JP2001347933A - 車両用修理装置 - Google Patents

車両用修理装置

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JP2001347933A JP2000169679A JP2000169679A JP2001347933A JP 2001347933 A JP2001347933 A JP 2001347933A JP 2000169679 A JP2000169679 A JP 2000169679A JP 2000169679 A JP2000169679 A JP 2000169679A JP 2001347933 A JP2001347933 A JP 2001347933A
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frame
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗料及びパテ類の乾燥作業における作業者の
労力を軽減することができる車両用修理装置を提供す
る。操作が容易であり且つ品質の良い塗装面が得られる
車両用修理装置を提供する。 【解決手段】 パネル面に塗布された塗布材料を乾燥す
る乾燥器具と、乾燥器具に設けられこの乾燥器具から塗
布材料が塗布されたパネル面にかけての距離を検出する
距離検出センサと、パネル面に沿って乾燥器具を移動さ
せる移動装置と、を備え、移動装置は、距離検出センサ
によって検出された値が所定範囲の値となるようにパネ
ル面に沿って乾燥器具を移動させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用修理装置に関
し、更に詳細には、パネル面に塗布した塗料及びパテ類
などを乾燥させる際に使用する修理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両などのパネル面に塗布した塗料及び
パテ類を乾燥させる際に使用する車両用修理装置とし
て、パネル面に赤外線を照射して塗料を乾燥させる車両
用修理装置を例に挙げることができる。この従来の車両
用修理装置具は、複数の赤外線照射装置を有する乾燥器
具と、乾燥器具をパネル面に対して所定の角度、高さに
支持する支持ラックと、を備える。また、支持ラック
は、乾燥器具を角度自在に支持する支持ブロックと、支
持ブロックが上下方向にスライド自在に設けられる支柱
と、支柱の下端に設けられた脚部と、を有し、作業者が
支持ラックにおける乾燥器具の固定角度及び高さを変更
することにより、乾燥器具を任意の位置に固定すること
ができる。
【0003】そして、パネル面に塗料が塗布された後
に、この車両用修理装置に設けられた乾燥器具をパネル
面に接近するように設置して赤外線を照射する。なお、
赤外線の照射時間は塗料の種類及び塗膜の厚みによって
適時変更される。また、照射距離は塗料が塗布されたパ
ネル面の表面形状、例えばパネル面の傾斜角度などによ
って変更される。そして、作業者の勘と経験をたよりの
赤外線の照射距離を定めた後に赤外線を照射する。ま
た、塗料が乾燥したか否かを作業者自らの勘と経験に基
づいて判断し、乾燥したと思われる時に赤外線の照射を
停止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように従来の乾燥器具においては、乾燥器具の設置か
ら照射時間の管理までが作業者に委ねられ作業者の大き
な負担となっていた。
【0005】また、上記したように照射時間の管理は作
業者の勘と経験に頼るところが大きかった。すなわち、
経験の浅い作業者が乾燥器具を操作した場合には、パネ
ル面に塗布された塗布材料が完全に乾燥する前に赤外線
の照射を停止してしまうこともあり、塗装面の品質が損
なわれる虞もあった。
【0006】また、赤外線の照射距離の設定において
は、赤外線がパネル面に均一に照射されるように、パネ
ル面に対する乾燥器具の角度及び高さを適切に調節する
必要がある。しかしながら、パネル面は必ずしも平面で
あるとは限られず、例えば、テールライト廻りなど複数
の面にて構成されている所もあり、このため乾燥器具の
操作に不慣れな人が乾燥器具を設置した場合には、パネ
ル面に対する赤外線の照射むらができ、この点において
も塗装面の品質が安定しないといった問題も生じる。
【0007】よって本発明は、塗料及びパテ類の乾燥作
業における作業者の労力を軽減することができる車両用
修理装置を提供することを課題とする。また、操作が容
易であり、且つ品質の良い塗装面が得られる車両用修理
装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は車両用修理装置
であり、上記した技術的課題を解決するために以下のよ
うに構成した。
【0009】すなわち、本発明はパネル面に塗布された
塗布材料を乾燥する乾燥器具と、乾燥器具に設けられこ
の乾燥器具から前記塗布材料が塗布されたパネル面にか
けての距離を検出する距離検出センサと、前記パネル面
に沿って前記乾燥器具を移動させる移動装置と、を備
え、前記移動装置は、前記距離検出センサによって検出
された値が所定範囲の値となるように前記パネル面に沿
