JP2001349550A - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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JP2001349550A
JP2001349550A JP2001117033A JP2001117033A JP2001349550A JP 2001349550 A JP2001349550 A JP 2001349550A JP 2001117033 A JP2001117033 A JP 2001117033A JP 2001117033 A JP2001117033 A JP 2001117033A JP 2001349550 A JP2001349550 A JP 2001349550A
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JP
Japan
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filter
infrared
infrared sensor
sensor
heating chamber
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Pending
Application number
JP2001117033A
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English (en)
Inventor
Yuichi Otsuki
裕一 大槻
Yoshitsugu Kawamura
佳嗣 川村
Takumi Kawabata
匠 川端
Katsunao Takahashi
克尚 高橋
Katsu Noda
克 野田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線センサが、食品の温度を正確に検出で
きる加熱調理装置を提供する。 【解決手段】 赤外線センサに対応してセンサケースに
取り付けられるフィルタ41と、前記赤外線センサと前
記センサケース42と前記フィルタ41とを有し、前記
食品から放射される赤外線を加熱室の検出孔を介して斜
め上から検出できるよう配置された赤外線センサユニッ
ト1と、を備え、前記赤外線センサは、前記フィルタを
介して前記赤外線を検出するものにおいて、前記赤外線
を検出するときは前記フィルター41を開放し、また前
記赤外線の検出を行わないときは前記フィルター41を
覆うフィルターカバー50と、該フィルターカバー50
を回動して前記フィルター41を開放する状態及び前記
フィルター41を覆う状態に切り替えるとともに前記セ
ンサケース42に取り付けるフィルタカバー用モータ5
1と、を備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジ等の加
熱調理装置に関し、詳しくは、食品を収納する加熱室
と、前記食品の温度を検出するための赤外線センサとを
含む加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の加熱調理装置には、赤外線センサ
を備え、当該赤外線センサで、加熱室内の食品の温度を
検出し、調理の進行度を推測するものがあった。そし
て、このような加熱調理装置に備えられる赤外線センサ
には、熱電対と赤外線検出素子とを組合せたものがあっ
た。このような赤外線センサでは、赤外線を照射される
と温度が上昇する赤外線検出素子の上昇温度を熱電対を
用いて測定し、食品が発する赤外線量を検出することに
より、食品の温度を間接的に測定していた。また、この
ような加熱調理装置には、より正確に赤外線センサを用
いた温度検出を行なうため、赤外線センサに対応して、
赤外線以外の電磁波をカットするフィルタを備えるもの
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の加熱調理装置では、調理の進行に伴って、加熱
調理装置内の温度が上昇し、装置内の空気の熱が赤外線
検出素子や熱電対に伝わる場合があった。上記のよう
に、赤外線センサでは、赤外線検出素子の上昇温度が熱
電対を用いて測定されるため、従来の加熱調理装置で
は、場合によっては、熱電対が空気に加熱され、赤外線
センサが食品の温度を正確に検出できない場合があっ
た。
【0004】また、上述した従来の加熱調理装置では、
加熱された食品の発散する油煙等が、赤外線センサに対
