JP3813306B2 - フォトフィニッシングシステム - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャナにより取り込んだデジタル画像のプリント出力とメディア出力とを並行して行うフォトフィニッシングシステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、フィルムから読み取った写真画像データをＰｈｏｔｏＣＤなどのメディアに画像ファイルとして記録するメディア出力サービスが行われている。メディア出力された写真画像は、例えばパソコンで編集して電子アルバムとして保管したり、トリミング加工を施して写真入りポストカードを作成したりするのに用いられている。編集加工された写真画像のプリント出力は、一般家庭に普及している安価なプリンタでも可能であるが、一部のサービス店においては、メディアに記録された画像を一般の写真プリントと同様に高画質な写真プリントとして出力するサービスも行われている。
【０００３】
しかし、従来は、このようなサービスの利用者は比較的少なく、利用目的も年賀ポストカードの作成などに限られていた。このため、同時プリント用のシステムと、デジタル入出力を必要とするサービス用のシステムは、それぞれ別の装置として実現されていた。つまり、フィルムのみを取り扱うサービス店には従来のフォトフィニッシングシステムのみが設置され、フィルムのみならずメディアも取り扱うサービス店には、別途デジタル入出力用のシステムが設置されるのが普通であった。特に、ＣＤ−Ｒなどへの写真画像の記録などは、高価な設備を要し、また時間もかかるため、写真プリンタとは完全に別個のシステムとして実現されていた。
【０００４】
しかし、パソコンが普及し、デジタル入出力サービスの利用者が増加しつつある昨今では、上述のようにサービス単位に分離されたシステムは、設置スペースやコストなどの点で問題がある。また、別々のシステムで画像処理を行うことになるため、フィルムからプリントされた写真と、メディアからプリントされた写真の仕上がりが微妙に異なってしまうといった問題もあった。
【０００５】
このような問題を解決するための手段として、本出願人は特願平８−３０９３２２号で、１回のフィルム読み取りにより写真プリントの作成とメディアへの出力の両方を行うフォトフィニッシングシステムを提案している。このフォトフィニッシングシステムは、フィルムスキャナと画像処理手段とプリンタとメディアドライブとを備えたシステムである。このシステムは、現像済の写真フィルムをフィルムスキャナで自動送りしながら読み取り、これにより得た画像データに対して画像処理手段によりプリント出力に適した画像処理、あるいはメディア出力に適した画像処理をそれぞれ施し、画像処理された画像データをプリンタおよびメディアドライブにより同時に、または交互に出力することを特徴とするものである。このシステムによれば、設置スペースやコストの問題は解決され、また、フィルムからプリントされた写真とメディアからプリントされた写真の仕上がりが同じになるように画像処理を行うことができるため、上述の仕上がりの違いの問題も解決される。
【０００６】
さらに、本出願人は、特願平８−３０９３２３号において、このシステムを構成するフィルムスキャナと、プリンタと、メディアドライブの台数を、処理速度が遅い装置は台数を多く、処理速度が速い装置は台数を少なくすることにより各装置の稼動効率が高くなるようにしたシステムも提案している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記特願平８−３０９３２２号、同８−３０９３２３号のフォトフィニッシングシステムは、メディアへの出力をプリント出力と同程度に迅速に処理するものであるが、メディアに記録した画像から写真プリントを作成する場合についての機能は備えていない。
【０００８】
しかし、上記高効率システムにより写真画像がメディア出力される機会が増加すれば、それに比例してメディアからのプリント注文も増えることが予想される。特に、近年パソコン用の画像編集加工ソフトは、価格、使い勝手ともに、年々利用しやすくなっており、今後は加工済画像のプリント注文の増加も見込まれる。
【０００９】
