JP2001350964A - 商品売買システム - Google Patents

商品売買システム

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JP2001350964A
JP2001350964A JP2000170268A JP2000170268A JP2001350964A JP 2001350964 A JP2001350964 A JP 2001350964A JP 2000170268 A JP2000170268 A JP 2000170268A JP 2000170268 A JP2000170268 A JP 2000170268A JP 2001350964 A JP2001350964 A JP 2001350964A
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trading
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price
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Yoshio Kobayashi
欣乎 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】商品知識や売買経験の少ない者でも商品売買に
参加でき、かつ、類似商品の売買情報を有効活用できる
利便性の高い商品売買システムを提供する。 【解決手段】インターネット14上で商品売買を行うサ
ーバ13と買手端末11及び売手端末12をインターネ
ット14で相互に接続し、買手と売手間における商品売
買を行う商品売買システムであって、ある特定の商品に
関する買手及び売手からの売買希望商品情報を収集する
情報収集手段31と、この売買希望商品情報を公開して
買手及び売手からの入札を受付処理する入札処理手段3
4と、を備える商品売買システム10を構成した。さら
に、情報格納手段33によって売買希望商品情報及び売
買実績情報41が自動的に格納される商品売買データベ
ース40と、この商品売買データベース40に格納され
た情報を検索する情報検索手段32と、を備えるように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用して商品売買を行う商品売買システムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを利用して行われる商品
売買の形態には、販売者が販売希望商品をホームページ
上に公開し、複数の購入希望者が入札を行うオークショ
ンがある。また、購入者が購入希望商品をホームページ
上に公開し、複数の販売希望者が入札を行う逆オークシ
ョンという形態もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在行われているオー
クション及び逆オークションにおける売買価格は、専ら
参加者の経験的な要素によって決定されている。したが
って、このような商品売買の参加者は、売買対象となる
商品に関する深い商品知識と豊富な売買経験を有する者
に限定される傾向がある。さらに、このような商品売買
で取引される商品には類似した商品が多く含まれている
にもかかわらず、商品売買の参加者にはこれらの類似商
品に関する売買情報が紹介されていないため、商品売買
の取引成立機会が狭められたものになっている。
【0004】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたもので、深い商品知識と豊富な売買経験を
有しない者でも商品売買に参加することができ、また、
類似商品に関する売買情報を有効活用して商品売買の取
引成立機会を増大させることができる効率的かつ利便性
に優れた商品売買システムを提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために提供されるものであり、その請求項1に
係る発明は、インターネット上で商品売買を行うサーバ
と買手端末及び売手端末をインターネットで相互に接続
し、買手と売手間における商品売買を行う商品売買シス
テムであって、ある特定の商品に関する前記買手の購入
希望商品及び前記売手の販売希望商品に関する商品情報
を収集する情報収集手段と、前記商品情報を公開して前
記買手端末及び前記売手端末からの入札を受付処理する
入札処理手段を備え、前記買手に対する複数の売注文に
は最低価格を入札した売手を落札者とし、前記売手に対
する複数の買注文には最高価格を入札した買手を落札者
とするように構成した商品売買システムである。このよ
うな商品売買システムによれば、買手及び売手は双方と
も自分の希望条件に最も合う相手を選択することが可能
となる。
【0006】その請求項2に係る発明は、前記買手の購
入希望商品には購入上限価格が設定され、前記買手に対
する複数の売注文には、前記購入上限価格以下であって
最低価格を入札した売手を落札者とするように構成した
商品売買システムである。このような商品売買システム
によれば、売手は買手の購入上限価格を見ながら自分の
希望条件に合う買手を選択することが可能となる。
【0007】その請求項3に係る発明は、前記買手が前
記売手の販売希望商品を優先購入した後に、前記売手の
未売品を対象に入札を行い、前記売手に対する複数の買
注文には最高価格を入札した買手を落札者とするように
構成した商品売買システムである。このような商品売買
システムによれば、買手が売手の商品の中から一つの商
品を優先購入した後に、売れ残った販売希望商品につい
て引き続き入札を行うことで、商品売買の取引成立機会
を増大させることが可能となる。ここで、売手が提示す
る販売希望商品は、買手が希望する特定の商品に対する
ものなので、それぞれ同一種の商品となる。優先購入と
は、複数ある同一種の販売希望商品の中から買手が自分
の希望に最も合う商品を一つ選択して購入することを指
す。
【0008】その請求項4に係る発明は、前記サーバ
は、過去の売買実績情報及び前記売手の販売希望商品情
報を格納した商品売買データベースと、前記商品売買デ
ータベースに格納されている前記情報を検索する情報検
索手段を備え、前記買手が前記情報検索手段によって検
索した前記情報を仲介者に通知し、仲介者が前記買手及
び前記売手に対して商品売買の仲介を行うように構成し
た商品売買システムである。このような商品売買システ
ムによれば、買手は過去の商品売買における売買価格等
を参考にしながら適切な商品購入を行うことが可能とな
る。
【0009】その請求項5に係る発明は、前記商品売買
データベースは、さらに前記買手の購入希望商品情報を
含み、仲介者が前記情報検索手段によって検索した前記
情報を基に、前記買手と前記売手間における商品売買の
仲介を行うように構成した商品売買システムである。こ
のような商品売買システムによれば、売手及び買手の双
方は、自分の希望に類似した商品に関する売買情報を得
ることができ、取引成立の確率が高い商品売買を行うこ
とが可能となる。
【0010】その請求項6に係る発明は、前記商品売買
データベースは、過去の商品売買における入札者に関す
る入札情報と連絡先情報を含むものとし、仲介者が前記
情報検索手段によって検索した前記情報を基に、前記入
札者に対して商品売買の仲介を行うように構成した商品
売買システムである。このような商品売買システムによ
れば、過去の商品売買における入札者は、たとえ希望す
る商品を落札できなかったとしても、自分の希望に類似
した商品に関する売買情報を知ることができ、効率よく
次の商品売買機会を得ることが可能となる。
【0011】その請求項7に係る発明は、前記商品売買
データベースは、さらに過去の商品売買における出品者
に関する出品情報と連絡先情報を含むものとし、仲介者
が前記情報検索手段によって検索した前記情報を基に、
前記入札者及び前記出品者に対して商品売買の仲介を行
うように構成した商品売買システムである。このような
商品売買システムによれば、過去の商品売買における入
札者と出品者は互いに類似した商品の売買情報を得るこ
とができ、取引成立の確率が一層高い商品売買を効率よ
く行うことが可能となる。
【0012】その請求項8に係る発明は、前記サーバ
は、前記情報検索手段によって検索された前記情報を基
に、前記仲介者又は前記出品者が前記入札者に対して商
品広告を通知するように構成した商品売買システムであ
る。このような商品売買システムによれば、購入意欲の
ある入札者にターゲットを絞って効果的な商品広告が提
供されることから、仲介者又は出品者にとっては広告効
果を高めることが可能であり、入札者にとっては効率的
に次の商品売買機会を得ることが可能となる。
【0013】その請求項9に係る発明は、前記サーバ
は、前記情報収集手段によって収集された前記商品情報
と前記入札処理手段によって処理された前記売買実績情
報を自動的に前記商品売買データベースに格納する情報
格納手段を備え、前記商品情報と前記売買実績情報が前
記商品売買データベースに自動的に格納されるように構
成した商品売買システムである。このような商品売買シ
ステムによれば、鮮度の高い売買情報を効率的に蓄積す
ることができ、商品売買において有効な売買実績情報を
提供することが可能となる。
【0014】その請求項10に係る発明は、前記サーバ
は、前記商品売買データベースが閲覧されたときに料金
を算出する課金手段と、前記商品売買データベースの閲
覧要求者が予め許可された特定の利用者か否かを判別す
る認証手段とを備え、前記認証手段によって前記商品売
買データベースの閲覧を許可された前記閲覧要求者が前
記商品売買データベースを閲覧したとき、前記課金手段
によって課金するように構成した商品売買システムであ
る。このような商品売買システムによれば、特定の利用
者から商品売買データベースの閲覧料金を徴収すること
ができ、自動的に蓄積される売買希望商品情報と売買実
績情報を活用した情報提供ビジネスを行うことが可能と
なる。
【0015】その請求項11に係る発明は、インターネ
ット上で商品売買を行うサーバと商品売買希望者端末を
インターネットで相互に接続し、仲介者と商品売買希望
者間における商品売買を行う商品売買システムであっ
て、ある特定の商品に関する前記商品売買希望者からの
売買希望商品に関する商品情報を収集する情報収集手段
と、過去の売買実績情報を格納した商品売買データベー
スと、前記商品売買データベースに格納されている前記
売買実績情報を検索する情報検索手段と、前記商品情報
を公開して前記商品売買希望者端末からの入札を受付処
理する入札処理手段を備え、前記仲介者が、前記情報収
集手段によって販売希望商品に関する商品情報を収集し
たとき、前記商品売買データベースに格納されている前
記売買実績情報を基に、前記販売希望商品を購入して販
売する権利を販売希望者から取得し、前記販売希望商品
ごと又は前記販売希望商品共通に入札最低価格を設定し
て、前記販売希望商品をオークションによって販売する
ように構成した商品売買システムである。このような商
品売買システムによれば、仲介者は、過去の売買実績情
報を基にして、販売希望商品を購入して販売する権利を
取得した後、この商品をオークションによって販売する
ことから、購入価格と販売価格の差額が利益となり、当
該商品の相場に精通しなくても商品売買が可能となる。
また、例えば、コールオプションを購入すれば、オーク
ションで販売できなかった場合でも、損失はオプション
料のみで済むことから、リスクの少ない商品売買ビジネ
スを行うことが可能となる。
【0016】その請求項12に係る発明は、請求項11
に記載の商品売買システムにおいて、前記仲介者が、前
記情報収集手段によって購入希望商品に関する商品情報
を収集したとき、前記商品売買データベースに格納され
ている前記商品売買実績情報を基に、前記購入希望商品
を購入希望者に対して販売する権利を前記購入希望者か
ら取得し、前記購入希望商品ごと又は前記購入希望商品
共通に入札最高価格を設定して、前記購入希望商品を逆
オークションによって購入し、前記購入希望者に対して
販売するように構成した商品売買システムである。この
ような商品売買システムによれば、仲介者は、過去の売
買実績を基にして、購入希望商品を購入希望者に対して
販売する権利を取得した後、この商品を逆オークション
によって購入し、購入希望者に対して販売することか
ら、販売価格と購入価格の差額が利益となり、当該商品
の相場に精通しなくても商品売買が可能となる。また、
プットオプションを購入すれば、逆オークションで購入
できなかった場合でも、損失はオプション料のみで済む
ことから、リスクの少ない商品売買ビジネスを行うこと
が可能となる。
【0017】その請求項13に係る発明は、請求項11
に記載の商品売買システムにおいて、前記仲介者が、前
記情報収集手段によって収集した前記商品情報の中から
所定の商品を選択し、選択した商品を前記購入希望者か
ら購入した後に前記販売希望者に対して販売するように
構成した商品売買システムである。このような商品売買
システムによれば、仲介者は、販売希望商品と購入希望
商品の中から、売買によって利ざやが得られる商品を選
択して、この商品を購入した後に販売すれば、当該商品
の相場に精通していなくても、利益が確実に確保できる
商品売買ビジネスを行うことが可能となる。
【0018】その請求項14に係る発明は、請求項11
に記載の商品売買システムにおいて、前記仲介者が、前
記商品売買データベースに格納されている前記売買実績
情報を基に、特定の商品を対象としてオークションを行
い、前記オークションにおける落札価格を逆オークショ
ンの入札最高価格に設定して、前記商品を逆オークショ
ンによって購入するように構成した商品売買システムで
ある。このような商品売買システムによれば、仲介者
は、売手が多く買手が少ない商品の場合に買手を先に確
保できることから、商品売買における取引成立の確率を
高めることが可能となる。また、相場に変動が生じる商
品の場合には、仲介者は、高価格の時に商品を先に販売
して、価格が下落した時点でその商品を購入できること
から、利益性に優れた商品売買ビジネスを行うことが可
能となる。
【0019】その請求項15に係る発明は、請求項11
に記載の商品売買システムにおいて、前記仲介者が、前
記商品売買データベースに格納されている前記売買実績
情報を基に、特定の商品を対象として逆オークションを
行い、前記逆オークションにおける落札価格をオークシ
ョンの入札最低価格に設定して、前記商品をオークショ
