JP2001349026A - 屋根の換気棟構造およびその施工方法 - Google Patents

屋根の換気棟構造およびその施工方法

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JP2001349026A JP2000167796A JP2000167796A JP2001349026A JP 2001349026 A JP2001349026 A JP 2001349026A JP 2000167796 A JP2000167796 A JP 2000167796A JP 2000167796 A JP2000167796 A JP 2000167796A JP 2001349026 A JP2001349026 A JP 2001349026A
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roof
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roof tile
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Eiji Taniguchi
英二 谷口
Hisashi Oima
久之 老間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根に葺かれている瓦が陶器瓦やセメント瓦
のような厚物瓦であっても、棟部分での換気を行うよう
に確実に納めることができる屋根の換気棟構造およびそ
の施工方法を提供することにある。 【解決手段】 屋根瓦(3)とこの屋根瓦(3)の棟側
先端の上で棟部分(10)付近に位置する笠木(5)と
の間に防水性を有する防水シール(15)を介在させる
とともに、上記笠木(5)を覆いながら上記棟部分(1
0)を跨ぐようにして換気棟本体(17)が取り付けら
れた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根の換気棟構造
およびその施工方法に関し、具体的には、屋根の棟部分
を通して屋根裏の換気を行うのに有用な屋根の換気棟構
造およびその施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、屋根の棟部分を通して屋根裏
の換気を行うことにより、湿気を防いで家屋の寿命を長
く保持するのに屋根の換気棟構造というものが採用され
ていた。このような屋根の換気棟構造およびその施工方
法としては、例えば、既存の住宅屋根に設けられた棟部
分付近の屋根瓦や野地板の所に、外気が屋根裏側に連通
するように換気用の開口を形成するものであった。
【0003】具体的には、図8に示すごとく、棟部分
(10)付近の野地板(1)に必要寸法だけ開口させて
開口部(11)を設けて、上記野地板(1)上に下葺材
(2)を葺き、この下葺材(2)の上にさらに屋根瓦
(3)を施工して、この屋根瓦(3)の最上段部で下葺
材(2)上で上記棟部分(10)付近に捨て水切り板
(4)を取り付けるとともに、端部にパッキン(14)
が一体となった笠木(5)を載置して、この笠木(5)
の上で開口部(11)を覆うようにしながら下部材
(6)を被せて位置決めベルト(12)にて組み立て
て、この下部材(6)や笠木(5)の仮置き、割り付け
をしていたものであった。
【0004】そして、上記下部材(6)の上に棟板
(8)が水かえし加工やシーリング処理をして取り付け
られ、上記下部材(6)や笠木(5)の確実な固定を下
部材固定ビス(7)にて行うとともに、上部材(9)を
上部材取付ビス(13)にて納めるようにして施工を完
結していたものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな屋根の換気棟構造およびその施工方法においては、
屋根瓦(3)が厚さ5mmかそれ以下の薄い化粧スレー
ト瓦や平板瓦のようなものである場合に、棟部分(1
0)付近が充分に納められて、屋根裏側に連通するよう
に換気が自由に行えるようになり、結果として、棟部分
(10)での換気を行うように確実に納めることができ
るものの、屋根瓦(3)が5mmを超える陶器瓦やセメ
ント瓦などの厚物瓦のようなものである場合には、笠木
(5)や下部材(6)や棟板(8)や上部材(9)とい
ったそれぞれの部材が確実に取り付け固定し難くなり、
その結果、棟部分(10)での換気を行うように充分に
納めることができないものであった。
