JP2001348159A - 自動貼付装置の貼付部材切断装置 - Google Patents

自動貼付装置の貼付部材切断装置

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JP2001348159A
JP2001348159A JP2000174562A JP2000174562A JP2001348159A JP 2001348159 A JP2001348159 A JP 2001348159A JP 2000174562 A JP2000174562 A JP 2000174562A JP 2000174562 A JP2000174562 A JP 2000174562A JP 2001348159 A JP2001348159 A JP 2001348159A
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clamp
height
cutting blade
cutting device
cutting
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JP2000174562A
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Toshiyuki Muto
敏之 武藤
Mutsumi Yamamoto
睦 山本
Yoichi Okamoto
洋一 岡本
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼付部材シートを所定の幅に切断するとき、
貼付部材シートを挟んで保持する際、貼付部材シートの
厚さなどに応じてクランプ上部下面とクランプ下部上面
の間隔が変えられる自動貼付装置の貼付部材切断装置を
提供する。 【解決手段】 貼付部材を被貼付部材に貼り付ける自動
貼付装置の貼付部材切断装置において、貼付部材シート
10を所定の幅に切断する際に前記貼付部材シート10を挟
んで保持する部品クランプ手段として、貼付部材シート
10を載せる保持テーブル20とクランプ上部21とを備え、
前記部品クランプ手段に、クランプ上部21の下面と保持
テーブル20の上面の間隔を変えるクランプ幅調節手段を
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状の剥離紙
付き貼付部材を長尺に切断して例えば情報機器や事務機
器の部品などに自動的に貼り付ける自動貼付け装置に用
いる貼付部材切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テープ状またはシート状のモ
ルトプレーンなど軟弱部材に剥離紙を貼り付けた貼付部
材からその剥離紙を剥離して、接着剤の付着した軟弱部
材を被貼付部材に貼り付ける自動貼付け装置が提供され
ている。例えば特開平8−112791号公報に示されたシー
ルテープ自動貼付け装置では、テープ状のセパレータ
(剥離紙)が一体になったシールテープ(貼付部材)を
シールテープ供給方式により供給し、その際、細長い連
続したシールテープの張力を検出しながら送り出し速度
を制御する。そして、切断前のテープ状の状態で、剥離
ローラによりセパレータ(剥離紙)のみを折り返して剥
離し、その後、セパレータは切断せずに、セパレータが
除去されたシールテープのみを所定の長さに切断する。
また、特開平9−300472号公報に示された軟弱部材の貼
付け装置もテープ供給方式で貼付け部材を供給するもの
で、連続したカバーテープ(剥離紙)を送ることにより
それに重なっているモルトプレーンテープを搬送する。
切断機(トムソン刃によるプレス加工)によってモルト
プレーンの外形がカバーテープ剥離前に加工され、続い
て、エッジ部によって折り返してモルトプレーンとカバ
ーテープの大部分を剥離し、ロボットアームのハンドに
より持ち上げて完全に分離する。このように、従来の方
法では剥離紙(テープ)を切断せずに分離するため、剥
離しやすい方向に貼付部材を送り出す。つまり、長尺シ
ールを貼り付ける場合には、テープ供給方式にして長手
方向に送り出すのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来技