ンによって販売するように構成した商品売買システムで
ある。このような商品売買システムによれば、仲介者
は、買手が多く売手が少ない商品の場合に売手を先に確
保できることから、商品売買における取引成立の確率を
高めることが可能となる。また、相場に変動が生じる商
品の場合には、仲介者は、低価格の時に商品を先に購入
して、価格が上昇した時点でその商品を販売できること
から、利益性に優れた商品売買ビジネスを行うことが可
能となる。
【0020】その請求項16に係る発明は、請求項11
に記載の商品売買システムにおいて、前記仲介者が、特
定の商品を対象としてオークション及び逆オークション
を同時に行うものとし、前記商品売買データベースに格
納されている前記売買実績情報を基に、前記オークショ
ンの入札最低価格及び前記逆オークションの入札最高価
格を購入見込み額と販売見込み額との中間値に設定し
て、前記オークション及び前記逆オークションを同時に
行うように構成した商品売買システムである。このよう
な商品売買システムによれば、商品の仕入と販売が確実
に見込まれるときには、オークションと逆オークション
を同時に行えば利益が確実に確保できることから、短時
間で効率よく商品売買ビジネスを行うことが可能とな
る。また、資金を寝かせる必要がないので、金利負担を
軽減することが可能となる。
【0021】その請求項17に係る発明は、請求項11
に記載の商品売買システムにおいて、前記仲介者が、購
入希望者からの購入希望商品に関する商品情報を収集
し、前記購入希望者の購入希望最低価格と同額を限度額
として逆オークションの入札最高価格を設定して逆オー
クションによって商品を購入し、前記逆オークションの
前記入札最高価格をオークションの入札最低価格に設定
して、オークションによって前記商品を販売するように
構成した商品売買システムである。このような商品売買
システムによれば、仲介者は、買手を先に確保できるこ
とから、商品売買における取引成立の確率を高めること
が可能となる。また、利益を考慮して逆オークションの
入札最高価格を設定できることから、利益性に優れた商
品売買ビジネスを行うことが可能となる
【0022】その請求項18に係る発明は、請求項17
に記載の商品売買システムにおいて、前記仲介者が、逆
オークションによって商品を購入した後に、前記購入希
望者に対して前記購入希望価格で前記商品を販売し、残
余品をオークションによって販売するように構成した商
品売買システムである。このような商品売買システムに
よれば、仲介者にとっては先に買手を確保でき、購入希
望者にとっては希望価格で商品を購入することができる
ことから、双方にとって好適な商品売買ビジネスを行う
ことが可能となる。
【0023】その請求項19に係る発明は、請求項18
に記載の商品売買システムにおいて、前記購入希望者の
前記購入希望価格が前記オークションにおける落札価格
を上回るとき、前記購入希望者に対して前記落札価格で
前記商品を販売するように構成した商品売買システムで
ある。このような商品売買システムによれば、購入希望
者にとっては、購入希望価格がオークションにおける落
札価格を上回るときは、その落札価格での購入が保証さ
れることから、希望価格よりも低価格で商品を購入する
ことが可能となる。
【0024】その請求項20に係る発明は、インターネ
ット上で商品先物取引を行うサーバと産地業者端末をイ
ンターネットで相互に接続し、仲介者が商品先物取引を
行う商品売買システムであって、ある特定の商品に関す
る商品先物取引市場の相場価格及び前記相場価格から所
定値を差し引いた価格を表示する表示手段と、前記相場
価格及び前記相場価格から所定値を差し引いた価格を公
開して前記産地業者端末からの入札を受付処理する入札
処理手段と、前記商品先物取引市場に対して売注文を発
する注文手段とを備え、前記相場価格から所定値を差し
引いた価格を逆オークションの入札最高価格に設定して
逆オークションを行い、前記産地業者端末から売注文が
あったとき、前記注文手段によって前記商品先物取引市
場に前記売注文を発して売りつなぐように構成した商品
売買システムである。このような商品売買システムによ
れば、仲介者は、商品の現物買入と商品先物取引市場で
の売却を同時に行って売りつなぐことから、商品先物取
引市場における相場の変動如何にかかわらず、一定の利
益を常に確保できる商品売買ビジネスを行うことが可能
となる。
【0025】その請求項21に係る発明は、請求項20
に記載の商品売買システムにおいて、前記産地業者端末
からの売注文に対してプットオプションを購入し、前記
商品の相場が下落したときはプットオプションを行使
し、前記商品の相場が上昇したときはプットオプション
を放棄して売りつなぐように構成した商品売買システム
である。このような商品売買システムによれば、仲介者
は、商品の相場が上昇したときは利益幅が大きくなり、
相場が下落したときでも一定の利益が確保できることか
ら、一定の利益を確実に確保しつつ、さらに利益の拡大
を図ることができる商品売買ビジネスを行うことが可能
となる。
【0026】
【発明の実施の形態】「実施形態1ないし10」本発明
の実施形態1ないし10について説明する。実施形態1
ないし10は、買手と売手間で商品売買が行われる形態
である。まず、本発明の商品売買システムにおける実施
形態1ないし10の概略構成について図1を参照して説
明する。図1は実施形態1ないし10の商品売買システ
ムの概略構成を示すブロック構成図である。図1におい
て、本商品売買システム10は、買手端末11、売手端
末12、サーバ13及びこれらを接続するインターネッ
ト14から構成される。
【0027】買手端末11は、インターネット14にア
クセス可能な端末であり、買手の自宅に設置されるパソ
コン等の端末である。買手端末11の内部にはWWWブ
ラウザソフト及び電子メールソフトが組み込まれてい
る。買手はこのWWWブラウザソフトによってホームペ
ージ50(図2参照)への購入希望商品情報の公開登
録、サーバ13に格納されている商品売買データベース
40の情報検索、ホームページ50上で実施される価格
入札の入力等を容易に行うことができる。また、買手は
電子メールを使用して仲介者あるいは売手との間で商品
売買に関する詳細な交渉を行うことができる。
【0028】売手端末12は、インターネット14にア
クセス可能な端末であり、売手の自宅に設置されるパソ
コン等の端末である。売手端末12は買手端末11と同
様の構成となっており、ホームページ50への販売希望
商品情報の公開登録、サーバ13に格納されている商品
売買データベース40の情報検索、ホームページ50上
で実施される価格入札の入力等を容易に行うことができ
る。また、売手は電子メールを使用して仲介者あるいは
買手との間で商品売買に関する詳細な交渉を行うことが
できる。
【0029】サーバ13は、インターネット14を利用
して行われる商品売買に関する処理と管理を行うコンピ
ュータであり、仲介者の管理下に設置される。サーバ1
3の内部にはWWWサーバソフト及び電子メールソフト
が組み込まれており、インターネット14上のホームペ
ージ50を媒介として、買手端末11及び売手端末12
からの商品売買情報に関する収集、登録、検索、価格入
札の各処理を行う。サーバ13のハードウェア構成は、
制御処理部21、記憶部22、入力部23、表示部2
4、出力部25及び通信部26がバス27によって接続
されている。
【0030】制御処理部21はCPU及びメモリで構成
されており、その内部に情報収集手段31、情報検索手
段32、情報格納手段33、入札処理手段34、課金手
段35、認証手段36及び制御処理プログラム37を備
えている。情報収集手段31は、買手及び売手から売買
の対象となる商品情報を収集するものである。この商品
情報の収集は、WWWサーバソフトにより予め作成され
た情報入力フォームをサーバ13から買手端末11及び
売手端末12に提供することで効率よく行うことができ
る。情報検索手段32は、商品売買データベース40の
中から所定の条件に合致する商品情報を検索するもので
ある。この商品情報の検索は、WWWサーバソフトによ
り予め検索入力フォームを作成すれば、検索者は容易に
効率よく検索を行うことができる。情報格納手段33
は、情報収集手段31によって収集された商品情報と入
札処理手段34によって処理された売買実績情報を自動
的に商品売買データベース40に格納するものである。
入札処理手段34は、ホームページ50上に公開登録さ
れた売買情報を見て買手及び売手が発した注文に対し
て、価格条件を比較演算して落札者を決定するものであ
る。課金手段35は、商品売買データベース40の閲覧
を有料制にしたとき、閲覧料金を算出するものである。
認証手段36は、商品売買データベース40の閲覧要求
者が予め閲覧を許可された特定の利用者か否かを判別
し、予め許可された利用者であると判別されたとき、商
品売買データベース40の閲覧を許可するものである。
制御処理プログラム37は、サーバ13が行う演算、記
憶、入出力等の各処理を実行するソフトウェアであり、
WWWサーバソフト、電子メールソフト、商品売買デー
タベース管理プログラム、課金処理プログラム及び認証
処理プログラム等、本商品売買システム10の処理と管
理を行う各種プログラムから構成されている。情報収集
手段31、情報検索手段32、情報格納手段33、入札
処理手段34、課金手段35及び認証手段36は、この
制御処理プログラム37によって実現している。
【0031】入力部23は、キーボード、マウス等で構
成され、仲介者がホームページ50上に掲載する売買商
品に関する募集案内の入力や、商品売買データベース4
0への情報登録及び検索要求等の入力操作を行う。表示
部24は、CRT、液晶ディスプレイ等で構成され、各
種情報の入出力表示を行う。出力部25は、プリンタで
構成され、各種情報の印刷出力を行う。通信部26は、
ルータ、モデム等で構成され、サーバ13と買手端末1
1及び売手端末12との間における情報の送受信制御を
行う。
【0032】記憶部22は、ハードディスク等で構成さ
れ、その内部に商品売買データベース40を備えてい
る。商品売買データベース40は、過去の商品売買にお
ける売買実績情報41、売手の販売希望商品情報42、
買手の購入希望商品情報43、及び会員情報44を格納
したものである。
【0033】商品売買データベース40について図3を
参照して説明を加える。図3は商品売買データベース4
0の論理構成図であり、美術品の例を示している。売買
実績情報41は、過去の商品売買に関する売買年月日、
画家名、作品名、種別、サイズ、制作年、落札価格、落
札者、入札者(非落札者)、出品者等の情報を含む。販
売希望商品情報42は、売手の会員番号、商品の登録年
月日、画家名、作品名、種別、サイズ、販売希望価格等
の情報を含む。購入希望商品情報43は、買手の会員番
号、商品の登録年月日、画家名、種別、サイズ、購入希
望価格、購入上限価格等の情報を含む。会員情報44
は、会員番号、パスワード、氏名、住所、連絡先、E−
mailアドレス、課金の有無、過去の入札情報、過去
の出品情報等を含む。
【0034】本商品売買システム10の動作概要につい
て図2及び図3を参照して説明する。図2は本商品売買
システム10の動作説明図である。図2においてインタ
ーネット14上に公開されるホームページ50に対し
て、買手は買手端末11から、売手は売手端末12から
それぞれアクセスする。本商品売買システム10は会員
制のシステムとし、買手及び売手には一人一人に会員番
号とパスワードが交付されている。買手及び売手がこの
商品売買システム10を利用して商品売買に参加する際
は、サーバ13が事前にこの会員番号とパスワードの入
力を求め、正規の会員に対してのみ本商品売買システム
10の利用を許可する。ホームページ50には、売情報
を掲載する売りますコーナ51及び買情報を掲載する買
いますコーナ52が設けられており、買手及び売手はこ
のコーナ51、52に売買希望商品に関する商品情報を
公開登録するとともに、このコーナ51、52を閲覧し
て価格入札を行う。商品売買データベース40に格納さ
れている各種情報は検索することができ、仲介者はこの
商品売買データベース40の中から買手及び売手の希望
に合致する商品を検索して売手及び買手に対して商品売
買の斡旋仲介を行う。
【0035】買手は買手端末11からホームページ50
上の買いますコーナ52に購入希望商品に関する商品情
報を公開登録する。公開登録する商品情報は、図3に示
した購入希望商品情報43と同様の情報、すなわち、会
員番号、登録年月日、画家名、種別、サイズ、購入希望
価格、購入上限価格等の情報である。同様に、売手は売
手端末12からホームページ50上の売りますコーナ5
1に販売希望商品に関する商品情報を公開登録する。公
開登録する商品情報は、図3に示した販売希望商品情報
42と同様の情報、すなわち、会員番号、登録年月日、
画家名、作品名、種別、サイズ、販売希望価格等の情報
である。なお、これらの売買希望商品に関する商品情報
は、仲介者がサーバ13の入力部23から公開登録する
こともできる。この商品情報の公開登録は、情報収集手
段31(制御処理プログラム37により実現される)に
よって予め情報入力フォームを作成すれば、効率よく容
易に行うことができる。また、ホームページ50に公開
登録された商品情報は、サーバ13の入力部23からの
操作によって商品売買データベース40の内部に販売希
望商品情報42及び購入希望商品情報43としてそれぞ
れ格納することができる。また、この販売希望商品情報
42及び購入希望商品情報43の商品売買データベース
40への格納は、情報格納手段33(制御処理プログラ
ム37により実現される)を設けることによって自動的
に行うことができる。
【0036】ホームページ50の買いますコーナ52に
買手の購入希望商品情報が公開登録されると、売手は売
手端末12から売注文を発する。この売注文は価格入札
の形式で行われる。一人の買手に対して複数の売注文が
あった場合は、最も低い価格を入札した売手が落札者と
なる。ここで、購入希望商品に購入上限価格が付与され
ている場合は、この購入上限価格以下であって最も低い
価格を入札した売手を落札者とすることができる。同様
に、ホームページ50の売りますコーナ51に売手の販
売希望商品情報が公開登録されると、買手は買手端末1
1から買注文を発する。この買注文は価格入札の形式で
行われる。一人の売手に対して複数の買注文があった場
合は、最も高い価格を入札した買手が落札者となる。こ
のとき、買手が販売希望商品の中から希望する商品を優