【0006】本発明は、上述の事実に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、屋根に葺かれて
いる瓦が陶器瓦やセメント瓦のような厚物瓦であって
も、棟部分での換気を行うように確実に納めることがで
きる屋根の換気棟構造およびその施工方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
屋根の換気棟構造は、屋根瓦(3)とこの屋根瓦(3)
の棟側先端の上で棟部分(10)付近に位置する笠木
(5)との間に防水性を有する防水シール(15)を介
在させるとともに、上記笠木(5)を覆いながら上記棟
部分(10)を跨ぐようにして換気棟本体(17)が取
り付けられたものであることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る屋根の換気棟構造
は、上記換気棟本体(17)の端部と上記屋根瓦(3)
の役物(20)との間に粘着性を有する粘着シート(1
6)を介在させることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る屋根の換気棟構造
は、上記防水シール(15)が、上記屋根瓦(3)の表
面に形成される凹凸模様も覆うようにして吸収するもの
であることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係る屋根の換気棟構造
の施工方法は、棟部分(10)付近の野地板(1)に必
要寸法だけ開口させて開口部(11)を設けてから、こ
の開口部(11)を囲うようにして捨て水切り板(4)
を取り付けて、次いで、屋根瓦(3)とこの屋根瓦
(3)の棟側先端の上で上記棟部分(10)付近に位置
させるように設けた笠木(5)との間に防水性を有する
防水シール(15)を介在させて、この笠木(5)を覆
いながら上記棟部分(10)を跨ぐようにして換気棟本
体(17)が取り付けられることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に係る図
面に基いて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態に係る屋根の
換気棟構造を示した断面図である。図2は、本発明の一
実施形態に係る屋根の換気棟構造の施工方法を示した斜
視図である。図3は、本発明の一実施形態に係る屋根の
換気棟構造において、一部を分解した斜視図である。図
4の(a)は、本発明の屋根の換気棟構造に用いられる
一実施形態の捨て水切り板を示した斜視図であり、図4
の(b)は、本発明の屋根の換気棟構造に用いられる一
実施形態の捨て水切り板を示した断面図である。図5
は、本発明の屋根の換気棟構造に用いられる一実施形態
の下部材固定ビスを示した側面図である。図6は、本発
明の屋根の換気棟構造に用いられる一実施形態の防水シ
ールを示した斜視図である。図7は、本発明の屋根の換
気棟構造に用いられる一実施形態の粘着シートを示した
平面図である。
【0013】本発明の屋根の換気棟構造は、図1ないし
図7に示すごとく、屋根瓦(3)とこの屋根瓦(3)の
棟側先端の上で棟部分(10)付近に位置する笠木
(5)との間に防水性を有する防水シール(15)を介
在させるとともに、上記笠木(5)を覆いながら上記棟
部分(10)を跨ぐようにして換気棟本体(17)が取
り付けられているものである。
【0014】上記屋根瓦(3)としては、特に制限を受
けるものではなくて、例えば、薄い化粧スレート瓦や平
板瓦のようなものであってもかまわないし、図1および
図2に示すごとき陶器瓦やセメント瓦のようないわゆる
厚物瓦であってもかまわないものである。この屋根瓦
(3)の材質としても、セメントなどの無機質製のもの
であってもかまわないし、金属製のものであってもかま
わいし、あるいは、樹脂製のものであってもかまわず、
特に制限されるものではないものである。この屋根瓦
(3)の棟側先端付近は、横桟木(18)に載せられ
て、同横桟木(18)を介して取り付け固定されている
ものである。
【0015】上記笠木(5)は、図1に示すごとく、上
記屋根瓦(3)の棟側先端の上に載置されているもので
あって、しかも、棟部分(10)付近に位置しているも
のである。この笠木(5)としては、通常木製のものが
採用されるものであるが、笠木として使用することがで
きるものであれば、その他の材質のものが使用されたと
してもかまわないものである。なお、この笠木(5)に
おいて、図1に示すごとく、端部にパッキン(14)が
