JP2001353538A - 軸受装置のかしめ方法 - Google Patents
軸受装置のかしめ方法Info
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- B60B27/00—Hubs
- B60B27/0078—Hubs characterised by the fixation of bearings
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- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
- F16C19/186—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with three raceways provided integrally on parts other than race rings, e.g. third generation hubs
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Abstract
を低減させて軸部軸端の内輪へのかしめ作業を可能とし
て、組み立ての工数ならびに時間を減らし量産性に適し
た方法を提供する。 【解決手段】軸端側にかしめ用円筒部6を有したハブホ
イール1と、このハブホイールの軸部外周に配設した斜
接形式のアンギュラ玉軸受2とを備えた車両用ハブユニ
ットAに対してかしめ用円筒部を前記軸受の内輪8の端
面に対して径方向外向きにローリングかしめする方法で
あって、かしめ作業中、前記ハブユニットに対してそれ
を不動状態に支える形態にしてかしめ補助治具13をあ
てがうことで、拘束治具を用いずとも、内輪の変形を低
減して軸部軸端の内輪へのかしめ作業を可能とする。
Description
の車両に取り付けられる車両用ハブユニット等の軸受装
置におけるかしめ方法に関する。
軸受装置の一例としての車両用ハブユニットは、ハブホ
イールと、このハブホイールの軸方向中間に外装される
アンギュラ玉軸受とを有し、このハブホイールの一方軸
端側外周にディスクブレーキ装置のディスクロータや車
輪を取り付けるための径方向外向きの取付用フランジ
を、また、他方軸端側にかしめ用円筒部を設けた構造の
ものがある。そして、このような車両用ハブユニットに
対するかしめ方法は、前記かしめ用円筒部をアンギュラ
玉軸受の内輪端面に対してローリングかしめで径方向外
向きにかしめ変形してかしめ部として、このかしめ部か
らアンギュラ玉軸受の内輪端面を押し付けてこれに所要
の予圧としての圧縮応力を付与しその抜け止を行ってい
る。
ットの場合、かしめ具を用いたローリングかしめでかし
め用円筒部を径方向外向きにかしめる際に内輪にかかる
かしめ力で当該内輪の軌道がいびつに変形してその真円
度が低下する傾向になる。
抑制するため、本願出願人は、アンギュラ玉軸受けの抜
け止めと予圧付与とを行うためにかしめ用円筒部をかし
めるに際して、内輪を円環状の拘束治具で拘束した状態
とすることによって、内輪のいびつな変形を抑制可能と
したかしめ方法を提供している。
ユニット等の軸受装置のコスト低減を図る一つの条件
に、組み立てラインにおける組み立て工数ならびに組み
立て時間を可能な限り少なくして量産性をあげることで
ある。
合、それを内輪と外輪との対向間に入れ、内輪肩部外周
に当接させる作業にかなりの時間がかかっていること、
また、拘束治具で押さえるとしてもローリングかしめで
内輪が変形し得る構造であるから、ローリングかしめ作
業それ自体も高精度で行う必要となり、その高速化にも
限界がある。また、拘束治具脱着作業のための機械の導
入も必要となりその分、製造コストが嵩むものとなり、
従来のかしめ方法では車両用ハブユニット等の軸受装置
の量産性に劣る方法となる。
とも、内輪が変形するおそれを低減させて軸部軸端の内
輪へのかしめ作業を可能として、組み立ての工数ならび
に時間を減らし量産性に適した方法とすることを解決す
べき課題としている。
め方法は、軸端側にかしめ用円筒部を有した軸体と、こ
の軸体の軸部外周に配設した斜接形式の転がり軸受とを
備えた軸受装置に対して前記かしめ用円筒部を前記転が
り軸受の内輪端面に対して径方向外向きにローリングか
しめする方法であって、前記かしめ作業中、前記軸受装
置に対して当該軸受装置を不動状態に支える形態にして
かしめ補助治具をあてがうことを特徴とする。
軸受装置に偏心荷重が作用しても、軸受装置が径方向に
振れ動くことが防止される。そのため、かしめ部から直
接的にかしめ荷重を受ける軸受装置の内輪が歪むことが
抑制されることになる。
の径方向外向きの変形を抑制する拘束治具が不要となる
結果、軸受装置におけるその組み立ての工数と時間とを
減らし量産性に適したかしめ方法となる。
各実施形態1,2および3に基づいて説明する。以下の
実施形態では軸受装置として車両用ハブユニットが適用
されるが、本発明はこの車両用ハブユニットに限定され
るものではない。
形態1に従う車両用ハブユニットのかしめ方法について