先的に購入するようにして、売れ残った商品を対象に入
札を行うこともできる。この場合、この価格入札におい
て、一人の売手に対して複数の買注文があった場合は、
最も高い価格を入札した買手が落札者となる。これらの
入札における落札者の決定は、入札処理手段34(制御
処理プログラム37により実現される)によって入札価
格を比較演算して求められる。
【0037】ホームページ50上で実施された入札の結
果は、売りますコーナ51及び買いますコーナ52に表
示される。また、この入札結果はサーバ13の入力部2
3からの操作によって商品売買データベース40の内部
に売買実績情報41として格納することができる。ま
た、この売買実績情報41の商品売買データベース40
への格納は、情報格納手段33(制御処理プログラム3
7により実現される)を設けることによって自動的に行
うことができる。格納される売買実績情報41は、図3
に示したような、売買年月日、画家名、作品名、種別、
サイズ、制作年、落札価格、落札者、入札者(非落札
者)、出品者等の情報である。なお、この売買実績情報
41は、本商品売買システム10を利用せずに他所で行
われた商品売買の実績情報を、サーバ13の入力部23
から入力して格納することもできる。
【0038】入札によって落札者が決定した後は、仲介
者が買手と売手を互いに紹介して当事者間で詳細条件の
交渉を進める方法や、仲介者が買手と売手との間に立っ
て詳細条件の交渉を仲介するなどの方法によって商品売
買が実行に移される。買手、売手及び仲介者はこれらの
交渉を行うにあたっては電子メールを使用することがで
きる。電子メールを使用すれば迅速かつ簡便に連絡を取
り合うことができ、交渉の記録を残すこともできる。
【0039】ところで、仲介者は商品売買データベース
40に格納されている情報を基に商品売買の斡旋仲介を
行うことができる。仲介者はサーバ13の入力部23を
操作して商品売買データベース40の中から買手と売手
で希望する商品が合致するものを検索する。この検索は
情報検索手段32(制御処理プログラム37により実現
される)によって行われる。仲介者は検索の結果、該当
する商品があれば、この商品情報を売手及び買手に通知
して商品売買の交渉を仲介する。例えば、画家名と価格
を検索条件に設定して、ある画家の同一価格帯の作品を
リストアップすることで効率よくしかも取引成立の確率
が高い仲介ビジネスを行うことができる。ここで、商品
売買データベース40に入札者に関する情報として入札
価格及び連絡先等を格納しておくと、落札できなかった
二番手、三番手の入札者に対して効果的な商品情報を紹
介することができる。さらに、商品売買データベース4
0に出品者に関する情報として出品作品、希望価格及び
連絡先等を格納しておくと、取引が不調に終わったとし
ても、入札に参加しなかった会員に対して商品を紹介す
ることができるなど、一層効果的に商品売買の仲介を行
うことができる。
【0040】さらに、仲介者は、落札できなかった二番
手、三番手の入札者や入札に参加しなかった会員に対し
て、商品広告を作成して通知することができる。この商
品広告は、例えば、商品のセールスポイント、商品の詳
細仕様、価格割引の適用など、購入意欲を増進させる内
容を記載する。作成した商品広告は、電子メール、FA
X又は郵送などの方法で上記の入札者に通知する。ここ
で、この商品広告は、広告作成手段を設けて自動作成さ
れるようにするのが好ましい。この場合、サーバ13に
広告作成手段として、例えば、予め広告の雛型となる広
告作成フォームを作成しておき、情報検索手段31によ
って検索された商品情報と入札者情報に基づいて、入札
者ごとに該当する商品情報をこの広告作成フォームに埋
め込むようにして商品広告を自動作成するように構成す
る。また、広告作成手段は、商品広告が自動作成される
と、電子メールソフトを起動させて入札者に電子メール
で商品広告を送信する。郵送の場合は宛先を記載したラ
ベルをプリンターに自動印字するなど、商品広告を効率
的に通知できるようにする。このような広告作成手段
は、制御処理プログラム37の内部に商品広告作成プロ
グラムを備えることによって実現される。
【0041】なお、この商品広告の作成は、上述の出品
者が行うこともできる。この場合、出品者は、仲介者か
ら情報提供を受けて商品広告を作成してもよいし、商品
売買データベース40を直接検索して、該当する商品情
報と入札者情報を基に商品広告を作成するようにしても
よい。いずれの場合も、この商品広告の作成は、仲介者
が商品広告を作成するときと同様の方法によって可能で
ある。
【0042】また、商品売買データベース40の検索
は、買手や売手が行うこともできる。例えば、買手は買
手端末11から画家名及び価格を検索条件に設定する
と、最近の商品売買における売買実績情報が表示され
る。売買された作品名、種別、サイズ、落札価格等の情
報が表示される。続いて購入希望価格を入力して絞り込
み検索を行うと、購入希望価格に見合った作品リストが
表示される。買手は過去の売買実績情報を参考にするこ
とができるため、深い商品知識や豊富な売買経験がなく
ても適切な価格で商品購入を行うことが可能となる。
【0043】ここで、商品売買データベース40の閲覧
を有料制にすることもできる。この場合、本商品売買シ
ステム10の会員は利用申込の際に、この商品売買デー
タベース40の閲覧を希望するか否かを選択できるよう
にして、商品売買データベース40の閲覧を希望した会
員に対しては、予め閲覧が許可された会員であることを
識別する会員番号を用いるか、閲覧用のパスワードを別
に用いるかなどしておく。認証手段36は、商品売買デ
ータベース40の閲覧要求者(会員)に対してこれらの
会員番号及びパスワードの入力を求め、予め商品売買デ
ータベース40の会員情報44に登録されている会員番
号及びパスワードと一致するか照合を行う。これらの番
号が一致したときに、予め閲覧が許可された会員である
と判別して、商品売買データベース40の閲覧を可能と
する。この認証処理は、制御処理プログラム37を構成
する認証処理プログラムによって実現される。課金手段
35は、商品売買データベース40が閲覧されたときに
料金の算出を行う。この料金は、閲覧時間に基づく従量
制でもよいし、閲覧時間に依存しない固定制でもよい。
また、両者を組み合わた料金制度とすることもできる。
この料金の算出処理は、制御処理プログラム37を構成
する課金処理プログラムによって実現される。
【0044】なお、商品売買データベース40に格納さ
れている情報のうち、売買実績情報41、販売希望商品
情報42及び購入希望商品情報43については、全ての
情報を閲覧させることにしてもよい。会員情報44につ
いては、全ての情報を閲覧できないようにアクセスを不
許可にするか、又は、会員番号と連絡先を示すE−ma
ilアドレスに止める。
【0045】次に、本商品売買システム10を利用して
行う商品売買のより具体的な実施形態について図1ない
し6を参照して説明する。図4ないし6は商品売買の処
理フローチャートであり、図4は実施形態1ないし3、
図5は実施形態4ないし7、図6は実施形態8ないし1
0の処理フローチャートである。
【0046】「実施形態1」請求項1に係る発明の一実
施形態について説明する。本実施形態は、集団見合い型
の商品売買であり、買手と売手の間で互いに希望条件が
一致した場合に取引が成立するものである。図4の「実
施形態1」において、仲介者はサーバ13の入力部23
を操作して、ホームページ50に、特定の商品に関する
買情報と売情報の募集案内を掲載する(ステップ1
1)。この案内を見た複数の買手は買手端末11から購
入希望商品情報をホームページ50の買いますコーナ5
2に、複数の売手は売手端末12から販売希望商品情報
をホームページ50の売りますコーナ51にそれぞれ公
開登録する(ステップ12)。公開登録された商品情報
は一定期間公開される。買手は自分の希望に合う売情報
があれば、買手端末11から希望価格を入力して入札す
る。同様に、売手は自分の希望に合う買情報があれば、
売手端末12から希望価格を入力して入札する(ステッ
プ13)。一人の買手に複数の売手から売注文があった
場合は、最も低い価格を入札した売手が落札者となる。
また、一人の売手に複数の買手から買注文があった場合
は、最も高い価格を入札した買手が落札者となる(ステ
ップ14)。
【0047】例えば、買いますコーナ52に木村忠太作
の油彩画10号を対象として、買手A,B,Cから購入
希望商品が公開登録され、売りますコーナ51に売手
X,Y,Zから販売希望商品が公開登録される。買手A
に対して、売手Xが30万円、売手Yが27万円で入札
した場合は、低い価格を入札したYが落札者になる。ま
た、売手Zに対して、買手Bが33万円、買手Cが31
万円で入札した場合は、高い価格を提示したBが落札者
となる。
【0048】このような商品売買システムを構成すれ
ば、買手及び売手は互いに複数の相手の中から自分の希
望に最も近い条件を提示した相手を選択することができ
るため、買手及び売手に満足感を与えつつ効率的な商品
売買を行うことが可能となる。
【0049】「実施形態2」請求項2に係る発明の一実
施形態について説明する。本実施形態は、買手が買情報
を公開登録する際に、購入上限価格を付与することによ
って、売手が買手を選択できるようにした商品売買であ
る。図4の「実施形態2」において、仲介者はサーバ1
3の入力部23を操作して、ホームページ50に、特定
の商品に関する購入上限価格付きの買情報の募集案内を
掲載する(ステップ21)。この案内を見た複数の買手
は買手端末11から購入上限価格を付与した購入希望商
品情報をホームページ50の買いますコーナ52に公開
登録する(ステップ22)。公開登録された購入希望商
品情報は一定期間公開される。売手は自分の希望に合う
買手を選択して、売手端末12から希望価格を入力して
入札する(ステップ23)。一人の買手に複数の売手か
ら売注文があった場合は、購入上限価格以下であって最
も低い価格を入札した売手が落札者となる(ステップ2
4)。
【0050】例えば、買いますコーナ52に木村忠太作
の油彩画10号を対象として、買手A,B,Cから、購
入上限価格をそれぞれ20万円、25万円、27万円と
した購入希望商品情報が公開登録される。売手Xは自分
の希望に最も近い買手Bを選択して入札を行う。売手X
以外に買手Bを選択した者がいない場合は売手Xが落札
者となるが、売手Yも買手Bを選択して入札を行った場
合は、売手Xの入札価格が24万円で売手Yの入札価格
が23万円であれば、購入上限価格以下で最も低い価格
を入札した売手Yが落札者となる。
【0051】このような商品売買システムを構成すれ
ば、売手は複数の買手の中から購入上限価格を見ながら
自分の希望に合う買手を選択することが可能となる。ま
た、一人の買手に複数の売注文があった場合は、購入上
限価格以下であって最も低い価格を入札した売手が落札
者となることから、買手は自分に有利な条件で商品を購
入することが可能となる。
【0052】「実施形態3」請求項3に係る発明の一実
施形態について説明する。本実施形態は買手が複数の売
情報の中から商品を優先購入した後に、売れ残った売手
の商品について価格入札を行う商品売買である。図4の
「実施形態3」において、買手は買手端末11から特定
の商品に関する購入希望商品情報をホームページ50の
買いますコーナ52に公開登録する(ステップ31)。
公開登録された商品情報は一定期間公開される。売手は
自分の希望に合う買情報があれば、売手端末12から販
売希望商品情報を公開登録する(ステップ32)。買手
は自分の希望に合う売情報に対して、買手端末11から
優先して購入申込を行う(ステップ33)。この後、こ
の売買情報を見た他の買手は未だ売れていない商品に対
して入札を行う(ステップ34)。一人の売手に複数の
買手から買注文があった場合は、最も高い価格を入札し
た買手が落札者となる(ステップ35)。
【0053】例えば、買手Aが買いますコーナ52に木
村忠太作の油彩画6号を公開登録する。この購入希望に
対して、売手X,Y,Zが販売希望商品情報を公開登録
する。買手Aが自分の希望に合う売手Xの商品を優先購
入すると、売手Xの売情報には購入決定済の表示がなさ
れる。その後、売れ残った売手Y,Zの販売希望商品を
対象に価格入札が行われる。売手Yに対して、買手Bが
10万円、買手Cが14万円で入札した場合は、最も高
い価格を入札した買手Cが落札者となる。ここで、木村
忠太作の油彩画6号という作品は複数存在する。この実
施形態は、売買対象商品が一品制作品ではなく、同一種
の商品が複数存在する場合に有効な商品売買である。
【0054】このような商品売買システムを構成すれ
ば、売れ残った商品について引き続き商品売買の機会が
提供されるため、商品売買が効率よく促進される。ま
た、買手は直前の売買価格を参考に入札価格を設定する
ことができるため、深い商品知識や豊富な売買経験がな
くても入札に参加することが可能となる。
【0055】「実施形態4」請求項4に係る発明の一実
施形態について説明する。本実施形態は買手が購入した
い商品の検索を行い、過去の売買実績情報を参考にしな
がら商品の購入を行う商品売買である。図5の「実施形
態4」において、買手は買手端末11から購入したい商
品の検索要求を行う(ステップ41)。サーバ13は情
報検索手段32により商品売買データベース40の販売
希望商品情報42及び売買実績情報41を検索して、買
手の希望に合う商品情報とこの商品に関連する過去の売
買実績情報を買手端末11に通知する(ステップ4
2)。買手はサーバ13から通知された情報に対してさ
らに絞り込み検索を行うなどして、自分の希望に合う商
品を選択すると、仲介者に連絡する(ステップ43)。
仲介者は買手と売手を互いに紹介するなどして、買手と
売手間の売買交渉を仲介して商品売買が実行される(ス
テップ44)。
【0056】例えば、買手が買手端末11から木村忠太
作の油彩画について商品売買データベース40の検索を
行うと、最近の売買実績情報として、売買された作品
名、落札価格、取扱画廊名等の情報が表示される。続い
て購入希望価格を20万円〜30万円として検索を行う
と、この価格帯に該当する木村忠太作の油彩画に関する
販売作品リストが表示される。買手はこのリストを見て
購入商品を選択すると、過去の落札価格に基づいて購入
希望価格を設定して仲介者にその旨の連絡を行い、売手
に対する価格引き下げ等の売買交渉を依頼するなどの方
法で商品売買を行う。
【0057】このような商品売買システムを構成すれ
ば、買手は過去の商品売買において売買された商品の仕
