JP2001348618A - 耐遅れ破壊性および耐リラクセーション特性に優れた高強度ボルトの製造方法 - Google Patents
耐遅れ破壊性および耐リラクセーション特性に優れた高強度ボルトの製造方法Info
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Abstract
レベルでありながら、耐遅れ破壊性および耐リラクセー
ション特性のいずれにも優れた高強度ボルトを製造する
ための有用な方法を提供する。 【解決手段】 C:0.50〜1.0%、Si:0.5
%以下およびMn:0.2〜1%を夫々含有すると共
に、P:0.03%以下およびS:0.03%以下に夫
々抑制した鋼からなり、初析フェライト、初析セメンタ
イト、ベイナイトおよびマルテンサイトの合計の面積率
が20%未満、残部がパーライト組織である鋼材を強伸
線加工した後、冷間圧造によりボルト形状にしたものを
100〜400℃の温度域でブルーイング処理を行っ
て、1200N/mm2以上の引張強さを有すると共
に、優れた耐遅れ破壊性および耐リラクセーション特性
を有する様にする。
Description
て使用される高強度ボルトを製造するための方法に関す
るものであり、特に引張強さ(強度)が1200N/m
m2以上でありながら耐遅れ破壊性および耐リラクセー
ション特性に優れた高強度ボルトを製造するための有用
な方法に関するものである。
鋼(SCM435,SCM440,SCr440等)が
使用され、焼入れ・焼戻しによって必要な強度を確保す
る様にしている。しかしながら、自動車や各種産業機械
用として使用される一般の高強度ボルトでは、引張強さ
が約1200N/mm2を超える領域になると、遅れ破
壊が発生する危険があり、使用上の制約がある。
と腐食性環境下で起こるものがあるが、その発生原因は
種々の要因が複雑にからみあっていると言われており、
一概にその原因を特定することは困難である。上記の様
な遅れ破壊性を左右する制御因子としては、焼戻し温
度、組織、材料硬さ、結晶粒度、各種合金元素等の関与
が一応認められているものの、遅れ破壊を防止する為の
有効な手段が確立されている訳ではなく、試行錯誤的に
種々の方法が提案されているに過ぎないのが実状であ
る。
昭60−114551号、特開平2−267243号、
同3−243745号等の技術が提案されている。これ
らの技術は、各種の主要な合金元素を調整することによ
って、引張強さが1400N/mm2以上でも耐遅れ破
壊性が優れた高強度ボルト用鋼が開示されているが、遅
れ破壊発生の危険が完全に解消されたという訳ではな
く、それらの適用範囲はごく限られた範囲に止まってい
る。
では、使用中に耐力比が低くなり、締付力の低下を招く
現象が生じる場合があり、こうした現象はリラクセーシ
ョン(応力緩和)と呼ばれている。そして、特に焼入れ
・焼戻し鋼ではなくベイナイト鋼やパーライト鋼などを
ボルトなどに利用したときには、こうした現象に対する
特性(リラクセーション特性)の低下が懸念される。こ
うした現象が生じるとボルトが伸びてしまい、初期の締
付力を確保できない恐れがあるので、例えば自動車エン
ジン廻りなどに適用するボルトでは、リラクセーション
特性にも優れている必要がある。しかしながら、これま
での高強度ボルトでは、こうしたリラクセーション特性
についてはあまり考慮されていない。
に着目してなされたものであって、その目的は、引張強
さが1200N/mm2以上の高強度レベルでありなが
ら、耐遅れ破壊性および耐リラクセーション特性のいず
れにも優れた高強度ボルトを製造するための有用な方法
を提供することにある。
発明方法とは、C:0.50〜1.0%、Si:0.5
%以下(0%を含まない)およびMn:0.2〜1%を
夫々含有すると共に、P:0.03%以下(0%を含
む)およびS:0.03%以下(0%を含む)に夫々抑
制した鋼からなり、初析フェライト、初析セメンタイ