応して備えられるフィルタに付着する場合があった。そ
して、このようにしてフィルタに油煙等が付着すること
により、赤外線検出素子に照射されるべき赤外線がフィ
ルタの油煙等でカットされるため、赤外線センサが食品
の温度を正確に検出できない場合があった。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、赤外線センサが、食品の温度
を正確に検出できる加熱調理装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
にかかる加熱調理装置は、食品を収納する加熱室と、該
加熱室内にマイクロ波を供給するマグネトロンと、前記
食品から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、
該赤外線センサを囲い、電磁波を遮蔽する効果を有する
センサーケースと、前記赤外線センサに対応して前記セ
ンサケースに取り付けられるフィルタと、前記赤外線セ
ンサと前記センサケースと前記フィルタとを有し、前記
食品から放射される赤外線を前記加熱室の検出孔を介し
て斜め上から検出できるよう配置された赤外線センサユ
ニットと、を備え、前記赤外線センサは、前記フィルタ
を介して前記赤外線を検出するものにおいて、前記赤外
線を検出するときは前記フィルターを開放し、また前記
赤外線の検出を行わないときは前記フィルターを覆うフ
ィルターカバーと、該フィルターカバーを回動して前記
フィルターを開放する状態及び前記フィルターを覆う状
態に切り替えるとともに前記センサケースに取り付ける
フィルタカバー用モータと、を備えたことを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載の本発明にかかる加熱調理
装置は、食品を収納する加熱室と、該加熱室内に配置さ
れ、前記食品を載置するたターンテーブルと、前記加熱
室内にマイクロ波を供給するマグネトロンと、前記食品
から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、該赤
外線センサを囲い、電磁波を遮蔽する効果を有するセン
サーケースと、前記赤外線センサに対応して前記センサ
ケースに取り付けられるフィルタと、前記赤外線センサ
と前記センサケースと前記フィルタとを有し、前記食品
から放射される赤外線を前記加熱室の検出孔を介して斜
め上から検出できるよう配置された赤外線センサユニッ
トと、を備え、前記赤外線センサは、前記フィルタを介
して前記赤外線を検出するものにおいて、前記赤外線を
検出するときは前記フィルターを開放し、また前記赤外
線の検出を行わないときは前記フィルターを覆うフィル
ターカバーと、該フィルターカバーを回動して前記フィ
ルターを開放する状態及び前記フィルターを覆う状態に
切り替えるとともに前記センサケースに取り付けるフィ
ルタカバー用モータと、前記センサーケースと前記加熱
室との間に空気を通す冷却ファンと、を備えたことを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、加熱調理装置の一例として電子レンジを示
すが、本発明はこれに限らず、加熱室内の食品の温度を
検出するための赤外線センサを含む加熱調理装置であれ
ば、すべてに適用することが可能である。
【0009】図1は、本発明の一実施の形態である電子
レンジ100の斜視図である。また、図2は、図1の電
子レンジ100の内部構造を簡略化して示す断面図であ
る。なお、図1においては、電子レンジ100の内部構
造を説明するため、その外郭を覆う外装部、および、加
熱室17の上面の図示を省略している。
【0010】図1および図2を参照して、電子レンジ1
00は、加熱室17を囲う本体10の右側方に、赤外線
センサユニット1,マグネトロン22等を備えている。
赤外線センサユニット1は、食品31から放射される赤
外線25を、検出孔19を介して斜め上からキャッチす
るように配置されている。マグネトロン22は、加熱室
17内にマイクロ波を供給する。
【0011】本体10の底には、底板11が備えられて
いる。そして、底板11上であってマグネトロン22の
真下には、マグネトロン22に高電圧を供給するための
高圧トランス33が配置されている。また、本体10に
備えられた冷却ファン35は、マグネトロン22または
加熱室17の熱によって温度が上昇したその周辺機器
(赤外線センサユニット1を含む)を冷却するために設
けられている。