したがって、メディアに記録されてサービス店に持ち込まれる写真画像のプリント注文を設備コストをかけずに迅速に処理することができるフォトフィニッシングシステムの実現が望まれている。本発明は、この課題に鑑みて、上記プリント出力とメディア出力を並行して行うフォトフィニッシングシステムを改良し、加工済写真などのプリント出力にも対応できるようにすることを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明のフォトフィニッシングシステムは、現像済フィルムを読み取ることによりデジタル画像を取り込むフィルム画像取込手段と、前記フィルム画像取込手段により取り込まれたデジタル画像を写真プリントとして出力するプリント出力手段と、前記デジタル画像を所定の記録メディアに記録するメディア出力手段とを備えたものであり、所定の記録メディアに記録されたデジタル画像を取り込むメディア画像取込手段と、該メディア画像取込手段により取り込まれたデジタル画像を前記プリント出力手段に対し割込入力する割込手段とをさらに備え、前記プリント出力手段が、前記割込手段による割込入力が発生した際に、割込入力されたデジタル画像を写真プリントとして出力するものであることを特徴とするものである。
【００１１】
割込手段は、公知の入力切替機能でよく、ハードウェアによる物理的な切替えでも、ソフトウェアによる論理的な切替えでもよい。また、割込手段による割込みは、オペレータの指示に基づいて行われるようにしてもよいし、メディア画像取込手段にセットされたメディアを検知して自動的に割込信号を発生するようにしてもよい。
【００１２】
前記メディア画像取込手段は、主としてＭＯドライブ、Ｚｉｐドライブなどの各種メディアドライブであるが、これに加え、例えば顧客のパソコンのハードディスクなどからネットワークを介して転送されたデジタル画像を取り込むための通信設備（モデムあるいはＴＡ、通信ソフトなど）も含むものとする。すなわち記録メディアとはリムーバブルメディアに限らず、パソコンに内蔵されたハードディスクなども含むものとする。
【００１３】
なお、フィルム画像取込手段あるいはメディア画像取込手段により取り込んだデジタル画像に対しては、必要に応じて適切な画像処理を施すことが望ましい。具体的には、例えばプリント出力する場合にはプリンタの特性に合わせた画像処理を、またメディアに記録する場合にはＣＲＴに表示上好ましい画像処理をそれぞれ施すのがよい。
【００１４】
すなわち、「前記フィルム画像取込手段により取り込まれたデジタル画像を写真プリントとして出力する」あるいは「メディア画像取込手段により取り込まれたデジタル画像を前記プリント出力手段に対し割込入力する」とは、必ずしも取り込まれたままの状態のデータを出力あるいは割込入力するという意味に限定されず、取り込んだデジタル画像と同一の画像を表すデータを出力あるいは割込み入力するということである。
【００１５】
取り込んだデジタル画像と同一の画像を表すデータとは、主として取り込んだデジタル画像に対して必要な画像処理を施した後のデータのことであるが、例えば同じデジタル画像の画像処理済データを別途保管しておいて、すりかえてもよい。
【００１６】
例えば特願平８−３０６２７３号には、顧客は低解像度（プリント出力には使用できないがＣＲＴ表示には十分な解像度）の写真画像を参照しながらプリント注文を行い、実際のプリント出力は別途保管されている高解像度データを使用して行うシステムが開示されているが、本発明のフォトフィニッシングシステムにおいても、デジタル画像の高解像度データを記憶保管する記憶媒体をさらに備え、前記メディア画像取込手段が、所定の記録メディアに記録された低解像度のデジタル画像またはその画像を指し示す情報を取り込み、前記記憶媒体の中から前記低解像度のデジタル画像に対応する高解像度データを検索して取り込み、取り込んだ高解像度データを前記プリント出力手段に対し割込入力するようにしてもよい。
【００１７】
【発明の効果】
本発明のフォトフィニッシングシステムは、フィルムスキャナにより取り込んだデジタル画像のプリント出力とメディア出力とを並行して行うフォトフィニッシングシステムに、さらにメディアドライブなどのデジタル入力のための手段を加えたため、１台のシステムでフィルムの読取り、写真プリントの作成、写真画像のデジタル入出力の全ての処理を行うことができる。したがって、フィルムから読み取るべき写真画像が無くなった場合など、空き時間にメディアから読み取ったデジタル画像からのプリント作成を効率よく行うことができる。また、１台のシステムに機能を集約させることにより、例えば画像処理など共通の処理については機能を共用することができるため、コストを低減することができ、設置スペースも少なくてすむ。
【００１８】
さらに、メディアドライブのみならず、ネットワーク経由でも写真画像を取り込めるようにすれば、顧客はパソコン上で編集加工した写真画像をそのままパソコンからフォトフィニッシングシステム転送して、加工済画像のプリントを注文することができる。
【００１９】