術においては、長尺な貼付部材の貼付けにおいてはテー
プ供給方式により貼付部材を供給する。しかしながら、
テープ供給方式では、長尺で細い貼付部材を安定して供
給することが難しいという問題があるし、さらに、剥離
した部分とこれから剥離する部分(まだ剥離紙が付いて
いる部分)が装置内に連続した状態で存在するので、新
たに貼付部材を供給する場合に段取り時間がかかった
り、貼付部材のサイズを変更したい場合(特に幅寸法)
などには簡単に対応できないという問題があった。本発
明の目的は、このような従来技術の問題を解決するとと
もに、貼付部材シートを所定の幅に切断するとき、貼付
部材シートが挟まれて保持され、その際、貼付部材シー
トの厚さなどに応じて、クランプ上部下面とクランプ下
部上面の間隔が変えられる自動貼付装置の貼付部材切断
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、貼付部材を被貼付部材
に貼り付ける自動貼付装置の貼付部材切断装置におい
て、貼付部材シートを所定の幅に切断する際に貼付部材
シートを挟んで保持する部品クランプ手段を備え、前記
部品クランプ手段に、クランプ上部下面とクランプ下部
上面の間隔を変えるクランプ幅調節手段を備えた。ま
た、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明にお
いて、クランプ幅調節手段が、部品クランプを開閉する
クランプ駆動手段の動作を規制する突き当て部材と、前
記突き当て部材の位置を移動させる突き当て位置調節手
段とを備えた。また、請求項3記載の発明では、請求項
1記載の発明において、クランプ幅調節手段が、部品ク
ランプを開閉する、エアシリンダから成るクランプ駆動
手段と、前記エアシリンダのエア圧を一定圧に調節する
圧力調節手段とを備えた。また、請求項4記載の発明で
は、請求項1、請求項2、または請求項3記載の発明に
おいて、カット刃の対向面に備えた当て板と、切断時に
前記当て板へのカット刃食い込み量を一定にするカット
刃食い込み量維持手段とを備えた。
【0005】また、請求項5記載の発明では、請求項4
記載の発明において、カット刃食い込み量維持手段が、
当て板の高さとカット刃の高さを常に同じ距離に保たせ
る固定手段を備えた。また、請求項6記載の発明では、
請求項4記載の発明において、カット刃食い込み量維持
手段が、部品クランプが閉状態のときにカット刃の高さ
と当て板の高さの差を同じ距離に保たせる突き当て機構
を備えた。また、請求項7記載の発明では、請求項6記
載の発明において、突き当て機構が、突き当て方向に対
して弾性機構を備えた。また、請求項8記載の発明で
は、請求項6または請求項7記載の発明において、突き
当て機構が、クランプ上部または下部のどちらか一方に
突き当てガイド、他方に突き当てコロを備えた。また、
請求項9記載の発明では、請求項4記載の発明におい
て、刃食い込み量維持手段が当て板高さ検知手段および
カット刃高さ移動手段を備え、部品クランプが閉状態の
とき、前記当て板高さ検知手段およびカット刃高さ移動
手段がカット刃の高さと当て板の高さとの差を同じ距離
に保たせる構成にした。また、請求項10記載の発明で
は、請求項9記載の発明において、カット刃高さ移動手
段をカット刃とスライド手段の間に配置した。また、請
求項11記載の発明では、請求項9記載の発明において、
カット刃高さ移動手段がカット刃スライド手段ごと昇降
させる構成にした。
【0006】
【作用】前記のような手段にしたので、請求項1記載の
発明では、貼付部材シートを所定の幅に切断するとき、
貼付部材シートが挟まれて保持され、その際、貼付部材
シートの厚さなどに応じて、クランプ上部下面とクラン
プ下部上面の間隔が変えられる。請求項2記載の発明で
は、請求項1記載の発明において、部品クランプを開閉
するクランプ駆動手段の動作を規制する突き当て部材の
位置が貼付部材シートの厚さなどに応じて移動する。請
求項3記載の発明では、請求項1記載の発明において、
部品クランプを開閉する、エアシリンダから成るクラン
プ駆動手段のエア圧が一定圧に調節される。請求項4記
載の発明では、請求項1、請求項2、または請求項3記
載の発明において、切断時、カット刃の対向面に備えら
れた当て板へのカット刃食い込み量が一定に維持され
