JP2001350223A - 画像形成装置、外部処理装置、画像形成システム、画像データ記録方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - Google Patents

画像形成装置、外部処理装置、画像形成システム、画像データ記録方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

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JP2001350223A
JP2001350223A JP2000167032A JP2000167032A JP2001350223A JP 2001350223 A JP2001350223 A JP 2001350223A JP 2000167032 A JP2000167032 A JP 2000167032A JP 2000167032 A JP2000167032 A JP 2000167032A JP 2001350223 A JP2001350223 A JP 2001350223A
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image forming
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JP2000167032A
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Hiroyuki Kamimura
裕之 上村
Yutaka Ueda
豊 上田
Koji Takemura
幸治 竹村
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストを大幅に増大させることなく、作業全体
の効率化を図れる画像形成装置、画像形成装置、外部処
理装置、画像形成システム、画像データ記録方法を提供
する。 【解決手段】画像データを記録媒体に記録する書き込み
手段Kが、フィルムスキャナ部209によって変換され
た画像データを記録するときは、例えば外部処理装置1
10に画像データが転送され、この外部処理装置10に
より画像データの処理が行われるので、画像データを記
録するときは、時間のかかる処理を外部処理装置110
に行わせることによって、画像形成装置20におけるフ
ィルムスキャナ部209の画像読み取り処理を効率的に
行わせることが出来るのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、画
像形成システム及び画像形成方法に関し、特に画像が形
成された写真やネガフィルムなどの画像形成体から画像
を読み取ってプリントや記録を行う画像形成装置、画像
形成システム及び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及も相まっ
て、デジタルスチルカメラ(以下デジタルカメラともい
う)や家庭用デジタルプリンターなどに代表されるよう
に、デジタル画像データに基づき高画質な画像を形成す
る技術が益々発展しており、このようなデジタル画像デ
ータを取り扱う製品がめざましい勢いで普及している。
従って、ユーザーサイドもデジタル画像に対する意識が
高まり、デジタルカメラで撮影した画像を、インターネ
ットのホームページ作成や、オフィスなどで使用する場
合は、マニュアル作成やレポートに利用するなど、デジ
タル画像編集が至極一般的に行われるようになってき
た。
【0003】一方、画像プリントサービスを行う出力セ
ンターやミニラボ(小規模現像所)や集中処理を行う大
ラボなども、今までのような銀塩ネガフィルムからの同
時プリントサービスだけを対象にするだけでは顧客の要
求に応えることができず、デジタル画像データを取り扱
うサービスを行わなければ、成り立たない時代になって
きている。このようなデジタル画像データを取り扱うサ
ービスとして、写真やネガフィルムから画像を読み取っ
て、デジタル画像データに変換し、これに基づきプリン
トを作成したり、CD−ROMなどの記録媒体に記録す
るサービスも行われるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像を読み
取ってプリントを行う画像形成装置に、CD−ROMな
どに記録する記録装置を設けた場合、以下に述べるよう
な問題がある。画像形成装置においてスキャナなどによ
り取得された電気信号は、ノイズ除去や空間フィルタ処
理などの画像処理が施された上で、画像データとしてC
D−ROMなどに記録されることが一般的である。
【0005】ところが、通常、ノイズ除去や空間フィル
タ処理などの画像処理には時間がかかる。従って、スキ
ャナによる画像の読み取りと、画像データの記録とを並
行して行おうとすると、その間に画像処理の時間が必要