一体となったものであると、このパッキン(14)にて
同笠木(5)と上記屋根瓦(3)との間の継ぎ目部分の
防水性をより一層確実に上げることができるものであ
る。
【0016】上記防水シール(15)は、防水性を有す
るものであって、図1に示すごとく、上記屋根瓦(3)
と上記笠木(5)との間に介在されているものである。
この防水シール(15)としては、図6に示すごとく、
長尺な直方体状のものであって、具体的な例として、長
さは施工現場にて自由自在に設定されるものであるが、
幅25mm、高さ25mm程度のものが採用されている
ものである。そして、この防水シール(15)のサイズ
は、特にこれに制限されるものではなく、その他にも自
由自在に設定することができるものである。また、この
防水シール(15)の材質としては、防水性を有するも
のであれば、特に制限されるものではないが、例えば、
パッキンなどが使用されるものである。
【0017】上記換気棟本体(17)は、図1および図
2に示すごとく、上記笠木(5)を覆いながら上記棟部
分(10)を跨ぐようにして取り付けられているもので
ある。この換気棟本体(17)のサイズや形状として
は、棟部分(10)を跨ぐようにして取り付けることが
でき、笠木(5)を覆うことができるものであれば、特
に制限されるものではなく、様々なものを自由自在に選
択して使用することができるものである。
【0018】そして、図1に示すごとく、上記棟部分
(10)付近の野地板(1)に必要寸法だけ開口させて
開口部(11)を設けているものであり、上記野地板
(1)上に下葺材(2)を葺いているものである。ま
た、この下葺材(2)の上にさらに上記屋根瓦(3)を
施工していて、この屋根瓦(3)の最上段部で下葺材
(2)上で上記棟部分(10)付近に図4の(a)およ
び(b)に示すごとき捨て水切り板(4)を取り付けて
いるものである。
【0019】しかも、本実施形態では、図1に示すごと
く、上記笠木(5)の上で開口部(11)を覆うように
しながら、下部材(6)を被せて位置決めベルト(1
2)を用いて組み立てているものである。そして、この
下部材(6)の上に棟板(8)が水かえし加工やシーリ
ング処理をして取り付けられ、同下部材(6)や笠木
(5)の確実な固定を図5に示すごとき下部材固定ビス
(7)にて行うとともに、上記換気棟本体(17)を上
部材取付ビス(13)にて納めるようにして施工を完結
しているものである。
【0020】このように、本発明では、上記構成をとる
ことによって、屋根瓦(3)とこの屋根瓦(3)の棟側
先端の上で棟部分(10)付近に位置する笠木(5)と
の間に防水性を有する防水シール(15)を介在させて
笠木(5)を覆いながら棟部分(10)を跨ぐようにし
て換気棟本体(17)が取り付けられているために、屋
根瓦(3)が厚さ5mmかそれ以下の薄い化粧スレート
瓦や平板瓦のようなものである場合に、棟部分(10)
付近が充分に納められて、屋根裏側に連通するように換
気が自由に行えるようになるとともに、屋根瓦(3)が
5mmを超える陶器瓦やセメント瓦などの厚物瓦のよう
なものであっても、笠木(5)や換気棟本体(17)な
どのそれぞれの部材が確実に取り付け固定されて、その
結果、棟部分(10)での換気を行うように充分に納め
ることができるものとなる。
【0021】すなわち、本発明は、屋根に葺かれている
屋根瓦(3)が陶器瓦やセメント瓦のような厚物瓦であ
っても、棟部分(10)での換気を行うように確実に納
めることができるものである。
【0022】また、図2の[3]および図3に示すごと
く、上記換気棟本体(17)の端部と上記屋根瓦(3)
の役物(20)との間に粘着性を有する粘着シート(1
6)を介在させているものであると、この粘着性を有す
る粘着シート(16)にて換気棟本体(17)の端部と
屋根瓦(3)の役物(20)との間の納めを確実なもの
とし、その結果、この換気棟本体(17)の端部と屋根
瓦(3)の役物(20)との間の継ぎ目部分の防水性を
より一層確実に高くすることができるものである。
【0023】上記粘着シート(16)としては、図7に
示すごとく、通常薄い長方形状のシートであるが、その
形状はこれに限定されるものではないものである。この
粘着シート(16)の材質としても、粘着性を有するも
のであれば、様々なものを採用することができ、特に制
限されるものではないものである。
【0024】さらに、図1に示すごとく、上記防水シー
ル(15)が、上記屋根瓦(3)の表面に形成される凹
