JP2001348175A - ボールネジ式エレベーターのボールネジシャフトの振れ止め装置 - Google Patents

ボールネジ式エレベーターのボールネジシャフトの振れ止め装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】エレベーターの昇降速度及び安全性を損なうこ
となく、昇降距離を長くすることができるボールネジ式
エレベーターのボールネジシャフトの振れ止め装置を提
供する。 【解決手段】ゴンドラ本体1のナット部材4にはボール
ネジシャフト8が螺合し、該シャフト8の中間部分の数
箇所は、左右一対の保持部材11で回転自在に保持す
る。保持部材11の係合フック12は、ボールネジシャ
フト8の外周面に対し離反接近できるように水平回動可
能に設ける。係合フック12は、ボールネジシャフト8
に当接する方向に回動付勢する。ゴンドラ本体1には、
ナット部材4を覆う枠状の保持部材押動レール19を固
定し、保持部材押動レール19の傾斜カム面20、21
は、ゴンドラ本体1の昇降時、ナット部材4が保持部材
11の箇所を通過する際に、保持部材11をボールネジ
シャフト8から押動離反させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールネジシャフ
トの回転駆動により昇降動作する個人住宅向きの小型エ
レベーターに関し、特にボールネジシャフトの回転振れ
を防止するボールネジ式エレベーターのボールネジシャ
フトの振れ止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、個人住宅用に設置されるホームエ
レベーターとしては、ボールネジシャフトを駆動軸とす
る小型のエレベーターが多く採用されている。この型式
のエレベーターにおいて、エレベーターの昇降距離を長
くするためには、ボールネジシャフト自体の長さ寸法を
長くする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボールネジシ
ャフト自体を長くすると、それに伴いボールネジシャフ
トの回転による振れが大きくなる。ボールネジシャフト
の振れが大きくなると、エレベーターの危険速度値が低
下する。つまり、ボールネジシャフトを長くしたとき
は、エレベーターの昇降速度及び安全性が低下するおそ
れがあり、エレベーターの昇降距離を長くすることがで
きないという問題があった。本発明は上記課題に鑑みな
されたもので、その目的は、ボールネジシャフトの回転
振れを防止し、エレベーターの昇降速度及び安全性を損
なうことなく、昇降距離を長くすることができるボール
ネジ式エレベーターのボールネジシャフトの振れ止め装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、昇降
自在なゴンドラ本体に固着したナット部材に駆動用ボー
ルネジシャフトを螺合してなるボールネジ式エレベータ
ーにおいて、エレベーターの昇降路に、前記ボールネジ
シャフトの中間部を互いに異なる方向から保持する複数
の振れ止め用保持部材を、前記ボールネジシャフトに対
して近接離反可能に設けると共に、該保持部材を前記ボ
ールネジシャフトに対して近接する方向に付勢し、前記
ゴンドラ本体のナット部材の周囲には、前記ナット部材
が保持部材に接近したとき、該保持部材を前記ボールネ
ジシャフトに対して押動離反させる離反部材を設けたこ
とを特徴とする。
【0005】本発明に係るゴンドラ本体は、複数のガイ
ドレールに沿って昇降自在に設けられる。ゴンドラ本体
の一側面にはナット部材を固着する。ナット部材にはボ
ールネジシャフトを螺合し、ボールネジシャフトの下端
又は上端には、該シャフトを所定の速度で回転させる電
動モータ等の回転駆動装置を連結する。エレベーターの
昇降路に沿う複数箇所には、ボールネジシャフトの中間
部の外周面を保持し得る複数の振れ止め用保持部材を設
ける。保持部材の内面は、ボールネジシャフトの外周面
と対応する湾曲形状面に形成し、ボールネジシャフトの