る。請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明にお
いて、固定手段により、当て板の高さとカット刃の高さ
が常に同じ距離に保たれる。請求項6記載の発明では、
請求項4記載の発明において、部品クランプが閉状態の
とき、突き当て機構により、カット刃の高さと当て板の
高さの差が同じ距離に保たれる。請求項7記載の発明で
は、請求項6記載の発明において、弾性機構により、カ
ット刃の高さと当て板の高さの差が同じ距離に保たれ
る。請求項8記載の発明では、請求項6または請求項7
記載の発明において、切断時、突き当てガイドは突き当
てコロに当接して移動する。請求項9記載の発明では、
請求項4記載の発明において、部品クランプが閉状態の
とき、当て板高さ検知手段およびカット刃高さ移動手段
によりカット刃の高さと当て板の高さとの差が同じ距離
に保たれる。請求項10記載の発明では、請求項9記載の
発明において、カット刃高さ移動手段がカット刃とスラ
イド手段の間に配置される。請求項11記載の発明では、
請求項9記載の発明において、カット刃高さ移動手段が
カット刃スライド手段ごと昇降する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。図10は本発明の各実施例の自動
貼付装置に供される貼付部材シートの構成図である。図
10(a)に示したように、この貼付部材シート10はモルト
プレーンなど軟弱部材シート11と、その表面に塗布され
た粘着剤12、およびそれを覆う剥離紙シート13とから成
る3層構造で構成される。図10(b)に示したように、貼
付部材シート10はシート状であり、厚さは1〜10mm程
度、幅(図示の例ではBの方向)は予め所定幅(200〜4
00mm程度)に切断したものを用いる。なお、貼付部材は
軟弱部材でなく、ラベルのようなものでもよい。図10に
おいて、点線Lは後述する切断装置でカッタにより切断
される位置であり、ピッチDは貼付部材供給装置の送り
ピッチで、3〜10mm程度である。図9は本発明の各実施
例の自動貼付装置を示す構成図である。図示したよう
に、この実施例の自動貼付装置は、貼付装置本体1と制
御装置7から構成され、貼付装置本体1には、前記貼付
部材シート10を所定ピッチDで送り出す貼付部材供給装
置2、送り出された貼付部材シート10を切断する貼付部
材切断装置(以下、切断装置と略す)3、切断された長
尺の貼付部材10a(図10参照)から剥離紙を剥離する剥
離装置4、被貼付部材19を位置決め固定するワーク保持
台5とが並んで配置され、その上方には切断された貼付
部材10aを剥離位置に搬送し剥離後にワーク位置まで剥
離された貼付部材を搬送する搬送装置6が配置されてい
る。さらに、貼付装置本体1を構成しているこれらの装
置が制御装置7に接続されている。この制御装置7は予
め設定したプログラムに基づいて一連の動作を制御す
る。図1は本発明の第1の実施例を示す前記貼付装置本
体1内に設けられた切断装置3を含む構成図であり、図
2は切断装置要部の構成図である。図示したように、こ
の実施例の切断装置3は、貼付部材シート10を載せる保
持テーブル20、切断時に貼付部材シート10が位置ズレを
起こさないように貼付部材シート10を保持テーブル20と
により挟んで固定する部品クランプ手段としてのクラン
プ上部21、貼付部材シート10を切断するカット刃である
回転刃22、回転刃22を移動させるスライダ23などを備え
ている。また、クランプ上部21の下面には回転刃22が当
たる当て板24が取り付けられている。なお、保持テーブ
ル20には回転刃22が下方から入るので、回転刃22の厚さ
よりも大きなスリットSが設けられており、さらに、切
断後に貼付部材10aがずれないようにする吸着機構が設
けられている。また、切断された貼付部材10aを把持す
るときに把持ハンドとクランプ上部21などが干渉するの
で、クランプ上部21などを退避させるための逃がし機構
としてクランプ移動シリンダ28を設けている。
【0008】図3に、第1の実施例の回転刃周辺の構成
図を示す。図示したように、回転刃22の中心には、回転
刃ホルダ26に保持されてピン31が挿入されている。ピン
31が固定された部材はスプリング(弾性機構)により回
転刃22の突き当て方向(図では上下方向)に摺動する。