【0012】加熱室17の正面には、ドア15が取り付
けられている。また、その側方には、ユーザが調理メニ
ューを設定するための操作パネル34が取り付けられて
いる。そして、電子レンジ100の各機器を統括的に制
御する制御部90が、操作パネル34の背面に設けられ
ている。なお、制御部90は、マイクロコンピュータ
(マイコン)を含む。また、操作パネル34は、ユーザ
から入力された情報等を表示する表示部3を備えてい
る。
【0013】加熱室17の底部には、食品31を載置す
るためのターンテーブル18が備えられ、加熱室17の
底面下方には、ターンテーブル18を回転させるための
ターンテーブルモータ505が備えられている。
【0014】図3は、図1および図2に示した電子レン
ジ100の主要な電気的構成を示すブロック図である。
図3を参照して、電子レンジ100において、制御部9
0は、赤外線センサユニット1と、ターンテーブルモー
タ505と、マグネトロン22と、操作パネル34とに
接続されている。
【0015】電子レンジ100では、赤外線センサユニ
ット1は食品31が放射する赤外線を検出する。そし
て、制御部90は、赤外線センサユニット1が検出した
赤外線に基づいて、食品31の温度を決定する。そし
て、制御部90は、操作パネル34に対して行なわれた
操作および上述のように決定した温度に基づいて、マグ
ネトロン22等の動作を制御する。
【0016】次に、電子レンジ100の本体10の右側
面の構成について説明する。図4は、図1の電子レンジ
100の本体10の右側面図である。また、図5は、本
体10の右側面における赤外線センサユニット1周辺を
正面から見た場合の拡大図である。なお、図4では、赤
外線センサユニット1は、その周辺の構造がより容易に
理解されるように、一点破線の想像図として示されてい
る。
【0017】まず、図4を参照して、マグネトロン22
と本体10との間には、導波管23が設けられている。
マグネトロン22が発したマイクロ波は、導波管23を
通って、本体10の加熱室17内に放射される。
【0018】また、マグネトロン22の側方には、ダク
ト87の一端が接続されている。なお、ダクト87の他
端は、加熱室17の吸気孔(図示略)に接続されてい
る。そして、冷却ファン35からマグネトロン22に空
気が送られると、その空気は、ダクト87の他端,加熱
室17の吸気孔を介して、加熱室17内に導かれる。
【0019】次に、図4および図5を参照して、赤外線
センサユニット1は、本体10に、加熱室17の右側面
の上部に対応するように、設けられている。赤外線セン
サユニット1と加熱室17との間には、検出用管83が
設けられている。検出用管83の一端には、ユニット取
付け板81が接続され、他端は、加熱室17に接続され
ている。そして、赤外線センサユニット1は、ユニット
取付け板81上に取り付けられている。なお、ユニット
取付け板81には、複数の通気孔82が設けられてい
る。これにより、赤外線センサユニット1が、熱を発散
しやすくなっている。
【0020】検出用管83には、赤外線センサユニット
1に対向する面に、検出孔19が設けられている。一
方、赤外線センサユニット1は、赤外線センサ45と、
赤外線センサ45を囲うセンサケース42と、赤外線セ
ンサ45に対応したフィルタ41を備えている。そし
て、赤外線センサユニット1では、加熱室17内で食品
により発され、検出孔19を通過する赤外線が、フィル
タ41を介して、赤外線センサ45により検出される。
【0021】また、検出用管83の上面および下面に
は、複数の通気孔84が形成されており、冷却ファン3
5により空気が送られると、その空気は、下面の通気孔
84から上面の通気孔84へ、フィルタ41と加熱室1
7との間を吹き抜けるように流れる。これにより、加熱
室17内の食品の発した油煙が、フィルタ41に付着す
ることを極力回避できる。
【0022】次に、センサケース42の構成について説
明する。図6は、センサケース42の分解した状態を示
す図である。センサケース42は、主に、ケース上体4
3とケース下体44とから構成される。なお、赤外線セ
ンサ45(図4参照)は、ケース下体44に載置されて
いるが、図6では省略されている。ケース上体43の側
面には、一部切込みを入れられることにより、窓46が
形成されている。そして、窓46の左右側であってケー
ス上体43の内側には、フィルタ41の左右端を差込む
ための差込部47が形成されている。一方、ケース下体
44の内側には、棒状の凸部であるフィルタ支持部48
が2つ形成されている。
