JP2001352351A - 信号波形整形回路及びその整形方法 - Google Patents
信号波形整形回路及びその整形方法Info
- Publication number
- JP2001352351A JP2001352351A JP2000171370A JP2000171370A JP2001352351A JP 2001352351 A JP2001352351 A JP 2001352351A JP 2000171370 A JP2000171370 A JP 2000171370A JP 2000171370 A JP2000171370 A JP 2000171370A JP 2001352351 A JP2001352351 A JP 2001352351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- data
- waveform shaping
- bit
- stored
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
Abstract
変動を吸収する。 【解決手段】 入力信号の立上がり時を起点として一定
周期でデータが一次記憶回路4に格納され、立上がり時
に続く立さがり時を起点として一定周期で一次記憶回路
4に格納されたデータが二次記憶回路5に格納され、二
次記憶回路5に格納されたデータが時系列に出力され
る。
Description
びその整形方法に関し、特にMIL−STD−1553
Bデータバス信号の信号波形整形回路及びその整形方法
に関する。
はバイフェーズ符号を使用しており、バイフェーズ符号
の波形整形に関する従来技術の一例が特願昭63−14
8743号公報(以下、先行技術という)に開示されて
いる。図13はこの先行技術に開示された波形整形装置
の構成図である。同図を参照すると、まず、バイフェー
ズ符号信号101をコンパレータ102で波形整形し、
エッジ検出回路103でエッジを検出しCPU104に
取り込む。CPU104は最初のエッジ信号をサンプリ
ングのスタートとしてビットレートの16倍のクロック
でカウントを始める。そして次のエッジが検出される
と、カウント値が規定の値である場合は出力動作を行な
う。しかし、規定の値でない場合は位相がずれている、
つまり信号波形が歪んでいると認識し、その差分を算出
し、その値に応じて出力動作のタイミングを前後させる
ものである。
る。図14はバイフェーズ符号の一例の波形図である。
同図を参照すると、図14(a)に示すコードをバイフ
ェーズ変調すると、“0”のときエッジが立上がり、
“1”のときエッジが立下って同図(b)のような波形
になる。一方、同図(a)のコードの差分(隣合うビッ
トのエクスクル−シブオア)をとると、同図(c)のよ
うになる。この同図(c)のコードに対する同図(b)
の波形が差分バイフェーズ変調された波形である。
の技術ではバイフェーズ符号信号が単流形式(0又はE
(Eは正の実数)の2値を有する信号)の場合には有効
であるが、MIL−STD1553Bバスのような複流
形式(−E,0,+Eの3値を有する信号)の場合に
は、3値化できないという欠点があった。
ルド電圧によって2値出力しかできず、3値を有する信
号に符号化できないからである。
の途中に波形歪みが生じた場合には有効であるが、最初
のエッジが本来のタイミングよりも前後した場合には、
サンプリングのタイミングがずれて、正確な信号再生が
できなくなるという欠点がある。特にMIL−STD−
1553Bデータバスの信号はSYNC(同期)ビット
+データビットで構成されているが、SYNCビット最
初の1.5ビットの信号幅の変動の許容値は厳密に規定
されていないことから、従来の手法ではデータビットの
サンプリングを誤るおそれがある。
信号を以降の処理の基準信号としているため、最初のエ
ッジ信号の発生タイミングがずれると以降の処理タイミ
ングが全てずれてしまうからである。特にMIL−ST
D−1553Bデータバスの信号の最初のエッジ(SY
NCビット)は変動が生じることから、正確なサンプリ
ングができなくなるという欠点が生じる。
ェーズ符号信号、特にMIL−STD−1553Bデー
タバス信号の信号幅の変動を吸収することが可能な信号
波形整形回路及びその整形方法を提供することにある。
に本発明は、入力信号の立上がり時を起点として一定周
期でデータが格納される第1格納手段と、前記立上がり
時に続く立さがり時を起点として一定周期で前記第1格
