JP2001351348A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2001351348A
JP2001351348A JP2001114777A JP2001114777A JP2001351348A JP 2001351348 A JP2001351348 A JP 2001351348A JP 2001114777 A JP2001114777 A JP 2001114777A JP 2001114777 A JP2001114777 A JP 2001114777A JP 2001351348 A JP2001351348 A JP 2001351348A
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disk holder
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忠弘 桑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクを安全にかつ手に触れることなく出
し入れできるディスクカートリッジを提供する。 【解決手段】 本体ケース1の内部に抜き差し自在なデ
ィスクホルダ10を有する。ディスクホルダ10には拡
縮変形自在な左右一対の弾性アーム12・12が一体に
形成されている。弾性アーム12・12間でディスク2
の外周を抱合する。本体ケース1に対して、ディスク2
は弾性アーム12・12間で抱合された状態でディスク
ホルダ10の抜き差しに伴って出し入れされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや光磁
気ディスク等の記憶媒体であるディスクがハードケース
に出し入れ可能に収容されているディスクカートリッジ
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディスクカートリッジは、例え
ば特開平5−242626号公報に公知であり、本体ケ
ースの後側端部にディスクを交換目的で出し入れ可能に
するための開口部を有し、この開口部が枢軸まわりに回
動する蓋で開閉できるものとしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記ディス
クカートリッジではディスクを取り出す際、蓋を最大開
き角(180度)に開いた状態で、不用意に開口部を下
向きにすると、ディスクが開口部から下方へ落下して破
損するおそれがある。また、ディスクを取り出すとき不
注意で手がディスクの記録・再生エリアに触れるおそれ
があった。
【0004】そこで本発明の目的は、本体ケースにディ
スクを安全にかつ手に触れることなく出し入れできるデ
ィスクカートリッジを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、記憶媒体とし
てのディスク2が回転自在に収容される本体ケース1
に、信号読書用の窓3と駆動軸挿入孔4とが設けられて
おり、前記窓3および前記駆動軸挿入孔4がシャッター
5で開閉自在に塞がれる構造のディスクカートリッジを
対象とする。
【0006】本発明は、上記構造のディスクカートリッ
ジにおいて、本体ケース1の内部に抜き差し自在に装着
されるディスクホルダ10を備えており、このディスク
ホルダ10が、前記ディスク2の外周を径方向外側から
抱合する拡縮変形自在な一対のアーム12・12を有
し、ディスクホルダ10は、一対のアーム12・12間
でディスク2をこれがディスクホルダ10から脱落しな
いように抱合した状態で本体ケース1から抜き外すこと
ができるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本体ケース1からディスクホルダ10を抜き出
す際に、ディスク2は、外周を左右一対のアーム12・
12で抱合された状態で取り出される。したがって、い
ま本体ケース1からディスクホルダ10を水平姿勢で抜
き出したとき、ディスクホルダ10からディスク2が垂
直方向すなわち下向きに脱落することがない。ディスク
ホルダ10からはアーム12・12を拡開変形させてデ
ィスク2を外すことができる。本体ケース1内にディス
ク2を収容するには、ディスク2をディスクホルダ10
の一対のアーム12・12間で径方向外側から抱合し、
本体ケース1にディスクホルダ10を差し込む。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係るディスクカートリッ
ジは、図1に示すように、薄型四角形状の本体ケース1
の内部に、上下両面に映像・音声・情報等の信号が記憶
される光ディスク等のディスク2が回転自在に収容され
る。図3に示すように、本体ケース1はプラスチック製
の上ケース1aと下ケース1bとを突き合わせて一体的
に結合してなる。上ケース1aおよび下ケース1bに
は、前側部の左右方向中央部から後方に向けて信号読書
用の窓3を開口してあり、上ケース1aの上面のほぼ中
央および下ケース1bの下面のほぼ中央には、駆動軸挿
入孔4を開口してある。不使用時には、これら窓3およ
び駆動軸挿入孔4が本体ケース1の前側で左右方向にス
ライド開閉するシャッター5で塞がれる。上ケース1a
および下ケース1bの各内面には、図4に示すごとくボ
ス6が駆動軸挿入孔4を囲むように突設されている。
【0009】図1および図3において、本体ケース1の
後側面7にはディスク2を出し入れするための開口部9
がその左右方向全長にわたって設けてある。この開口部
9はプラスチック製のディスクホルダ10で開閉され
る。ディスクホルダ10は、平板状のホルダ本体10a
の後端に開口部9を全面的に閉じる形の蓋部11を有
し、ホルダ本体10aの左右に本体ケース1の左右の側
壁15・15の内面に沿うように前方へ向かって突設さ
れた一対の拡縮変形自在な弾性アーム12・12を有す
る。
【0010】左右一対の弾性アーム12・12は、これ
の先端部の対向間隔がディスク2の外径よりも小さく寸
法設定されていて、図2に示すごとくディスク2の中心
より本体ケース内奥側の外周上の二点P1 ・P2 を抱合
保持する。図5に示すように、各弾性アーム12のディ
スク抱合面側の先端または全長にわたって溝13を凹設
してあり、この溝13は断面台形に形成されて溝外方へ
向かって漸次拡がる傾きをもつ上下の斜面14・14を
有し、この上下の斜面14・14間でディスク2の外周
を抱合する。溝13は断面台形に代えて、断面V形状に
形成することもできる。
【0011】図2において本体ケース1の内部には、こ
れの左右側壁15・15の各内面の前端寄り部位に、デ
ィスクホルダ10の弾性アーム12・12を拡開させる
ための解除部材16を設ける。この解除部材16は開口
部9と向き合う面に斜面17が形成されていて、側壁1
5の内面と該斜面17との間に鋭角の凹み19が形成さ
れている。弾性アーム12の先端には、前記解除部材1
6の斜面17に接当係合する斜面20を設ける。
【0012】かくして、ディスクホルダ10を本体ケー
ス1内に開口部9を介して差し込むに伴い、弾性アーム
12・12を左右側壁15・15の各内面に沿って挿入
すると、弾性アーム12・12の先端が解除部材16・
16の斜面17・17に当接する(図2中の二点鎖線状
態)。更に弾性アーム12・12を本体ケース1の内奥
へ深く挿入するに伴い、弾性アーム12・12の先端が
解除部材16・16の斜面17・17上を滑りながらデ
ィスク2の外周上の二点P1 ・P2 から離れる方向へ拡
開変形する。図1に示すごとくディスクホルダ10を完
全に差し込み終えると同時に、弾性アーム12・12の
先端の斜面20・20が解除部材16・16の斜面17
・17に面接触して凹み19・19に係合し、これにて
弾性アーム12・12の先端が拡開状態に保持される。
これでディスク2が回転自由な状態になる。弾性アーム
12・12どうしは、ホルダ本体10aの前面に設けた
凹円弧状の面22でつなぎ、この面22によりディスク
2は本体ケース1内の中央部に位置決めされるととも
に、ディスク2が開口部9の方向へ移動するのを規制で
きる。
【0013】ディスク2を交換のために取り出すときは
ディスクホルダ10を抜き出す。ディスクホルダ10の
抜き出しに伴い、一対の弾性アーム12・12の先端部
は解除部材16・16から離されてその弾性復元力で縮
小変形し、縮小変形により弾性アーム12・12がディ
スク2の中心より本体ケース内奥側の外周上二点P1
2 を抱合保持する。したがって、ディスクホルダ10
の抜き出しに伴いディスク2は一対の弾性アーム12・
12間で抱合保持された状態で取り出される。その際、
図5に示すごとくディスク2を一対の弾性アーム12・
12間で抱合するとき、溝13の下側の斜面14でディ
スク2が本体ケース1の内底面から持ち上げられている
ため、ディスク2は本体ケース1の内底面のボス6に干
渉することなく取り出される。ディスクホルダ10を本
体ケース1から完全に抜き出した後は、一対の弾性アー
ム12・12を手で拡開変形させることでディスク2を
ディスクホルダ10から離脱させることができる。図6
に示すごとくホルダ本体10aの前面内側における弾性
アーム12・12間の中央部位には溝21を設け、この
溝21と前記二つの溝13とでディスク2の外周三点を
はさむことにより、ディスク2をより確実に保持できて
安全に出し入れできる。
【0014】ディスク2を本体ケース1内に収容するに
は、図3に示すごとくディスク2をディスクホルダ10
の一対の弾性アーム12・12間で抱合保持し、開口部
9にディスクホルダ10を弾性アーム12・12側から
差し込む。ディスクホルダ10を完全に差し込むと、図
1に示すごとく解除部材16・16により一対の弾性ア
ーム12・12が拡開変形してディスク2が回転自由な
状態になる。
【0015】上記開口部9は本体ケース1の後側面7以
外に、左右の側壁15・15のいずれか一方に設けるこ
ともできる。解除部材16は図示例の板形状に代えて、
ピン形状に変更することもできる。また図7に示すよう
に、弾性アーム12・12の各先端の上下面にピン23
を突設する一方、本体ケース1の内部の上下面に、前記
ピン23を案内する溝24を設けて、その溝24の内奥
部に設けた円弧溝部24aで弾性アーム12が拡開変形
するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクホルダ10
は、ディスク2の外周を径方向外側から抱合する左右一
対のアーム12を有するので、本体ケース1にはディス
クホルダ10を手に持って抜き差しすることで、ディス
ク2をこれに手を触れることなく、また落下させること
なく本体ケース1に対して安全に出し入れできる。すな
わち、本体ケース1からディスクホルダ10を抜き外す
際に、ディスク2の外周が左右一対のアーム12間で脱
落しないように抱合されているので、本体ケース1から
ディスクホルダ10をディスク2ごと取り出せる。そし
て、ディスク2を交換する際には、本体ケース1外にお
いて左右のアーム12を径方向外側に拡開変形させるこ
とにより、ディスクホルダ10から該当のディスク2を
離脱させることができる。ディスク2を本体ケース1内
に収容する際には、ディスクホルダ10の一対のアーム
12間でディスク2を抱合した状態において、本体ケー
ス1内にディスクホルダ10を差し込むだけでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジの内部平面
図である。
【図2】ディスクの収容途上の状態を示す内部平面図で
ある。
【図3】ディスクを取り出した状態の斜視図である。
【図4】図1におけるA−A線拡大断面図である。
【図5】図2におけるB−B線拡大断面図である。
【図6】図3におけるC−C線拡大断面図である。
【図7】他の実施例を示す本体ケースと蓋の平面図であ
る。
【符号の説明】 1 本体ケース 2 ディスク 3 信号読書用の窓 4 駆動軸挿入孔 9 開口部 10 ディクホルダ 10a ホルダ本体 12 弾性アーム 13 溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体としてのディスクが回転自在に
    収容される本体ケースに、信号読書用の窓と駆動軸挿入
    孔とが設けられており、 前記窓および前記駆動軸挿入孔がシャッターで開閉自在
    に塞がれる構造のディスクカートリッジにおいて、 前記本体ケースの内部に抜き差し自在に装着されるディ
    スクホルダを備えており、 前記ディスクホルダが、前記ディスクの外周を径方向外
    側から抱合する拡縮変形自在な左右一対のアームを有
    し、 前記ディスクホルダは、一対の前記アーム間で前記ディ
    スクをこれが前記ディスクホルダから脱落しないように
    抱合した状態で前記本体ケースから抜き外すことができ
    るようにしたことを特徴とするディスクカートリッジ。
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