JP2001353502A - 4ロール圧延方法 - Google Patents

4ロール圧延方法

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JP2001353502A
JP2001353502A JP2000176225A JP2000176225A JP2001353502A JP 2001353502 A JP2001353502 A JP 2001353502A JP 2000176225 A JP2000176225 A JP 2000176225A JP 2000176225 A JP2000176225 A JP 2000176225A JP 2001353502 A JP2001353502 A JP 2001353502A
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JP
Japan
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rolling
section
roll
dimension
corner
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000176225A
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English (en)
Inventor
Tomoyasu Sakurai
智康 桜井
Satoru Takeda
了 武田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール面にコーナーRに応じたカリバーを形
成することなく、圧延によって得られた断面略正方形状
の線棒材の寸法精度を高めて容易且つ低コストで(コー
ナーR寸法/対辺間寸法d)≦0.2の関係を満足させ
ると共に、(コーナーR/対辺間寸法d)を0.2以下
の範囲で自由に変更することを可能にする。 【解決手段】 断面略円形状の線棒材を二組のフラット
ロール対3a,3a,3b,3bを備えた4ロール圧延
機3によって断面略正方形状に圧延する方法であって、
4ロール圧延機3による圧延前の断面略円形状の線棒材
(母材)1の直径をd0 、圧延後の断面略正方形状の線
棒材1の対辺間寸法をdとした場合に、r=(d0
d)/d0 で表される圧下率rを0.1〜0.293の
範囲内にして圧延する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断面略円形状の線
棒材を二組のフラットロール対を備えた4ロール圧延機
によって断面略正方形状に圧延する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧延方法としては、例え
ば、粗圧延機列及び中間圧延機列で圧延された断面略円
形状の被圧延材を、カリバー付きロールを備えた2ロー
ル圧延機で仕上圧延する方法が知られている。即ち、断
面略円形状の線棒材を断面略V字状のカリバー付きロー
ルを備えた2ロール圧延機によって断面略正方形状に圧
延して、断面略円形状の線棒材を断面略正方形状に圧延
するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、圧
延後の断面略正方形状の線棒材のコーナーRと対辺間寸
法dとの関係が、コーナーR/対辺間寸法d≦0.2の
関係であることが精度的に良好なものとされている(J
ISG4051等参照)。しかしながら、上記従来の圧
延方法においては、2ロール圧延機による圧延であるた
め、カリバーに拘束されない側のコーナーR部分に巾広
がりが生じて、圧延によって得られた断面略正方形状の
線棒材の平行度(断面四角形の互いに向かい合う2つの
辺の平行度)、直角度(断面四角形の隣り合う辺を延長
して形成される交叉角の直角度)及びコーナーRの寸法
精度(断面四角形4隅コーナー部の曲率半径の寸法精
度)が低くなり、(コーナーR/対辺間寸法d)≦0.
2の関係を満足させるのが難しいという問題があった。
また、多種のコーナーR寸法が要求されるため、カリバ
ー形状の異なる多種類のロールを用意する必要が生じ、
製造コストを低くする妨げになっている。
【0004】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、圧延によって得られた断面略正方形
状の線棒材の寸法精度を高めて、容易且つ低コストで
(コーナーR寸法/対辺間寸法d)≦0.2の関係を満
足させることができると共に、(コーナーR/対辺間寸
法d)を0.2以下の範囲で自由に変更することができ
る4ロール圧延方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】ここで、本発明者等が鋭
意検討した結果、二組のフラットロール対を備えた4ロ
ール圧延機を用い、圧下率を所定の範囲にして断面略円
形状の線棒材を断面略正方形状に圧延することにより、
圧延によって得られた断面略正方形状の線棒材の平行
度、直角度及びコーナーRの寸法精度が向上して、(コ
ーナーR/対辺間寸法d)≦0.2の関係を満足させる
ことができ、しかも、圧下率を所定の範囲内で制御する
ことにより、(コーナーR/対辺間寸法d)を0.2以
下の範囲で自由に変更することができることを知見し、
本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明に係る4ロール圧延方法は、
断面略円形状の線棒材を二組のフラットロール対を備え
た4ロール圧延機によって断面略正方形状に圧延する方
法であって、4ロール圧延機による圧延前の断面略円形
状の線棒材の直径をd0 、4ロール圧延機による圧延後
の断面略正方形状の線棒材の対辺間寸法をdとした場合
に、r=(d0 −d)/d0 で表される圧下率rを0.
1〜0.293の範囲内にして圧延することを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例で
ある4ロール圧延方法を説明するための説明的概略平面
