JP2001354268A - 食品包装袋用シート、及びシートロール体、及び食品包装袋 - Google Patents

食品包装袋用シート、及びシートロール体、及び食品包装袋

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JP2001354268A
JP2001354268A JP2000384824A JP2000384824A JP2001354268A JP 2001354268 A JP2001354268 A JP 2001354268A JP 2000384824 A JP2000384824 A JP 2000384824A JP 2000384824 A JP2000384824 A JP 2000384824A JP 2001354268 A JP2001354268 A JP 2001354268A
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sheet
packaging bag
food packaging
cutout
food
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Katsumi Watanabe
克己 渡辺
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Howa Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、摘み片の幅を拡大することなく、
包装された食品を容易に取り出すことができる食品包装
袋用シート、及びこれを用いた食品包装袋を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 食品の包装に用いられるシート本体と、
該シート本体に切込線によって形成された摘み片とを備
え、該摘み片を引っ張ることにより切抜を形成し且つ延
長させて、シート本体を開裂する食品包装袋用シートに
おいて、前記シート本体には、前記切抜の延長につれて
切抜幅を拡大する拡幅部が設けられてなる食品包装袋用
シートを解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、袋状に形
成されて食品の包装袋として使用される食品包装袋用シ
ート、シートロール体及び食品包装体に関し、詳しく
は、摘み片を引っ張ることにより連続した切抜を形成し
且つ延長させて、シート本体を開裂する食品包装袋用シ
ート、これをロール状にしたシートロール体及びこれを
用いた食品包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシートとしては、以下の
ものが知られている。即ち、帯状のカットテープが貼着
された所定形状のシート本体の該カットテープの端部近
傍に、切込線によって舌片状の摘み片が形成され、該摘
み片を引っ張ることにより、カットテープに従ってシー
ト本体を開裂するものである。このようなシートは、適
宜袋状に形成され、例えば、サンドイッチやおにぎり等
の食品を包装するための食品包装袋として使用されてい
る。
【0003】このようなシートによれば、包装された食
品を食する際等には、舌片状の摘み片を袋の外側に突出
させ、摘み片を根元方向に引っ張る(引き下げる)こと
により、該摘み片を切り抜き起点として切抜を形成延長
させ、シート本体を開裂して、包装された食品を取り出
すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシートでは、主としてカットテープの幅に相当する
部分が切り取られるため、包装される食品の形状や大き
さ等によっては、形成される切抜の幅(切抜幅)が狭す
ぎて、包装された食品を取り出す作業が煩雑となる場合
があった。かかる場合に、切抜起点となる摘み片の幅を
拡大することも考えられるが、摘み片の幅を拡大した場
合には、何かに摘み片が引っ掛かり、不用意にシート本
体が開裂して取扱いが煩雑となることも考えられ、更に
は、摘み片を形成する切込線から異物や虫が混入するこ
とも考えられる。
【0005】また、一般的に、シートは、便宜のため、
ロール状に巻き取ってシートロール体の形態にして保管
・運搬などで取り扱われる。しかしながら、従来のよう
に、カットテープを貼着したカットテープ付きシートを
シートをロール状に巻き取ろうとすると、シートの長手
