JP2001347482A - 多指ハンド装置 - Google Patents

多指ハンド装置

Info

Publication number
JP2001347482A
JP2001347482A JP2001052732A JP2001052732A JP2001347482A JP 2001347482 A JP2001347482 A JP 2001347482A JP 2001052732 A JP2001052732 A JP 2001052732A JP 2001052732 A JP2001052732 A JP 2001052732A JP 2001347482 A JP2001347482 A JP 2001347482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
palm
joint
mechanisms
thumb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001052732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4545331B2 (ja
Inventor
Hiroshi Matsuda
広志 松田
Kazuhiro Kishimoto
一宏 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001052732A priority Critical patent/JP4545331B2/ja
Publication of JP2001347482A publication Critical patent/JP2001347482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4545331B2 publication Critical patent/JP4545331B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】多指ハンド装置による物体の把持動作を容易に
効率よく行うことを可能とする多指ハンド装置を提供す
る。 【解決手段】指機構2〜5を有する多指ハンド装置の親
指に相当する指機構2の最も手掌部1側の関節21の回
転軸心21xは、指機構4の最も手掌部1側の関節13
の回転軸心13xとほぼ直角に交わる。指機構3〜5の
それぞれの最も手掌部1側の関節13の回転軸心13x
は、互いに若干傾斜して手掌部1の手掌本体板6と略直
交する方向に延在する。また、指機構3〜5のそれぞれ
の最も手掌部1側リンク機構8は、その中心線C3,C
4,C5を互いに傾斜させて手掌部1に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の指機構を有
する多指ハンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人の手と同様の構造を有する多指ハンド
装置は、手掌部から複数の指機構が延設され、その各指
機構は、複数の関節を介して複数のリンク機構を順次連
接して構成されている。そして、各関節を作動させる
(例えば各関節の屈曲動作を行わせる)アクチュエータ
が、各リンク機構等に設けられている(例えば特開平8
−126984号公報等を参照)。
【0003】しかしながら、従来の多指ハンド装置は、
その各指機構の関節の動作方向や配置構成が、必ずしも
多指ハンド装置による種々様々の物体の把持動作を適正
に行い得るものとなっているとは言えず、これを改善す
ることが望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑みてなされたものであり、多指ハンド装置による物体
の把持動作を容易に効率よく行うことを可能とする多指
ハンド装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の多指ハンド装置
は、手掌部から延設された複数の指機構を備え、各指機
構が、前記手掌部側から複数の関節を介して順次連接さ
れた複数のリンク機構を具備する多指ハンド装置に関す
るものであり、その基本的態様として、第1〜第3の態
様を有する。
【0006】この第1の態様では、前記複数の指機構の
うちの親指に相当する指機構(以下、ここでは親指機構
という)の最も手掌部側の関節(以下、ここでは第1関
節という)の回転軸心と、該親指に相当する指機構以外
の他の指機構のうちの少なくとも一つの指機構(以下、
ここでは特定指機構という)の最も手掌部側の関節の回
転軸心とが交わるように(好ましくはほぼ直角に交わる
ように)当該両指機構の最も手掌部側の関節が配置され
ている。
【0007】この構成によれば、前記親指機構の第1関
節と前記特定指機構の第1関節との両者又は一方の回転
動作を行うことによって、親指機構の第1関節よりも先
端側の部分と、特定指機構の第1関節よりも先端側の部
分とを同一の平面上で対面させることが可能となる。従
って、これらの親指機構と特定指機構との間での物体の
把持を容易に行うことができる。
【0008】尚、本発明の第1の態様では、前記親指機
構及び特定指機構のそれぞれの第1関節以外の他の関節
は、例えばそれぞれ多軸の自由度を有する構成であって
もよいが、特に1軸の自由度を有するものである場合
(一つの回転軸心回りの回転動作が可能である場合)に
は、その回転軸心は、前記第1関節の回転軸心と直交す
るものであることが好適である。
【0009】また、本発明の第2の態様では、前記複数
の指機構のうちの親指に相当する指機構(親指機構)以
外の他の全ての指機構のそれぞれの最も手掌部側の関節
である第1関節は、その回転軸心を前記手掌部の手平面
に略直交する方向に向けて該手掌部の略幅方向に並列し
て設けられており、当該他の全ての指機構のそれぞれの
前記第1関節に連結して最も手掌部側に位置するリンク
機構(以下、ここでは第1リンク機構という)は、その
それぞれの幅方向の中心線が相互に傾斜して各指機構の
先端側に向かって放射状に広がるように前記手掌部に固
定されている。
【0010】この第2の態様によれば、親指機構以外の
他の全ての指機構、すなわち、前記手掌部の略幅方向に
並列している指機構は、そのそれぞれの前記第1関節の
回転軸が手掌部の手平面に略直交する方向に向けられて
いるため、それらの指機構の第1関節よりも先端側の部
分は、該第1関節の箇所において、手掌部の手平面に略
沿った回転動作を行うことが可能である。そして、この
とき、親指機構以外の指機構の第1リンク機構は、その
それぞれの幅方向の中心線が相互に傾斜して各指機構の
先端側に向かって放射状に広がるように前記手掌部に固
定されているため、各指機構を、隣合う指機構との干渉