って前記乾燥器具を移動させることを特徴とする。
【0010】このように塗布材料が塗布されたパネル面
から、常に一定の距離をおいて乾燥器具を支持する移動
装置を備えているため、塗布材料は常に一定の条件下で
乾燥される。すなわち、経験が少ない作業者が車両用修
理装置を扱ったとしても、品質の良い乾燥面が得られ
る。また、パネル面に塗布された塗布材料を効率良く乾
燥させる位置に乾燥器具が自動的に設置されるため作業
者の労力を大幅に軽減させることもできる。なお、ここ
でパネル面に塗布される塗布材料としては、塗料及びパ
テ類など乾燥されることによって硬化する材料である。
【0011】また、パネル面に塗布された塗布材料を乾
燥する乾燥器具と、該パネル面に塗布された塗布材料の
乾燥状態を検知する乾燥状態検知センサと、前記乾燥状
態検知センサによって前記パネル面が乾燥した状態であ
ると判断されたことを受けて前記パネル面における他の
領域に前記乾燥器具を移動させる移動装置と、を有す車
両用修理装置であってもよい。
【0012】すなわち、パネル面に塗布された塗布材料
を乾燥させる際には、その塗布材料の乾燥状態を確認し
ながら乾燥器具を移動させるため、塗布材料が確実に乾
燥される。このため経験の少ない作業者が車両用修理装
置を扱ったとしても、品質の良い乾燥面が得られる。ま
た、塗布材料が乾燥したことを受けてパネル面に対する
乾燥器具の位置が自動的に変更されるため、乾燥に係る
時間管理の必要もなく作業者の労力を軽減させることが
できる。
【0013】なお、移動装置としては、縦フレームと、
縦フレームの上下方向にスライド自在に設けられた横フ
レームと、横フレームの軸方向及びこの軸方向と直交す
る方向にスライド自在に設けられると共に横フレームを
回転軸としてその上下方向に回動自在に支持されるアー
ムフレームと、を備え、前記乾燥器具は、前記アームフ
レームの先端に角度自在に設けられている構成とするこ
ともできる。すなわち、乾燥器具を支持する移動装置は
複数の可動部分を備えており、この複数の可動部分を可
動させて乾燥器具をパネル面に沿って移動させることが
できる。
【0014】乾燥器具は、パネル面に塗布された塗布材
料に赤外線を照射する赤外線照射装置と、赤外線照射装
置の赤外線で暖められた空気をパネル面に塗布された塗
布材料に送風する送風機と、を備える構成とすることも
できる。この構成の乾燥器具では、パネル面に塗布され
た塗布材料に対して赤外線を直接照射することができる
ためその輻射熱によって塗布材料の乾燥を早めることが
できる。さらに赤外線で暖められた空気、即ち温風を塗
布材料に送風するため、これらの相乗効果により、より
短時間で塗布材料を乾燥させることができる。なお、送
風機によって送風される空気を暖めるにあっては、送風
機専用の赤外線照射装置を備えている構成としてもよ
い。
【0015】距離検出センサとしては、超音波を発する
発振部と、この発振部から発振された超音波を受信する
受信部と、発振部から発振された超音波が受信部に達す
る迄の時間を計測して距離に変換する変換処理部と、を
有する構成とすることもできる。即ち、超音波式測距セ
ンサなどを採用することができる。なお、本発明におけ
る距離検出センサは、勿論、上記した超音波式測距セン
サに限定されることはなく、塗料が塗布されたパネル面
から乾燥器具にかけての距離を測定することができるセ
ンサであればよい。
【0016】また、乾燥状態検知センサとしては、塗布
材料の乾燥時に該塗布材料から空気中に揮発する溶剤を
検知して、塗布材料の乾燥状態を認識するセンサなどが
望ましい。例えば、空気中に含まれる溶剤の量(濃度)
が所定値以下に達したことを受けて乾燥状態に達したと
みなすガスセンサなどを採用することができる。なお、
本発明における乾燥状態検知センサとしては、揮発した
溶剤を検知して乾燥状態を認識するもののみならず、例
えば、パネル面の温度を監視して乾燥状態を認識するセ
ンサなどであってもよい。すなわち、乾燥状態を認識で
きるセンサであればよい。
【0017】また、乾燥器具にはパネル面に塗布された
塗布材料に紫外線を照射する紫外線照射装置を設けるこ
ともできる。この場合、紫外線を吸収して硬化する紫外
線重合組成物を含んだパテ及び塗料類を乾燥させること
ができる。なお、乾燥器具としては、紫外線照射装置の
みを備える構成とすることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用修理装置に
係る好適な実施の形態について図面を参照して説明す
る。
【0019】まず、本実施の形態に示す車両用修理装置
の概略を説明する。本発明に係る車両用修理装置は、図
1に示すように枠状に形成された縦フレーム2と、この
縦フレーム2内に架設されその上下方向にスライド自在
に設けられた横フレーム3と、横フレーム3に直交する
ように設けられ且つ横フレーム3の軸方向及び直交する
方向にスライド自在に設けられ且つ横フレーム3を回転
中心としてその上下方向に回動自在に設けられたアーム
フレーム4とからなる支持ラック1を有する。また、ア
ームフレーム4の先端には、車両のパネル面に塗布され
た塗布材料を乾燥せしめる乾燥器具5が角度自在に設け
られている。
