JP2001353239A - パターヘッド、グリップ及びパター - Google Patents

パターヘッド、グリップ及びパター

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JP2001353239A JP2000178511A JP2000178511A JP2001353239A JP 2001353239 A JP2001353239 A JP 2001353239A JP 2000178511 A JP2000178511 A JP 2000178511A JP 2000178511 A JP2000178511 A JP 2000178511A JP 2001353239 A JP2001353239 A JP 2001353239A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位置合わせを容易にし、方向性・直進性に優れ
た使い勝手のよいパターヘッド及びパターを提供する。 【解決手段】ヘッド2はフェース22、フェース22側
から見て右側底面の第一ソール24、左側底面の第二ソ
ール25、左側上面の第一トップ26、右側上面の第二
トップ27、左右両端部分を構成する2つの側面の計7
つの平面に囲まれた外面を有し、それぞれ各平面の内側
法線方向に所定の厚さを有する。ヘッド上部のシャフト
取り付け部21の直径より大きい幅で、第一ソール部3
1及び第二ソール部32とは接しない高さ且つフェース
22の裏面からバックフェース34に至る長さで肉厚リ
ブ23が形成される。またグリップ4は長尺の筒状で、
側面に2組の平行面を有し、底面には、底面の幅より狭
く、シャフト6の外径より大きい幅で所定の高さを有す
る第一環状突部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ゴルフのパターヘッド、グリ
ップ及びパターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパターは、一般的にシャフトがヘ
ッドのヒール付近に取り付けられている。一方、ヘッド
の打撃中心であるスイートスポットは、ヘッドの中心付
近にある。そのためスイートスポットを外して打った場
合には、ヘッドがインパクトの際にねじれてしまい、打
球がプレーヤーの意図しない方向へと転がってしまう。
【0003】この問題を解決するために、トー部及びヒ
ール部並びにソール部に重量を持たせることで、慣性モ
ーメントを大きくし、スイートエリアを広げたパターが
知られている。このようなパターでは、スイートスポッ
トを外して打っても、インパクトの際のねじれを抑える
ことができ、打球がプレーヤーの意図しない方向へと転
がる可能性を少なくすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパターではソール部に重量があるため、進行方向前
方へのスピン(オーバースピン)をかけにくい場合があ
る。そのため、十分なスピンが得られずボールの直進性
と方向性を損ねることがあった。
【0005】また、スイートエリアを広げたとしてもロ
スの少ないスイートスポットでヒットすることが望まし
い。しかし、このようなパターでは、フェース側から見
た際のヘッドの重心がシャフト軸の中心線と一致してい
ないため、スイートスポットに合わせて打つことが難し
く、位置合わせが困難であるという問題があった。
【0006】そこで本発明は、方向性・直進性に優れ、
位置合わせを容易にした使い勝手のよいパターヘッド、
グリップ及びパターを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】以下、実
施例の対応する部位について、符号及び面の名称をカッ
コ内に示す。なお、この符号及び面の名称等は、単に理
解を容易にするために一例として付しただけであり、こ
の符号によって何ら限定されるものではない。
【0008】上述した問題点を解決するためになされた
請求項1に記載のパターヘッド(2)は、ヘッド(2)
のシャフト取り付け部(21)近辺が、肉厚リブ(2
3)で構成されているので、肉厚リブがない場合と比べ
て重心深度が大きくなり、広いスイートエリアが得られ
る。
【0009】そして、肉厚リブ(23)をソール(2
4,25)と分離させて、ヘッドの上方寄りに配置して
いるため、ボールをヒットさせた時に、この部分がボー
ルの重心より上の部分に対してハンマーの頭部のように
作用し、ボールの進行方向前方へのスピンをかけやすく
なる。したがって、まっすぐな転がりが得られ、進行方
向への前転性がよくなる。
【0010】なお例えば、図8(a)の断面図のよう
に、フェースのロフト角がマイナスになるようにすれ
ば、さらにボールの上部にコンタクトしやすくなる。し
たがって、進行方向前方へのスピンがさらに容易にかか
るようになり、地面(グリーン)への食いつきがよくの
びのある打球となる。またロフト角にとらわれず、ボー
ルのほぼ中央から上部にフェースがコンタクトするよう
に打つと、同様のスピンが得られる。この時、パターヘ
ッド上部に肉厚リブによるウエイトがあるため、このウ
エイトをかけてボールをヒットすることができる。また
スイートスポットはパターヘッドの上部寄りとなり、こ
こでヒットすることで、これらの効果を一層引き出すこ
とができる。
【0011】そして、請求項1に記載のパターヘッド
(2)は、フェース(22)に垂直でシャフト軸の中心
線(延長線を含む)(20)を通る面である基準面(図
2のA−A断面参照)の両側の重量が等しい。なお、こ
こで、「重量が等しい」とは、厳密に等しい場合は勿論
含むが、パターヘッドの通常使用時に基準面の両側でバ
ランスが取れる程度の重量の差異がある場合も含む。
【0012】このようにすれば、基準面はおよそヘッド
の重心を含むこととなり、シャフトの中心線(20)を
フェース上に射影した線分上に、スイートスポットが存
在することになる。そのため、セットの際には、ボール
の中心に対して、ヘッドのシャフト軸の中心線を一致さ
せるようにすればよく、セットが容易である。そして、
プレーヤーは、セットした状態を保ってスイングするだ
けで、スイートエリアにヒットすることできるため、ヘ
ッドのぶれが起きにくい。
【0013】また、基準面の両側の重量が等しいため、