納手段に格納されたデータが格納される第2格納手段と
を含み、前記第2格納手段に格納されたデータが時系列
に出力されることを特徴とする。
立上がり時を起点として一定周期でデータを第1格納部
に格納する第1ステップと、前記立上がり時に続く立さ
がり時を起点として一定周期で前記第1格納部に格納さ
れたデータを第2格納部に格納する第2ステップとを含
み、前記第2格納部に格納されたデータが時系列に出力
されることを特徴とする。
ば、第1及び第2の格納手段を用い、それら格納手段に
入力信号が格納されるタイミングをずらすことにより、
入力信号の信号幅の変動を吸収することが可能となる。
さらに、入力信号の立上がり時を起点として第1の格納
手段に入力信号を格納し、入力信号の立下がり時を起点
として第2の格納手段に第1の格納手段からの入力信号
を格納する構成であるため、入力信号最初のエッジが本
来のタイミングよりも前後した場合でも入力信号の信号
幅の変動を吸収することが可能となる。さらに、三値信
号を二値信号に変換する信号変換手段を設けることも可
能であるため、MIL−STD1553Bバスのような
複流形式の信号に本発明を適用することが可能となる。
する。図1を参照すると、前述した課題は、論理レベル
変換(3値を2値に変換)を行なうレシーバ1と、論理
レベル変換(2値を3値に変換)を行うトランスミッタ
6と、信号のエッジ検出を行なうエッジ検出回路2と、
データ取り込み信号を発生するサンプルタイミング発生
回路3と、サンプルしたデータを記憶する一次記憶回路
4及び2次記憶回路5と、入力されるバイフェーズ符号
信号のビットレートの16倍の周波数を発生するクロッ
ク信号発生器7によって解決される。
ータバスの信号は、+V(Vは正の実数)のスレッシュ
ホルド電圧及び−Vのスレッシュホルド電圧でデーコー
ドされ、その出力の組み合わせで3値に変換される。レ
シーバ1の出力はエッジ検出回路2に入力される。エッ
ジ検出回路2は立ち上がり及び立ち下がりを検出し、そ
の信号をサンプルタイミング発生回路3に通知する。サ
ンプルタイミング発生回路3は、エッジ検出回路2から
の最初の立上りと最初の立上り後に発生する立ち下がり
(最初の立ち下がり)から、一次記憶回路4及び二次記
憶回路5へ取り込み信号を出力する。一次記憶回路4及
び二次記憶回路5は、前述した取り込み信号が到来した
時のみサンプルを行なう。この取り込み信号の発生タイ
ミングは、現在到来している信号が、現在、どこの部分
を入力しているかによって異なり、3種類(先頭と中間
と末尾)に分けられている。この動作はMIL−STD
−1553Bデータバスの信号波形の以下の3つの特性
によってそのタイミングを変えている。
負荷によって変動する。 中間部分の信号幅は一定である。 末尾部分(パリティビット)の信号幅が大きくなる。
でのサンプル、二次記憶回路5のサンプルのタイミング
をずらすことにより、信号幅の変動を吸収している。そ
して、二次記憶回路5の出力で所定の信号幅に波形整形
された後は、トランスミッタ6でMIL−STD−15
53Bデータバスの信号レベルに変換され、送出される
ものである。
面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る信号波
形整形回路の最良の実施の形態の構成図である。同図を
参照すると、信号波形整形回路は論理レベル変換(3値
を2値に変換)を行なうレシーバ1と、論理レベル変換
(2値を3値に変換)を行うトランスミッタ6と、信号
のエッジ検出を行なうエッジ検出回路2と、データ取り
込み信号を発生するサンプルタイミング発生回路3と、
サンプルしたデータを記憶する一次記憶回路4及び二次
記憶回路5と、入力されるバイフェーズ符号信号のビッ
トレートの16倍の周波数を発生するクロック信号発生
器7とから構成される。
バスの信号形式について説明する。図2はMIL−ST
D−1553Bデータバスの信号形式を示す模式図であ
る。同図を参照すると、MIL−STD−1553Bデ
ータバスで転送される全ての信号は、同図(1)に示す
ようにSYNCビット(3ビット)+データビット(1
6ビット)+パリティビット(1ビット)の20ビット
で1ワードと定義しており、同図(2)のような最大3
2ワードの複数ワード転送も可能になっている。MIL
−STD−1553Bデータバスは同図(3)に示すよ
うに、無信号の際には0V、有信号の場合には+Eまた
は−Eの信号レベルとなる。
ビットは同図に示すように1.5ビットの期間+Eで、