となり、記録を終了するまでに時間がかかって、装置の
稼働率が低下する。従って、ミニラボ店では、通常業務
であるプリント作成サービスと、CD−Rなどへの書き
込みサービスとを同時並行的に行おうとすると非効率的
になってしまい、迅速なタイムサービスを行っているミ
ニラボ店としては、作業効率を落とすことは致命的であ
る。
【0006】これに対し、能力のより高い処理装置を画
像形成装置に設けることによって、上述した画像処理に
かかる時間を短縮することも考えられるが、それにより
コストが増大する。特に、画像のプリント作業に対し、
画像データの記録作業は、頻度的には相当に低いため、
低い頻度の記録作業を行うためだけに、高価な処理装置
を設けることは無駄が多い。更に、画像形成装置自体が
高価であることに鑑み、従来の画像形成装置を買い換え
ることなくシステムアップできれば便利である。
【0007】そこで本発明は、かかる従来技術の問題点
に鑑みて、コストを大幅に増大させることなく、作業全
体の効率化を図れる画像形成装置、画像形成装置、外部
処理装置、画像形成システム、画像データ記録方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の本発明の画像形成装置は、複数の可視画像が
形成された可視画像記録媒体から画像を読み取って画像
データに変換する変換手段と、前記画像データに基づき
画像をプリントするプリント手段と、画像データを処理
する処理手段と、画像データを記録媒体に記録する記録
手段とを有し、前記変換手段によって変換された画像デ
ータが記録媒体に記録されるときは、前記変換手段が少
なくとも2つ以上の可視画像を読み取った後に、前記処
理手段は、変換された画像データについて画像処理を行
うことを特徴とする。
【0009】第2の本発明の画像形成装置は、複数の可
視画像が形成された可視画像記録媒体から画像を読み取
って画像データに変換する変換手段と、前記画像データ
に基づき画像をプリントするプリント手段と、画像デー
タを処理する処理手段と、画像データを記録媒体に記録
する記録手段とを有し、前記変換手段によって変換され
た画像データが記録媒体に記録されるときは、前記画像
形成装置に接続された外部処理装置が、前記変換手段に
よって変換された画像データを前記画像形成装置から取
得して、画像処理を行うことを特徴とする。
【0010】第3の本発明の画像形成システムは、複数
の可視画像が形成された可視画像記録媒体から画像を読
み取って画像データに変換する変換手段と、前記画像デ
ータに基づき画像をプリントするプリント手段と、画像
データを処理する処理手段と、画像データを記録媒体に
記録する記録手段とを有する画像形成装置と、前記画像
形成装置から画像データを取得して処理を行う外部処理
装置と、を有し、前記変換手段によって変換された画像
データが記録媒体に記録されるときは、前記変換手段が
少なくとも2つ以上の可視画像を読み取った後に、前記
画像形成装置の処理手段は、変換された画像データにつ
いて画像処理を行うことを特徴とする。
【0011】第4の本発明の画像データ記録方法は、複
数の可視画像が形成された可視画像記録媒体から、少な
くとも2つ以上の画像を読み取って画像データに変換し
た後に、前記画像データに対して画像処理を施し、処理
された画像データを記録媒体に記録することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】第1の本発明の画像形成装置は、複数の可視画
像が形成された可視画像記録媒体から画像を読み取って
画像データに変換する変換手段と、前記画像データに基
づき画像をプリントするプリント手段と、画像データを
処理する処理手段と、画像データを記録媒体に記録する
記録手段とを有し、前記変換手段によって変換された画
像データが記録媒体に記録されるときは、前記変換手段
が少なくとも2つ以上の可視画像を読み取った後に、前
記処理手段は、変換された画像データについて画像処理
を行うので、例えば変換手段としてのスキャナなどを用
いて、可視画像記録媒体の全ての画像について連続して
スキャニングして画像データに変換してしまった上で、
かかる画像データにつき画像処理を行うことにより、そ
の間にスキャナにセットした可視画像記録媒体を交換す
るなどの作業を並行して行えるため、作業全体の効率化
が図れる。なお、可視画像記録媒体とは、銀塩ネガフィ
ルム、ポジフィルム、反射原稿など目視にて視認できる
可視画像を形成可能なすべての媒体をいう。
【0013】従って、前記変換手段によって変換された
画像データが記録媒体に記録されるときは、前記変換手
段が少なくとも全ての可視画像を読み取った後に、前記
処理手段は、変換された画像データについて画像処理を
行うと、処理が最大限効率化されるので好ましい。
【0014】第2の本発明の画像形成装置は、複数の可