シャフト軸を中心としたバランスが得やすい。よって、
効率よく正確にヒットさせることができ、意図する方向
や距離が得られる。そして、重量が等しいことで、カッ
プに向かっての通常の右打ち(図4(a)参照)または
左打ち(図4(b)参照)、及びカップ正面に向かって
の鉛直打ち(図5(a)参照)などの様々なスタイルの
打法でバランスが良い。特に、鉛直打ちの場合には、シ
ャフトを鉛直に垂らすだけで、重量が左右対称となるた
め、ぶれにくく、曲がることがない。
【0014】なお、「右打ち」は、右利きのプレーヤー
(10)の通常の打法であり、プレーヤーがカップ(1
1)に向かって横向きで位置し、カップから見てプレー
ヤーがボールの右側からヒットする打法である。また、
「左打ち」は、左利きのプレーヤーの通常の打法であ
り、プレーヤーはカップに向かって横向きで位置し、カ
ップから見てプレーヤーがボールの左側からヒットする
打法である。よって、右打ちまたは左打ち(以下、「左
右打ち」と称する。)の場合には、シャフトが地面に対
して斜めに位置する。一方、鉛直打ちは、シャフトを鉛
直に垂らし、目標に向かって構え、ヒットする打法であ
る。
【0015】このようなヘッドは、請求項2に示すよう
にしてもよい。すなわち、フェース(22)下部にバッ
クフェース(34)まで貫通するスリット(35)を備
える。ここでフェース下部とは、通常使用時にはボール
がこのスリット部に当たらない場所をいう。
【0016】このようにすれば、スリットより下部の重
量によって慣性モーメントが大きくなり安定した振り子
運動が可能となる一方、スリットより上部の重量によっ
て、進行方向前方へのスピンをかけることができるよう
になる。したがって、前転性がさらによくなり、直進性
と方向性がさらによくなる。
【0017】また、フェースにボールがヒットした際に
スリットの部分が自由端となってフェース部分がバネ状
に作用し、ソフトタッチを得ることができる。特に例え
ば図6(a)に示すように、スリットをV字状に設けた
り、図6(b)の断面図に示すようにスリットより上部
のフェース部分を板状の部材(36)とすることで、さ
らにソフトタッチを得ることができる。
【0018】またヘッドは、請求項3に示すようにする
とよい。請求項3のパターヘッドは、フェース(22)
側からみて、フェースに垂直でシャフト軸の中心線を通
る面である基準面(A−A断面)より右側に、その基準
面(A−A断面)と所定の角度を有する第一ソール(2
4)、または、基準面(A−A断面)より左側に、その
基準面(A−A断面)と所定の角度を有する第二ソール
(25)の少なくともいずれか一方を備えている。
【0019】つまり、第一ソールのみを備えるようにし
てもよいし、第二ソールのみ備えるようにしてもよい。
さらに、第一ソールと第二ソールの双方を備えるように
してもよい。第一ソールを備えていれば、右打ちの人が
第一ソールをソールとして利用することができる。ま
た、第二ソールを備えていれば、左打ちの人が第二ソー
ルをソールとして利用することができる。
【0020】さらに第一ソールと第二ソールの双方を備
えるようにすれば、右打ちの人は、第一ソールを利用
し、左打ちの人は第二ソールを利用することができる。
よって、右打ちの場合にも左打ちの場合にも対応でき
る。従来は、基準面の両側全体を一体としてソールを形
成していたため、このように右打ちと左打ちを一つのパ
ターで行うことが困難であった。しかし、このようにす
れば、右打ちでも左打ちでも使い勝手がよい。また、鉛
直打ちの場合も、第一ソールと第二ソールの境目付近の
頂部(30)が、最下部となるため、接地面積が小さ
く、いわゆるダフる可能性を小さくできる。
【0021】なお、第一ソールと第二ソールはどのよう
な形状でもよい。例えば、曲面としてもよいし、平面と
してもよい。また、これらの組み合わせからなる面とし
てもよい。そして、前記所定の角度は、第一ソールと第
二ソールでそれぞれ異なるようにしてもよい。ただし、
この所定の角度は90度未満とする。すなわち、トー
(28または29)が頂部(30)より上になる角度と
する。
【0022】また第一ソール、第二ソールは請求項4に
示すように設けても良い。すなわち、フェース側からみ
て、基準面(図10のC−C断面)と平行でボールの推
奨打点(18)を通る面である第二基準面(図10のD
−D断面)より右側に第二基準面と所定角度を有する第
一ソール(24)、または、第二基準面より左側に第二
基準面と所定の角度を有する第二ソール(25)とを備
えるようにする。そしてこの所定の角度は、90度未満
とする。すなわち、トー(28または29)が頂部(3
0)より上になる角度とする。このようにすれば、図1
0(c)に示す従来のパターのように、シャフトを鉛直
に垂らして、推奨打点(18)でボールを打とうとした
場合に、トーの部分が地面(8)に先に当たって打ちに
くいといった問題や、ボールに対する推奨打点(18)
の位置が相対的に高くなって打ちにくいといった問題が
おこらない。したがって、鉛直打ちの時に推奨打点で打
ちやすくなる。
【0023】なお推奨打点は、パターの構造やプレーヤ
ーの利用上、推奨される打点である。例えば、請求項5
に示すようにフェース側からみて、左右方向の中央部と
するとよい(図10(a)の18)。このようにすれ
ば、ボールに対して容易にセットでき、位置合わせが容
易となる。
【0024】また、請求項6に示すように、第一ソール
及び第二ソールを両方有すると共に、前記所定の角度
は、第一ソール(24)と第二ソール(25)で等しく
してもよい。このようにすれば、右打ちのときと左打ち
のときに構えるべき角度が等しくなる。
【0025】また、このようにすると、鉛直打ちの場合
には、水平な地面に対して両ソールの角度が等しくなる
ようにすれば、鉛直であることが判断できる。よって、
正しい角度にセットすることができ、スイング時の尻す
りを少なくすることができる。また、鉛直ではなく地面
に対して垂直に打つ場合にも、両ソールの角度が等しく
なるようにセットすれば、地面に対して垂直となる。よ
って、例えば地面が傾いていたとしても地面と垂直に打
つことが容易にできる(図5(c)参照)。
【0026】またいずれの打ち方でも、請求項7に示す
ように、載置面にソールを適正に載置したセット状態