次の1.5ビットの期間は−Eの電圧レベルとなる。
又、データビット及びパリティビットはバイフェーズ符
号を採用しており、論理レベルの“1”及び“0”は図
4のように定義している。図4は論理レベルの定義を示
す波形図である。即ち、同図を参照すると、1ビット幅
の前半1/2ビットが+E、後半1/2ビットが−Eの
とき論理レベル“1”であり、前半1/2ビットが−
E、後半1/2ビットが+Eのとき論理レベル“0”で
ある。
4に示したMIL−STD−1553Bデータバスの信
号をデジタル処理を行なう為に、その信号を+V及び−
Vのスレッシュホルド電圧を有するレシーバ1に入力す
るとレシーバ1から図5に示すような出力が得られる。
図5はレシーバ1の入力波形及び出力波形を示す図であ
る。同図(1)は入力波形、同図(2)は出力波形を夫
々示している。
+E,0,−Eの3値を有するMIL−STD−155
3Bデータバスの信号を2ビット幅の2値にすることに
より、デジタル処理が可能になる。図5の例ではMIL
−STD−1553Bの信号レベルが+Eの時にはデジ
タルデータ1及びデジタルデータ2は(1,0)、−E
の場合は(0,1)、0v(無信号)の場合には(0,
0)となるのが分かる。
デジタルデータ2は、図1のデジタルデータ1及びデジ
タルデータ2(レシーバ1の出力)に対応している。デ
ジタルデータ1及び2はエッジ検出回路2、サンプルタ
イミング発生回路3及び一次記憶回路4に送られる。
下がりの検出を行なう。図5に示すように、MIL−S
TD−1553Bデータバスが無信号状態であった場
合、デジタルデータ1及び2は(0,0)である。そし
て、信号が到来するとまずSYNCビットが入力される
ので、デジタルデータ1及び2は(1,0)に変化す
る。エッジ検出回路2はこの信号変化を検出し、サンプ
リングタイミング発生回路3に立ち上がり信号を出力す
る。続いてSYNCビットの後半1.5ビットが到来す
ると、デジタルデータ2は(1,0)から(0,1)に
変化する。SYNCビット以降のデータビットも同様に
変化する。エッジ検出回路2は前述の信号変化を検出
し、立上り信号及び立ち下がり信号をサンプルタイミン
グ発生回路3に出力する。
バスの特性について説明する。図6はMIL−STD−
1553Bデータバスの特性を示す信号波形図である。
MIL−STD−1553Bデータバスが理想的な場合
には図6(1)のようにSYNC信号幅が3ビット
(1.5ビットの+Eと1.5ビットの−E)、パリテ
ィビットが1ビットになるはずである。
に、無信号から有信号になる際の先頭ワードのSYNC
ビットの前半(+EのSYNCビット)と最終ワードの
パリティビットの後半の信号幅が、それ以外のビットの
信号幅よりも大きくなってしまう。その理由として、中
間のビット(SYNCビットの前半とパリティビットの
後半以外のビット)は、−Eから+Eもしくは+Eから
−Eに遷移するのに対して、前半のSYNCビットは0
から+Eに遷移するため、立上り/立ち下がり特性の差
により信号幅に差異が生じるものである。
Eまたは−Eから0になる際、データバス上に残留して
いる電荷が負荷容量によって放電が行われ、時定数で電
位が減少していくため、信号幅が大きくなってしまう。
ただし、中間のビットは、MIL−STD−1553B
データバスの規格によって信号幅が規定されていること
から、信号幅が広がることはない。以上のように、MI
L−STD−1553Bデータバスの信号はビットの位
置によって、以下の3つの特性がある。
ビット前半部分の信号幅が大きくなる。 有信号から無信号になる際のパリティビット後半部
分の信号幅が大きくなる。 及び以外の部分の信号幅が大きくなることはな
い。
ング発生回路3はデータ取り込み信号1及び2を発生さ
せる必要がある。
について説明する。サンプルタイミング発生回路3は、
前述したタイミングで発生するエッジ検出回路2からの
立上り及び立ち下がり信号と、レシーバ1からのデジタ
ルデータ1、2から、データ取り込み信号1及び2を出
力するものである。又、一次記憶回路4はデータ取り込
み信号1を、二次記憶回路5はデータ取り込み信号2を
入力すると、入力データをラッチするものである。つま
り、前述したMIL−STD−1553Bの信号幅の変
動を、サンプルタイミング発生回路3の取り込み信号の
発生タイミングに連動させて、一次記憶回路4に取り込
み、二次記憶回路5で一定のタイミングで取り込み、出
力させることによって、波形整形機能を実現するもので