【0020】さらに、縦フレーム2の下端側には2脚の
ベースフレーム6が設けられており、縦フレーム2はこ
のベースフレーム6を介して作業場所となる床面上に安
定して設置されている。なお、ベースフレーム6には、
複数の車輪(キャスター)6aが設けられており、支持
ラック1を作業場所となる床面上で容易に移動させるこ
とができる。また、支持ラック1の下部には乾燥器具5
の制御並びに支持ラック1の各可動部分の制御を行う制
御基板を収容した制御ボックス7が設けられている。そ
して、各種条件に基づきこの制御ボックス7内に設けら
れる制御基板からの制御信号によって支持ラック1の各
可動部分、並びに乾燥器具5が制御されパネル面に塗布
された塗料などを乾燥させる。以下、これらの構成をよ
り詳細に説明する。
【0021】縦フレーム2は、作業場所となる床面にベ
ースフレーム6を介して立設される2本の支柱20と、
一方の支柱20の端部を他方の支柱20における端部に
連結する連結フレーム21とから構成され高さ方向に長
い枠状に形成されている。また、各支柱20は筒状をな
しその内部には環状のチェーン22及び駆動モータ23
等からなるスライド機構が設けられている(図4参
照)。そして、このスライド機構を有する支柱20の間
に横フレーム3が架設されている。
【0022】支柱20内に設けられるスライド機構は、
図4及び図6に示すように支柱20の下端に設けられた
駆動モータ23と、この駆動モータ23の回転軸に設け
られたスプロケット24及び支柱20の上部に設けられ
た滑車25と、これらスプロケット24及び滑車25間
に張り渡された環状のチェーン22と、この環状のチェ
ーン22の一側方に固定されたブラケット26とを有
し、このブラケット26に横フレーム3の端部が連結さ
れている。
【0023】一方、支柱20内にはその上下方向に延び
るガイドレール27及びスロット28が設けられてい
る。そして、ブラケット26の一部はこのスロット28
を介して支柱外へと延び、横フレーム3を支持してい
る。また、ブラケット26には複数のローラ29が設け
られており、ガイドレール27に転動可能に係合してい
る。このため駆動モータ23の回転軸に設けられたスプ
ロケット24を正転又は逆転させてチェーン22を巻き
取ることにより、ブラケット26がガイドレール27に
添って上下動し、ブラケット26に保持された横フレー
ム3は縦フレーム2の上下方向(図中矢印Y方向)にス
ライドすることとなる。
【0024】横フレーム3は、図5及び図7に示すよう
に上記した各ブラケット26に両端が固定された横フレ
ーム支持棒11と、この横フレーム支持棒11に平行且
つ該横フレーム支持棒11を回転中心として回動自在に
設けられた横フレーム本体12とからなり、この横フレ
ーム本体12上にアームフレーム4が直交するように設
けられている。
【0025】また、横フレーム支持棒11に対する横フ
レーム本体12の取付構造は、横フレーム支持棒11の
両端部近傍に設けられ横フレーム支持棒11に固定され
る固定ギヤ13と、この固定ギヤ13に噛み合うウォー
ムギヤ14を備え横フレーム本体12側に固定される駆
動モータ15と、横フレーム支持棒11に横フレーム本
体12を回動自在に連結する連結ブロック16とからな
り、横フレーム本体12に設けられた駆動モータ15の
駆動時に横フレーム本体12が横フレーム支持棒11を
回転中心にその軸回りで回動する構造となっている。す
なわち、駆動モータ15の駆動時には、アームフレーム
4が横フレーム支持棒11を回転中心にその上下方向
(図中矢印R方向)に回動することになる。
【0026】なお、ウォームギヤ15を回転させる駆動
モータ15には、高減速比の減速ギヤを内蔵したモータ
を採用している。また、連結ブロック16には横フレー
ム支持棒11に対する横フレーム本体12の回転角を検
出する回転角センサ17が取り付けられている。また、
横フレーム本体12は横フレーム支持棒11と略同じ長
さに形成された箱状をなし、その内部にはアームフレー
ム4を横フレーム本体12の軸方向へスライドさせるた
めのスライド機構が内蔵されている。そして、このスラ
イド機構を介してアームフレーム4がスライド自在に設
けられている。なお、このスライド機構に関しての詳細
な説明は後述するアームフレーム4に設けられたスライ
ド機構と共に説明する。
【0027】横フレーム本体12に設けられたアームフ
レーム4は、横フレーム本体12と略同等の長さを有す
る箱状に形成され、横フレーム本体12に設けられたス
ライド機構を介して横フレーム本体12に取り付けられ
ている。そして、アームフレーム4は横フレーム本体1
2に設けられたスライド機構の駆動時に、横フレーム本
体12の軸方向(図中矢印X方向)にスライドする。一
方、アームフレーム4側にも、横フレーム本体12に設
けられたスライド機構とほぼ同様のスライド機構が設け
られており、アームフレーム4側に設けられたスライド
機構の駆動時には、横フレーム3と直交する方向(図中
矢印Y’方向)にアームフレーム4がスライドする構造
となっている。
【0028】以下、横フレーム本体12及びアームフレ
ーム4に設けられるスライド機構について図7から図9
を参照してより詳細に説明する。なお、図8は横フレー