説明する。ここでの車両用ハブユニットは、従動ホイー
ルが取り付けられるタイプとする。
トの縦断側面図、図2は、かしめ作業中の車両用ハブユ
ニットの縦断側面図、図3は、かしめ作業後における車
両用ハブユニットの縦断側面図である。
用ハブユニットについて説明する。すなわち、図例の車
両用ハブユニットAは、ハブホイール1と複列外向きの
アンギュラ玉軸受2とを有する。ハブホイール1は、一
方軸端側外径が他方軸端側外径より大径とされた軸部3
を有する。
る大径の一方軸端側に径方向外向きの取付用フランジ5
が、また、小径の他方軸端側にかしめ用円筒部6が設け
られている。
向中間における外周に斜接形式の転がり軸受の一例とし
ての複列外向きのアンギュラ玉軸受2が配設されてい
る。
ランジ5の円周数箇所にボルト挿通孔5aが形成されて
おり、各ボルト挿通孔5aそれぞれにボルトが貫通状態
で挿入される。不図示のディスクブレーキ装置のディス
クロータや車輪は、これらボルトを介して取付用フラン
ジ5の片面に沿わせられた状態で小径円筒部4に取り外
し可能に取り付けられるようになっている。
面に外嵌される単一軌道を有する一方内輪8と、二列の
軌道溝を有する単一の外輪9と、二列で配設される複数
の玉10と、二つの冠形保持器11とを備えており、前
述のハブホイール1の軸部3の大径外周面を単一軌道を
有する他方内輪とする構成になっている。前述の内輪8
は、一般的な単列アンギュラ玉軸受の内輪をそのまま流
用している。なお、外輪9の外周には、径方向外向きの
環状フランジ12が設けられており、この環状フランジ
12を介して図示しない車軸ケースなどに非回転に取り
付けられる。
る。
に、かしめ補助治具13を用いてかしめ作業を行う。こ
のかしめ補助治具13は、かしめ作業中に、車両用ハブ
ユニットAを不動の形態に支えるものであって、車両用
ハブユニットAの振れ動きを防止ないしは抑制して、か
しめによる内輪8の変形を防止可能とするものである。
所定長さの周壁13aと円板状壁13bとの一体化筒形
構造とされ、この周壁13a内径は車両用ハブユニット
Aの外径寸法より大きく、円板状壁13bに環状フラン
ジ12の外径寸法より小さいがローリングかしめ具14
の外径寸法より大きい径の開口13cを有している。こ
の開口13cは、ローリングかしめ具14の挿入用とな
る。
用ハブユニットAを所要の載置箇所である基台16上に
かしめ受け治具15を介して載置した場合、円板状壁1
3bの内周面13dが、アンギュラ玉軸受2の外輪9の
環状フランジ12の上面12aに当接して車両用ハブユ
ニットAを不動状態とする。
部に車両用ハブユニットAを収納しかつこの車両用ハブ
ユニットAをかしめ受け治具15を介して基台16上に
載置すると、アンギュラ玉軸受2の外輪9の環状フラン
ジ12の上面12aに、かしめ補助治具13の円板状壁
13bの内周面13dが当接した状態となる。
のプレス機などで矢印20方向に押さえ込んでおき、ロ
ーリングかしめを行うと、内輪8がそのかしめ力で変形
しようとし、これに伴い、車両用ハブユニットAに偏心
荷重が作用して径方向に振れ動こうとする。
車両用ハブユニットAは不動の形態とされているから、
その振れ動きが抑制され、結果として、内輪8がかしめ
部17から直接的にかしめ荷重を受けてもその歪み変形
を防止することができる。
両用ハブユニットAにおけるかしめ用円筒部6をかしめ
治具14によるローリングかしめで径方向外向きに変形
させると内輪8を変形させずにその端面をかしめ部17
でかしめることができる。
後、かしめ補助治具13を取り外した状態を示してい
る。
を用いずとも、内輪8が変形するおそれを大きく低減さ
せることができるから、車両用ハブユニットAとしてそ
の組み立ての工数ならびに時間を減らし量産性に適した
方法となる。
部17から内輪8が押し付けられていることにより、所
要の予圧(圧縮応力)が付与されかつ抜け止めされる。
るものではなく、種々の応用な変形が考えられる。
に従うかしめ作業中の車両用ハブユニットの縦断側面図
である。実施形態2の場合、かしめ補助治具13の軸方
向寸法を短縮し、その周壁13a下端で環状フランジ1
2上面をプレス機等で矢印20で示す下方に押さえ込ん
でおいて車両用ハブユニットを不動の形態として前記か
しめを行うものであり、実施形態2の場合も、内輪8端
面に対するかしめ作業に伴う車両用ハブユニットAの横
振れは、かしめ補助治具13で防止ないしは抑制される
結果、実施形態1と同様に、内輪の変形を防止すること
ができる。
かしめ作業中の車両用ハブユニットの縦断側面図であ
る。実施形態3の場合、かしめ補助治具13の軸方向寸
法を短縮し、その円板状壁13bをハブホイール1の取
付用フランジ5の上面に当接させて、かしめを行うもの
である。
矢印で示すようにプレス機で下方に押さえ込んでおいて
車両用ハブユニットを不動の形態として前記かしめを行
う。
面に対するかしめ作業に伴う車両用ハブユニットAの横
振れは、かしめ補助治具13で防止ないしは抑制される
結果、実施形態1と同様に、内輪の変形を防止すること
ができる。
13は、環状フランジ12や取付用フランジ5の上面を