ある。
例の構成図である。サンプルタイミング発生回路3は同
図に示すように、シーケンサ11と、1/2ビットカウ
ンタ12と、1/2ビット幅遅延回路13とから構成さ
れている。シーケンサ11はデジタルデータ1,2と立
ち上がり信号及,立ち下がり信号及び1/2ビットカウ
ンタ12のカウント値を入力し、データ取り込み信号1
を出力する。
り込み信号1を入力し、シーケンサ11に対してカウン
ト値を出力するものである。1/2ビットカウンタ12
は、1/2ビット毎に発生するデータ取り込み信号1の
パルスをカウントするもので、カウント範囲は1から4
0までで、1ワード中の最終0.5ビット(パリティビ
ットの後半部分)を受信した時に40を示すようなタイ
ミングに設定されている。そのため、複数ワード転送時
のように1ワードが連続する場合には、次のワードの先
頭(SYNC部分)では、カウント値が1になる。
ント値との関係を示す模式図である。同図(1)は正常
なデジタルデータ1,2の波形とカウント値との関係を
示しており、同図(2)は末尾の波形が伸びた異常なデ
ジタルデータ1,2の波形とカウント値との関係を示し
ている。
ータ1,2の波形に対しては0から順番に39まで番号
(カウント値)を付けている。一方、同図(2)に示す
ように異常なデジタルデータ1,2の波形に対しては末
尾の波形が伸びることを想定して0から40まで番号
(カウント値)を付けている。即ち、本発明に係る1/
2ビットカウンタ12は末尾の波形が伸びることを想定
して1から40までカウントする。
タ取り込み信号1の信号を1/2ビット幅の遅延を生じ
させて、その信号をデータ取り込み信号2として出力さ
せるものである。
作について説明する。図9はサンプルタイミング発生回
路3の動作を示すフローチャート、図10乃至図12は
同回路のタイミングチャートである。
バスが無信号状態においては、信号レベルは0Vである
ことから、デジタルデータ1,2は(0,0)であるた
め、図9のA→S1(無信号)→Aのループを周る。無
信号及び有信号の判定は、シーケンサ11が行なってお
り、デジタルデータ1,2が(0,0)又は(1,1)
の時は無信号で、(1,0)又は(0,1)のときは有
信号としている。
バスから信号が入力されると、まずSYNC信号が入力
されるので、デジタルデータ1,2は(1,0)にな
る。又、エッジ検出回路2は立ち上がり信号P1を出力
する(図10のP1参照)。
1,2と立上り信号P1から、図9のA→S1→S2→
S3→S4に遷移する。ここで、S3の1/4ビット幅
の時間経過後、再度、S4の無信号/有信号の判断シー
ケンスに遷移するのは、信号検出したデータがノイズで
あるか、正常の信号であるかの判定のために設けてある
(本発明では、1/4ビット幅以上の信号幅の信号を正
常の信号と判定している)。
た場合、シーケンサ11はS5でデータ取り込み信号1
(P2)を出力し(図10のP2参照)、一次記憶回路
4はそのときのデジタルデータ1及び2、つまり(1,
0)をサンプル記憶する。
号の1サンプルを行なった後、シケンサ11はBに遷移
し、エッジ検出回路2からの立ち下がり信号が入力され
ているかどうかの判定を行なう(S7)。立ち下がり信
号が入力されなければ(S7でNOの場合)、S8にお
いては、S5のデータ取り込み信号1を出力してから1
/2ビット幅の時間が経過するまではS8→Bに遷移
し、1/2ビット幅経過するとS8→S9→Bに遷移し
て2回目のデータ取り込み信号1(P3)を出力する
(図10のP3参照)。
5ビットまで行う。MIL−STD−1553Bデータ
バスはSYNC信号の前半は1.5ビットあることか
ら、理論上S5で1回、S9で2回のサンプル(計3
回)が行われるはずである。しかし、MIL−STD−
1553Bの特性上、SYNC信号の前半部分の信号幅
が大きくなる為、実際には立ち下がり信号が到来するま
で図10のP2〜P5に示すように計4回行われる。
て具体的に説明する。図10において、データ取り込み
信号1のうち、P2とP3の出力については説明済みな
ので省略する。図9を参照すると、データ取り込み信号
1(P3)が出力されると(S9)、立ち下がり信号が
到来したか否かが判定され(S7)、図10を参照する
とこの時点ではまだ立ち下がり信号は到来していないの
で(S7でNO)、1/2ビット経過後にデータ取り込
み信号1(P4)が出力される(S8,S9)。この
時、一時記憶回路4にはデジタルデータ1及び2(1,
0)が記憶される。
力されると(S9)、立ち下がり信号が到来したか否か
が判定され(S7)、図10を参照するとこの時点では
まだ立ち下がり信号は到来していないので(S7でN
O)、1/2ビット経過後にデータ取り込み信号1(P
5)が出力される(S8,S9)。なお、立ち下がり信
号が到来したか否かの判定は、デジタルデータ1が1か
ら0に変化した後でデジタルデータ2が0から1に変化
した時点に立ち下がり信号が到来したと判定される。一
方、図10を参照すると、データ取り込み信号1(P
5)が出力される時点では、デジタルデータ1は1から
0に変化している。従って、一次記憶回路4にはデジタ
ルデータ1及び2(0,0)が記憶される。
力されると(S9)、立ち下がり信号が到来したか否か
が判定され(S7)、図10を参照すると立ち下がり信
号(0,1が到来したので(S7でYES)、立ち下が
り信号P6が出力されかつ1/4ビット幅経過後に(S
10)、無信号/有信号の判断がなされ(S11)、有
信号なので(S11で有信号)、データ取り込み信号1
(P7)が出力される。
タ1及び2(0,1)が記憶される。即ち、一次記憶回
路4にデジタルデータ1及び2(0,0)が記憶された
後、1/2ビット幅が経過する前に一時記憶回路4に記
憶されるデータは(0,1)に書き替えられるのであ
る。
出力されてから1/2ビット幅経過後に出力されるデー
タ取り込み信号2(P51)により二次記憶回路5には
(1,0)が書き込まれるが、データ取り込み信号1
(P5)が出力されてから1/2ビット幅経過後に出力
されるデータ取り込み信号2(P52)により二次記憶
回路5には(0,0)ではなく(0,1)が書き込まれ
る。これにより、二次記憶回路5から出力されるSYN
Cの前半部分のデータは正確に1.5ビット分のデータ
となる。
が到来した後の動作について説明する。SYNC信号の
後半部分が入力されると、エッジ検出回路2で立ち下が
り信号が出力され(図10のP6参照)、その信号がシ
ーケンサ11に入力される。すると、シーケンサ11は
図9のS7→Cに遷移し、S10の1/4ビット幅の時
間経過後、S11の無信号/有信号の判定を経て、有信
号であった場合、S12においてデータ取り込み信号1
(図10のP7参照)を出力するとともに、S13にて
1/2ビットカウンタ12に“3”を設定(図10のP
15参照)後、Dに遷移する。
14→S15→S16→S17→S18→Dのループを
たどり、データ取り込み信号1は、1/2ビット信号幅
毎に発生することになる(図9のP7,P8参照)。
カウントアップを行い(図9のP15〜P22参照)、
カウンタのカウント値が40、つまり1ワード中の最終
ビット(パリティビットの後半)までD→S14→S1
5→S16→S17→S18→Dの遷移を行なう(図1
0のP28参照)。この動作は、S7において立ち下が
りを検出してから1ワード中の最終ビットの後半まで、
1/2ビット毎にサンプルが行われる(図11P24〜
P27参照)。
ト毎にサンプルを行なっていたものが、今度は、立ち下
がりを基準にサンプルが行われることを意味する。これ
は、MIL−STD−1553BデータバスのSYNC
前半の信号幅が、それ以降の信号幅と比較して違ってい
ることを考慮した動作である。
入力されると、1/2ビットカウンタ12は図9のS1
8によってカウント値が40から0になる(図11のP
28、P29参照)。すると、シーケンサ11はS18
→D→S14→S15に遷移し、S16においてカウン
ト値が“0”であることから、S16の“YES”のル
ープをたどりS19に遷移する。
タ取り込み信号1が出力(S20)される(図11のP
30参照)。この動作は、パリティビットの後半の信号
幅が延びることを考慮に入れたものである。つまり、1
ワード転送においては、パリティビットの後半は信号幅
が延びる為、次のワードが続かない(無信号)にも関わ
らず、S14の無信号/有信号の判定結果が有信号にな
ってしまう(図11のP31参照)。そのため、データ
取り込み信号1をS19の遅延操作で遅らせて、つま
り、デジタルデータ1,2が(0,0)になるタイミン
グ(図11のP32参照)で、一次記憶回路4に出力
し、無信号状態の情報を取得するものである。
ット後半を2回サンプルすることは避けられる。また、
複数ワード転送においては、次のワードの先頭(次のワ
ードのSYNC信号)のサンプルのみS20によって、
遅れることになるが(図12のP33参照)、SYNC
信号は1.5ビット長でレベルの変動は生じない為、S
19の遅延時間を大きくとらない限り、次のサンプルは
可能である(図12のP34参照)。ただし、サンプル
のタイミングが遅れるのは次のワードの1回目のサンプ
ルのみ(図12のP33のサンプルのこと)であり、以
降のサンプルはそれまでのタイミングで行われる(図1
2のP35〜P40参照)。
ードの最終ビット後半から次のワードへの遷移は、D→
S14→S15→S16→S17→S18→D→S14
→S15→S16→S19→S20→S21→S14→
S15→S16→S17→S18→Dのループをたどる
ことになる。そして、信号幅が大きくなる最終ワード最
終ビット後半のサンプルは、D→S14→S15→S1
6→S17→S18→D→S14→Aをたどることにな
る。
3のデータ取り込み信号1の出力タイミングは、信号幅
の違いに追従させるものである。
動作についての説明を行なう。一次記憶回路4は、デジ
タルデータ1,2をデータ取り込み信号1が入力される
タイミングで取り込む(図10のP2参照)。又、二次
記憶回路5は、一次記憶回路4からの出力データを、デ
ータ取り込み信号2が入力されるタイミングで取り込む
ものである(図10のP41参照)。
れるのは、図9のS5のタイミングである。サンプルタ
イミング発生回路3は、最初のデータ取り込み信号1が
出力されてから、1/2ビット幅経過後に最初のデータ
取り込み信号2が出力され(図10のP41参照)、そ
の後は1/2ビット幅毎に出力される(図10のP42
〜P44参照)。そして、二次記憶回路5は一次記憶回
路4の出力データを、データ取り込み信号2が入力され
るタイミングでサンプルし、トランスミッタ6に出力す
る。
/2ビット幅遅らせたデータ取り込み信号2を使用する
ことにより、信号幅の広がりを吸収することができ、従
って正常な波形に整形することができる。なお、トラン
スミッタ6は、二次記憶回路5の信号をMIL−STD
−1553Bデータバスの規定電圧に変換・出力するも
のである。
を起点として一定周期でデータが格納される第1格納手
段と、前記立上がり時に続く立さがり時を起点として一
定周期で前記第1格納手段に格納されたデータが格納さ
れる第2格納手段とを含み、前記第2格納手段に格納さ
れたデータが時系列に出力される構成であるため、入力
信号の信号幅の変動を吸収することが可能となる。さら
に、入力信号最初のエッジが本来のタイミングよりも前
後した場合でも入力信号の信号幅の変動を吸収すること
が可能となる。さらに、三値信号を二値信号に変換する
信号変換手段を設けることも可能であるため、MIL−
STD1553Bバスのような複流形式の信号に本発明
を適用することが可能となる。
信号の立上がり時を起点として一定周期でデータを第1
格納部に格納する第1ステップと、前記立上がり時に続
く立さがり時を起点として一定周期で前記第1格納部に
格納されたデータを第2格納部に格納する第2ステップ
とを含み、前記第2格納部に格納されたデータが時系列
に出力される構成であるため、上記本発明と同様の効果
を奏する。
D−1553BデータバスのSYNCビット及びパリテ
ィビット波形の信号幅の変動を吸収できる。その理由
は、次のようなものである。信号幅の変動が大きいSY
NCビットの最初の1.5ビットとパリティビットにつ
いては、その変動幅を考慮したサンプリングを行い、そ
れ以外のビットについては別のタイミングでサンプリン
グを行なっている。サンプリングしたデータは一時的に
共通の記憶装置に格納し、それを再度、統一したタイミ
ングでサンプリングすることにより、サンプリングタイ
ミングのずれを緩衝できるからである。
る。その理由は、信号波形の整形を行なっているため、
伝送中の歪みが除去でき、信号波形の再生が可能になる
からである。そのため、伝送路の延長が可能となる。
形態の構成図である。
形式を示す模式図である。
ある。
を示す信号波形図である。
である。
関係を示す模式図である。
ローチャートである。
チャートである。
チャートである。
チャートである。
である。
Claims (16)
- 【請求項1】 入力信号の立上がり時を起点として一定
周期でデータが格納される第1格納手段と、前記立上が
り時に続く立さがり時を起点として一定周期で前記第1
格納手段に格納されたデータが格納される第2格納手段
とを含み、前記第2格納手段に格納されたデータが時系
列に出力されることを特徴とする信号波形整形回路。 - 【請求項2】 前記第1格納手段にデータが格納される
たびにカウントアップする計数手段と、前記計数手段の
計数値が予め設定された数値になったとき、前記第1格
納手段にデータが格納されるタイミングを遅延させる遅
延手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の
信号波形整形回路。 - 【請求項3】 前記計数値が予め設定された数値になっ
たとき、次は計数値がリセットされることを特徴とする
請求項2記載の信号波形整形回路。 - 【請求項4】 前記予め設定された数値とは、位相ずれ
のない1ワード分の信号の計数値に1を加算した数値で
あることを特徴とする請求項2又は3記載の信号波形整
形回路。 - 【請求項5】 前記第2格納手段にデータを格納するタ
イミングを決定する第2データ取り込み信号は、前記第
1格納手段にデータを格納するタイミングを決定する第
1データ取り込み信号から所定時間遅延して出力される
ことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の信号
波形整形回路。 - 【請求項6】 三値信号を二値信号に変換する信号変換
手段をさらに含み、前記二値信号が前記第1格納手段に
格納されることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに
記載の信号波形整形回路。 - 【請求項7】 前記入力信号はバイフェ−ズ信号である
ことを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の信号
波形整形回路。 - 【請求項8】 前記入力信号は先頭にSYNCビット、
つづいてデータビット、最後尾にパリティビットを有す
る信号で1ワードが構成されることを特徴とする請求項
1乃至7いずれかに記載の信号波形整形回路。 - 【請求項9】 入力信号の立上がり時を起点として一定
周期でデータを第1格納部に格納する第1ステップと、
前記立上がり時に続く立さがり時を起点として一定周期
で前記第1格納部に格納されたデータを第2格納部に格
納する第2ステップとを含み、前記第2格納部に格納さ
れたデータが時系列に出力されることを特徴とする信号
波形整形方法。 - 【請求項10】 前記第1格納ステップにてデータが格
納されるたびにカウントアップする第3ステップと、前
記第3ステップにおける計数値が予め設定された数値に
なったとき、前記第1ステップにてデータが前記第1格
納部に格納されるタイミングを遅延させる遅延手段とを
さらに含むことを特徴とする請求項9記載の信号波形整
形方法。 - 【請求項11】 前記計数値が予め設定された数値にな
ったとき、次は計数値がリセットされることを特徴とす
る請求項10記載の信号波形整形方法。 - 【請求項12】 前記予め設定された数値とは、位相ず
れのない1ワード分の信号の計数値に1を加算した数値
であることを特徴とする請求項10又は11記載の信号
波形整形方法。 - 【請求項13】 前記第2格納部にデータを格納するタ
イミングを決定する第2データ取り込み信号は、前記第
1格納部にデータを格納するタイミングを決定する第1
データ取り込み信号から所定時間遅延して出力されるこ
とを特徴とする請求項9乃至12いずれかに記載の信号
波形整形方法。 - 【請求項14】 三値信号を二値信号に変換する第4ス
テップをさらに含み、前記二値信号が前記第1格納部に
格納されることを特徴とする請求項9乃至13いずれか
に記載の信号波形整形方法。 - 【請求項15】 前記入力信号はバイフェ−ズ信号であ
ることを特徴とする請求項9乃至14いずれかに記載の
信号波形整形方法。 - 【請求項16】 前記入力信号は先頭にSYNCビッ
ト、つづいてデータビット、最後尾にパリティビットを
有する信号で1ワードが構成されることを特徴とする請
求項9乃至15いずれかに記載の信号波形整形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000171370A JP3645792B2 (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 信号波形整形回路及びその整形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000171370A JP3645792B2 (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 信号波形整形回路及びその整形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001352351A true JP2001352351A (ja) | 2001-12-21 |