様、売買価格等を参照することができるため、希望商品
の購入にあたり購入予算に見合った適切な商品の購入を
行うことが可能となる。
【0058】「実施形態5」請求項5に係る発明の一実
施形態について説明する。本実施形態は売手の販売希望
商品情報に加えて買手の購入希望商品情報を商品売買デ
ータベース40に格納しておき、仲介者が売手を対象に
商品の斡旋仲介を行う商品売買である。図5の「実施形
態5」において、仲介者はホームページ50上に買手に
対しては購入希望商品を、売手に対しては販売希望商品
をそれぞれ公開募集する(ステップ51)。買手及び売
手が該当する商品に関する商品情報をサーバ13に送信
すると、この商品情報は商品売買データベース40に格
納される(ステップ52)。ここで、買手及び売手はこ
の商品情報を電子メールやFAXで仲介者に通知しても
良い。この場合、仲介者は受け取った商品情報をサーバ
13の入力部23から情報入力を行うことで商品売買デ
ータベース40に格納することができる。仲介者は、売
情報と買情報の中で類似する商品がないか商品売買デー
タベース40に対して検索要求を行う(ステップ5
3)。サーバ13は情報検索手段32により商品売買デ
ータベース40の中から条件がある程度一致する商品情
報を検索して仲介者に通知する(ステップ54)。仲介
者は検索された情報を基に、該当する買手と売手を互い
に紹介するなどして、買手と売手間の売買交渉を仲介し
て売買が実行される(ステップ44)。
【0059】例えば、仲介者はミレーの作品を検索条件
に設定して商品売買データベース40の検索を行うと、
買手Aがミレーの油彩画を2億円で購入希望しており、
他方で売手Xがミレーの油彩画を3億円で販売してもよ
いという情報を得る。また、最近のオークションでミレ
ーの油彩画が2億3千万円で落札されているという情報
も得る。仲介者は買手Aには購入予算の引き上げを、売
手Xには販売価格の引き下げをそれぞれ打診し、互いに
価格の歩み寄りが可能との回答が得られた場合は、この
情報を買手Aと売手Xに通知して売買を仲介する。
【0060】このような商品売買システムを構成すれ
ば、売手及び買手の双方にとって、希望する商品に関す
る売買情報を得ることができ、過去の売買実績情報を基
に価格調整をするなどの利便の良い商品売買を行うこと
が可能となる。
【0061】「実施形態6」請求項6に係る発明の一実
施形態について説明する。本実施形態は過去の商品売買
における入札者情報を商品売買データベース40に格納
しておき、仲介者が商品売買データベース40を検索し
て、過去の商品売買における入札者(非落札者)に対し
て、入札対象商品に類似した商品の斡旋仲介を行う商品
売買である。図5の「実施形態6」において、仲介者
は、過去の商品売買における入札対象商品とこの商品に
類似する商品がないか商品売買データベース40に対し
て検索要求を行う(ステップ61)。サーバ13は情報
検索手段32により商品売買データベース40を検索し
て該当する商品情報を仲介者に通知する(ステップ6
2)。仲介者は検索された商品情報を入札者に通知する
(ステップ63)。さらに仲介者は買手と売手を互いに
紹介するなどして、買手と売手間の売買交渉を仲介して
売買が実行される(ステップ44)。
【0062】例えば、仲介者は売買実績情報41を検索
して、原精一の油彩画「裸婦」4号が60万円で落札さ
れ、入札者Aが55万円で入札したため落札できなかっ
たという情報を得る。一方で、販売希望商品情報42を
検索して、原精一の油彩画「裸婦」3号を70万円で販
売を希望する売手Xの情報を得る。仲介者は売手Xに対
して、サイズが3号であることを勘案すると、過去の商
品売買における落札価格に比べて割高なので、60万円
まで引き下げられないかを打診する。引き下げ可能の回
答を得た場合は、この情報を入札者Aに通知して売買を
仲介する。
【0063】このような商品売買システムを構成すれ
ば、入札者は落札できなかったとしても、類似商品の情
報を得ることができるため、商品売買の機会が増大する
と共に、利便の良い商品売買を効率的に行うことが可能
となる。
【0064】「実施形態7、8」請求項7及び8に係る
発明の一実施形態について説明する。実施形態7は、過
去の商品売買における入札者情報に加えて出品者情報を
商品売買データベース40に格納しておき、仲介者が商
品売買データベース40を検索して、入札者及び出品者
に対して類似した商品の斡旋仲介を行う商品売買であ
る。また、実施形態8は、仲介者又は出品者が商品広告
を作成して入札者に対して通知を行うものである。図5
の「実施形態7」において、仲介者は過去のオークショ
ンにおける入札者と過去の逆オークションにおける出品
者の間で類似する商品の検索要求を行う(ステップ7
1)。サーバ13は情報検索手段32により商品売買デ
ータベース40を検索して該当する商品情報を仲介者に
通知する(ステップ72)。仲介者は検索された商品情
報を入札者及び出品者に通知する(ステップ73)。さ
らに仲介者は入札者と出品者を互いに紹介するなどし
て、入札者と出品者間の売買交渉を仲介して売買が実行
される(ステップ44)。ここで、図6の「実施形態
8」に示すように、仲介者はステップ71、72で検索
された商品情報を基に商品広告を作成し(ステップ8
1)、作成した商品広告を入札者(非落札者)に対して
通知する(ステップ82)こともできる。
【0065】例えば、あるオークションで木村忠太作の
油彩画「裸婦」10号を入札者Aが150万円で落札し
ている。このとき、入札者Bは140万円で、入札者C
は120万円でそれぞれ入札したため落札できなかっ
た。一方、ある逆オークションで同じ木村忠太作の油彩
画「裸婦」8号を出品者Zが100万円で落札してい
る。このとき、出品者Xは120万円で、出品者Yは1
10万円でそれぞれ入札したため落札できなかった。仲
介者はこれらの売買実績情報を商品売買データベース4
0から検索すると、購入希望価格と販売希望価格が近似
する入札者B,Cの情報を出品者X,Yに、出品者X,
Yの情報を入札者B,Cに通知して商品売買の交渉を仲
介する。ここで、仲介者は、出品者X,Yの商品に関す
る商品広告を作成して、入札者B,Cに対して通知する
こともできる。作成した商品広告は電子メール、FA
X、又は郵送で通知する
【0066】このような商品売買システムを構成すれ
ば、入札者及び出品者は互いに類似商品の売買情報を得
ることができる。また、購入意欲のある入札者にターゲ
ットを絞って商品広告を通知すれば、広告効果を高める
ことができる。
【0067】「実施形態9」請求項9に係る発明の一実
施形態について説明する。本実施形態は情報収集手段3
1によって収集された商品情報と入札処理手段34によ
って処理された売買実績情報を商品売買データベース4
0に自動的に格納するものである。図6の「実施形態
9」において、サーバ13が、情報収集手段31によっ
て買手端末11からの購入希望商品情報及び売手端末1
2からの販売希望商品情報を受信すると(ステップ9
1)、商品売買データベース40の内部にそれぞれ購入
希望商品情報43及び販売希望商品情報42として、情
報格納手段33によって自動的に格納される(ステップ
92)。価格入札が終了すると(ステップ93)、入札
処理手段34によって処理された入札結果が、商品売買
データベース40の内部に売買実績情報41として、情
報格納手段33によって自動的に格納される(ステップ
94)。
【0068】「実施形態10」請求項10に係る発明の
一実施形態について説明する。本実施形態は利用者(会
員)から商品売買データベース40の閲覧要求があった
ときに、閲覧要求者が予め許可された利用者であるか否
かを認証手段36によって判別し、予め許可された利用
者であれば、商品売買データベース40の閲覧に対して
課金手段35によって課金を行うものである。図6の
「実施形態10」において、買手が買手端末11から購
入したい商品の検索要求を行うと(ステップ101)、
サーバ13は認証手段36によりこの買手端末11に対
して会員番号とパスワードの入力要求を行う(ステップ
102)。買手が買手端末11から会員番号とパスワー
ドを入力すると、サーバ13は受信した会員番号とパス
ワードが、商品売買データベース40の会員情報44に
予め登録されているものと一致するか照合する(ステッ
プ103)。会員番号とパスワードか一致すれば、この
買手端末11に対して商品売買データベース40へのア
クセスが許可される。課金手段35は商品売買データベ
ース40へのアクセス開始と同時に積算を開始し(ステ
ップ104)、アクセスが終了すると積算を停止する
(ステップ105)。サーバ13は毎月所定日に、会員
番号ごとに商品売買データベース40の月間アクセス時
間を積算して料金を算出する(ステップ106)。
【0069】以上、本発明の実施形態1ないし10につ
いて美術品を例に挙げて説明したが、取り扱う商品は美
術品に限定されるものではなく、中古車、不動産、パソ
コン、装飾品、など幅広い分野で適用可能である。ま
た、求人や求職のような労働提供の分野においても適用
が可能である。
【0070】「実施形態11ないし19」次に、本発明
の実施形態11ないし19について説明する。実施形態
11ないし19は、仲介者が商品売買の当事者となる形
態である。本発明の商品売買システムにおける実施形態
11ないし19の概略構成について図7を参照して説明
する。図7は実施形態11ないし19の商品売買システ
ムの概略構成を示すブロック構成図である。図7におい
て、本商品売買システム100は、購入希望者端末11
1、販売希望者端末112、サーバ113及びこれらを
接続するインターネット114から構成される。
【0071】購入希望者端末111は、インターネット
114にアクセス可能な端末であり、購入希望者の自宅
に設置されるパソコン等の端末である。購入希望者端末
111は、実施形態1ないし10における買手端末11
と同様の構成を有しており、購入希望者はホームページ
150(図8参照)への購入希望商品情報の非公開登
録、ホームページ150上で実施される価格入札等を行
う。
【0072】販売希望者端末112は、インターネット
114にアクセス可能な端末であり、販売希望者の自宅
に設置されるパソコン等の端末である。販売希望者端末
112は、実施形態1ないし10における売手端末12
と同様の構成を有しており、販売希望者はホームページ
150への販売希望商品情報の非公開登録、ホームペー
ジ150上で実施される価格入札等を行う。
【0073】サーバ113は、インターネット114を
利用して行われる商品売買に関する処理と管理を行うコ
ンピュータであり、仲介者の管理下に設置される。サー
バ113は、インターネット114上のホームページ1
50を媒介として、購入希望者端末111及び販売希望
者端末112からの売買希望商品情報の収集、登録、検
索、価格入札の各処理を行う。サーバ113のハードウ
ェア構成は、制御処理部121、記憶部122、入力部
123、表示部124、出力部125及び通信部126
がバス127によって接続されており、これらは、実施
形態1ないし10と同様の構成を有している。
【0074】制御処理部121は、その内部に情報収集
手段131、情報検索手段132、情報格納手段13
3、入札処理手段134及び制御処理プログラム137
を備えている。情報収集手段131は、購入希望者及び
販売希望者から売買の対象となる商品情報を収集するも
のである。この商品情報の収集は、WWWサーバソフト
により予め作成された情報入力フォームをサーバ113
から購入希望者端末111及び販売希望者端末112に
提供することで効率よく行うことができる。情報検索手
段132は、商品売買データベース140の中から所定
の条件に合致する商品情報を検索するものである。この
商品情報の検索は、WWWサーバソフトにより予め検索
入力フォームを作成すれば、検索者は容易に効率よく検
索を行うことができる。情報格納手段133は、情報収
集手段131によって収集された商品情報と入札処理手
段134によって処理された入札情報を自動的に商品売
買データベース140に格納するものである。入札処理
手段134は、ホームページ150上で実施される価格
入札に対して、購入希望者及び販売希望者が発した注文
に対して、価格条件を比較演算して落札者を決定するも
のである。制御処理プログラム137は、サーバ113
が行う演算、記憶、入出力等の各処理を実行するソフト
ウェアであり、WWWサーバソフト、電子メールソフ
ト、商品売買データベース管理プログラム等、本商品売
買システム100の処理と管理を実行する各種プログラ
ムから構成されている。また、情報収集手段131、情
報検索手段132、情報格納手段133及び入札処理手
段134は、この制御処理プログラム137によって実
現している。
【0075】記憶部122は、その内部に商品売買デー
タベース140を備えている。商品売買データベース1
40は、過去の商品売買における売買実績情報141、
販売希望者の販売希望商品情報142、購入希望者の購
入希望商品情報143及び会員情報144を格納したも
のである。
【0076】商品売買データベース140について図9
を参照して説明を加える。図9は商品売買データベース
140の論理構成図であり、航空券の例を示している。
売買実績情報141は、過去の商品売買に関する売買年
月日、発着区間、航空会社名、座席クラス、有効期限、
落札価格、落札者、入札者等の情報を含む。販売希望商
品情報142は、販売希望者の会員番号、商品の登録年
月日、発着区間、航空会社名、座席クラス、有効期限、
販売希望価格等の情報を含む。購入希望商品情報143
は、購入希望者の会員番号、商品の登録年月日、発着区
間、航空会社名、座席クラス、有効期限、購入希望価格
等の情報を含む。会員情報144は、会員番号、パスワ
ード、氏名、住所、連絡先、E−mailアドレス、過
去の入札情報、過去の出品情報等を含む。
【0077】本商品売買システム100の動作概要につ
いて図7及び図8を参照して説明する。図8は本商品売
買システム100の動作説明図である。図8においてイ
ンターネット114上に公開されるホームページ150
に対して、購入希望者は購入希望者端末111から、販
売希望者は販売希望者端末112からそれぞれアクセス
する。本商品売買システム100は会員制のシステムと
し、購入希望者及び販売希望者には一人一人に会員番号
とパスワードが交付されている。購入希望者及び販売希
望者がこの商品売買システム100を利用して商品売買
に参加する際は、サーバ113が事前にこの会員番号と