を避けつつ広い回転範囲にわたって、第1関節の回転軸
心の回りに回転させることが可能となる。つまり親指機
構以外の各指機構と、隣合う指機構とを必要以上にそれ
ぞれの第1関節の回転軸心回りに回転させることなく、
比較的広い範囲にわたって第1関節の回転軸心回りに回
転させることが可能となる。この結果、指機構は、種々
様々の物体の把持に適した姿勢を容易に採ることが可能
となる。
【0011】尚、本発明の第2の態様において、親指機
構以外の各指機構の第1関節以外の各関節は、特に1軸
の自由度を有するものである場合には、その回転軸心
が、第1関節の回転軸心と直交するものであることが好
適である。また、親指機構については、その各関節が、
1軸の自由度を有するものである場合には、最も手掌部
側の第1関節の回転軸心が他の指機構の第1関節の回転
軸心と略直交し、さらに、該親指機構の他の各関節の回
転軸心は、該親指機構の第1関節の回転軸心と直交する
ものであることが好ましい。
【0012】また、本発明の第3の態様では、前記複数
の指機構のうちの親指に相当する指機構(親指機構)以
外の他の全ての指機構のそれぞれの最も手掌部側の関節
(第1関節)は、該手掌部の略幅方向に並列して設けら
れると共に、その回転軸心が前記手掌部の手平面に略直
交する方向で相互に傾斜し該手掌部の甲側に向かって放
射状に広がるように設けられている。
【0013】かかる本発明の第3の態様によれば、親指
機構以外の他の指機構の最も手掌部側の第1関節の回転
軸心が手掌部の手平面に略直交する方向で相互に傾斜し
該手掌部の甲側に向かって放射状に広がるように設けら
れているので、それらの各指機構の第1関節よりも先端
側の関節を作動させて、該第1関節よりも先端側の部分
を手平面側に折り曲げるようにしたとき、それらの指機
構の先端部が近傍箇所に集中しやすくなる。このため、
それらの指機構を用いた物体の把持が容易になる。
【0014】尚、本発明の第3の態様においては、第2
の態様と同様、親指機構以外の各指機構の第1関節以外
の各関節は、特に1軸の自由度を有するものである場合
には、その回転軸心が、第1関節の回転軸心と直交する
ものであることが好適である。また、親指機構について
は、その各関節が、1軸の自由度を有するものである場
合には、最も手掌部側の第1関節の回転軸心が他の指機
構の第1関節の回転軸心と略直交し、さらに、該親指機
構の他の各関節の回転軸心は、該親指機構の第1関節の
回転軸心と直交するものであることが好ましい。
【0015】以上説明した本発明の第1〜第3の態様
は、複合的に採用してもよいことはもちろんである。こ
の場合、本発明の第1の態様に、さらに第2の態様を採
用する場合には、前記親指に相当する指機構(親指機
構)以外の他の全ての指機構のそれぞれの最も手掌部側
の関節である第1関節は、その回転軸心を前記手掌部の
手平面に略直交する方向に向けて該手掌部の略幅方向に
並列して設けられ、当該他の全ての指機構のそれぞれの
前記第1関節に連結して最も手掌部側に位置するリンク
機構は、そのそれぞれの幅方向の中心線が相互に傾斜し
て各指機構の先端側に向かって放射状に広がるように前
記手掌部に固定される。
【0016】さらに、本発明の第1の態様に、第3の態
様を採用する場合には、前記複数の指機構のうちの親指
に相当する指機構(親指機構)以外の他の全ての指機構
のそれぞれの最も手嘗部側の関節(第1関節)は、該手
嘗部の略幅方向に並列して設けられると共に、その回転
軸心が前記手掌部の手平面に略直交する方向で相互に傾
斜し該手掌部の甲側に向かって放射状に広がるように設
けられる。
【0017】また、本発明の第2の態様に、第3の態様
を採用する場合には、前記複数の指機構のうちの親指に
相当する指機構(親指機構)以外の他の全ての指機構の
それぞれの前記第1関節は、その回転軸心が前記手掌部
の手平面に略直交する方向で相互に傾斜し該手掌部の甲
側に向かって放射状に広がるように設けられる。
【0018】以上説明した本発明では、第1〜第3のい
ずれの態様においても、前記複数の指機構のうち、親指
に相当する指機構(親指機構)以外の他の指機構は、そ
の少なくとも二つの指機構が互いに同一構造に構成され
ていることが好ましい。
【0019】これによれば、同一構造の指機構同士は、
相互に転用することができる。このため、それらの指機
構の在庫管理が容易になると共に、それらの指機構の一
つが故障した場合における該指機構の交換処置に容易に
対応することができる。
【0020】また、本発明では、第1〜第3のいずれの
態様においても、各指機構の各関節の回転動作を行わし
めるアクチュエータを例えば各指機構に具備する。この
場合特に、前記のように少なくとも二つの指機構が互い
に同一構造に構成されているときには、各指機構の各関
節の回転動作を行わしめるアクチュエータを各指機構に
具備することにより、同一構造の指機構同士は該アクチ
ュエータを含めて相互に転用することができる。
【0021】尚、本発明における各指機構の関節の駆動
機構については、例えば、各指機構の最も先端側のリン
ク機構以外の各リンク機構に、これと隣合うリンク機構
との間の関節を駆動するための電動モータ等の回転駆動
手段と、この回転駆動手段の回転駆動力を該関節に伝達
する回転伝達手段(減速装置等を含む)とを搭載した構
成とすることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1〜図1
0を参照して説明する。
【0023】図1及び図2は本実施形態の多指ハンド装
置の基本構造を示す斜視図であり、図1は多指ハンド装
置の手平面を上側にして示した斜視図、図2は多指ハン
ド装置の手甲側を上側にして示した斜視図である。尚、
図1及び図2では、説明の便宜上、多指ハンド装置の各
指機構2〜5は、その要部構成のみを簡略化して記載
し、アクチュエータ等の構成要素を省略している。
【0024】図1及び図2に示すように、本実施形態の
多指ハンド装置は、手掌部1と、この手掌部1から延設
された複数の指機構2〜5とを具備している。指機構2
〜5は、本実施形態では4本であり、このうち、指機構
2は人の手の親指に相当するものである。
【0025】手掌部1は、板状部材により形成されたも
のであり、表面が手平面6a(図1参照)となる手掌本
体板6と、この手掌本体板6の後端部から該手掌本体板
6と略直交する姿勢で手甲側(手掌本体板6の裏面側)
に起立された起立板7とから構成されている。手掌本体
板6の裏面(手甲側の面)は、指機構2〜5のうちの指
機構3〜5が取付けられる面部である(図2参照)。
【0026】起立板7は、手掌部1の略幅方向に延在す
る第1部分起立板7aと、この第1部分起立板7aの一
端側で該第1部分起立板7aに対して傾斜して延在する