【0023】フィルタ上体43がフィルタ下体44の上
部に組み合わされることにより、センサケース42が構
成される。なお、両者が組み合わされる際に、フィルタ
41の左右両端は、差込部47に差込まれる。これによ
り、図7に示すように、センサケース42において、窓
46から、フィルタ41が見えるようになる。なお、図
7に示すセンサケース42において、フィルタ41の下
端は、フィルタ支持部48により支持されている。つま
り、センサケース42において、フィルタ41は、ケー
ス上体43とケース下体44とに挟まれることにより、
固定されていることになる。なお、ケース上体43とケ
ース下体44により、互いに組み合わされて、センサケ
ースを構成する、第1の部材と第2の部材が構成されて
いる。
【0024】なお、本実施の形態のセンサケース42を
構成するケース上体43とケース下体44は、成形した
樹脂に、金属等の電磁波を遮蔽する効果を有する物質を
コートすることにより製造することができる。このよう
に、センサケース42が、主に樹脂より構成されると、
金属を成形して構成される場合と比較して、赤外線セン
サ45の検出精度を向上させることができる。すなわ
ち、センサケース42が、主に樹脂より構成されると、
金属を成形して構成される場合と比較して、センサケー
ス42の熱伝導性が低くなる。したがって、電子レンジ
100の内部の温度が上昇した場合でも、その熱は、よ
り、センサケース42内の赤外線センサ45に伝わりに
くくなる。一方で、前述のように、赤外線センサ45に
は、熱電対が含まれるため、赤外線センサ45に不要な
熱が加えられると、その分、赤外線センサの検出精度が
低下する。以上のことから、センサケース42が、主に
樹脂より構成されると、赤外線センサ45の検出精度を
向上させることができる。なお、ここでの樹脂へのコー
ティングとしては、たとえば、Ni−Cuメッキが挙げ
られる。また、センサケース42を構成する樹脂として
は、熱伝導性の低い、ABS樹脂やPC+ABS樹脂が
挙げられる。
【0025】また、本実施の形態において、ケース上体
43とケース下体44が、金属よりも加工性の良い樹脂
を成形して製造されることにより、差込部47やフィル
タ支持部48がより正確な形状に形成される。これによ
り、ケース上体43とケース下体44を組合せる際に、
フィルタ41を差込部47に位置合わせすれば、接着剤
を用いることなく、センサケース42に固定することが
できる。したがって、本実施の形態の赤外線センサユニ
ット1を製造する場合、従来は必要とされた、フィルタ
に接着剤を付けてセンサケースに固定させる工程が不必
要とされる。これにより、より容易に赤外線センサユニ
ット1を製造でき、かつ、接着剤がフィルタ41の広範
囲に付着して赤外線センサ45の温度検出に悪影響を与
えるという事態を回避することができる。
【0026】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。なお、以下に、本実施の形態の主な変形例を挙げ
る。
【0027】[第1の変形例]本実施の形態の第1の変
形例として、赤外線センサユニット1に、フィルタ41
に対応するようにフィルタカバー50を備えることが考
えられる。フィルタカバー50を備えた赤外線センサユ
ニット1の正面図を図8に示す。図8を参照して、フィ
ルタカバー50は、センサケース42の前面,上面,後
面を覆う形状を有しており、センサケース42の後方
で、フィルタ支持部52により支持されている。赤外線
センサユニット1には、フィルタカバー用モータ51が
設けられ、フィルタカバー用モータ51が駆動すること
により、フィルタカバー50が図の両矢印方向に適宜回
動される。フィルタカバー50は、図の両矢印方向に回
動して、フィルタ41を覆う状態とフィルタ41を覆わ
ずに開放する状態をとることができる。フィルタカバー
50は、赤外線センサユニット1が温度を検出する状態
にある場合には、フィルタ41を覆わない状態に、赤外
線センサユニット1が温度を検出しない状態にある場合
には、フィルタ41を覆う状態に、制御される。
【0028】[第2の変形例]次に、本実施の形態の第
2の変形例について説明する。図10は、本実施の形態
の第2の変形例の、本体10の右側面を示す図である。
なお、本変形例における電子レンジの構造は、図4に示
した電子レンジ100の構造とほぼ同様であるため、図
4に示した電子レンジ100と共通する構成要素には、