視画像が形成された可視画像記録媒体から画像を読み取
って画像データに変換する変換手段と、前記画像データ
に基づき画像をプリントするプリント手段と、画像デー
タを処理する処理手段と、画像データを記録媒体に記録
する記録手段とを有し、前記変換手段によって変換され
た画像データが記録媒体に記録されるときは、前記画像
形成装置に接続された外部処理装置が、前記変換手段に
よって変換された画像データを前記画像形成装置から取
得して、画像処理を行うので、例えばスキャニングと並
行して画像処理を行うことも出来るため、それにより作
業全体の効率化が図れる。
【0015】尚、前記外部処理装置は、前記変換手段が
2つ以上(例えば全て)の可視画像を読み取った後に、
変換された画像データについて画像処理を施しても良
く、前記外部処理装置は、前記変換手段が可視画像を読
み取る毎に、変換された画像データについて画像処理を
施しても良い。
【0016】更に、前記画像形成装置と、前記外部処理
装置とはネットワークを介して接続されていると好まし
い。
【0017】第2の本発明の画像形成システムは、複数
の可視画像が形成された可視画像記録媒体から画像を読
み取って画像データに変換する変換手段と、前記画像デ
ータに基づき画像をプリントするプリント手段と、画像
データを処理する処理手段と、画像データを記録媒体に
記録する記録手段とを有する画像形成装置と、前記画像
形成装置から画像データを取得して処理を行う外部処理
装置と、を有し、前記変換手段によって変換された画像
データが記録媒体に記録されるときは、前記変換手段が
少なくとも2つ以上の可視画像を読み取った後に、前記
画像形成装置の処理手段は、変換された画像データにつ
いて画像処理を行うので、前記処理手段とは別な前記外
部処理装置を用いて画像処理を行うことで、例えばスキ
ャニングにと同時に画像処理を行うことも出来るため、
それにより作業全体の効率化が図れる。例えば変換手段
としてのスキャナなどを用いて、可視画像記録媒体の全
ての画像について連続してスキャニングして画像データ
に変換してしまった上で、かかる画像データにつき前記
外部処理装置で画像処理を行うことも本発明に含まれ
る。かかる場合、一括画像処理の間にスキャナにセット
した可視画像記録媒体を交換するなどの作業を並行して
行えるため、作業全体の効率化が図れる。
【0018】従って、前記画像形成装置と、前記外部処
理装置とはネットワークを介して接続されており、前記
変換手段によって変換された画像データが記録媒体に記
録されるときは、前記外部処理装置は、前記変換手段に
よって変換された画像データを、前記画像形成装置から
取得して、画像処理を施すと好ましい。
【0019】更に、前記外部処理装置は、前記変換手段
が2つ以上(例えば全て)の可視画像を読み取った後
に、変換された画像データについて画像処理を施しても
良く、前記外部処理装置は、前記変換手段が可視画像を
読み取る毎に、変換された画像データについて画像処理
を施しても良い。
【0020】第3の本発明の画像データ記録方法は、複
数の可視画像が形成された可視画像記録媒体から、少な
くとも2つ以上の画像を読み取って画像データに変換し
た後に、前記画像データに対して画像処理を施し、処理
された画像データを記録媒体に記録するので、例えばス
キャナなどを用いて、可視画像記録媒体の全ての画像に
ついて連続してスキャニングして画像データに変換して
しまった上で、かかる画像データにつき画像処理を行う
ことにより、その間にスキャナにセットした可視画像記
録媒体を交換するなどの作業を並行して行えるので、読
み取り作業全体の効率化が図れる。
【0021】ここで、「画像処理」とは、画像圧縮やエ
ッジ強調やシャープネス強調などの空間フィルタ処理、
ノイズ除去、色マトリクス変換処理、LUT(ルックア
ップテーブル)処理などA/D変換以外の全ての処理を
含む。
【0022】ここでいうネットワークとは、コンピュー
タ・システム、端未、データ通信設備を相互に接続した
ものをいう。接続は専用回線、公衆回線のような有線で
接続されていても良いし、通信衛星などを通じて無線で
接続されていてもよいし、それらの複合形態で接続され
ていても良い。いわゆるインターネットやLAN(ロー
カルエリアネットワーク)などもネットワークに含まれ
る。
【0023】更に、ここでいう「画像形成装置」とは、
デジタル画像データを作成する機能を有する装置のこと
をさし、例えば、画像データを処理する機能を有する装
置や画像データを記録媒体に書き込む装置、または画像
データを出力できる装置のことをいう。
【0024】画像データを記録媒体に記録する記録手段
とは、例えば画像データを磁気記録媒体(フロッピー
(登録商標)ディスク、ZIP、DAT、光熱記録媒体
(CD‐R、CD‐ROM)、光磁気記録嬢体(MO、
DVD)、半導体媒体(PCMCIA カードなどの記
録メディアまたはハードディスク等の大容量記憶装置な