第2部分起立板7bとから成る。第1部分起立板7a
は、図示しないロボットのアーム(腕体)に取付けられ
る部分、第2部分起立板7bは、指機構2が取付けられ
る部分である。
【0027】指機構2〜5のうち、指機構3〜5は、い
ずれも同一構造であり、それぞれ、第1〜第5の5個の
リンク機構8〜12を手掌部1側から順に第1〜第4の
4個の関節13〜16を介して連接した構造となってい
る。尚、指機構3〜5は、上記のようにいずれも同一構
造であることから、図1及び図2では、便宜上、指機構
4については、各リンク機構及び各関節の参照符号を省
略している。
【0028】これらの指機構3〜5のより詳細な構造は
後述するが、それぞれの各関節13〜16は、いずれも
一軸回りの回転運動を可能とする関節である。そして、
本実施形態では、最も手掌部1寄りの第1関節13の回
転軸心は、他の三つの第2〜第4関節14〜16の回転
軸心(これらは互いに平行である)と直交している。
【0029】すなわち、例えば指機構5について図1を
参照して説明すると、この指機構5の第1関節13は、
図示の回転軸心13xの回りに第2リンク機構9を第1
リンク機構8に対して回転可能とし、第2関節14は、
第1関節13の回転軸心13xと直交する回転軸心14
xの回りに第3リンク機構10を第2リンク機構9に対
して回転可能としている。さらに、第3関節15は、第
2関節14の回転軸心14xと平行な回転軸心15xの
回りに第4リンク機構11を第3リンク機構10に対し
て回転可能とし、第4関節16は、第3関節15の回転
軸心15xと平行な回転軸心16xの回りに第5リンク
機構12を第4リンク機構11に対して回転可能として
いる。
【0030】このような第1〜第4関節13〜16の回
転動作は、指機構3,4についても全く同様である。そ
して、本実施形態では、指機構3〜5のそれぞれの第1
リンク機構8が、第1関節13の回転軸心13xを手掌
部1の手掌本体板6と略直交する方向に向けて該手掌本
体板6の裏面部に固設され、該手掌本体板6の略幅方向
に並列している(図2参照)。
【0031】ここで、手掌本体板6と指機構3〜5のそ
れぞれの第1リンク機構8との取付け構成についてさら
に図3及び図4を参照して説明する。図3は、図2のII
I矢視図(手掌部1の手甲側から指機構4の第1関節1
3の回転軸心13x方向で見た平面図)、図4は図3の
IV−IV線断面図である。尚、図4では指機構3〜5の第
1リンク機構8を仮想線で示している。
【0032】本実施形態では、図3に示すように、指機
構3〜5のそれぞれの第1リンク機構8は、その幅方向
の中心線C3,C4,C5が互いに傾斜し、且つ、それら
の中心線C3,C4,C5が指機構3〜5の先端側に向か
って放射状に広がるようにして、手掌本体板6の裏面部
に固設されている。このため、指機構3〜5をそれぞれ
中心線C3,C4,C5の方向に伸ばしたとき、指機構3
〜5は、手掌部1側から放射状に延在することとなる。
【0033】また、本実施形態では、手掌本体板6は、
図4に示すように、幅方向で手平面6a側に若干屈曲す
るように形成されており、手掌本体板6の裏面部の、指
機構3の第1リンク機構8を固着する面部6xと、指機
構4の第1リンク機構8を固着する面部6yと、指機構
5の第1リンク機構8を固着する面部6zとは、互いに
若干傾斜している。このため、これらの面部6x,6
y,6zに指機構3〜5のそれぞれの第1リンク機構8
を固設した状態では、各指機構3〜5の最も手掌部1側
の関節である第1関節13の回転軸心13xも互いに若
干傾斜し、それらの回転軸心13xは、図示のように手
甲側に向かって放射状に広がるように延在する。尚、こ
の場合、本実施形態では、指機構4の第1関節13の回
転軸心13x(これは図4の鉛直方向に延在する)に対
する指機構5の第1関節13の回転軸心13xの傾斜角
度θaは、指機構4の第1関節13の回転軸心13xに
対する指機構3の第1関節13の回転軸心13xの傾斜
角度θb(例えば5度)とほぼ同じかもしくはそれより
も若干大きな角度(例えば5〜10度)になっている。
【0034】一方、図1及び図2を参照して、指機構2
は、第1〜第4の4個のリンク機構17〜20を手掌部
1側から順に第1〜第3の3個の関節21〜23を介し
て連接した構造となっている。
【0035】この指機構2の各関節21〜23は、前記
指機構3〜5の第1〜第3関節13〜15と同様、いず
れも一軸回りの回転運動を可能とする関節であり、最も
手掌部1寄りの第1関節21の回転軸心は、他の二つの
第2及び第3関節22,23の回転軸心(これらは互い
に平行である)と直交している。
【0036】すなわち、図1参照して、指機構2の第1
関節21は、図示の回転軸心21xの回りに第2リンク
機構18を第1リンク機構17に対して回転可能とし、
第2関節22は、第1関節21の回転軸心21xと直交
する回転軸心22xの回りに第3リンク機構19を第2
リンク機構18に対して回転可能としている。さらに、
第3関節23は、第2関節22の回転軸心22xと平行
な回転軸心23xの回りに第4リンク機構20を第3リ
ンク機構19に対して回転可能としている。
【0037】そして、本実施形態では、指機構2は、そ
の第1リンク機構17が、第1関節21の回転軸心21
xを手掌部1の第2部分起立板7bと直交する方向(手
掌本体板6と略平行な方向)に向けて該第2部分起立板
7bの外表面部に固設されている。
【0038】この場合、本実施形態では、指機構2は、
その第1関節21の回転軸心21xが前記図3に示すよ
うに、前述の他の指機構3〜5のうちの指機構4の第1
関節13の回転軸心13xと略直角に交わるような位置
及び姿勢で、第2部分起立板7bに固定されている。
【0039】前記指機構2〜5のさらに詳細な構造を図
5〜図8を参照して説明する。
【0040】図5及び図6は、同一構造である指機構3
〜5のうちの例えば指機構3を各関節13〜16の箇所
で分解して示した分解斜視図である。この場合、図5で
は、指機構3の腹側の側面部、すなわち指機構3の、前
記手掌部1の手平面6aと同じ側の側面部であって、図
1及び図2ように指機構3を屈曲させた状態で手掌部1
の手平面6aに対面する側面部(以下、腹面部という)
が図5中の矢印Aの方向(上方向)に向けられている。
また、図6では、指機構3の腹面部が同図中の矢印Bの
方向(横方向)に向けられている。また、図7は指機構
3を伸ばした状態で、その腹面部側から見た平面図、図
8は図7のVIII矢視図である。
【0041】図5〜図7に示すように、指機構3の第1
リンク機構8は、手掌部1に固定される本体機枠24
に、第1関節13を動作させるための電動モータ25
(アクチュエータ)と、該電動モータ25の回転位置あ
るいは第1関節13の動作位置を検出するためのロータ