凸模様も覆うようにして吸収するものであると、屋根瓦
(3)の表面に形成される凹凸模様も覆うようにして吸
収する防水シール(15)にて屋根瓦(3)の棟側先端
と笠木(5)との間を確実に埋めることができるもので
あり、その結果、屋根瓦(3)の棟側先端と笠木(5)
との間には隙間は生じることがなくて、屋根瓦(3)の
棟側先端と笠木(5)との間の継ぎ目部分の防水性をよ
り一層確実に高くすることができるものである。
【0025】本発明の屋根の換気棟構造によると、図1
ないし図7に示すごとく、屋根瓦(3)とこの屋根瓦
(3)の棟側先端の上で棟部分(10)付近に位置する
笠木(5)との間に防水性を有する防水シール(15)
を介在させるとともに、上記笠木(5)を覆いながら上
記棟部分(10)を跨ぐようにして換気棟本体(17)
が取り付けられたものであるので、屋根瓦(3)とこの
屋根瓦(3)の棟側先端の上で棟部分(10)付近に位
置する笠木(5)との間に防水性を有する防水シール
(15)を介在させて笠木(5)を覆いながら棟部分
(10)を跨ぐようにして換気棟本体(17)が取り付
けられているために、屋根瓦(3)が厚さ5mmかそれ
以下の薄い化粧スレート瓦や平板瓦のようなものである
場合に、棟部分(10)付近が充分に納められて、屋根
裏側に連通するように換気が自由に行えるようになると
ともに、屋根瓦(3)が5mmを超える陶器瓦やセメン
ト瓦などの厚物瓦のようなものであっても、笠木(5)
や換気棟本体(17)などのそれぞれの部材が確実に取
り付け固定されて、その結果、棟部分(10)での換気
を行うように充分に納めることができるものとなる。
【0026】すなわち、本発明は、屋根に葺かれている
屋根瓦(3)が陶器瓦やセメント瓦のような厚物瓦であ
っても、棟部分(10)での換気を行うように確実に納
めることができるものである。
【0027】そして、本発明の屋根の換気棟構造の施工
方法は、図1ないし図7に示すごとく、棟部分(10)
付近の野地板(1)に必要寸法だけ開口させて開口部
(11)を設けてから、この開口部(11)を囲うよう
にして捨て水切り板(4)を取り付けて、次いで、屋根
瓦(3)とこの屋根瓦(3)の棟側先端の上で上記棟部
分(10)付近に位置させるように設けた笠木(5)と
の間に防水性を有する防水シール(15)を介在させ
て、この笠木(5)を覆いながら上記棟部分(10)を
跨ぐようにして換気棟本体(17)が取り付けられてい
るものである。
【0028】このように、本発明では、上記施工方法を
とることによって、棟部分(10)付近の野地板(1)
に必要寸法だけ開口させて開口部(11)を設けてか
ら、この開口部(11)を囲うようにして図2の[1]
に示すごとく、捨て水切り板(4)を取り付けることが
でき、次いで、図2の[2]に示すごとく、この屋根瓦
(3)の棟側先端の上で棟部分(10)付近に位置させ
るようにしながら、笠木(5)を設けて、この笠木
(5)と屋根瓦(3)との間に防水性を有する防水シー
ル(15)を介在させて、下部材(6)を取り付けるこ
とができるものである。そして、図2の[3]に示すご
とく、この笠木(5)を覆いながら上記棟部分(10)
を跨ぐようにして換気棟本体(17)が取り付けられ
て、エンドキャップ(19)で役物(20)との縁を切
って施工されるものであり、図2の[4]に示すごと
く、換気棟本体(17)と役物(20)との間の取り合
い部分には、シーリング(22)にて防水処理が施され
て施工が完結しているものである。
【0029】なお、図2の[4]に示すごとく、必要に
応じて、上記役物(20)の下端部分には、別途、箱の
し瓦(21)が設けられていてもかまわないものであ
る。
【0030】こうして、本発明の施工方法は、屋根に葺
かれている屋根瓦(3)が陶器瓦やセメント瓦のような
厚物瓦であっても、棟部分(10)での換気を行うよう
に確実に納めることができるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る屋根の換気棟構
造によると、屋根瓦(3)とこの屋根瓦(3)の棟側先
端の上で棟部分(10)付近に位置する笠木(5)との
間に防水性を有する防水シール(15)を介在させて笠
木(5)を覆いながら棟部分(10)を跨ぐようにして
換気棟本体(17)が取り付けられているために、屋根
瓦(3)が厚さ5mmかそれ以下の薄い化粧スレート瓦
や平板瓦のようなものである場合に、棟部分(10)付
近が充分に納められて、屋根裏側に連通するように換気
が自由に行えるようになるとともに、屋根瓦(3)が5