で、その載置面と平行となる面(26、27)を備える
ようにするとよい。このようにすれば、セットの際に
は、この面を載置面と平行になるようにセットするだけ
で、セットが完了する。よって、位置合わせがしやす
い。
【0027】鉛直打ちの場合は、請求項8に示すよう
に、シャフトの軸を法線とする面(38)をヘッド上面
に備えるとよい。このようにすれば、この面を基準にす
ることでフラットに構えているか否かを判断することが
できる。よって、鉛直打ちの場合に、位置合わせがしや
すい。
【0028】さらに、請求項9に示すように、基準面で
面対称の形状にするとよい。このようにすれば、左利き
の人でも右利きの人でも使いやすいパターヘッドとする
ことができる。つまり右打ちと左打ちの両方がしやすい
ので、例えば、右打ち・左打ちの両方ができる人や、右
打ち・左打ちの両方がいる家族等で一つのパターを利用
できる。よって、パターを別々に買う必要がなくなる。
【0029】また、面対称であるので、中央が把握しや
すく、中央で打てば、スイートスポットと一致すること
になる。しかもシャフト(6)がパターヘッドの左右方
向の中央線上に配置されることになり、シャフトを基準
にしてこの中央線に合わせることもできるため、さらに
効率よく正確にヒットすることができ、意図する方向、
距離が得られる。
【0030】また、鉛直打ちの際にも、シャフトを垂ら
せば自然にヘッドは水平位置を確保することができる。
この時、鉛直に垂らしたシャフトを鉛直上方から見て軸
心を確認し、身体からの位置関係をセットすればよい。
そして、単にフェイスを打球方向線と垂直に合わせるだ
けで、簡単に正確にセットができる。そして、セットし
た後、フェイスの向きをそのままにして、フェイス面と
垂直の面でスイングすることで正しくヒットすることが
できる。
【0031】そして、請求項10に示すように、シャフ
ト軸の中心線(20)は、アドレス時に見えるパターヘ
ッドの端部(28の外面上の角部と29の外面上の角部
(図2(a)〜(c)参照))間を結んだ線と垂直にな
るようにするとよい。このようにすれば、端部間を結ん
だ線が地面と平行になるようにアドレスすることで垂直
打ちの際にシャフトが垂直になっているかを容易に確認
することができる。また鉛直打ちの際に端部間を結んだ
線が水平になっているかを確認することで、シャフトが
鉛直になっているかを容易に確認することができる。し
たがって、垂直打ちや鉛直打ちをさらに容易に正しく行
うことができる。なお、この端部間を結んだ線はパター
ヘッドの外形上に視認できる線はもちろんのこと、パタ
ーヘッドの外形からは直接的に視認できない線であって
も利用者がその外形から想像できる線であればよい。例
えば、外形上に存在する面と面の交わる線上の点や、3
つの面が交わる点を端部として、これら端部間を結んだ
線が想像可能な場合を含む。
【0032】以上述べたパターヘッドによれば、位置合
わせが容易となり、方向性・直進性に優れた使い勝手の
よいパターヘッドを実現できる。またこれらのパターヘ
ッドは、シャフトに取り付けることにより、請求項11
に示すようにパターとすることができる。このようなパ
ターは、上述の請求項1〜10の効果を奏する使い勝手
のよいパターとなる。
【0033】そして、このようなパターでは、グリップ
(4)の断面形状を打球方向に対し左右対称、または、
それと直角方向に対し左右対称に構成するとよい。特
に、請求項12に示すように、グリップは、その側面に
少なくとも2組の平行面を備えるようにするとよい。こ
うすることで、グリップを握ったときに手のひらや指先
の感覚で方向を認識しやすい。例えば、この時、グリッ
プの一方の平行面をヘッドのフェイス(打面)と平行
に、または、他方のそれを直角に配置するとよい。ま
た、例えば、断面形状を、略四角形に構成するとよい。
このようにすれば、握り具合ですぐに方向を認識するこ
とができる。よって、位置合わせがさらに容易になる。
【0034】また、特に鉛直打ちの場合には、まず手の
ひらを水平上向きにして、手の中指と人差し指の間にシ
ャフトを挟み込み、グリップ下方を手のひらと指全体で
包み込むように握るスタイルがある。この握りスタイル
では、手の中指と人差し指の位置に上下差ができる。つ
まり、人差し指の方が上位置になる。この上下差によ
り、真っ直ぐにスイングできないことが生ずる。そこ
で、請求項13に示すように、グリップには、中指を掛
ける部位と人差し指を掛ける部位を備え、両部位の間に
グリップの長手方向に段差を備えるようにするとよい。
このようにグリップ部の中指を掛ける部位と人差し指を
掛ける部位とに、この上下差分の段差を付けた形状とす
ることで、目標に向かって真っ直ぐスイングできるよう
になる。よって、さらに方向性を良くすることができ
る。なお、この段差の大きさは自由に調節可能にすると
よい。
【0035】そして、請求項14に示すように、グリッ
プを複数設けて、最下部のグリップは相対的に外径が太
く、最上部のグリップは相対的に外径が細くしてもよ
い。このようにすれば、一方の手で最下部のグリップの
下端を、前述の「手のひらを水平上向きにして、手の中
指と人差し指の間にシャフトを挟み込み、グリップ下方
を手のひらと指全体で包み込むように握るスタイル」で
握り、他方の手で最上部のグリップを支えることで、鉛
直打ちがさらに容易にできるようになる。また、右打ち
や左打ちのような通常の打法の場合には、最上部のグリ
ップが相対的に細いので一般的な握り方で打ちやすい。
【0036】なおこの場合、最上部のグリップは一般的
なグリップとし、最下部のグリップは請求項13に記載
のグリップとするとよい。このようにすれば、鉛直打ち
も左右打ちもさらにしやすくなる。なお、請求項15及
び請求項16に示すように、請求項13及び請求項14
に記載のグリップは、請求項11または請求項12に記
載のパターに限らず、種々のパターに取り付けた場合で
も、同様の効果を奏する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうること
は言うまでもない。
【0038】図1は本実施例のパター1の斜視図であ
る。パター1は、ヘッド2、グリップ4、及びシャフト
6から構成されており、ヘッド2にシャフト6が取り付
けられ、シャフト6にグリップ4が取り付けられてい