どに書き込む機能を有する装置のことをさす。通常、画
像データ書き込むために、前記記録メディアを書き込む
為の専用機器がパーソナルコンピュータに内蔵または外
付けで接続されていることが好ましい。
【0025】前記記録メディア書き込み装置の具体例と
しては、MOドライブ、ZIPドライブ、DATドライ
ブ、CD−Rドライブ、DVD−ROMドライブ、MO
ドライブ、PCMCIAカードスロットルが挙げられ
る。
【0026】画像をプリント刷るプリント手段とは、例
えばデジタル画像データをプリント物やハードコピーな
どにプリントする機能を有する装置をさす。前記画像出
力装置は、特に制限はないが、好ましくは銀塩写真感光
材料を用いたデジタルプリンター、インクジェット方式
のプリンター、昇華型プリンター、熱転写型プリンタ
ー、レーザープリンター、デジタルコピーなどがよい。
特に高品質な画像が得られることから銀塩写真感光材料
を用いたプリンターやインクジェットプリンターなどが
好ましい。これらの前記装置は複数台接続されていても
良いし、いずれか1つでも構わない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を参照して本発
明を説明する。図1は、本発明の画像形成システムを示
すブロック図である。図1において、画像形成システム
は、画像読取手段101と、A/D変換手段102と、
画像記憶手段103と、内部処理手段104と、プリン
ト手段105と、画像書き込み手段(記録手段)106
とを備えている。また、画像読取手段101の読み取り
動作をAとし、A/D変換手段102の変換動作をBと
し、画像記憶手段103の記憶動作をCとし、内部処理
手段104の処理動作をDとし、プリント手段105の
プリント動作をCとし、画像書き込み手段(記録手段)
106の書き込み動作をFとする。
【0028】図2は、本実施の形態にかかる動作シーケ
ンスを従来技術と比較して示す図である。ここで、画像
形成システムによって、画像が24駒露光されたネガフ
ィルムより画像を読み取って、CD−Rなどに画像デー
タを書き込む動作を考える。従来技術によれば、図2
(a)に示す如く、1駒目の画像について動作A〜Dを
行ってから、2駒目の画像について動作A〜Dを行うと
いうように、画像データ読み取りの都度、画像処理Dを
行っているため、画像読取手段101(たとえばスキャ
ナ)が長時間解放されないという問題がある。
【0029】これに対し、本実施の形態においては、図
2(b)に示す如く、1駒目の画像について動作A〜C
を行ってから、2駒目の画像について動作A〜Cを行う
というように、まず全ての画像データを読み取った後、
全ての画像データについて一挙に画像処理Dを行うよう
にするものである。従って、内部処理手段104が画像
処理Dを行っている間は、画像読取手段101が解放さ
れ、例えば新たなネガフィルムをセットするなどの、読
み取り準備を行うことが出来るため、画像形成システム
全体としての作業効率が図れる。
【0030】かかる手法は、特に画像データの書き込み
時に有効である。画像データを書き込む記憶メディアと
しては、CD−Rなどが一般的であるが、CD−Rなど
は1度書き込んだものを消去できないという特性があ
る。従って、1駒ずつ画像データを読み取って画像処理
した後記憶するという従来の手法では、CD−Rなどに
画像データを書き込んでいる最中に、書き込み装置にト
ラブルが生じたような場合、そのCD−Rが無駄になっ
てしまう恐れがある。これに対し、一括して画像処理を
施してから全ての画像データを書き込むという、本実施
の形態の手法によれば、書き込み装置にトラブルが生じ
てもCD−Rの無駄を抑制できるという効果がある。
【0031】図3は、上述した画像形成システムと外部
処理装置とを接続した状態で示す別な実施の形態のブロ
ック図である。図3において、画像形成システム100
は、画像読取手段101と、A/D変換手段102と、
画像記憶手段103と、内部処理手段104と、プリン
ト手段105と、画像書き込み手段(記録手段)106
とを備えており、また外部処理装置110は、外部記憶
手段111と外部処理手段112を備えている。また、
画像読取手段101の読み取り動作をAとし、A/D変
換手段102の変換動作をBとし、画像記憶手段103
の記憶動作をCとし、内部処理手段104の処理動作を
Dとし、プリント手段105のプリント動作をCとし、
画像書き込み手段(記録手段)106の書き込み動作を
Fとし、外部記憶手段111の動作Gとし、外部処理手
段の処理動作をHとする。
【0032】図4は、本実施の形態にかかる動作シーケ
ンスを示す図である。上述と同様に、画像形成システム
100によって、画像が24駒露光されたネガフィルム
より画像を読み取って、CD−Rなどに画像データを書
き込む動作を考える。本実施の形態の第1の手法は、図
4(a)に示す如く、24駒全ての画像について動作A