ム本体12に設けられるスライド機構の概略を示す図で
ある。また、図7は横フレーム本体12とアームフレー
ム4との連結部分を示す拡大図である。
【0029】まず、横フレーム本体12に設けられるス
ライド機構を図8を参照して概略的に説明する。横フレ
ーム本体12に設けられるスライド機構は、横フレーム
本体12の端部に設けられたガイドプーリ31又は駆動
プーリ32と、このガイドプーリ31及び駆動プーリ3
2との間に掛け渡された環状のベルト33と、駆動プー
リ32に設けられ該プーリ32を回転させる駆動モータ
34と、各プーリ31,32間に掛け渡されたベルト3
3の一側方側に固定されるフレーム連結用プレート35
と、を有し、駆動モータ34の駆動時にベルト33が回
転されてベルト33と共にフレーム連結用プレート35
が横フレーム本体12の軸方向にスライドする構造とな
っている。
【0030】フレーム連結用プレート35は、両端が同
一方向に折り曲げられたコの字型をなす金属板であり、
その折り曲げられた各折曲部分には複数のローラ36が
取り付けられている。また、横フレーム本体12の内方
には、上記した各構成に加えてその長手方向に添って2
本のガイドレール37が設けられている。そして、フレ
ーム連結用プレート35に設けられたローラ36はこの
ガイドレール37に転動可能に係合されている。このた
めフレーム連結用プレート35の移動の際には、このガ
イドレール37に添って移動する。
【0031】また、駆動プーリ32には、駆動プーリ3
2の回転角を検出する回転角センサ38が取り付けられ
ており、この回転角センサ38によって検出される値か
ら横フレーム本体12に対するフレーム連結用プレート
35の移動量を検知することができる。すなわち、回転
角センサ38により検出される駆動プーリ32の回転角
をフィードバックして駆動モータ34の回転を制御する
ことにより、フレーム連結用プレート35を所望の位置
にスライドさせることができる。
【0032】なお、駆動モータ34には、減速ギヤを内
蔵した駆動力の大きいモータが採用されている。また、
駆動プーリ32及びベルト33には夫々互いに噛み合う
歯が設けられている。このため駆動モータ34の回転は
駆動プーリ32を介して正確にベルト33に伝達される
ようになっている。
【0033】一方、アームフレーム4側に設けられるス
ライド機構も、上記した横フレーム本体12に設けられ
るスライド機構と同様の構造をなしている。図7及び図
9に示すようにアームフレーム4側に設けられるスライ
ド機構は、アームフレーム4の端部に設けられたガイド
プーリ41又は駆動プーリ42と、このガイドプーリ4
1及び駆動プーリ42との間に掛け渡されたベルト43
と、駆動プーリ42を回転させる駆動モータ47と、駆
動プーリ42に接続して該プーリ42の回転角を検出す
る回転角センサ44と、ベルト43の一側方側に固定さ
れるフレーム連結用プレート48と、アームフレーム4
の軸方向に延びる2本のガイドレール46と、このガイ
ドレール46に転動可能に係合するローラ45と、を有
し、回転角センサ44により検出される値をフィードバ
ックして駆動モータ43を制御することにより、フレー
ム連結用プレート48を所望の位置にスライドさせるこ
とができる。
【0034】そして、各フレーム連結用プレート35,
48によって横フレーム本体12とアームフレーム4と
を直交するように連結する。即ち、横フレーム本体12
側に設けられたフレーム連結用プレート35に対してア
ームフレーム4側に設けられたフレーム連結用プレート
48を90度回転させた状態で連結すると、アームフレ
ーム4を横フレーム本体12(横フレーム3)の軸方向
及び直交する方向にスライドさせることができる。な
お、これら各フレーム3,4のスライドに伴う駆動モー
タ34,47の制御は、後述する乾燥器具5の制御と共
に詳細に説明する。
【0035】このようにアームフレーム4は、横フレー
ム3の軸方向及び直交する方向にスライド自在に設けら
れる。そして、このアームフレーム4の先端部分に車両
のパネル面に塗布された塗料類を乾燥させる乾燥器具5
が回動自在に取り付けられている。なお、以下の説明で
は、塗料が塗布されたパネル面を単にパネル面又は塗装
面と称することもある。
【0036】乾燥器具5は、一端に開口部51aを有す
る四角箱状に形成された筺体51と、この筺体51内に
設けられパネル面に赤外線を照射する赤外線照射部52
と、筺体51の側壁面に取り付けられ赤外線照射部52
で暖められた空気を筺体51の開口部51aからパネル
面に送風する送風機53と、筺体51の側方に設けられ
筺体51の開口部51aからパネル面に紫外線を照射す
る紫外線照射部54と、を有する。この赤外線照射部5
2には、中赤外線を照射するIR(赤外線)ヒータ52
aが設けられている。また、紫外線照射部54には、波
長410nm付近に分光エネルギーのピークを有するU
Vランプ54aが設けられている。
【0037】また、乾燥器具5には、塗装面から乾燥器
具5にかけての距離を検出する距離検出センサ55、及
び、塗装面の乾燥状態を検知する乾燥状態検知センサ5
6が設けられている。本実施の形態では、距離検出セン
サ55として所定数の超音波を発する発振部と、この発