円滑な回転を確保する。各保持部材の基端側は、ボール
ネジシャフト後方に配設した固定部材に、鉛直ピンまた
蝶番等の回動部材を介して取り付け、保持部材の先端側
は、回動部材を中心として水平面内で回動可能とする。
各保持部材は、ボールネジシャフトに対して近接及び離
反可能とし、各保持部材の近接離反方向は、互いに交差
するように相異なる角度方向に設定する。
【0006】保持部材と前記固定部材との間にはスプリ
ング、ゴム等の弾発付勢手段を介装し、この弾発付勢手
段により、保持部材をボールネジシャフトに対して常に
近接する方向に回動付勢する。この回動付勢方向は、ボ
ールネジシャフトの径方向内方(ボールネジシャフトの
中心方向)とし、各保持部材がボールネジシャフトの外
周面に接触するようにする。つまり、ボールネジシャフ
トの外周面を複数の保持部材により左右両側から挟んで
弾性的に支持し、これにより、ボールネジシャフトを異
なる外周方位から、常に軸中心に向かう複数の付勢力を
作用させる。したがって、ボールネジシャフトの中間部
は、複数の保持部材により相異なる方向から弾発的に安
定保持されるため、径方向の外力(回転時の遠心力)が
作用しても常に所定の回転位置に維持される。
【0007】ゴンドラ本体のナット部材側の面には、昇
降路において保持部材と当接するカム手段が形成された
離反部材を設ける。これは、ナット部材が保持部材に対
して相対的に接近したとき、離反部材が保持部材に当た
って保持部材を押動させるためである。この押動方向
は、保持部材がナット部材から離遠する方向、つまりボ
ールネジシャフトに対し保持部材が離反する方向(上記
付勢方向とは反対方向)に設定する。尚、逆にナット部
材が保持部材に対して相対的に離反したときは、弾発付
勢手段の力によって保持部材は、ボールネジシャフト側
に近接させる。要は、ナット部材が保持部材の設置箇所
を通過する時、ナット部材と保持部材が干渉しないよう
に、離反部材のカム作用により保持部材を離反させる構
成であればよい。
【0008】上記構成において、特に寸法の長いボール
ネジシャフトを回転駆動すると、ボールネジシャフトの
中間部が外側に回転振れして移動しようとする。する
と、その移動方向側の保持部材は、ボールネジシャフト
から押付け力を受けるが、このとき押付け力と対抗する
逆向きの付勢力が、ボールネジシャフトの求心方向に作
用するようになる。このため、ボールネジシャフトの外
側への移動は阻止され、ボールネジシャフトの回転振れ
が確実に抑制される。
【0009】したがって本発明では、ボールネジシャフ
トの全長を長くしても、ボールネジシャフトの回転によ
る振れが防止されるので、ボールネジシャフトの危険速
度値は低下しない。その結果、エレベーターの昇降速度
及び安全性を損なうことなく、エレベーターの昇降距離
を長くすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基いて説明する。本実施例では、エレベ
ーターの昇降路内の複数箇所に、ボールネジシャフトの
振れ止め手段である保持部材を回動可能に配置し、これ
ら保持部材は、相異なる方向からボールネジシャフトの
外周面に当接するようにバネ付勢し、かつボールネジシ
ャフトに対して離反接近できるようにしたものである。
さらに、保持部材の先端側に振れ止め逃がし用のローラ
ーを取り付けると共に、該ローラーが当接走行できるカ
ム面をもつ離反部材(振れ止め手段の受け部)を、ナッ
ト部材の周囲に設けたものである。これにより、ゴンド
ラ本体の昇降時、振れ止め逃がし用ローラーに離反部材
が接近してカム面が当接することで、保持部材が離反部
材のカム作用により押し退けられる。つまり、ボールネ
ジシャフトから保持部材が離反して、ナット部材が保持
部材と接触せずに昇降できる構成としたものである。
【0011】図1は本発明に係るエレベーターのナット
部材の周辺を示す要部側面図、図2は本発明に係るエレ
ベーターの正面側を示す斜視図、図3は本発明に係るエ
レベーターの背面側を示す斜視図、図4はボールネジシ
