JP2001350997A - 情報システムを用いた飲食店予約・管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】２４時間にわたって常時顧客の希望する飲食物
や店舗の検索を可能にし、予約注文に結び付け、多数の
飲食店が登録された飲食店サービスサイトにメニューを
登録し、そのメニューの中から容易かつ気楽に選択でき
るようにした情報システムを利用した飲食店予約・管理
システムを提供する 【解決手段】多数の飲食店及び顧客のために予約、受
注、発注を行う情報システムを用いた飲食店予約・管理
システムであって、前記情報システムに接続された前記
飲食店を統括する飲食店サービスサイトは、前記顧客か
らの前記情報システムによる予約検索及びそれに対する
応答で予約受注し、前記予約受注の内容に基づいて前記
予約された飲食店に発注する業務を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の情報システムを用いた飲食店予約・管理システムに関
し、特に小規模飲食店（レストラン、喫茶店、食堂等）
において、情報システムを利用して２４時間にわたって
顧客の希望する飲食物や店舗の検索を可能にし、予約注
文に結び付け、多数の飲食店が登録された飲食店サービ
スサイトにリアルタイムでメニューを登録し、顧客及び
飲食店の便宜を図るようにした情報システムを利用した
飲食店予約・管理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】顧客が飲食店を利用するとき、店が何処
にあり、どのような飲食店がどのようなものを提供する
のか、或はどれ位の予算で済ますことが出来るかの情報
を探すのは容易なことではない。例えば都会で毎日仕事
をしている人が昼食をする場合、その飲食店の選択をす
るのにも時間がかかり、希望する食事が見つからないこ
ともあり、仮に希望に添った店を見つけても満席で時間
待ちがあり、必ずしも便利ではないのが実情である。

【０００３】このような日常的な飲食の状況で、何らか
の手段で予め飲食店側のメニューや店舗内の空席状況に
ついて、顧客に確実かつ迅速に知らせる方法がないこと
が問題である。一般的には店頭に看板を立てたり、店先
にサンプルを設置したりして顧客を獲得するようにして
おり、顧客もその看板やサンプルを見て入るのが通常で
ある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この様にして日常の不
便が改善されず、毎日昼時には何を、何処で済ますかに
不都合を感じている場合が多い。これを解決する方法
は、飲食店側の情報をインターネットを通じて、しかも
多数の店の多数のメニューを整理して配信し、顧客が容
易にかつ気楽に選択できるようにして希望を募り、食事
を予約することで決まった時間に希望する食事ができ、
待ち時間も不必要になれば非常に便利である。

【０００５】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、飲食をする側の顧客及び飲
食を提供する飲食店共に利益や利便性を共有でき、情報
社会にマッチした飲食店の予約・管理システムを提供す
ることにあり、特に２４時間にわたって常時顧客の希望
する多種多様な飲食物や店舗の検索を可能にし、予約注
文に結び付け、多数の飲食店が登録された飲食店サービ
スサイトにメニューを登録しておき、そのメニューの中
から顧客がリアルタイムに容易かつ気楽に選択できるよ
うにした情報システムを利用した飲食店予約・管理シス
テムを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は情報システムを
利用した飲食店予約・管理システムに関し、本発明の上
記目的は、情報システムに接続された前記飲食店を統括
する飲食店サービスサイトが、前記顧客からの前記情報
システムによる予約検索及びそれに対する応答で予約受
注し、前記予約受注の内容に基づいて前記予約された飲
食店に発注する業務を実施することによって達成され
る。

【０００７】また、前記飲食店サービスサイトが前記顧
客の情報及び前記飲食店の情報を収納する管理サーバを
設け、前記情報システムを介して常時予約可能な運営を
することによって、或は前記飲食店サービスサイトの運
営を、全ての参加飲食店の店舗所在地図、席数、営業日
又は休日、開閉店時間、メニュー、日替わりメニュー、
特価メニュー、価格等を前記管理サーバに記憶し、前記
管理サーバから前記顧客の希望に適する飲食店を紹介し
て予約を取りつけ、予約状況は該当する飲食店に前記情
報システムで通知し、飲食材料の展開、手配に及ぶ業務
を同時に実施するようにすることによって、或は前記予
約を前記顧客の希望の品種、利用地域、利用時間、人
数、価格の入力によって行うことによって、本発明の上
記目的はより効果的に達成される。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明では、事業主体が、多数の
メニューを顧客に提供する多数の飲食店が加盟する飲食
店サービスサイトを設立し、インターネットに接続され
たウェブサーバを置いて、飲食店側及び顧客側にそれぞ
れ端末機（パソコン）を設置し、飲食店側は２４時間を
通して常時顧客の予約検索を待ち、一方顧客側は自由な
時間に好ましい食事の予約を行い得るようにする。顧客
側は携帯電話端末（ｉモード機能）の利用でも良い。し
かも、飲食店側では毎日の日替わりの食事をリアルタイ
ムに更新し、特殊なメニューの存在も顧客に通知するこ
とができる。顧客からの予約の件数やアクセスが増えれ
ば、宣伝効果と共に、材料の仕込みにも便利で、品切れ
を起こす確率の低減につながり、店の信用度も向上す
る。

【０００９】以下に本発明の実施例を、図面を参照して
説明する。

【００１０】図１に示すように、顧客の端末１、飲食店
に設置された端末２及び飲食店サービスサイト１０がそ
れぞれインターネット１００によって接続され、飲食店
サービスサイト１０には管理サーバ１１及び顧客の情報
や飲食店の情報を格納するデータベース１２が設置され
ている。飲食店サービスサイト１０の管理サーバ１１及
びデータベース１２には、本システムの会員となる多数
の飲食店の食事やサービスの内容を登録しておき、自分
の店に設置された端末２から常に最新の情報に更新する
ようになっている。顧客は自分の端末１から２４時間何
時でも飲食店サービスサイト１０にアクセスすることが
でき、登録されている飲食店の食事やサービスに関する
内容を検索し、店舗の所在位置、開店・閉店時間、営業
日又は休日、席数、空席数、メニュー、商品の価格、日
替わりメニュー、自慢料理その他の情報を入手して、価
格等のシミュレーションを行うこともでき、その後予約
（時間、品名、支払方法等）し、安心して指定時間に食
事をとることができる。

【００１１】顧客の端末１と飲食店サービスサイト１０
との間では、予約のための検索、サービス内容等の情報
の提供及び顧客からの予約がオンラインで行われ、飲食
店サービスサイト１０と飲食店の端末２との間では、顧
客からの予約状況の情報、その提供に対する料金の支払
い及び管理システムの提供が行われる。飲食店から飲食
店サービスサイトへの料金の支払いとしては、リース料
金、メンテナンス料金、回線等の使用料、貢献料等があ
る。また、顧客と飲食店との間ではサービスの提供（飲
食物の提供）及びそのサービスに対する代金の支払いが
行われる。

【００１２】図２は本発明の動作例を示しており、顧客
は飲食店サービスサイト１０に対して種々のメニューに
基づいて検索し（ステップＳ１，Ｓ２）、検索結果を決
定して発注する（ステップＳ３，Ｓ４）。

【００１３】図３は品種別メニューの一例であり、希望
の欄をクリックすることによって希望の品種を発注でき
る。また、図４は品種別メニューの他の例を示してお
り、料理の特徴、価格が表記されており、必要人数を記
入できるようになっている。図５は金種別メニューの例
であり、本例では１０００円以下のメニューを示してお
り、食堂名、住所が併記されている。図６は地域別のメ
ニュー例を示しており、住所と地図が表示されるように
なっている。

【００１４】こうしてメニューの中から希望の品種を決
定して発注されると、その予約品種が飲食店サービスサ
イト１０に登録され（ステップＳ５）、当該利用端末か
ら受注伝票を発行して顧客に渡される（ステップＳ
６）。端末画面に表示して通知することも可能である。
また、発行された受注伝票は電子的に、予約した飲食店
にも転送される（ステップＳ７）。これにより、当該飲
食店は予約のあったことを知ることができる。

【００１５】図７はＸＹ食堂の予約リストの一例を示し
ており、図８は顧客に渡す受注伝票の一例を示してい
る。また、図９は飲食店の登録データの一例を示してお
り、特徴や価格等のセールスポイントを登録しておく。

【００１６】図１０は飲食店の端末２の例を示してお
り、レジ（精算所）にはＰＣレジスタ（ノートパソコン
及びキャッシュストッカ）２１が設置され、このＰＣレ
ジスタ２１にはプリンタ２２が接続されると共に、イン
ターネット１００に接続されている。また、厨房にはプ
リンタ２３が設置されており、レジのＰＣレジスタ２１
とは有線又は無線で接続されている。更に、顧客に応対
するフロアの係員は携帯型のオーダー端末２５を持ち運
ぶようになっており、このオーダー端末２５は無線によ
ってレジのＰＣレジスタ２１との間で情報の送受信がで
きるようになっており、充電器２４で充電して使用す
る。

【００１７】なお、ＰＣレジスタ２１はインターネット
１００に接続されており、飲食店サービスサイト１０と
の交信、メニューの入力・修正（商品の名称、価格、商
品分類等）、会計処理（日計・月計・年計・顧客別売上
・売上分析・売掛金管理等）、伝票処理、オーダー端末
２５との交信や厨房プリンタ２３への出力等を行う。オ
ーダー端末２５は無線でＰＣレジスタ２１と接続され、
店頭での受注状況（テーブルＮｏ、商品名、数量、特注
内容等）を記録・送信し、配膳のチェックを行う。厨房
プリンタ２３はＰＣレジスタ２１からテーブルＮｏ、商
品名、数量の指示を出力し確実に配膳するようになって
いる。

【００１８】このような構成において、その動作を説明
する。

【００１９】飲食店サービスサイト１０からは単に顧客
の希望を１つに絞って知らせるのみならず、複数の類似
店舗の情報を次々と提示して顧客の希望を絞っていく。
飲食店サービスサイト１０は、顧客から確実に予約が行
われた時、予約で指定された飲食店へ予約の連絡手配を
して準備を促す。

【００２０】そして、飲食店サービスサイト１０を介し
て予約を受けた飲食店は、開店前の仕入れに上記予約内
容を取り入れ、また推測される随意客の注文を組み込ん
で準備し、必要な飲食物をストックしておく。店舗とし
て得意な料理又は売り込みたい商品や特徴を、飲食店サ
ービスサイト１０に一般の食事と共に登録して顧客の目
を引く工夫をする。特に開店後は、時々刻々変化する空
席の情報を登録するのが重要な仕事となる。何故なら予
約した顧客は問題ないが、随意客は来店してから席を探
すことで不便を強いられるから、少しでも早く予約して
席を得ることを励行するため、空席情報の利用を促すこ
とによって店舗側にも好都合となる。なお、飲食店での
顧客の代金支払いは、現金支払、カード支払、電子決済
で行い、飲食店から飲食店サービスサイト１０への支払
は、本構成システムのリース等の利用料金と売上からシ
ステム利用予約分についてのコミッションを料金として
支払うようになっている。

【００２１】この様にして、顧客は飲食店サービスサイ
ト１０に随時インターネット１００を通じてパソコンや
携帯電話で検索し、明日の昼食の予約や今現在の緊急な
食事を検索して予約し、ロスタイムなしで間に合わせる
ことも可能となり、非常に便利になる。また、飲食店は
予約の商品の材料展開を行って仕入れに利用し、従来か
ら行ってきた売上の会計処理、売掛金管理、統計処理、
決算処理、顧客管理等にも利用できるので更に便利にな
る。

【００２２】

【発明の効果】本発明の飲食店予約・管理システムによ
れば、多数の飲食店が会員企業として参加し、一般の利
用者（顧客）が飲食の予約をインターネットを利用して
容易かつ気楽に行うことができ、そのため顧客は必要な
食事を必要な時間にとることができ、混雑を避けて希望
の飲食を得ることができる。また、飲食店側は予約のた
めに効率的な来客となり、サービスも向上し、無駄の少
ない仕入れが出来ると共に、店の信用度の向上や宣伝効
果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による顧客、飲食店、飲食店サービスサ
イトの連携を示す図である。

【図２】本発明の動作例を示すフローチャートである。

【図３】検索メニューの一例を示す図である。

【図４】検索メニューの一例を示す図である。

【図５】検索メニューの一例を示す図である。

【図６】検索メニューの一例を示す図である。

【図７】予約リストの一例を示す図である。

【図８】顧客に渡す受注伝票の一例を示す図である。

【図９】食堂の登録データの一例を示す図である。

【図１０】本発明で使用する飲食店側の予約・管理シス
テム端末の構成例を示す図である。

【符号の説明】

１ 顧客の端末 ２ 飲食店の端末 １０ 飲食店サービスサイト １１ 管理サーバ １２ データベース １００ インターネット

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】多種に亙る多数の飲食店及び顧客のために
   予約、受注、発注を行う情報システムを用いた飲食店予
   約・管理システムであって、前記情報システムに接続さ
   れた前記飲食店を統括する飲食店サービスサイトは、前
   記顧客からの前記情報システムによる予約検索及びそれ
   に対する応答で予約受注し、前記予約受注の内容に基づ
   いて前記予約された飲食店に発注する業務を実施するよ
   うにしたことを特徴とする情報システムを用いた飲食店
   予約・管理システム。
2. 【請求項２】前記飲食店サービスサイトは前記顧客の情
   報及び前記飲食店の情報を収納する管理サーバを備え、
   前記情報システムを介して常時予約可能な運営をするよ
   うになっている請求項１に記載の情報システムを用いた
   飲食店予約・管理システム。
3. 【請求項３】前記飲食店サービスサイトの運営は、全て
   の参加飲食店の店舗所在地図、席数、営業日又は休日、
   開閉店時間、メニュー、日替わりメニュー、特価メニュ
   ー、価格等を前記管理サーバに記憶し、前記管理サーバ
   から前記顧客の希望に適する飲食店を紹介して予約を取
   りつけ、予約状況は該当する飲食店に前記情報システム
   で通知し、飲食材料の展開、手配に及ぶ業務を同時に実
   施するようになっている請求項２に記載の情報システム
   を用いた飲食店予約・管理システム。
4. 【請求項４】前記予約を前記顧客の希望の品種、利用地
   域、利用時間、人数、価格の入力によって行うようにな
   っている請求項１に記載の情報システムを用いた飲食店
   予約・管理システム。