振部から発振された超音波を受信する受信部と、発振部
から発振された超音波が受信部に到達する迄の時間を計
測して距離に変換する変換処理部と、を有する超音波式
測距センサを採用しており、図9に示すように筺体51
の開口部周囲に添って複数設けられている。より詳しく
は、図10に示すようにアームフレーム4の軸線上に一
致する開口部周囲の上下2箇所に取り付けられている。
なお、上記した変換処理部は縦フレーム1の下方に取り
付けられた制御ボックス7内に収容されている。また、
距離検出センサ55の取り付け位置及び個数は、上記し
た例に限定されることはない。
【0038】乾燥状態検知センサ56としては、塗布材
料が乾燥する際に気化する溶剤を検知して塗装面の乾燥
状態を認識するガスセンサを採用している。より詳しく
は、塗料やパテ類などに溶剤として含まれるアルコール
などが気化してセンサ表面に付着することにより、該セ
ンサの電気抵抗が変化することを利用して空気中に含ま
れる溶剤の量(濃度)を検知している。そして、空気中
に含まれる溶剤の量(濃度)が所定値以下に達したこと
を受けて乾燥状態に達したとみなしている。
【0039】また、アームフレーム4に対する乾燥器具
5の取付構造は、図9及び図10に示すように、アーム
フレーム4の先端部分に設けられた回転軸90と、この
回転軸90の端部に設けられた減速ギヤ91と、この減
速ギヤ91に噛み合うピニオンギヤ92が設けられた駆
動モータ93と、回転軸90に固定され回転軸90の回
転と共に回動するステー94と、を有し、このステー9
4に乾燥器具5が固定されている。このため駆動モータ
93を正転又は逆転させることにより、アームフレーム
4に対する乾燥器具5の固定角度を変更することができ
る。また、回転軸90にはアームフレーム4に対する乾
燥器具5の傾斜角度(位置)を検出する回転角センサ9
5が設けられており、この回転角センサ95によって得
られる値をフィードバックすることにより、アームフレ
ーム4に対する乾燥器具5の傾斜角度を所望の傾斜角度
に変更することができる。
【0040】さらに、乾燥器具5はステー94自体に対
しても回転自在に取り付けられている。ステー94は、
図9に示すようにアームフレーム4に設けられた回転軸
90に固定されたステー本体94aと、乾燥器具5に連
結される腕部94bとからなり、ステー本体94aの先
端にはステー94における乾燥器具5の回転中心となる
連結ボルト94cが設けられている。そして、この連結
ボルト94cに腕部94bが回動自在に取り付けられて
いる。すなわち、アームフレーム8の軸線上を回転中心
として腕部94bが回転自在に設けられている。従っ
て、乾燥器具5は、アームフレーム4に対して角度自在
に設けられることになる。なお、本実施の形態では、ス
テー94に対する乾燥器具5の回動動作においては、駆
動モータ等からなる可動装置を設けていないが、勿論、
その回転動作は、駆動モータ及び回転角センサなどで構
成される可動装置を取り付けて制御しても良い。
【0041】このように乾燥器具5は、複数の可動部分
を有する支持ラック1に支持されている。なお、各可動
部分は手動制御(手動モード)により任意に可動させる
こともできるが、通常、乾燥器具5に設けられた距離検
出センサ55及び乾燥状態検出センサ56によって得ら
れる値に基づいた自動制御(自動モード)により制御さ
れる。なお、前記縦フレーム2の側方には、これら手動
制御及び自動制御を切り替える制御モード切替スイッ
チ、及び手動制御時に各可動部分を個別に可動させるた
めの操作スイッチなどを備えた操作部10が設けられて
おり、この操作部10でモードの切り換え及び各可動部
分を可動させることができる。
【0042】なお、自動制御とは、距離検出センサ55
により得られた値に基づいてパネル面に対する乾燥器具
5の距離及び角度を常に一定の値に保つように乾燥器具
5を移動させる制御、及び、乾燥状態検知センサ56に
よって得られる値に基づいて塗装面が乾燥した状態にあ
ると判断された時に、乾燥器具5を他の領域に移動させ
る制御である。ここで他の領域とは未乾燥状態の塗装面
をいう。
【0043】以下、上記した車両用修理装置を用いて、
ドアパネルDに塗布された塗料を乾燥させる際の手順、
及び上記した自動制御に係る各可動部分の制御例を図1
1から図17を参照して説明する。なお、ドアパネルD
としてはパネルの中央部分が起伏したドアパネルを例に
説明する。また、図11から図13は塗装作業の進行状
態を示すフローチャート、図14及び図15は各可動部
分の制御を示すフローチャートである。
【0044】まず、ドアパネルDに対する塗料の塗布後
に上記した車両用修理装置を該ドアパネルDに向き合う
ように設置する(ステップ101)。続いて、作業者が
操作部10のモード切替スイッチを手動制御に切り替
え、乾燥器具5が塗装面Pの右角上部近傍に配置される
ように各フレームを手動で制御して乾燥開始点Aを設定
する(ステップ102,ステップ103)。そして、乾
燥開始点Aの設定が済んだ後に自動モードに切り替え、
支持ラックを自動制御状態にする(ステップ104)。
なお、手動モードにおいて、塗装面Pの角部近傍に乾燥
器具を配置する際には、塗装面Pに対する乾燥器具5の
