JP2001348844A - ダム用コンクリートの運搬方法 - Google Patents

ダム用コンクリートの運搬方法

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JP2001348844A
JP2001348844A JP2001108994A JP2001108994A JP2001348844A JP 2001348844 A JP2001348844 A JP 2001348844A JP 2001108994 A JP2001108994 A JP 2001108994A JP 2001108994 A JP2001108994 A JP 2001108994A JP 2001348844 A JP2001348844 A JP 2001348844A
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concrete
drum
slope
spiral
spiral space
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JP2001108994A
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Soichi Fujiwara
宗一 藤原
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料分離と運搬費用の低減。 【解決手段】 シュート式打設装置12は、円筒状のド
ラム12aと、ドラム12a内に外周外周縁が固設され
た螺旋羽根12bと、ドラム12aの回転駆動機構12
cとを備えている。ドラム12aは、斜面20の傾斜に
沿ってコンクリートプラント10の近傍から斜面20の
下端側の打設位置まで延設され、上端側の開口が材料供
給部14に連通するとともに、軸受け部12dを介在さ
せて回転自在に支持されている。螺旋羽根12bは、ド
ラム12aの全長に亙って設けられていて、ドラム12
aと螺旋羽根12bとにより、斜面20の傾斜に沿った
螺旋状空間24がドラム12a内に隔成されている。コ
ンクリート構成材料は、螺旋状空間24の上端側から投
入し、投入したコンクリート構成材料を、螺旋状空間2
4を回転させながら流下させることで混練し、混練され
たコンクリート構成材料を螺旋状空24間の下端側で受
承する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダム用コンクリ
ートの運搬方法に関し、特に、ダム構築現場におけるコ
ンクリートの鉛直方向の運搬方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリートダムの構築現場におけるコ
ンクリートの運搬方法としては、ケーブルクレーンやジ
ブクレーンなどにより、コンクリートバケットを三次元
方向に移動させて運搬する方法が知られている。
【0003】ところが、最近の合理化施工方法として開
発されたRCD工法や拡張レヤ工法(ELCM工法)に
おいては、打設面での移動は、ダンプトラックに積載し
て行われ、バッチャープラントから打設面への運搬は、
ケーブルクレーン,インクライン,ベルトコンベアなど
によって行われる。
【0004】つまり、この種の合理化施工法では、水平
方向の運搬は、ダンプトラックに限定されるが、鉛直方
向については、単純に、バッチャープラントから打設面
までの運搬だけを考慮すれば良く、このため、コンクリ
ート運搬方法の選択の自由度が増し、前述したような各
種の装置の採用が可能になっている。
【0005】しかしながら、このようなダム用コンクリ
ートの運搬方法には、以下に説明する問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、ベルトコン
ベアによるコンクリートの運搬方法では、コンクリート
の積み替えが複数回行われ、積み替え回数の増加に伴っ
て、材料分離を引き起こすことがあり、材料分離が発生
すると、再混練に手間と時間がかかる。
【0007】また、ケーブルクレーンやインクラインに
よる運搬方法では、設備自体が高価なため、コンクリー
トの運搬費がコスト高になる。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、材
料分離の発生がなく、しかも、運搬費の低減が図れるダ
ム用コンクリートの運搬方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、構築するダム天端レベル近傍の斜面の上
端側から前記斜面下端側のコンクリート打設位置に向け
てダム用コンクリートを運搬する方法であって、前記斜
面に沿った螺旋状空間が設けられたシュート式打設装置
を設置し、コンクリート構成材料を含む混合物を、前記