また、回転刃ホルダ26をスライダ23(図2参照)の移動
部に連結固定するための支持部材25を設けている。さら
に、本発明の第1の実施例の切断装置では、貼付部材シ
ート10の厚さに合わせて保持力を最適なクランプ幅Eで
開閉するため、部品クランプ手段にはクランプ幅調整手
段、およびクランプ幅Eが変わっても切断時の当て板24
へのカット刃食い込み量Fを一定にするためのカット刃
食い込み量維持手段を備えている(図4参照)。なお、
前記部品クランプ手段として、保持テーブル20には貼付
部材クランプのための昇降シリンダ27(クランプ駆動手
段)を設けている(図2参照)。昇降シリンダ27で保持
テーブル20を上死点まで突き上げることにより部品クラ
ンプ手段を閉状態にすることができる。図示していない
が、クランプ幅調節手段として、昇降シリンダ27のシリ
ンダ端ストッパ(上死点:突き当て部材)の位置を手操
作で調整可能にしている。貼付部材シート10の厚さに合
わせて例えば0.2mm単位で位置合わせできるようにスト
ッパ固定部(突き当て位置調節手段)に目盛も表示され
ている。なお、昇降シリンダ27のシリンダ圧は貼付部材
シート10をストッパ位置まで押しつぶすのに十分な強さ
に設定している。また、前記カット刃食い込み量維持手
段として、当て板−回転刃間が常に一定になるようにス
ライダ23と当て板24が側板29(固定手段)に固定されて
いる。これにより当て板24に対する切断時のカット刃食
い込み量Fが常に一定に維持されるので、従来発生して
いたカット刃食い込み量の不足による切れ残し問題や、
カット刃の食い込み量が深くなって当て板24の劣化寿命
が短くなるという問題がなくなる。
【0009】図4は貼付部材シート10が薄いとき(a
図)と厚いとき(b図)のクランプ幅Eおよびカット刃
食い込み量Fの関係図である。図示したように、貼付部
材シート10の厚さGが厚く(薄く)なればそれに合わせ
てクランプ幅Eを広く(狭く)して、クランプ幅Eが変
わってもカット刃突き出し量Fは維持される。なお、カ
ット刃食い込み量Fの適正値は,採用する当て板24の材
質や構造によって異なるが、当て板24が市販のものであ
ればその推奨値に合わせる。また、カット刃食い込み量
Fの設定は前記したようにストッパ固定部の目盛を見な
がらクランプ幅Eを適性値に調節することにより行う。
なお、図4において、符号Hは貼付部材つぶし量であ
る。
【0010】次に、この実施例の切断時の動作について
説明する。まず、部品クランプ手段が開状態になり、貼
付部材シート10が所定のピッチで送られる。そうする
と、保持テーブル20が貼付部材シート10の裏面を吸着保
持する。続いて、クランプ移動シリンダ28がクランプ上
部21などを切断位置に移動させ、部品クランプ手段を閉
状態にして貼付部材シート10を固定し、回転刃22をスラ
イドさせて貼付部材シート10を切断する。切断が終了す
ると、部品クランプ手段を開状態にし、クランプ上部21
などを移動機構により把持ハンドとの干渉位置から退避
させる。こうして、第1の実施例によれば、貼付部材シ
ートを切断する際にその貼付部材シートを挟んで保持す
る部品クランプ手段のクランプ上部下面とクランプ下部
上面の間隔を変える(調節する)ことができるので、貼
付部材シートの厚さや硬さに関する適用範囲を広げるこ
とができる。また、カット刃食い込み量維持手段により
カット刃の対向面に備えた当て板へのカット刃食い込み
量を一定にすることができるので、貼付部材シートの厚
みの変化によりクランプ幅が変化しても、安定した切
断、切断精度の確保、当て板の寿命延長が図れる。ま
た、固定手段である側板29にスライダ23と当て板24とが
固定され、当て板の高さとカット刃の高さの差を常に同
じ距離に保たせることによりカット刃食い込み量を一定
に維持しているので、実現のための構造が非常に簡単で
あり、したがって、低コストで実現できる。
【0011】図5は本発明の第2の実施例を示す構成図
であり、図6はその要部の説明図である。図示したよう
に、基本構成は第1の実施例と同じであるが、部品クラ
ンプ手段を構成している昇降シリンダ27aがクランプ上
部21aに設けられている。また、部品クランプ手段の逃
がし機構であるクランプ移動シリンダ28aは昇降シリン
ダ27aを介してクランプ上部側のみに取り付けられてい