また、上述のシステムにデジタル画像の高解像度データを記憶保管する記憶媒体を設け、注文処理などではこのデジタル画像の低解像度データを使用し、写真プリントの作成には高解像度データを使用するようにすれば、顧客とサービス店との間でやり取りするデータ量を少なくすることができるため、上記ネットワークを利用する場合、あるいはＦＤなど容量の小さいメディアを使用する場合に好ましい。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のフォトフィニッシングシステムの一実施の形態について、図面を参照して説明する。図１は本発明のフォトフィニッシングシステムの概要を示す図である。図に示されるように、このシステムは画像取扱装置１と、この画像取扱装置１に接続される写真プリンタ２とにより構成される。
【００２１】
本実施の形態においては、画像取扱装置１は専用プログラムが組み込まれた汎用パソコンであり、周辺機器として、現像済フィルムを読み取るためのフィルムスキャナを備えている。さらにこの画像取扱装置１は、ＣＤ−Ｒ、Ｚｉｐなどのメディアドライブを内蔵、あるいは外付けで備えている。また、ネットワーク４を介して他のコンピュータと画像データをやりとりするための通信設備（図示せず）も備えている。
【００２２】
写真プリンタ２は、公知のデジタル写真プリンタであり、画像取扱装置１から画像データや出力指示情報（例えばプリント枚数、サイズなど）を受け取って、これらに基づいてプリント出力を行うものである。
【００２３】
上記システムにおいて、画像取扱装置１は、現像済フィルム３から取り込んだ画像データに対し所定の画像処理を施した後に、これを写真プリンタ２に転送するとともに、ＣＤ−Ｒなどのメディア６に記録する。また、画像取扱装置１は、プリント対象としてスキャナ入力された写真画像の他に、メディア入力された写真画像も受け付けることができる。このメディアはこのシステムにより画像データが記録されたメディア６であってもよいし、その他のメディアであってもよい。
【００２４】
メディアから読み取られた写真画像は、例えばフィルムの現像待ちなどで一時的に処理すべきフィルムが途切れた場合などに、画像取扱装置１に割込入力され、写真プリンタ２によりプリント出力される。
【００２５】
次に、このシステムの構成について図２を参照して詳細に説明する。但し、図２に示される各構成要素のうち、画像処理に関する機能は、上記画像取扱装置１の機能として実現されてもよいし、写真プリンタ２、あるいはフィルムスキャナの機能として組み込まれていてもよいものであるため、以下、図２については、図１との対応づけを特に行わずに説明するものとする。
【００２６】
図２に示されるように、スキャナ１０により取り込まれた写真画像は、各種画像処理手段１１〜１６により処理された後にプリンタ２によって写真プリントとして出力される。
【００２７】
セットアップ階調・色処理手段１１は、露出のアンダーあるいはオーバーを自動的に判別して、適切な値に補正する手段である。拡大縮小手段１２は、プリントの幅（ロールペーパーの幅）に合わせて画素密度変換をする手段である。また覆い焼き処理手段１３は特開平９−１８７０４号に記載されているような覆い焼き処理を行う手段であり、粒状抑制型シャープネス強調処理手段１４は特開平９−２２４６０号公報に記載されているような粒状抑制型のシャープネス強調処理を行う手段である。
【００２８】
さらに、上記一連の画像処理に加え、プリント出力用の画像データに対しては、３Ｄ変換処理手段１５、１６により、プリンタの特性に合わせた色変換が施される。３Ｄ変換処理は読み取ったフィルムがネガフィルムかリバーサルフィルムかによって異なる。以下、本明細書においては、ネガフィルムの場合の変換処理を［Ｎ］変換、リバーサルフィルムの場合の変換処理を［Ｒ］変換という。
【００２９】
一方、メディア出力用の画像データは、上記粒状抑制型シャープネス強調処理手段１４により処理された後、ＮＩＦ−ＲＧＢ化手段１７、１８により、イーストマンコダック社が提唱するＦｌａｓｈＰｉｘ規格で定義されているＮＩＦ−ＲＧＢ空間に色変換される。ここで、ＮＩＦ−ＲＧＢはＣＲＴ表示された画像データの色の基準であり、ＮＩＦ−ＲＧＢ化とは、メディア出力される画像データがＣＲＴに表示された際に最も見映えがよくなるように色変換する処理である。
【００３０】
さらに、画像データはＦＰＸ変換手段１９によって上記ＦｌａｓｈＰｉｘ規格によって定められたフォーマットになるように階層化され、圧縮された後に、メディアドライブ７ａによってＣＤ−Ｒなどのメディア６ａに記録され、顧客に提供される。
【００３１】