下方に押さえて車両用ハブユニットAを不動としている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、車両用ハ
ブユニットAをかしめ作業中に不動にできる形態であれ
ばそのすべてが含まれる。
ては複列外向きアンギュラ玉軸受であったが、これに限
定されるものではなく、要するに、斜接形式の転がり軸
受であって構わない。
とアンギュラ玉軸受との組み合わせからなる車両用ハブ
ユニットに限定されるものではなく、ハブホイール等を
軸体とし、アンギュラ玉軸受等の斜接形式の転がり軸受
をこの軸体の軸部の外周に配設した軸受装置にも実施の
形態のかしめ方法を適用することができる。
業中、前記軸受装置に対して当該軸受装置を不動状態に
支える形態にしてかしめ補助治具をあてがうことから、
拘束治具を用いずに、内輪のいびつな変形を防止して、
内輪端面をかしめ用円筒部でかしめることができ、結
局、組み立て工数ならびに組み立て時間が減らし量産性
に適した方法となる。
用ハブユニットの縦断側面図
ブユニットの縦断側面図
ブユニットの縦断側面図
用ハブユニットの縦断側面図
用ハブユニットの縦断側面図
Claims (3)
- 【請求項1】軸端側にかしめ用円筒部を有した軸体と、
この軸体の軸部外周に配設した斜接形式の転がり軸受と
を備えた軸受装置に対して前記かしめ用円筒部を前記転
がり軸受の内輪端面に対して径方向外向きにローリング
かしめする方法であって、 前記かしめ作業中、前記軸受装置に対して当該軸受装置
を不動状態に支える形態にしてかしめ補助治具をあてが
う、ことを特徴とする軸受装置のかしめ方法。 - 【請求項2】請求項1の軸受装置のかしめ方法におい
て、 前記軸受装置が、前記軸体をその軸端側に前記かしめ用
円筒部を備えたハブホイールとし、このハブホイールの
軸方向中間部に前記転がり軸受を外装した車両用ハブユ
ニットとしている、ことを特徴とする、軸受装置のかし
め方法。 - 【請求項3】請求項2の軸受装置のかしめ方法におい
て、 前記かしめ補助治具を少なくとも前記転がり軸受の外輪
の外周またはハブホイールの外周にあてがう、ことを特
徴とする軸受装置のかしめ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000174727A JP2001353538A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | 軸受装置のかしめ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000174727A JP2001353538A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | 軸受装置のかしめ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001353538A true JP2001353538A (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=18676712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000174727A Pending JP2001353538A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | 軸受装置のかしめ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001353538A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006059591A1 (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-08 | Jtekt Corporation | 転がり軸受装置の製造方法 |
CN102151783A (zh) * | 2011-03-26 | 2011-08-17 | 韶关东南轴承有限公司 | 一种汽车轮毂轴承单元旋压式铆合装配制造方法 |
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-
2000
- 2000-06-12 JP JP2000174727A patent/JP2001353538A/ja active Pending
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A977 | Report on retrieval |
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A521 | Written amendment |
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|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100608 |