図、図2は二組のフラットロール対を備えた4ロール圧
延機による圧延工程を説明するための説明図、図3は圧
下率の限界値を算出する際に用いる説明図、図4はコー
ナーR寸法/対辺間寸法dと圧下率rとの関係を示すグ
ラフ図である。
【0008】図1において符号Aは加熱炉、Bは粗圧延
機列、Cは中間圧延機列であり、粗圧延機列B及び中間
圧延機列Cは共に棒鋼1の進行方向(圧延方向)に沿っ
て交互に圧下方向を直交させた状態で配設された複数の
2ロール圧延機2によって構成されている。中間圧延機
列Cの下流側には、中間圧延機列Cを通過した後の断面
略円形状の棒鋼1を断面正方形状に圧延するための単独
の4ロール圧延機3が配置されている。4ロール圧延機
3は水平ロール対3a,3a及び垂直ロール対3b,3
bを備えており、各ロール面はフラット面とされてい
る。
【0009】ここで、図2を参照して、この実施の形態
では、中間圧延機列Cを通過した後の棒鋼1、即ち、4
ロール圧延機3による圧延前の断面略円形状の棒鋼(母
材)1の直径をd0 とし、4ロール圧延機3による圧延
後の断面略正方形状の線棒材の対辺間寸法をdとした場
合に、r=(d0 −d)/d0 で表される圧下率rを
0.1〜0.293の範囲内、更に好ましくは0.15
≦r≦0.293の範囲内にして圧延するようにしてい
る。0.1≦rという条件は(コーナーR寸法/対辺間
寸法d)≦0.2の関係を満足させることができる圧下
率として実験等により得たものであり、実験結果を整理
したものを図4に示す。また、圧下率rの最大値0.2
93は圧延による幅広がり後のコーナーRがロールすき
間に噛み出さない限界値であり、この限界値は、図3を
参照して、圧下率限界値r=(d0−d)/d0 =1−
(1/√2)=0.293として求めることができる。
【0010】そして、加熱炉Aから出た棒鋼1を粗圧延
機列B及び中間圧延機列Cによって断面略円形状に圧延
し、次いで、尾端が中間圧延機列Cを通過した後の断面
略円形状の棒鋼1を、4ロール圧延機3の圧下率rを
0.1〜0.293の範囲内で適宜設定して、図2に示
すように、二組のフラットロール対3a,3a,3b,
3bによって断面正方形状の4辺を圧延する。なお、コ
ーナーRのより厳しい寸法精度が要求される場合は、4
ロール圧延機3の圧下率rを0.15〜0.293の範
囲内で適宜設定する。これにより、(コーナーR/対辺
間寸法d)を0.2以下にすることができると共に、圧
下率を上記範囲内で適宜制御することにより、(コーナ
ーR/対辺間寸法d)を0.2以下の範囲で自由に変更
することができる。
【0011】このようにこの実施の形態では、二組のフ
ラットロール対3a,3a,3b,3bを備えた4ロー
ル圧延機3を用い、圧下率を上記の範囲内にして断面略
円形状の棒鋼1を断面略正方形状に圧延するようにして
いるので、ロール面にコーナーRに応じたカリバーを形
成することなく、圧延によって得られた断面略正方形状
の棒鋼1の平行度、直角度及びコーナーRの寸法精度の
向上を図ることができ、且つ、(コーナーR/対辺間寸
法d)≦0.2の関係を満足させることができると共
に、圧下率を上記の範囲内で制御することにより、(コ
ーナーR/対辺間寸法d)を0.2以下の範囲で自由に
変更することができる。
【0012】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、圧延によって得られた断面略正方形状の線棒
材の寸法精度を高めて、容易且つ低コストで(コーナー
R寸法/対辺間寸法d)≦0.2の関係を満足させるこ
とができると共に、(コーナーR/対辺間寸法d)を
0.2以下の範囲で自由に変更することができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である4ロール圧延
方法を説明するための説明的概略平面図である。
【図2】二組のフラットロール対を備えた4ロール圧延
機による圧延工程を説明するための説明図である。る。
【図3】圧下率の限界値を算出する際に用いる説明図で
ある。
【図4】コーナーR寸法/対辺間寸法dと圧下率との関
係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1…棒鋼(線棒材) 3…4ロール圧延機 3a…フラットロール 3b…フラットロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E002 AC12 AC14 BB05 BB06 BB07 CB01 CB09 4E016 AA04 AA05 BA05 DA06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略円形状の線棒材を二組のフラット
    ロール対を備えた4ロール圧延機によって断面略正方形
    状に圧延する方法であって、 4ロール圧延機による圧延前の断面略円形状の線棒材の
    直径をd0 、4ロール圧延機による圧延後の断面略正方
    形状の線棒材の対辺間寸法をdとした場合に、r=(d
    0 −d)/d0 で表される圧下率rを0.1〜0.29
    3の範囲内にして圧延することを特徴とする4ロール圧
    延方法。
JP2000176225A 2000-06-13 2000-06-13 4ロール圧延方法 Pending JP2001353502A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105965216A (zh) * 2016-07-06 2016-09-28 甘肃酒钢集团西部重工股份有限公司 一种钢丝绳紧固器无缝框架的制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105965216A (zh) * 2016-07-06 2016-09-28 甘肃酒钢集团西部重工股份有限公司 一种钢丝绳紧固器无缝框架的制造方法

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