ト、ベイナイトおよびマルテンサイトの合計の面積率が
20%未満、残部がパーライト組織である鋼材を強伸線
加工した後、冷間圧造によりボルト形状にしたものを1
00〜400℃の温度域でブルーイング処理を行って、
1200N/mm2以上の引張強さを有すると共に、優
れた耐遅れ破壊性および耐リラクセーション特性を有す
る様にする点に要旨を有するものである。
必要によって(a)Cr:0.5%以下(0%を含まな
い)および/またはCo:0.5%以下(0%を含まな
い)、(b)Mo,VおよびNbよりなる群から選ばれ
る1種または2種以上:合計で0.3%以下(0%を含
まない)、等を含有させることも有効である。
トにおいて耐遅れ破壊性が劣る原因等について検討し
た。その結果、従来の改善方法では、組織を焼もどしマ
ルテンサイトとして、焼戻脆性域の回避、粒界偏析元素
の低減、結晶粒微細化を図ることにより耐遅れ破壊性を
補っていたが、それには限界があることが判明した。そ
こで、本発明者らは耐遅れ破壊性を更に向上させるため
に鋭意研究を重ねた結果、組織をある制約を持ったパー
ライト組織とし、強加工(伸線)により1200N/m
m 2以上の強度にすることにより、耐遅れ破壊性の向上
が可能であることを見出した。
イト、初析セメンタイト、ベイナイトおよびマルテンサ
イトの合計面積率を20%未満とし、残部がパーライト
組織である(即ち、パーライト組織の面積率が80%
超)鋼材を強伸線加工する必要があるが、こられの要件
を規定した理由は次の通りである。
メンタイトが多く生成すると、伸線時に縦割れを起こし
伸線できなくなり、強加工により1200N/mm2以
上の強度を得ることができなくなる。また初析セメンタ
イトとマルテンサイトは、伸線時に断線を引き起こすの
で少なくする必要がある。更に、ベイナイトはパーライ
トに比べて加工硬化量が少なくなるので、強伸線加工に
よる強度上昇が望めないので少なくする必要がある。
イトとフェライトの界面で水素をトラップし、粒界に集
積する水素を低減させる効果があり、できるだけ多くす
る必要がある。即ち、初析フェライト、初析セメンタイ
ト、ベイナイトおよびマルテンサイト等の組織を少なく
とも1種をできるだけ少なくして、その合計の面積率が
20%未満となる様にしてパーライト組織の面積率を8
0%超にすることにより、優れた強度と耐遅れ破壊性が
発揮されるのである。尚、パーライト組織の面積率は、
好ましくは90%以上とするのが良く、より好ましくは
100%パーライト組織とするのが良い。
造ままでは高強度ボルトに必要な寸法精度が得られず、
また最終的に1200N/mm2以上の強度を達成する
ことが困難になるので、強伸線加工を施す必要がなる。
また、この強伸線加工によって一部のパーライト中のセ
メンタイトが微細に分散され、水素トラップ能力を向上
させると共に、伸線方向に沿って組織が並ぶことによっ
て亀裂の進展の抵抗になる(亀裂伝播方向は伸線方向に
垂直である)。
クセーション特性を改善するという観点からも検討を重
ねてきた。その結果、上記の様に組織を調整した鋼材を
強伸線加工した後、冷間圧造により所定のボルト形状に
したものに対して、所定の温度域でブルーイング処理を
行なえば、強度上昇が図れてリラクセーション特性が著
しく改善できることが判明した。即ち、こうしたブルー
イング処理を施すことによって、C,Nによる時効硬化
が発揮されて塑性変形が防止され、ボルトの強度や耐力
比を向上させると共に、100〜200℃における熱へ
たりを起こしにくくなったのである。こうした効果を発
揮させる為には、ブルーイング処理温度は100〜40
0℃の温度範囲とする必要がある。この温度が100℃
未満では、時効硬化が不十分であり、ボルトの強度向上
や耐力比の向上が少なく、リラクセーション特性を十分
に改善することができない。また400℃を超えると軟
化され、ボルト強度の低下量が大きくなる。
発揮させる為には、上記の温度範囲で30分〜4時間程
度保持することが望ましい。また、本発明では、所定の
ボルト形状にする際に冷間圧造を施すものであるが、こ
れは温間鍛造や熱間鍛造に比べて製造コストが低いと共
に、温間鍛造や熱間鍛造では加熱によって軟化され、強
伸線加工されたパーライト組織がくずれ、所定の強度が
得られないという理由からでる。
を0.50〜1.0%含む中・高炭素鋼であり、また基
本的な化学成分組成として、Si:0.5%以下(0%
を含まない)およびMn:0.2〜1%を夫々含有する
と共に、P:0.03%以下(0%を含む)およびS:
0.03%に夫々抑制した鋼材の使用を想定したもので
あるが、これらの成分の範囲限定理由は下記の通りであ
る。尚、以下では、棒状または線状に熱間加工された鋼
材およびその後熱処理された鋼材を「線材」と呼び、上
記線材を主として伸線等の冷間加工を施したものを「鋼
線」と呼んで区別する。
素であり、C含有量を増加させるにつれて、強度が増加
する。ボルトにおける目標強度を確保する為には、Cを
0.50%以上含有させる必要がある。しかしながら、
C量が1.0%を超えると初析セメンタイトの析出量が
増加し、靭延性の低下が顕著にあらわれ、伸線加工性を
劣化させるので、1.0%を上限とした。C含有量の好
ましい下限は0.65%であり、より好ましくは0.7
%である。またC含有量の好ましい上限は、0.9%で
あり、より好ましくは0.85%である。最も望ましい
のは共析成分鋼を用いるのが良い。
の析出を抑える効果を発揮する。また脱酸剤としての作
用が期待され、しかもフェライトに固溶して顕著な固溶
強化作用も発揮する。これらの効果は、その含有量が増
加するにつれて増大するが、Si含有量が過剰になると
伸線後の鋼材の延性を低下させると共に、冷間圧造性を
著しく低下させるので、0.5%を上限とする。尚、S
i含有量の好ましい上限は、0.1%であり、更に好ま
しくは0.05%である。
て線材の断面組織の均一性を高める効果を有する。これ
らの効果は、0.2%以上含有させることによって有効
に発揮される。しかし、Mn含有量が過剰になると、M
nの偏析部にマルテンサイトやベイナイトなどの過冷組
織が生成して伸線加工性を劣化させるので、Mn量の上
限は1.0%とした。尚、Mn含有量の好ましい範囲
は、0.40〜0.70%程度であり、より好ましくは
0.45〜0.55%程度とするのが良い。
素である。そこで、P含有量を0.03%以下に抑制す
ることにより、耐遅れ破壊性の向上が図れる。尚、P含
有量は、好ましくは0.015%以下に低減するのが良
い。より好ましくは0.01%以下とするのが良く、更
に好ましくは0.005%以下に低減するのが良い。
力集中箇所となる。従って、耐遅れ破壊性の改善にはS
含有量をできるだけ減少させることが必要となり、こう
した観点から0.03%以下に抑制するのが良い。尚、
S含有量は、0.015%以下に低減するのが好まし
く、より好ましくは0.01%以下であり、更に好まし
くは0.005%以下とするのが良い。
いる鋼材における基本的な化学成分組成は上記の通りで
あるが、必要によって(a)Cr:0.5%以下(0%
を含まない)および/またはCo:0.5%以下(0%
を含まない)、(b)Mo,VおよびNbよりなる群か
ら選ばれる1種または2種以上を、合計で0.3%以下
(0%を含まない)、等を含有させることも有効であ
る。必要によって含有される各元素における限定理由
は、下記の通りである。
および/またはCo:0.5%以下(0%を含まない) CrとCoは、Siと同様に初析セメンタイトの析出を
抑制する効果があり、初析セメンタイトの低減を図る本
発明の高強度における添加成分としては特に有効であ
る。こうした効果は、いずれもその含有量が増加するほ
ど増大するが、0.5%を超えて含有させてもその効果
は飽和して不経済となるので、その上限を0.5%とし
た。尚、これらの元素の好ましい範囲は0.05〜0.
3%であり、より好ましい範囲は0.1〜0.2%程度
である。
る1種または2種以上:合計で0.3%以下(0%を含
まない) Mo、VおよびNbは、いずれも微細な炭・窒化物を形
成し、耐遅れ破壊性の向上に寄与する。また、これらの
窒化物および炭化物は、結晶粒の微細化に有効である。
しかしながら、これらの含有量が過剰になると、耐遅れ
破壊性および靭性を阻害するので、合計で0.3%以下
とした。尚、Mo、VおよびNbの合計量のより好まし
い範囲は、0.02〜0.2%程度であり、より好まし
くは0.05〜0.1%程度である。
の通りであり、残部は実質的にFeからなるものであ
る。ここで「実質的にFe」とは、本発明の高強度ボル
トにはFe以外にもその特性を阻害しない程度の微量成
分(許容成分)をも含み得るものであり、前記許容成分
としては例えばCu,Ni,Al,Ca,B,Zr,P
b,Bi,Te,As,Sn,Sb,N等の元素やO等
の不可避的不純物が挙げられる。
方法によってその組織を調整することができるが、その
代表的な方法について説明する。その方法の一つとし
て、まず上記の様な化学成分を有する鋼材を用い、鋼材
の圧延または鍛造終了温度が800℃以上となる様に熱
間圧延または熱間鍛造を行なった後、平均冷却速度V
(℃/秒)を下記(1)式を満足する様にして400℃
まで連続冷却し、引き続き放冷する方法が挙げられる。 166×(線径:mm)-1.4≦V≦288×(線径:mm)-1.4 …(1)
質なパーライト組織が得られ、伸線前の強度上昇が図れ
る。圧延または鍛造終了温度が低過ぎると、オーステナ
イト化が不十分となり、均質なパーライト組織が得られ
なくなるので、上記終了温度は800℃以上とする必要
がある。この温度の好ましい範囲は850〜950℃程
度であり、更に好ましくは850〜900℃程度であ
る。
m)-1.4よりも小さくなると、均質なパーライト組織が
得られなくなるばかりか、初析フェライトや初析セメン
タイトが生成し易くなる。また平均冷却速度Vが288
×(線径:mm)-1.4よりも大きくなると、ベイナイト
やマルテンサイトが生成し易くなる。
学成分組成を有する鋼材を用い、この鋼材を800℃以
上に加熱した後、500〜650℃の温度まで急冷し、
その温度で恒温保持(パテンティング処理)することに
よっても、通常の圧延材より均質なパーライト組織が得
られ、伸線前の強度上昇が図れる。
ついては、上記圧延または鍛造終了温度と同じ理由で8
00℃以上とする必要がある。またこの加熱温度の好ま
しい範囲は、上記と同じである。パテンティング処理
は、ソルトバス、鉛、流動層等を利用し、加熱した線材
をできるだけ速い冷却速度で急冷することがする望まし
い。均質なパーライト組織を得るには、500〜650
℃で恒温変態させることが必要である。この恒温変態温
度の好ましい温度範囲は、550〜600℃程度であ
り、最も好ましい恒温保持温度はTTT線図のパーライ
トノーズ付近である。
明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもので
はなく、前・後記の趣旨に徴して設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
径:8〜14mmφまで圧延終了温度が約930℃にな
る様に熱間圧延した後、平均冷却速度が4.2〜12.
4℃/秒(下記表2)の範囲となる様に衝風冷却した。
その後、線径:7.06mmφまたは5.25mmφま
で伸線した(伸線率:57〜75%)。
×P1.25[図1(a)、線径:7.06mmφの鋼
線から]またはM6×P1.0[図1(b)、線径:
5.25mmφの鋼線から]のスタッドボルトを作製
し、遅れ破壊試験を行った。遅れ破壊試験は、ボルトを
酸中に浸漬後(15%HCl×30分)、水洗・乾燥し
て大気中で応力負荷(負荷応力は引張強さの90%)
し、100時間後の破断の有無で価した。また、初析フ
ェライト、初析セメンタイト、ベイナイトおよびマルテ
ンサイトまたはパーライト組織の分類を下記の方法で行
い、各組識の面積率を求めた。このとき比較の為に、一
部のものについては焼入れ・焼戻しを行って100%焼
戻しマルテンサイト組織にしたものについても遅れ破壊
試験を行った。
を埋め込み、研磨後、5%ピクリン酸アルコール液に1
5〜30秒間浸漬して腐食させた後、走査型電子顕微鏡
(SEM)によってD/4(Dは直径)部を組織観察し
た。そして、1000〜3000倍で5〜10視野撮影
し、パーライト組織部分を確定した後、画像解析装置に
よって各組識の面積率を求めた。尚、パーライト組織と
区別がつきにくい、ベイナイト組織や初析セメンタイト
組織については図2(図面代用顕微鏡組織写真)に示す
様な組織をベイナイト組織とし、図3(図面代用顕微鏡
組織写真)に示す様な組織を初析セメンタイト組織と判
断した。これらの組織の傾向として、初析フェライトと
初析セメンタイトは、旧オーステナイト結晶粒界に沿っ
て析出し、マルテンサイトは塊状に析出していた。
トおよび六角フランジボルトを冷間圧造により作製し、
そのとき加工されたボルト頭部の割れ発生状況について
も確認した。
共に下記表2に、遅れ破壊試験結果および割れ発生状況
を、伸線条件および機械的特性と共に下記表3に示す。
ここで、遅れ破壊試験結果は、各10本試験を行ない、
1本も破断しなかったものを耐遅れ破壊性良として○、
10本中1本でも破断したものを耐遅れ破壊性不良とし
て×で表した。
高強度ボルトでは冷間圧造によって割れが発生すること
なく、且つ耐遅れ破壊性に優れた六角頭付きボルトおよ
び六角フランジボルトが得られていることが分かる。
または10.5mmφまで熱間圧延した後、パテンティ
ング処理(加熱温度:940℃、恒温変態:510〜6
10℃×4分)した。その後、線径:7.06mmφま
たは5.25mmφまで伸線した(伸線率:55〜75
%)。
たM8×P1.25(線径:7.06mmφの鋼線か
ら)またはM6×P1.0(線径:5.25mmφの鋼
線から)のスタッドボルトを作製し、遅れ破壊試験を実
施例1と同様にして行った。
および六角フランジボルトを冷間圧造により作製し、そ
のとき加工されたボルト頭部の割れ発生状況を確認し
た。
4に、遅れ破壊試験結果および割れ発生状況を、伸線条
件および機械的特性と共に下記表5に示す。これらの結
果から明らかな様に、本発明方法では冷間圧造によって
割れが発生することなく、且つ耐遅れ破壊性に優れた六
角頭付きボルトおよび六角フランジボルトが得られてい
ることが分かる。
22の鋼線(線径:5.25φまで伸線した鋼線)を用
いて、リラクセーション試験を行った。このときリラク
セーション試験は、PC硬鋼線のJIS G3538に
準じて行った。但し、試験温度は常温ではなく、高温で
のリラクセーション特性を比較するため130℃で行っ
た。
の後ブルーイングを行った鋼線を用い、それぞれの0.
2%永久伸びに対する荷重を測定した。そして試験片を
適当な間隔でつかみ、0.2%永久伸びに対する荷重の
80%に相当する荷重(載荷荷重)をかけ、その後、1
0時間つかみ間隔をそのまま保持して、荷重を測定し
た。そして10時間リラクセーション試験を行った後の
保持応力をリラクセーション応力とした。
試験条件(載荷荷重)と共に下記表6に示す。これらの
結果から明らかな様に、ブルーイング処理を施したもの
では、引張強さおよび0.2%永久伸びが上昇するとと
もに、リラクセーション応力が高い状態で維持できるこ
とが分かる。
張強さが1200N/mm2以上の高強度レベルであり
ながら、耐遅れ破壊性および耐リラクセーション特性の
いずれにも優れた高強度ボルトが製造できた。
形状を示す概略説明図である。
る。
真である。
Claims (3)
- 【請求項1】 C:0.50〜1.0%(質量%の意
味、以下同じ)、Si:0.5%以下(0%を含まな
い)およびMn:0.2〜1%を夫々含有すると共に、
P:0.03%以下(0%を含む)およびS:0.03
%以下(0%を含む)に夫々抑制した鋼からなり、初析
フェライト、初析セメンタイト、ベイナイトおよびマル
テンサイトの合計の面積率が20%未満、残部がパーラ
イト組織である鋼材を強伸線加工した後、冷間圧造によ
りボルト形状にしたものを100〜400℃の温度域で
ブルーイング処理を行って、1200N/mm2以上の
引張強さを有すると共に、優れた耐遅れ破壊性および耐
リラクセーション特性を有する様にすることを特徴とす
る耐遅れ破壊性および耐リラクセーション特性に優れた
高強度ボルトの製造方法。 - 【請求項2】 前記鋼が、更にCr:0.5%以下(0
%を含まない)および/またはCo:0.5%以下(0
%を含まない)を含有するものである請求項1に記載の
高強度ボルトの製造方法。 - 【請求項3】 前記鋼が、更にMo,VおよびNbより
なる群から選ばれる1種または2種以上:合計で0.3
%以下(0%を含まない)含有するものである請求項1
または2に記載の高強度ボルトの製造方法。
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