以上、フィルムから読み取った写真画像のプリント出力、およびメディア出力処理について説明した。次に、上述のように、あるいは他の手段によりメディアに記録された写真画像の再プリント処理について説明する。
【００３２】
メディアに記録された写真画像をプリント出力するためには、そのメディアを読み取るドライブ装置と、そのメディアに記録されている画像データのフォーマットを解釈し、高画質のプリントを作成できるように最適な画像処理を施すための手段が必要であるが、これらはメディアの種類ごと、また画像フォーマットの種類ごとに設けなければならない。本実施の形態では５種類のデジタル入力を受け付けられるようになっているが、メディアの種類や画像フォーマットの種類はこれらに限定されるものではない。
【００３３】
１つは、サービス店において顧客に提供されたメディア６ａが、再プリントのためにそのままサービス店に持ち込まれた場合に対応するものである。この場合、図２に示されるように、メディア６ａから取り込まれた画像データに対して、フラット化手段２０によるフラット化（伸長処理を含む）が施される。この処理により、メディアへの出力時にＦＰＸ変換で階層化されたデータ構造はラスタ（フラット）データに戻され、圧縮されていたデータは伸長されて元のサイズに戻される。
【００３４】
本実施の形態では、上記フラット化の後、写真画像のサイズがパノラマであれば、画素密度変換とシャープネス処理２１が施される。但し、この処理は必ずしもこの段階で行う必要はなく、プリント出力する直前に行われるようにしてもよい。
【００３５】
また１つは、顧客が上記メディア６ａの画像データを一旦パソコンに取り込んで、別のメディア６ｂ（Ｚｉｐ、ＦＤ、ＭＯなど）に記録しなおした場合である。これは例えば年賀ポストカードの作成など、加工された写真画像のプリント出力を依頼する場合によく行われることである。この場合は、画像データのフォーマットはメディア６ａと同じであるため、メディア６ａの場合と同様にフラット化処理手段２２によりフラット化が施される。
【００３６】
この他、ＦｌａｓｈＰｉｘ規格以外の規格として既に広く普及しているものとしてＰｈｏｔｏＣＤがある。ＰｈｏｔｏＣＤ６ｃに記録された画像データの色は、ｐｈｏｔｏ−ＹＣＣと呼ばれる色空間で定義されているが、本実施の形態のシステムでは、これは上記ＮＩＦ−ＲＧＢ化手段２３によりＮＩＦ−ＲＧＢ空間に色変換される。
【００３７】
上述のようにメディア６ａ、６ｂ、６ｃから取り込まれた画像データは、いずれも出力時にＣＲＴ表示に合わせて色変換されたものであるため、これらのデータに対しては次にスキャナ−ＲＧＢ化手段２４により、画像データがプリンタに適した階調および色となるような変換処理が施される。図中に［Ｍ^-1］と示されるように、この変換処理は、ＮＩＦ−ＲＧＢ化手段１７により施された変換を［Ｇ］＝［Ｒ］・［Ｍ］、ＮＩＦ−ＲＧＢ化手段１８により施された変換を［Ｆ］＝［Ｎ］・［Ｍ］と表した場合の［Ｍ］変換の逆変換に相当するものであり、この変換処理が施されることにより、［Ｇ］変換された画像データは［Ｒ］変換のみが施された状態となり、同様に［Ｆ］変換された画像データは［Ｎ］変換のみが施された状態となる。当然のことながら、［Ｍ^-1］の代わりに［Ｇ^-1］変換あるいは［Ｆ^-1］変換を施して、プリントする直前に再度［Ｎ］変換あるいは［Ｒ］変換が施されるようにしてもよいが、本実施の形態では変換処理の回数を減らし処理を効率化するために、［Ｍ^-1］変換のみが施されるようにしている。
【００３８】
また、ＰｈｏｔｏＣＤ６ｃと同様、既に普及しているメディアおよび画像データの規格として、本出願人が提唱しているＩＳ規格がある。本実施の形態では、この規格にしたがって作成されたメディア６ｄからも画像データを取り込んで再プリントすることができる。さらに、ネットワーク４を介して顧客のパソコンから転送された画像データも取り込んでプリント出力することができる。但し、ネットワークにより画像データを取り込む場合には、そのデータがＦｌａｓｈＰｉｘのデータか、ＰｈｏｔｏＣＤのデータか、あるいはその他の規格のデータかを示す情報を例えばデータ転送の際のヘッダ情報として含めておくことが必要となる。図中のデータ種別変換処理手段２７は、データ種別を判定して、必要な変換処理を施す手段である。
【００３９】
以上のようにして取り込まれ、それぞれ適切な変換処理が施された画像データは、割込み手段２６により、スキャナからの入力が途切れたときなどに割込入力される。割込みはオペレータの指示により行ってもよいし、デジタル入力の方が優先される場合などは、メディアドライブへのメディアのセットを検出して自動的に割込みをかけるようにしてもよい。
【００４０】