JP3645792B2 JP3645792B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=18673930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000171370A Expired - Fee Related JP3645792B2 (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 信号波形整形回路及びその整形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3645792B2 (ja) |
-
2000
- 2000-06-08 JP JP2000171370A patent/JP3645792B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3645792B2 (ja) | 2005-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5896602B2 (ja) | 通信回路及びサンプリング調整方法 | |
US7907681B2 (en) | Circuit and method for differential signaling receiver | |
EP0261428A2 (en) | Clock recovering device | |
US7069481B2 (en) | Data recovery circuit for minimizing power consumption by non-integer times oversampling | |
JP4917901B2 (ja) | 受信装置 | |
US11411565B2 (en) | Clock and data recovery circuit | |
CN107678488B (zh) | 一种跨时钟域事件传递的电路 | |
JP2001352351A (ja) | 信号波形整形回路及びその整形方法 | |
EP0299265A2 (en) | Receiver synchronization in encoder/decoder | |
US5510786A (en) | CMI encoder circuit | |
JP4320414B2 (ja) | 符号判定装置及びその方法並びにプログラム | |
JP3001414B2 (ja) | 符号誤り訂正装置 | |
JPH08249822A (ja) | シンク検出方法及びシンク検出回路 | |
US5148450A (en) | Digital phase-locked loop | |
JP4427991B2 (ja) | クロック同期シリアルデータ転送方式 | |
JP2005142615A (ja) | マンチェスタ符号データ受信装置 | |
JPH0623082Y2 (ja) | シリアル信号の受信回路 | |
JP2715953B2 (ja) | 同期回路 | |
JP3424600B2 (ja) | マンチェスタ符号受信装置 | |
JP3397829B2 (ja) | 位相検出回路 | |
JP2001168729A (ja) | データ伝送システム | |
JPH0588577B2 (ja) | ||
JPS63312754A (ja) | エラ−発生回路 | |
JP3458782B2 (ja) | Duty補正回路 | |
KR920001856B1 (ko) | 교환기 노드간의 순환 반복 코드 시그날링 검출회로 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041006 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050118 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050204 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080210 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |