JP2001169010A - 情報伝達システム及び方法 - Google Patents

情報伝達システム及び方法

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JP2001169010A
JP2001169010A JP34884099A JP34884099A JP2001169010A JP 2001169010 A JP2001169010 A JP 2001169010A JP 34884099 A JP34884099 A JP 34884099A JP 34884099 A JP34884099 A JP 34884099A JP 2001169010 A JP2001169010 A JP 2001169010A
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Tatsuo Itabashi
達夫 板橋
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報伝達の信頼性を格段的に向上させ得る情報
伝達システム及び方法を実現し難かった。 【解決手段】情報伝達システム及び方法において、ユー
ザに携帯される端末から発信された当該ユーザの個人識
別情報を、所定の通信路を介して外部と通信を行う通信
機能を有する通信手段により受信したときに、当該通信
手段から所定の通信路を介して通知される当該個人識別
情報を当該通信手段と関連付けて記憶し、管理してお
き、外部から指定される個人識別情報に基づいて、アク
セス可能な通信手段を介して上記ユーザにアクセスする
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報伝達システム及
び方法に関し、例えば災害発生による緊急時に当該災害
に応じた情報を伝達対象となる相手を特定して伝達する
情報伝達システム及び方法に適用して好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば原子力発電所で放射能漏れ
のような災害が発生した場合などの緊急時における当該
災害に応じた情報(例えば非難命令)は、テレビジョン
放送やラジオ放送等のいわゆるマスメディアを通じた報
道により一般市民全般に伝達されるようになされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
マスメディアを通じた報道では、情報伝達者が、このよ
うな災害に応じた非難命令などを、非難対象の区域内に
所在する当該情報を伝達される側となるユーザのみを特
定して、伝達することは困難であった。
【0004】このため情報伝達者は、非難対象者以外の
無関係なユーザまで巻き込んだ広域な情報伝達をするこ
とになると共に、ユーザ側でも、特に非難対象の区域近
辺では自分が非難対象者であるのか否かを判別するのが
難しい場合、非難し損ねるおそれがあった。
【0005】また情報伝達者は、ユーザの所在地を把握
することは難しいため、ユーザに対して情報を確実に伝
達することは困難であった。
【0006】さらにユーザは、自分が非難対象者であっ
てもテレビジョン放送やラジオ放送等を視聴していなけ
れば(情報伝達者が非難報道をしているメディアにアク
セスしていなければ)、このような情報が伝達されない
場合があった。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、情報伝達の信頼性を格段的に向上させ得る情報伝達
システム及び方法を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ユーザに携帯され、予め付与され
たユーザの個人識別情報を発信する端末と、所定の通信
路を介して外部と通信を行う通信機能を有し、端末から
発信された個人識別情報を受信する通信手段と、通信手
段が個人識別情報を受信したときに当該通信手段から所
定の通信路を介して通知される当該個人識別情報を当該
通信手段と関連付けて記憶し、管理する管理手段とを有
し、管理手段は、外部から指定される個人識別情報に基
づいて、アクセス可能な通信手段を介して上記ユーザに
アクセスするようにした。
【0009】この結果この情報伝達システムでは、携帯
する端末から通信手段を介して個人識別情報を通知した
ユーザに対して、当該個人識別情報を指定することによ
り、通信手段を介して確実にアクセスすることができ
る。
【0010】また本発明においては、ユーザに携帯され
る端末から発信された当該ユーザの個人識別情報を、所
定の通信路を介して外部と通信を行う通信機能を有する
通信手段により受信する第1のステップと、通信手段が
個人識別情報を受信したときに当該通信手段から所定の
通信路を介して通知される当該個人識別情報を当該通信
手段と関連付けて記憶し、管理する第2のステップと、
外部から指定される個人識別情報に基づいて、アクセス
可能な通信手段を介して上記ユーザにアクセスする第3
のステップとを設けるようにした。
【0011】この結果この情報伝達方法では、携帯する
端末から通信手段を介して個人識別情報を通知したユー
ザに対して、当該個人識別情報を指定することにより、
通信手段を介して確実にアクセスすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0013】(1)ブルーツース(Bluetooth )につい
て まず、本願実施の形態において使用するブルーツースに
ついて以下に説明する。
【0014】ブルーツースは、ケーブルや赤外線通信技
術であるIrDA(Infrared DataAssociation )に代
わる近距離無線データ通信技術であり、データ及び音声
情報等の送受を2.45〔GHz 〕のISM(Industrial Sci
entific Medical )バンドにおいて行う。また1つのマ
スターに7つのスレーブを有し、通信速度が 721〔Kbp
s〕、出力は0〔dBm 〕及び20〔dBm 〕からなり低消費
電力であると共に、送信側と受信側とで周波数をたえず
ホップさせて(位置を変えて)通信を行う周波数ホッピ
ング・スペクトラム拡散方式の中でも高い周波数のもの
でなる。このため送信側及び受信側間におけるデータ及
び音声の送受において、指向性が制約されないことが特
徴である。
【0015】(2)本実施の形態による情報伝達システ
ムの構成 図1において、1は全体として本実施の形態による情報
伝達システムを示し、ユーザ(図示せず)に予め与えら
れる固有のID(個人番号)等からなるユーザデータD
1が記憶された非接触型のICカード2と、当該ICカ
ード2からユーザデータD1を読み出すための端末3
(以下、これをカードホルダ3と呼ぶ)と、当該カード
ホルダ3からいわゆるブルーツースを用いて送信される
ユーザデータD1に基づき、当該ユーザに対するアクセ
ス経路を管理して情報発信源4からの各種情報S1を伝
達する情報伝達部5とから構成されている。
【0016】この情報伝達部5は、カードホルダ3から
送信されるICカード2のユーザデータD1を受信する
受信部5Aと、当該受信部5Aから各種アクセス経路を
介して転送される当該ユーザデータD1に基づきユーザ
に対する最善のアクセス経路を管理する管理部5Bとか
らなる。
【0017】受信部5Aには、例えばユーザの自宅にお
いてIEEE(Institute of Electrical and Electron
ics Engineers )1394でなるホームネットワークH
Nを介して家庭の電話機5Aaやテレビジョン5At
(以下、これをテレビ5Atと呼ぶ)及びパーソナルコ
ンピュータ5Apと相互に接続されるホーム基地局5A
Aや、ユーザの所有する携帯電話端末5ABがあり、こ
のホーム基地局5AAは、電話機5Aa又はパーソナル
コンピュータ5Apによって、対応するPSTN(Publ
ic Switched Telecommunication Network )やISDN
(Integrated Service Digital Network)等からなる公
衆電話回線TA、又は当該公衆電話回線TA等からなる
インターネットTPを介して管理部5Bと相互に接続さ
れている。
【0018】また携帯電話端末5ABは、対応する携帯
電話の基地局5Abと相互に通信できるようになされて
いると共に、当該基地局5Abは、例えばセルラやPH
S(Personal Handy-phone System )等の携帯電話網T
Bを介して管理部5Bと相互に接続されている。
【0019】このようにしてこれらホーム基地局5AA
及び携帯電話端末5ABは、それぞれカードホルダ3か
ら受信したユーザデータD1を、対応する公衆電話回線
TA、インターネットTP及び携帯電話網TBを介して
管理部5Bに転送するようになされている。
【0020】そして管理部5Bは、受信部5Aから送信
されるユーザデータD1が受信部5Aのうちのどの経路
を介して送信されるか、又このときの受信部5Aにおけ
るユーザデータD1の受信感度等を内蔵する後述の第2
のハードディスク装置68にユーザデータD1のデータ
ベースとして登録すると共に、当該ユーザデータD1を
送信してきた受信部5Aと所定時間間隔毎にアクセス可
能であるか否か確認し合うようにして、順次ユーザに対
する最善のアクセス経路を更新するようにして、当該ア
クセス経路を管理する。
【0021】これにより管理部5Bは、情報発信源4か
ら非難命令や災害情報等の各種情報S1が与えられる
と、ユーザとのアクセス経路のうちの最善のアクセス経
路を選択し、このアクセス経路を介して当該各種情報S
1をユーザに伝達するようになされている。
【0022】すなわち管理部5Bは、ユーザとのアクセ
ス経路として公衆電話回線TAを選定した場合、情報発
信源4から与えられる各種情報S1を当該公衆電話回線
TAを介して電話機5Aaや、当該電話機5Aaとホー
ムネットワークHNを介して接続されているテレビ5A
tに伝達し、当該アクセス経路としてインターネットT
Pを選定した場合、各種情報S1を当該インターネット
TPを介してパーソナルコンピュータ5Apに伝達し、
又当該アクセス経路として携帯電話網TBを選定した場
合、各種情報S1を当該携帯電話網TBを介して携帯電
話端末5ABに伝達する。
【0023】因みに管理部5Bは、公衆電話回線TAを
介して接続されるユーザの自宅の電話機5Aaの所在地
(すなわちユーザの自宅の所在地)を認識しておくこと
により、当該公衆電話回線TAをアクセス経路として選
定し得る際のユーザの所在地を認識することができる。
【0024】これにより管理部5Bは、例えば各種情報
S1に基づく非難対象地域のユーザを限定して、当該各
種情報S1を確実に伝達することができる。
【0025】このようにしてこの情報伝達システム1で
は、ユーザの所持するICカード2を差し込んだカード
ホルダ3から送信されるユーザデータD1を情報伝達部
5の受信部5Aにより受信し、これを所定経路を介して
管理部5Bに与えるようにして当該ユーザに対するアク
セス経路を管理することにより、情報発信源4から各種
情報S1が与えられると、管理部5Bがユーザに対する
最善のアクセス経路を選定し、これを介して対応する電
話機5Aa、テレビ5At、パーソナルコンピュータ5
Ap又は携帯電話端末5ABに当該各種情報S1をに伝
達するようにして当該各種情報S1をユーザに提供する
ことができる。
【0026】なおこの場合、ユーザのIDからなるユー
ザデータD1を非接触型のICカード2に記憶させ、こ
れをカードホルダ3からブルーツースを用いて送信する
ようにしたが、本発明はこれに限らず、例えば接触型の
ICカード等にユーザデータD1を記憶させるようにし
ても良く、又カードホルダ3からブルーツース以外の種
々の無線データ通信技術を用いるようにしてユーザデー
タD1を送信するようにしても良い。
【0027】(3)カードホルダの詳細構成 ここでユーザが所持するカードホルダ3は、図2に示す
ように、表面3A上に表示部3AA及び当該表示部に表
示される画像に応じた操作をするための操作用ボタン3
Bとして決定ボタン3BA及び取消ボタン3BBが設け
られると共に、側面3Cにはいわゆるジョグダイヤル3
Dが設けられることにより構成されている。
【0028】そしてカードホルダ3は、図示しないカー
ド挿入口を介してICカード2が差し込まれると、当該
ICカード2に記憶されているユーザデータD1を読み
出し、当該ユーザデータD1を図示しないブルーツース
を用いて情報伝達部5の受信部5Aに送信するようにな
されている。
【0029】またカードホルダ3は、ICカード2から
読み出したユーザデータD1や、この他種々のICカー
ドから読み出した各種データを記憶するようにして、当
該ユーザデータD1等に基づく画像を表示部3AA上に
表示する。
【0030】そしてカードホルダ3は、ユーザからジョ
グダイヤル3Dを介して操作されることにより、表示部
3AA上の画像を次の画像に切り換える等の制御をした
り、決定ボタン3BA及び取消ボタン3BBを介して操
作されることにより、表示部3AA上の画面の内容を当
該操作に基づいて決定又は取り消すように制御する。
【0031】実際上このカードホルダ3は、図3に示す
ように、CPU(Central Processing Unit )10と、
RAM(Random Access Memory)11と、ROM(Read
Only Memory)12と、ICカード用の第1の通信制御
部13と、ブルーツース用の第2の通信制御部14と、
表示部3AAと、操作ボタン3B及びジョグダイヤル3
Dからなる入力部15とがバス16を介して接続される
と共に、第1の通信制御部13及びICカード用の第1
の送受信アンテナ部17が受信部18及び送信部19を
それぞれ介して接続され、又第2の通信制御部14及び
ブルーツース用の第2の送受信アンテナ部20が受信部
21及び送信部22をそれぞれ介して接続されることに
より構成されている。
【0032】そしてCPU10は、第1の通信制御部1
3を制御することにより、挿入口を介してICカード2
が挿入され、当該ICカード2の内蔵するアンテナ(図
示せず)と第1の送受信アンテナ部17とが通信可能な
状態になると、当該ICカード2から記憶されているユ
ーザデータD1を読み出すための読み出し信号S3を送
信部19及び第1の送受信アンテナ部17を介してIC
カード2に与える。
【0033】因みにこのときICカード2は、カードホ
ルダ3から与えられる読み出し信号S3の電磁波に基づ
いてデータ通信と同時に電力を供給されるようになされ
ている。
【0034】これにより第1の通信制御部13は、IC
カード2から第1の送受信アンテナ部17を介して当該
ICカード2に記憶されているユーザデータD1を読み
出し、これを受信部18に与える。
【0035】この受信部18は、このユーザデータD1
に対してデータ復調等の所定の入力処理を施した後、こ
れを第1の通信制御部13及びバス16を順次介してR
AM11に取り込み、バックアップをとる。
【0036】またCPU10は、第2の通信制御部14
を制御することにより、第2の送受信アンテナ部20を
介して通信可能な受信部5A(図1)を検索させてお
く。そしてこの第2の送受信アンテナ部20が、通信可
能な受信部5Aを検出すると、これを検出データD4と
して受信部21及び第2の通信制御部14を順次介して
CPU10に与える。
【0037】このCPU10は、この検出データD4に
基づいてRAM11からユーザデータD1を読み出し、
これを第2の通信制御部14を介して送信部22に与え
る。
【0038】そしてこの送信部22は、このユーザデー
タD1に対してデータ変調等の所定の出力処理を施した
後、これを第2の送受信アンテナ部20を介して通信伝
達部5の受信部5Aに送信するようになされている。
【0039】またCPU10は、表示部3AAを制御す
ることにより、このようなユーザデータD1に基づく画
像を当該表示部3AAに表示させる。そしてCPU10
は、この状態においてユーザから操作ボタン3B及びジ
ョグダイヤル3Dを介して与えられる操作コマンドS2
に応じた画像の画像データD2、D3をそれぞれ対応す
るRAM11又はROM12から読み出し、これら画像
データD2、D3に基づく画像をバス16を介して表示
部3AAに表示させる。
【0040】このようにしてこのカードホルダ3におい
ては、挿入されたICカード2からユーザデータD1を
読み出し、これを情報伝達部5の通信可能な受信部5A
に選定して送信できるようになされている。
【0041】(4)ホーム基地局の詳細構成 ホーム基地局5AAは、図4に示すように、CPU30
と、RAM31と、ROM32と、ブルーツース用の第
1の通信制御部33と、IEEE1394でなるホーム
ネットワークHN用の第2の通信制御部34とがバス3
5を介して相互に接続されていると共に、第1の通信制
御部33と送受信アンテナ部36とが受信部37及び送
信部38をそれぞれ介して接続されることにより構成さ
れている。
【0042】CPU30は、第1の通信制御部33を制
御することにより、送受信アンテナ部36を介して通信
可能なカードホルダ3(図1、図3)を検索させてお
く。そしてこの送受信アンテナ部36が、通信可能なカ
ードホルダ3を検出すると、これを検出データD10と
して受信部37及び第1の通信制御部33を順次介して
CPU30に与える。
【0043】このCPU30は、この検出データD10
に基づいて、第1の通信制御部33を制御し、カードホ
ルダ3から送信されたユーザデータD1を送受信アンテ
ナ部36を介して受信して受信部37に取り込む。
【0044】この受信部37は、このユーザデータD1
に対してデータ復調等からなる所定の入力処理を施した
後、第1の通信制御部33に与える。第1の通信制御部
33は、CPU30の制御に基づいて、受信部37から
与えられたユーザデータD1をバス35を介してRAM
31及び第2の通信制御部34に与える。
【0045】そしてRAM31は、与えられたユーザデ
ータD1を取り込みバックアップをとる。また第2の通
信制御部34は、CPU30の制御に基づき、第1の通
信制御部33からバス35を介して与えられたユーザデ
ータD1を、ホームネットワークHNを介して電話機5
Aa及びパーソナルコンピュータ5Ap(図1)等に転
送する。
【0046】この後これら電話機5Aaやパーソナルコ
ンピュータ5Apは、ホームネットワークHNを介して
ホーム基地局5AAから転送されたユーザデータD1を
公衆電話回線TAやインターネットTPを介して管理部
5Bに送出するようになされている。
【0047】このようにしてこのホーム基地局5AAに
おいては、カードホルダ3から送信されたユーザデータ
D1を受信し、これをホームネットワークHNを介して
接続される電話機5Aaやパーソナルコンピュータ5A
pに転送することにより、当該ユーザデータD1を対応
する公衆電話回線TAやインターネットTPを介して管
理部5Bに送出することができ、これにより管理部5B
に情報発信源4から各種情報S1が供給されると、対応
する公衆電話回線TAやインターネットTPを介して電
話機5Aaやパーソナルコンピュータ5Apに伝達され
るようになされている。
【0048】(5)携帯電話端末の詳細構成 携帯電話端末5ABは、図5に示すように、CPU40
と、RAM41と、ROM42と、図示しない発着信、
終話、番号入力及び各種機能選択等を操作する操作ボタ
ンからなる入力部43と、表示部44と、セルラ用の第
1の通信制御部45と、ブルーツース用の通信制御部4
6とがバス47を介して相互に接続されており、第1の
通信制御部45とセルラ用の第1の送受信アンテナ部4
8とが受信部49及び送信部50をそれぞれ介して接続
されると共に、当該第1の通信制御部45が音声処理部
51を介してそれぞれスピーカ52A及びマイク52B
と接続されている。
【0049】また第2の通信制御部46とブルーツース
用の第2の送受信アンテナ部53とが、受信部54及び
送信部55をそれぞれ介して接続されることにより構成
されている。
【0050】CPU40は、第1の通信制御部45を制
御することにより、第1の送受信アンテナ部48を介し
て通信可能な基地局5Ab(図1)を検索させておく。
そしてこの第1の送受信アンテナ部48は、通信可能な
基地局5Abを検索し、この検索結果を検索データD2
0として受信部49を介して第1の通信制御部45に与
える。
【0051】そして第1の通信制御部45は、この検索
データD20に基づく検索結果が肯定的である場合、通
信圏内であることを表す圏内信号S10をCPU40に
送出する。また第1の通信制御部45は、この検索結果
が否定的である場合、通信圏外であることを表す圏外信
号S11をCPU40に送出する。
【0052】このようにしてCPU40は、第1の通信
制御部45を制御することにより通信状態を管理し得る
ようになされている。
【0053】またCPU40は、ユーザから入力部43
を介して通信や各種機能の選択等を動作させるための動
作コマンドS12が与えられると、当該動作コマンドS
12に応じた動作プログラムをROM42に記憶されて
いる各種アプリケーションの中から検索し、これをRA
M41に読み出した後、当該動作プログラムに基づいた
画像を表示部44上に表示させる。
【0054】そしてCPU40は、表示部44上の画像
に基づいて与えられるユーザからの操作が通話やデータ
通信等の要求である場合、当該要求に応じて第1の通信
制御部45を制御し、第1の送受信アンテナ部48、基
地局5Ab及び携帯電話網TBを順次介してユーザの所
望する相手側の電話機(図示せず)とアクセスする。
【0055】このようにして相手側の電話機とアクセス
された状態で、第1の通信制御部45は、例えばユーザ
の音声がマイク52Bを介して音声処理部51に取り込
まれると、音声処理部51において所定の音声処理を施
された音声を音声信号S13Aとして入力し、これを送
信部50に与える。そして送信部50は、第1の通信制
御部45の制御のもとに、与えられた音声信号S13A
に対して変調処理等の所定の出力処理を施した後、これ
を第1の送受信アンテナ部48、基地局5Ab及び携帯
電話網TBを順次介してユーザの所望する相手側の電話
機に送信する。
【0056】これに対してこの携帯電話端末5ABは、
相手側の電話機から携帯電話網TB、及び基地局5Ab
を順次介して音声信号S13Bが与えられると、これを
第1の送受信アンテナ部48によって受信し、これを受
信部49を介して復調処理等の所定の入力処理を施した
後、第1の通信制御部45に取り込む。
【0057】第1の通信制御部45は、この音声信号S
13Bを音声処理部51に送出して所定の音声処理を施
した後、音声としてスピーカ52Aを介して出力する。
【0058】またCPU40は、このような相手側の電
話機とアクセスされた状態で、ユーザから入力部43を
介して文字や記号などが入力されると共に、当該文字等
を用いたメッセージのデータ通信を要求する動作コマン
ドS12が入力されると、当該入力された文字及び記号
等を文字データD21としてRAM41に取り込み、バ
ックアップをとる。
【0059】そしてCPU40は、第1の通信制御部4
5を制御することにより、この文字データD21を当該
第1の通信制御部45を介して送信部50に送出する。
送信部50は、与えられた文字データD21に対して所
定の出力処理を施した後、第1の送受信アンテナ部4
8、基地局5Ab及び携帯電話網TBを順次介して相手
側の電話機に送信する。
【0060】このようにしてこの携帯電話端末5ABに
おいては、ユーザからの操作に応じて、指定される相手
とアクセスし、通話及びデータ通信等の要求に応えるこ
とができる。
【0061】一方CPU40は、第2の通信制御部46
を制御することにより、第2の送受信アンテナ部53を
介して通信可能なカードホルダ3(図1、図3)を検索
させておく。そしてこの第2の送受信アンテナ部53
が、通信可能なカードホルダ3を検出すると、これを検
出データD22として受信部54及び第2の通信制御部
46を順次介してCPU40に与える。
【0062】このCPU40は、この検出データD22
に基づいて、第2の通信制御部46を制御し、カードホ
ルダ3から送信されたユーザデータD1を第2の送受信
アンテナ部53により受信して受信部54に取り込む。
【0063】この受信部54は、このユーザデータD1
に対してデータ復調等からなる所定の入力処理を施した
後、第2の通信制御部46に与える。第2の通信制御部
46は、CPU40の制御に基づいて、受信部54から
与えられたユーザデータD1をバス47を介してRAM
41及び第1の通信制御部45に与える。
【0064】そしてRAM41は、与えられたユーザデ
ータD1を取り込みバックアップをとる。また第1の通
信制御部45は、CPU40の制御に基づき、第2の通
信制御部46からバス47を介して与えられたユーザデ
ータD1を、第1の通信制御部48、基地局5Ab及び
携帯電話網TBを介して管理部5Bに送出する。
【0065】このようにしてこの携帯電話端末5ABに
おいては、カードホルダ3から送信されたユーザデータ
D1を受信し、これを携帯電話網TBを介して管理部5
Bに送出することができ、これにより管理部5Bに情報
発信源4から各種情報S1が供給されると、対応する携
帯電話網TBを介して携帯電話端末5ABに伝達される
ようになされている。
【0066】(6)管理部の詳細構成 管理部5Bは、図6に示すように、CPU60と、RA
M61と、ROM62と、情報発信源4用の通信制御部
63と、インターネットTP用の第1のインターフェー
ス回路64と、公衆電話回線TA用の第2のインターフ
ェース回路65と、携帯電話網TB用の第3のインター
フェース回路66と、情報発信源4から供給される各種
情報(コンテンツ)S1を管理するための第1のハード
ディスク装置67と、ユーザデータD1を管理するため
の第2のハードディスク装置68と、キーボードやマウ
ス等からなる入力部69とがバス70を介して相互に接
続されると共に、これら第1〜第3のインターフェース
回路64〜66は、それぞれ対応するインターネットT
P、公衆電話回線TA及び携帯電話網TBと相互に接続
されることにより構成されている。
【0067】CPU60は、オペレータ(図示せず)に
入力部69を介してROM62に格納されている各種ア
プリケーションプログラムの中から所定の動作プログラ
ムが選択されると、これをRAM61に読み出して実行
するようになされている。
【0068】そしてCPU60は、受信部5Aの電話機
5Aa、携帯電話の基地局5Ab及びパーソナルコンピ
ュータ5Apからそれぞれ対応する公衆電話回線TA、
携帯電話網TB及びインターネットTPを通じて転送さ
れるカードホルダ3のユーザデータD1を、対応する第
2のインターフェース回路65、第3のインターフェー
ス回路66及び第1のインターフェース回路64並びに
バス70を順次介して第2のハードディスク装置68に
取り込む。
【0069】この第2のハードディスク装置68には、
図7に示すようなユーザデータD1に基づくIDと、当
該ユーザデータD1が転送された経路及びその経路数
と、このユーザに情報を伝達するための手段(アクセス
タイプ)と、受信部5AにおけるユーザデータD1の受
信感度のレベル(カードホルダ3との通信状態)と、ユ
ーザにアクセスする際の呼び出し方法と、ユーザの所在
地(位置)等がユーザデータD1のデータベースとして
登録されている。
【0070】そしてCPU60は、この第2のハードデ
ィスク装置68のデータベースに基づき、ユーザデータ
D1を転送してきたユーザに対するアクセス経路を管理
すると共に、予め設定された所定時間間隔毎に受信部5
A及びカードホルダ3の通信状態を当該受信部5Aと確
認し合うようにして、当該アクセス経路に変更がある場
合のみユーザデータD1のデータベースを更新し、常に
このユーザに対する最善のアクセス経路を選定し得るよ
うになされている。
【0071】またCPU60は、情報発信源4から供給
される各種情報S1を通信制御部63及びバス70を順
次介して第1のハードディスク装置67に取り込む。こ
の第1のハードディスク装置67には、情報発信源4か
ら供給された各種情報S1に基づいて、当該情報の内容
と、その伝達対象として当該情報発信源4により指定さ
れるユーザのIDとが伝達情報のデータベースとして登
録されている。
【0072】そしてCPU60は、第1及び第2のハー
ドディスク装置67、68をそれぞれ制御することによ
り、当該第1及び第2のハードディスク装置67、68
に登録されている情報発信源4により指定されたユーザ
のIDと、ユーザデータD1に基づくユーザのIDとを
照合する。
【0073】この結果これらID同士が一致したときの
みCPU60は、この情報発信源4から与えられた各種
情報S1に基づく情報を第1のハードディスク装置67
のデータベースから読み出し、バス70、第1、第2又
は第3のインターフェース回路64、65又は66、及
び対応する公衆電話回線TA、携帯電話網TB又はイン
ターネットTPを順次介して受信部5Aに送出し、伝達
対象のユーザに伝達するようになされている。
【0074】またCPU60は、情報発信源4によって
指定されるIDを有するユーザに応じた情報発信源4か
ら供給される所定の情報を、指定される受信部5Aのう
ちの電話機5Aaや携帯電話端末5ABの基地局等に予
め供給しておくことにより、ユーザが情報を伝達される
までの時間を短縮することができる。
【0075】このようにして管理部5Bでは、CPU6
0が第2のハードディスク装置68を制御してユーザに
対するアクセス経路を管理すると共に、通信制御部63
を制御することにより、情報発信源4から供給された非
難命令や災害情報等の各種情報S1を、当該各種情報S
1に基づく非難対象地域のユーザを指定すると共に、当
該ユーザに対する最善のアクセス経路を選定して、当該
ユーザに確実に伝達するようになされている。
【0076】(7)カードホルダ及び情報伝達部間の通
信処理手順 (7−1)カードホルダにおける第1の通信処理手順 ここでこのような情報伝達システム1において、カード
ホルダ3では、電源が立ち上がった状態でカード挿入口
を介してICカード2が挿入されると、当該カードホル
ダ3のCPU10が図7に示す第1の通信処理手順RT
1を実行して当該ICカード2のユーザデータD1を読
み出し、これを受信部5Aのうちの通信可能なホーム基
地局5AA及び携帯電話端末5ABに送信(通知)する
ようになされている。
【0077】すなわちCPU10は、電源が立ち上がっ
た状態でカード挿入口を介してICカード2が挿入され
ると、ステップSP0においてこの第1の通信処理手順
RT1を開始し、続くステップSP1に進む。
【0078】CPU10は、このステップSP1におい
て第1の通信制御部13を制御して、挿入されたICカ
ード2に記憶されているユーザデータD1を読み出させ
て当該ユーザデータD1をRAM11に取り込みバック
アップを取ると共に、次のステップSP2に進んで、第
1の通信制御部13の制御のもとに第1の送受信アンテ
ナ部17に通信可能な受信部5Aを検索させる。
【0079】この後CPU10は、続くステップSP3
に進んで第1の送受信アンテナ部17の検索結果に基づ
き、通信可能な送信先(ホーム基地局5AAや携帯電話
端末5AB等)のリスト(以下、これを送信先リストと
呼ぶ)を作成し、次のステップSP4に進む。
【0080】CPU10は、このステップSP4におい
てこの送信先リストに基づく通信可能な受信部5Aのう
ちの全ての送信先にユーザデータD1を送信する。そし
てCPU10は、続くステップSP5に進み、予め設定
された一定時間、そのまま待機した後、次のステップS
P6に進んでこの第1の通信処理手順RT1を終了する
か否か判断する。
【0081】そしてCPU10は、このステップSP6
においてユーザによってこの第1の通信処理手順RT1
を終了する操作が入力部15を介して与えられることに
より肯定結果を得ると、続くステップSP7に進んでこ
の第1の通信処理手順RT1を終了する。これに対して
CPU10は、このステップSP6において否定結果を
得ると、ステップSP8に進む。
【0082】このステップSP8においてCPU10
は、再び通信可能な受信部5Aを第1の通信制御部13
の制御のもとに第1の送受信アンテナ部17に検索さ
せ、続くステップSP9に進む。
【0083】このステップSP9においてCPU10
は、第1の送受信アンテナ部17の検索結果に基づいて
通信可能な送信先リストを再度作成し、次のステップS
P10に進んで当該送信先リストとステップSP3にお
ける送信先リストとを比較して変化があるか否かを判断
する。
【0084】そしてCPU10は、ステップSP10に
おいて送信先リストに変更がないことを意味する否定結
果を得ると、続くステップSP11に進み、この送信先
リストに基づく通信可能な受信部5Aのうちの全ての送
信先にユーザデータD1を再度送信してステップSP5
に戻る。
【0085】これに対してCPU10は、このステップ
SP10において送信先リストに変更があることを意味
する肯定結果を得ると、ステップSP12に進み、ステ
ップSP8における第1の送受信アンテナ部17の検索
結果に基づいて、送信先リストを更新する。
【0086】この後CPU10は、ステップSP11に
進んで更新した送信先リストに基づく通信可能な受信部
5Aのうちの全ての送信先にユーザデータD1を再度送
信してステップSP5に戻る。
【0087】CPU10は、ステップSP5において再
び一定時間待機して次のステップSP6に進み、この後
このステップSP6において第1の通信処理手順を終了
することを意味する肯定結果が得られるまで、このステ
ップSP5−SP6−SP8〜SP11−SP5又はス
テップSP5−SP6−SP8〜SP10−SP12−
SP11−SP5のループを繰り返す。
【0088】このようにしてこのカードホルダ3では、
第1の通信処理手順RT1において、通信可能な受信部
5Aに対して所定時間毎にユーザデータD1を送信し続
ける(すなわちユーザデータD1の送信先とアクセスを
続ける)ことにより、当該ユーザデータD1の送信先
(ホーム基地局5AAや携帯電話端末5AB)を介した
アクセス経路によりアクセスし得ることを管理部5Bに
対して認識させるようになされている。
【0089】(7−2)ホーム基地局及び携帯電話端末
における第2の通信処理手順 またこの情報伝達システム1において、情報伝達部5の
受信部5Aにおけるホーム基地局5AA及び携帯電話端
末5ABでは、それぞれ電源が立ち上げられると、当該
ホーム基地局5AAのCPU30及び携帯電話端末5A
BのCPU40が図8に示す第2の通信処理手順RT2
を実行し、カードホルダ3から送信されるユーザデータ
D1を受信して、これを管理部5Bに転送する。
【0090】すなわちCPU30、40は、電源が立ち
上げられるとこの第2の通信処理手順RT2をステップ
SP20から開始し、続くステップSP21に進んでそ
れぞれ対応する第1の通信制御部33及び第2の通信制
御部46を制御する。
【0091】そしてCPU30、40は、このステップ
SP21においてこれら第1の通信制御部33及び第2
の通信制御部46の制御のもとに、対応する送受信アン
テナ部36及び第2の送受信アンテナ部53が検索した
通信可能なカードホルダ3のユーザデータD1を受信す
る(カードホルダ3からの通知を受ける)まで待機し、
やがてこのユーザデータD1を受信すると次のステップ
SP22に進み、当該ユーザデータD1を管理部5Bに
転送する。
【0092】このときCPU30、40は、予め所定の
IDを有するユーザ宛に情報発信源4から与えられた情
報を管理部5Bから受け取っている場合、ステップSP
23に進んでカードホルダ3から通知されたユーザデー
タD1に基づくユーザのIDと、当該情報発信源4から
指定されたユーザのIDとを照合し、これらが一致した
ときのみこの情報発信源4から与えられた情報を対象と
なるユーザに伝達して続くステップSP24に進む。
【0093】またCPU30、40は、ステップSP2
2においてユーザデータD1を管理部5Bに転送した
後、管理部5Bから上述のような所定の情報を受け取っ
ていない場合、そのままステップSP24に進む。
【0094】そしてCPU30、40は、このステップ
SP24においてこの第2の通信処理手順RT2を終了
するか否かを判断し、肯定結果が得られるとステップS
P25に進んで当該第2の通信処理手順RT2を終了す
る。
【0095】これに対してCPU30、40は、このス
テップSP24において否定結果を得るとステップSP
21に戻り、再び第1の通信制御部33及び第2の通信
制御部46を制御して、対応する送受信アンテナ部36
及び第2の送受信アンテナ部53が検索した通信可能な
カードホルダ3から通知を受けるまで待機し、この後ス
テップSP24において肯定結果が得られるまで、この
ステップSP21〜SP24を繰り返す。
【0096】(7−3)ホーム基地局及び携帯電話端末
におけるユーザリスト更新処理手順 一方ホーム基地局5AAのCPU30及び携帯電話端末
5ABのCPU40は、上述のような第2の通信処理手
順RT2を実行すると共に、図9に示す通信確認処理手
順RT3を実行し、通知されたユーザデータD1に基づ
いて、当該通知を受けたカードホルダ3のうち、予め設
定された所定時間が経過しても再度ユーザデータD1を
通知して来ないカードホルダ3に対して、アクセス可能
なカードホルダ3であるかを確認する。
【0097】すなわちCPU30、40は、第2の通信
処理手順RT2のステップSP21においてユーザデー
タD1が通知されたことを意味する肯定結果を得ると、
この通信確認処理手順RT3をステップSP30から開
始し、続くステップSP31に進んで通知されたユーザ
データD1に基づいて、当該ユーザデータD1を通知し
たカードホルダ3のリスト(以下、これをカードホルダ
リストと呼ぶ)を作成し、当該カードホルダ3を登録す
る。
【0098】この後CPU30、40はステップSP3
2に進み、所定時間経過するまで待機し、所定時間経過
後、ステップSP33に進んでカードホルダリストに登
録されているカードホルダ3から再通知されたか否か判
断する。
【0099】CPU30、40は、このステップSP3
3においてカードホルダリストに登録されているカード
ホルダ3から再通知が得られたことを意味する肯定結果
を得るとステップSP32に戻り、再び所定時間待機す
る。
【0100】これに対してCPU30、40は、このス
テップSP33においてカードホルダリストに登録され
ているカードホルダ3から再通知が得られなかったこと
を意味する否定結果を得るとステップSP34に進ん
で、通知が得られなかった(非通知だった)カードホル
ダ3をカードホルダリストの中からリストアップして続
くステップSP35に進む。
【0101】このステップSP35においてCPU3
0、40は、リストアップしたカードホルダ3に対して
アクセスして通信可能であるか否か判断し、この結果、
アクセス可能であることを意味する肯定結果が得られる
とステップSP32に戻り、再び所定時間待機する。
【0102】これに対してCPU30、40は、このス
テップSP35においてリストアップしたカードホルダ
3に対するアクセスが困難であることを意味する否定結
果をえると続くステップSP36に進み、当該アクセス
困難なカードホルダ3をカードホルダリストから削除す
るようにして、当該カードホルダリストを更新する。
【0103】この後CPU30、40は、次のステップ
SP37に進んで、この通信確認処理手順RT3を終了
するか否か判断し、否定結果を得るとステップSP32
に戻り、再び所定時間待機する。
【0104】これに対してCPU30、40は、このス
テップSP37において肯定結果が得られるとステップ
SP38に進んで、この通信確認処理手順RT3を終了
する。
【0105】(7−4)情報伝達部5の管理部5Bにお
ける第3の通信処理手順 またこの情報伝達システム1において、情報伝達部5の
管理部5Bでは、電源が立ち上げられた状態で、当該管
理部5BのCPU60がROM62に格納されている動
作プログラムをRAM61に読み出すと、図10に示す
データベース登録処理手順RT4を実行し、受信部5A
のホーム基地局5AA及び携帯電話端末5ABから転送
されるユーザデータD1に基づいて、データベースを作
成し、ユーザに対するアクセス経路を管理する。
【0106】すなわちCPU60は、電源が立ち上げら
れた状態でROM62に格納されている動作プログラム
をRAM61に読み出すと、このデータベース登録処理
手順RT4をステップSP40から開始し、続くステッ
プSP41に進んで受信部5AからユーザデータD1が
転送(通知)されたか否かを判断する。
【0107】そしてCPU60は、このステップSP4
1において受信部5AからユーザデータD1が転送され
るまで待機し、やがて受信部5AからユーザデータD1
が転送されることにより肯定結果が得られると、続くス
テップSP42に進んで第2のハードディスク装置68
を制御してデータベースを作成し、このユーザデータD
1に基づいてユーザに対するアクセス経路等を登録す
る。
【0108】このときCPU60は、予め所定のIDを
有するユーザ宛に情報発信源4から与えられた情報を第
1のハードディスク装置67のデータベースに登録して
いる場合、ステップSP43に進んで受信部5Aから通
知されたユーザデータD1に基づくユーザのIDと、当
該情報発信源4から指定されたユーザのIDとを照合
し、これらが一致したときのみこの情報発信源4から与
えられた情報を対象となるユーザに伝達して続くステッ
プSP44に進む。
【0109】またCPU60は、ステップSP42にお
いてユーザデータD1に基づきユーザに対するアクセス
経路等をデータベースに登録した後、情報発信源4から
上述のような所定の情報を受け取っていない場合、その
ままステップSP44に進む。
【0110】そしてCPU60は、このステップSP4
4においてこのデータベース登録処理手順RT4を終了
するか否かを判断し、このデータベース登録処理手順R
T4を終了しないことを意味する否定結果を得ると、ス
テップSP41に戻り、再び受信部5Aからユーザデー
タD1が通知されるまで待機する。
【0111】これに対してCPU60は、このステップ
SP44においてこのデータベース登録処理手順RT4
を終了することを意味する肯定結果が得られると、ステ
ップSP45に進み、当該データベース登録処理手順R
T4を終了する。
【0112】このようにしてこの情報伝達システム1で
は、図12に示すように、カードホルダ3、ホーム基地
局5AA及び携帯電話端末5AB並びに管理部5B間に
おいて、第1及び第2の通信処理手順RT1、RT2並
びにデータベース登録処理手順RT4を実行することに
より、カードホルダ3が送信するユーザデータD1を通
信可能なホーム基地局5AA又は携帯電話端末5ABに
よって受信し、これを管理部5Bに転送して、当該管理
部5BがユーザデータD1に基づくデータベースによっ
てユーザに対するアクセス経路を管理することができる
ようになされている。
【0113】(8)本実施の動作及び効果 以上の構成において、この情報伝達システム1では、ユ
ーザがカードホルダ3を用いてICカード2のユーザデ
ータD1を、受信部5Aのうちの通信可能なホーム基地
局5AA及び又は携帯電話端末5ABに送信すると、当
該ホーム基地局5AA及び携帯電話端末5ABは、送信
されたユーザデータD1を対応する公衆電話回線TA、
インターネットTP及び携帯電話網TBを介して管理部
5Bに転送し、このユーザと通信可能であることを通知
する。
【0114】そして管理部5Bは、転送されたユーザデ
ータD1に基づくユーザのIDと、当該ユーザデータD
1の転送された経路(すなわちユーザへのアクセス経
路)とを関連付けて記憶する。
【0115】従ってこの情報伝達システム1では、管理
部5Bが指定されるIDに対応するアクセス経路を介し
て当該IDのユーザに対し、アクセスすることができ
る。
【0116】またこの情報伝達システム1において、管
理部5Bは、予め設定された所定時間間隔で受信部5A
にカードホルダ3との接続状態を再確認し、このユーザ
へのアクセス経路を更新する。
【0117】このように監視することにより、管理部5
Bは、常にこのユーザに対する確実なアクセス経路を管
理することができる。
【0118】さらにこの情報伝達システム1では、指定
されるIDに対応するアクセス経路が複数存在する場
合、これら全てのアクセス経路を介して、当該IDのユ
ーザに対し、同時にアクセスしても良い。この場合例え
ば一のアクセス経路には、公衆電話回線を介した通話情
報を与え、一のアクセス経路には、公衆電話回線を介し
たファクシミリ情報を与え、一のアクセス経路には、イ
ンターネットを介した電子メール情報等を与えることが
できる。
【0119】さらにこのように指定されるIDに対応す
るアクセス経路が複数存在する場合、この情報伝達シス
テム1では、情報を伝達するアクセス経路の順位をユー
ザに予め設定させておき、これに基づいて上位のアクセ
ス経路を優先的に選択して、情報を伝達するようにして
も良い。
【0120】さらにこの情報伝達システム1では、例え
ば受信部5Aの電話機5Aaを用いて複数のユーザが管
理部5Bに対して通知した場合、各ユーザは、この電話
機5Aaを用いて同時に情報伝達を待ち受けることがで
きる。
【0121】さらにこの情報伝達システム1では、受信
部5Aのホーム基地局5AA及び携帯電話端末5ABに
おいて、予め設定されたID以外のユーザデータD1
は、受付を拒絶するようにして、登録可能なユーザを限
定できるようにしても良い。
【0122】さらにこの情報伝達システム1では、管理
部5Bにおいて、予め設定されたID以外のユーザデー
タD1は、受付を拒絶するようにして、登録可能なユー
ザを限定できるようにしても良い。
【0123】さらにこの情報伝達システム1では、受信
部5Aのホーム基地局5AA及び携帯電話端末5ABに
おいて、ユーザが予め設定されたパスワードを入力する
ことにより、ユーザデータD1を受け付けできるように
しても良い。
【0124】さらにこの情報伝達システム1では、IC
カード2にパスワードを設定するようにして、カードホ
ルダ3において、当該パスワードが照合されたときの
み、このICカード2のユーザデータD1を読み出すこ
とができるようにしても良い。
【0125】以上の構成によれば、端末によってICカ
ード2から読み出された個人識別情報を、受信部5Aが
所定の通信路を経由して管理部5Bに通知し、当該管理
部5Bがこのユーザに対するアクセス可能な受信部5A
と、当該ユーザの個人識別情報とを関連付けて管理する
ことにより、指定される個人識別情報に対応するアクセ
ス可能な受信部5Aを介して、当該ユーザと確実にアク
セスすることができ、かくして情報伝達の信頼性を格段
的に向上させ得る情報伝達システム1を実現することが
できる。
【0126】(9)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、本発明を情報伝達シ
ステム1に適用するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、要はユーザに対してアクセス可
能な通信手段と当該ユーザの個人識別情報とを関連付け
て管理し、指定される個人識別情報に対応する通信手段
を介して、当該個人識別情報のユーザとアクセスする情
報伝達システムであれば、この他種々の情報伝達システ
ムに広く適用することができる。
【0127】この場合、例えば図1との対応部分に同一
符号を付した図13において示すような、情報伝達シス
テム1Aにも適用することができる。この情報伝達シス
テム1Aは、カードホルダ3からユーザデータD1を受
信するための受信部5Aとして、例えばユーザが列車で
移動している場合に当該列車内に設置される列車内無線
基地局5ACと、当該列車内無線基地局5ACから送信
されるユーザデータD1を管理部5Bに転送するための
列車無線送信部5Ac及び列車無線網TCが設けられて
いることを除いて全て図1の情報伝達システム1と同様
に構成されている。
【0128】そしてこの列車内無線基地局5ACは、実
際上、図14に示すように、CPU80と、RAM81
と、ROM82と、ブルーツース用の第1の通信制御部
83と、列車無線用の第2の通信制御部84とがバス8
5を介して相互に接続されており、この第1の通信制御
部83とブルーツース用の第1の送受信アンテナ部86
とが受信部87及び送信部88をそれぞれ介して接続さ
れると共に、第2の通信制御部84と列車無線用の第2
の送受信アンテナ部89とが受信部90及び送信部91
をそれぞれ介して接続されることにより構成されてい
る。
【0129】そしてCPU80は、第1の通信制御部8
3を制御することにより、第1の送受信アンテナ部86
を介して通信可能なカードホルダ3(図1、図3)を検
索させておく。そしてこの第1の送受信アンテナ部86
が、通信可能なカードホルダ3を検出すると、これを検
出データD30として受信部87及び第1の通信制御部
83を順次介してCPU80に与える。
【0130】このCPU80は、この検出データD30
に基づいて第1の通信制御部83を制御し、カードホル
ダ3から送信されたユーザデータD1を第1の送受信ア
ンテナ部86を介して受信して受信部87に取り込む。
【0131】この受信部87は、このユーザデータD1
に対してデータ復調等からなる所定の入力処理を施した
後、第1の通信制御部83に与える。第1の通信制御部
83は、CPU80の制御に基づいて受信部87から与
えられたユーザデータD1をバス85を介してRAM8
1及び第2の通信制御部84に与える。
【0132】そしてRAM81は、与えられたユーザデ
ータD1を取り込み、バックアップをとる。またCPU
80は、第2の通信制御部84を制御することにより、
第2の送受信アンテナ部89を介して通信可能な受信部
5A(図1)を検索させておく。
【0133】そしてこの第2の送受信アンテナ部89
が、通信可能な受信部5Aを検出すると、これを検出デ
ータD31として受信部90及び第2の通信制御部84
を順次介してCPU80に与え、当該CPU80は、こ
の検出データD31に基づいてRAM81からユーザデ
ータD1を読み出し、これを第2の通信制御部84を介
して送信部91に与える。
【0134】そしてこの送信部91は、このユーザデー
タD1に対してデータ変調等の所定の出力処理を施した
後、これを第2の送受信アンテナ部89を介して通信伝
達部5の受信部5Aに送信する。
【0135】このようにしてこの列車内無線基地局5A
Cにおいては、カードホルダ3から受信したユーザデー
タD1を情報伝達部5の管理部5Bに転送するようにな
されている。
【0136】この場合例えば管理部5Bが情報発信源4
から与えられる各種情報S1を列車無線網TC及び列車
無線送信部5Acを順次介して列車内無線基地局5AC
に送出し、当該列車内無線基地局5ACから対応するI
DのユーザデータD1を発信している最寄りの携帯電話
端末5AB又はカードホルダ3に対して、当該各種情報
S1を伝達するようにしても良い。
【0137】このようにしてこの情報伝達システム1A
では、図15に示すように、情報発信源4からの各種情
報S1を管理部5Bが受け取ると、当該情報発信源4か
ら指定されるIDに基づいて情報伝達対象となるユーザ
を検索し、該当するIDがホーム基地局5AA及び携帯
電話基地局5Abにおいて検出されると、当該ホーム基
地局5AA及び携帯電話基地局5Abにアクセスして、
それぞれ通信可能なテレビ5At及び電話機5Aa又は
携帯電話端末5ABに当該情報発信源4からの各種情報
S1を伝達するようになされている。
【0138】また上述の実施の形態においては、ICカ
ード2からユーザデータD1を読み出す端末としてカー
ドホルダ3を適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要はユーザに携帯され、予
め付与されたユーザの個人識別情報を発信するものであ
れば、例えばICカード2を装填することにより、ユー
ザデータD1を読み出し、これを受信手段に通知する機
能を設けた定期券入れを用いるようにしても良く、又携
帯電話端末に直接ICカード2を差し込み、これにより
取り込まれた当該ICカード2のユーザデータD1を受
信手段に通知するようにしても良い。
【0139】さらに上述の実施の形態においては、通信
手段として受信部5Aを適用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、要は、所定の通信
路としてのインターネットTP、公衆電話回線TA及び
携帯電話網TB等を介して外部と通信を行う通信機能を
有し、端末から発信された個人識別情報を受信する通信
手段であれば、この他種々の通信手段に広く適用するこ
とができる。
【0140】さらに上述の実施の形態においては、管理
手段として管理部5Bを適用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、要は通信手段が個
人識別情報を受信したときに当該通信手段から所定の通
信路を介して通知される当該個人識別情報を当該通信手
段と関連付けて記憶すると共に管理し、外部から指定さ
れる個人識別情報に基づいて、アクセス可能な通信手段
を介してユーザにアクセスする管理手段であれば、この
他種々の管理手段に広く適用することができる。
【0141】さらに上述の実施の形態においては、伝達
する各種情報S1として災害発生時の非難情報を適用す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、伝達する情報としては、例えば広告をはじめとす
るマーケティング情報や、この他種々の情報を広く適用
することができる。
【0142】さらに上述の実施の形態においては、管理
部5Bが情報発信源4から与えられる各種情報S1を、
電話機5Aa、パーソナルコンピュータ5Ap及び携帯
電話端末5ABに伝達するようにした場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、要は特定のユーザにのみ
指定される情報を伝達すれば、情報の伝達方法として
は、例えばこれら電話機5Aa、パーソナルコンピュー
タ5Ap及び携帯電話端末5ABからブルーツースを用
いてカードホルダ3に伝達するようにしても良い。この
場合、このカードホルダ3には、少なくとも伝達された
情報を表示する表示部が設けられている。
【0143】さらに上述の実施の形態においては、ユー
ザの自宅において、カードホルダ3からのユーザデータ
D1をホーム基地局5AAで受信し、これをホームネッ
トワークHNを介して接続される電話機5Aa及びパー
ソナルコンピュータ5Apを用いて管理部5Bに転送す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば電話機5Aa及びパーソナルコンピュータ
5Apにブルーツース用の送受信部を設けるようにし
て、カードホルダ3から送信されるユーザデータD1を
直接これら電話機5Aa及びパーソナルコンピュータ5
Apで受信するようにしても良い。
【0144】また図15に示すように、ICカード2か
らユーザデータD1を読み出すための専用のドライバが
設けられたパーソナルコンピュータ5APを用いて、当
該ICカード2からユーザデータD1を直接取り込むよ
うにしても良い。この場合このパーソナルコンピュータ
5APは、CPU100と、RAM101と、ROM1
02と、ICカード2用の第1の通信制御部103と、
IEEE1394からなるホームネットワークHN用の
第2の通信制御部104とがバス105を介して相互に
接続されると共に、第1の通信制御部103とICカー
ド2用の送受信アンテナ部106とが受信部107及び
送信部108をそれぞれ介して接続されることにより構
成されている。
【0145】そしてCPU100は、第1の通信制御部
103を制御することにより、挿入口(図示せず)を介
してICカード2が挿入され、当該ICカード2の内蔵
するアンテナ(図示せず)と送受信アンテナ部106と
が通信可能な状態になると、当該ICカード2から記憶
されているユーザデータD1を読み出すための読み出し
信号S100を送信部108及び送受信アンテナ部10
6を介してICカード2に与える。
【0146】因みにこのときICカード2は、パーソナ
ルコンピュータ5APから与えられる読み出し信号S1
00の電磁波に基づいてデータ通信と同時に電力を供給
されるようになされている。
【0147】これにより第1の通信制御部103は、I
Cカード2から送受信アンテナ部106を介して当該I
Cカード2に記憶されているユーザデータD1を読み出
し、これを受信部107に与える。
【0148】この受信部107は、このユーザデータD
1に対してデータ復調等の所定の入力処理を施した後、
これを第1の通信制御部103及びバス105を順次介
してRAM101に取り込み、バックアップをとる。
【0149】またCPU100は、第2の通信制御部1
04を制御することにより、第1の通信制御部103及
びバス105を順次介して与えられたユーザデータD1
を、ホームネットワークHNを介して電話機5Aa(図
1)に転送する。
【0150】この後これら電話機5Aaは、ホームネッ
トワークHNを介して転送されたユーザデータD1を公
衆電話回線TAを介して管理部5Bに送出するようにな
されている。
【0151】またパーソナルコンピュータ5APでは、
このようにしてICカード2から取り込んだユーザデー
タD1をインターネットTPを介して管理部5Bに送出
するようにしても良い。
【0152】また管理部5Bから情報発信源4の各種情
報S1を受け取る際、例えばユーザが携帯電話5ABを
通話可能な状態で所持していれば、ユーザの自宅内にお
いても、ホーム基地局5AA、電話機5Aa及びパーソ
ナルコンピュータ5Apからブルーツースを用いて当該
携帯電話端末5ABに各種情報S1を伝達することがで
きるようにしても良い。
【0153】さらに上述の実施の形態においては、情報
発信源4から供給される各種情報S1を電話機5Aaや
パーソナルコンピュータ5Ap又は携帯電話端末5AB
に伝達するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、例えばケーブルテレビ網を介してユーザ
が視聴中の画面にテロップ等を重畳させてテレビ5At
に表示するようにしても良く、又はユーザが聞いている
オーディオシステムのラジオや音楽の音声等に重畳させ
て伝達するようにしても良い。
【0154】さらに上述の実施の形態においては、管理
部5Bは、公衆電話回線TAを介した電話機5Aaや携
帯電話網TB及び携帯電話の基地局5Abを介した携帯
電話端末5ABをアクセス経路として選定する場合の
み、このユーザの所在地を当該電話機5Aaの登録して
ある住所又は当該携帯電話の基地局5Abの位置から認
識することができるようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、例えばGPS(Global Positio
ning System )機能をカードホルダ3に付加し、これに
基づくユーザの位置情報を管理部5Bに転送し、ユーザ
の位置情報を管理するようにして当該ユーザの位置を検
出するようにしても良い。
【0155】さらに上述の実施の形態においては、ユー
ザは、カードホルダ3、電話機5Aa、パーソナルコン
ピュータ5Ap等によって情報発信源4から各種情報S
1を受け取った際に、これを確認する所定の確認信号を
当該情報発信源4に返信するようにして、同一内容の情
報が重複して伝達されるのを未然に防止するようにして
も良い。但し例えば緊急の非難命令などの重要性の高い
情報に関しては、この限りではなく、同一の情報が繰り
返し伝達されるようにしても良い。
【0156】さらに上述の実施の形態においては、管理
部5Bが情報発信源4からの情報を伝達する際、ユーザ
に対するアクセス経路において、同一レベル(感度等
が)のアクセス経路が複数存在するような場合、予めユ
ーザの嗜好を登録しておくことにより、例えば自宅の電
話機5Aaよりも携帯電話端末5ABを優先して呼ぶ出
すように当該嗜好に応じたアクセス経路のみを選定する
ようにするようにしても良い。この際例えば携帯電話端
末5ABにおいては、さらに着信方法を選択できるよう
にしても良い。
【0157】さらに管理部5Bがこのように情報を伝達
する際、例えばユーザがパーソナルコンピュータ5Ap
でチャットに参加している場合、仮想現実記述言語(VR
ML:Virtual Reality Markup Language)によって情報発
信源4から各種情報S1を伝達するようにしても良い。
【0158】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、情報伝達
システムにおいて、ユーザに携帯され、予め付与された
ユーザの個人識別情報を発信する端末と、所定の通信路
を介して外部と通信を行う通信機能を有し、端末から発
信された個人識別情報を受信する通信手段と、通信手段
が個人識別情報を受信したときに当該通信手段から所定
の通信路を介して通知される当該個人識別情報を当該通
信手段と関連付けて記憶し、管理する管理手段とを有
し、管理手段は、外部から指定される個人識別情報に基
づいて、アクセス可能な通信手段を介して上記ユーザに
アクセスするようにしたことにより、携帯する端末から
通信手段を介して個人識別情報を通知したユーザに対し
て、通信手段を介して確実にアクセスすることができ、
かくして情報伝達の信頼性を格段的に向上させ得る情報
伝達システムを実現することができる。
【0159】また本発明によれば、情報伝達方法におい
て、ユーザに携帯される端末から発信された当該ユーザ
の個人識別情報を、所定の通信路を介して外部と通信を
行う通信機能を有する通信手段により受信する第1のス
テップと、通信手段が個人識別情報を受信したときに当
該通信手段から所定の通信路を介して通知される当該個
人識別情報を当該通信手段と関連付けて記憶し、管理す
る第2のステップと、外部から指定される個人識別情報
に基づいて、アクセス可能な通信手段を介して上記ユー
ザにアクセスする第3のステップとを設けるようにした
ことにより、携帯する端末から通信手段を介して個人識
別情報を通知したユーザに対して、通信手段を介して確
実にアクセスすることができ、かくして情報伝達の信頼
性を格段的に向上させ得る情報伝達方法を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による情報伝達システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】カードホルダの構成を示す略線的斜視図であ
る。
【図3】カードホルダの構成を示すブロック図である。
【図4】ホーム基地局の構成を示すブロック図である。
【図5】携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
【図6】管理部の構成を示すブロック図である。
【図7】管理部におけるユーザデータD1のデータベー
スに記憶されている内容を示す一覧表である。
【図8】第1の通信処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】第2の通信処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】通信確認処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】データベース登録処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】情報伝達システムにおける通信処理の様子を
示すアローチャートである。
【図13】他の実施の形態による情報伝達システムの構
成を示すブロック図である。
【図14】列車内無線基地局の構成を示すブロック図で
ある。
【図15】他の実施の形態による情報伝達システムの情
報配信の様子を示すアローチャートである。
【図16】他の実施の形態によるパーソナルコンピュー
タの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、1A……情報伝達システム、2……ICカード、3
……カードホルダ、4……情報発信源、5……情報伝達
部、5A……受信部、5B……管理部、5AA……ホー
ム基地局、5AB……携帯電話端末、5Aa……電話
機、5At……テレビ、5Ap……パーソナルコンピュ
ータ、5Ab……携帯電話基地局、TA……公衆電話回
線、TB……携帯電話網、TP……インターネット、D
1……ユーザデータ、S1……各種情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA02 AA05 AA76 AA77 BB04 BB07 CC11 CC14 DD01 DD02 FF04 FF06 GG01 GG06 GG13 5K030 GA11 HB00 HC01 HC09 JA10 JL01 JT09 5K034 AA05 DD02 EE03 5K101 KK08 KK13 LL11 MM04 MM06 MM07 NN18 NN22 NN25 NN40 PP04 PP07 RR12 RR19 RR21 TT02 UU16 9A001 BB04 BB06 CC02 CC04 CC05 DZ15 JJ18 JJ25 JJ72

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザに携帯され、予め付与された上記ユ
    ーザの個人識別情報を発信する端末と、 所定の通信路を介して外部と通信を行う通信機能を有
    し、上記端末から発信された上記個人識別情報を受信す
    る通信手段と、 上記通信手段が上記個人識別情報を受信したときに当該
    通信手段から上記所定の通信路を介して通知される当該
    個人識別情報を当該通信手段と関連付けて記憶し、管理
    する管理手段とを具え、 上記管理手段は、 上記外部から指定される上記個人識別情報に基づいて、
    アクセス可能な上記通信手段を介して上記ユーザにアク
    セスすることを特徴とする情報伝達システム。
  2. 【請求項2】上記管理手段は、 所定時間毎に上記通信手段を監視することを特徴とする
    請求項1に記載の情報伝達システム。
  3. 【請求項3】上記通信手段は、 所定時間毎に上記端末を監視することを特徴とする請求
    項1に記載の情報伝達システム。
  4. 【請求項4】上記ユーザに対してアクセス可能な上記通
    信手段が複数存在し、 上記管理手段は、 上記外部から指定される上記個人識別情報に基づいて、
    アクセス可能な各上記通信手段に上記所定の通信路を介
    してアクセスすることを特徴とする請求項1に記載の情
    報伝達システム。
  5. 【請求項5】上記通信手段及び又は管理手段は、 予め設定された所定の上記個人識別情報のみを受信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝達システム。
  6. 【請求項6】上記端末は、 上記個人識別情報が記録されたICカードと、 上記ICカードから上記個人識別情報を読み出し、当該
    読み出した個人識別情報を発信する発信手段とからな
    り、 上記ICカードは、 予め設定された所定のパスワードによって、記録された
    上記個人識別情報の読み出しを保護することを特徴とす
    る請求項1に記載の情報伝達システム。
  7. 【請求項7】上記通信手段は、 予め設定された所定のパスワードが入力されると、上記
    個人識別情報を上記管理手段に通知することを特徴とす
    る請求項1に記載の情報伝達システム。
  8. 【請求項8】ユーザに携帯される端末から発信された当
    該ユーザの個人識別情報を、所定の通信路を介して外部
    と通信を行う通信機能を有する通信手段により受信する
    第1のステップと、 上記通信手段が上記個人識別情報を受信したときに当該
    通信手段から上記所定の通信路を介して通知される当該
    個人識別情報を、当該通信手段と関連付けて記憶し、管
    理する第2のステップと、 上記外部から指定される上記個人識別情報に基づいて、
    アクセス可能な上記通信手段を介して上記ユーザにアク
    セスする第3のステップとを具えることを特徴とする情
    報伝達方法。
  9. 【請求項9】上記第2のステップでは、 所定時間毎に上記通信手段を監視することを特徴とする
    請求項8に記載の情報伝達方法。
  10. 【請求項10】上記アクセス可能な上記通信手段が複数
    存在し、 上記第3のステップでは、 上記外部から指定される上記個人識別情報に基づいて、
    アクセス可能な各上記通信手段に上記所定の通信路を介
    してアクセスすることを特徴とする請求項8に記載の情
    報伝達方法。
  11. 【請求項11】上記第1及び第2のステップでは、 予め設定された所定の上記個人識別情報のみを受信し、
    又は記憶することを特徴とする請求項8に記載の情報伝
    達方法。
  12. 【請求項12】上記第1のステップは、 上記ユーザに携帯される端末により上記個人識別情報が
    記録されたICカードから当該個人識別情報を読み出す
    読出しステップと、 上記読み出した個人識別情報を上記端末から発信する発
    信ステップとからなり、 上記読出しステップでは、 予め設定された所定のパスワードを上記端末に入力する
    ことによって、上記ICカードに記録された上記個人識
    別情報を読み出すことを特徴とする請求項8に記載の情
    報伝達方法。
  13. 【請求項13】上記第2のステップでは、 上記通信手段が上記個人識別情報を受信したときに、当
    該通信手段に予め設定された所定のパスワードが入力さ
    れると、当該通信手段が上記受信した上記個人識別情報
    を上記所定の通信路を介して上記管理手段に通知するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の情報伝達方法。
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