リエンコーダ26と、遊星歯車機構等により構成された
減速装置27とを搭載している。図6に示すように、電
動モータ25の駆動軸25aは、無端条ベルト28を介
してロータリエンコーダ26の回転軸26a及び減速装
置27の入力軸27aに接続され、電動モータ25の駆
動軸25aの回転が無端条ベルト28を介してロータリ
エンコーダ26の回転軸26a及び減速装置27の入力
軸27aに伝達されるようになっている。
【0042】減速装置27は、第1関節13を構成する
ものであり、その入力軸27aに与えられる回転を減速
して出力する回転出力部27b、すなわち、入力軸27
aよりも遅い回転速度で入力軸27aの軸心(これは第
1関節13の回転軸心13xである)の回りに回転する
回転出力部27bを備えている。この回転出力部27b
は、第2リンク機構9の構成要素となるもので、第2リ
ンク機構9の本体機枠29を図7に示すようにネジ30
により固定して結合するための結合部31が一体に設け
られている。該結合部31に第2リンク機構9の本体機
枠29を結合することにより該本体機枠29が減速装置
27の回転出力部27bと一体化する。これにより、該
第2リンク機構9は、第1リンク機構8の電動モータ2
5を作動させたとき、第1関節13の回転軸心13xで
ある減速装置27の入力軸27aの軸心回りに回転(揺
動)する。
【0043】上記のように回転出力部27bの結合部3
1に本体機枠29が結合される第2リンク機構9にあっ
ては、その本体機枠29に、第1リンク機構8と同様、
電動モータ32(アクチュエータ)、ロータリエンコー
ダ33及び減速装置34が搭載され、電動モータ32の
駆動軸32aが無端条ベルト35を介してロータリエン
コーダ33の回転軸33a及び減速装置34の入力軸3
4aに接続されている。この場合、電動モータ32、ロ
ータリエンコーダ33及び減速装置34は、本体機枠2
9を第1リンク機構8側の前記結合部31に結合した状
態で、それらの軸心が前記第1関節13の回転軸心13
xと直交するように配置されている。
【0044】この第2リンク機構9の減速装置34は、
前記第2関節14を構成するもので、第1リンク機構8
の減速装置27と同様、その入力軸34aに与えられる
回転を減速して出力する回転出力部34bを第3リンク
機構10の構成要素として有している。該回転出力部3
4bは、第2関節14の回転軸心14xとしての減速装
置34の入力軸34aの軸心回りに該入力軸34aより
も遅い回転速度で回転可能に設けられ、この回転出力部
34bに、第3リンク機構10の本体機枠36を図示し
ないネジにより固定して結合する結合部37が一体に設
けられている。該結合部37に第3リンク機構10の本
体機枠36を結合することにより、該第3リンク機構1
0は、第2リンク機構9の電動モータ32を作動させた
とき、第2関節14の回転軸心14xである減速装置3
4の入力軸34aの軸心回りに回転出力部34bと一体
に回転(揺動)する。
【0045】上記のように回転出力部34bの結合部3
7に本体機枠36が結合される第3リンク機構10にあ
っては、その本体機枠36に、第1リンク機構8と同
様、電動モータ38(アクチュエータ)、ロータリエン
コーダ39及び減速装置40が搭載され、電動モータ3
8の駆動軸38aが無端条ベルト41を介してロータリ
エンコーダ39の回転軸39a及び減速装置40の入力
軸40aに接続されている。この場合、電動モータ3
8、ロータリエンコーダ39及び減速装置40は、本体
機枠36を第2リンク機構9側の前記結合部37に結合
した状態で、それらの軸心が前記第2関節14の回転軸
心14xと平行になるように配置されている。
【0046】この第3リンク機構10の減速装置40
は、前記第3関節15を構成するもので、第1リンク機
構8の減速装置27と同様、その入力軸40aに与えら
れる回転を減速して出力する回転出力部40bを第4リ
ンク機構11の構成要素として有している。該回転出力
部40bは、第3関節15の回転軸心15xとしての減
速装置40の入力軸40aの軸心回りに該入力軸40a
よりも遅い回転速度で回転可能に設けられ、この回転出
力部40bに、板状に形成された第4リンク機構11の
本体部11aが一体に設けられている。これにより、第
4リンク機構11は、第3リンク機構10の電動モータ
38を作動させたとき、第3関節15の回転軸心15x
である減速装置40の入力軸40aの軸心回りに回転出
力部40bと一体に回転(揺動)する。
【0047】第4リンク機構11の本体部11aの先端
部(回転出力部40bと反対側の端部)には、第5リン
ク機構12との連結部42が設けられている。該連結部
42は、第4関節16の構成要素となるもので、第3関
節15の回転軸心15xと平行なピン穴43が穿設され
ている。
【0048】上記連結部42は、図7に示すように、第
5リンク機構12の本体機枠44の第4リンク機構11
側の端部に形成された切込溝45に挿入され、該切込溝
45を横断する方向で本体機枠44に穿設されたピン穴
46と連結部42のピン穴43とが同心になるように配
置される。そして、この状態で、本体機枠44のピン穴
46及び連結部42のピン穴43にピン47を挿通する
ことにより、連結部42が第5リンク機構12の本体機
枠44に連結され、その連結箇所が第4関節16として
構成される。すなわち、第5リンク機構12は、第4関
節16の回転軸心16xとしてのピン47の軸心回りに
回転可能とされる。
【0049】この場合、本実施形態では、第5リンク機
構12の本体機枠44は、上記のように第4リンク機構
11の連結部42に連結されているだけでなく、さら
に、図8に示すようにアーム片48を介して第3リンク
機構10の本体機枠36に連結されている。
【0050】上記アーム片48は、第5リンク機構12
の本体機枠44の側面部の後端部寄りの箇所から、第3
リンク機構10の本体機枠36の側面部の先端部寄りの
箇所にかけて指機構3の長手方向に対して傾斜した姿勢
で延在しており、その両端部は、それぞれ第5リンク機
構12の本体機枠44と第3リンク機構10の本体機枠
36とに支軸49,50を介して回転可能に軸支されて
いる。
【0051】このようなアーム片48を備えていること
により、第3リンク機構10の電動モータ38の作動に
よって、第4リンク機構11が図8に仮想線で示すよう
に指機構3の腹面部側に回転(揺動)されたとき、第5
リンク機構12は、第4リンク機構11に対してピン4
7の回りに回転(揺動)し、第4リンク機構11よりも
大きな回転角度で、第3リンク機構10に対して揺動す
る。つまり、第3関節15の箇所で指機構3がその腹面
部側に屈曲すると、それに連動して、第4関節16の箇
所で、指機構3がその腹面部側に屈曲する。従って、本