パスワードの入力を求め、正規の会員に対してのみ本商
品売買システム100の利用を許可する。ホームページ
150には、販売希望商品情報を非公開登録する販売申
込コーナ151及び購入希望商品情報を非公開登録する
購入申込コーナ152が設けられており、購入希望者及
び販売希望者はこのコーナ151、152に売買希望商
品に関する商品情報を非公開で登録する。このホームペ
ージ150には、オークションを行うための売りますコ
ーナ153及び逆オークションを行うための買いますコ
ーナ154が公開されている。仲介者は、販売申込コー
ナ151及び購入申込コーナ152に登録された売買希
望商品情報の中から商品を選択し、売りますコーナ15
3及び買いますコーナ154に選択した商品情報を公開
登録してオークションあるいは逆オークションを行う。
また、仲介者は、商品売買データベース140に格納さ
れている各種情報を検索することができ、この商品売買
データベース140の中から過去の売買実績情報141
を基にして、特定の商品を対象としてオークションある
いは逆オークションを行う。
【0078】仲介者は、サーバ113の入力部123か
らホームページ150上の販売申込コーナ151に販売
希望商品を求める旨の募集案内を掲載する。また、購入
申込コーナ152には購入希望商品求める旨の募集案内
を掲載する。購入希望者は購入希望者端末111からホ
ームページ150上の購入申込コーナ152に購入希望
商品に関する商品情報を非公開で登録する。登録される
商品情報は、図9に示した購入希望商品情報143と同
様の情報、すなわち、購入希望者の会員番号、商品の登
録年月日、発着区間、航空会社名、座席クラス、有効期
限、購入希望価格等の情報である。同様に、販売希望者
は販売希望者端末112からホームページ150上の販
売申込コーナ151に販売希望商品に関する商品情報を
非公開で登録する。登録される商品情報は、図9に示し
た販売希望商品情報142と同様の情報、すなわち、販
売希望者の会員番号、商品の登録年月日、発着区間、航
空会社名、座席クラス、有効期限、販売希望価格等の情
報である。なお、これらの売買希望商品に関する商品情
報は、仲介者がサーバ113の入力部123から登録す
ることもできる。この商品情報の登録は、情報収集手段
131(制御処理プログラム137により実現される)
によって予め情報入力フォームを作成すれば、効率よく
容易に行うことができる。また、ホームページ150に
登録された商品情報は、情報格納手段133(制御処理
プログラム137により実現される)によって自動的に
商品売買データベース140に格納することができる。
【0079】このように、商品売買データベース140
に過去の売買実績情報141を蓄積し、情報収集手段1
31によって商品売買希望者から売買希望商品に関する
商品情報を収集し、情報検索手段132によって売買実
績情報141を検索できるように構成すれば、仲介者
は、特定の売買希望商品に関するオークションや逆オー
クションを行うことによって多様な形態の商品売買ビジ
ネスを行うことが可能となる。
【0080】例えば、ホームページ150の販売申込コ
ーナ151に複数の販売希望者から販売希望商品に関す
る商品情報が非公開で登録されると、仲介者は、これら
販売希望商品の一部又は全部を選択して、この商品を購
入して販売する権利を販売希望者から取得した後、この
販売希望商品ごと又は販売希望商品共通に入札最低価格
を設定して、ホームページ150の売りますコーナ15
3に公開登録しオークションによって販売する。ここ
で、仲介者は、商品の選択やオークションにおける入札
最低価格の設定にあたっては、商品売買データベース1
40に格納されている売買実績情報141を参考にすれ
ば、利益の確保を図ることができる。すなわち、購入価
格と販売価格の差額が利益となることから、当該商品に
関する相場に精通していなくても、安全な商品売買ビジ
ネスを行うことが可能となる。
【0081】なお、商品を購入して販売する権利を販売
希望者から取得する方法として、購入、コールオプショ
ン又は販売希望者の承諾による一定期間の猶予付き購入
といった方法を選択できるようにすれば、より好適な商
品売買ビジネスを行うことが可能となる。ここで、コー
ルオプションとは、オプション料を支払って「買う権
利」を購入し、相場の変動に応じて「買う権利」の行使
又は放棄を行うものである。オークションで販売できな
かった場合は、オプション料のみの損失となる。
【0082】また、これとは逆に、購入希望商品の一部
又は全部を選択して、この商品を購入希望者に対して販
売する権利を購入希望者から取得した後、この購入希望
商品ごと又は購入希望商品共通に入札最高価格を設定し
て、ホームページ150の買いますコーナ154に公開
登録し逆オークションによって商品を購入し、これを購
入希望者に対して販売することもできる。ここで、仲介
者は、商品の選択や逆オークションにおける入札最高価
格の設定にあたっては、商品売買データベース140に
格納されている売買実績情報141を参考にすれば、利
益の確保を図ることができる。すなわち、販売価格と購
入価格の差額が利益となることから、当該商品に関する
相場に精通していなくても、安全な商品売買ビジネスを
行うことが可能となる。
【0083】ここで、商品を購入希望者に対して販売す
る権利を購入希望者から取得する方法として、空売り、
プットオプション又は購入希望者の承諾による一定期間
の猶予付き販売といった方法を選択することができるよ
うにすれば、より好適な商品売買ビジネスを行うことが
可能となる。。ここで、プットオプションとは、オプシ
ョン料を支払って「売る権利」を購入し、相場の変動に
応じて「売る権利」の行使又は放棄を行うものである。
逆オークションで商品を購入できなかった場合は、オプ
ション料のみの損失となる。
【0084】また、仲介者は、販売希望商品情報及び購
入希望商品情報の中からマッチングする商品を選択し
て、選択した商品を販売希望者から購入した後、この購
入した商品を購入希望者に販売することもできる。すな
わち、売買によって利ざやが得られる商品を選択すれ
ば、利益が確実に確保できる商品売買ビジネスを行うこ
とが可能となる。ここで、マッチングする商品の検索
は、情報検索手段132によって行うことができる。
【0085】また、商品売買データベース140に過去
の売買実績情報141を蓄積し、情報検索手段132に
よってこの売買実績情報141を検索できるように構成
すれば、仲介者は、この売買実績情報141を基に、特
定の商品を対象としてオークション又は逆オークション
を行う商品売買ビジネスを行うことも可能となる。例え
ば、特定の商品を対象としてオークションを行い、オー
クションにおける落札価格を逆オークションの入札最高
価格に設定して、逆オークションによってこの商品を購
入するようにすれば、売手が多く買手が少ない商品の場
合には、買手を先に確保できるという利点がある。これ
とは逆に、特定の商品を対象として逆オークションを行
い、逆オークションにおける落札価格をオークションの
入札最低価格に設定して、オークションによってこの商
品を販売するようにすれば、買手が多く売手が少ない商
品の場合には、売手を先に確保できるという利点があ
る。また、特定の商品を対象としてオークション及び逆
オークションを同時に行うものとし、オークションの入
札最低価格と逆オークションの入札最高価格を、購入見
込み額と販売見込み額の中間に設定して、オークション
及び逆オークションを同時に行うようにすれば、商品の
仕入れと販売が確実に見込まれる場合には、短時間で効
率よく利益を確実に得ることができる。
【0086】さらに、仲介者は、購入希望商品に関する
商品情報を収集し、購入希望者の購入希望最低価格と同
額を限度額として逆オークションの入札最高価格を設定
して逆オークションによって商品を購入し、逆オークシ
ョンの入札最高価格をオークションの入札最低価格に設
定してオークションによってこの商品を販売するように
すれば、買手を先に確保でき、また、利益を考慮して逆
オークションの入札最高価格を設定することによって利
益の確保を図ることができる。このとき、仲介者が、逆
オークションによって商品を購入した後に、購入希望者
に対して購入希望価格で商品を販売し、残余品をオーク
ションによって販売するようにすれば、購入希望者は希
望価格で商品を優先して購入することができる。さら
に、購入希望者の購入希望価格がオークションにおける
落札価格を上回るとき、購入希望者に対してこの落札価
格で商品を販売するようにすれば、購入希望者にとって
は、その落札価格での購入が保証され、希望価格よりも
低価格で商品を購入することができる。
【0087】オークション及び逆オークションの入札結
果は、情報格納手段133によって商品売買データベー
ス140の内部に売買実績情報141として自動的に格
納することができる。格納される売買実績情報141
は、図9に示すように、売買年月日、発着区間、航空会
社、座席クラス、有効期限、落札価格、落札者、入札者
(非落札者)等の情報である。なお、この売買実績情報
141は、本商品売買システム100を利用せずに他所
で行われた商品売買の実績情報を、サーバ113の入力
部123から入力して格納することもできる。
【0088】仲介者と商品売買希望者は、商品売買の詳
細交渉や連絡を行うにあたっては、電子メールを使用す
ることができる。電子メールを使用すれば迅速かつ簡便
に連絡を取り合うことができ、やりとりの記録を残すこ
ともできる。
【0089】次に、本商品売買システム100を利用し
て行う商品売買のより具体的な実施形態について図7な
いし12を参照して説明する。図10ないし12は商品
売買の処理フローチャートであり、図10は実施形態1
1ないし13、図11は実施形態14ないし16、図1
2は実施形態17ないし19の処理フローチャートであ
る。
【0090】「実施形態11」請求項11に係る発明の
一実施形態について説明する。本実施形態は、仲介者が
特定の商品に関する販売希望商品を収集して、この販売
希望商品を購入し販売する権利を販売希望者から取得し
て、オークションによってこの商品を販売するものであ
る。図10の「実施形態11」において、仲介者は、サ
ーバ113の入力部123からホームページ150上の
販売申込コーナ151に販売希望商品を求める募集案内
を掲載する(ステップ111)。これを見た複数の販売
希望者が販売希望者端末112から販売申込コーナ15
1に販売希望商品に関する商品情報を非公開で登録する
(ステップ112)。仲介者は、商品売買データベース
140に格納されている売買実績情報141を閲覧又は
検索して、登録された販売希望商品の一部又は全部を選
択して、この販売希望商品を購入し販売する権利を販売
希望者から取得する(ステップ113)。この権利の取
得方法は、購入、コールオプション又は販売希望者の承
諾による一定期間猶予付き購入の中から選択することが
できる。仲介者は、この権利を取得した販売希望商品ご
と又は販売希望商品共通に入札最低価格を設定して、ホ
ームページ150の売りますコーナ153に公開登録し
オークションを行い(ステップ114)、最高価格を入
札した入札者(落札者)にこの商品を販売する(ステッ
プ115)。
【0091】例えば、仲介者は、東京−パリ間の航空券
の売情報を公開募集する。販売希望者X,Y,Zからそ
れぞれ20万円、25万円、30万円の売情報が集ま
る。仲介者は、過去の売買実績情報141を参考にこの
中から20万円と25万円の航空券を購入し販売する権
利を販売希望者X,Yからそれぞれ取得する。入札最低
価格を一律25万円に設定して、オークションを行う。
オークションにおいてそれぞれ30万円で売却できれ
ば、差額合計15万円が仲介者の利益となる。
【0092】このような商品売買システムを構成すれ
ば、仲介者は、過去の売買実績情報141を基にして、
販売希望商品を購入して販売する権利を取得した後、こ
の商品をオークションによって販売することから、購入
価格と販売価格の差額が利益となり、当該商品の相場に
精通していなくても商品売買が可能となる。また、この
権利を取得する方法として、コールオプションを購入す
れば、オークションで販売できなかった場合でも、損失
はオプション料で済むことから、リスクの少ない商品売
買ビジネスを行うことが可能となる。
【0093】「実施形態12」請求項12に係る発明の
一実施形態について説明する。本実施形態は、仲介者が
特定の商品に関する購入希望商品を収集して、購入希望
者に対してこの購入希望商品を販売できる権利を購入希
望者から取得して、逆オークションによって商品を購入
(仕入れ)してこの購入希望者に販売するものである。
図10の「実施形態12」において、仲介者は、サーバ
113の入力部123からホームページ150上の購入
申込コーナ152に特定の商品に関する購入希望商品を
求める旨の募集案内を掲載する(ステップ121)。こ
れを見た複数の購入希望者が購入希望者端末111から
購入申込コーナ152に購入希望商品に関する商品情報
を非公開で登録する(ステップ122)。仲介者は、商
品売買データベース140に格納されている売買実績情
報141を閲覧又は検索して、登録された購入希望商品
の一部又は全部を選択して、この商品を購入希望者に対
して販売する権利を購入希望者から取得する(ステップ
123)。この権利の取得方法は、空売り、プットオプ
ション又は購入希望者の承諾による一定期間猶予付き販
売の中から選択することができる。仲介者は、この権利
を取得した購入希望商品ごと又は購入希望商品共通に入
札最高価格を設定して、ホームページ150の買います
コーナ154に公開登録し逆オークションを行い(ステ
ップ124)、最低価格を入札した入札者(落札者)か
ら商品を購入して購入希望者に販売する(ステップ12
5)。
【0094】例えば、仲介者は、東京−パリ間の航空券
の買情報を公開募集する。購入希望者A,B,Cからそ
れぞれ20万円、25万円、30万円の買情報が集ま
る。仲介者は、過去の売買実績情報141を参考に、こ
の中から25万円と30万円の航空券を購入希望者B,
Cに対して販売する権利を購入希望者B,Cから取得す
る。次に、入札最高価格を一律30万円に設定して、逆
オークションを行う。逆オークションにおいてそれぞれ
20万円で購入できれば、差額合計15万円が仲介者の
利益となる。
【0095】このような商品売買システムを構成すれ
ば、仲介者は、過去の売買実績情報141を基にして、
購入希望商品を購入希望者に対して販売する権利を取得
した後、この商品を逆オークションによって購入し、購