〜Cを行った後、未処理の画像データに、内部処理手段
104で一括して画像処理Dを施すものである。かかる
手法によれば、第1の実施の形態と同様に、内部処理手
段104が画像処理Dを行っている間は、画像読取手段
101が解放され、例えば新たなネガフィルムをセット
するなどの、読み取り準備作業Exを並行して行うこと
が出来、画像形成システム全体としての作業効率が図れ
る。尚、第1の手法においては、外部処理装置110は
用いていない。
【0033】ところで、第1の手法によれば、画像処理
Dに並行して読み取り準備作業Exを行えるにしても、
セットしたネガフィルムの読み取りは、全ての画像処理
Dが終了するまで待たなくてはならない。本実施の形態
の第2の手法は、かかる問題を解決するものである。よ
り具体的には、かかる第2の手法は、図4(b)に示す
如く、24駒全ての画像について動作A、Bを行った
後、未処理の画像データを、外部処理装置110に転送
して記憶させ(G)、その後外部処理手段112で一括
して画像処理Hを施すものである。かかる手法によれ
ば、外部処理手段112が画像処理Hを行っている間
は、画像読取手段101が解放され、例えば新たなネガ
フィルムをセットするなどの、読み取り準備作業Exを
並行して行うことが出来、しかも読み取り準備作業Ex
が終了後、直ちに次のネガフィルムの読み取りを開始で
きるため、画像形成システム全体としての作業効率が図
れる。
【0034】第2の手法をより発展させたのが、以下に
述べる第3の手法である。すなわち、本実施の形態の第
3の手法は、図4(c)に示す如く、画像1駒毎に動作
A、Bを行った後、未処理の画像データを順次、外部処
理装置110(G)に転送し、外部処理手段112で画
像データ毎に画像処理Hを施すものである。かかる手法
によれば、読み取り準備作業Exは、第2の手法と同様
に、24駒全てを読み取った後に開始できるが、画像書
き込み手段による書き込みFは、最後に読み取った画像
に係る画像データについて画像処理Hが施された後直ち
に行えるという利点があり、第2の手法よりも早く書き
込み作業Fを終えることが出来るのである。
【0035】図5は、上述した画像形成システム100
を構成する一例としての画像形成装置20の斜視図であ
る。ラボなどに設置されると好ましい画像像形成装置2
0は、感光材料に露光して現像し、プリントを作成する
ものが例示されているが、これに限らず、画像情報に基
づいてプリントを作成できるものであればよく、例え
ば、インクジェット方式、電子写真方式の画像形成装置
であってもよい。
【0036】この実施の形態の画像形成装置20は、本
体202の左側面にマガジン装填部203を備えてい
る。本体202内には記憶媒体である感光材料に露光す
る露光処理部204と、露光された感光材料を現像処理
して乾燥し、プリントを作成するプリント作成部205
が備えられ、作成されたプリントは本体202の右側面
に設けられたトレー206に排出される。さらに、本体
202の内部には、露光処理部204の上方位置に制御
部207が備えられている。
【0037】また、本体202の上部には、CRT20
8が配置されている。このCRT208がプリントを作
成しようとする画像情報の画像を画面に表示する表示手
段を構成している。CRT208の左側に、透過原稿を
読み込む画像読取部であるところのフィルムスキャナ部
209が配置され、右側に反射原稿入力装置210が配
置されている。
【0038】フィルムスキャナ部209や反射原稿入力
装置210から読み込まれる原稿として写真感光材料が
あり、この写真感光材料としては、カラーネガフィル
ム、カラーリバーサルフィルム、白黒ネガフィルム、白
黒リバーサルフィルム等が挙げられ、アナログカメラに
より撮像した画像データが記憶される。フィルムスキャ
ナ部209のフィルムスキャナーでデジタル情報に変換
し、画像データとすることができる。また、写真感光材
料がカラーぺーパーの場合、反射原稿入力装置210の
フラットべットスキャナーで画像データにすることがで
きる。
【0039】また、本体202の制御部207の位置に
は、画像転送部214が設けられている。画像転送部2
14には、上述したリムーバブルメディアM(PCカー
ド)の他、画像データを記憶しているICカード213
aやフロッピーディスク213bなども差し込み可能に
なっており、差し込まれた記憶媒体の画像データ等が読
み出される。
【0040】CRT208の前側に操作部211が配置
され、この操作部211に情報入力手段212が設けら
れ、情報入力手段212は、例えばタッチパネル等で構
成される。
【0041】また、本体202には、記憶メディア書込
み部215が設けられ、画像データを有するリムーバブ
ルメディアM等から、画像データを出力しプリントを作
成する際に、記憶媒体中の画像データを磁気記憶メディ