る。なお、図1において、シャフト6の途中部分は省略
して図示している。
【0039】以下に、パター1を構成するヘッド2、グ
リップ4、シャフト6についてそれぞれ説明する。ま
ず、ヘッド2の構成について、図1及び図2を参照して
説明する。図1は、ヘッド2を後方から見た斜視図、図
2(a)はヘッド2の正面図、(b)はヘッド2の上面
図、(c)はヘッド2の背面図、(d)はヘッド2の左
側面図、(e)は(c)のA−A断面図である。
【0040】ヘッド2は、シャフトを取り付けるための
シャフト取り付け部21を上側に有する。そして、ヘッ
ド2は、シャフト取り付け部21の中心線20を通り、
ボールの打面であるフェース22に垂直な断面である基
準面のA−A断面(図2(c)参照)で、左右面対称の
形状に形成されている。また、ヘッド2は、このA−A
断面の左右の重量が等しい。
【0041】ヘッド2は、フェース22及び、フェース
22側から見て右側底面である第一ソール24及び左側
底面である第二ソール25、左側上面である第一トップ
26及び右側上面である第二トップ27、左右両端部分
を構成するそれぞれの側面(第二端部29・第一端部2
8のそれぞれA−A断面に平行な面)の計7つの平面に
囲まれた外面を有する。
【0042】第一トップ26とフェース22との交線
は、第一ソール24とフェース22との交線に平行であ
る。また、第二トップ27とフェース22との交線は、
第二ソール25とフェース22との交線に平行である。
ヘッド2は、これらの7つの平面からそれぞれ各平面の
内側法線方向に所定の厚さを有する。なお、各平面から
の所定の厚さは異なり、第一トップ26側より第二ソー
ル25側の方が厚く、第二端部29は第二ソール25側
よりも厚い。そして、A−A断面で面対象であるので、
第一ソール24と第二ソール25の厚さは等しく、第一
トップ26と第二トップ27の厚さは等しい。
【0043】シャフト取り付け部21は、第一トップ2
6と第二トップ27の境界線上、且つ、フェース22寄
りの部分に位置し、シャフト6の外径より若干小さな直
径の円筒状の穴を形成する。このように、シャフトより
若干小さな直径とすることでシャフト6を差し込み可能
であり、かつ、通常の使用時には、シャフト6がヘッド
2から抜けないように形成されている。そして、シャフ
ト6をシャフト取り付け部21に差し込んだ際には、シ
ャフト取り付け部21の中心線20とシャフト6の中心
線は同一となる。
【0044】そして、シャフト取り付け部21付近に
は、肉厚リブ23が形成される。肉厚リブ23は、シャ
フト取り付け部21の直径より大きい幅Wで(図2
(b)参照)、第一ソール部31及び第二ソール部32
とは接しない高さH(図2(c)参照)で形成されてい
る。また、肉厚リブ23は、図2(b)に示すように、
フェース22の裏面からバックフェース34に至る長さ
Lで形成されている。このように肉厚リブ23を設ける
ことで、ヒット時にボールに対して、進行方向へのスピ
ンがかけやすくなる。
【0045】図2(d)に示すように、第一トップ26
及び第二トップ27はフェース22に対して垂直な面を
なしている。一方、第一ソール24及び第二ソール25
は、フェース22に対して鋭角をなしており、フェース
22側からバックフェース34側に向かってヒールアッ
プする形状となっている。このようにヒールアップする
形状のため、スイング時の尻すりを抑えることができ
る。
【0046】続いて、グリップ4について図1及び図3
を参照して説明する。図3の(a)はグリップ4を側面
下方から見た斜視図、(b)は(a)のB−B断面図、
(c)は底面図、(d)は上面図である。グリップ4
は、図3(a),(b)に示すように、長尺の筒状であ
り、側面に2組の平行面を有する。そしてその短手方向
に切った断面の外形は、正方形のかどを丸めた略正方形
であり、その内部にはシャフト固定部44までシャフト
6が貫通可能な空洞部42を有する。
【0047】グリップ4の長尺方向の一端である底面4
7には、底面47の幅より狭く、シャフト6の外径より
大きい幅で所定の高さを有する第一環状突部46が設け
られている。この所定の高さは5mm程度とする。ま
た、第一環状突部46の内側にはシャフト6を差し込む
ためのシャフト差し込み部41を有する。シャフト差し
込み部41は、シャフト6の外径より若干小さな直径の
穴であり、空洞部42まで貫通する穴である。
【0048】また、シャフト6の内面上端付近にはシャ
フト固定部44を備えている。シャフト固定部44は、
シャフト6の外径より若干小さな直径の穴であり、グリ
ップの外面までは突き抜けない深さの穴である。そし
て、グリップ4の長尺方向のシャフト固定部44側の端
には第二環状突部48が設けられている。
【0049】シャフト差し込み部41から挿入されたシ
ャフト6は空洞部42を通ってシャフト固定部44の上
端に当接する。グリップ4のシャフト固定部44とシャ
フト差し込み部41の直径はシャフト6が差し込み可能
で、かつ、グリップ4とシャフト6の間に、ある程度の
力がかかるまでは抜けないような直径に構成されてい
る。すなわち、シャフト6とグリップ4は通常の使用時
には固定されている。シャフト6またはグリップ4を交
換したい場合には、通常の使用時以上の力を加えること
で、シャフト6をグリップ4から抜くこともできる。そ
して、グリップ4とシャフト6の抜き差し時にシャフト
固定部44の内側の空気を抜くために、シャフト固定部
44の上端から第二環状突部48の表面に貫通する空気
抜孔49を設けている。
【0050】なお、グリップ4の形成時には、中心面4
0aから上部の上部部材40bと、中心面から下部の下
部部材40cの2つの部材を別々に形成する。そして、
上部部材40bと下部部材40cの内径を外径とする接
続部材43を別に形成し、上部部材40b及び下部部材
40cの両部材の各面が一体となるように接続部材43
に差し込んで、それぞれの部材を接着する。
【0051】最後にシャフト6について説明する。シャ
フト6は、一般的な円筒棒状のものであり、一端をヘッ
ド2のシャフト取り付け部21に差し込みヘッド2とシ
ャフト6とを一体化する。そして、他端をグリップ4の
シャフト差し込み部41から差し込み、シャフト固定部
44に差し込んでその上端に当接することによって、グ