入希望者に対して販売することから、販売価格と購入価
格の差額が利益となり、当該商品の相場に精通していな
くても商品売買が可能となる。また、この権利を取得す
る方法として、プットオプションを購入すれば、逆オー
クションで購入できなかった場合でも、損失はオプショ
ン料で済むことから、リスクの少ない商品売買ビジネス
を行うことが可能となる。
【0096】「実施形態13」請求項13に係る発明の
一実施形態について説明する。本実施形態は、仲介者が
特定の商品に関する複数の購入希望商品情報と販売希望
商品情報を収集して、収集した商品情報の中から、利ざ
やが得られる商品を選択して、この選択した商品を販売
希望者から購入した後に、購入希望者に対して販売する
ものである。図10の「実施形態13」において、仲介
者は、サーバ113の入力部123からホームページ1
50上の販売申込コーナ151に販売希望商品を求める
旨の募集案内と、購入申込コーナ152に購入希望商品
を求める旨の募集案内を掲載する(ステップ131)。
これを見た複数の購入希望者が購入希望者端末111か
ら購入申込コーナ152に購入希望商品に関する商品情
報を登録し、複数の販売希望者が販売希望者端末112
から販売申込コーナ151に販売希望商品に関する商品
情報を登録する(ステップ132)。仲介者は、登録さ
れた購入希望商品情報と販売希望商品情報の中から、売
買によって利ざやが得られる商品を選択する(ステップ
133)。選択した商品を販売希望者から購入し、購入
希望者に対して販売する(ステップ134)。
【0097】例えば、仲介者は、東京−パリ間の航空券
の買情報と売情報を公開募集し、購入希望者A,B,C
からそれぞれ20万円、25万円、30万円の買情報が
集まり、販売希望者X,Y,Zからそれぞれ20万円、
25万円、30万円の売情報が集まる。仲介者は、販売
希望者X,Yを選択して航空券を購入し、これを購入希
望者B,Cに対して販売する。差額合計10万円が仲介
者の利益となる。または、販売希望者Xを選択して航空
券を購入し、これを購入希望者Cに対して販売すれば、
差額10万円が仲介者の利益となる。
【0098】このような商品売買システムを構成すれ
ば、仲介者は、販売希望商品と購入希望商品の中から利
ざやが得られる商品を選択して、この商品を購入した後
に販売すれば、利益が確実に得られる商品売買ビジネス
を行うことが可能となる。
【0099】「実施形態14」請求項14に係る発明の
一実施形態について説明する。本実施形態は、仲介者が
特定の商品を購入する前に当該商品についてオークショ
ンを行って商品を販売し、次に、オークションにおける
落札価格を入札最高価格に設定して逆オークションを行
い、当該商品を購入(仕入れ)するものでる。図11の
「実施形態14」において、仲介者は、特定の商品を売
りますコーナ153に公開登録してオークションを行う
(ステップ141)。このとき、オークションの入札最
低価格は過去の売買実績情報141等を参考に設定す
る。また、この時点では未だ特定の商品を入手していな
い。オークションにおいて落札者が決定すると、商品の
買手が確保される(ステップ142)。オークションに
おける落札価格を逆オークションの入札最高価格に設定
して逆オークションを行い(ステップ143)、オーク
ションと逆オークションでの売買による利ざやを得る
(ステップ144)。
【0100】例えば、仲介者は、東京−パリ間の航空券
を最低価格20万円でオークションにかける。この時点
では未だ航空券を入手していない。オークションにおい
て落札価格30万円で販売する。次に、仲介者はオーク
ションにおける落札価格30万円を入札最高価格に設定
して逆オークションを行う。逆オークションにおいて2
0万円で航空券を購入できれば、この利ざや10万円が
仲介者の利益となる。このような商品売買システムを構
成すれば、売手が多く買手が少ない商品の場合に買手を
先に確保することができ、商品売買における取引成立の
確率を高めることが可能となる。また、その商品の相場
が変動する場合には、仲介者は、高価格の時に商品を先
に販売して価格が下落した時点でその商品を購入するこ
とができ、利益が確保できる商品売買ビジネスを行うこ
とが可能となる。
【0101】「実施形態15」請求項15に係る発明の
一実施形態について説明する。本実施形態は、仲介者
が、購入者未定の段階で特定の商品を対象として逆オー
クションを行って商品を購入(仕入れ)し、次に、逆オ
ークションにおける落札価格を入札最低価格に設定して
オークションを行い、商品を販売するものである。図1
1の「実施形態15」において、仲介者は、特定の商品
を買いますコーナ154に登録して逆オークションを行
う(ステップ151)。このとき、逆オークションの入
札最高価格は過去の売買実績情報141等を参考に設定
する。また、この時点では商品の購入者は未定である。
逆オークションで落札者が決定すると、商品の売手が確
保される(ステップ152)。逆オークションにおける
落札価格をオークションの入札最低価格に設定してオー
クションを行い(ステップ153)、逆オークションと
オークションでの売買による利ざやを得る(ステップ1
54)。
【0102】例えば、仲介者は、東京−パリ間の航空券
を入札最高価格30万円で逆オークションにかける。こ
の時点では未だ航空券の購入者は決まっていない。逆オ
ークションにおいて落札価格20万円で航空券を購入す
る。次に、仲介者はこの逆オークションにおける落札価
格20万円を入札最低価格に設定してオークションを行
う。オークションにおいて30万円で航空券を販売でき
れば、この利ざや10万円が仲介者の利益となる。この
ような商品売買システムを構成すれば、仲介者は、買手
が多く売手が少ない商品の場合に売手を先に確保するこ
とができ、商品売買における取引成立の確率を高めるこ
とが可能となる。また、その商品の相場が変動する場合
には、仲介者は、低価格の時に商品を先に購入して価格
が上昇した時点でその商品を販売することができ、利益
が確保できる商品売買ビジネスを行うことが可能とな
る。
【0103】「実施形態16」請求項16に係る発明の
一実施形態について説明する。本実施形態は、仲介者
が、特定の商品を対象としてオークション及び逆オーク
ションを同時に行うものでる。図11の「実施形態1
6」において、仲介者は、特定の商品を売りますコーナ
153及び買いますコーナ154に公開登録してオーク
ション及び逆オークションを同時に行う(ステップ16
1)。このとき、オークションにおける入札最低価格及
び逆オークションにおける入札最高価格は、過去の売買
実績情報141等を参考にして購入見込み額と販売見込
み額の中間値に設定する。オークション及び逆オークシ
ョンでそれぞれ落札者が決定されると(ステップ16
2)、逆オークションで購入した商品をオークションの
落札者に販売して利ざやを得る(ステップ163)。
【0104】例えば、仲介者は、東京−パリ間の航空券
について、20万円前後で仕入れることが可能で、さら
に、30万円程度で販売できることが見込まれる場合、
その中間値25万円をオークションの入札最低価格及び
逆オークションの入札最高価格に設定し、オークション
及び逆オークションを同時に行う。オークションにおい
て27万円で落札され、逆オークションにおいて24万
円で落札されたとき、差額3万円が仲介者の利益とな
る。このような商品売買システムによれば、商品の仕入
と販売が確実に見込まれるときには、オークションと逆
オークションを同時に行えば利益が確実に確保できるこ
とから、短時間で効率よく商品売買ビジネスを行うこと
が可能となる。また、資金を寝かせる必要がないので、
金利負担を軽減することが可能となる。
【0105】「実施形態17ないし19」請求項17な
いし19に係る発明の一実施形態について説明する。本
実施形態は、仲介者が、特定の商品を対象として購入希
望商品情報を収集し、この商品の購入希望最低価格と同
額を限度額として逆オークションの入札最高価格に設定
して逆オークションによって商品を購入し、次に、逆オ
ークションの入札最高価格をオークションの入札最低価
格に設定してオークションによって商品を販売するもの
である。図12の「実施形態17」において、仲介者
は、サーバ113の入力部123からホームページ15
0上の購入申込コーナ152に特定の商品に関する購入
希望商品を求める旨の募集案内を掲載する(ステップ1
71)。これを見た複数の購入希望者が購入希望者端末
111から購入申込コーナ152に購入希望商品に関す
る商品情報を非公開登録する(ステップ172)。仲介
者は、購入希望最低価格又は購入希望最低価格より所定
値を差し引いた額を入札最高価格に設定してこの商品の
逆オークションを行う(ステップ173)。ここで、所
定値を差し引くのは予め利益を見込んだことによる。逆
オークションで販売希望者から入札があると、仲介者は
これら商品の全て又は一部を購入し(ステップ17
4)、逆オークションの入札最高価格をオークションの
入札最低価格としてオークションを行って商品を販売す
る(ステップ175)。このとき、図12の「実施形態
18」に示すように、購入希望商品を登録した購入希望
者に対して、その購入希望価格で販売し(ステップ18
1)、残余品を対象としてオークションを行う(ステッ
プ182)こともできる。さらに、図12の「実施形態
19」に示すように、このオークションの落札価格と購
入希望価格を比較して(ステップ191)、落札価格が
購入希望価格を上回るとき、購入希望者に対して、この
落札価格で販売する(ステップ192)ようにもでき
る。
【0106】例えば、仲介者は、東京−パリ間の航空券
の買情報を公開募集し、購入希望者A,B,C,Dから
購入希望価格がそれぞれ30万円,25万円、20万
円、15万円の買情報が集まる。購入希望最低価格15
万円から利益分2万円を差し引いた13万円(又は購入
希望最低価格15万円)を入札最高価格に設定して逆オ
ークションを行う。逆オークションで販売希望者(航空
会社)U,V,W,X,Y,Zからそれぞれ13万円、
13万円、12万円、11万円、10万円、10万円で
入札があると、この商品全てを購入し、逆オークション
の入札最高価格13万円(又は15万円)を入札最低価
格としてオークションを行う。このとき、購入希望者
A,B,C,Dに対して、それぞれの購入希望価格30
万円,25万円、20万円、15万円で販売し、残り2
枚の航空券をオークションによって販売することもでき
る。さらに、残り2枚の航空券をオークションにかけた
結果、落札価格が23万円であれば、購入希望者A,B
に対しては23万円で販売するようにもできる。
【0107】このような商品売買システムを構成すれ
ば、仲介者は、買手を先に確保でき、また、利益を考慮
して逆オークションの入札最高価格を設定することがで
きることから、商品売買における取引成立の確率を高め
ると共に利益が確保できる商品売買ビジネスを行うこと
が可能となる。また、購入希望者に対して希望価格で販
売し、残余品をオークションで販売すれば、購入希望者
にとっては、希望価格で商品を優先して購入することが
可能となる。さらに、購入希望価格がオークションにお
ける落札価格を上回るときは、その落札価格での購入が
保証されることから、購入希望者は、希望価格よりも低
価格で商品を購入することが可能となる。
【0108】以上、本発明の実施形態11ないし19に
ついて航空券を例に挙げて説明したが、取り扱う商品は
航空券に限定されるものではなく、中古車、不動産、パ
ソコン、装飾品、など幅広い分野で適用可能である。
【0109】「実施形態20及び21」次に、請求項2
0及び21に係る本発明の実施形態20及び21につい
て説明する。実施形態20及び21は、仲介者が商品先
物取引市場を利用して一定の利益を得る商品売買システ
ムである。ます、本発明の商品売買システムにおける実
施形態20及び21の概略構成について図13を参照し
て説明する。図13は実施形態20及び21の商品売買
システムの概略構成を示すブロック構成図である。図1
3において、本商品売買システム200は、産地業者端
末211、商品先物取引市場212、サーバ213及び
これらを接続するインターネット214から構成され
る。
【0110】産地業者端末211は、インターネット2
14にアクセス可能な端末であり、産地業者の事務所に
設置されるパソコン等の端末である。産地業者端末21
1は、実施形態1ないし10における買手端末11と同
様の構成を有している。産地業者は産地業者端末211
を用いてホームページ250(図14参照)に掲載され
る商品情報の閲覧や商品の売注文を発する。商品先物取
引市場212は、実際に先物取引が行われる市場であ
る。本商品売買システム200は、インターネット21
4を利用して商品先物取引市場212に対して商品の売
買注文を発することができるように構成されている。
【0111】サーバ213は、インターネット214を
利用して行われる商品売買に関する処理と管理を行うコ
ンピュータであり、仲介者の管理下に設置される。サー
バ213は、インターネット214上のホームページ2
50を媒介として、特定の商品に関する商品先物取引市
場212の相場情報の表示、この相場情報と連動して、
相場価格から所定の経費と利益を差し引いた価格の表
示、産地業者端末211からの売注文の受付処理、商品
先物取引市場212に対する売注文の送信等の各処理を
行う。サーバ213のハードウェア構成は、制御処理部
221、記憶部222、入力部223、表示部224、
出力部225及び通信部226がバス227によって接
続されており、これらは実施形態1ないし10と同様の
構成を有している。
【0112】制御処理部221は、その内部に表示手段
231、入札処理手段232、注文手段233、情報格
納手段234及び制御処理プログラム235を備えてい
る。表示手段231は、特定の商品に関する商品先物取
引市場212の相場情報251(図14参照)、入札情
報252(図14参照)及び為替情報253(図14参
照)をホームページ250(図14参照)にリアルタイ
ムで表示させるものである。入札処理手段232は、ホ
ームページ250上で実施される価格入札に対して、産
地業者が発した注文を受け付けて、商品先物取引市場2
12への売りつなぎの結果に応じて商品の売買処理を行
うものである。注文手段233は、産地業者からの売注
文を商品先物取引市場212に対して売りつなぐ売注文
を発するものであり、産地業者が電子メールで発した注
文をそのまま転送する。情報格納手段234は、入札処
理手段232によって処理された売買情報を自動的に商