ア、光記憶メディア等に書き込む書込み手段K(図6)
が設けられている。
【0042】画像データ記憶する記憶媒体として、具体
的には、マルチメディアカード、メモリーステック、M
D、CD−ROM等のリムーバブルメディアが挙げられ
るが、価格、使い勝手の観点からCD−ROM(CD−
Rを含む)が好ましい。
【0043】なお、操作部211、CRT208、フィ
ルムスキャナ部209、反射原稿入力装置210、画像
転送部214及び記憶メディア書込み部215は、本体
202に一体的に設けられて装置の構造となっている
が、いずれか1つ以上を別体として設けてもよい。
【0044】本体202には、外部処理装置110を配
備しても良い。外部処理装置110は、ローカルエリア
ネットワークLANを介して接続されている。ここで
は、記録メディア書き込み部215が本体側に設けられ
ているが、更に効率的に書き込みを行うために、この外
部処理装置110に記録メディア書き込み部215が配
備されていることが好ましい。
【0045】図6は、画像形成装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【0046】まず、通常のプリント動作と、リムーバブ
ルメディアから画像データを読み取って行うプリント動
作について説明する。フィルムスキャナ部209から
は、アナログカメラにより撮像されたネガフィルムを現
像して得られる現像済のネガフィルムNからの駒画像が
入力され、反射原稿入力装置210からは駒画像を印画
紙に焼き付けて現像処理したプリントPからの駒画像が
入力される。
【0047】入力された画像は、一度サムネイルと呼ば
れる低解像度データとして入力され、A/D(アナログ
/デジタル)変換手段を介してデジタル画像データに変
換された後、変換されたデジタル画像データに基づき、
制御部207の制御により、その画像が一度CRT20
8に表示される。その後、オペレータの操作により、濃
度や色補正、場合によってはシャープネス処理やコント
ラスト変換指示を操作部211より行う。次に、制御部
207は、オペレータが指示した変換指示と、予め設定
された記録媒体毎に行う画像処理を、画像処理部270
で行うように指示し、露光用の画像データを作成して、
露光部204に送る。
【0048】露光処理部204では、感光材料に画像の
露光が行われ、この感光材料をプリント作成部205に
送り、プリント作成部205で露光された感光材料を現
像処理して乾燥しプリントを作成する。
【0049】この画像形成装置20の画像転送部214
には、リムーバブルメディアM等の画像データ等を読み
出して転送する読取手段230と、外部処理装置110
と通信可能な通信手段240とが備えられている。読取
手段230は、画像転送部214に差し込まれたリムー
バブルメディアMから、記憶された画像データを読み取
り、制御部207へ転送することができる。画像処理、
プリント動作については同様にして行われる。
【0050】次に、本実施の形態にかかる画像形成シス
テムの動作及び画像形成方法について、図面を参照して
説明する。この画像形成装置20において、現像済みネ
ガフィルムまたは現像済みリバーサルフィルムの画像を
連続してプリントするには、これらをフィルムスキャナ
部209のフィルムスキャナーによりスキャンして、デ
ジタル画像データに変換したのち、プリント手段として
のプリント生成部205によりプリントを作成できるよ
うになっている。かかる場合には、一枚毎のプリントに
比較的時間がかかるため、フィルムスキャナ部209の
読み取り動作とプリント動作とを並行して行っても特に
問題はない。
【0051】これに対し、例えば画像形成体としての現
像済みネガフィルムまたは現像済みリバーサルフィルム
の画像を24駒分連続して読み取って、デジタル画像デ
ータに変換した上で、書き込み手段Kを介してCDなど
の記録媒体に書き込むことを要求された場合には、画像
処理に時間がかかるという問題がある。
【0052】より具体的には、フィルムスキャナ部20
9の画像読み取り動作と並行して、取得されたデジタル
画像データに対して、圧縮やエッジ強調などの空間フィ
ルタ処理、ノイズ除去、色マトリクス変換処理などの画
像処理が行われることとなるが、画像形成装置20の画
像処理部270は、比較的能力が低いため、画像読み取
り動作と画像処理動作とを同時に行おうとすると、処理
速度の低下を招く。
【0053】そこで、本実施の形態においては、フィル
ムスキャナ部209が読み取って変換した各駒の画像に
対応するデジタル画像データを、一時メモリとしてのデ
ータ蓄積手段271に一旦蓄積した上で、通信手段24
0を介して順次外部処理装置110側に転送し、ここで
画像処理を行うようになっている。画像処理が成された
デジタル画像データは、再度画像形成装置20側に転送
され、書き込み手段Kを介して記録媒体に記憶されるよ
うになっている。