リップ4とシャフト6とを一体化する。このときヘッド
2のフェース22とグリップ4の長方形の側面の一つと
が平行になるように差し込む。このようにすれば、フェ
ース22が正しい方向を向いているかを、グリップ4を
握っただけで判断できるようになる。
【0052】以上がパター1の構成である。このよう
な、パター1によれば図4(a)に示す右打ち、(b)
に示す左打ち、図5(a)に示す鉛直打ちや垂直打ちな
ど、さまざまな打ち方が可能である。以下にそれぞれの
打法について説明する。図4(a)は、右打ちの場合の
ヘッド背面側(バックフェース34側)から見たパター
1とプレーヤー10及びカップ11の関係を示す斜視図
である。カップ11から見てプレーヤー10がボールの
右側に、ボールからカップ10への目標線12と平行に
アドレスして打つ打法であり、右利きのプレーヤーの通
常の打法である。
【0053】図4(b)は、左打ちの場合のヘッド背面
側から見たパター1とプレーヤー10及びカップ11の
関係を示す斜視図である。カップ11から見てプレーヤ
ー10がボールの左側に、ボールからカップ11への目
標線12と平行にアドレスして打つ打法であり、左利き
のプレーヤーの通常の打法である。
【0054】図5(a)は、鉛直打ちと、地面が水平な
場合の垂直打ちの場合のヘッド背面側から見たパター1
とプレーヤー10及びカップ11の関係を示す斜視図で
ある。鉛直打ちも垂直打ちもプレーヤー10がカップ1
1の方向を向きヒットする方法である。つまり、プレー
ヤー10は、ボールからカップ11への目標線12に垂
直にアドレスして打つ。なお、図5(a)は、左利きの
プレーヤーの場合を示しているが、右利きの場合は、プ
レーヤー10の位置が逆側になるだけであり、同様の打
法で打つことが可能である。なお、鉛直打ちは、パター
1を重力にまかせて垂らして構える打法をいう。よっ
て、地面が水平でない場合には、図5(b)に示すよう
に、シャフト6は地面8とは垂直とならない。一方、垂
直打ちは、パター1を重力にまかせて垂らして構えるの
ではなく、地面に対して垂直に構えてヒットする打法を
いう。よって、地面が水平でない場合にも、図5(c)
に示すように、シャフト6が地面8と垂直になる。
【0055】以上の打法を本パター1を利用して行う方
法を以下に示す。まず、右打ちの場合は、図4(a)に
示すように、第三端部30または第二端部29をトーと
し、第一端部28をヒールとし、第一ソール24をソー
ルとして打つことができる。このとき第一ソール24と
第一トップ26は略平行であるため、プレーヤー10
は、この第一トップ26を基準にパターをセットすれ
ば、底面であるために直接見ることができない第一ソー
ル24も正しくセットされることになる。さらに、第一
ソール24とフェース22の交線を直角定規の一辺とイ
メージし、目標線12を他の一辺とイメージして、両辺
を直角に合わせるように位置させれば、フェース22が
目標に向けて正しくセットされるので、位置合わせが容
易である。またグリップは平行面をもっているため、位
置合わせの際にはグリップを握ったときの手のひらや指
先の感覚も併せて考慮することができ、さらに位置合わ
せが容易になる。
【0056】左打ちの場合も同様に、図4(b)に示す
ように、第三端部30または第一端部28をトーとし、
第二端部29をヒールとし、第二ソール25をソールと
して利用して打つことができる。このとき第一ソールと
略平行な面である第二トップ27をプレーヤー10が見
ることで、ソールが正しい角度にセットされたかを確認
することができる。また、同様に、第二ソール25とフ
ェース22の交線を、直角定規の一辺とイメージし、目
標線12を他の一辺とイメージして、両辺を直角に合わ
せるように位置させればよいので、位置合わせが容易で
ある。またグリップは平行面をもっているため、位置合
わせの際にはグリップを握ったときの手のひらや指先の
感覚も併せて考慮することができ、さらに位置合わせが
容易になる。
【0057】鉛直打ちの場合は、ヘッド2が図5(b)
の状態で地面8が水平であれば、第三端部30が底部と
なるため、接地面積が小さく、ダフになる可能性を小さ
くすることができる。また、シャフトを垂らせば自然に
ヘッドを水平位置に確保することができる。この時、鉛
直に垂らしたシャフトを鉛直上方から見て、軸心を確認
し、単にフェイスの向きを目標線12と直角に合わせる
だけで簡単に正確に方向をセットできる。そして、セッ
トした後、フェイスの向きをそのままにしてスイングす
ることで正しくヒットすることができる。
【0058】また、鉛直打ちの場合には、手の中指と人
差し指の間にシャフトを挟み込み、グリップ4の下方を
手のひらと指全体で包み込むように握るスタイルがあ
る。この握りスタイルで、手のひらを水平上向きにし、
包むようにしてみると、手の中指と人差し指は、上下差
ができる。つまり、人差し指の方が上位置になる。この
上下差により、真っ直ぐにスイングできないことが生ず
るが、図3に示した第一環状突部46の底面とシャフト
6の角に中指を掛け、第一環状突部46の側面と底面4
7に人差し指を掛けることで、この上下差がなくなり、
目標に向かって真っ直ぐスイングできるようになる。よ
って、さらに方向性を良くすることができる。
【0059】また、グリップ4の上部を他の一方の手で
握るが、この時、手の甲を目標方向に向け、手のひらと
指でつかむ。この際には、親指の腹をグリップ部上端上
面に添えるとシャフトを保持しやすい。そして、スイン
グは、グリップ4の上部と下部を握り、下部を握った手
を、ソフトボール投手がボールを放るようなイメージで
身体の前方方向の目標に向かって鉛直面でスイングする
ことで行うとよい。前方を見据えて行うので正確に方向
と距離感を得ることができる。
【0060】また、目標(カップ11またはスパット)
への構えは、例えば、目標に向かってボールを身体の右
に置いた場合で説明すれば、右足に対し左足を前に出
し、かつ共に目標方向につま先を斜めに向け、右足の横
にクラブヘッドを置く。このとき、ヘッドを目標方向に
向かって構えると、左足とヘッドと目標とで細長い三角
形が形成される。この三角形によって三点測量的に位置
関係が認識できるので、距離と方向が把握しやすく、正
確にヒットできる。もちろん左足に対して右足を前に出
した場合も同様の三角形ができ、同様の効果が得られ
る。
【0061】垂直打ちの場合には、図5(c)に示すよ
うに、第一ソール24または第二トップ27と第二ソー
ル25または第一トップ26の地面8とのなす角が等し
いか否かを確認することで、地面8とシャフト6が垂直
であるかどうかを確認することができる。よって、地面
が傾いていても地面と垂直に打つことが容易になる。
【0062】以上のように、パター1は、様々な打法に
対して対応できる。よって、打法を替えるたびにパター
を替える必要もない。そして、パター1は全体の左右の
重量が等しいため、いずれの打法でもバランスが良い。
特に、鉛直打ちの場合には、シャフトを鉛直に垂らした
際にシャフト6が鉛直線上に位置する。また、基準面の
両側の重量が等しいため、シャフト軸を中心としたバラ
ンスが得やすい。よって、効率よく正確にヒットさせる
ことができ、意図する方向や距離が得られる。
【0063】そして、セットの際には、ボールの中心に
対して、ヘッドのシャフト軸の中心線を一致させるよう
にすればよく、いずれの打法においてもセットが容易で
ある。特に、面対称の形状であるので、中央が把握しや
すく、中央で打てば、スイートスポットと一致すること
になる。よって、さらに効率よく正確にヒットすること
ができ、意図する方向、距離が得られる。
【0064】さらに、いずれの打法においても、肉厚リ
ブ23によって、ボールをヒットさせた時に、進行方向
前方へのスピンをかけやすくなる。よって、まっすぐな
転がりが得られ、進行方向への前転性がよくなる。ま
た、ヘッド上面は幅広になっていて、かつ、上からの投
影面が単純な矩形に見えるのでアドレスやヒット時に精
神を集中しやすい。
【0065】以上のように、本実施例のパター1によれ
ば、位置合わせが容易となり、方向性・直進性に優れる
使い勝手のよいパターを実現できる。最後に本実施例の
用語と特許請求の範囲に記載した用語の対応関係を説明
する。基本的には両者で同じ用語を用いているので、異
なる点について述べると、本実施例におけるA−A断面
は特許請求の範囲の基準面に相当し、ヘッド2はパター
ヘッドに相当する。また、第一ソール部31及び第二ソ
ール部32はソール部に相当し、地面8は載置面に相当
する。そして、第一トップ26及び第二トップ27は、
載置面に平行な面に相当する。 [別実施例] (1)上記実施例においては、シャフト6を円筒棒状の
ものとしたがこれに限らず、例えば、太さが均一でなく
てもよい。 (2)グリップ部は、握りやすい太さであればよい。例
えば、太さを45mmとするとよい。 (3)図6(a)の正面図に示すように、フェース22
の下部にバックフェース34まで貫通するスリット35
を備えるようにするとよい。このスリット35は、いず
れの打法でもボールが当たらない場所に設ける。このよ
うにすれば、下部の重量により慣性モーメントが大きく
なり安定した振り子運動が可能となる一方、上部の重量
により進行方向前方へのスピンをかけることができるよ
うになる。
【0066】また図6(a)のB−B断面図である図6
(b)に示すように、空洞部33をフェース22の方向
に広げ、肉厚リブ23より下側のフェース22の厚みを
相対的に薄くし、スリット35によってヘッド下部と分
離した板バネ部36を設けるとよい。このようにすれ
ば、フェース22にボールがヒットした際に、この板バ
ネ部36が片持ち板バネとしてボールに作用する。した
がって、適切なバネ定数を選定することにより所望のソ
フトタッチを得ることができる。なお、このバネ定数
は、スリット35によって下部と分離した三角形部分の
高さLxで変化し、Lxが短い程その部位はリジッドに
近い(両端)。一方、Lxが最大値Lmaxとなる中央
部分はバネの効きが最大となる。さらにこのLxを大き
くするため図6(c)に示すように、切込部37を設け
てもよい。 (4)上記実施例においては、第一トップ26と第二ト
ップ27はヘッド2の上部で交わるが、図7に示すよう
に、ヘッド上面にシャフトの軸を法線とする第三トップ
38を備えるとよい。このようにすれば、鉛直打ち及び
垂直打ちの場合に、この面を基準にして、フラットに構
えているか否かを判断することができる。よって、鉛直
打ち及び垂直打ちの場合に、さらに位置合わせがしやす
い。なお、第三トップ38は、特許請求の範囲に記載の
「シャフト軸の中心線を法線とする面」に相当する。 (5)上記実施例においては、フェース22のロフト
は、図8(b)のA−A断面図に示すように、フェース
22がトップ面に垂直になるように構成したが、図8
(a)に示すように、フェース22の上部が打球方向前
方に出て傾いているようにしてもよい。また、図8
(c)に示すように、フェース22の下部が打球方向前
方に出て傾いているようにしてもよい。 (6)上記実施例においては、ヘッドは左右対称とした
が、図9(a)に示すように、パターヘッドを左右対称
にせず(略菱形でなく)、片方を相対的に短くしてもよ
い。ただしこの場合、左右の重量バランスをとる。この
ようにすれば、図9(b)に示すように、鉛直打ちの場
合にパターをセットしたときに、足13が邪魔になりに
くい。 (7)上記実施例においては、図2に示したようにヘッ
ド2のシャフト取り付け部21の中心線20がフェース
22側から見て外形上の左右方向の中央線と同一になる
ようにしたが、図10(a)に示すように推奨打点18
を通る外形上の左右方向の中央線19より偏差eを設け
た位置に中心線20がくるようにシャフト取り付け部2
1を設けても良い。このとき、図10(a)に示すよう
に、中心線20を通りフェース22と垂直な面であるC
−C断面を挟んだ左右の重量が等しくなるようシャフト
取り付け部21の方向に肉厚リブ23を厚くしている。
【0067】換言すれば、図10(a)に示すように、
シャフト6の中心線20は、基準面であるC−C断面上
にあるが、このC−C断面と平行で、ボールの推奨打点
18を通るD−D断面より、フェース22側から見て右
側に第一ソール24を設け、左側に第二ソール25を設
ける。第一ソール24は、第一ソール24と第二ソール
25が交わる頂部である第三端部30側より、第一端部
28側の方が上になる角度(D−D断面に対して90度
未満)とする。また第二ソール25は、第三端部30側
より、第二端部29側の方が上になる角度(D−D断面
に対して90度未満)とする。
【0068】このようにすれば、シャフト6を鉛直にし
た場合に、図10(a)に示すように、推奨打点18の
真下に第一ソール24と第二ソール25が交わる頂部で
ある第三端部30がくることになる。したがって、図1
0(c)に示す従来のパターのように、推奨打点18で
鉛直打ちをしようとした際に、トーの部分が先に地面に
当たってしまい打ちにくいといった問題や、ボールに対
する推奨打点18の位置が相対的に高くなって打ちにく
いといった問題が起こらず、鉛直打ちを容易に行うこと
ができる。
【0069】またこのパターで右打ちをする場合には、
図10(b)に示すようになり、第一トップ26を地面
8と平行にセットするだけで適切なセットができるの
で、右打ちも容易に可能である。また、図11(a)ま
たは図11(b)に示すように、中心線20が基準面と
90度以下の任意の角度θをなすようにシャフト取り付
け部21を設けてもよい。図11(a)のようにすれば
この角度θによって右打ちが容易にでき、図11(b)
のようにすれば同様に左打ちが容易にできる。なお、こ
の場合、図2(b)に示した肉厚リブの幅Wを広くし
て、シャフト取り付け部21を形成すればよい。
【0070】また、図10(a)に示すような偏差eと
図11に示すような角度θの双方を設けてもよい。図1
2にこのようなパターの例を示す。このようなパターで
右打ちをする場合には、図12(a)のようにセットす
ることができる。また、垂直打ちまたは鉛直打ちの場合
には図12(b)のようにセットすることができる。
【0071】このようにする場合も、シャフト6を自然
に垂らした際に、シャフト6が鉛直になるようヘッド2
の重量バランスをとるとよい。このようにすれば、鉛直
打ちが容易にできる。重量バランスをとるためには、例
えば、図12(c)に示すように重量の重い側を軽い側
より短くしたり、図11(d)に示すように軽い側の肉
厚リブ23の厚さを厚くするなどすればよい。またその
他の部分の重量を調整してバランスをとってもよい。こ
のようにすれば容易に鉛直打ちを行うことができる。
【0072】またヘッド2には、前述の角度θが0度の
シャフト取り付け部と、左右それぞれθ度のシャフト取
り付け部の計3カ所設けてもよい。また、角度θを調整
可能としてもよい。このように複数の角度のシャフト取
り付け部を設けた場合や角度θを調整可能とした場合に
は、右打ち、左打ち、鉛直打ち、垂直打ちなどの打ち方
や、グリーン等の状態に応じて、プレーヤーの打ちやす
いシャフト取り付け部にシャフト6を取り付けて利用す
ることができる。 (8)上記実施例においては、グリップ4の平行面は同
一形状としたが、同一でなくてもよい。同一でない場合
には、グリップ部の向きを差し替えればいずれの打法に
も対応が可能である。 (9)上記実施例においては、グリップ4の第一環状突
部46の高さは固定としたが、調整できるようにしても
よい。例えば、図13(a)の断面図に示すように、グ
リップ4のグリップ本体51に止め具52を差し込む量
を変えることで高さを調整できるようにするとよい。止
め具52は、図13(b)の上面図に示すように、開口
部を持つC字状の部材であり、この部材は例えばゴムの
ような弾力のある部材であって外部より開口部を閉じる
方向に力を加えることで開口部の幅を変え、外径を小さ
くすることができる。一方、グリップ本体51はその底
面に円筒状の凹部を設け、止め具52の差し込み口を形
成している。そして、止め具52は力を加えない状態で
はその外径がグリップ51の凹部の円筒の円の内径より
大きく、力を加え、止め具52の開口部を閉じた状態
(略環状状態)では、その外径はグリップ51の凹部の
円筒の円の内径よりやや小さい。したがって、この凹部
に止め具52の開口部を狭めて差し込み、離すことでグ
リップ本体51と止め具52を固定することができる。
そしてこのとき、差し込み口に止め具52を差し込む量
を変えることで、図13(a)に示すように第一環状突
部46の高さhを変えることができる。また、このとき
止め具52の内径を、シャフト6への取り付け位置の太
さとすれば、シャフト6にも固定することができる。 (10)上記実施例においては、パター1はグリップ4
を1つだけ設けているが、複数設けても良い。例えば図
14に示すように上側の第一グリップ4aと下側の第二
グリップ4bの2つのグリップを設けてもよい。この場
合、第二グリップ4bは上面もシャフト6が貫通するよ
うに形成する。図14(a)は、第一グリップ4aを一
般的なグリップとし、第二グリップ4bを、上述の図3
または図13のグリップと同様に下端に第一環状突部を
設けたグリップとした例である。また、図14(b)
は、第二グリップ4bの長さを短くした例である。そし
て、図14(c)は、第一グリップ4aも第一環状突部
を設けたグリップとし、第二グリップ4bを先細りの形
状としたものである。
【0073】このようにグリップを複数設けることで、
例えば、右打ちの場合には第一グリップ4aを両手で握
って打ち、鉛直打ちの場合には前述のように第二グリッ
プ4bの下端に右手の人差し指と中指を掛けて、左手は
第一グリップ4aの上端付近を支えるように添えて打つ
など、状況に応じてプレーヤーは利用するグリップを変
えることができる。よって状況に応じて多彩にグリップ
を使うことができるため、所望の距離や方向を得やすく
なる。
【0074】また図14(a)(b)に示すように、第
二グリップ4bを第一グリップ4aより太くするとよ
い。特に、第二グリップは、上述のように鉛直打ちを行
う際に、右手の人差し指と中指がスイング時に外れない
ような十分な幅を確保できる太さとするとよい。一方、
第一グリップ4aは、第一グリップ4aのみを利用した
通常の左右打ちを行いやすい太さとするとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパターの斜視図である。
【図2】 実施例のヘッドの構成を示す図である。
【図3】 実施例のグリップの構成を示す図である。
【図4】 実施例のパターの使用例を示す説明図であ
る。
【図5】 実施例のパターの使用例を示す説明図であ
る。
【図6】 別実施例のヘッドのスリット示す説明図であ
る。
【図7】 別実施例のヘッドの第三トップを示す説明図
である。
【図8】 別実施例のヘッドのロフトを示す説明図であ
る。
【図9】 別実施例の非対称のヘッドの構成を示す説明
図である。
【図10】 シャフトの取り付け位置を変えた例を示す
説明図である。
【図11】 シャフトのヘッドに対する角度を変えた例
を示す説明図である。
【図12】 シャフトのヘッドに対する取り付け位置及
び角度を変えた例を示す説明図である。
【図13】 別実施例のグリップの構成を示す説明図で
ある。
【図14】 別実施例のグリップを複数設けたパター及
びグリップの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1…パター 2…ヘッド 4…グリップ 4a…第一グリップ 4b…第二グリップ 6…シャフト 8…地面 10…プレーヤー 11…カップ 12…目標線 13…足 18…推奨打点 19…左右方向の中央線 20…中心線 21…シャフト取り付け部 22…フェース 23…肉厚リブ 24…第一ソール 25…第二ソール 26…第一トップ 27…第二トップ 28…第一端部 29…第二端部 30…第三端部 31…第一ソール部 32…第二ソール部 33…空洞部 34…バックフェース 35…スリット 36…板バネ部 37…切込部 38…第三トップ 40a…中心面 40b…上部部材 40c…下部部材 41…シャフト差し込み部 42…空洞部 43…接続部材 44…シャフト固定部 46…第一環状突部 47…底面 48…第二環状突部 49…空気抜孔 51…グリップ本体 52…止め具

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面にフェースを設けると共に、上側にシ
    ャフト取り付け部を備えたパターヘッドにおいて、 フェースに垂直且つシャフト軸の中心線を通る面である
    基準面の両側の重量が等しく、 前記シャフト取り付け部近辺が、ソール部と分離した肉
    厚リブで構成されていることを特徴とするパターヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のパターヘッドにおいて、 フェース下部にバックフェースまで貫通するスリットを
    備えることを特徴とするパターヘッド。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のパターヘッドに
    おいて、 前記フェース側からみて、前記基準面より右側に前記基
    準面と所定の角度を有する第一ソール、または、前記基
    準面より左側に前記基準面と所定の角度を有する第二ソ
    ールを備え、 前記所定の角度は、90度未満であることを特徴とする
    パターヘッド。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載のパターヘッドに
    おいて、 前記フェース側からみて、前記基準面と平行でボールの
    推奨打点を通る面である第二基準面より右側に前記第二
    基準面と所定角度を有する第一ソール、または、前記第
    二基準面より左側に前記第二基準面と所定の角度を有す
    る第二ソールとを備え、 前記所定の角度は、90度未満であることを特徴とする
    パターヘッド。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のパターヘッドにおいて、 前記推奨打点は、前記フェース側からみて、左右方向の
    中央部であることを特徴とするパターヘッド。
  6. 【請求項6】請求項3〜5のいずれかに記載のパターヘ
    ッドにおいて、前記第一ソール及び第二ソールを両方有
    すると共に、それぞれの前記所定角度が等しいことを特
    徴とするパターヘッド。
  7. 【請求項7】請求項3〜6のいずれかに記載のパターヘ
    ッドにおいて、 載置面にソールを適正に載置したセット状態で、該載置
    面と平行となる面を備えることを特徴とするパターヘッ
    ド。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載のパターヘ
    ッドにおいて、 前記シャフト軸の中心線を法線とする面を上部に備える
    ことを特徴とするパターヘッド。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載のパターヘ
    ッドにおいて、 前記基準面について面対称の形状であることを特徴とす
    るパターヘッド。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載のパター
    ヘッドにおいて、 前記シャフト軸の中心線は、アドレス時に見えるパター
    ヘッドの端部間を結んだ線と垂直であることを特徴とす
    るパターヘッド。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載のパタ
    ーヘッドを有するパター。
  12. 【請求項12】請求項11に記載のパターにおいて、 該パターのグリップは、その側面に少なくとも2組の平
    行面を備えることを特徴とするパター。
  13. 【請求項13】請求項11または12に記載のパターに
    おいて、 該パターのグリップは、中指を掛ける部位と人差し指を
    掛ける部位を備え、両部位の間にグリップの長手方向に
    段差を備えることを特徴とするパター。
  14. 【請求項14】請求項11〜13のいずれかに記載のパ
    ターにおいて、 複数のグリップを備え、 最下部のグリップは相対的に外径が太く、 最上部のグリップは相対的に外径が細いことを特徴とす
    るパター。
  15. 【請求項15】パターのグリップにおいて、 中指を掛ける部位と人差し指を掛ける部位を備え、両部
    位の間にグリップの長手方向に段差を備えることを特徴
    とするグリップ。
  16. 【請求項16】複数のグリップから構成されるパターの
    グリップにおいて、 パターの最下部に取り付けるべきグリップは相対的に外
    径が太く、 パターの最上部に取り付けるべきグリップは相対的に外
    径が細いことを特徴とするグリップ。
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