実施形態では第3リンク機構10の電動モータ38は、
第3関節15を作動させるアクチュエータであると同時
に、第4関節16を作動させるアクチュエータでもあ
る。
【0052】以上説明した指機構3の構造は、指機構
4,5についても全く同一である。尚、詳細な図示は省
略するが、指機構2については、その第1リンク機構1
7から第3関節23にかけての部分の構造は、前述の指
機構3〜5の第1リンク機構8から第3関節15にかけ
ての部分の構造と同一である。すなわち、指機構2の第
1リンク機構17、第2リンク機構18、第3リンク機
構19、第1関節21、第2関節22及び第3関節23
の構造は、それぞれ指機構3〜5の第1リンク機構8、
第2リンク機構9、第3リンク機構10、第1関節1
3、第2関節14及び第3関節15の構造と同一であ
る。
【0053】そして、指機構2にあっては、第3関節2
3より先端側の第4リンク機構20の構造のみが、指機
構3〜5の第3関節15よりも先端側の部分の構造と相
違するものとなっている。この場合、指機構2の第4リ
ンク機構20は、指機構3〜5のような前記アーム片4
8を具備せずに、該指機構3〜5における第4リンク機
構11と第5リンク機構12とをネジ等により一体的に
固定して結合したような構造となっている。
【0054】以上説明した本実施形態の多指ハンド装置
では、前述のような構造によって、次のような作用効果
を奏する。
【0055】例えば各指機構2〜5を伸ばした状態(手
を広げた状態)から、指機構2の第2リンク機構18を
第1関節21の回転軸心21xの回りに回転させて、該
第2リンク機構18を指機構4の第1関節13の回転軸
心13xと同方向に向けると共に、指機構4の第2リン
ク機構9を第1関節13の回転軸心13xの回りに回転
させて、該第2リンク機構9を指機構2の第1関節21
と同方向に向け、さらに、指機構4の第3リンク機構1
0を第2関節14の回転軸心14xの回りに回転させて
該指機構4の第1関節13の回転軸心13xと同方向に
向けた場合を想定する。
【0056】このとき、指機構2の第1関節21の回転
軸心21xは、指機構4の第1関節13の回転軸心13
xと略直角に交わっているため、図9(a),(b)に
示すように、指機構2の第1関節21よりも先端側の部
分(第2リンク機構18から第4リンク機構20にかけ
ての部分)と、指機構4の第2関節14よりも先端側の
部分(第3リンク機構10から第5リンク機構12にか
けての部分)とが同一平面上に存するようにして、それ
らの腹面部が対面する。ここで、図9(a)は、上記の
ように指機構2,4を作動させた多指ハンド装置を、手
平面6a側から、指機構4の第1関節13の回転軸心1
3x方向で見た平面図であり、図9(b)は、上記の作
動状態における多指ハンド装置の斜視図である。
【0057】このように、指機構2,4を対面させるこ
とができるため、それらの指機構2,4の間で、図示し
ない物体を確実に把持することが可能である。また、こ
のとき、指機構4は、その第1関節13の回転軸心13
xの回りに、指機構5に向かって接近するように回転さ
せることとなるが、指機構5をその第1関節13の回転
軸心13xの回りに回転させることで、指機構4との干
渉を容易に回避することができる。
【0058】また、例えば、図9に示した状態から、指
機構5をその第1関節13の回転軸心13x回りに指機
構4から若干離反する方向に回転させると共に、指機構
3をその第1関節13の回転軸心13x回りに指機構4
に接近させる方向に回転させ、さらに、指機構3〜5の
それぞれの第2〜第4関節14〜16を作動させてそれ
らの指機構3〜5の先端部が指機構2に向かう方向に折
り曲げると共に、指機構2の第2及び第3関節22,2
3を作動させて該指機構2の先端部が指機構4に向かう
方向に折り曲げた場合を想定する。このように指機構2
〜5を作動させた状態が前記図1〜図3に示した状態で
ある。
【0059】このとき、指機構3〜5のそれぞれの第1
関節13が前記図4に示したように互いに傾斜している
ため、それらの指機構3〜5の先端部は、互いに近傍箇
所に集中するようにして互いに接近する(図1参照)。
このため、指機構3〜5と指機構2との間で、図示しな
い物体を容易に把持することが可能となる。
【0060】さらに、本実施形態では、指機構3〜5の
それぞれの、手掌部1に固定された第1リンク機構8
は、前記図3に示したように指機構3〜5の先端側に向
かって放射状に延在しているため、それらの各指機構3
〜5は、その第1関節13よりも先端側の部分(第2リ
ンク機構9から第5リンク機構12にかけての部分)
が、第1リンク機構8の中心線C3,C4,C5の両側
に、第1関節13の回転軸心13x回りに比較的広い角
度範囲で回転することができる。このため、例えば、図
10(a),(b)に示すような状態に指機構2〜5を
作動させることができる。
【0061】図10(a),(b)は、例えば図1〜図
3に示した状態から、指機構3の第1関節13を作動さ
せて該指機構3を指機構4から離反する向きに回転させ
ると共に、指機構5の第1関節13を作動させて該指機
構5を指機構4から離反する向きに回転させることによ
り、それらの指機構3,5が手掌部1の幅方向で対面す
るようにした状態を示す図であり、図10(a)は、こ
の作動状態の多指ハンド装置を手掌部1の手平面6a側
から、指機構4の第1関節13の回転軸心13x方向で
見た平面図である。また、図10(b)は、上記作動状
態の多指ハンド装置の斜視図である。
【0062】このように指機構2〜5を作動させたと
き、指機構2と指機構4との間に図示しない物体を把持
しつつ、この把持方向とは異なる方向で、指機構3,5
の間で物体を把持することができるため、該物体の把持
を確実に行うことが可能となる。
【0063】また、本実施形態の多指ハンド装置は、指
機構3〜5が同一構造であるため、それらの間での転用
ができる。このため、多指ハンド装置の生産工場や作業
場におけるそれらの指機構3〜5の在庫管理が容易にな
ると共に、指機構3〜5のいずれかが故障した場合等に
その交換処置を容易に行うことができる。
【0064】尚、以上説明した実施形態では、4本の指
機構2〜5を備えた多指ハンド装置を説明したが、指機
構の本数はこれに限定されるものではなく、例えば、人
の手と同じ5本の指機構を備えるものであってもよい。
【0065】また、前記実施形態では、親指に相当する
指機構2を指機構3〜5と、先端部の構造が異なるもの
としたが、指機構3〜5と同一構造のものであってもよ
い。
【0066】また、前記実施形態では、各指機構2〜5
の屈伸等の動作を行うためのアクチュエータ(電動モー
タ)を各指機構2〜5に具備したものを示したが、該ア
クチュエータは、多指ハンド装置の手嘗部やこれを連結