mmを超える陶器瓦やセメント瓦などの厚物瓦のような
ものであっても、笠木(5)や換気棟本体(17)など
のそれぞれの部材が確実に取り付け固定されて、その結
果、棟部分(10)での換気を行うように充分に納める
ことができるものとなる。
【0032】すなわち、本発明は、屋根に葺かれている
屋根瓦(3)が陶器瓦やセメント瓦のような厚物瓦であ
っても、棟部分(10)での換気を行うように確実に納
めることができるものである。
【0033】本発明の請求項2に係る屋根の換気棟構造
によると、請求項1記載の場合に加えて、この粘着性を
有する粘着シート(16)にて換気棟本体(17)の端
部と屋根瓦(3)の役物(20)との間の納めを確実な
ものとし、その結果、この換気棟本体(17)の端部と
屋根瓦(3)の役物(20)との間の継ぎ目部分の防水
性をより一層確実に高くすることができるものである。
【0034】本発明の請求項3に係る屋根の換気棟構造
によると、請求項1または請求項2記載の場合に加え
て、屋根瓦(3)の表面に形成される凹凸模様も覆うよ
うにして吸収する防水シール(15)にて屋根瓦(3)
の棟側先端と笠木(5)との間を確実に埋めることがで
きるものであり、その結果、屋根瓦(3)の棟側先端と
笠木(5)との間には隙間は生じることがなくて、屋根
瓦(3)の棟側先端と笠木(5)との間の継ぎ目部分の
防水性をより一層確実に高くすることができるものであ
る。
【0035】本発明の請求項4に係る屋根の換気棟構造
の施工方法によると、屋根に葺かれている屋根瓦(3)
が陶器瓦やセメント瓦のような厚物瓦であっても、棟部
分(10)での換気を行うように確実に納めることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る屋根の換気棟構造を
示した断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る屋根の換気棟構造の
施工方法を示した斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る屋根の換気棟構造に
おいて、一部を分解した斜視図である。
【図4】(a)は、本発明の屋根の換気棟構造に用いら
れる一実施形態の捨て水切り板を示した斜視図であり、
(b)は、本発明の屋根の換気棟構造に用いられる一実
施形態の捨て水切り板を示した断面図である。
【図5】本発明の屋根の換気棟構造に用いられる一実施
形態の下部材固定ビスを示した側面図である。
【図6】本発明の屋根の換気棟構造に用いられる一実施
形態の防水シールを示した斜視図である。
【図7】本発明の屋根の換気棟構造に用いられる一実施
形態の粘着シートを示した平面図である。
【図8】一従来例に係る屋根の換気棟構造を示した断面
図である。
【符号の説明】
1 野地板 3 屋根瓦 4 捨て水切り板 5 笠木 10 棟部分 11 開口部 15 防水シール 16 粘着シート 17 換気棟本体 20 役物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根瓦とこの屋根瓦の棟側先端の上で棟
    部分付近に位置する笠木との間に防水性を有する防水シ
    ールを介在させるとともに、上記笠木を覆いながら上記
    棟部分を跨ぐようにして換気棟本体が取り付けられたも
    のであることを特徴とする屋根の換気棟構造。
  2. 【請求項2】 上記換気棟本体の端部と上記屋根瓦の役
    物との間に粘着性を有する粘着シートを介在させること
    を特徴とする請求項1記載の屋根の換気棟構造。
  3. 【請求項3】 上記防水シールが、上記屋根瓦の表面に
    形成される凹凸模様も覆うようにして吸収するものであ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の屋根
    の換気棟構造。
  4. 【請求項4】 棟部分付近の野地板に必要寸法だけ開口
    させて開口部を設けてから、この開口部を囲うようにし
    て捨て水切り板を取り付けて、次いで、屋根瓦とこの屋
    根瓦の棟側先端の上で上記棟部分付近に位置させるよう
    に設けた笠木との間に防水性を有する防水シールを介在
    させて、この笠木を覆いながら上記棟部分を跨ぐように
    して換気棟本体が取り付けられることを特徴とする屋根
    の換気棟構造の施工方法。
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