傾斜角度及び距離を正確に合わせる必要はなく、単に塗
装面Pの角部近傍に乾燥器具が位置していればよい。
【0045】そして、自動制御状態となった支持ラック
1は、各可動部分を可動させて乾燥器具がドアパネルD
に対して適切な角度及び距離で配置されるように乾燥器
具5の固定角度を変更する(ステップ105)。そし
て、ドアパネルDに塗布された塗料を乾燥させるべく乾
燥器具5から赤外線及び赤外線で暖められた空気を照射
及び送風して塗料を乾燥させる(ステップ106)。
【0046】なお、この間、乾燥器具5に設けられた超
音波測距センサによって常時、乾燥器具5と塗装面Pと
の距離が測定されている。また、塗装面Pから気化する
溶剤の量(濃度)をガスセンサによって検知して塗装面
Pの乾燥状態を監視している。そして、ガスセンサによ
って検出された値に基づき塗装面Pが乾燥したか否かを
判断し、塗装面Pが乾燥した状態にあると判断された時
には、乾燥器具を他の領域に直線的に移動させる(ステ
ップ107、ステップ108)。また、ステップ107
において未だ塗装面Pが乾燥状態に達していないと判断
された時には、ステップ106の制御を継続して行う。
【0047】また、他の領域への乾燥器具5の移動時に
は、距離検出センサ55によって乾燥器具5とドアパネ
ルDとの角度及び距離が変化したか否かが判断される
(ステップ109)。そして、ドアパネルDとの角度及
び距離が変化している場合には、その変化に乾燥器具を
対応させるべく支持ラックの各可動部分を可動させ、ド
アパネルDと適切な角度及び距離となるように補正を加
える(ステップ110)。そして、このステップ110
においてドアパネルDに対する乾燥器具5の角度及び距
離が適切な値となるように補正された後に、再び、塗装
面Pに赤外線及び温風を照射及び送風して塗装面Pを乾
燥させる(ステップ111)。なお、ステップ109に
おいてドアパネルDに対する乾燥器具5の角度及び距離
の変化が見られない場合には、ステップ111に至り塗
装面Pを乾燥させる。
【0048】また、ステップ110で行われている各可
動部分の制御は以下の通りである。まず、乾燥器具5に
設けられた各距離検出センサ55によって、塗装面Pか
らの距離を個別に測定する(ステップ201)。そし
て、その検出された値を制御ボックス7内に設けられた
変化処理部で比較して、乾燥器具5に対するパネルDの
傾斜角度及び距離を算出する(ステップ202)。
【0049】そして、乾燥器具5の支持角度に補正を加
えるか否かを判断する(ステップ203)。ここで、補
正の必要が有りと判断された場合には、図16に示すよ
うにアームフレーム4の先端に設けられた駆動モータ9
4を駆動させ各距離検出センサ55によって測定される
値が同値となるように乾燥器具5を回動させる(ステッ
プ204)。また、各距離検出センサ55によって得ら
れた値が所定値、すなわち、塗装面Pから乾燥器具5に
かけての距離が乾燥に適した値となるように横フレーム
支持棒11に対する横フレーム本体12の角度調節を行
う(ステップ205)。また、横フレーム本体12に対
するアームフレーム4のスライド量を調節して塗装面P
から乾燥器具5にかけての距離を確保する(ステップ2
06)。
【0050】なお、上記したステップ204からステッ
プ206にかけての制御行程は、塗装面Pに対する乾燥
器具5の補正内容に応じて、適時順序が変更されより短
時間に乾燥器具5の補正が終了するように制御される。
勿論、各制御行程が同時期に行われることもある。そし
て、これらの補正を繰り返しながら乾燥器具5を塗装面
Pに沿って移動させ塗装面Pを乾燥していく(ステップ
207)。
【0051】そして、他の領域において該塗装面Pの乾
燥状態を乾燥状態検出センサ56によって得られる値に
基づき判断する(ステップ112)。そして、乾燥した
状態にあると判断した時には、別の領域に乾燥器具5を
直線的に移動させる(ステップ113)。また、ステッ
プ112において未だ乾燥状態にないと判断された時に
は、ステップ111に戻り乾燥作業を継続して行う。
【0052】また、別の領域に直線的に移動された乾燥
器具5は、該塗装面Pが乾燥しているか否かを判断する
(ステップ114)。ここで乾燥状態にあると判断した
時には、図17のX点に示すように180度方向転換し
て、他の別の領域に乾燥器具を移動させる(ステップ1
15)。そして、この他の別の領域において塗装面Pが
乾燥状態にあるか否かを判断する(ステップ116)。
そして、ステップ116において、乾燥状態にあると判
断された際には、乾燥終了点Eに達したとみなし本制御
を終了する。また、ステップ114において、未だ乾燥
状態にないと判断した時には、未乾燥状態にある塗装面
Pが残っているとして、ステップ109に戻り乾燥作業
を続ける。
【0053】なお、図17は塗装面Pに対する乾燥器具
5の軌跡を示す図である。また、図中のハッチングは塗
装面Pを示す。この図に示されるように乾燥器具5は、
ドアパネルDの右角上部近傍から、一旦垂直に下降して
その列における塗装面Pを乾燥させる。そして、塗装面
Pよりさらに下がった位置にて方向転換して、再び、今
まで乾燥してきた塗装面Pの左隣りにおける塗装面Pに
沿って上昇してその列における塗装面Pを乾燥させる。