る。つまり、第2の実施例では、クランプ下部として機
能する保持テーブル20の位置(高さ)を変えずに、クラ
ンプ上部21aの位置を貼付部材シート10の厚みに応じて
上下させるのである。図6に示すように、当て板24の高
さが貼付部材シート10の厚さによって変わるので、当て
板の高さに合わせてカット刃高さも変えるわけである。
そのため、第2の実施例では、カット刃食い込み量維持
手段として、当て板24の高さが変わっても回転刃22が強
制的に同じ間隔で上下するように突き当て機構を設けて
いる。図5および図6において、突き当て機構は突き当
てガイド40および突き当て部材41として示されている。
図示したように、当て板24が固定されているクランプ上
部21aに突き当てガイド40、回転刃ホルダ26が固定され
ている支持部材25側に突き当て部材41を固定する。突き
当て部材41は回転刃22とともに横方向に移動するが、こ
のときの突き当てガイド40との摩擦の負荷を少なくする
ためにコロ42とコロホルダ43を設けている。なお、突き
当てガイド40および突き当て部材41は保持テーブル20と
干渉しないように保持テーブル20から離れたところに配
置されている。また、回転刃ホルダ26および突き当て部
材41を固定している支持部材25には弾性機構44を設けて
いる。弾性機構44は傾かないで平行に上下できるような
構造になっており、移動幅Wの変化を吸収できる。この
弾性機構44が、突き当て部材41の位置を移動させる突き
当て位置調節手段として機能するのである。なお、この
弾性機構44の弾性力はクランプ力よりも弱く、且つ、切
断時に回転刃22にかかる上からの力よりも大きく設定し
ている。また、この実施例では、弾性機構44を支持部材
25とスライダ23の間に設けているが、スライダ23と自動
貼付装置本体1のベース部の間に設けてもよい。また、
クランプ上部に突き当てコロ、クランプ下部に突き当て
ガイドを備える構成にしてもよい。
【0012】以下に、この第2の実施例の動作フローを
説明する。基本的には第1の実施例と同じで、切断時ま
ず、当て板24を下降させて貼付部材シート10を固定す
る。同時に、突き当てガイド40が突き当て部材41を貼付
部材シート10の厚さに応じて下方へ押し、それと連動し
て回転刃ホルダ26が下がる。こうして、スライダ23によ
って回転刃22が移動しても、クランプ中(切断中)は常
に一定のカット刃食い込み量が維持される。このよう
に、第2の実施例によれば、第1の実施例と同様に、貼
付部材シートを切断する際にその貼付部材シートを挟ん
で保持する部品クランプ手段のクランプ上部下面とクラ
ンプ下部上面の間隔を変える(調節する)ことができる
ので、貼付部材シートの厚さや硬さに関する適用範囲を
広げることができる。また、カット刃食い込み量維持手
段によりカット刃の対向面に備えた当て板へのカット刃
食い込み量を一定にすることができるので、貼付部材シ
ートの厚みの変化によりクランプ幅が変化しても、安定
した切断、切断精度の確保、当て板の寿命延長が図れ
る。また、クランプ移動シリンダ28aに複数点で位置決
め可能なアクチュエータを採用すれば、当て板24のカッ
ト刃食い込み位置を平行にずらすことができ、当て板24
の使用寿命をより長くすることができる。また、クラン
プ幅調節手段が、部品クランプ手段を開閉するクランプ
駆動手段の動作を規制する突き当て部材41と、その突き
当て部材41の位置を移動させる突き当て位置調節手段で
ある弾性機構44とから実現されるので、貼付部材シート
の厚さが変わった際に手作業によるクランプ幅調節手段
の調節が不要となる。また、カット刃食い込み量維持手
段が突き当てガイド40と突き当てガイド41から成る突き
当て機構により実現されるので、比較的簡単な構造のカ
ット刃食い込み量維持手段で前記した手作業不要のクラ
ンプ幅調節手段の採用が可能になる。また、前記のよう
に弾性機構44を用いているので、回転刃22のスライダ23
などに必要以上の負荷がかからないし、低コストで実現
できる。また、突き当て機構が、クランプ上部または下
部のどちらか一方に突き当てガイド、他方に突き当てコ
ロを備えたので、突き当て部分が移動しながら当接する
場合でも滑らかな動作が可能である。
【0013】図7は本発明の第3の実施例を示す構成図
であり、図8はその要部の説明図である。図7に示した
ように、基本構成は第1の実施例と同じで、部品クラン
プ手段は第2の実施例と同様の構成である。なお、図示
していないが、クランプ幅調節手段として、エアシリン
ダのエア圧を貼付部材シートの厚さなどに係わりなく一
定圧に調節する圧力調節手段を備え、エアシリンダから
成るクランプ駆動手段である昇降シリンダ27aのエア圧
を調整可能にしている。貼付け部材シート10の厚さおよ
び硬さの変化範囲にわたって適切な押さえ圧が得られる
ようにエア圧を設定しておくのである。また、第2の実
施例と同様に当て板高さは貼付け部材シート10の厚さお
よび硬さによって変わるので、当て板24の高さに合わせ
てカット刃高さも変わるようにしている。そのため、カ
ット刃食い込み量維持手段として、当て板高さ検知手段
である光学式変位センサ50、およびカット刃高さ移動手
段であるサーボアクチェエータ51を設けた。図8は回転
刃周辺部の説明図で、図示したように、この実施例では
当て板高さ検知手段として前記光学式変位センサ(以
下、センサと略す)50を用いる。そのため、センサ50か
らの光を反射させる被検出部材52を対向するクランプ上
部21aの下面に取り付けている。センサ50は例えば複数
の受光素子が1列に並んだラインセンサを備え、反射光
がどの位置の受光素子で検出されたかにより被検出部材
52までの距離、つまり当て板24の高さを検知する。ま
た、回転刃高さ移動手段として、スライダ23と装置本体
1のベース部との間に前記サーボアクチュエータ(アク
チュエータと略す)51を設けている。このアクチュエー
タ51の保持力はクランプ力よりも弱く、切断時にカット
刃(回転刃22)に上方からかかる力よりも大きく設定し
ている。なお、この実施例ではカット刃高さ移動手段を
スライダ23と装置本体1のベース部との間に設けている
が、アクチュエータを小型化したい場合は、支持部材25
と回転刃ホルダ26との間に設けてもよい。
【0014】以下、この実施例の動作フローを説明す
る。基本動作フローは第1の実施例と同じで、まず、当
て板24を下降させて貼付部材シート10を固定する。そし
て、センサ50により当て板高さを検知し、その高さとア
クチュエータ51に取り付けられた回転刃22の位置との差
が予め設定した所定の間隔になるように回転刃22の位置
(高さ)を制御する。こうして、この実施例によれば、
カット刃の高さと当て板の高さの差を同じ距離に保たせ
る当て板高さ検知手段およびカット刃高さ移動手段によ
り刃食い込み量を一定に維持できるので、第2の実施例
のように部材を接触させなくても刃食い込み量を一定に
維持できるし、第2の実施例の場合に比べて広いクラン
プ幅変化に対応することができる。また、カット刃高さ
移動手段をカット刃とスライド手段の間に配置した構成
では、カット刃高さ移動手段を小型・安価にすることが
できる。また、前記のようにカット刃高さ移動手段がカ
ット刃スライド手段ごと昇降させる構成では、カット刃
スライド時にカット刃高さ移動手段への配線を移動させ
る機構や断線に対する考慮をしなくてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項1記載の発明では、貼付部材シートを所定の幅に
切断するとき、貼付部材シートが挟まれて保持され、そ
の際、貼付部材シートの厚さなどに応じて、クランプ上
部下面とクランプ下部上面の間隔が変えられるので、貼
付部材シートの厚さや硬さに関する適用範囲を広げるこ
とができる。また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の発明において、部品クランプを開閉するクランプ
駆動手段の動作を規制する突き当て部材の位置が貼付部
材シートの厚さなどに応じて移動するので、請求項1記
載の発明の効果に加え、貼付部材シートの厚さが変わっ
た際に手作業によるクランプ幅調節手段の調節が不要と
なる。また、請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、部品クランプを開閉する、エアシリンダ
から成るクランプ駆動手段のエア圧が貼付部材シートの
厚さなどの変化範囲にわたって一定圧に調節されるの
で、貼付部材シートの厚さなどが変わっても貼付部材シ
ートは適切な押さえ圧で保持される。また、請求項4記
載の発明では、請求項1、請求項2、または請求項3記
載の発明において、切断時、カット刃の対向面に備えら
れた当て板へのカット刃食い込み量が一定に維持される
ので、貼付部材シートの厚みの変化によりクランプ幅が
変化しても、安定した切断、切断精度の確保、当て板の
寿命延長が図れる。また、請求項5記載の発明では、請
求項4記載の発明において、固定手段により、当て板の
高さとカット刃の高さが常に同じ距離に保たれるので、
実現のための構造が非常に簡単であり、したがって、低
コストで請求項4記載の効果を実現することができる。
また、請求項6記載の発明では、請求項4記載の発明に
おいて、部品クランプが閉状態のとき、突き当て機構に
より、カット刃の高さと当て板の高さの差が同じ距離に
保たれるので、比較的低コストで請求項4記載の発明の
効果を実現することができるし、請求項2記載の発明、
したがって、請求項2記載の発明の効果を可能にする。
【0016】また、請求項7記載の発明では、請求項6
記載の発明において、弾性機構により、カット刃の高さ
と当て板の高さの差が同じ距離に保たれるので、請求項
6記載の発明を容易に実現することができるし、カット
刃のスライダなどに必要以上の負荷がかからなくするこ
とができる。また、請求項8記載の発明では、請求項6
または請求項7記載の発明において、切断時、突き当て
ガイドは突き当てコロに当接して移動するので、滑らか
な動作が可能である。また、請求項9記載の発明では、
請求項4記載の発明において、部品クランプが閉状態の
とき、当て板高さ検知手段およびカット刃高さ移動手段
によりカット刃の高さと当て板の高さとの差が同じ距離
に保たれるので、部材を接触させなくても刃食い込み量
を一定に維持できるし、広いクランプ幅変化に対応する
ことができる。また、請求項10記載の発明では、請求項
9記載の発明において、カット刃高さ移動手段がカット
刃とスライド手段の間に配置されるので、カット刃高さ
移動手段を小型・安価にすることができる。また、請求
項11記載の発明では、請求項9記載の発明において、カ
ット刃高さ移動手段がカット刃スライド手段ごと昇降す
るので、カット刃スライド時にカット刃高さ移動手段へ
の配線を移動させる機構や断線に対する考慮をしなくて
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す貼付部材切断装置
を含む構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す貼付部材切断装置
要部の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示す貼付部材切断装置
の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す貼付部材切断装置
の他の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す貼付部材切断装置
を含む構成図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す貼付部材切断装置
要部の説明図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示す貼付部材切断装置
を含む構成図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す貼付部材切断装置
要部の説明図である。
【図9】本発明の各実施例の自動貼付装置を示す構成図
である。
【図10】本発明の各実施例の自動貼付装置に供される
貼付部材シートの構成図である。
【符号の説明】
1 自動貼付装置本体 2 貼付部材供給装置 3 貼付部材切断装置 10 貼付部材シート 20 保持テーブル 21 クランプ上部 22 回転刃 23 スライダ 24 当て板 25 支持部材 26 回転刃ホルダ 27 昇降シリンダ 28 クランプ移動シリンダ 29 側板 40 突き当てガイド 41 突き当て部材 42 コロ 44 弾性機構 50 光学式変位センサ 51 サーボアクチュエータ 52 被検出部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貼付部材を被貼付部材に貼り付ける自動
    貼付装置の貼付部材切断装置において、貼付部材シート
    を所定の幅に切断する際に前記貼付部材シートを挟んで
    保持する部品クランプ手段を備え、前記部品クランプ手
    段に、クランプ上部下面とクランプ下部上面の間隔を変
    えるクランプ幅調節手段を備えたことを特徴とする貼付
    部材切断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の貼付部材切断装置におい
    て、クランプ幅調節手段が、部品クランプを開閉するク
    ランプ駆動手段の動作を規制する突き当て部材と、前記
    突き当て部材の位置を移動させる突き当て位置調節手段
    とを備えたことを特徴とする貼付部材切断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の貼付部材切断装置におい
    て、クランプ幅調節手段が、部品クランプを開閉する、
    エアシリンダから成るクランプ駆動手段と、前記エアシ
    リンダのエア圧を一定圧に調節する圧力調節手段とを備
    えたことを特徴とする貼付部材切断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、または請求項3記
    載の貼付部材切断装置において、カット刃の対向面に備
    えた当て板と、切断時に前記当て板へのカット刃食い込
    み量を一定にするカット刃食い込み量維持手段とを備え
    たことを特徴とする貼付部材切断装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の貼付部材切断装置におい
    て、カット刃食い込み量維持手段が、当て板の高さとカ
    ット刃の高さを常に同じ距離に保たせる固定手段を備え
    たことを特徴とする貼付部材切断装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の貼付部材切断装置におい
    て、カット刃食い込み量維持手段が、部品クランプが閉
    状態のときにカット刃の高さと当て板の高さの差を同じ
    距離に保たせる突き当て機構を備えたことを特徴とする
    貼付部材切断装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の貼付部材切断装置におい
    て、突き当て機構が、突き当て方向に対して弾性機構を
    備えたことを特徴とする貼付部材切断装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7記載の貼付部材
    切断装置において、突き当て機構が、クランプ上部また
    は下部のどちらか一方に突き当てガイド、他方に突き当
    てコロを備えたことを特徴とする貼付部材切断装置。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の貼付部材切断装置におい
    て、刃食い込み量維持手段が当て板高さ検知手段および
    カット刃高さ移動手段を備え、部品クランプが閉状態の
    とき、前記当て板高さ検知手段およびカット刃高さ移動
    手段がカット刃の高さと当て板の高さとの差を同じ距離
    に保たせる構成にしたことを特徴とする貼付部材切断装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の貼付部材切断装置にお
    いて、カット刃高さ移動手段をカット刃とスライド手段
    の間に配置したことを特徴とする貼付部材切断装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の貼付部材切断装置にお
    いて、カット刃高さ移動手段がカット刃スライド手段ご
    と昇降させる構成にしたことを特徴とする貼付部材切断
    装置。
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CN108975037A (zh) * 2018-06-08 2018-12-11 浙江精力玛智能机械有限公司 一种切片机
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