同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0029】図10を参照して、本変形例では、冷却フ
ァン35は、本体10の下部に、上方に向けて空気を送
るように、設けられている。図10に示すように冷却フ
ァン35が配置されると、冷却ファン35が送る空気
は、赤外線センサユニット1およびマグネトロン22を
通って、ダクト87に送り込まれ、加熱室17内に導か
れる。つまり、この状態では、赤外線センサユニット1
は、冷却ファン35と加熱室17の吸気孔(図示略)と
の間の、冷却ファン35から送られる空気の風路上に位
置することになる。これにより、電子レンジ100の内
部が高温になった場合でも、赤外線センサユニット1が
冷却されやすくなるため、赤外線センサ45の検出精度
を向上させることができる。また、より確実に、検出用
管83の通気孔84(図5参照)に空気が通り、より確
実に、フィルタ41への油煙等の付着を回避できる。
【0030】[第3の変形例]次に、本実施の形態の第
3の変形例について説明する。図9は、本実施の形態の
第3の変形例の、本体10の右側面を示す図である。な
お、本変形例における電子レンジの構造は、図4に示し
た電子レンジ100の構造とほぼ同様であるため、図4
に示した電子レンジ100と共通する構成要素には、同
一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0031】図9を参照して、本変形例では、検出用管
83,ユニット取付け板81,赤外線センサユニット1
が、ダクト87の内部に取り付けられている。詳しく
は、検出用管83の加熱室17側の端部にある開口が、
加熱室17の吸気孔の一部を構成するように、検出用管
83が設けられている。これにより、冷却ファン35か
ら送られ、マグネトロン22に届いた空気が、より確実
に赤外線センサユニット1に送られる。したがって、よ
り効率的に、赤外線センサユニット1が冷却され、か
つ、通気孔84(図5参照)に空気を通すことができ
る。
【0032】なお、赤外線センサユニット1をダクト8
7の内部に取り付ける場合、検出用管83を省略するこ
ともできる。すなわち、赤外線センサユニット1を、ダ
クト87の内部に、かつ、フィルタ41および赤外線セ
ンサ45が加熱室17の吸気孔に対向するように取り付
けることもできる。つまり、加熱室17の吸気孔を、検
出孔19として利用する。このように取り付けた赤外線
センサユニット1を、図12に示す。図12を参照し
て、赤外線センサユニット1は、所定の部材(図示略)
を用いて、ダクト87内部に、加熱室17の吸気孔20
に対向するように取り付けられている。このとき、赤外
線センサユニット1は、加熱室17の吸気孔20を介し
て、赤外線の検出を行なう。
【0033】[第4の変形例]次に、本実施の形態の第
4の変形例について説明する。図11は、本実施の形態
の第4の変形例の本体10の斜視図である。なお、本変
形例における電子レンジの構造は、図1に示した電子レ
ンジ100の構造とほぼ同様であるため、図1に示した
電子レンジ100と共通する構成要素には、同一の参照
番号を付し、その説明を省略する。なお、図11では、
ドア15は省略している。
【0034】図11を参照して、本変形例では、赤外線
センサユニット1は、加熱室17の上部の外側に対応す
る位置に設けられている。また、本体10の後部には、
冷却ファン35とは別に、センサ用ファン91が設けら
れ、センサ用ファン91と赤外線センサユニット1とは
センサ用通気路92で接続されている。つまり、センサ
用ファン91から送られる空気は、センサ用通気路92
を通って、赤外線センサユニット1に送られる。これに
より、より効率的に、赤外線センサユニット1が冷却さ
れ、かつ、通気孔84(図5参照)に空気を通すことが
できる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、加熱調理が行われて加
熱調理装置の内部温度が上昇しても、センサケース内の
赤外線センサは、加熱されにくくなる。したがって、加
熱調理装置において、赤外線センサは、より正確に、食
品の温度を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である電子レンジの斜視
図である。
【図2】図1の電子レンジの内部構造を簡略化して示す
断面図である。
【図3】図1の電子レンジの主要な電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図1の電子レンジの本体の右側面図である。