割込入力された画像データは、フィルムから読み取られてメディアに記録された時点で既に１度処理されたものであるため、各種画像処理手段１１〜１６による処理は必ずしも行う必要はない。但し、例えば拡大プリントを作成する場合には拡大縮小処理手段１２により拡大処理を行う必要があり、さらに拡大処理を施したことによりその写真画像がボケてしまった場合などには粒状抑制型シャープネス強調処理手段１４によりシャープネス処理を施してもよい。また、上述のように本実施の形態では画像データに対してスキャナ−ＲＧＢ化手段により［Ｍ^-1］が施されているため、３Ｄ変換を施す必要はない。このようにして処理された画像データはプリンタ２により写真プリントとして出力される。
【００４１】
以上説明した実施の形態は、メディアから読み取った画像データを変換してプリント出力するものであったが、次に説明する実施の形態は、プリント出力に適した変換処理が施された高解像度の画像データを別途保管しておき、メディアから読み取った画像データではなく、この高解像度画像データを使用して写真プリントを作成するものである。
【００４２】
この実施の形態では、現像済フィルムを初めて読み取った際（同時プリント時など）に、サービス店が管理するサーバコンピュータのハードディスク（ネットワークを介して接続されたものも含む）と、顧客に提供するメディアの両方に読み取ったデジタル画像を記録する。ハードディスクにはそのままプリント出力できる高解像度の画像データを、また、メディアにはＣＲＴ上での鑑賞に耐え得る限度内で解像度を落とした画像データを、それぞれ同じＩＤを付して記録しておく。
【００４３】
後に、メディアからの再プリント注文が行われた場合には、システムは、メディアから低解像度の画像データを読み取ることによりその画像データのＩＤを取得し、同じＩＤが付された高解像度の画像データを上記ハードディスクを検索することにより入手し、その高解像度の画像データを使用してプリント出力を行う。
【００４４】
加工済画像データの再プリントを行う場合には、メディア内に低解像度画像データとともに加工処理に関する情報を記録し、別途入手した高解像度データに対して、この情報に基づいて加工処理を施してからプリント出力を行えばよい。
【００４５】
以上２つの実施の形態について説明したが、本発明のフォトフィニッシングシステムは必ずしもこれらに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のフォトフィニッシングシステムの概要を示す図
【図２】本発明のフォトフィニッシングシステムの一実施の形態における構成を示す図
【符号の説明】
１ 画像取扱装置
２ 写真プリンタ
３ 現像済フィルム
４ ネットワーク
５ 写真プリント
６ 画像記録メディア
26 割込手段

Claims (3)

1. 複数の画像が記録された画像記録媒体から前記各画像を表すデジタル画像を取り込む複数種類の画像取込手段と、
   前記画像取込手段により取り込まれたデジタル画像の色を、モニタに表示されたときに見映えのよい色に変換する第１色変換処理手段と、
   前記第１色変換処理手段により処理されたデジタル画像を所定の記録メディアに記録するメディア出力手段と、
   前記画像取込手段により取り込まれたデジタル画像に対し、デジタル画像のデータ種別ごとに異なる色変換処理を施す第２色変換処理手段と、
   前記第２色変換処理手段により処理されたデジタル画像を写真プリントとして出力するプリント出力手段と、
   前記プリント出力手段が一の画像取込手段により取り込まれたデジタル画像のプリント出力を行っている間に、他の画像取込手段により取り込まれたデジタル画像を前記プリント出力手段に対し割込入力する割込手段とを備え、
   前記プリント出力手段が、前記割込手段による割込入力が発生した際に、割込入力されたデジタル画像を写真プリントとして出力するものであることを特徴とするフォトフィニッシングシステム。
2. 前記第２色変換処理手段は、前記画像取込手段により取り込まれたデジタル画像が前記メディア出力手段により記録メディアに記録されたものであるときに、前記第１色変換処理手段が該デジタル画像に対して施した変換処理の逆変換に相当する変換処理を含む色変換処理を行うことを特徴とする請求項１記載のフォトフィニッシングシステム。
3. 前記メディア画像取込手段が、所定の記録メディアからネットワークを介して転送されたデジタル画像を取り込むことを特徴とする請求項１または２記載のフォトフィニッシングシステム。

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