JP2001348711A - 着脱容易なワンピースタイプの衣服 - Google Patents

着脱容易なワンピースタイプの衣服

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JP2001348711A
JP2001348711A JP2000164020A JP2000164020A JP2001348711A JP 2001348711 A JP2001348711 A JP 2001348711A JP 2000164020 A JP2000164020 A JP 2000164020A JP 2000164020 A JP2000164020 A JP 2000164020A JP 2001348711 A JP2001348711 A JP 2001348711A
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Inventor
Emiko Ishikawa
恵美子 石川
Shingo Matsumoto
真吾 松本
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】着脱しやすく、かつ着用時の審美性を損なわな
いワンピースタイプの高齢者向き衣服。 【解決手段】前身頃1の衿ぐり2から胸部又は腹部にか
けての中心部分3が、上開き開閉可能に中心線4の両側
において切り込まれ、かつ、前記切込み5,5’が、係
止具6によって接合、解離自在に縫製されている。係止
具として、ファスナー、面ファスナー又はホックが好適
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着脱性、着用快適
性に優れたワンピースタイプの衣服に関し、とくに婦
人、高齢者用ワンピースタイプの衣服として好適であ
る。本発明におけるワンピースタイプの衣服としては、
オフィスウエア、作業服、食品白衣、看護白衣、患者
衣、介護衣、パジャマ、寝間着、スポーツウエア、厨房
衣、ホームウエア、肌着、ブラックフォーマル等が含ま
れる。
【0002】
【従来の技術】若年期や壮年期には自由に着脱できた衣
服であっても、高齢になるにつれ、身体機能が低下して
腕のあがる範囲が小さくなるなどのために、誰しも衣服
の着脱に不自由を感じるようになる。このような高齢者
向けの衣服として、最近では着やすいパジャマや下着類
が介護用品店等において見られるようになり、また、こ
れに類する衣料としても、例えば、特許公報第2978
492号に記載の被介護者用の着脱容易なパジャマ等が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、高齢者
あるいは被介護者等を対象に着やすい衣服として提案さ
れ、あるいは販売されている衣服の多くはパジャマや下
着類である。一方、上着類については、好みや体型が多
様過ぎる理由からか、市中において着やすいように工夫
したものが殆ど見られず、各人が必要にせまられてオー
ダーメードにより縫製し、あるいは既製服のサイズ直し
・リフォームなどを行って着用するのが一般的であっ
た。各人が勘や不正確な情報をもとに依頼する結果、出
来上がった衣服が必ずしも要望した機能を充足しておら
ず、またデザイン的にも満足できないことが少なくなか
った。なかでもワンピースタイプの衣服は高齢者等にと
って着用感にすぐれてはいるが、着脱し辛いものであっ
た。本発明では、主に婦人高齢者を対象にした上着類、
すなわち着脱しやすく、かつ着用時の審美性を損なわな
いワンピースタイプの衣服を検討し、広く一般に提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するために、前身頃1の衿ぐり2から胸部又は腹部に
かけての中心部分3が、上開き開閉可能に中心線4の両
側において切り込まれ、かつ、前記切込み5,5’が、
係止具6によって接合、解離自在に縫製されていること
を特徴とする、着脱容易なワンピースタイプの衣服を提
供する。本発明では、係止具として、ファスナー、面フ
ァスナー又はホックが好適である。そして、前記の開閉
可能な前身頃中央部分の長さは衿ぐりから約50〜80
cmが好ましく、また、その幅は約14〜40cmが好
ましい。さらに、デザイン上の問題があれば、切込みお
よび係止具部分に前立て7を被せて問題をカバーするこ
とができる。なお、本発明において、中心は前身頃の幅