そして、この列における塗装面Pよりさらに上がった位
置にて、再び方向転換して同様に下降する。このように
塗装面Pの右角上部から順に乾燥させて行き塗装面Pを
乾燥させる。
【0054】なお、図17のX点、即ち乾燥器具が反転
する点での乾燥器具5の移動方向は、制御ボックス内の
制御基板上に予め記録されており、乾燥器具5はこのデ
ータに基づいて、塗装面Pの右方から左方に向かって移
動される。また、乾燥器具5の移動方向に関するデータ
としては、図18に示すように塗装面Pの上方から下方
に向かって乾燥させる制御などもあり、塗装面Pの形状
(広がり)に応じて適宣選択することができる。
【0055】このように各センサ55,56によって得
られる値に基づき、塗装面に対する乾燥器具5の角度及
び距離が常に乾燥に適した状態となるように自動制御さ
れる。また、乾燥作業を進める上で、塗装面の乾燥状態
は、乾燥状態検出センサによって常に監視されているた
め、乾燥に費やされる時間の管理も必要とされない。
【0056】なお、上記した車両用修理装置には、車両
のボンネットやドアパネルなどの比較的広い面積且つ平
坦なパネル面に好適に用いられるタイプの車両用修理装
置を例示したが、例えば、アームフレームの先端に設け
られる乾燥器具がアームフレームの軸線上を回転中心と
して回転されるように駆動装置を設けた車両用修理装置
であってもよい。すなわち、可動部分の数は上記した例
にとどまることはない。
【0057】またさらに、上記した例では乾燥対象物と
して塗料を例示して説明したが乾燥対象物としては、溶
剤を含むパテなどであってもよい。また、紫外線を吸収
して硬化する紫外線重合組成物を含むパテ、及び塗料な
どが乾燥対象物となる場合には、乾燥器具に設けられた
紫外線の照射部から紫外線を照射して乾燥させる。
【0058】また、上記した例では、移動装置として支
持ラックを例に挙げ説明を行ったが、例えば、天井から
乾燥器具を角度自在及び上下左右全方位に移動可能に吊
るして支持する構造の移動装置などであってもよい。ま
た、本発明の使用用途は、車両のみならず高級家具類の
塗装面の修理や、建築物の壁面の修理など、各種用途に
使用することもできる。
【0059】また、本発明では、距離検出センサ及び乾
燥状態検出センサにて得られた値を基に移動装置の各可
動部分を制御しているが、各センサにて得られた値は、
乾燥器具の制御にも勿論利用することができる。例え
ば、乾燥器具が塗装面から離れた時には、送風機の出力
を大きくしてより多くの温風が塗装面に送風されるよう
にする。また、乾燥器具が塗装面に近づきすぎた場合に
は、赤外線及び紫外線の照射強度を下げるなど、移動装
置の制御のみならず乾燥器具の制御にも使用することが
できる。このように本発明の車両用修理装置では、各種
センサによって得られる値に基づいて乾燥条件を一定に
保つことができる。
【0060】さらに、上記した車両用修理装置では、距
離検出センサ及び乾燥状態検出センサの双方から得られ
る値に基づいて支持ラックが制御されているが、距離検
出センサのみを車両用修理装置に設け、乾燥器具の移動
に関しては予め定められれた時間の経過の基に制御され
るようにしても良い。すなわち、本実施の形態にて例示
した車両用修理装置は、乾燥状態を乾燥状態検知センサ
にて確認した後に乾燥器具を他の領域に移動させている
が、時間の経過に基づいて乾燥器具を移動させるように
制御命令を下すタイマーなどの制御装置を設けて乾燥器
具及び支持ラックを制御するようにしてもよい。また、
乾燥状態検出センサのみを本発明の車両用修理装置に設
けた場合においては、作業者が乾燥状態検知センサにて
得られる値に基づいて塗装面の乾燥状態を正確に把握す
ることができるため、乾燥状態検知センサによって得ら
れる値に基づいて支持ラックを制御すれば、良好な塗装
面が得られる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、塗装面に
対する赤外線及び紫外線の照射距離及び照射時間などが
自動的に決定され且つ塗装面の乾燥状態を自動的に確認
しながら乾燥作業が進められるため、作業時間の大幅な
短縮が図れる。また、常に一定条件のものとに乾燥が行
われるため、経験の少ない作業者が作業を行っても品質
の安定した良好な乾燥面が得られる。
【0062】このように本発明は、塗料及びパテ類の乾
燥作業における作業者の労力を軽減することができる車
両用修理装置を提供することができる。また、操作が容
易であり、且つ品質の良い塗装面が得られる車両用修理
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用修理装置の斜
視図。
【図2】本発明の実施の形態に係る車両用修理装置の側
面図。
【図3】本発明の実施の形態に係る車両用修理装置の正
面図。
【図4】本発明の実施の形態に係る車両用修理装置のス
ライド機構を示す概略図。
【図5】アームフレームの回動時における車両用修理装
置の斜視図。
【図6】図4のA点における要部拡大図。
【図7】図4のB点における要部拡大図。
【図8】フレーム内に設けられるスライド機構の概略を
示す概略構成図。
【図9】図4のC点における可動部分をアームフレーム