【0054】すなわち、本実施の形態によれば、画像デ
ータを記録媒体に記録する記録手段としての書き込み手
段Kが、変換手段としてのフィルムスキャナ部209に
よって変換された画像データを記録するときは、フィル
ムスキャナ部209がネガフィルムなどの可視画像記録
媒体の全ての画像について、連続してスキャニングして
画像データに変換してしまった上で、かかる画像データ
につき画像処理を行うことにより、その間にフィルムス
キャナ部209にセットしたネガフィルム等を交換する
などの作業を並行して行えるので、読み取り作業全体の
効率化が図れる。
【0055】更に、かかる場合には、外部処理装置11
0(図3)に画像データを転送し、この外部処理装置1
10により画像データの処理を行うようにしているの
で、画像データを記録する場合、時間のかかる処理を外
部処理装置110に行わせることによって、画像形成装
置20側の負担を軽減し、フィルムスキャナ部209の
画像読み取り処理を効率的に行わせることが出来るので
ある。
【0056】ここでは、外部画像処理装置110により
画像処理を行った後、本体に接続されている書き込み手
段Kに転送しているが、外部画像処理装置110内に書
き込み手段Kを配備してやれば、転送にかかる時間など
を短縮することが出来、好ましい。また、書き込み手段
Kを、複数枚連続して書き込むことが出来るオートチェ
ンジャー式の書き込み手段としてやれば、複数枚を自動
的に処理していくことが可能なので更に好ましい。
【0057】尚、外部処理装置110は、画像形成装置
20に対して自由に組み合わせることが出来、例えばよ
り高度な画像処理が必要な場合は、別な高性能の画像処
理装置に画像データを転送してこれを行わせることもで
きる。すなわち、画像処理装置20自体を改変もしくは
交換することなく、より高度なサービスが可能となる。
この場合、高性能な画像処理装置は、画像形成装置20
の近くに配置される必要はなく、処理センターなど国内
もしくは国外のいずれかに配置し、インターネットなど
を用いて画像形成装置20に接続可能とすることが出来
る。
【0058】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、コストを大幅に増大さ
せることなく、作業全体の効率化を図れる画像形成装
置、画像形成装置、外部処理装置、画像形成システム、
画像データ記録方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成システムを示すブロック図で
ある。
【図2】第1の実施の形態にかかる動作シーケンスを従
来技術と比較して示す図である。
【図3】画像形成システムと外部処理装置とを接続した
状態で示す第2の実施の形態のブロック図である。
【図4】第2の実施の形態にかかる動作シーケンスを示
す図である。
【図5】本実施の形態にかかる画像形成装置の斜視図で
ある。
【図6】画像形成装置の内部構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
100 画像形成システム 110 外部処理装置 20 画像形成装置 C リムーバブルメディア M リムーバブルメディア
フロントページの続き Fターム(参考) 2H106 BA23 BA91 BA95 5C062 AA35 AB03 AB11 AB13 AB17 AB20 AB22 AB24 AB38 AC22 AC24 AC25 AE03 AE15 5C077 LL18 MP08 NP01 PP01 PP15 PP37 PP47 RR01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の可視画像が形成された可視画像記
    録媒体から画像を読み取って画像データに変換する変換
    手段と、前記画像データに基づき画像をプリントするプ
    リント手段と、画像データを処理する処理手段と、画像
    データを記録媒体に記録する記録手段とを有し、 前記変換手段によって変換された画像データが記録媒体
    に記録されるときは、前記変換手段が少なくとも2つ以
    上の可視画像を読み取った後に、前記処理手段は、変換
    された画像データについて画像処理を行うことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段によって変換された画像デ
    ータが記録媒体に記録されるときは、前記変換手段が少
    なくとも全ての可視画像を読み取った後に、前記処理手
    段は、変換された画像データについて画像処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数の可視画像が形成された可視画像記
    録媒体から画像を読み取って画像データに変換する変換
    手段と、前記画像データに基づき画像をプリントするプ