方向における中央を意味する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる着脱容易な
ワンピースタイプの衣服について、実施形態例を示す図
面を参照しつつ具体的に説明する。図1には、本発明に
係るワンピースタイプの衣服(ワンピ−ス)を例示し
た。
【0006】図示した本発明にかかるワンピースでは、
前身頃1の衿ぐり2から胸部又は腹部にかけての、すな
わち前身頃上部の中心部分3が、上開きに開閉可能とな
るように前身頃中心線4の両側においてそれぞれ1条ず
つ線状に切り込まれている。この切込み5,5’(図
中、位置を示す。前立て7のために正面からは見えな
い。)は、係止具6(切込みに同じ)によって適宜、容
易に接合(「閉じる」ともいう)、解離(「開く」とも
いう)できるように縫製されている。したがって、切込
み5,5’を開くと前身頃の中心部分3が上開きになっ
て実質的に衿回り、肩回りが広がり、閉じれば上開きに
なった中心部分3が閉まって衿ぐり2は、通常の着用状
態になる。
【0007】さて、高齢者等が、本発明ワンピースを着
用する際には、前胸部両側の切込み5,5’を開き、裾
から頭部を挿入し、頭部を衿ぐり2に、両腕を袖に通し
て、衣服を引き下げ、両側の切込み5,5’を閉じれば
よい。あるいは、両側の切込み5,5’を開き衣服の上
端部から両足を挿入し、衣服を引き上げ、両腕を袖に頭
部を衿ぐり2に通し、切込み5,5’を閉じて着用す
る。切込み5,5’が左右に1条ずつ設けられているの
で、前述したように首回り、肩回りが無理なく広がり、
高齢者にとっても袖への腕通しが非常に楽になって容易
にワンピースを着脱できるようになった。
【0008】また、後述の実施例、比較例に示すように
実際に確認してみると、切込みが左、右又は中心のいず
れかに1条しかないワンピースタイプの衣服では、腕を
上に上げにくい、曲げにくいという支障の程度が比較的
小さい高齢者の場合でも、両腕を袖に通す際にワンピー
スが突っ張って、一人では着用しにくい。また、着脱時
に開閉する切込みが3カ所以上になると、着脱の動作が
煩雑になり、時間がかかるので好ましくない。ただし、
着脱時の開閉には無関係の、例えば単にデザイン上の理
由で設けられる切込みは除外する。一方、前身頃の中心
部とワンピースとが分離するようにすれば衣服の着脱自
体は容易になるが、前身頃の中心部分が衣服から分離し
てしまうので着用時に接合部分を判別しにくく、結果的
に容易に着用できる状態ではなかった。
【0009】また、本発明に係るワンピースタイプの衣
服では、着用者の体形、衣服の大きさ等にもよるが、総
じて開閉可能な前身頃中心部分の長さが、衿ぐりから約
50〜80cmの範囲が好ましい。一般的に50cmよ
り短くなると着脱に際して身体周長の一番大きな臀部を
通すのが窮屈になる。逆に80cmよりも長くすると、
開いた前身頃中心部分が床方向に下がりすぎて、着用
後、前屈みにならないと開いた中心部分の上端を引き上
げられないという欠点がある。
【0010】さらに、開閉可能な前身頃中心部分の幅
は、脇下近辺の位置で約14〜40cmの範囲、すなわ
ち前身頃中心線から左右に各々7〜20cm離れたとこ
ろに切込みを設けるとよい。中心線からの距離が7cm
より小さいと、開くことのできる前身頃の幅が狭くな
り、両腕の出し入れが不自由になる。逆に20cmより
大きくなると、腕の出し入れはしやすいが切込みが両脇
に寄りすぎて係止具を操作し辛くなり、デザイン上にも
難しい点がある。より好ましくは、前身頃中心線から左
右に各々10〜15cm程度離れたところに切込みを設
けることによってデザイン上の問題を解決しつつ、着脱
性の向上効果を発揮することができる。なお、切込みは
直線に限られず、また、左右の切込みの位置は対象ある
いは平行でなくともよい。
【0011】また、切込みの開閉に用いる係止具にとく
に制限はないが、ファスナー、面ファスナー、紐、ベル
ト、ホック、ボタン、ドットボタン等を用いることがで
きる。着脱の容易さにおいてはファスナー、面ファスナ
ーあるいはホックを使用することが好ましい。そして、
デザイン的には、その自由度を増すために切込部分や係
止具が正面から見えないように、これらの部分を前立て
等で覆うとよい。
【0012】
【実施例】以下、図1に示されるのと同じタイプのワン
ピースを本発明を利用して、あるいは本発明と比較する
ために試作し、評価を行ったので、実施例および比較例
として説明する。なお、実施例及び比較例の評価は、着
脱性、着用感、審美性(外観)について行い、とくに優
れるものを◎、かなり良好なものを〇、良好なものを
△、従来の通常レベルもしくはそれ以下のレベルにとど
まるものを×として、その結果を表1に示した。
【0013】実施例1〜5 評価に使用した本発明ワンピースの仕様とその評価結果
を表1に示した。
【0014】比較例1 実施例と同じタイプの、ただし前身頃には切込みがな
く、後身頃衿ぐりの中心にファスナーを係止具とする切
込みのある一般的なワンピースを試作し、実施例と同様
に評価したので、その仕様と評価結果を表1に示す。
【0015】比較例2〜4 実施例に試作したのと同じタイプの、ただし表1に示す
仕様のワンピースを試作し、実施例と同様に評価したの
で、その評価結果を表1に示す。
【0016】比較例5 実施例に試作したのと同じタイプの、ただし、前身頃に
は中心の1ヶ所に切込みを入れたにワンピースを試作
し、実施例と同様に評価したので、その仕様と評価結果
とを表1に示す。
【0017】比較例6 実施例に試作したのと同じタイプの、ただし、前身頃中
心線の両側に加えて中心線上にも切込みを入れたにワン
ピースを試作し、実施例と同様に評価したので、その仕
様と評価結果とを表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明に係る着脱容易なワンピースタイ
プの衣服は、前身頃の切込みの数、長さ、位置を実地に
検討した結果を採用しているに工夫をこらしているの
で、腕や肩を動かすのが不自由な高齢者等にも楽に着脱
することができる。そして、これまで着用を敬遠してい
たワンピースタイプの衣服を気軽に着用できるようにな
る。また、前立てによってこの切込部分や係止具が外か
ら見えなくすることができるので、従来のワンピースタ
イプの衣服と同様にデザインし着用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外衣の一態様を示す正面図である。
【符号の説明】
1:前身頃 2:衿ぐり 3:前身頃の中心部分 4:前身頃の中心線 5、5’:前身頃の切込み 6:係止具 7:前立て
フロントページの続き Fターム(参考) 3B011 AA04 AB01 AB06 AB08 AB11 AC22 3B028 DA00 3B035 AA02 AA11 AB07 AC15 AC21 AC24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前身頃(1)の衿ぐり(2)から胸部又は
    腹部にかけての中心部分(3)が、上開き開閉可能に中
    心線(4)の両側において切り込まれ、かつ、前記切込
    み(5,5’)が、係止具(6、6’)によって接合、
    解離自在に縫製されていることを特徴とする、着脱容易
    なワンピースタイプの衣服。
  2. 【請求項2】係止具として、ファスナー、面ファスナー
    又はホックが用いられていることを特徴とする、請求項
    1記載の着脱容易なワンピースタイプの衣服。
  3. 【請求項3】前記の開閉可能な前身頃中央部分の長さ
    が、衿ぐりから約50〜80cmであることを特徴とす
    る、請求項1または2記載の着脱容易なワンピースタイ
    プの衣服。
  4. 【請求項4】前記の開閉可能な前身頃中央部分の幅が、
    約14〜40cmであることを特徴とする、請求項1、
    2または3記載の着脱容易なワンピースタイプの衣服。
  5. 【請求項5】係止具部分に前立て(7)を被せたことを
    特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の着脱容易
    なワンピースタイプの衣服。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008121137A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Pigeon Corp エプロン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008121137A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Pigeon Corp エプロン

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