方向に貼着されたカットテープが周毎に重なり合い、偏
肉が生じる。従って、従来は、カットテープを貼着した
後のフィルムシートをロール状に巻き取ることはでき
ず、カットテープを貼着した後には、直ぐに次の工程
(所望形状に裁断したり、袋状に形成したりなど)しな
ければならない。
【0006】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みなされたもので、摘み片の幅を拡大することなく、包
装された食品を容易に取り出すことができる食品包装袋
用シート、及びこれを用いた食品包装袋を提供すること
を課題とする。また、本発明は、摘み片の幅を拡大する
ことなく、包装された食品を容易に取り出すことがで
き、且つ偏重を生じ難いシートロール体を提供すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明にかかる食品包装袋用シートは、食品の包装に用
いられるシート本体と、該シート本体に切込線によって
形成された摘み片とを備え、該摘み片を引っ張ることに
より切抜を形成し且つ延長させて、シート本体を開裂す
る食品包装袋用シートにおいて、前記シート本体には、
前記切抜の延長につれて切抜幅を拡大する拡幅部が設け
られてなることを特徴とする。
【0008】上記構成からなる食品包装袋用シートによ
れば、袋状に形成されて食品を包装した状態から食品を
取り出す際、摘み片を引っ張って該摘み片を起点として
切抜を形成し且つ延長させると、拡幅部によって切抜幅
が拡大し、幅の広い切抜によってシート本体を開裂でき
る。
【0009】ここで、切抜とは、摘み片を引っ張って、
該摘み片の根元両側縁からそれぞれ延長するように2個
にシート本体を引き裂くことにより、該2個に分断され
たシート本体の間に形成されうる空隙のことで、該切抜
は、更に引っ張ることにより、引き裂きが進行して、こ
の空隙が延長するものである。
【0010】本発明においては、前記シート本体に、前
記切抜の延長方向に沿った引裂き直進性が備えられてな
るものが好ましい。上記構成を採用することにより、切
抜を延長させる際、拡幅部を除いてシート本体は切抜幅
を維持しつつ引裂き易くなり、不用意に切抜幅が狭まる
虞も減少する。
【0011】また、本発明において、前記拡幅部は、前
記切抜の延長方向に拡幅するテーパー状の縁を有する合
成樹脂片が前記シート本体に接着されてなるものが好ま
しい。摘み片を引っ張って切抜を拡幅部まで延長させた
状態から更に引っ張ると、シート本体と合成樹脂片のテ
ーパー状の縁との当接する部分において応力が集中し、
その部分でシート本体が裂け易くなる。従って、切抜
は、テーパー状の縁に沿って幅を拡大しつつ延長される
ことになり、容易に切抜幅を拡大することができる。
【0012】さらに、本発明においては、前記シート本
体の一面側に、前記摘み片を被覆するフィルムが設けら
れてなるものが好ましい。上記構成を採用することによ
り、摘み片を形成する切込線から虫や異物の混入を防止
でき、衛生的に食品を包装できる袋とすることができ
る。また、前記シート本体の一面側に、前記摘み片を被
覆し、且つ切抜の延長方向に延出されたフィルムが設け
られてなる前記食品包装袋用シートは、これを用いて食
品を包装することにより、摘み片から異物などの混入を
防止できるだけでなく、延出されたフィルムが、シート
本体と食品との間に介在することとなり、例えば、具入
り食品(例えば、ホットドックなど)の具が直接シート
本体に付着せず、外観が美麗である。さらに、前記拡幅
部が、切抜7の延長方向に沿って複数設けられている前
記食品包装袋用シートは、確実に幅の広い切抜によって
シート本体を開裂できる。尚、上記各食品包装袋用シー
トは袋状に形成されて食品包装袋の形態で使用される。
【0013】さらに、本発明は、食品包装袋を構成する
シートがロール状に巻き取られたシートロール体であっ
て、前記シートの一面に、シートの長手方向に所定間隔
を置いて、テーパー状の縁5aを有する拡幅部5が並設
されているシートロール体を提供するものであり、かか
るロール体は、拡幅部5が所定間隔を置いて並設されて
いるので、偏重を生じ難く、又、引き出されたシート
は、拡幅部5が予め設けられているので、幅の広い切抜
によってシートを開裂できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に図面
を参照しつつ説明する。図1は本実施形態の食品包装袋
用シートの外面側を示す平面図で、図2は、図1のA−
A線断面図である。図1及び図2に示すように、本実施
形態の食品包装袋用シートは、ポリプロピレンからなる
シート本体1を備え、該シート本体1は、略長方形状に
形成されてなり、例えば、ヒートシール等の接着手段に
よって適宜袋状に形成されて、食品の包装に使用され
る。このシート本体1の略中央部分には、内外(図1に
おいては表裏)を貫通する切込線2が逆U字状に形成さ
れ、該切込線2によって舌片状の摘み片4が形成されて
いる。この摘み片4は、根元部を谷折りに屈曲させて、
シート本体1の外面側に突出させることができる構成で
ある。
【0015】また、前記シート本体1は、例えば、前記
摘み片4の引張方向に対して略平行な方向(上下方向)
と拡幅方向(左右方向)とにそれぞれ延伸(即ち、二軸
延伸フィルム)されたもの、或いは、一軸延伸又は一軸
半延伸フィルムによって構成されており、例えば、シー
ト本体1の引裂きを切抜の延長方向(上下方向)に沿っ
て直線状に誘導する性質、即ち、引裂き直進性が備えら
れると共に、後述する拡幅部においては、容易に拡幅で
きる構成となっている。従って、前記摘み片4を引っ張
ると、該摘み片4を起点として、摘み片4に連続するテ
ープ状のシート片として下方に且つ直線状に切り剥がれ
て行き、その結果、シート本体1には、直線状に切抜が
延長されると共に、拡幅部においては、切抜幅が容易に
拡大されることとなる。
【0016】尚、前記シート本体1としては、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩
化ビニル等からなるシート及びこれらの積層シート等を
使用することができる。
【0017】前記シート本体1の裏面側には、前記摘み
片4の裏面側を被覆すべく、略矩形のフィルム8がヒー
トシール等によって貼着されている。このフィルム8
は、前記摘み片4の外面側への立ち上がりを阻害しない
ように、摘み片4とは未接着とされている。
【0018】さらに、前記シート本体1には、前記摘み
片4の近傍下側(根元側)において、前記切抜7の延長
につれて切抜幅を拡大する拡幅部が設けられている。こ
の拡幅部は、前記摘み片4を引っ張って切抜7を延長す
る際の延長線上に設けられている。また、前記拡幅部
は、例えば、くの字状に形成された合成樹脂片5の如
く、テーパー状(対向する両辺ともが傾斜した状態)の
縁5aを有する合成樹脂片5が、下方に向けて広がる状
態で熱シールにより又は接着剤を介してシート本体1に
貼着されて構成されている。尚、図1及び2において、
拡幅部を構成する合成樹脂片5は、前記フィルム8に離
反して設けられているが、該合成樹脂片5は、前記フィ
ルム8に覆われるように設けられていても良い。
【0019】前記拡幅部を構成する合成樹脂片5として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系、ポリエチレンテレフタラート等のポリエステル系、
その他、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系、アルキ
ド系、ポリエステル系等の合成樹脂から片状に形成され
たものが使用でき、特に、本実施形態においては、シー
ト本体1よりも高弾性の合成樹脂からなるものが使用さ
れている。
【0020】本実施形態の食品包装袋用シートは、上記
の如く構成されたが、次に、この食品包装袋用シートの
使用例について説明する。先ず、図3(イ)に示す如
く、裏面側が上面となるように敷かれたシートの略中央
部分に、例えば、おにぎり10を載置し、おにぎり10
を包み込む様にシートの周縁部をおにぎり10上面に集
束させ、図3(ロ)に示すように、集束した周縁部に粘
着シール11を貼着することにより、周縁部同士を貼り
合わせる。
【0021】このとき、おにぎり10の他方の面側に
は、図4(イ)に示すように、摘み片4が配置されて
る。このおにぎりを手に取り、同図(ロ)に示すよう
に、この摘み片4を爪等に引っかけて外側に突出させ、
突出した部分を指で摘み、該摘み片4の根元側に向けて
引き下ろす。すると、摘み片4のそれぞれ両側縁を起点
としてシート本体1が2個に引き裂かれ、シート本体1
に切抜7が形成される。更に、摘み片4を引き下ろす
と、切抜7が延長し、同図(ハ)に示すように拡幅部で
切抜幅が広がることになる。これらの操作により、シー
ト本体1を開裂でき、おにぎりを取り出すことができ
る。
【0022】本実施形態の食品包装袋用シートは、上記
の如く構成されてなるので、以下の利点を有するもので
ある。即ち、上記実施形態においては、合成樹脂片5と
して、シート本体1よりも高弾性の合成樹脂からなるも
のが使用されてなるので、シート本体1を容易に開裂さ
せることができるという利点を有する。
【0023】尚、本実施形態の食品包装袋用シートは、
上記の如く構成されたが、本発明にかかる食品包装袋用
シートは、上記構成に限定されず、適宜設計変更可能で
ある。
【0024】即ち、上記実施形態において、摘み片4と
拡幅部とは離反して設けられたが、例えば図5に示す如
く、拡幅部を構成する合成樹脂片5のテーパー状の縁5
aの先端に沿って、切込線2を入れ、拡幅部の先端部が
摘み片4として構成されている場合であっても良い。
【0025】また、拡幅部を構成する合成樹脂片5の形
状も上記実施形態に限定されず、例えば、図6に示す如
く、テーパー状の縁5aが弓状に湾曲した形状であって
も本発明の意図する範囲内である。
【0026】さらに、本発明においては、図7に示すご
とく、拡幅部の下側(即ち、切抜の延長方向側)に切抜
の延長方向に沿った開裂用テープ15を貼着しても良
い。かかる構成を採用することにより、万一、拡幅部で
拡幅された切抜幅が更なる延長によって縮小しても、開
裂用テープ15の貼着された部分においては、少なくと
も開裂用テープ15の幅だけは切抜幅が確保されると共
に、切抜が完全に収束してそれ以上延長できなくなると
いう虞も防止される。
【0027】さらに、上記実施形態に於けるフィルム8
が、図8及び図9に示すように、切抜7の延長方向に延
出されていてもよい。具体的には、フィルム8は、摘み
片4を覆い且つ拡幅部を構成する合成樹脂片5を覆うと
共に、切抜7の延長方向に延出された矩形状のフィルム
からなり、その一側は切込線2を囲繞するように熱溶着
などで接着され、且つ他側は1箇所又は2箇所(或いは
2箇所以上)で部分的に熱溶着などで点接着されている
(便宜上、接着部分を網掛けで示す)。
【0028】かかる延出されたフィルム8を有する食品
包装袋用シートを、その拡幅部5が内側となるように筒
状に形成して袋とし、図10に示すように、この袋20
の内部にパンなどの被包装物10を収納して開口部を封
止することにより、食品包装体30としてもよい。かか
る包装体30は、フィルム8が延出されているので、シ
ート本体1と食品10との間にフィルム8が介在し、シ
ート本体1と食品10とが直接接触するおそれがなく、
従って、食品の具などが付着せず、外観上美麗な包装体
30を提供することができる。
【0029】尚、この延出されたフィルム8の中途部
に、図11(便宜上、接着部分を網掛けで示す)に示す
ように、ミシン目などの切取線11を設けておいてもよ
く、このように切取線11を設けておくことにより、包
装体30の開封後に、食品の上面の残存するフィルム8
を容易に分断して取り除くことができるという効果を有
する。
【0030】また、上記実施形態に於いては、シート本
体1の裏面側に、摘み片4を被覆すべく、略矩形のフィ
ルム8がヒートシール等によって貼着されているが、該
フィルム8は、シート本体1の表面側に設けられていて
もよい。また、該フィルム8は、感圧接着剤で剥離可能
に貼着されていてもよく、この場合には、フィルム8を
剥離することにより、摘み片4が立ち上がり、切抜7の
延長に従い拡幅部を介して広く切り抜幅くことができ
る。
【0031】また、上記実施形態に於いては、食品包装
袋用シートによって直接おにぎりなどの被包装物を包装
して食品包装体とするものであったが、このシートを袋
状にして使用してもよい。例えば、図12に示すよう
に、シートを、その拡幅部5が内側となるように筒状に
形成し、且つ一側を熱溶着(溶着部を網掛けで示す)し
て袋状に形成すると共に、拡幅部5の頂部5bを挟んで
一対の切込線2を形成して摘み片4が形成された食品包
装袋20の形態にし、図13に示すように、この袋20
の内部にパンなどの被包装物10を収納して開口部を封
止することにより、食品包装体30としてもよい。かか
る包装体30は、その摘み片4を引っ張りシート本体1
を切り抜くことにより、該切抜の延長につれて拡幅部5
を介して広く切り抜かれることとなり、被包装物が取り
出し易くなる。
【0032】また、上記シートを、図14に示すような
形態のおにぎり包装袋の形態にしてもよい(尚、図14
においても熱溶着部分を網掛けで示す)。具体的には、
(必要に応じて短辺略中央部から長手方向に向かって開
裂用テープ15が設けられた)シート本体1(外フィル
ム)と、前記シート本体1の少なくとも長辺部に一辺部
が接着され、且つ対向辺部が重ね合わされた一対の内フ
ィルム16と、前記シート本体1と一対の内フィルム1
6の間にシート状海苔等の表装物17が収納可能な収納
部が形成され、該シート本体1の内面に拡幅部5が設け
られ且つ前記拡幅部5の頂部5bを挟んで一対の切込線
2が形成されたおにぎり包装袋20の形態にしてもよ
い。かかる包装袋20で包装されたおにぎり包装体につ
いても、拡幅部5によって、シート本体1(外フィル
ム)が幅広に分断されるので、シートを取り除いておに
ぎりとシート状海苔などの表装物とを容易に合体させる
ことができる。
【0033】さらに、上記実施形態に於いては、拡幅部
5は、一つの包装袋20(又は食品包装袋用シート又は
食品包装体)に対して1箇所のみ設けられたものを例示
しているが、一つの包装袋20(又は食品包装袋用シー
ト又は食品包装体)に複数の拡幅部5が設けられていて
もよい。具体的に包装袋20を例に採って説明すると、
図15に示すように、第1の拡幅部5’を基準として、
切抜7の延長方向に沿って第2の拡幅部5”、第3の拡
幅部…(図面では2個の拡幅部を設けたものを示す)を
シートに設けた包装袋20が例示される。
【0034】かかる複数の拡幅部が設けられた包装袋2
0を用いて作製された包装体30は、これを開封する際
に、確実に幅の広い切抜によってシート本体を開裂でき
る。具体的には、図16に示すように、包装体30の摘
み片4を引っ張りシート本体1を切り抜くことにより、
上述と同様に、切抜7の延長につれて第1の拡幅部5’
のテーパー状の縁5a’を介して広く切り抜かれるが、
この摘み片4の引っ張り方向によっては拡幅部5’の縁
5a’の終端5cから切抜7が狭くなっていく場合があ
る。しかし、複数の拡幅部5が並設された包装袋20
は、図16に示すように、第1の拡幅部5’の終端5c
に於いて切抜7が狭くなっても、第2の拡幅部5”のテ
ーパー状の縁5a”によって再び幅広く切り抜くことが
できる。
【0035】また、上記実施形態に例示したシートは、
個別包装できるように所定形状(略長方形状など)に形
成されたものであるが、図15に示すように、シート本
体1に、拡幅部5が長手方向に所定間隔を置いて並設さ
れた食品包装袋用シートであってもよい。かかるシート
は、従来の食品包装袋用シートのように、長手方向にカ
ットテープ(開封用テープ)が設けられておらず、所定
間隔を置いて合成樹脂フィルムなどの拡幅部5が設けら
れているので、これを巻き取ってシートロール体40と
した場合には、周毎に拡幅部5が重なり合わず、よっ
て、ロール状に巻き取っても偏重を起こしにくい。そし
て、このシートは、予め拡幅部5が設けられているの
で、このロール体40からシートを引き出し、適宜裁断
して所望形状に加工することにより、食品包装袋として
使用することができる。尚、拡幅部5は、テーパー状の
縁5aを有し、この縁5aを長手方向に平行にして所定
間隔を置いて設けられる。具体的には、各拡幅部5を比
較的大きな間隔を置いて配置したロール体40は、拡幅
部5を1個含むように裁断でき、又、各拡幅部5を近接
させて配置したロール体40は、拡幅部5を2個又は2
個以上(複数)含むように裁断することにより、図15
に示すような包装袋を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る食品包装袋
用シートによれば、摘み片の幅を拡大することなく、幅
の広い切抜によってシート本体を開裂できるので、袋状
に形成されて食品を包装した状態から食品を容易に取り
出すことができる食品包装袋を構成することができる。
特に、拡幅部が、切抜の延長方向に沿って複数設けられ
ている場合には、確実に幅広く切り抜くことができる。
さらに、摘み片を覆い、且つ切抜の延長方向に延出され
ているフィルムが設けられている食品包装袋用シート
は、それを用いて食品を包装した場合に、シート本体に
食品が直接接触せず、従って、食品包装体の外観を損な
うことを防止できる。また、シートの一面に、シートの
長手方向に所定間隔を置いて、テーパー状の縁を有する
拡幅部が並設されたシートロール体は、偏重を生じ難い
ので、ロール状で保管・運搬などが可能となり、更に、
このロール体からシートを引き出して袋状に形成するこ
とにより、幅の広い切抜によって食品を容易に取り出す
ことができる食品包装袋を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の食品包装袋用シートの外面側を示
す平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】同食品包装袋用シートの使用状態を示し、
(イ)は、包装前の状態を示す斜視図。(ロ)は、包装
後の状態を示す斜視図。
【図4】同食品包装袋用シートを開裂する状態を示し、
(イ)は、開裂前を示す斜視図。(ロ)は、摘み片を外
側に突出させた状態を示す斜視図。(ハ)は、シート本
体が開裂している状態を示す斜視図。
【図5】他の実施形態を示す正面平面図。
【図6】他の実施形態の合成樹脂片を示す正面平面図。
【図7】他の実施形態を示す斜視図。
【図8】他の実施形態の食品包装袋用シートの外面側を
示す平面図。
【図9】同側面図。
【図10】図8のシートを用いた食品包装体を示す斜視
図。
【図11】他の実施形態の食品包装袋用シートの内面側
を示す平面図。
【図12】他の実施形態の食品包装袋を示す平面図。
【図13】図11の食品包装袋を用いた食品包装体を示
す斜視図。
【図14】他の実施形態の食品包装袋を示す平面図。
【図15】他の実施形態の食品包装袋を示す平面図。
【図16】図15の包装袋で構成された包装体の開封状
態を示す斜視図。
【図17】一実施形態のシートロール体を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・シート本体、2・・・切込線、4・・・摘み片、5・・・合
成樹脂片、5a・・・テーパー状の縁、7・・・切抜、8・・・
フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E035 AA09 BA08 BB08 3E064 AA08 AA09 BA26 BA30 BA35 BA37 BC18 EA12 FA01 HN06 HP01 HP04 HP05 3E067 AA11 AB01 AB13 BA12A BB14A EB07 EB10 EB11 EE59

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品の包装に用いられるシート本体
    (1)と、該シート本体(1)に切込線(2)によって
    形成された摘み片(4)とを備え、該摘み片(4)を引
    っ張ることにより切抜(7)を形成し且つ延長させて、
    シート本体(1)を開裂する食品包装袋用シートにおい
    て、 前記シート本体(1)には、前記切抜(7)の延長につ
    れて切抜幅を拡大する拡幅部が設けられてなることを特
    徴とする食品包装袋用シート。
  2. 【請求項2】 前記シート本体(1)には、前記切抜
    (7)の延長方向に沿った引裂き直進性が備えられてな
    る請求項1記載の食品包装袋用シート。
  3. 【請求項3】 前記拡幅部は、前記切抜(7)の延長方
    向に拡幅するテーパー状の縁(5a)を有する合成樹脂
    片(5)が前記シート本体(1)に接着されて構成され
    ている請求項1又は2記載の食品包装袋用シート。
  4. 【請求項4】 前記シート本体(1)の一面側には、前
    記摘み片(4)を被覆するフィルム(8)が設けられて
    なる請求項1乃至3の何れかに記載の食品包装袋用シー
    ト。
  5. 【請求項5】 前記シート本体(1)の一面側には、前
    記摘み片(4)を被覆し、且つ切抜(7)の延長方向に
    延出されたフィルム(8)が設けられている請求項1乃
    至3の何れかに記載の食品包装袋用シート。
  6. 【請求項6】 前記拡幅部が、切抜(7)の延長方向に
    沿って複数設けられている請求項1乃至5記載の食品包
    装袋用シート。
  7. 【請求項7】 食品包装袋を構成するシートがロール状
    に巻き取られたシートロール体であって、前記シートの
    一面に、シートの長手方向に所定間隔を置いて、テーパ
    ー状の縁(5a)を有する拡幅部(5)が並設されてい
    ることを特徴とするシートロール体。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6の何れかに記載の食品包
    装袋用シートが袋状に形成されてなる食品包装袋。
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