    リント手段と、画像データを処理する処理手段と、画像
    データを記録媒体に記録する記録手段とを有し、 前記変換手段によって変換された画像データが記録媒体
    に記録されるときは、前記画像形成装置に接続された外
    部処理装置が、前記変換手段によって変換された画像デ
    ータを前記画像形成装置から取得して、画像処理を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記外部処理装置は、前記変換手段が2
    つ以上の可視画像を読み取った後に、変換された画像デ
    ータについて画像処理を施すことを特徴とする請求項3
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記外部処理装置は、前記変換手段が可
    視画像を読み取る毎に、変換された画像データについて
    画像処理を施すことを特徴とする請求項3に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置と、前記外部処理装置
    とはネットワークを介して接続されていることを特徴と
    する請求項3乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれかに記載の画像
    形成装置に接続されることを特徴とする外部処理装置。
  8. 【請求項8】 複数の可視画像が形成された可視画像記
    録媒体から画像を読み取って画像データに変換する変換
    手段と、前記画像データに基づき画像をプリントするプ
    リント手段と、画像データを処理する処理手段と、画像
    データを記録媒体に記録する記録手段とを有する画像形
    成装置と、 前記画像形成装置から画像データを取得して処理を行う
    外部処理装置と、を有し、 前記変換手段によって変換された画像データが記録媒体
    に記録されるときは、前記変換手段が少なくとも2つ以
    上の可視画像を読み取った後に、前記画像形成装置の処
    理手段は、変換された画像データについて画像処理を行
    うことを特徴とする画像形成システム。
  9. 【請求項9】 前記画像形成装置と、前記外部処理装置
    とはネットワークを介して接続されており、前記変換手
    段によって変換された画像データが記録媒体に記録され
    るときは、前記外部処理装置は、前記変換手段によって
    変換された画像データを、前記画像形成装置から取得し
    て、画像処理を施すことを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成システム。
  10. 【請求項10】 前記外部処理装置は、前記変換手段が
    2つ以上の可視画像を読み取った後に、変換された画像
    データについて画像処理を施すことを特徴とする請求項
    9に記載の画像形成システム。
  11. 【請求項11】 前記外部処理装置は、前記変換手段が
    可視画像を読み取る毎に、変換された画像データについ
    て画像処理を施すことを特徴とする請求項9に記載の画
    像形成システム。
  12. 【請求項12】 複数の可視画像が形成された可視画像
    記録媒体から、少なくとも2つ以上の画像を読み取って
    画像データに変換した後に、前記画像データに対して画
    像処理を施し、処理された画像データを記録媒体に記録
    することを特徴とする画像データ記録方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の画像データ記録方
    法を実行可能なコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2000167032A 2000-06-05 2000-06-05 画像形成装置、外部処理装置、画像形成システム、画像データ記録方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 Pending JP2001350223A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005202264A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Noritsu Koki Co Ltd 写真プリントシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005202264A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Noritsu Koki Co Ltd 写真プリントシステム

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