螺旋状空間の上端側から投入し、投入した前記混合物
を、回転している前記螺旋状空間を流下させることで混
練してコンクリートとするようにした。
【0010】このように構成したダム用コンクリートの
運搬方法よれば、コンクリート構成材料を含む混合物
を、螺旋状空間の上端側から投入し、投入した前記混合
物を、回転している螺旋状空間を流下させることで混練
してコンクリートとするので、コンクリートの積み替え
による材料分離の発生を全く考慮する必要がない。
【0011】また、本発明の運搬方法では、コンクリー
ト構成材料を混練するコンクリート製造工程と、その運
搬とが同時進行的に行えるので、コンクリートの運搬費
も大幅に低減させることができる。
【0012】さらに、本発明の運搬方法では、前記斜面
の上端側近傍に前記コンクリート構成材料を貯留するコ
ンクリートプラントを設置し、前記コンクリートプラン
トから計量した前記コンクリート構成材料を前記シュー
ト式打設装置に供給し、前記コンクリートを受承するホ
ッパテステーションを前記螺旋状空間の下端側に設置す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1か
ら図3は、本発明にかかるダム用コンクリートの運搬方
法の一実施例を示している。
【0014】図1は、本発明にかかるダム用コンクリー
トの運搬方法で用いる運搬装置の全体配置図を示してお
り、運搬装置は、コンクリートプラント10と、シュー
ト式打設装置12と、材料供給部14と、ホッパステー
ション16とを備えている。
【0015】コンクリートプラント10は、構築するダ
ム18の天端レベル近傍の斜面20に設置されていて、
ダム用コンクリートCの構成材料である水,セメント,
細骨材,粗骨材,各種混和剤などが貯留されたタンクを
有していて、要求される配合比に対応したコンクリート
構成材料を計量して、材料供給部14に送出する。
【0016】シュート式打設装置12は、図3にその詳
細を示すように、両端が開口した円筒状のドラム12a
と、このドラム12a内に外周縁が固設された螺旋羽根
12bと、ドラム12aの回転駆動機構12cとを備え
ている。
【0017】ドラム12aは、斜面20の傾斜に沿って
コンクリートプラント10の近傍から斜面20の下端側
の打設位置まで延設され、上端側の開口が材料供給部1
4に連通するとともに、軸受け部12dを介在させて回
転自在に支持されている。
【0018】なお、図3には、ドラム12aの両端側に
配置された軸受け部12dだけを示しているが、ドラム
12aは、図2に示している支保材22で支持されてい
る個所には、それぞれ軸受け部12dが介在している。
【0019】螺旋羽根12bは、ドラム12aの全長に
亙って設けられていて、ドラム12aと螺旋羽根12b
とにより、外周がドラム12aにより隔成され、斜面2
0の傾斜に沿った螺旋空間24がドラム12a内に形成
されている。
【0020】螺旋羽根12bが固設されたドラム12a
は、適当な長さのユニットを連結したものであって、工
事の進行に伴ってコンクリートCの打設位置が上昇する
と、ユニット毎に分離して、打設位置の変更に対応でき
るようになっている。
【0021】回転駆動機構12cは、ドラム12aの中
間位置に設置され、この実施例の場合には、ドラム12
aの外周に固設された従動傘歯車120cと、この従動
傘歯車120cと歯合する原動傘歯車121cと、原動
傘歯車121cが軸結合された駆動モータ122cとか
ら構成されている。
【0022】このように構成された回転駆動機構12c
では、駆動モータ122cを回転駆動すると、原動およ
び従動傘歯車121c,120cの歯合によりドラム1
2aおよび螺旋羽根12bが回転する。
【0023】ホッパステーション16は、図2に示すよ
うに、ドラム12aの下端開口の近傍に設置され、螺旋
状空間24内を落下したコンクリートCを受承して、そ
の内部に貯留する。
【0024】次に、上記構成の運搬装置を用いてダム用
コンクリートCを運搬する方法について説明する。ダム
用コンクリートCを運搬する際には、まず、コンクリー
トプラント10から所定配合比率のコンクリート構成材
料が排出される。
【0025】プラント10から排出されたコンクリート
構成材料は、材料供給部14を経てシュート式打設装置
12のドラム12a内の螺旋状空間24に投入される。
このとき、シュート式打設装置12の回転駆動機構12
cの駆動モータ122cは、駆動されていて、ドラム1
2aは、内部の螺旋羽根12bとともに回転しており、
これに伴ってドラム12a内に隔成されている螺旋状空
間24も回転している。
【0026】つまり、本実施例の場合には、回転してい
る螺旋状空間24内にコンクリート構成材料が投入され
る。
【0027】このような状態でコンクリート構成材料を
螺旋状空間24内に投入すると、コンクリート構成材料
は、螺旋状空間24内を流下する際に、螺旋羽根12b
で切断されるような状態で流れながら混練されて、コン
クリートCが作製される。
【0028】このようにして作製されたダム用コンクリ
ートCは、螺旋状空間24を流下した後にポッパステー
ション16に受承されて貯留される。ホッパステーショ
ン16内に貯留されたコンクリートCは、その後ダンプ
トラック26に積み替えられ、打設面まで運搬される。
【0029】さて、以上のように構成されたコンクリー
トの運搬方法によれば、計量したコンクリート構成材料
を、螺旋状空間24の上端側から投入し、投入したコン
クリート構成材料を、回転している螺旋状空間24を流
下させることで混練して、コンクリートCとするので、
コンクリートの積み替えによる材料分離の発生を全く考
慮する必要がない。
【0030】また、本実施例の運搬方法では、コンクリ
ート構成材料を混練するコンクリート製造工程と、その
運搬とが同時進行的に行え、混練用のミキサが不要にな
ることもあって、コンクリートの運搬費も大幅に低減さ
せることができる。
【0031】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかるダム用コンクリートの運搬方法によれ
ば、材料分離の発生がなく、しかも、運搬費の大幅な低
減が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるダム用コンクリートの運搬方法
で用いる装置類の全体配置図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】本発明にかかるダム用コンクリートの運搬方法
で用いるシュート式打設装置の詳細説明図である。
【符号の説明】
10 コンクリートプラント 12 シュート式打設装置 12a ドラム 12b 螺旋羽根 12c 回転駆動機構 14 材料供給部 16 ホッパステーション 18 ダム 20 斜面 22 支保材 24 螺旋状空間 26 ダンプトラック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月3日(2001.9.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、構築するダム天端レベル近傍の斜面の上
端側から前記斜面下端側のコンクリート打設位置に向け
てダム用コンクリートを運搬する方法であって、前記斜
面に沿った螺旋状空間が設けられたシュート式打設装置
を設置し、コンクリート構成材料を含む混合物を、前記
螺旋状空間の上端側から投入し、投入した前記混合物
を、回転している前記螺旋状空間を流下させることで混
練して打設用コンクリートとするようにした。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】さらに、本発明の運搬方法では、前記斜面
の上端側近傍に前記コンクリート構成材料を貯留するコ
ンクリートプラントを設置し、前記コンクリートプラン
トからそれぞれ計量した前記コンクリート構成材料を前
記シュート式打設装置に供給し、前記コンクリートを受
承するホッパステーションを前記螺旋状空間の下端側に
設置することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築するダム天端レベル近傍の斜面の上
    端側から前記斜面下端側のコンクリート打設位置に向け
    てダム用コンクリートを運搬する方法であって、 前記斜面に沿った螺旋状空間が設けられたシュート式打
    設装置を設置し、 コンクリート構成材料を含む混合物を、前記螺旋状空間
    の上端側から投入し、 投入した前記混合物を、回転している前記螺旋状空間を
    流下させることで混練してコンクリートとすることを特
    徴とするダム用コンクリートの運搬方法。
  2. 【請求項2】 前記斜面の上端側近傍に前記コンクリー
    ト構成材料を貯留するコンクリートプラントを設置し、 前記コンクリートプラントから計量した前記コンクリー
    ト構成材料を前記シュート式打設装置に供給し、 前記コンクリートを受承するホッパテステーションを前
    記螺旋状空間の下端側に設置したことを特徴とする請求
    項1記載のダム用コンクリートの運搬方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102862790A (zh) * 2011-03-19 2013-01-09 孙长顺 铰刀式输送管道
CN107352292A (zh) * 2017-09-12 2017-11-17 中水北方勘测设计研究有限责任公司 防止骨料分离的大高差碾压混凝土快速入仓系统

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