JP2001353841A - オフセット印刷装置 - Google Patents

オフセット印刷装置

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JP2001353841A
JP2001353841A JP2000181252A JP2000181252A JP2001353841A JP 2001353841 A JP2001353841 A JP 2001353841A JP 2000181252 A JP2000181252 A JP 2000181252A JP 2000181252 A JP2000181252 A JP 2000181252A JP 2001353841 A JP2001353841 A JP 2001353841A
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JP
Japan
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blanket
cylinder
printing
offset printing
dummy
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Pending
Application number
JP2000181252A
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English (en)
Inventor
Kazunari Yonemoto
一成 米元
Nobuyuki Ishikawa
信行 石川
Masako Midorikawa
理子 緑川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブランケットの厚み慣らしセット用、清掃用
の煩雑な空印刷動作を不要とし、印刷作業効率を上げ
る。 【解決手段】 表面が円筒形のブランケット胴110
と、該ブランケット胴110に装着されるブランケット
113とを有し、ブランケット胴110に対し平行位置
にあって、ブランケット113に接触回転可能なダミー
円筒胴202を備え、ダミー円筒胴202の表面粗さが
Ra=25ミクロン以下であり、ダミー円筒胴202の
表面が30erg/cm2 以上の表面エネルギ状態にな
っており、ブランケット113に均一押圧を掛けられる
機構を構成するサーボモータ200及びスライドユニッ
ト201等を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品における電
極、回路配線等の微細パターンを印刷するためのオフセ
ット印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回路基板、液晶表示素子、画像形
成装置等の素子及び配線を基板上に配置させた電子源基
板を作成する方法は様々な方法が考えられ、その一つと
して素子電極、配線等全てフォトリソグラフィ法で作成
する方法がある。
【0003】例えば微細パターンの配線を形成すると
き、フォトリソグラフィ法では、まず導電層を形成し、
その上にレジスト層を形成し、このレジスト層を露光、
現像し、レジスト層の無い部分の導電層をエッチング
し、更に残ったレジスト層を剥離する。
【0004】ここで印刷法は大面積のパターンを形成す
るのに適しており、表面伝導型電子放出素子の素子電極
を印刷法により作成することによって、多数の表面伝導
型電子放出素子を基板上に形成することが可能となる。
またコスト的にも有利である。この印刷法による素子電
極の形成においては、薄膜の形成に適しているオフセッ
ト印刷技術が使用される。このオフセット印刷技術を回
路基板に応用した例としては、特開平4−290295
号公報に開示されたものがある。当該公報に開示された
基板は印刷時のパターン伸縮を原因とする電極ピッチ寸
法のバラツキによる接合不良をなくすために、回路部品
に接続される複数の接合電極の角度を変化させたもので
ある。そして当該特開平4−290295号公報には電
極パターンをオフセット印刷により形成することが記載
されている。
【0005】以下に電極パターンやカラーフィルタ等を
形成するための一般的なオフセット印刷装置及び印刷方
法について説明する。
【0006】図7はオフセット印刷装置を示す図であ
り、図8は従来のオフセット印刷工程を示す側面図であ
る。これらの図において、本体フレーム108上にある
ブランケット胴110は両側にギア111が備えられて
おり、周囲にブランケット113が装着してある。ま
た、102は印刷ステージであり、印刷時には、凹版1
05あるいは被印刷物であるワーク106(図8(c)
参照)が真空吸着固定される。
【0007】また、印刷ステージ102はサーボモータ
により1軸方向に移動可能になっている。印刷ステージ
102の両側には、2本のラックギア109を備えてお
り、印刷ステージ102がブランケット胴110に移動
した場合は、ブランケット胴110のギア111と印刷
ステージ102のラックギア109が精度よく噛み合っ
て安定動作が可能になっている。また、101はインキ
107を供給するディスペンサ装置であり、1軸移動し
て凹版105上にインキ107をライン状に供給する。
117はドクターブレードである。
【0008】図8(a)において、印刷ステージ102
上には凹版105が真空吸着されており、ディスペンサ
装置101でインキ107が凹版105上にライン供給
される。そして印刷ステージ102の移動に連れてドク
ターブレード117により凹版105の印刷パターン部
112にインキ107が充填される。
【0009】さらに図8(b)に示すように、印刷ステ
ージ102が移動すると、該印刷ステージ102の図7