の側方から見た要部拡大図。
【図10】図4のC点における可動部分をアームフレー
ムの正面側から見た要部拡大図。
【図11】車両用修理装置を用いての乾燥作業を示すフ
ローチャート。
【図12】車両用修理装置を用いての乾燥作業を示すフ
ローチャート。
【図13】車両用修理装置を用いての乾燥作業を示すフ
ローチャート。
【図14】車両用修理装置の可動部分の制御に係るフロ
ーチャート。
【図15】車両用修理装置の可動部分の制御に係るフロ
ーチャート。
【図16】塗装面に対する乾燥器具の支持角度の変化を
示す図。
【図17】塗装面に対する乾燥器具の軌跡を示す図。
【図18】塗装面に対する乾燥器具の軌跡を示す図。
【符号の簡単な説明】
1 支持ラック 2 縦フレーム 3 横フレーム 4 アームフレーム 5 乾燥器具 6 ベースフレーム 6a 車輪(キャスター) 7 制御ボックス 10 操作部 11 横フレーム支持棒 12 横フレーム本体 13 固定ギヤ 14 ウォームギヤ 15 駆動モータ 16 連結ブロック 17 回転角センサ 20 支柱 21 連結フレーム 22 チェーン 23 駆動モータ 24 スプロケット 25 滑車 26 ブラケット 27 ガイドレール 28 スロット 29 ローラ 31 ガイドプーリ 32 駆動プーリ 33 ベルト 34 駆動モータ 35 フレーム連結用プレート 36 ローラ 37 ガイドレール 38 回転角センサ 41 ガイドプーリ 42 駆動プーリ 43 ベルト 44 回転角センサ 45 ローラ 46 ガイドレール 47 駆動モータ 48 フレーム連結用プレート 51 筺体 52 赤外線照射部 52a IR(赤外線)ヒータ 53 送風機 54 紫外線照射部 54a UVランプ 55 距離検出センサ 56 乾燥状態検知センサ 90 回転軸 91 減速ギヤ 92 ピニオンギヤ 93 駆動モータ 94 ステー 94a ステー本体 94b 腕部 94c 連結ボルト 95 回転角センサ D ドアパネル A 乾燥開始点 E 乾燥終了点

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル面に塗布された塗布材料を乾燥する
    乾燥器具と、前記乾燥器具に設けられこの乾燥器具から
    前記塗布材料が塗布されたパネル面にかけての距離を検
    出する距離検出センサと、前記パネル面に沿って前記乾
    燥器具を移動させる移動装置と、を備え、 前記移動装置は、前記距離検出センサによって検出され
    た値が所定範囲の値となるように前記パネル面に沿って
    前記乾燥器具を移動させることを特徴とする車両用修理
    装置。
  2. 【請求項2】パネル面に塗布された塗布材料を乾燥する
    乾燥器具と、該パネル面に塗布された塗布材料の乾燥状
    態を検知する乾燥状態検知センサと、前記乾燥状態検知
    センサによって前記パネル面が乾燥した状態であると判
    断されたことを受けて前記パネル面における他の領域に
    前記乾燥器具を移動させる移動装置と、を有することを
    特徴とする車両用修理装置。
  3. 【請求項3】前記移動装置は、縦フレームと、前記縦フ
    レームの上下方向にスライド自在に設けられた横フレー
    ムと、前記横フレームの軸方向及びこの軸方向と直交す
    る方向にスライド自在に設けられると共に横フレームを
    回転軸としてその上下方向に回動自在に支持されるアー
    ムフレームと、を備え、 前記乾燥器具は、前記アームフレームの先端に角度自在
    に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の車両用修理装置。
  4. 【請求項4】前記乾燥器具は、前記パネル面に塗布され
    た塗布材料に赤外線を照射する赤外線照射装置と、前記
    赤外線照射装置の赤外線で暖められた空気を前記パネル
    面に塗布された塗布材料に送風する送風機と、を備える
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の車両
    用修理装置。
  5. 【請求項5】前記距離検出センサは、超音波を発する発
    振部と、この発振部から発振された超音波を受信する受
    信部と、発振部から発振された超音波が受信部に達する
    迄の時間を計測して距離に変換する変換処理部と、を有
    することを特徴とする請求項1,3,4の何れかに記載
    の車両用修理装置。
  6. 【請求項6】前記乾燥状態検知センサは、前記塗布材料
    の乾燥時に該塗布材料から空気中に揮発する溶剤を検知
    して、前記塗布材料の乾燥状態を認識することを特徴と
    する請求項2から5の何れかに記載の車両用修理装置。
  7. 【請求項7】前記乾燥器具は、前記パネル面に塗布され
    た塗布材料に紫外線を照射する紫外線照射装置を備えて
    いることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の
    車両用修理装置。
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