ャフトと回転駆動装置の連結状態を説明する概略図、図
5はナット部材の詳細構造を示す拡大斜視図、図6は保
持部材の詳細構造を示す拡大斜視図、図7は保持部材と
バネの装着位置を説明する平面図、図8は保持部材押動
レールの取り付け位置を説明する側面図、図9は保持部
材押動レールのカム面を示す図1のA方向矢視図であ
る。
【0012】
【実施例】図2において、1は、ホームエレベーターの
ゴンドラ本体で、図3に示すように、ゴンドラ本体1
は、ローラー3を介して前後左右の鉛直ガイドレール5
に沿って昇降自在に設けられている。図4に示すよう
に、ゴンドラ本体1の背面B方向矢視側面にはナット部
材4が固着されている。図5に示すように、ナット部材
4は、ゴンドラ本体1の後面部に締結した上下2枚の固
定板6と、固定板6に固定されネジ孔が形成された円筒
体7とからなっている。円筒体7のネジ孔には、駆動軸
であるボールネジシャフト8が貫通螺合し、ボールネジ
シャフト8の下端には、図4に示すように、回転駆動装
置9が連結されている。回転駆動装置9によりボールネ
ジシャフト8を正逆回転させることで、ゴンドラ本体1
が昇降動作するようにされている。
【0013】図6に示すように、ボールネジシャフト8
の中間部分における数箇所は、左右一対の保持部材(振
れ止め手段)11により回転自在に当接保持されてい
る。保持部材11は、ボールネジシャフト8の一側外周
面に当接する係合フック12と、係合フック12に一端
を連結した水平回動アーム13とからなっている。14
は、ボールネジシャフト8の後方B側に固定して設置し
た固定部材で、この固定部材14には蝶番15(又は回
動ピン)を介して、前記水平回動アーム13の他端が回
動可能に取り付けられている。これにより、保持部材1
1の係合フック12は、蝶番15のまわりに水平回動可
能とされている。つまり、係合フック12が往復回動す
ることで、係合フック12はボールネジシャフト8の一
側外周面に対し離反接近可能とされている。
【0014】図7に示すように、係合フック12の内周
側には、ボールネジシャフト8の円滑な回転を確保する
ため、半円筒形のシュー18が装着されている。また、
係合フック12の外端側面には、振れ止め逃がし部とし
て機能する鉛直ローラー16が転動自在に取り付けられ
ている。更に、保持部材11の係合フック12と固定部
材14との間には、回動付勢手段たるバネ17が装着さ
れている。このバネ17により保持部材11の係合フッ
ク12は、ボールネジシャフト8の一側外周面に当接す
る方向に回動付勢されている。つまり、係合フック12
に対する回動付勢方向は、ボールネジシャフト8側に常
に接近(当接)する方向とされ、係合フック12はボー
ルネジシャフト8の外周面を側方から接触保持してい
る。このため、ボールネジシャフト8には、その左右両
側外周面において異なる角度方向から、シャフト中心で
交差する二方向の回動付勢力が作用し、これにより、ボ
ールネジシャフト8の中間部は、左右の各保持部材11
により両側から挟むように弾性保持されている。したが
って、ボールネジシャフト8の外周面に側方から押動力
が作用しても、ボールネジシャフト8は二方向の回動付
勢力により常に元位置に安定保持されるようになってい
る。
【0015】図8に示すように、ゴンドラ本体1の後方
面におけるナット部材4の周囲には、保持部材押動レー
ル(振れ止め用離反部材)19がボルトで締結固定さ
れ、保持部材押動レール19は、ナット部材4を覆うよ
うに配置されている。保持部材押動レール19は、ゴン
ドラ本体1の昇降路領域内に上下方向に延びて配設さ
れ、保持部材11に対して離反部材として機能してい
る。すなわち、保持部材押動レール19は、ゴンドラ本
体1のナット部材4が保持部材11に上下方向から所定
距離以内に接近したとき、保持部材11をボールネジシ
ャフト8の側方に押動離反させるものである。
【0016】ここで、保持部材押動レール19の側面断
面形状は、図1に示すように、中央部が前方に突出する
上下対称な台形状の枠体に形成され、その上下斜面は、
保持部材11側の鉛直ローラー16が当たる上側傾斜カ
ム面20、下側傾斜カム面21とされている。傾斜カム
面20、21に保持部材11が上下方向から接近し、こ
れに鉛直ローラー16が当接して傾斜カム面20、21
上を走行することで、保持部材11がボールネジシャフ
ト8の後方へ離反するようになっている。保持部材押動
レール19を中間面19aの突出した側から見ると、図
9に示すように、ボールネジシャフト8が上下方向に貫
通するための空間部19bを有する左右対称形に形成さ
れ、保持部材押動レール19の内側端面は、ボールネジ
シャフト8の外周面に対し5〜8mm程度の隙間を隔て
て近接臨んでいる。その他、図2の符号22、23はそ
れぞれエレベーターの一階用扉、二階用扉、24、25
はガイドレール3の補強部材、図3の符号10はアンカ
ー、図5の符号26は保持部材押動レール19の取り付
け用孔である。
【0017】次に、本実施例の作用を説明する。エレベ
ーターの運転に際し、回転駆動装置9によりボールネジ
シャフト8を正逆回転させると、これに螺合するナット
部材4がボールネジシャフト8に沿って軸移動し、ゴン
ドラ本体1が鉛直ガイドレール5に沿って昇降動作す
る。ボールネジシャフト8の回転駆動時、ボールネジシ
ャフト8の軸長が長くなると、従来構造ではボールネジ
シャフト8の中間部に回転振れを生じていたが、本実施
例では振れ止め手段を備えているため、回転振れが確実
に防止される。すなわち、ボールネジシャフト1に回転
振れが起ころうとするのを、シュー18の挟持力により
未然に抑止することができる。
【0018】ゴンドラ本体1が保持部材11に接近する
と、ゴンドラ本体1のナット部材4と保持部材11の係
合フック12が干渉してエレベーター昇降の障害になる
が、本実施例では保持部材押動手段を備えているため、
両者4、12の干渉が確実に回避される。すなわち、ゴ
ンドラ本体1が保持部材11に接近すると、保持部材押
動レール19に保持部材11の係合フック12が当接
し、鉛直ローラー16が保持部材押動レール19の傾斜
カム面20、21上を走行する。この鉛直ローラー16
の走行に伴い、保持部材11は傾斜カム面20、21か
ら押圧作用を受けてボールネジシャフト8から離反する
ため、ナット部材4と係合フック12の干渉が回避され
る。
【0019】例えば、図1に示すように、ゴンドラ本体
1が保持部材11に対し上方側から下降接近すると、保
持部材11の鉛直ローラー16が保持部材押動レール1
9の下側傾斜カム面21に当接し転動するようになる。
すると、鉛直ローラー16が傾斜カム面21上を斜め上
方に走行するに伴い、鉛直ローラー16がゴンドラ本体
1のナット部材4から遠ざかる方向に押圧移動する。つ
まり、保持部材11は、ボールネジシャフト8に対して
離反方向に移動する。そして、鉛直ローラー16が保持
部材押動レール19の中間鉛直面に達すると、保持部材
11の離反動作は停止する。その後、鉛直ローラー16
が中間面19aを通り過ぎて、上側傾斜カム面22を斜
め下方に走行するようになると、今度はこれに伴い、鉛
直ローラー16がゴンドラ本体1の後方面側に近づくよ
うに移動する。つまり、保持部材11は、ボールネジシ
ャフト8に対して接近方向に移動する。これにより、ゴ
ンドラ本体1が保持部材11の設置箇所を通過する時
は、保持部材押動レール19によって保持部材11をボ
ールネジシャフト8から離反させた状態で通過するの
で、保持部材11とナット部材4との干渉は避けられる
こととなる。
【0020】本装置は上記構造及び作用をなすので、従
来構造に比べ下記のような長所がある。 (1)振動を小さくし、且つ騒音を小さくすることがで
きる。 (2)保持部材押動レール19はカム機構であり、直接
ゴンドラ本体に固定できるので、設置スペースを20〜
30パーセント縮小することができる。 (3)保持部材11はバネ方式であるため、機構全体が
一層小型化し、機構の簡易化が図られると共に、部品点
数を大幅に削減できる。 (4)支持部の構造を強固に作製する必要がなく、装置
全体の製作費ないし工事費が従来構造に比べ20パーセ
ント以上安価になり、工期短縮が可能になる。 (5)横振れ及び回転振れを迅速確実に効率良く防止す
ることができる。
【0021】尚、本発明は上記実施例に限定されず、種
々の応用変形例が可能である。上記実施例では保持部材
を左右一対としたが、保持部材は3本以上設けてもよ
い。また、保持部材によりボールネジシャフトに対する
保持位置及びバネの取り付けの調整セットは、なるべく
ゴンドラ本体を保持部材に近づけて設定するものとす
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ボールネジシャフトの
中間部を異なる方向から保持する複数の振れ止め用保持
部材を、ボールネジシャフトに対して近接する方向に付
勢して回動可能に設け、ナット部材が保持部材に通過す
る時、保持部材をボールネジシャフトから離反するよう
にしたことにより、ボールネジシャフトが長くても回転
による振れが阻止されるので、ボールネジシャフトの危
険速度値を低下させることがない、したがって、エレベ
ーターの昇降速度及び安全性を損なうことなく、エレベ
ーターの昇降距離を長くすることができるという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベーターのナット部材の周囲
を示す側面図である。
【図2】本発明に係るエレベーターの正面側を示す斜視
図である。
【図3】本発明に係るエレベーターの背面側を示す斜視
図である。
【図4】ボールネジシャフトと回転駆動装置の連結状態
を説明する概要図である。
【図5】ナット部材の詳細構造を示す拡大斜視図であ
る。
【図6】保持部材の詳細構造を示す拡大斜視図である。
【図7】保持部材とバネの装着位置を説明する平面図で
ある。
【図8】保持部材押動レールの取り付け位置を説明する
側面図である。
【図9】保持部材押動レールのカム面を示す図1のA方
向矢視図である。
【符号の説明】
1 ゴンドラ本体 3 ローラー 4 ナット部材 5 鉛直ガイドレール 6 固定板 7 円筒体 8 ボールネジシャフト 9 回転駆動装置 11 保持部材(振れ止め手段) 12 係合フック 13 水平回動アーム 14 固定部材 15 蝶番(又は回動継ぎ手) 16 鉛直ローラー 17 バネ(回動付勢手段) 18 シュー 19 保持部材押動レール(振れ止め用離反部材) 20 上側傾斜カム面 21 下側傾斜カム面 22 一階用扉 23 二階用扉 24 補強部材 25 補強部材 26 取り付け用孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在なゴンドラ本体に固着したナッ
    ト部材に駆動用ボールネジシャフトを螺合してなるボー
    ルネジ式エレベーターにおいて、エレベーターの昇降路
    に、前記ボールネジシャフトの中間部を互いに異なる方
    向から保持する複数の振れ止め用保持部材を、前記ボー
    ルネジシャフトに対して近接離反可能に設けると共に、
    該保持部材を前記ボールネジシャフトに対して近接する
    方向に付勢し、前記ゴンドラ本体のナット部材の周囲に
    は、前記ナット部材が保持部材に接近したとき、該保持
    部材を前記ボールネジシャフトに対して押動離反させる
    離反部材を設けたことを特徴とするボールネジ式エレベ
    ーターのボールネジシャフトの振れ止め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7506725B2 (en) * 2005-11-17 2009-03-24 Hiwin Technologies Corp. Control structure of ball screw type elevator
CN101104493B (zh) * 2006-07-13 2010-09-01 上银科技股份有限公司 双向螺杆式电梯驱动机构

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