【図5】図4の赤外線センサユニット周辺を正面から見
た場合の拡大図である。
【図6】図4に示すセンサケースの構成を説明するため
の図である。
【図7】図4に示すセンサケースの構成を説明するため
の図である。
【図8】本実施の形態の電子レンジの第1の変形例にお
ける赤外線センサユニットを示す図である。
【図9】本実施の形態の電子レンジの第3の変形例につ
いて説明するための図である。
【図10】本実施の形態の電子レンジの第2の変形例に
ついて説明するための図である。
【図11】本実施の形態の電子レンジの第4の変形例に
ついて説明するための図である。
【図12】本実施の形態の電子レンジの第3の変形例に
ついて説明するための図である。
【符号の説明】
1 赤外線センサユニット 10 本体 17 加熱室 22 マグネトロン 35 冷却ファン 41 フィルタ 42 センサケース 43 ケース上体 44 ケース下体 45 赤外線センサ 47 差込部 82,84 通気孔 87 ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 匠 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高橋 克尚 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 野田 克 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3K090 AA09 AB02 BA02 EB14 EB19 EB22 LA03 3L086 AA01 BE11 CB17 DA17 DA20 DA26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を収納する加熱室と、該加熱室内に
    マイクロ波を供給するマグネトロンと、前記食品から放
    射される赤外線を検出する赤外線センサと、該赤外線セ
    ンサを囲い、電磁波を遮蔽する効果を有するセンサーケ
    ースと、前記赤外線センサに対応して前記センサケース
    に取り付けられるフィルタと、前記赤外線センサと前記
    センサケースと前記フィルタとを有し、前記食品から放
    射される赤外線を前記加熱室の検出孔を介して斜め上か
    ら検出できるよう配置された赤外線センサユニットと、
    を備え、前記赤外線センサは、前記フィルタを介して前
    記赤外線を検出するものにおいて、前記赤外線を検出す
    るときは前記フィルターを開放し、また前記赤外線の検
    出を行わないときは前記フィルターを覆うフィルターカ
    バーと、該フィルターカバーを回動して前記フィルター
    を開放する状態及び前記フィルターを覆う状態に切り替
    えるとともに前記センサケースに取り付けるフィルタカ
    バー用モータと、を備えたことを特徴とする加熱調理装
    置。
  2. 【請求項2】 食品を収納する加熱室と、該加熱室内に
    配置され、前記食品を載置するたターンテーブルと、前
    記加熱室内にマイクロ波を供給するマグネトロンと、前
    記食品から放射される赤外線を検出する赤外線センサ
    と、該赤外線センサを囲い、電磁波を遮蔽する効果を有
    するセンサーケースと、前記赤外線センサに対応して前
    記センサケースに取り付けられるフィルタと、前記赤外
    線センサと前記センサケースと前記フィルタとを有し、
    前記食品から放射される赤外線を前記加熱室の検出孔を
    介して斜め上から検出できるよう配置された赤外線セン
    サユニットと、を備え、前記赤外線センサは、前記フィ
    ルタを介して前記赤外線を検出するものにおいて、前記
    赤外線を検出するときは前記フィルターを開放し、また
    前記赤外線の検出を行わないときは前記フィルターを覆
    うフィルターカバーと、該フィルターカバーを回動して
    前記フィルターを開放する状態及び前記フィルターを覆
    う状態に切り替えるとともに前記センサケースに取り付
    けるフィルタカバー用モータと、前記センサーケースと
    前記加熱室との間に空気を通す冷却ファンと、を備えた
    ことを特徴とする加熱調理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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