
て複数の支持装置10をレベル調整した後、上プレート
13の上面に基体6を位置合わせし、図5(b)のよう
に基体6の各部を各上プレート13に溶接等により固定
すると共に、カップリング15と厚鋼電線管14との螺
着部を溶接固定する。なお上プレート13を図示のよう
な円盤型とすることにより、厚鋼電線管14が回転して
も上プレート13は水平方向の形状変化が生じないの
で、基体6を固定する際にその自由度が大きくなるとい
う利点がある。
【0011】図6は複数の支持装置10で支持された基
体6の斜視図である。この例は6個の支持装置10によ
り基体6が支持され、その四隅の固定により制作時のね
じれ等を補正し、中間部の2箇所の固定により撓みやふ
くらみを補正することができる。念のため、図6のよう
に基体6を複数の支持装置10に支持させる手順をまと
めて説明すると、先ず複数の支持装置10を所定間隔で
基盤1に立設し、次に各支持装置10の上プレート13
の高さを所定のレベルに調整し、さらにそれら上プレー
ト13の上に基体6を載置する。そして基体6の水平度
およびX−Y方向の方向性が許容範囲に入っていること
を確認してから、基体6を上プレート13に溶接等で固
定する。溶接に際しては、基体6のねじれや撓み等が補
正されるように、基体6に応力を加えながら固定するこ
とが望ましい。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明の基体を支持する支
持装置は、ねじ機構により伸縮可能な支柱と、支柱の底
部に固定された下プレートと、支柱の頂部に固定された
上プレートを備えているので、基体支持レベルをワンタ
ッチで正確に且つ微細に調整することができる。そのた
め機器を据え付ける基体の上面のレベルおよび水平度等
を効率よく精密に設定できる。上記支持装置において、
支柱を厚鋼電線管とそれにねじ結合する電線管用のカッ
プリングにより構成し、厚鋼電線管とカップリングのね
じ込み長の調整により支柱を伸縮可能としたので、低コ
ストで軽量な支持装置とすることができる。
【0013】また本発明の支持工法は、上記の支持装置
を使用して機器据付用の基体を支持するものであって、
所定間隔で配置した複数の支持装置の下プレートをそれ
ぞれ基盤に立設固定し、次に各支持装置を伸縮して上プ
レートを所定のレベルに調整すると共に、各上プレート
に基体を固定することを特徴とする。そのため基体支持
レベルをワンタッチで正確に且つ微細に調整することが
でき、それによって機器を据え付ける基体の上面のレベ
ルおよび水平度等を効率よく精密に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支持装置を分解して示す斜視図。
【図2】図1の支持装置の斜視図。
【図3】図1における支持装置の下プレート12をカッ
プリング15の底部に溶接した状態を示す説明図。
【図4】図1における支持装置をコンクリート製の基盤
1に立設した正面図。
【図5】基盤1に立設した支持装置10のレベル調整と
それに基体6を固定した状態の正面図。
【図6】基体6を複数の支持装置10で支持した状態の
斜視図。
【図7】従来のアッセンブルフロアにおける機器据付用
基体の支持構造を示す説明図。
【図8】同支持構造の基体に機器を据え付けた状態の説
明図。
【符号の説明】 1 基盤 2 支持装置 3 支柱 4 下プレート 5 上プレート 6 基体 7 機器 8 アッセンブルフロア 8a 支持材 8b 床板 9 スタッド 10 支持装置 11 支柱 12 下プレート 13 上プレート 14 厚鋼電線管 15 カップリング 16 溶接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤1に立設してその上に機器据付用の
    基体6を支持するための支持装置において、ねじ機構に
    より伸縮可能な支柱11と、該支柱11の底部に固定さ
    れた下プレート12と、該支柱11の頂部に固定された
    上プレート13を備えていることを特徴とする機器据付
    用基体の支持装置。
  2. 【請求項2】 支柱11が厚鋼電線管14とそれにねじ
    結合する電線管用のカップリング15により構成され、
    厚鋼電線管14とカップリング15のねじ込み長の調整
    により支柱11が伸縮可能とされる請求項1に記載の機
    器据付用基体の支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の支持装
    置を使用して機器据付用の基体6を支持する工法であっ
    て、所定間隔で配置した複数の支持装置10の下プレー
    ト12をそれぞれ基盤1に立設固定し、次に各支持装置
    10を伸縮して上プレート13を所定のレベルに調整す
    ると共に、各上プレート13に基体6を固定することを
    特徴とする機器据付用基体の支持工法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270470A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Hitachi Metals Techno Ltd フリーアクセスフロア用架台
JP5697775B1 (ja) * 2014-02-25 2015-04-08 ヤクモ株式会社 免震床

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