する腕体等に設けるようにしてもよい。この場合、アク
チュエータから各指機構2〜5への動力の伝達は例えば
ワイヤやプーリ、減速機等から構成される動力伝達手段
を介して行うようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における多指ハンド装置の
斜視図。
【図2】図1の多指ハンド装置を図1とは異なる方向か
ら見た斜視図。
【図3】図2のIII矢視図。
【図4】図3のIV−IV線断面図。
【図5】図1及び図2の多指ハンド装置の指機構の分解
斜視図。
【図6】図1及び図2の多指ハンド装置の指機構の分解
斜視図。
【図7】図1及び図2の多指ハンド装置の指機構の平面
図。
【図8】図7のVIII矢視図。
【図9】図1及び図2の多指ハンド装置の一例の作動状
態を示す平面図及び斜視図。
【図10】図1及び図2の多指ハンド装置の他の例の作
動状態を示す平面図及び斜視図。
【符号の説明】
1…手掌部、2〜5…指機構、6a…手平面、8〜1
2,17〜20…リンク機構、13〜16,21〜23
…関節、25,32,38…電動モータ(アクチュエー
タ)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手掌部から延設された複数の指機構を備
    え、各指機構が、前記手掌部側から複数の関節を介して
    順次連接された複数のリンク機構を具備する多指ハンド
    装置において、 前記複数の指機構のうちの親指に相当する指機構の最も
    手掌部側の関節の回転軸心と、該親指に相当する指機構
    以外の他の指機構のうちの少なくとも一つの指機構の最
    も手掌部側の関節の回転軸心とが交わるように当該両指
    機構の最も手掌部側の関節が配置されていることを特徴
    とする多指ハンド装置。
  2. 【請求項2】前記親指に相当する指機構以外の他の全て
    の指機構のそれぞれの最も手掌部側の関節である第1関
    節は、その回転軸心を前記手掌部の手平面に略直交する
    方向に向けて該手掌部の略幅方向に並列して設けられて
    おり、 当該他の全ての指機構のそれぞれの前記第1関節に連結
    して最も手掌部側に位置するリンク機構は、そのそれぞ
    れの幅方向の中心線が相互に傾斜して各指機構の先端側
    に向かって放射状に広がるように前記手掌部に固定され
    ていることを特徴とする請求項1記載の多指ハンド装
    置。
  3. 【請求項3】前記複数の指機構のうちの親指に相当する
    指機構以外の他の全ての指機構のそれぞれの最も手嘗部
    側の関節は、該手掌部の略幅方向に並列して設けられる
    と共に、その回転軸心が前記手掌部の手平面に略直交す
    る方向で相互に傾斜し該手掌部の甲側に向かって放射状
    に広がるように設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の多指ハンド装置。
  4. 【請求項4】前記複数の指機構のうちの親指に相当する
    指機構以外の他の全ての指機構のそれぞれの前記第1関
    節は、その回転軸心が前記手嘗部の手平面に略直交する
    方向で相互に傾斜し該手嘗部の甲側に向かって放射状に
    広がるように設けられていることを特徴とする請求項2
    記載の多指ハンド装置。
  5. 【請求項5】手掌部から延設された複数の指機構を備
    え、各指機構が、前記手掌部側から複数の関節を介して
    順次連接された複数のリンク機構を具備する多指ハンド
    装置において、 前記複数の指機構のうちの親指に相当する指機構以外の
    他の全ての指機構のそれぞれの最も手掌部側の関節であ
    る第1関節は、その回転軸心を前記手掌部の手平面に略
    直交する方向に向けて該手掌部の略幅方向に並列して設
    けられており、 当該他の全ての指機構のそれぞれの前記第1関節に連結
    して最も手掌部側に位置するリンク機構は、そのそれぞ
    れの幅方向の中心線が相互に傾斜して各指機構の先端側
    に向かって放射状に広がるように前記手掌部に固定され
    ていることを特徴とする多指ハンド装置。
  6. 【請求項6】前記複数の指機構のうちの親指に相当する
    指機構以外の他の全ての指機構のそれぞれの前記第1関
    節は、その回転軸心が前記手掌部の手平面に略直交する
    方向で相互に傾斜し該手掌部の甲側に向かって放射状に
    広がるように設けられていることを特徴とする請求項5
    記載の多指ハンド装置。
  7. 【請求項7】手掌部から延設された複数の指機構を備
    え、各指機構が、前記手掌部側から複数の関節を介して
    順次連接された複数のリンク機構を具備する多指ハンド
    装置において、 前記複数の指機構のうちの親指に相当する指機構以外の
    他の全ての指機構のそれぞれの最も手掌部側の関節は、
    該手掌部の略幅方向に並列して設けられると共に、その
    回転軸心が前記手掌部の手平面に略直交する方向で相互
    に傾斜し該手掌部の甲側に向かって放射状に広がるよう
    に設けられていることを特徴とする多指ハンド装置。
  8. 【請求項8】前記複数の指機構のうち、親指に相当する
    指機構以外の他の指機構は、その少なくとも二つの指機
    構が互いに同一構造に構成されていることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の多指ハンド装置。
  9. 【請求項9】前記各指機構の各関節の回転駆動を行わし
    めるアクチュエータを各指機構に具備したことを特徴と
    する請求項1〜8のいずれか1項に記載の多指ハンド装
    置。
JP2001052732A 2000-04-04 2001-02-27 多指ハンド装置 Expired - Fee Related JP4545331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001052732A JP4545331B2 (ja) 2000-04-04 2001-02-27 多指ハンド装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000102019 2000-04-04
JP2000-102019 2000-04-04
JP2001052732A JP4545331B2 (ja) 2000-04-04 2001-02-27 多指ハンド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001347482A true JP2001347482A (ja) 2001-12-18