品売買データベース240に格納するものである。制御
処理プログラム235は、サーバ213が行う演算、記
憶、入出力等の各処理を実行するソフトウェアであり、
WWWサーバソフト、電子メールソフト、入札最高価格
算出プログラム、入札処理プログラム、注文処理プログ
ラム、商品売買データベース管理プログラム等、本商品
売買システム200の処理と管理を実行する各種プログ
ラムから構成されている。表示手段231、入札処理手
段232、注文手段233及び情報格納手段234は、
この制御処理プログラム235によって実現している。
【0113】記憶部122は、その内部に商品売買デー
タベース240を備えている。商品売買データベース2
40は、過去の売買実績情報241と会員情報242を
格納している。売買実績情報241は、売買年月日、商
品名、売買量、売買価格等の情報を含む。この売買実績
情報241は情報格納手段234によって自動的に格納
することができる。会員情報242は、会員番号、パス
ワード、産地業者名、住所、連絡先、E−mailアド
レス等の情報を含む。
【0114】本商品売買システム200の動作概要につ
いて図13及び図14を参照して説明する。図14は本
商品売買システム200の動作説明図である。本商品売
買システム200は会員制のシステムとし、産地業者に
は各々会員番号とパスワードが交付されている。産地業
者がこの商品売買システム200を利用して商品売買に
参加する際は、サーバ213が事前にこの会員番号とパ
スワードの入力を求め、正規の会員に対してのみ本商品
売買システム200の利用を許可する。
【0115】ホームページ250には、表示手段231
によって相場情報251、入札情報252及び為替情報
253がリアルタイムで表示される。相場情報251及
び入札情報252は、商品別に産地ごとに表示される。
相場情報251は、商品先物取引市場212における相
場価格を表示するもので、商品先物取引所市場212又
は他の情報提供機関から情報の提供を受ける。入札情報
252は、相場情報と連動して、相場価格から経費と利
益を差し引いた額を為替換算して算出した価格を表示す
るものである。この価格の算出は、制御処理プログラム
235を構成する入札最高価格算出プログラムによって
算出される。ここで、この算出した価格を逆オークショ
ンの入札最高価格に設定して、逆オークションが行われ
る。この逆オークションにおいて、産地業者からの売注
文を電子メールによって受け付けるように構成されてい
る。
【0116】仲介者は、表示手段231によってホーム
ページ250上に相場情報251、入札情報252及び
為替情報253をリアルタイムに表示させる。ここで、
入札情報252には、相場価格から運賃、保険料、取引
所の手数料、関税等の経費と一定の利益を差し引いた額
を為替換算した価格を入札最高価格として表示させる。
運賃などの経費は産地ごとに異なるので、表示は産地別
に行う。仲介者は、この差し引いた額を為替換算した価
格を逆オークションの入札最高価格に設定して、産地業
者を対象に逆オークションを行う。産地業者からの売注
文の申込単位は、商品取引における1枚に相当する量と
する。この売注文は、電子メールで受け付けるように構
成する。仲介者は、産地業者から売注文があったとき、
その時点の相場又はこれを上回る価格で商品先物取引市
場212に売りつなぐ。この売りつなぎは、注文手段2
33によって、産地業者端末211からの電子メールに
よる売注文を商品先物取引市場212に直接転送するよ
うに構成する。仲介者は、売りつなげない分のリスクを
回避するために、商品先物取引市場212で売却できた
量のみを産地業者から購入する。このように、商品先物
取引市場212への売りつなぎ結果に応じて、産地業者
からの売注文に対して現物の買い入れを行う。この入札
処理は入札処理手段232によって行われる。このよう
に、仲介者は、商品の現物買入と商品先物取引市場21
2での売却を同時に行って売りつなぐことから、商品先
物取引市場212における相場の変動如何にかかわら
ず、一定の利益を確実に得ることが可能となる。
【0117】また、仲介者は、売りつなぐ方法としてプ
ットオプションを購入すれば、一定の利益を確保して、
さらに利益を拡大することができる。すなわち、相場が
下落したときは、プットオプションを行使して一定の利
益を確保するが、相場が上昇したときは、プットオプシ
ョンを放棄して上昇した価格で売りつなぐと、利益を拡
大することが可能となる。
【0118】次に、本商品売買システム200を利用し
て行う商品売買のより具体的な実施形態について図13
ないし15を参照して説明する。図15は商品売買の処
理フローチャートである。
【0119】図15の「実施形態20」において、仲介
者は、ホームページ250に相場情報251、為替情報
253と共に入札情報252をリアルタイムで表示させ
ておき、相場価格を基に入札最高価格を設定して逆オー
クションを行う(ステップ201)。産地業者からの売
注文を電子メールで受け付け(ステップ202)、この
電子メールを商品先物取引市場212に転送して売却を
申し込み売りつなぎ(ステップ203)、売りつなぎが
できた分の量を産地業者から購入する(ステップ20
4)。このとき、図15の「実施形態21」に示すよう
に、売りつなぎの方法としてプットオプションを購入す
ると(ステップ211)、相場が上昇したときは、プッ
トオプションを放棄してその価格で売りつなぎ(ステッ
プ212)、相場が下落したときは、プットオプション
を行使する(ステップ213)こともできる。
【0120】粗糖を例にとると、11月きりの先物価格
が2万円のとき、これから経費と利益を差し引いた額を
産地別にドル単位で算出し、入札情報252としてホー
ムページ250に掲載する。例えば、キューバ1万8千
円、タイ1万9千円、南アフリカ1万7千円などと産地
別にドル単位で表示しておく。これらを入札最高価格に
設定して逆オークションを行った結果、産地業者から、
キューバ1万7千円で10枚、タイ1万8千円で8枚、
南アフリカ1万7千円で6枚の売注文が電子メールで送
信されてくると、この売注文が商品先物取引市場212
に対する売却の申し込みとなるようにこの電子メールが
転送される。仲介者は、産地業者から注文があった量だ
け2万円以上を指し値として売りつなごうとしたが、結
果的に商品先物取引市場212で売却できたのは22枚
であった。又は、2万円以上のプットオプションを24
枚購入しようと試みたが、購入できたのは22枚のみで
あった。仲介者は、注文価格が相対的に高い南アフリカ
の粗糖は4枚だけの購入にとどめ、計22枚を購入す
る。このとき、予め見込んだ経費と利益がそれぞれ1千
円だとすれば、その後の相場の変動如何にかかわらず利
益1千円は常に確保できる。また、プットオプションを
購入した場合は、例えば、相場がその後3万円まで上昇
したときは、プットオプションを放棄して3万円で売り
つなぐ。このときの利益は、先物価格2万円と相場価格
3万円の差額1万円に利益1千円を加算した1万1千円
となる。また、相場がその後2万円以下に下落したとき
は、プットオプションを行使する。この場合でも、予め
見込んだ利益分1千円は常に確保される。
【0121】以上、本発明の実施形態20及び21につ
いて粗糖を例に挙げて説明したが、取り扱う商品は粗糖
に限定されるものではなく、大豆、ゴム、生糸など、商
品先物取引市場212に上場されている商品を対象に適
用可能である。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を奏する。 (1)請求項1に係る本発明によれば、買手に対する売
注文には最低価格を提示した売手を、売手に対する買注
文には最高価格を提示した買手をそれぞれ落札者とする
ため、買手及び売手の双方において、自分の希望条件に
合致した相手との間で商品売買を行うことが可能とな
る。 (2)請求項2に係る本発明によれば、買手の購入希望
商品情報は購入上限価格を含むので、売手は買手の購入
上限価格を見ながら自分の希望に合う買手を選択するこ
とが可能となる。また、一人の買手に対する複数の売注
文には、購入上限価格以下であって最低価格を入札した
売手を落札者とするため、買手は自分に有利な条件で商
品を購入することが可能となる。 (3)請求項3に係る本発明によれば、商品売買におい
て販売希望商品の未売商品を対象に入札を行うため、売
れ残った商品に引き続き販売機会を提供することがで
き、商品売買の取引成立機会を増大させることが可能と
なる。 (4)請求項4に係る本発明によれば、買手は過去の商
品売買における売買価格等の売買実績情報を得ることが
できるため、これを参考にしながら購入予算に見合った
適切な商品の購入を行うことが可能となる。 (5)請求項5に係る本発明によれば、仲介者は売手及
び買手の双方に対して希望する商品に関する売買情報を
通知して、適切な斡旋仲介を行うことができるため、取
引成立の確率が高い商品売買を行うことが可能となる。 (6)請求項6に係る本発明によれば、商品売買におけ
る入札者は希望商品を落札できなかったとしても、引き
続いて類似商品の売買情報を得ることができるため、商
品売買の機会が増大し効率の良い商品売買を行うことが
可能となる。 (7)請求項7に係る本発明によれば、商品売買におけ
る入札者及び出品者は希望商品を落札できなかったとし
ても、引き続いて類似商品の売買情報を得ることができ
るため、取引成立の確率が高い商品売買を一層効率良く
行うことが可能となる。 (8)請求項8に係る本発明によれば、購入意欲のある
入札者にターゲットを絞って効果的な商品広告が通知さ
れるため、仲介者又は出品者にとっては広告効果を高め
ることが可能となり、落札できなかった入札者にとって
は効率的に次の商品売買機会を得ることが可能となる。 (9)請求項9に係る本発明によれば、商品売買の対象
商品に関する商品情報と過去の売買実績情報が自動的に
データベース化されるので、鮮度の高い売買情報を効率
的に蓄積することができ、商品売買を行う上で有効な情
報を買手、売手及び仲介者に提供することが可能とな
る。 (10)請求項10に係る本発明によれば、特定の利用
者から商品売買データベースの閲覧料金を徴収すること
ができ、自動的に蓄積される商品情報と売買実績情報を
活用した情報提供ビジネスを行うことが可能となる。 (11)請求項11に係る本発明によれば、過去の売買
実績情報を参考にして、販売希望商品を購入して販売す
る権利を販売希望者から取得して、この商品をオークシ
ョンで販売すれば、購入価格と販売価格の差額が利益と
なり、当該商品の相場に精通していなくても、リスクの
少ない商品売買ビジネスを行うことが可能となる。 (12)請求項12に係る本発明によれば、過去の売買
実績情報を参考にして、購入希望商品を購入希望者に対
して販売する権利を取得して、この商品を逆オークショ
ンで購入すれば、販売価格と購入価格の差額が利益とな
り、当該商品の相場に精通していなくても、リスクの少
ない商品売買ビジネスを行うことが可能となる。 (13)請求項13に係る本発明によれば、販売希望商
品と購入希望商品の中から、売買によって利ざやが得ら
れる商品を選択して、この商品を購入した後に販売すれ
ば、利益が確実に確保できる商品売買ビジネスを行うこ
とが可能となる。 (14)請求項14に係る本発明によれば、売手が多く
買手が少ない商品の場合に、買手を先に確保することが
でき、商品売買における取引成立の確率を高めることが
可能となる。また、その商品の相場が変動する場合に
は、高価格の時に商品を先に販売して価格が下落した時
点でその商品を購入することができ、利益が確保できる
商品売買ビジネスを行うことが可能となる。 (15)請求項15に係る本発明によれば、買手が多く
売手が少ない商品の場合に、売手を先に確保することが
でき、商品売買における取引成立の確率を高めることが
可能となる。また、その商品の相場が変動する場合に
は、低価格の時に商品を先に購入して価格が上昇した時
点でその商品を販売することができ、利益が確保できる
商品売買ビジネスを行うことが可能となる。 (16)請求項16に係る本発明によれば、商品の仕入
と販売が確実に見込まれるとき、オークションと逆オー
クションを同時に行えば、短時間で効率良く利益が確実
に確保できる商品売買ビジネスを行うことが可能とな
る。 (17)請求項17に係る本発明によれば、買手を先に
確保でき、また、利益を考慮して逆オークションの入札
最高価格を設定することができることから、商品売買に
おける取引成立の確率を高めると共に、利益が確保でき
る商品売買ビジネスを行うことが可能となる。 (18)請求項18に係る本発明によれば、購入希望者
に希望価格で販売し、残余品をオークションによって販
売すれば、購入希望者は希望価格で商品を優先して購入
することが可能となる。 (19)請求項19に係る本発明によれば、購入希望価
格がオークションにおける落札価格を上回るときは、そ
の落札価格での購入が保証されることから、買手は購入
希望価格よりも低価格で商品を購入することが可能とな
る。 (20)請求項20に係る本発明によれば、商品の現物
買入と商品先物取引市場での売却を同時に行って売りつ
なぐことから、商品先物取引市場における相場の変動如
何にかかわらず、一定の利益が常に得られる商品売買ビ
ジネスを行うことが可能となる。 (21)請求項21に係る本発明によれば、売りつなぐ
方法としてプットオプションを購入すると、商品の相場
が上昇したときはプットオプションを放棄して売りつな
げば利益幅が大きくなり、相場が下落したときでもプッ
トオプションを行使すれば一定の利益が常に確保できる
ことから、一定の利益を常に確保しつつ、さらに利益の
拡大を図ることができる商品売買ビジネスを行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1ないし10の概略構成を示すブロッ
ク構成図である。
【図2】実施形態1ないし10の概略動作を示す動作説
明図である。
【図3】実施形態1ないし10の商品売買データベース
の論理構成図である。
【図4】実施形態1ないし3の商品売買の処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】実施形態4ないし7の商品売買の処理を示すフ
ローチャートである。
【図6】実施形態8ないし10の商品売買の処理を示す
フローチャートである。
【図7】実施形態11ないし19の概略構成を示すブロ
ック構成図である。
【図8】実施形態11ないし19の概略動作を示す動作
説明図である。
【図9】実施形態11ないし19の商品売買データベー
