JP2001352288A - 無線通信システム、無線端末、およびデータ通信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線端末、およびデータ通信方法

Info

Publication number
JP2001352288A
JP2001352288A JP2000172661A JP2000172661A JP2001352288A JP 2001352288 A JP2001352288 A JP 2001352288A JP 2000172661 A JP2000172661 A JP 2000172661A JP 2000172661 A JP2000172661 A JP 2000172661A JP 2001352288 A JP2001352288 A JP 2001352288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless terminal
center
wireless
communication
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000172661A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Amada
洋一 天田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000172661A priority Critical patent/JP2001352288A/ja
Publication of JP2001352288A publication Critical patent/JP2001352288A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路誤りが多発した場合においても、セン
ターの処理が過負荷となるような事態を回避でき、さら
に、伝送路に何らかの障害があるような場合において
も、センターに蓄積されているデータを取得できるよう
な無線通信システムを得ること。 【解決手段】 本発明にかかる無線通信システムにあっ
ては、センターおよび当該センターに収容された複数の
無線端末で構成され、さらに、センターと通信を行って
いない無線端末が、無線端末間のローカル通信を実施可
能な近隣の無線端末とデータ通信を行うことで、センタ
ーと直接データ通信を行うことなく、センターにて所有
している情報を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センターと無線端
末との間で情報配信等のデータ通信を行うための無線通
信システムに関するものであり、特に、センターが、内
部に蓄積されている、文字,画像,映像,音声等の情報
を、自身が収容する複数の無線端末に配信するための無
線通信システム、該システムを構成する無線端末、およ
びそのデータ通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の無線通信システムについて
説明する。近年、コンピュータの普及により、コンピュ
ータ通信を利用したニュースなどの情報配信が注目され
ている。このようなサービスを行う無線通信システムで
は、たとえば、ニュースなどの情報を格納したセンター
が、収容する複数の無線端末に対して、上記情報を配信
する。
【0003】上記、ニュースなどの情報配信を行う従来
の無線通信システムとしては、たとえば、特開平8−8
859公報に記載されている「情報通信システムおよび
受信端末」がある(以降、単に無線通信システムと呼
ぶ)。図21は、上記公報に記載された無線通信システ
ムの構成を示す図である。図21において、101はセ
ンターであり、102a,102b,…,102cはセ
ンター101に収容された無線端末である。
【0004】上記のように構成された無線通信システム
においては、図21のように、センター101が、蓄積
された文字,画像、映像,音声等の情報を、複数の無線
端末2a,2b,2cに対して送信し、その後、各無線
端末をもつユーザが、センター101に蓄積されている
情報(配信された情報)を閲覧する。
【0005】図22および図23は、上記サービスを実
現するための通信シーケンスの一例を示す図である。た
とえば、図22においては、センター101が、各無線
端末に対して順次データを送信する。そして、無線端末
では、データが正しく受信された場合に、センター10
1に対して確認信号“OK”を送出する。ただし、通信
路誤り等によりデータが正しく受信できなかった場合
(“NG”)、その受信端末では、センター101に対
して再送要求を送出する。そして、再送要求を受け取っ
たセンター101では、その再送要求を送信した無線端
末に対してデータの再送を行う。
【0006】一方、図23では、各無線端末がデータの
受信を要求し、この要求に対して、センター101が当
該無線端末にデータを送信する。この場合、データの受
信を要求する無線端末が、センター101に対してデー
タ送信要求を送出する。そして、データ送信要求を受け
取ったセンター101が、当該要求信号の送出元に対し
てデータを送信する。
【0007】図24は、上記従来の無線端末の構成を示
す図である。図24において、111はデータの送受信
を行うアンテナであり、112はアンテナ111に接続
された無線信号の送受信部であり、113は通信制御部
であり、114は受信したデータを格納するメモリであ
り、115は受信データを表示する表示部であり、11
6はユーザが無線端末を操作するためのボタン等を配し
た操作部であり、117は無線端末の動作を制御する制
御部であり、118は受信データの誤りを検出する受信
データ誤り検出部である。
【0008】上記のように構成される無線端末は、アン
テナ111から受け取った信号を送受信部112にて復
調し、すなわち、ここでセンター101にて蓄積されて
いたデータの形式に戻し、その復調データをメモリ11
4に格納する。たとえば、受信データ誤り検出部118
において、受信データの誤りが検出された場合には、通
信制御部117が、再送要求信号を生成し、その後、そ
の再送要求信号を、送受信部112、アンテナ111を
介してセンター101へ送信する。また、ユーザが、操
作部116を操作してデータの読み出し要求を送信する
と、制御部117では、指定された1つあるいは複数の
データをメモリ114から読み出し、その読み出し結果
を表示部115に表示する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来の無線通信システムにおいては、たとえば、センタ
ーからのデータを受信する無線端末が多い場合、すなわ
ち、センターが非常に多くの無線端末を収容するような
場合に、伝送路で誤りが多発してセンターに対して多く
の無線端末から再送要求が返ってくると、センターの処
理が過負荷となり、データ送信処理に支障をきたす可能
性がある、という問題点があった。
【0010】また、従来の無線通信システムにおいて
は、伝送路に何らかの障害があるような場合に、データ
を取得するための他の手段がないため、無線端末がセン
ターからの信号を受信できない、という問題があった。
【0011】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、伝送路誤りが多発した場合においても、センター
の処理が過負荷となるような事態を回避でき、さらに、
伝送路に何らかの障害があるような場合においても、セ
ンターに蓄積されているデータを取得できるような無線
通信システム、無線端末、およびそのデータ通信方法を
得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかる無線通信システ
ムにあっては、センターおよび当該センターに収容され
た複数の無線端末で構成され、さらに、前記センターと
通信を行っていない無線端末が、無線端末間のローカル
通信を実施可能な近隣の無線端末とデータ通信を行うこ
とで、前記センターと直接データ通信を行うことなく、
前記センターにて所有している情報を取得することを特
徴とする。
【0013】つぎの発明にかかる無線通信システムにあ
っては、さらに、前記センターとのデータ通信に失敗し
た無線端末が、前記ローカル通信を実施可能で、かつセ
ンターとのデータ通信に成功した近隣の無線端末と、デ
ータ通信を行うことで、前記センターと直接再データ通
信を行うことなく、前記センターにて所有している情報
を取得することを特徴とする。
【0014】つぎの発明にかかる無線通信システムにお
いて、近隣にローカル通信可能な他の無線端末が存在し
ない場合には、前記情報の取得を希望する無線端末が、
前記センターと直接データ通信を行うことで、最新のデ
ータを取得することを特徴とする。
【0015】つぎの発明にかかる無線通信システムにあ
っては、さらに、前記各無線端末を複数のグループに分
割し、前記センターとデータ通信を行っていない無線端
末が、同一グループに属し、かつ前記ローカル通信を実
施可能な他の無線端末と、データ通信を行うことを特徴
とする。
【0016】つぎの発明にかかる無線通信システムにあ
っては、さらに、前記各無線端末を複数のグループに分
割し、前記センターとのデータ通信に失敗した無線端末
が、同一グループに属し、前記ローカル通信を実施可能
で、かつ前記センターとのデータ通信に成功した無線端
末と、データ通信を行うことを特徴とする。
【0017】つぎの発明にかかる無線通信システムにあ
っては、さらに、前記センターが、収容するすべての無
線端末を管理するためのマスターデータベースを備え、
各通信端末が、属するグループ内の他の無線端末を管理
するためのグループメンバデータベースを備え、前記無
線端末が、自無線端末内のグループメンバデータベース
を参照し、同一のグループに属し、かつ前記ローカル通
信が実施可能な他の無線端末があるかどうかを探索する
ことを特徴とする。
【0018】つぎの発明にかかる無線通信システムにあ
っては、さらに、前記グループ内の無線端末からグルー
プリーダ無線端末を規定し、前記センターが、収容する
すべてグループリーダ無線端末を管理するためのグルー
プリーダデータベースを備え、前記各無線端末が、属す
るグループ内の他の無線端末を管理するためのグループ
メンバデータベースを備え、前記無線端末が、自無線端
末内のグループメンバデータベースを参照し、同一のグ
ループに属し、かつ前記ローカル通信が実施可能な他の
無線端末があるかどうかを探索することを特徴とする。
【0019】つぎの発明にかかる無線通信システムにお
いて、同一グループ内にローカル通信可能な他の無線端
末が存在しない場合には、前記情報の取得を希望する無
線端末が、前記センターと直接データ通信を行うこと
で、最新のデータを取得することを特徴とする。
【0020】つぎの発明にかかる無線端末にあっては、
センターとのデータ通信を制御する第1の通信制御手段
と、端末間におけるローカル通信時のデータ通信を制御
する第2の通信制御手段と、前記データ通信の形態に応
じて、前記第1の通信制御手段と前記第2の通信制御手
段のいずれか一方を選択する選択手段と、前記ローカル
通信時に、他の端末が所有する情報と自身が所有する情
報の新旧を比較するデータ比較部と、を備え、前記ロー
カル通信時は、常に新しい情報を持つ端末が古い情報を
持つ端末に対して最新情報を送信することを特徴とす
る。
【0021】つぎの発明にかかる無線端末にあっては、
さらに、受信データの誤りを検出する誤り検出手段を備
えることを特徴とする。
【0022】つぎの発明にかかる無線端末にあっては、
さらに、自グループ内の他の端末を探索するためのグル
ープメンバデータベースを備えることを特徴とする。
【0023】つぎの発明にかかるデータ通信方法にあっ
ては、センターと通信を行っていない無線端末が、無線
端末間のローカル通信を実施可能な近隣の無線端末とデ
ータ通信を行うローカル通信ステップ、を含み、前記セ
ンターと直接データ通信を行うことなく、前記センター
にて所有している情報を取得することを特徴とする。
【0024】つぎの発明にかかるデータ通信方法におい
て、前記ローカル通信ステップにあっては、さらに、前
記センターとのデータ通信に失敗した無線端末が、前記
ローカル通信を実施可能で、かつセンターとのデータ通
信に成功した近隣の無線端末と、データ通信を行うこと
で、前記センターと直接再データ通信を行うことなく、
前記センターにて所有している情報を取得することを特
徴とする。
【0025】つぎの発明にかかるデータ通信方法におい
て、近隣にローカル通信可能な他の無線端末が存在しな
い場合には、前記情報の取得を希望する無線端末が、前
記センターと直接データ通信を行うことで、最新のデー
タを取得することを特徴とする。
【0026】つぎの発明にかかるデータ通信方法におい
て、前記各無線端末が複数のグループに分割されている
場合、前記ローカル通信ステップにあっては、さらに、
前記センターとデータ通信を行っていない無線端末が、
同一グループに属し、かつ前記ローカル通信を実施可能
な他の無線端末と、データ通信を行うことを特徴とす
る。
【0027】つぎの発明にかかるデータ通信方法におい
て、前記各無線端末が複数のグループに分割されている
場合、前記ローカル通信ステップにあっては、さらに、
前記センターとのデータ通信に失敗した無線端末が、同
一グループに属し、前記ローカル通信を実施可能で、か
つ前記センターとのデータ通信に成功した無線端末と、
データ通信を行うことを特徴とする。
【0028】つぎの発明にかかるデータ通信方法におい
て、さらに、前記センターが、収容するすべての無線端
末を管理するためのマスターデータベースを備え、各通
信端末が、属するグループ内の他の無線端末を管理する
ためのグループメンバデータベースを備える場合、前記
ローカル通信ステップにあっては、前記無線端末が、自
無線端末内のグループメンバデータベースを参照し、同
一のグループに属し、かつ前記ローカル通信が実施可能
な他の無線端末があるかどうかを探索することを特徴と
する。
【0029】つぎの発明にかかるデータ通信方法におい
て、さらに、前記グループ内の無線端末からグループリ
ーダ無線端末を規定し、前記センターが、収容するすべ
てグループリーダ無線端末を管理するためのグループリ
ーダデータベースを備え、前記各無線端末が、属するグ
ループ内の他の無線端末を管理するためのグループメン
バデータベースを備える場合、前記ローカル通信ステッ
プにあっては、前記無線端末が、自無線端末内のグルー
プメンバデータベースを参照し、同一のグループに属
し、かつ前記ローカル通信が実施可能な他の無線端末が
あるかどうかを探索することを特徴とする。
【0030】つぎの発明にかかるデータ通信方法におい
て、同一グループ内にローカル通信可能な他の無線端末
が存在しない場合には、前記情報の取得を希望する無線
端末が、前記センターと直接データ通信を行い、最新の
データの取得することを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる無線通信
システム、無線端末、およびデータ通信方法の実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の
形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0032】実施の形態1.図1は、本発明にかかる無
線通信システムの実施の形態1の構成、およびデータ通
信方法を示す図である。図1において、1は必要時に自
身が収容する無線端末に対して蓄積されたデータを送信
するセンターであり、2a,2b,…2cは各ユーザが
所持し、センター1からのデータを受信する無線端末で
ある。
【0033】ここで、上記無線通信システムにおけるデ
ータ通信方法を図面にしたがって説明する。図2は、上
記センター1および各無線端末間でデータ通信を行うた
めのシーケンスを示す図である。なお、本実施の形態で
は、無線端末2aが情報の取得を希望している場合を想
定する。まず、無線端末2aでは、センター1に対し
て、近隣にローカル通信可能な他の無線端末があるかど
うかを問い合わせる。
【0034】この問い合わせを受けたセンター1では、
近隣の他の無線端末として、無線端末2bのIDを無線
端末2aに対して通知する。その後、無線端末2bとの
ローカル通信が可能であるという通知を受けた無線端末
2aでは、当該無線端末2bとローカル通信を開始し、
その通信の中で、双方で所有している情報を比較する。
そして、新しい情報を所有している方の無線端末が、古
い情報を所有している無線端末に対して、最新の所有情
報を提供する。
【0035】ここでは、図示のとおり、無線端末2bの
方が新しい情報を所有していることになるため、無線端
末2aが、無線端末2bに対してデータ要求信号を送信
し、この信号を受け取った無線端末2bが、無線端末2
aに対して所有している情報を送信する。
【0036】このように、本実施の形態の無線通信シス
テムにおいては、センター1とデータ通信を行っていな
い無線端末2aが、センター1と直接データ通信を行っ
ている無線端末2bとローカル通信を行うことで、セン
ター1が所有している情報を取得する。
【0037】なお、本実施の形態において、たとえば、
無線端末2aの近隣にローカル通信可能な他の無線端末
が存在しない場合については、無線端末2aが、センタ
ー1と直接データ通信を行い、最新のデータの取得す
る。これにより、近隣にローカル通信可能な他の無線端
末が存在する場合、および存在しない場合の、いずれの
場合においても、常に最新のデータを取得可能な無線通
信システムを提供できる。
【0038】また、上記センター1では、ローカル通信
可能な他の無線端末の問い合わせに対応するため、自身
が収容する無線端末の所在位置を把握しておく必要があ
る。そのため、センター1では、GPS(Global Posit
ioning System)からの位置情報を用いて各無線端末の
位置を把握する。さらに、センター1では、データ通信
時以外にも定期的に各無線端末と通信を行い、各無線端
末の位置情報を確認しておく。これにより、センター1
では、無線端末からの問い合せに対して最適な無線端末
を回答することができる。
【0039】また、本実施の形態においては、無線端末
内でデータの最終更新日時を常に記憶しておき、ローカ
ル通信時に無線端末間でこの最終更新日時を比較する。
ただし、上記最終更新日時の比較に限らず、たとえば、
各無線端末にて保存しているデータにデータIDおよび
タイムスタンプを付加し、ローカル通信時に無線端末間
で、同一IDのデータ毎にタイムスタンプを比較するこ
ととしてもよい。さらに、センター1が、各無線端末の
通信履歴を管理しておき、この履歴に基づいてローカル
通信時の無線端末間におけるデータの新旧を判定し、各
無線端末に対して送信方向を指示することとしてもよ
い。
【0040】また、本実施の形態においては、上記問い
合わせに対する近隣無線端末のID通知に関して、特に
規定はしていないが、たとえば、センター1が、各無線
端末の通信履歴(最終通信日時)を管理しておき、当該
無線端末の最終通信日時より新しい(あるいは古い)最
終通信日時を持つ他の無線端末のIDを通知することと
してもよい。
【0041】また、本実施の形態においては、無線端末
のデータ受信開始タイミングについて、特に規定はして
いないが、たとえば、無線端末内にタイマーを備え、前
回の通信から一定時間後に受信処理を開始することとし
てもよい。また、センター1内にタイマーを、各無線端
末に最終通信日時を記載したテーブルを、それぞれ備
え、センター1が、当該無線端末に対して、テーブル内
の最終通信日時から一定時間後に受信処理を開始するよ
うに指示することとしてもよい。また、ユーザが操作ボ
タンを押すことで、受信を開始することとしてもよい。
【0042】また、本実施の形態においては、上記無線
端末内にタイマーを備え、さらに、保存するデータにタ
イムスタンプを付加し、タイムスタンプから一定日時が
経過した場合に、自動的にそのデータを削除する。
【0043】また、本実施の形態においては、各無線端
末が受信する情報について、特に規定はしていないが、
たとえば、受信情報をカテゴリ毎に分け、希望カテゴリ
に関する情報のみを受信することとしてもよい。また、
各無線端末が、受信希望のカテゴリを記憶しておき、セ
ンター1から近隣無線端末を通知してもらうときに、上
記希望カテゴリをセンター1に対して通知することで、
同一カテゴリ情報を受信している近隣無線端末のIDを
通知してもらうこととしてもよい。また、センター1
が、無線端末のIDと希望カテゴリの対応表を持つこと
で、各無線端末の希望カテゴリを一括管理することとし
てもよい。
【0044】つぎに、本発明にかかる無線端末の構成お
よび動作を図面にしたがって説明する。図3は、上記無
線端末2a〜2cの内部構成の一例を示す図である。図
3において、11はデータの送受信を行うアンテナであ
り、12はアンテナ11に接続された無線信号の送受信
部であり、13は通信制御部であり、14は受信したデ
ータを格納するメモリであり、15は受信データを表示
する表示部であり、16はユーザが無線端末を操作する
ためのボタン等を配した操作部であり、17は無線端末
の動作を制御する制御部であり、18はローカル通信時
の通信制御を行うローカル通信制御部であり、19およ
び20は通信制御部13とローカル通信制御部18の切
り換えを行うスイッチであり、21は情報の新旧を比較
するデータ比較部である。
【0045】たとえば、センター1に対してローカル通
信可能な他の無線端末の問い合せを行う場合、無線端末
2aでは、スイッチ19および20を通信制御部13の
方に切り換え、通信制御部13にてセンター1への問い
合せ信号を生成し、その信号を送受信部12で変調後、
アンテナ11から送信する。
【0046】その後、センター1からローカル通信可能
な他の無線端末のID、すなわち、無線端末2bのI
D、が通知された場合、無線端末2aでは、アンテナ1
1で受け取った信号を送受信部12にて復調し、さら
に、通信制御部13にて無線端末2bのIDを抽出す
る。
【0047】この段階で、無線端末2aでは、スイッチ
19および20をローカル通信制御部18の方に切り換
え、ローカル通信制御部18が、送受信部12およびア
ンテナ11を介して、無線端末2bに発呼する。そし
て、ローカル通信が確立した段階で、データ比較部21
が、双方の所有データの新旧を比較する。
【0048】データ比較部21では、メモリ14に蓄積
されているデータから最終更新日時を抽出し、ローカル
通信制御部18、送受信部12、およびアンテナ11を
介して、無線端末2bに最終更新日時情報を送信する。
また、無線端末2bにおいては、データ比較部21が、
メモリ14に蓄積されているデータから最終更新日時を
抽出し、そして、自身の最終更新日時と、無線端末2a
から送られてきた最終更新日時と、を比較する。
【0049】比較終了後、ローカル通信では、古い情報
を持つ無線端末が、新しい情報を持つ無線端末に対して
データ要求信号を送信し、その後、当該信号を受け取っ
た新しい情報を持つ無線端末が、古い情報を持つ無線端
末に対してデータを送信する。このとき、受け取ったデ
ータ信号は、アンテナ11、送受信部12、ローカル通
信制御部18を介して、メモリ14に格納される。
【0050】この段階で、ユーザが、操作部16を操作
してデータの読み出しを要求すると、制御部17では、
操作部16から指定された1つあるいは複数のデータを
メモリ14から読み出し、表示部15に表示する。
【0051】このように、本実施の形態においては、セ
ンター1と通信を行っていない無線端末が、ローカル通
信を実施可能な他の無線端末とデータ通信を行うこと
で、センター1と直接データ通信を行うことなく、セン
ター1にて所有している情報を取得する。これにより、
センター1に収容された無線端末が非常に多いような場
合においても、センター1の処理が過負荷となることを
回避することができ、また、伝送路状態が悪く、センタ
ー1からのデータ受信が効率よく実施できないような場
合においても、ローカル通信を利用し、他の無線端末か
らセンター1で所有している情報を受信することができ
る。
【0052】また、本実施の形態においては、各無線端
末に、無線端末間でローカル通信を行うためのローカル
通信制御部と、ローカル通信中における各無線端末の蓄
積データの最終更新日時を比較するデータ比較部と、を
備えることで、容易に蓄積データの新旧を判断でき、デ
ータを常に最新の状態に保持しておくことができる。
【0053】実施の形態2.前述の実施の形態1では、
データの受信を希望する無線端末が、近隣の無線端末と
のローカル通信により、センター1の所有するデータを
取得するものであるが、本実施の形態では、さらに、セ
ンター1および無線端末間において伝送路誤りが発生し
た場合を想定し、この状態であっても、当該無線端末
が、センター1の所有するデータを取得可能な無線通信
システムを提供する。
【0054】図4は、本発明にかかる無線通信システム
の実施の形態2の構成、およびデータ通信方法を示す図
である。なお、本実施の形態の構成については、前述の
実施の形態1と同様であるため、同一の符号を付してそ
の説明を省略する。以下、実施の形態1と異なる部分に
ついて説明する。
【0055】図5は、上記センター1および各無線端末
間でデータ通信を行うためのシーケンスを示す図であ
る。なお、ここでは、無線端末2bが、センター1から
のデータを正しく受信できたものとし、一方、無線端末
2aが、伝送路誤りによって、センター1からのデータ
を正しく受信できなかった場合を想定する。まず、無線
端末2bでは、センター1に対して、データが正しく受
信できたことを示す確認信号“OK”を送出する。一
方、無線端末2aでは、センター1からのデータを正し
く受信できなかったため、センター1に対して信号“N
G”を送信し、近隣にローカル通信が可能な他の無線端
末があるかどうかを問い合わせる。
【0056】この問い合わせを受けたセンター1では、
近隣の他の無線端末として、無線端末2bのIDを無線
端末2aに対して通知する。その後、無線端末2bとの
ローカル通信が可能であるという通知を受けた無線端末
2aでは、当該無線端末2bとローカル通信を開始し、
その通信の中で、双方で所有している情報を比較する。
なお、ここでは、無線端末2bが、センター1からのデ
ータの受信に成功しているので、無線端末2bの方が新
しい情報を所有していることになる。
【0057】したがって、ここでは、無線端末2aが、
無線端末2bに対してデータ要求信号を送信し、一方、
この信号を受け取った無線端末2bが、無線端末2aに
対して所有している情報を送信する。
【0058】このように、本実施の形態の無線通信シス
テムにおいては、センター1とのデータ通信に失敗した
無線端末2aが、センター1とのデータ通信に成功した
無線端末2bとローカル通信を行うことで、センター1
が所有している情報を取得する。
【0059】なお、本実施の形態において、たとえば、
無線端末2aの近隣にローカル通信可能な他の無線端末
が存在しない場合については、無線端末2aが、最新の
データを取得できるまで、センター1に対してデータの
再送を繰り返し要求する。これにより、近隣にローカル
通信可能な他の無線端末が存在する場合、および存在し
ない場合の、いずれの場合においても、常に最新のデー
タを取得可能な無線通信システムを提供できる。
【0060】つぎに、本発明にかかる無線端末の構成お
よび動作を図面にしたがって説明する。図6は、上記無
線端末2a〜2cの内部構造の一例を示す図である。図
6において、22は受信データの誤りを検出する受信デ
ータ誤り検出部を示す。なお、前述した実施の形態1と
同様の構成については、同一の符号を付してその説明を
省略する。以下、実施の形態1の無線端末と異なる処理
について説明する。
【0061】たとえば、センター1からのデータ受信中
に、受信データ誤り検出部22にて受信データの誤りを
検出した場合、無線端末2aでは、スイッチ19および
20を通信制御部13の方に切り換え、通信制御部13
にてセンター1への問い合せ信号を生成し、その信号を
送受信部12で変調後、アンテナ11から送信する。以
降、実施の形態1と同様の処理を行い、最終的に、無線
端末2bから受け取ったデータを、メモリ14に格納す
る。
【0062】このように、本実施の形態においては、セ
ンター1とのデータ通信に失敗した無線端末が、ローカ
ル通信を実施可能な、センター1とのデータ通信に成功
した無線端末とデータ通信を行うことで、センター1と
直接再データ通信を行うことなく、センター1にて所有
している情報を取得する。これにより、伝送路誤りが多
発した場合においても、センター1の処理が過負荷とな
りデータ送信処理に支障をきたすことを回避することが
でき、また、伝送路状態が悪く、センター1からのデー
タ受信が効率よく実施できないような場合においても、
他の無線端末からセンター1で所有している情報を受信
することができる。
【0063】また、本実施の形態においては、実施の形
態1の無線端末の構成に、さらに、受信データのデータ
誤りを検出する受信データ誤り検出部を備えることで、
容易に伝送路誤りに対処でき、これにより、データを常
に最新の状態に保持しておくことができる。
【0064】実施の形態3.前述の実施の形態では、デ
ータの受信を希望する無線端末が、近隣の無線端末との
ローカル通信により、センター1の所有するデータを取
得するものであるが、本実施の形態では、さらに、複数
の無線端末で構成されるグループを規定し、グループ内
の他のメンバ無線端末とのローカル通信により、センタ
ー1の所有するデータを取得可能な無線通信システムを
提供する。以下、実施の形態1および2と異なる部分に
ついて説明する。
【0065】図7は、本発明にかかる無線通信システム
の実施の形態3の構成、およびデータ通信方法を示す図
である。図7において、1は、グループを管理するため
のグループメンバデータベース4を備え、必要時に自身
が収容するグループの無線端末に対して蓄積されたデー
タを送信するセンターであり、2a,2b,…は、同一
グループに属し、センター1からのデータを受信する無
線端末であり、3a,3b,…は、無線端末2a,2
b,…とは別のグループに属する無線端末である。
【0066】ここで、上記無線通信システムにおけるデ
ータ通信方法を図面にしたがって説明する。図8は、上
記センター1および各無線端末間でデータ通信を行うた
めのシーケンスを示す図である。なお、本実施の形態で
は、無線端末2bが、センター1からのデータを受信
し、最新のデータを取得しているものとし、さらに、無
線端末2aが、情報の取得を希望している場合を想定す
る。また、本実施の形態では、複数の無線端末で構成さ
れるグループをいくつか規定し、無線端末が、必ずいず
れかのグループに属するものとする。また、各無線端末
は、センター1以外に、同一のグループメンバとのみデ
ータ通信を行う。さらに、それらのグループには、それ
ぞれグループIDが付加され、同一グループに所属する
メンバ無線端末の端末IDとともに、グループメンバデ
ータベース4に保持される。
【0067】まず、無線端末2aでは、センター1に対
して、自身と同一のグループに属し、かつローカル通信
が可能な他の無線端末があるかどうかを問い合わせる。
そして、この問い合わせを受けたセンター1では、同一
グループに属する他の無線端末として、無線端末2bの
端末IDを無線端末2aに対して通知する。その後、無
線端末2bとのローカル通信が可能であるという通知を
受けた無線端末2aでは、当該無線端末2bとローカル
通信を開始し、その通信の中で、双方で所有している情
報を比較する。
【0068】ここでは、無線端末2bがセンター1から
すでにデータを受信しているため、無線端末2aが、無
線端末2bに対してデータ要求信号を送信し、この信号
を受け取った無線端末2bが、無線端末2aに対して所
有している情報を送信する。
【0069】このように、本実施の形態の無線通信シス
テムにおいては、センター1とデータ通信を行っていな
い無線端末2aが、同一グループに属し、かつセンター
1と直接データ通信を行っている無線端末2bとローカ
ル通信を行うことで、センター1が所有している情報を
取得する。
【0070】なお、本実施の形態において、たとえば、
無線端末2aと同一のグループ内にローカル通信可能な
他の無線端末が存在しない場合については、無線端末2
aが、センター1と直接データ通信を行い、最新のデー
タの取得する。これにより、同一グループ内にローカル
通信可能な他の無線端末が存在する場合、および存在し
ない場合の、いずれの場合においても、常に最新のデー
タを取得可能な無線通信システムを提供できる。
【0071】また、本実施の形態においては、センター
1が、グループIDと端末IDをデータベースとして保
持しているため、たとえば、特定のグループに対して無
線端末を新しいメンバとして追加したい場合、あるいは
特定のグループに属した無線端末をグループメンバから
削除したい場合には、当該無線端末が、センター1に対
してグループデータベース更新要求信号を送出する。そ
して、このデータベース更新要求信号を受け取ったセン
ター1では、その内容にしたがって、無線端末の追加処
理、または、削除処理を行う。
【0072】このように、本実施の形態においては、セ
ンター1とデータ通信を行っていない無線端末が、同一
グループに属し、かつローカル通信を実施可能な、他の
無線端末とデータ通信を行うことで、センター1と直接
データ通信を行うことなく、センター1にて所有してい
る情報を取得する。これにより、センター1に収容され
た無線端末が非常に多いような場合においても、センタ
ー1の処理が過負荷となることを回避することができ、
また、伝送路状態が悪く、センター1からのデータ受信
が効率よく実施できないような場合においても、ローカ
ル通信を利用し、他の無線端末からセンター1で所有し
ている情報を受信することができる。
【0073】また、本実施の形態においては、センター
1内にグループメンバデータベースを備えることで、効
率良く無線端末を管理できるため、センター1が、GP
Sを用いて各無線端末の所在位置を把握する必要がなく
なり、実施の形態1よりも、さらに処理負荷を低減でき
る。なお、本実施の形態の各無線端末の内部構成につい
ては、前述の実施の形態1における図3の構成と同一で
あるため、その説明を省略する。
【0074】実施の形態4.前述の実施の形態3では、
データの受信を希望する無線端末が、同一グループ内の
無線端末とのローカル通信により、センター1の所有す
るデータを取得するものであるが、本実施の形態では、
さらに、センター1および無線端末間において伝送路誤
りが発生した場合を想定し、この状態であっても、当該
無線端末が、センター1の所有するデータを取得可能な
無線通信システムを提供する。
【0075】図9は、本発明にかかる無線通信システム
の実施の形態4の構成、およびデータ通信方法を示す図
である。なお、本実施の形態の構成については、前述の
実施の形態3と同様であるため、同一の符号を付してそ
の説明を省略する。以下、実施の形態3と異なる部分に
ついて説明する。
【0076】図10は、上記センター1および各無線端
末間でデータ通信を行うためのシーケンスを示す図であ
る。なお、ここでは、無線端末2bが、センター1から
のデータを正しく受信できたものとし、一方、無線端末
2aが、伝送路誤りによって、センター1からのデータ
を正しく受信できなかった場合を想定する。まず、無線
端末2bでは、センター1に対して、データが正しく受
信できたことを示す確認信号“OK”を送出する。一
方、無線端末2aでは、センター1からのデータを正し
く受信できなかったため、センター1に対してグループ
メンバ無線端末の問い合わせ信号を送信し、同一グルー
プ内にローカル通信が可能な他の無線端末があるかどう
かを問い合わせる。
【0077】この問い合わせを受けたセンター1では、
グループメンバデータベース4を参照し、無線端2aと
同一のグループに属する無線端末2bの端末IDを送信
する。以降、前述の実施の形態と同様の処理を行い、最
終的に、無線端末2aが、無線端末2bに対してデータ
要求信号を送信し、一方、この信号を受け取った無線端
末2bが、無線端末2aに対して所有している情報を送
信する。
【0078】なお、本実施の形態において、たとえば、
無線端末2aと同一のグループ内にローカル通信可能な
他の無線端末が存在しない場合については、無線端末2
aが、最新のデータを取得できるまで、センター1に対
してデータの再送を繰り返し要求する。これにより、同
一グループ内にローカル通信可能な他の無線端末が存在
する場合、および存在しない場合の、いずれの場合にお
いても、常に最新のデータを取得可能な無線通信システ
ムを提供できる。
【0079】このように、本実施の形態においては、セ
ンター1とのデータ通信に失敗した無線端末が、同一グ
ループに属し、かつローカル通信を実施可能なセンター
1とのデータ通信に成功した、無線端末とデータ通信を
行うことで、センター1と直接再データ通信を行うこと
なく、センター1にて所有している情報を取得する。こ
れにより、伝送路誤りが多発した場合においても、セン
ター1の処理が過負荷となりデータ送信処理に支障をき
たすことを回避することができ、また、伝送路状態が悪
く、センター1からのデータ受信が効率よく実施できな
いような場合においても、他の無線端末からセンター1
で所有している情報を受信することができる。
【0080】また、本実施の形態においては、センター
1内にグループメンバデータベースを備えることで、効
率良く無線端末を管理できるため、センター1が、GP
Sを用いて各無線端末の所在位置を把握する必要がなく
なり、実施の形態2よりも、さらに処理負荷を低減でき
る。なお、本実施の形態の各無線端末の内部構成につい
ては、前述の実施の形態2における図6の構成と同一で
あるため、その説明を省略する。
【0081】実施の形態5.前述の実施の形態3または
4では、データの受信を希望する無線端末が、同一グル
ープ内の無線端末とのローカル通信により、センター1
の所有するデータを取得し、さらに、センター1がグル
ープメンバデータベース4を用いて各無線端末の管理を
行っていたが、本実施の形態では、各無線端末が、それ
ぞれグループメンバデータベースを管理可能な無線通信
システムを提供する。以下、実施の形態1〜4と異なる
部分について説明する。
【0082】図11は、本発明にかかる無線通信システ
ムの実施の形態5の構成、およびデータ通信方法を示す
図である。図11において、1は、マスターデータベー
ス5を備え、必要時に自身が収容するグループの無線端
末に対して蓄積されたデータを送信するセンターであ
り、2a,2b,…は、グループを管理するためのグル
ープメンバデータベース6を備え、同一グループに属
し、センター1からのデータを受信する無線端末であ
り、3a,3b,…は、グループを管理するためのグル
ープメンバデータベース6を備え、無線端末2a,2
b,…とは別のグループに属する無線端末である。
【0083】ここで、上記無線通信システムにおけるデ
ータ通信方法を図面にしたがって説明する。図12は、
上記センター1および各無線端末間でデータ通信を行う
ためのシーケンスを示す図である。なお、本実施の形態
では、無線端末2bが、センター1からのデータを受信
し、最新のデータを取得しているものとし、さらに、無
線端末2aが、情報の取得を希望している場合を想定す
る。また、本実施の形態では、複数の無線端末で構成さ
れるグループをいくつか規定し、無線端末が、必ずいず
れかのグループに属するものとする。また、各無線端末
は、センター1以外に、同一のグループメンバとのみデ
ータ通信を行う。また、それらのグループには、それぞ
れグループIDが付加され、同一グループに所属するメ
ンバ無線端末の端末IDとともに、マスターデータベー
ス5に保持される。さらに、各無線端末では、マスター
データベース5の中から、自無線端末が属するグループ
に関する他のメンバ無線端末の端末IDを、グループメ
ンバデータベース6に保持する。
【0084】まず、無線端末2aでは、自無線端末内の
グループメンバデータベース6を参照し、自身と同一の
グループに属し、かつローカル通信が可能な他の無線端
末があるかどうかを探索する。ここでは、同一グループ
に属する他の無線端末として、無線端末2bの端末ID
を検出する。その後、無線端末2bとのローカル通信が
可能であることを認識した無線端末2aでは、当該無線
端末2bとローカル通信を開始し、その通信の中で、双
方で所有している情報を比較する。
【0085】以降、前述の実施の形態と同様の処理を行
い、最終的に、無線端末2aが、無線端末2bに対して
データ要求信号を送信し、一方、この信号を受け取った
無線端末2bが、無線端末2aに対して所有している情
報を送信する。
【0086】なお、本実施の形態において、たとえば、
無線端末2aと同一のグループ内にローカル通信可能な
他の無線端末が存在しない場合については、無線端末2
aが、センター1と直接データ通信を行い、最新のデー
タの取得する。これにより、同一グループ内にローカル
通信可能な他の無線端末が存在する場合、および存在し
ない場合の、いずれの場合においても、常に最新のデー
タを取得可能な無線通信システムを提供できる。
【0087】また、本実施の形態においては、各無線端
末が、自グループ内のメンバ無線端末の無線IDをグル
ープメンバデータベースとして保持し、さらに、センタ
ー1が、すべてのグループIDと端末IDをマスターデ
ータベースとして保持しているため、たとえば、特定の
グループに対して無線端末を新しいメンバとして追加し
たい場合、あるいは特定のグループに属した無線端末を
グループメンバから削除したい場合には、当該無線端末
が、センター1に対してグループデータベース更新要求
信号を送出する。そして、このデータベース更新要求信
号を受け取ったセンター1では、その内容にしたがっ
て、無線端末の追加処理、または、削除処理を行うとと
もに、当該グループのすべての無線端末に対して新しい
グループメンバデータベースを配信する。ただし、グル
ープメンバデータベースの更新処理については、メンバ
の追加/削除時に限らず、たとえば、情報通信時以外に
一定時間毎に行うこととしてもよい。
【0088】つぎに、本発明にかかる無線端末の構成お
よび動作を図面にしたがって説明する。図13は、上記
無線端末2a,2b,3a,3bの内部構造の一例を示
す図である。図13において、23はグループメンバデ
ータベース(上記グループメンバデータベース6に相
当)である。なお、前述した実施の形態1と同様の構成
については、同一の符号を付してその説明を省略する。
以下、実施の形態1の無線端末と異なる処理について説
明する。
【0089】たとえば、センター1にて所有する情報を
取得したい場合、無線端末2aでは、グループメンバデ
ータベース23を参照し、自無線端末が属するグループ
のメンバ無線端末の端末IDを探索し、無線端末2bの
端末IDが認識できた時点で、スイッチ19および20
をローカル通信制御部18の方に切り換え、ローカル通
信制御部18が、送受信部12およびアンテナ11を介
して、無線端末2bに発呼する。以降、実施の形態1ま
たは2と同様の処理を行い、無線端末2aでは、最終的
に、無線端末2bから受け取ったデータを、メモリ14
に格納する。
【0090】このように、本実施の形態においては、セ
ンター1とデータ通信を行っていない無線端末が、同一
グループに属し、かつローカル通信を実施可能な、他の
無線端末とデータ通信を行うことで、センター1と直接
データ通信を行うことなく、センター1にて所有してい
る情報を取得する。これにより、センター1に収容され
た無線端末が非常に多いような場合においても、センタ
ー1の処理が過負荷となることを回避することができ、
また、伝送路状態が悪く、センター1からのデータ受信
が効率よく実施できないような場合においても、ローカ
ル通信を利用し、他の無線端末からセンター1で所有し
ている情報を受信することができる。
【0091】また、本実施の形態においては、センター
1内にマスターデータベースを備え、さらに、各無線端
末内にグループメンバデータベースを備えることで、さ
らに効率良く無線端末を管理できるため、すなわち、無
線端末がセンター1に対して同一グループ内の他の無線
端末を問い合わせる必要がなくなるため、実施の形態3
よりも、さらにセンター1の処理負荷を低減できる。
【0092】実施の形態6.前述の実施の形態5では、
データの受信を希望する無線端末が、同一グループ内の
無線端末とのローカル通信により、センター1の所有す
るデータを取得し、さらに、各無線端末が、それぞれグ
ループメンバデータベースを備えていたが、本実施の形
態では、さらに、センター1および無線端末間において
伝送路誤りが発生した場合を想定し、この状態であって
も、当該無線端末が、センター1の所有するデータを取
得可能な無線通信システムを提供する。
【0093】図14は、本発明にかかる無線通信システ
ムの実施の形態6の構成、およびデータ通信方法を示す
図である。なお、本実施の形態の構成については、前述
の実施の形態5と同様であるため、同一の符号を付して
その説明を省略する。以下、実施の形態5と異なる部分
について説明する。
【0094】図15は、上記センター1および各無線端
末間でデータ通信を行うためのシーケンスを示す図であ
る。なお、ここでは、無線端末2bが、センター1から
のデータを正しく受信できたものとし、一方、無線端末
2aが、伝送路誤りによって、センター1からのデータ
を正しく受信できなかった場合を想定する。まず、無線
端末2bでは、センター1に対して、データが正しく受
信できたことを示す確認信号“OK”を送出する。一
方、無線端末2aでは、センター1からのデータを正し
く受信できなかったため、自無線端末内のグループメン
バデータベース6を参照し、自身と同一のグループに属
し、かつローカル通信が可能な他の無線端末があるかど
うかを探索する。ここでは、同一グループに属する他の
無線端末として、無線端末2bの端末IDを検出する。
【0095】以降、前述の実施の形態と同様の処理を行
い、最終的に、無線端末2aが、無線端末2bに対して
データ要求信号を送信し、一方、この信号を受け取った
無線端末2bが、無線端末2aに対して所有している情
報を送信する。
【0096】なお、本実施の形態において、たとえば、
無線端末2aと同一のグループ内にローカル通信可能な
他の無線端末が存在しない場合については、無線端末2
aが、最新のデータを取得できるまで、センター1に対
してデータの再送を繰り返し要求する。これにより、同
一グループ内にローカル通信可能な他の無線端末が存在
する場合、および存在しない場合の、いずれの場合にお
いても、常に最新のデータを取得可能な無線通信システ
ムを提供できる。
【0097】つぎに、本発明にかかる無線端末の構成お
よび動作を図面にしたがって説明する。図16は、上記
無線端末2a,2b,3a,3bの内部構造の一例を示
す図である。なお、前述した実施の形態1、2または5
と同様の構成については、同一の符号を付してその説明
を省略する。以下、実施の形態5の無線端末と異なる処
理について説明する。
【0098】たとえば、センター1からのデータ受信中
に、受信データ誤り検出部22にて受信データの誤りを
検出した場合、無線端末2aでは、グループメンバデー
タベース23を参照し、自無線端末が属するグループの
メンバ無線端末の端末IDを探索し、無線端末2bの端
末IDが認識できた時点で、スイッチ19および20を
ローカル通信制御部18の方に切り換え、ローカル通信
制御部18が、送受信部12およびアンテナ11を介し
て、無線端末2bに発呼する。以降、実施の形態5と同
様の処理を行い、無線端末2aでは、最終的に、無線端
末2bから受け取ったデータを、メモリ14に格納す
る。
【0099】このように、本実施の形態においては、セ
ンター1とのデータ通信に失敗した無線端末が、同一グ
ループに属し、かつローカル通信を実施可能なセンター
1とのデータ通信に成功した、無線端末とデータ通信を
行うことで、センター1と直接再データ通信を行うこと
なく、センター1にて所有している情報を取得する。こ
れにより、伝送路誤りが多発した場合においても、セン
ター1の処理が過負荷となりデータ送信処理に支障をき
たすことを回避することができ、また、伝送路状態が悪
く、センター1からのデータ受信が効率よく実施できな
いような場合においても、他の無線端末からセンター1
で所有している情報を受信することができる。
【0100】また、本実施の形態においては、センター
1内にマスターデータベースを備え、さらに、各無線端
末内にグループメンバデータベースを備えることで、さ
らに効率良く無線端末を管理できるため、すなわち、無
線端末がセンター1に対して同一グループ内の他の無線
端末を問い合わせる必要がなくなるため、実施の形態4
よりも、さらにセンター1の処理負荷を低減できる。
【0101】実施の形態7.前述の実施の形態5では、
各無線端末が、それぞれグループメンバデータベースを
備え、センターがマスターデータベースを備えていた
が、本実施の形態では、さらに、グループリーダ無線端
末を規定し、マスターデータベースをグループリーダ無
線端末が管理する無線通信システムを提供する。以下、
実施の形態1〜6と異なる部分について説明する。
【0102】図17は、本発明にかかる無線通信システ
ムの実施の形態7の構成、およびデータ通信方法を示す
図である。図17において、1は、グループリーダID
データベース8を備え、必要時に自身が収容するグルー
プの無線端末に対して蓄積されたデータを送信するセン
ターであり、2a,2b,…は、グループを管理するた
めのグループメンバデータベース6を備え、同一グルー
プに属し、センター1からのデータを受信する無線端末
であり、2cは、マスターグループメンバデータベース
7を備え、無線端末2a,2b,…と同一のグループに
属する無線端末であり、3a,3b,…は、グループを
管理するためのグループメンバデータベース6を備え、
無線端末2a,2b,…とは別のグループに属する無線
端末であり、3cは、マスターグループメンバデータベ
ース7を備え、無線端末3a,3b,…と同一のグルー
プに属する無線端末である。
【0103】ここで、上記無線通信システムにおけるデ
ータ通信方法を図17にしたがって説明する。なお、本
実施の形態では、無線端末2bが、センター1からのデ
ータを受信し、最新のデータを取得しているものとし、
さらに、無線端末2aが、情報の取得を希望している場
合を想定する。また、本実施の形態では、複数の無線端
末で構成されるグループをいくつか規定し、無線端末
が、必ずいずれかのグループに属するものとする。ま
た、各無線端末は、センター1以外に、同一のグループ
メンバとのみデータ通信を行う。また、グループリーダ
無線端末2cでは、自グループに属するメンバ無線端末
の端末IDをマスターデータベース7に保持する。ま
た、センター1では、グループリーダ端末の端末IDを
グループリーダIDデータベース8に保持する。さら
に、各無線端末2a,2b,3a,3bでは、マスター
グループメンバデータベース7のコピーを自無線端末の
グループメンバデータベース6に保持する。
【0104】まず、無線端末2aでは、自無線端末内の
グループメンバデータベース6を参照し、自身と同一の
グループに属し、かつローカル通信が可能な他の無線端
末があるかどうかを探索する。ここでは、同一グループ
に属する他の無線端末として、無線端末2bの端末ID
を検出する。
【0105】以降、前述の実施の形態と同様の処理を行
い、最終的に、無線端末2aが、無線端末2bに対して
データ要求信号を送信し、一方、この信号を受け取った
無線端末2bが、無線端末2aに対して所有している情
報を送信する。
【0106】なお、本実施の形態において、たとえば、
無線端末2aと同一のグループ内にローカル通信可能な
他の無線端末が存在しない場合については、無線端末2
aが、センター1と直接データ通信を行い、最新のデー
タの取得する。これにより、同一グループ内にローカル
通信可能な他の無線端末が存在する場合、および存在し
ない場合の、いずれの場合においても、常に最新のデー
タを取得可能な無線通信システムを提供できる。
【0107】また、本実施の形態においては、グループ
リーダ無線端末が、自グループ内のメンバ無線端末の無
線IDをマスターグループメンバデータベースとして保
持し、各メンバ無線端末が、このマスターグループメン
バデータベースのコピーを保持し、さらに、センター1
が、グループリーダ無線端末の端末IDをグループリー
タIDデータベースとして保持しているため、たとえ
ば、特定のグループに対して無線端末を新しいメンバと
して追加したい場合、あるいは特定のグループに属した
無線端末をグループメンバから削除したい場合には、当
該無線端末が、センター1に対してグループデータベー
ス更新要求信号を送出する。そして、このデータベース
更新要求信号を受け取ったセンター1では、その内容に
対応するグループリーダ無線端末に対してその内容を通
知する。その後、グループリーダ無線端末では、その内
容にしたがって、無線端末の追加処理、または、削除処
理を行うとともに、当該グループのすべての無線端末に
対して新しいグループメンバデータベースを配信する。
【0108】つぎに、本発明にかかる無線端末の構成お
よび動作を図面にしたがって説明する。図18は、上記
無線端末2a,2b,2c,3a,3b,3cの内部構
造の一例を示す図である。図18において、23はグル
ープメンバデータベース(上記グループメンバデータベ
ース6に相当)であり、25はマスターグループメンバ
データベース(上記マスターグループメンバデータベー
ス7に相当)であり、24はグループリーダ明示部であ
る。なお、前述した実施の形態1、2、5および6と同
様の構成については、同一の符号を付してその説明を省
略する。以下、実施の形態1〜6の無線端末と異なる処
理について説明する。
【0109】たとえば、センター1にて所有する情報を
取得したい場合、無線端末2aでは、グループメンバデ
ータベース23を参照し、自無線端末が属するグループ
のメンバ無線端末の端末IDを探索し、無線端末2bの
端末IDが認識できた時点で、スイッチ19および20
をローカル通信制御部18の方に切り換え、ローカル通
信制御部18が、送受信部12およびアンテナ11を介
して、無線端末2bに発呼する。以降、実施の形態1、
2、5または6と同様の処理を行い、無線端末2aで
は、最終的に、無線端末2bから受け取ったデータを、
メモリ14に格納する。
【0110】一方、各グループにおいて無線端末を新し
いメンバとして追加する場合、あるいは無線端末をグル
ープメンバから削除する場合は、センター1からグルー
プリーダ無線端末に“追加”あるいは“削除”のコマン
ドと、メンバ無線端末の端末IDと、が通知されてくる
ので、グループリーダ無線端末では、自無線端末のマス
ターグループメンバデータベース25を更新する。さら
に、更新されたマスターグループメンバデータベースの
コピーを同一グループの無線端末に対して送信する。そ
の後、このコピーを受け取ったループメンバ無線端末で
は、グループメンバデータベース23にその内容を上書
きする。
【0111】なお、各無線端末内には、マスターグルー
プメンバデータベース25とグループメンバデータベー
ス23とを別個に装備する必要があるが、上記2種類の
データベースを同一とし、グループリーダ明示部24が
ONであるかどうかで役割を切り換えることもできる。
すなわち、グループリーダ明示部24がONになってい
る無線端末は、グループリーダ無線端末であり、装備し
ているデータベースは、マスターグループメンバデータ
ベース25となる。逆に、グループリーダ明示部24が
OFFになっている無線端末は、非グループリーダ無線
端末であり、装備しているデータベースは、グループメ
ンバデータベース23となる。
【0112】このように、本実施の形態においては、セ
ンター1とデータ通信を行っていない無線端末が、同一
グループに属し、かつローカル通信を実施可能な、他の
無線端末とデータ通信を行うことで、センター1と直接
データ通信を行うことなく、センター1にて所有してい
る情報を取得する。これにより、センター1に収容され
た無線端末が非常に多いような場合においても、センタ
ー1の処理が過負荷となることを回避することができ、
また、伝送路状態が悪く、センター1からのデータ受信
が効率よく実施できないような場合においても、ローカ
ル通信を利用し、他の無線端末からセンター1で所有し
ている情報を受信することができる。
【0113】また、本実施の形態においては、センター
1内にグループリーダIDデータベースを備え、さら
に、各無線端末内にグループメンバデータベースとマス
ターグループメンバデータベースとを備えることで、無
線端末がセンター1に対して同一グループ内の他の無線
端末を問い合わせる必要がなくなるとともに、メンバ更
新時等にセンター1からデータベースを送信してもらう
必要がなくなるため、実施の形態5よりも、さらにセン
ター1の処理負荷を低減できる。
【0114】実施の形態8.前述の実施の形態7では、
データの受信を希望する無線端末が、同一グループ内の
無線端末とのローカル通信により、センター1の所有す
るデータを取得し、さらに、各無線端末が、それぞれグ
ループメンバデータベースとマスターデータベースを備
えていたが、本実施の形態では、さらに、センター1お
よび無線端末間において伝送路誤りが発生した場合を想
定し、この状態であっても、当該無線端末が、センター
1の所有するデータを取得可能な無線通信システムを提
供する。
【0115】図19は、本発明にかかる無線通信システ
ムの実施の形態8の構成、およびデータ通信方法を示す
図である。なお、本実施の形態の構成については、前述
の実施の形態7と同様であるため、同一の符号を付して
その説明を省略する。以下、実施の形態7と異なる部分
について説明する。
【0116】なお、ここでは、無線端末2bが、センタ
ー1からのデータを正しく受信できたものとし、一方、
無線端末2aが、伝送路誤りによって、センター1から
のデータを正しく受信できなかった場合を想定する。ま
ず、無線端末2bでは、センター1に対して、データが
正しく受信できたことを示す確認信号“OK”を送出す
る。一方、無線端末2aでは、センター1からのデータ
を正しく受信できなかったため、自無線端末内のグルー
プメンバデータベース6を参照し、自身と同一のグルー
プに属し、かつローカル通信が可能な他の無線端末があ
るかどうかを探索する。ここでは、同一グループに属す
る他の無線端末として、無線端末2bの端末IDを検出
する。
【0117】以降、前述の実施の形態と同様の処理を行
い、最終的に、無線端末2aが、無線端末2bに対して
データ要求信号を送信し、一方、この信号を受け取った
無線端末2bが、無線端末2aに対して所有している情
報を送信する。
【0118】なお、本実施の形態において、たとえば、
無線端末2aと同一のグループ内にローカル通信可能な
他の無線端末が存在しない場合については、無線端末2
aが、最新のデータを取得できるまで、センター1に対
してデータの再送を繰り返し要求する。これにより、同
一グループ内にローカル通信可能な他の無線端末が存在
する場合、および存在しない場合の、いずれの場合にお
いても、常に最新のデータを取得可能な無線通信システ
ムを提供できる。
【0119】つぎに、本発明にかかる無線端末の構成お
よび動作を図20にしたがって説明する。図20は、上
記無線端末2a,2b,2c,3a,3b,3cの内部
構造の一例を示す図である。なお、前述した実施の形態
1、2、5、6および7と同様の構成については、同一
の符号を付してその説明を省略する。以下、実施の形態
7の無線端末と異なる処理について説明する。
【0120】たとえば、センター1からのデータ受信中
に、受信データ誤り検出部22にて受信データの誤りを
検出した場合、無線端末2aでは、グループメンバデー
タベース23を参照し、自無線端末が属するグループの
メンバ無線端末の端末IDを探索し、無線端末2bの端
末IDが認識できた時点で、スイッチ19および20を
ローカル通信制御部18の方に切り換え、ローカル通信
制御部18が、送受信部12およびアンテナ11を介し
て、無線端末2bに発呼する。以降、実施の形態5と同
様の処理を行い、無線端末2aでは、最終的に、無線端
末2bから受け取ったデータを、メモリ14に格納す
る。
【0121】このように、本実施の形態においては、セ
ンター1とのデータ通信に失敗した無線端末が、同一グ
ループに属し、かつローカル通信を実施可能なセンター
1とのデータ通信に成功した、無線端末とデータ通信を
行うことで、センター1と直接再データ通信を行うこと
なく、センター1にて所有している情報を取得する。こ
れにより、伝送路誤りが多発した場合においても、セン
ター1の処理が過負荷となりデータ送信処理に支障をき
たすことを回避することができ、また、伝送路状態が悪
く、センター1からのデータ受信が効率よく実施できな
いような場合においても、他の無線端末からセンター1
で所有している情報を受信することができる。
【0122】また、本実施の形態においては、センター
1内にグループリーダIDデータベースを備え、さら
に、各無線端末内にグループメンバデータベースとマス
ターグループメンバデータベースとを備えることで、無
線端末がセンター1に対して同一グループ内の他の無線
端末を問い合わせる必要がなくなるとともに、メンバ更
新時等にセンター1からデータベースを送信してもらう
必要がなくなるため、実施の形態6よりも、さらにセン
ター1の処理負荷を低減できる。
【0123】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、センターと通信を行っていない無線端末が、ローカ
ル通信を実施可能な他の無線端末とデータ通信を行うこ
とで、センターと直接データ通信を行うことなく、セン
ターにて所有している情報を取得する。これにより、セ
ンターに収容された無線端末が非常に多いような場合に
おいても、センターの処理が過負荷となることを回避す
ることができ、また、伝送路状態が悪く、センターから
のデータ受信が効率よく実施できないような場合におい
ても、ローカル通信を利用し、他の無線端末からセンタ
ーで所有している情報を受信することが可能な無線通信
システムを得ることができる。
【0124】つぎの発明によれば、センターとのデータ
通信に失敗した無線端末が、ローカル通信を実施可能
な、センターとのデータ通信に成功した無線端末とデー
タ通信を行うことで、センターと直接再データ通信を行
うことなく、センターにて所有している情報を取得す
る。これにより、伝送路誤りが多発した場合において
も、センターの処理が過負荷となりデータ送信処理に支
障をきたすことを回避することができ、また、伝送路状
態が悪く、センターからのデータ受信が効率よく実施で
きないような場合においても、他の無線端末からセンタ
ーで所有している情報を受信することが可能な無線通信
システムを得ることができる。
【0125】つぎの発明によれば、近隣にローカル通信
可能な他の無線端末が存在する場合、および存在しない
場合の、いずれの場合においても、常に最新のデータを
取得可能な無線通信システムを得ることができる。
【0126】つぎの発明によれば、センターと通信を行
っていない無線端末が、ローカル通信を実施可能な他の
無線端末とデータ通信を行うとともに、センター内にグ
ループメンバデータベースを備えることで、効率良く無
線端末を管理できるため、センターが、GPSを用いて
各無線端末の所在位置を把握する必要がなくなり、さら
に処理負荷を低減可能な無線通信システムを得ることが
できる。
【0127】つぎの発明によれば、センターとのデータ
通信に失敗した無線端末が、ローカル通信を実施可能
な、センターとのデータ通信に成功した無線端末とデー
タ通信を行うとともに、センター内にグループメンバデ
ータベースを備えることで、効率良く無線端末を管理で
きるため、センターが、GPSを用いて各無線端末の所
在位置を把握する必要がなくなり、さらに処理負荷を低
減可能な無線通信システムを得ることができる。
【0128】つぎの発明によれば、センター内にマスタ
ーデータベースを備え、さらに、各無線端末内にグルー
プメンバデータベースを備えることで、さらに効率良く
無線端末を管理できるため、すなわち、無線端末がセン
ターに対して同一グループ内の他の無線端末を問い合わ
せる必要がなくなるため、さらにセンターの処理負荷を
低減可能な無線通信システムを得ることができる。
【0129】つぎの発明によれば、センター内にグルー
プリーダIDデータベースを備え、さらに、各無線端末
内にグループメンバデータベースとマスターグループメ
ンバデータベースとを備えることで、無線端末がセンタ
ーに対して同一グループ内の他の無線端末を問い合わせ
る必要がなくなるとともに、メンバ更新時等にセンター
からデータベースを送信してもらう必要がなくなるた
め、さらにセンターの処理負荷を低減可能な無線通信シ
ステムを得ることができる。
【0130】つぎの発明によれば、同一グループ内にロ
ーカル通信可能な他の無線端末が存在する場合、および
存在しない場合の、いずれの場合においても、常に最新
のデータを取得可能な無線通信システムを得ることがで
きる。
【0131】つぎの発明によれば、各無線端末に、無線
端末間でローカル通信を行うための第2の通信制御手段
と、ローカル通信中における各無線端末の蓄積データの
最終更新日時を比較するデータ比較手段と、を備えるこ
とで、容易に蓄積データの新旧を判断でき、データを常
に最新の状態に保持しておくことが可能な無線端末を得
ることができる。
【0132】つぎの発明によれば、さらに、受信データ
のデータ誤りを検出する誤り検出手段を備えることで、
容易に伝送路誤りに対処できるため、これにより、伝送
路誤りが多発し、データ通信に支障がでた場合において
も、データを常に最新の状態に保持しておくことが可能
な無線端末を得ることができる。
【0133】つぎの発明によれば、センター内にグルー
プメンバデータベースを備えることで、効率良く無線端
末を管理できるため、センターがGPSを用いて各無線
端末の所在位置を把握する必要がなくなり、センターの
処理負荷を大幅に低減させることが可能な無線端末を得
ることができる。
【0134】つぎの発明によれば、センターと通信を行
っていない無線端末が、ローカル通信を実施可能な他の
無線端末とデータ通信を行うことで、センターと直接デ
ータ通信を行うことなく、センターにて所有している情
報を取得する。これにより、センターに収容された無線
端末が非常に多いような場合においても、センターの処
理が過負荷となることを回避することができ、また、伝
送路状態が悪く、センターからのデータ受信が効率よく
実施できないような場合においても、ローカル通信を利
用し、他の無線端末からセンターで所有している情報を
受信することが可能なデータ通信方法を得ることができ
る。
【0135】つぎの発明によれば、センターとのデータ
通信に失敗した無線端末が、ローカル通信を実施可能
な、センターとのデータ通信に成功した無線端末とデー
タ通信を行うことで、センターと直接再データ通信を行
うことなく、センターにて所有している情報を取得す
る。これにより、伝送路誤りが多発した場合において
も、センターの処理が過負荷となりデータ送信処理に支
障をきたすことを回避することができ、また、伝送路状
態が悪く、センターからのデータ受信が効率よく実施で
きないような場合においても、他の無線端末からセンタ
ーで所有している情報を受信することが可能なデータ通
信方法を得ることができる。
【0136】つぎの発明によれば、近隣にローカル通信
可能な他の無線端末が存在する場合、および存在しない
場合の、いずれの場合においても、常に最新のデータを
取得可能なデータ通信方法を得ることができる。
【0137】つぎの発明によれば、センターと通信を行
っていない無線端末が、ローカル通信を実施可能な他の
無線端末とデータ通信を行うとともに、センター内にグ
ループメンバデータベースを備えることで、効率良く無
線端末を管理できるため、センターが、GPSを用いて
各無線端末の所在位置を把握する必要がなくなり、さら
に処理負荷を低減可能なデータ通信方法を得ることがで
きる。
【0138】つぎの発明によれば、センターとのデータ
通信に失敗した無線端末が、ローカル通信を実施可能
な、センターとのデータ通信に成功した無線端末とデー
タ通信を行うとともに、センター内にグループメンバデ
ータベースを備えることで、効率良く無線端末を管理で
きるため、センターが、GPSを用いて各無線端末の所
在位置を把握する必要がなくなり、さらに処理負荷を低
減可能なデータ通信方法を得ることができる。
【0139】つぎの発明によれば、センター内にマスタ
ーデータベースを備え、さらに、各無線端末内にグルー
プメンバデータベースを備えることで、さらに効率良く
無線端末を管理できるため、すなわち、無線端末がセン
ターに対して同一グループ内の他の無線端末を問い合わ
せる必要がなくなるため、さらにセンターの処理負荷を
低減可能なデータ通信方法を得ることができる。
【0140】つぎの発明によれば、センター内にグルー
プリーダIDデータベースを備え、さらに、各無線端末
内にグループメンバデータベースとマスターグループメ
ンバデータベースとを備えることで、無線端末がセンタ
ーに対して同一グループ内の他の無線端末を問い合わせ
る必要がなくなるとともに、メンバ更新時等にセンター
からデータベースを送信してもらう必要がなくなるた
め、さらにセンターの処理負荷を低減可能なデータ通信
方法を得ることができる。
【0141】つぎの発明によれば、同一グループ内にロ
ーカル通信可能な他の無線端末が存在する場合、および
存在しない場合の、いずれの場合においても、常に最新
のデータを取得可能なデータ通信方法を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる無線通信システムの実施の形
態1の構成、およびデータ通信方法を示す図である。
【図2】 センターおよび各無線端末間でデータ通信を
行うためのシーケンスを示す図である。
【図3】 実施の形態1の無線端末の内部構成を示す図
である。
【図4】 本発明にかかる無線通信システムの実施の形
態2の構成、およびデータ通信方法を示す図である。
【図5】 センターおよび各無線端末間でデータ通信を
行うためのシーケンスを示す図である。
【図6】 実施の形態2の無線端末の内部構造を示す図
である。
【図7】 本発明にかかる無線通信システムの実施の形
態3の構成、およびデータ通信方法を示す図である。
【図8】 センターおよび各無線端末間でデータ通信を
行うためのシーケンスを示す図である。
【図9】 本発明にかかる無線通信システムの実施の形
態4の構成、およびデータ通信方法を示す図である。
【図10】 センターおよび各無線端末間でデータ通信
を行うためのシーケンスを示す図である。
【図11】 本発明にかかる無線通信システムの実施の
形態5の構成、およびデータ通信方法を示す図である。
【図12】 センターおよび各無線端末間でデータ通信
を行うためのシーケンスを示す図である。
【図13】 実施の形態5の無線端末の内部構造を示す
図である。
【図14】 本発明にかかる無線通信システムの実施の
形態6の構成、およびデータ通信方法を示す図である。
【図15】 センターおよび各無線端末間でデータ通信
を行うためのシーケンスを示す図である。
【図16】 実施の形態6の無線端末の内部構造を示す
図である。
【図17】 本発明にかかる無線通信システムの実施の
形態7の構成、およびデータ通信方法を示す図である。
【図18】 実施の形態7の無線端末の内部構造を示す
図である。
【図19】 本発明にかかる無線通信システムの実施の
形態8の構成、およびデータ通信方法を示す図である。
【図20】 実施の形態8の無線端末の内部構造を示す
図である。
【図21】 従来の無線通信システムの構成を示す図で
ある。
【図22】 従来の通信シーケンスの一例を示す図であ
る。
【図23】 従来の通信シーケンスの一例を示す図であ
る。
【図24】 従来の無線端末の構成を示す図である。
【符号の説明】 1 センター、2a,2b,2c、3a,3b,3c
無線端末、4,6,23 グループメンバデータベー
ス、5 マスターデータベース、7,25 マスターグ
ループメンバデータベース、11 アンテナ、12 送
受信部、13 通信制御部、14 メモリ、15 表示
部、16 操作部、17 制御部、18ローカル通信制
御部、19,20 スイッチ、21 データ比較部、2
2 受信データ誤り検出部、24 グループリーダ明示
部。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターおよび当該センターに収容され
    た複数の無線端末で構成された無線通信システムにおい
    て、 前記センターと通信を行っていない無線端末が、無線端
    末間のローカル通信を実施可能な近隣の無線端末とデー
    タ通信を行うことで、前記センターと直接データ通信を
    行うことなく、前記センターにて所有している情報を取
    得することを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 さらに、前記センターとのデータ通信に
    失敗した無線端末が、前記ローカル通信を実施可能で、
    かつセンターとのデータ通信に成功した近隣の無線端末
    と、データ通信を行うことで、前記センターと直接再デ
    ータ通信を行うことなく、前記センターにて所有してい
    る情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の無
    線通信システム。
  3. 【請求項3】 近隣にローカル通信可能な他の無線端末
    が存在しない場合には、前記情報の取得を希望する無線
    端末が、前記センターと直接データ通信を行うことで、
    最新のデータを取得することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 さらに、前記各無線端末を複数のグルー
    プに分割し、 前記センターとデータ通信を行っていない無線端末が、
    同一グループに属し、かつ前記ローカル通信を実施可能
    な他の無線端末と、データ通信を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 さらに、前記各無線端末を複数のグルー
    プに分割し、 前記センターとのデータ通信に失敗した無線端末が、同
    一グループに属し、前記ローカル通信を実施可能で、か
    つ前記センターとのデータ通信に成功した無線端末と、
    データ通信を行うことを特徴とする請求項2に記載の無
    線通信システム。
  6. 【請求項6】 さらに、前記センターが、収容するすべ
    ての無線端末を管理するためのマスターデータベースを
    備え、 各通信端末が、属するグループ内の他の無線端末を管理
    するためのグループメンバデータベースを備え、 前記無線端末が、自無線端末内のグループメンバデータ
    ベースを参照し、同一のグループに属し、かつ前記ロー
    カル通信が実施可能な他の無線端末があるかどうかを探
    索することを特徴とする請求項4または5に記載の無線
    通信システム。
  7. 【請求項7】 さらに、前記グループ内の無線端末から
    グループリーダ無線端末を規定し、 前記センターが、収容するすべてグループリーダ無線端
    末を管理するためのグループリーダデータベースを備
    え、 前記各無線端末が、属するグループ内の他の無線端末を
    管理するためのグループメンバデータベースを備え、 前記無線端末が、自無線端末内のグループメンバデータ
    ベースを参照し、同一のグループに属し、かつ前記ロー
    カル通信が実施可能な他の無線端末があるかどうかを探
    索することを特徴とする請求項4または5に記載の無線
    通信システム。
  8. 【請求項8】 同一グループ内にローカル通信可能な他
    の無線端末が存在しない場合には、前記情報の取得を希
    望する無線端末が、前記センターと直接データ通信を行
    うことで、最新のデータを取得することを特徴とする請
    求項4〜7のいずれか一つに記載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 センターとのデータ通信を制御する第1
    の通信制御手段と、 端末間におけるローカル通信時のデータ通信を制御する
    第2の通信制御手段と、 前記データ通信の形態に応じて、前記第1の通信制御手
    段と前記第2の通信制御手段のいずれか一方を選択する
    選択手段と、 前記ローカル通信時に、他の端末が所有する情報と自身
    が所有する情報の新旧を比較するデータ比較部と、 を備え、 前記ローカル通信時は、常に新しい情報を持つ端末が古
    い情報を持つ端末に対して最新情報を送信することを特
    徴とする無線端末。
  10. 【請求項10】 さらに、受信データの誤りを検出する
    誤り検出手段を備えることを特徴とする請求項9に記載
    の無線端末。
  11. 【請求項11】 さらに、自グループ内の他の端末を探
    索するためのグループメンバデータベースを備えること
    を特徴とする請求項9または10に記載の無線端末。
  12. 【請求項12】 センターおよび当該センターに収容さ
    れた複数の無線端末で構成されたシステムによるデータ
    通信方法にあっては、 前記センターと通信を行っていない無線端末が、無線端
    末間のローカル通信を実施可能な近隣の無線端末とデー
    タ通信を行うローカル通信ステップ、 を含み、 前記センターと直接データ通信を行うことなく、前記セ
    ンターにて所有している情報を取得することを特徴とす
    るデータ通信方法。
  13. 【請求項13】 前記ローカル通信ステップにあって
    は、さらに、 前記センターとのデータ通信に失敗した無線端末が、前
    記ローカル通信を実施可能で、かつセンターとのデータ
    通信に成功した近隣の無線端末と、データ通信を行うこ
    とで、前記センターと直接再データ通信を行うことな
    く、前記センターにて所有している情報を取得すること
    を特徴とする請求項12に記載のデータ通信方法。
  14. 【請求項14】 近隣にローカル通信可能な他の無線端
    末が存在しない場合には、前記情報の取得を希望する無
    線端末が、前記センターと直接データ通信を行うこと
    で、最新のデータを取得することを特徴とする請求項1
    2または13に記載のデータ通信方法。
  15. 【請求項15】 前記各無線端末が複数のグループに分
    割されている場合、前記ローカル通信ステップにあって
    は、さらに、 前記センターとデータ通信を行っていない無線端末が、
    同一グループに属し、かつ前記ローカル通信を実施可能
    な他の無線端末と、データ通信を行うことを特徴とする
    請求項12に記載のデータ通信方法。
  16. 【請求項16】 前記各無線端末が複数のグループに分
    割されている場合、前記ローカル通信ステップにあって
    は、さらに、 前記センターとのデータ通信に失敗した無線端末が、同
    一グループに属し、前記ローカル通信を実施可能で、か
    つ前記センターとのデータ通信に成功した無線端末と、
    データ通信を行うことを特徴とする請求項13に記載の
    データ通信方法。
  17. 【請求項17】 さらに、前記センターが、収容するす
    べての無線端末を管理するためのマスターデータベース
    を備え、各通信端末が、属するグループ内の他の無線端
    末を管理するためのグループメンバデータベースを備え
    る場合、 前記ローカル通信ステップにあっては、 前記無線端末が、自無線端末内のグループメンバデータ
    ベースを参照し、同一のグループに属し、かつ前記ロー
    カル通信が実施可能な他の無線端末があるかどうかを探
    索することを特徴とする請求項15または16に記載の
    データ通信方法。
  18. 【請求項18】 さらに、前記グループ内の無線端末か
    らグループリーダ無線端末を規定し、前記センターが、
    収容するすべてグループリーダ無線端末を管理するため
    のグループリーダデータベースを備え、前記各無線端末
    が、属するグループ内の他の無線端末を管理するための
    グループメンバデータベースを備える場合、 前記ローカル通信ステップにあっては、 前記無線端末が、自無線端末内のグループメンバデータ
    ベースを参照し、同一のグループに属し、かつ前記ロー
    カル通信が実施可能な他の無線端末があるかどうかを探
    索することを特徴とする請求項15または16に記載の
    データ通信方法。
  19. 【請求項19】 同一グループ内にローカル通信可能な
    他の無線端末が存在しない場合には、前記情報の取得を
    希望する無線端末が、前記センターと直接データ通信を
    行い、最新のデータの取得することを特徴とする請求項
    15〜18のいずれか一つに記載のデータ通信方法。
JP2000172661A 2000-06-08 2000-06-08 無線通信システム、無線端末、およびデータ通信方法 Pending JP2001352288A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000172661A JP2001352288A (ja) 2000-06-08 2000-06-08 無線通信システム、無線端末、およびデータ通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000172661A JP2001352288A (ja) 2000-06-08 2000-06-08 無線通信システム、無線端末、およびデータ通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001352288A true JP2001352288A (ja) 2001-12-21

Family

ID=18675024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000172661A Pending JP2001352288A (ja) 2000-06-08 2000-06-08 無線通信システム、無線端末、およびデータ通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001352288A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006046296A1 (ja) * 2004-10-28 2006-05-04 Fujitsu Limited 移動無線通信端末及び通信制御方法
US7194262B2 (en) 2002-05-17 2007-03-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Wireless communication system, wireless base station, wireless terminal and method of wireless communication
JP2007266876A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toyota Infotechnology Center Co Ltd 無線通信方法、無線通信装置、および無線通信プログラム
JP2012109681A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Kyocera Corp 無線通信システム、無線通信システムの基地局および端末、並びに、無線通信方法
JP2012514382A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 ソニーモバイルコミュニケーションズ, エービー 呼を中継するための方法および装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7194262B2 (en) 2002-05-17 2007-03-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Wireless communication system, wireless base station, wireless terminal and method of wireless communication
WO2006046296A1 (ja) * 2004-10-28 2006-05-04 Fujitsu Limited 移動無線通信端末及び通信制御方法
US8224302B2 (en) 2004-10-28 2012-07-17 Fujitsu Limited Mobile wireless communication terminal and communication control method
JP2007266876A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toyota Infotechnology Center Co Ltd 無線通信方法、無線通信装置、および無線通信プログラム
JP2012514382A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 ソニーモバイルコミュニケーションズ, エービー 呼を中継するための方法および装置
US8538004B2 (en) 2008-12-30 2013-09-17 Sony Corporation Sony Mobile Communications AB Method and apparatus for relaying calls
JP2012109681A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Kyocera Corp 無線通信システム、無線通信システムの基地局および端末、並びに、無線通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3626491B1 (ja) メッセンジャーサービスシステムおよびその制御方法、ならびにメッセンジャーサーバおよびその制御プログラム
US6529728B1 (en) Method and apparatus in a wireless communication system for selectively providing information specific to a location
EP1087304A2 (en) Information management technique
WO2005109933A1 (ja) 移動体端末及びサーバ及び情報提供システム及び移動体端末の通信方法及びサーバの通信方法及び情報提供システムの情報提供方法
JP2001352288A (ja) 無線通信システム、無線端末、およびデータ通信方法
JP4252440B2 (ja) 展示物解説システム、展示物解説情報管理サーバ、及び展示物解説方法
JP2006186526A (ja) 通信中継装置、通信端末装置、通信システム、および通信方法
JP3456629B2 (ja) 制御プログラム管理装置及び制御プログラム更新方法
JP2002176676A (ja) 情報端末、情報取得プログラムが記録された記録媒体、情報取得システム、及び情報取得方法
JP4199021B2 (ja) サーバ装置およびプログラム
JP3510957B2 (ja) 地域情報表示装置,地域情報管理装置および地域情報表示システム
JPH09265582A (ja) 無線ハンディターミナルを使用する無線通信システム
JPH0427739B2 (ja)
JPH1093499A (ja) 通信システム
JPH08256367A (ja) パーソナル通信システムにおける個人情報管理方式
JPH11316693A (ja) プログラム間データ連携システム及び方法
JP2001169010A (ja) 情報伝達システム及び方法
JPH098946A (ja) 情報処理装置
JP2001103061A (ja) 宿泊施設における情報通信装置
JPH08147228A (ja) 情報通信システム
JP2002073305A (ja) 印刷システム
JP3274153B2 (ja) 移動体通信システム
JP2003060786A (ja) インテリジェントネットワーク、サービス制御局、及び呼処理と信号ルーティング方法
JP2001339748A (ja) コンピュータテレフォニーシステム
JPH0670079A (ja) ファクシミリ蓄積交換装置