JP4545331B2 JP4545331B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=26589417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001052732A Expired - Fee Related JP4545331B2 (ja) 2000-04-04 2001-02-27 多指ハンド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4545331B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167831A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Honda Motor Co Ltd ロボットハンド装置
WO2007069424A1 (ja) 2005-12-13 2007-06-21 Honda Motor Co., Ltd. ハンド装置
EP1829650A1 (en) * 2004-12-14 2007-09-05 Honda Motor Co., Ltd Robot hand device
US7289884B1 (en) 2006-03-02 2007-10-30 Honda Motor Co., Ltd. Hand control system, method, program, hand, and robot
JP2009154281A (ja) * 2007-12-28 2009-07-16 Honda Motor Co Ltd ロボットハンド装置
JP2010247321A (ja) * 2009-03-27 2010-11-04 Honda Motor Co Ltd ロボットハンド装置
JP2011056619A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Honda Motor Co Ltd 多指ハンド装置
KR101280737B1 (ko) * 2011-04-08 2013-07-01 순천향대학교 산학협력단 가사 도우미 로봇의 핸드 구조
WO2018074101A1 (ja) * 2016-10-20 2018-04-26 三菱電機株式会社 3回転自由度接続機構、ロボット、ロボットアームおよびロボットハンド
CN113370241A (zh) * 2021-06-28 2021-09-10 燕山大学 网状结构的大承载多指型软体机械手

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61187689U (ja) * 1985-05-14 1986-11-22
JPH02145282A (ja) * 1988-11-25 1990-06-04 Agency Of Ind Science & Technol 人間類似型上肢機構
JPH02502173A (ja) * 1987-02-20 1990-07-19 ロスヘイム,マーク・イー 制御された相対運動装置
JPH02279291A (ja) * 1989-04-19 1990-11-15 Agency Of Ind Science & Technol 3指ハンド装置における作動方法
JPH04189493A (ja) * 1990-11-21 1992-07-07 Yaskawa Electric Corp ロボットハンド
US5447403A (en) * 1990-01-05 1995-09-05 Engler, Jr.; Charles D. Dexterous programmable robot and control system
JPH07285089A (ja) * 1994-04-14 1995-10-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 5指手腕機構
JPH11156778A (ja) * 1997-08-07 1999-06-15 Haruhisa Kawasaki ロボットハンド
JP2000325375A (ja) * 1999-05-19 2000-11-28 Harada Denshi Kogyo Kk 義肢用可動指、その可動指を用いた義手、およびその可動指用制御装置
JP2001277175A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Hiroshima Pref Gov 多指可動ロボットハンド及びその把持制御方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61187689U (ja) * 1985-05-14 1986-11-22
JPH02502173A (ja) * 1987-02-20 1990-07-19 ロスヘイム,マーク・イー 制御された相対運動装置
JPH02145282A (ja) * 1988-11-25 1990-06-04 Agency Of Ind Science & Technol 人間類似型上肢機構
JPH02279291A (ja) * 1989-04-19 1990-11-15 Agency Of Ind Science & Technol 3指ハンド装置における作動方法
US5447403A (en) * 1990-01-05 1995-09-05 Engler, Jr.; Charles D. Dexterous programmable robot and control system
JPH04189493A (ja) * 1990-11-21 1992-07-07 Yaskawa Electric Corp ロボットハンド
JPH07285089A (ja) * 1994-04-14 1995-10-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 5指手腕機構
JPH11156778A (ja) * 1997-08-07 1999-06-15 Haruhisa Kawasaki ロボットハンド
JP2000325375A (ja) * 1999-05-19 2000-11-28 Harada Denshi Kogyo Kk 義肢用可動指、その可動指を用いた義手、およびその可動指用制御装置
JP2001277175A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Hiroshima Pref Gov 多指可動ロボットハンド及びその把持制御方法