スの論理構成図である。
【図10】実施形態11ないし13の商品売買の処理を
示すフローチャートである。
【図11】実施形態14ないし16の商品売買の処理を
示すフローチャートである。
【図12】実施形態17ないし19の商品売買の処理を
示すフローチャートである。
【図13】実施形態20及び21の概略構成を示すブロ
ック構成図である。
【図14】実施形態20及び21の概略動作を示す動作
説明図である。
【図15】実施形態20及び21の商品売買の処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 商品売買システム(実施形態1ないし10) 11 買手端末(実施形態1ないし10) 12 売手端末(実施形態1ないし10) 13 サーバ(実施形態1ないし10) 14 インターネット(実施形態1ないし10) 31 情報収集手段(実施形態1ないし10) 32 情報検索手段(実施形態1ないし10) 33 情報格納手段(実施形態1ないし10) 34 入札処理手段(実施形態1ないし10) 35 課金手段(実施形態1ないし10) 36 認証手段(実施形態1ないし10) 37 制御処理プログラム(実施形態1ないし10) 40 商品売買データベース(実施形態1ないし10) 50 ホームページ(実施形態1ないし10) 100 商品売買システム(実施形態11ないし19) 111 購入希望者端末(実施形態11ないし19) 112 販売希望者端末(実施形態11ないし19) 113 サーバ(実施形態11ないし19) 114 インターネット(実施形態11ないし19) 131 情報収集手段(実施形態11ないし19) 132 情報検索手段(実施形態11ないし19) 133 情報格納手段(実施形態11ないし19) 134 入札処理手段(実施形態11ないし19) 137 制御処理プログラム(実施形態11ないし1
9) 140 商品売買データベース(実施形態11ないし1
9) 150 ホームページ(実施形態11ないし19) 200 商品売買システム(実施形態20および21) 211 産地業者端末(実施形態20および21) 212 商品先物取引市場(実施形態20および21) 213 サーバ(実施形態20および21) 214 インターネット(実施形態20および21) 231 表示手段(実施形態20および21) 232 入札処理手段(実施形態20および21) 233 注文手段(実施形態20および21) 234 情報格納手段(実施形態20および21) 235 制御処理プログラム(実施形態20および2
1) 240 商品売買データベース(実施形態20および2
1) 250 ホームページ(実施形態20および21)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 332 G06F 17/60 332 502 502

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターネット上で商品売買を行うサーバ
    と買手端末及び売手端末をインターネットで相互に接続
    し、買手と売手間における商品売買を行う商品売買シス
    テムであって、ある特定の商品に関する前記買手の購入
    希望商品及び前記売手の販売希望商品に関する商品情報
    を収集する情報収集手段と、前記商品情報を公開して前
    記買手端末及び前記売手端末からの入札を受付処理する
    入札処理手段を備え、 前記買手に対する複数の売注文には最低価格を入札した
    売手を落札者とし、前記売手に対する複数の買注文には
    最高価格を入札した買手を落札者とするように構成した
    こと、を特徴とする商品売買システム。
  2. 【請求項2】前記買手の購入希望商品には購入上限価格
    が設定され、前記買手に対する複数の売注文には、前記
    購入上限価格以下であって最低価格を入札した売手を落
    札者とするように構成したこと、を特徴とする請求項1
    に記載の商品売買システム。
  3. 【請求項3】前記買手が前記売手の販売希望商品を優先
    購入した後に、前記売手の未売品を対象に入札を行い、
    前記売手に対する複数の買注文には最高価格を入札した
    買手を落札者とするように構成したこと、を特徴とする
    請求項1に記載の商品売買システム。
  4. 【請求項4】前記サーバは、過去の売買実績情報及び前
    記売手の販売希望商品情報を格納した商品売買データベ
    ースと、前記商品売買データベースに格納されている前
    記情報を検索する情報検索手段を備え、 前記買手が前記情報検索手段によって検索した前記情報
    を仲介者に通知し、仲介者が前記買手及び前記売手に対
    して商品売買の仲介を行うように構成したこと、を特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の商品売
    買システム。
  5. 【請求項5】前記商品売買データベースは、さらに前記
    買手の購入希望商品情報を含み、仲介者が前記情報検索
    手段によって検索した前記情報を基に、前記買手と前記
    売手間における商品売買の仲介を行うように構成したこ
    と、を特徴とする請求項4に記載の商品売買システム。
  6. 【請求項6】前記商品売買データベースは、過去の商品
    売買における入札者に関する入札情報と連絡先情報を含
    むものとし、仲介者が前記情報検索手段によって検索し
    た前記情報を基に、前記入札者に対して商品売買の仲介
    を行うように構成したこと、を特徴とする請求項4又は
    5に記載の商品売買システム。
  7. 【請求項7】前記商品売買データベースは、さらに過去
    の商品売買における出品者に関する出品情報と連絡先情
    報を含むものとし、仲介者が前記情報検索手段によって
    検索した前記情報を基に、前記入札者及び前記出品者に
    対して商品売買の仲介を行うように構成したこと、を特
    徴とする請求項6に記載の商品売買システム。
  8. 【請求項8】前記サーバは、前記情報検索手段によって
    検索された前記情報を基に、前記仲介者又は前記出品者
    が前記入札者に対して商品広告を通知するように構成し
    たこと、を特徴とする請求項7に記載の商品売買システ
    ム。
  9. 【請求項9】前記サーバは、前記情報収集手段によって
    収集された前記商品情報と前記入札処理手段によって処
    理された前記売買実績情報を自動的に前記商品売買デー
    タベースに格納する情報格納手段を備え、前記商品情報
    と前記売買実績情報が前記商品売買データベースに自動
    的に格納されるように構成したこと、を特徴とする請求
    項4ないし8のいずれか1項に記載の商品売買システ
    ム。
  10. 【請求項10】前記サーバは、前記商品売買データベー
    スが閲覧されたときに料金を算出する課金手段と、前記
    商品売買データベースの閲覧要求者が予め許可された特
    定の利用者か否かを判別する認証手段とを備え、前記認
    証手段によって前記商品売買データベースの閲覧を許可
    された前記閲覧要求者が前記商品売買データベースを閲
    覧したとき、前記課金手段によって課金するように構成
    したこと、を特徴とする請求項9に記載の商品売買シス
    テム。
  11. 【請求項11】インターネット上で商品売買を行うサー
    バと商品売買希望者端末をインターネットで相互に接続
    し、仲介者と商品売買希望者間における商品売買を行う
    商品売買システムであって、ある特定の商品に関する前
    記商品売買希望者からの売買希望商品に関する商品情報
    を収集する情報収集手段と、過去の売買実績情報を格納
    した商品売買データベースと、前記商品売買データベー
    スに格納されている前記売買実績情報を検索する情報検
    索手段と、前記商品情報を公開して前記商品売買希望者
    端末からの入札を受付処理する入札処理手段を備え、前
    記仲介者が、前記情報収集手段によって販売希望商品に
    関する商品情報を収集したとき、前記商品売買データベ
    ースに格納されている前記売買実績情報を基に、前記販
    売希望商品を購入して販売する権利を販売希望者から取
    得し、前記販売希望商品ごと又は前記販売希望商品共通
    に入札最低価格を設定して、前記販売希望商品をオーク
    ションによって販売するように構成したこと、を特徴と
    する商品売買システム。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の商品売買システムに
    おいて、前記仲介者が、前記情報収集手段によって購入
    希望商品に関する商品情報を収集したとき、前記商品売
    買データベースに格納されている前記商品売買実績情報
    を基に、前記購入希望商品を購入希望者に対して販売す
    る権利を前記購入希望者から取得し、前記購入希望商品
    ごと又は前記購入希望商品共通に入札最高価格を設定し
    て、前記購入希望商品を逆オークションによって購入
    し、前記購入希望者に対して販売するように構成したこ
    と、を特徴とする請求項11に記載の商品売買システ
    ム。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の商品売買システムに
    おいて、前記仲介者が、前記情報収集手段によって収集
    した前記商品情報の中から所定の商品を選択し、選択し
    た商品を前記購入希望者から購入した後に前記販売希望
    者に対して販売するように構成したこと、を特徴とする
    請求項11に記載の商品売買システム。
  14. 【請求項14】請求項11に記載の商品売買システムに
    おいて、前記仲介者が、前記商品売買データベースに格
    納されている前記売買実績情報を基に、特定の商品を対
    象としてオークションを行い、前記オークションにおけ
    る落札価格を逆オークションの入札最高価格に設定し
    て、前記商品を逆オークションによって購入するように
    構成したこと、を特徴とする請求項11に記載の商品売
    買システム。
  15. 【請求項15】請求項11に記載の商品売買システムに
    おいて、前記仲介者が、前記商品売買データベースに格
    納されている前記売買実績情報を基に、特定の商品を対
    象として逆オークションを行い、前記逆オークションに
    おける落札価格をオークションの入札最低価格に設定し
    て、前記商品をオークションによって販売するように構
    成したこと、を特徴とする請求項11に記載の商品売買
    システム。
  16. 【請求項16】請求項11に記載の商品売買システムに
    おいて、前記仲介者が、特定の商品を対象としてオーク
    ション及び逆オークションを同時に行うものとし、前記
    商品売買データベースに格納されている前記売買実績情
    報を基に、前記オークションの入札最低価格及び前記逆
    オークションの入札最高価格を購入見込み額と販売見込
    み額との中間値に設定して、前記オークション及び前記
    逆オークションを同時に行うように構成したこと、を特
    徴とする請求項11に記載の商品売買システム。
  17. 【請求項17】請求項11に記載の商品売買システムに
    おいて、前記仲介者が、購入希望者からの購入希望商品
    に関する商品情報を収集し、前記購入希望者の購入希望
    最低価格と同額を限度額として逆オークションの入札最
    高価格を設定して逆オークションによって商品を購入
    し、前記逆オークションの前記入札最高価格をオークシ
    ョンの入札最低価格に設定して、オークションによって
    前記商品を販売するように構成したこと、を特徴とする
    請求項11に記載の商品売買システム。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の商品売買システムに
    おいて、前記仲介者が、逆オークションによって商品を
    購入した後に、前記購入希望者に対して前記購入希望価
    格で前記商品を販売し、残余品をオークションによって
    販売するように構成したこと、を特徴とする請求項17
    に記載の商品売買システム。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の商品売買システムに
    おいて、前記購入希望者の前記購入希望価格が前記オー
    クションにおける落札価格を上回るとき、前記購入希望
    者に対して前記落札価格で前記商品を販売するように構
    成したこと、を特徴とする請求項18に記載の商品売買
    システム。
  20. 【請求項20】インターネット上で商品先物取引を行う
    サーバと産地業者端末をインターネットで相互に接続
    し、仲介者が商品先物取引を行う商品売買システムであ
    って、ある特定の商品に関する商品先物取引市場の相場
    価格及び前記相場価格から所定値を差し引いた価格を表
    示する表示手段と、前記相場価格及び前記相場価格から
    所定値を差し引いた価格を公開して前記産地業者端末か
    らの入札を受付処理する入札処理手段と、前記商品先物
    取引市場に対して売注文を発する注文手段とを備え、 前記相場価格から所定値を差し引いた価格を逆オークシ
    ョンの入札最高価格に設定して逆オークションを行い、
    前記産地業者端末から売注文があったとき、前記注文手
    段によって前記商品先物取引市場に前記売注文を発して
    売りつなぐように構成したこと、を特徴とする商品売買
    システム。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の商品売買システムに
    おいて、前記産地業者端末からの売注文に対してプット
    オプションを購入し、前記商品の相場が下落したときは
    プットオプションを行使し、前記商品の相場が上昇した
    ときはプットオプションを放棄して売りつなぐように構
    成したこと、を特徴とする請求項20に記載の商品売買
    システム。
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