に示したラックギア109とブランケット胴110のギ
ア111とが精度よく噛み合って安定動作で凹版105
の凹部に充填されたインキ107をブランケット113
上に受理する。
【0010】次いで印刷ステージ102上の凹版105
を取り外して、図8(c)に示すように、印刷ステージ
102を印刷開始位置まで戻すとともにブランケット胴
110も回転初期位置まで戻す。そして印刷ステージ1
02上に被印刷物であるワーク106を真空吸着固定す
る。
【0011】次いで印刷ステージ102が移動すると、
再度印刷ステージ102の図7に示したラックギア10
9とブランケット胴110のギア111とが精度よく噛
み合って安定動作でワーク106上に凹版105の有す
るパターン状にインキ107を転移する。(図8
(d))以上により印刷工程が終了する。印刷インキ1
07は作製するパターンの機能によって適宜選択するこ
とができる。即ち記録用サーマルヘッド等の電極パター
ンには主にAuレジネートペーストと呼ばれる有機AU
金属を含むインキを用い、また、液晶表示装置等に用い
られるカラーフィルタであれば赤R、緑G、青B各色の
顔料を分散したインキや有機色素を含んだインキ等が用
いられる。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】従来の凹版オフセ
ット印刷装置では、ブランケットのブランケット胴装着
後には、ブランケット厚み慣らしのため実印圧相当での
ブランケット押圧動作が必要で、このため数回はダミー
ガラスを使用した印刷動作を数回程度行っており、これ
により印刷品質の安定化を図っている。しかしながら、
ダミーガラスの準備やインキを使用しない空印刷動作の
設定などの作業が煩雑となり、全体として装置作業効率
を低下させる原因となっていた。
【0013】また更に印刷工程において、印圧条件等に
よるブランケット転移不良が起こった際にも、従来は同
様にダミーガラスを使用した印刷動作でブランケット上
に残ったインキの除去清掃作業を行っており、この作業
は印刷効率を低下させる原因となっていた。
【0014】本発明は、このような従来の問題点を解決
するもので、ブランケットの厚み慣らしセット用、清掃
用に行う煩雑な空印刷動作を行わず、印刷作業効率を上
げられるオフセット印刷装置を提供することを目的とす
るものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係るオフセット印刷装置は、表面が円筒形
のブランケット胴と、該ブランケット胴に装着されるブ
ランケットとを有し、前記ブランケット胴に対し平行位
置にあって、前記ブランケットに接触回転可能なダミー
円筒胴を備えたことを特徴とする。
【0016】前記ダミー円筒胴の表面粗さはRa=25
ミクロン以下になっていることが望ましい。前記ダミー
円筒胴の表面は30erg/cm2 以上の表面エネルギ
状態になっていることが好ましい。さらにダミー円筒胴
表面はガラスと同等の表面粗さになっており、またガラ
スと同等の表面エネルギ状態になっていることを特徴と
してもよい。また、本発明は、前記ブランケットに均一
押圧を掛けられる機構を備えていることが好ましい。
【0017】これにより、ブランケット装着後のブラン
ケット慣らし印刷動作がダミー円筒胴をブランケット胴
に装着されたブランケットに接触回転させることで簡単
に行える。さらにブランケット転移不良が起こった際の
ブランケット上にあるインキの除去作業が同様にダミー
円筒胴をブランケット胴に装着されたブランケットに接
触回転させることで簡単に行える。
【0018】
【作用】本発明に係るオフセット印刷装置では、ブラン
ケット胴と平行位置にダミー胴が配置され、ブランケッ
トに均一押圧を掛けられる機構を備えた構成になってい
るので、空印刷動作代わりにブランケットの厚み慣らし
やあるいは転移不良後のブランケット清掃を簡単に行う
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のオフセット印刷装
置の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0020】
【実施例】(第1の実施例)図1は本発明に係るオフセ
ット印刷装置の第1の実施例を示す側面図、図2はその
正面図である。
【0021】このオフセット印刷装置は、ブランケット
113が装着された表面が円筒形のブランケット胴11
0と平行にダミー円筒胴202が配置してあり、サーボ
モータ200の駆動によりスライドユニット201を介
し上下動可能な構造であり、ブランケット胴110の外
周に巻き付け装着されたブランケット113に所望印圧
を掛けて接触回転できるようになっている。上記サーボ
モータ200及びスライドユニット201は、ブランケ
ット113に均一押圧を掛けられる機構を構成してい
る。
【0022】また凹版105はガラス基材(青板)ある
いは金属基材(真鍮にNi−Crコーティング付き)で
幅350mm×長さ300mm×厚み2.8mmサイズ
であり、実パターンは長辺210mm×短辺160mm
の範囲にあり、幅100ミクロン、長さ300ミクロ
ン、深さ8ミクロンの矩形パッドパターンが多数個整列
配置されている(図示せず)。なお、凹版105は印刷
ステージ102上に真空吸着(図示せず)されて印刷工
程中移動する。
【0023】ここでブランケット113を巻き付けた後
におけるブランケット113の厚みの慣らし印刷作業に
ついて、従来の作業手順を、図3を用いて説明すると次
の通りである。
【0024】印刷ステージ102上のワーク106を吸
着させ、通常の印圧条件(押込み量100ミクロン、速
度30mm/sec)でブランケット113を通過さ
せ、ブランケット厚みを均一化させる。このワーク10
6を使用した空印刷作業を通常5回繰り返すことで、巻
き付け初期時のブランケット厚みからは平均して10〜
15ミクロン薄くなり、厚みが安定する。
【0025】次に、本発明の第1の実施例に係るオフセ
ット印刷装置の動作について、図4を用いて説明すると
次の通りである。ブランケット113が装着されたブラ
ンケット胴110と平行にダミー円筒胴202が配置し
てあり、さらにこのダミー円筒胴は表面粗さがRa=2
5ミクロン以下の研磨仕上がり面になっている。そして
サーボモータ200の駆動によりスライドユニット20
1を介したダミー円筒胴が印圧押し込み100ミクロン
位置まで下降しブランケット113に接触する。そして
ブランケット胴110に所望印圧を掛けたまま数回接触
回転することで、ブランケット表面を荒らすこと無く、
簡単にブランケット厚みを均一安定化することができ
た。
【0026】次いで、ブランケット転移不良時のブラン
ケット113上にあるインキ107の除去作業につい
て、従来の作業手順を、図5を用いて説明すると次の通
りである。
【0027】図5(a)に示すブランケット胴110に
装着されたブランケット113上に印刷転移工程後にパ
ターン残り203が発生した際は、ステージ102上に
ワーク106を吸着させ、通常の印圧条件よりも押し込
み量を大きく150ミクロンにして、さらに低速度10
mm/secの接触密着状態を高めた条件で、図5
(b)に示すように、ブランケット113を通過させる
ことによって、パターン残り203をワーク106上に
転移させる。
【0028】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例に係るオフセット印刷装置の動作について、図6を
用いて説明すると次の通りである。図6(a)に示すブ
ランケット胴110に装着されたブランケット113上
に印刷転移工程後にパターン残り203が発生した際に
は、ブランケット113が装着されたブランケット胴1
10と平行に配置されたダミー円筒胴202を、サーボ
モータ200の駆動により、スライドユニット201を
介して印圧押し込み150ミクロン位置まで下降させ、
ブランケット113に接触させる。このとき、該ダミー
円筒胴202の表面はSiコートが施してあり、ブラン
ケット113の表面エネルギ状態より大きい30erg
/cm2 以上の表面エネルギ面になっているため、ブラ
ンケット胴110に所望印圧を掛けたまま低速度10m
m/secの接触密着状態を高めた条件にて数回接触回
転することで、図6(b)に示すように、簡単にパター
ン残り203をダミー円筒胴202上に転移することが
できた。なお、ダミー円筒胴202上のパターンは溶剤
拭きで簡単に除去可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るオフ
セット印刷装置を使用することで、ブランケット装着後
のブランケット慣らし印刷動作やブランケット転移不良
が起こった際のブランケット上にあるインキの除去作業
がワークを使用する手間なく簡単にできるので、オフセ
ット印刷作業が効率良く低コストで行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るオフセット印刷装置の
要部を示す側面図である。
【図2】 本発明の実施例に係るオフセット印刷装置の
要部を示す正面図である。
【図3】 従来例の作業工程を説明するための側面図で
ある。
【図4】 本発明の第1の実施例に係るオフセット印刷
装置の要部を示す側面図である。
【図5】 (a)及び(b)は従来例の作業工程を説明
するための側面図である。
【図6】 (a)及び(b)は本発明の第2の実施例に
係るオフセット印刷装置の要部を示す側面図である。
【図7】 従来例のオフセット印刷装置を示す平面図で
ある。
【図8】 (a),(b),(c)及び(d)は従来例
のオフセット印刷工程を示す側面図である。
【符号の説明】
101:ディスペンサ装置、102:印刷ステージ、1
05:凹版、106:ワーク、107:インキ、10
8:本体フレーム、109:ラックギア、110:ブラ
ンケット胴、111:ギア、113:ブランケット、1
17:ドクタブレード、118:サイドフレーム、20
0:サーボモータ、201:スライドユニット、20
2:ダミー円筒胴、203:パターン残り。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が円筒形のブランケット胴と、該ブ
    ランケット胴に装着されるブランケットとを有し、前記
    ブランケット胴に対し平行位置にあって、前記ブランケ
    ットに接触回転可能なダミー円筒胴を備えたことを特徴
    とするオフセット印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記ダミー円筒胴の表面粗さがRa=2
    5ミクロン以下になっていることを特徴とする請求項1
    に記載のオフセット印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記ダミー円筒胴の表面が30erg/
    cm2 以上の表面エネルギ状態になっていることを特徴
    とする請求項1に記載のオフセット印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記ブランケットに均一押圧を掛けられ
    る機構を備えていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のオフセット印刷装置。
JP2000181252A 2000-06-16 2000-06-16 オフセット印刷装置 Pending JP2001353841A (ja)

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