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7735887B2 (en) 2004-12-14 2010-06-15 Honda Motor Co., Ltd. Robot hand apparatus
JP2006167831A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Honda Motor Co Ltd ロボットハンド装置
US7766405B2 (en) 2004-12-14 2010-08-03 Honda Motor Co., Ltd. Robot hand apparatus
EP1829649A1 (en) * 2004-12-14 2007-09-05 HONDA MOTOR CO., Ltd. Robot hand device
EP1829650A1 (en) * 2004-12-14 2007-09-05 Honda Motor Co., Ltd Robot hand device
JP4482437B2 (ja) * 2004-12-14 2010-06-16 本田技研工業株式会社 ロボットハンド装置
EP1829649A4 (en) * 2004-12-14 2008-01-23 Honda Motor Co Ltd ROBOT HAND DEVICE
EP1829650A4 (en) * 2004-12-14 2008-01-23 Honda Motor Co Ltd ROBOT HAND DEVICE
US8195334B2 (en) 2005-12-13 2012-06-05 Honda Motor Co., Ltd. Hand device
JP2007160448A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Honda Motor Co Ltd ハンド装置
JP4643429B2 (ja) * 2005-12-13 2011-03-02 本田技研工業株式会社 ハンド装置
WO2007069424A1 (ja) 2005-12-13 2007-06-21 Honda Motor Co., Ltd. ハンド装置
US7289884B1 (en) 2006-03-02 2007-10-30 Honda Motor Co., Ltd. Hand control system, method, program, hand, and robot
JP2009154281A (ja) * 2007-12-28 2009-07-16 Honda Motor Co Ltd ロボットハンド装置
JP2010247321A (ja) * 2009-03-27 2010-11-04 Honda Motor Co Ltd ロボットハンド装置
JP2011056619A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Honda Motor Co Ltd 多指ハンド装置
KR101280737B1 (ko) * 2011-04-08 2013-07-01 순천향대학교 산학협력단 가사 도우미 로봇의 핸드 구조
WO2018074101A1 (ja) * 2016-10-20 2018-04-26 三菱電機株式会社 3回転自由度接続機構、ロボット、ロボットアームおよびロボットハンド
US11571806B2 (en) 2016-10-20 2023-02-07 Mitsubishi Electric Corporation Three-rotational-degree-of-freedom connection mechanism, robot, robot arm, and robot hand
CN113370241A (zh) * 2021-06-28 2021-09-10 燕山大学 网状结构的大承载多指型软体机械手

Also Published As

Publication number Publication date
JP4545331B2 (ja) 2010-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1142675B1 (en) Multifinger hand device
US20210369360A1 (en) Mechanical manipulator for surgical instruments
EP3481599B1 (en) Parallel link device, industrial robot, and haptic presentation device
EP1457294B1 (en) Multi-finger hand device
JP4323056B2 (ja) 多指ハンド装置の制御装置
JPWO2002045918A1 (ja) 多指ハンド装置
JP4628602B2 (ja) ロボットアーム
KR102246778B1 (ko) 손가락 기구 및 이를 포함하는 로봇 핸드
JP2005537138A5 (ja)
JP2001347482A (ja) 多指ハンド装置
JP2004181610A (ja) ロボットハンド用掌機構
JP4100622B2 (ja) ロボットハンド
JP2004520176A (ja) 2つのブランチを備えた並列型制御アーム
WO2003006214A3 (en) Object handling device having multiple coaxially arranged arms
CN110370305B (zh) 机械指及机械手
JP7334993B2 (ja) 手術用インストルメント
JP3082325B2 (ja) ロボットハンド用3軸マニプレータ
JP4995295B2 (ja) ロボットアーム
KR102271362B1 (ko) 인간의 손가락을 모사하는 손가락 기구 및 이를 포함하는 로봇 핸드
JPH0440870Y2 (ja)
KR20180019351A (ko) 로봇 핸드
KR102525316B1 (ko) 원격 제어 마스터 장치
JPH01295782A (ja) マニピュレータのハンド装置
JPH0630378Y2 (ja) マスタ−マニプレ−タ
JP2023008376A (ja) ロボットハンド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100630

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4545331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140709

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees