JP3082325B2 - ロボットハンド用3軸マニプレータ - Google Patents

ロボットハンド用3軸マニプレータ

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JP3082325B2
JP3082325B2 JP03193888A JP19388891A JP3082325B2 JP 3082325 B2 JP3082325 B2 JP 3082325B2 JP 03193888 A JP03193888 A JP 03193888A JP 19388891 A JP19388891 A JP 19388891A JP 3082325 B2 JP3082325 B2 JP 3082325B2
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hand
motor
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットハンド用3軸
マニプレータに関する。
【0002】
【従来の技術】かかるマニプレータの操作により対称物
の位置と姿勢とを制御する場合は、マニプレータのハン
ドが設定された位置及び姿勢になるように各関節の回転
角を制御する必要がある。しかし、ハンドの位置と姿勢
とを任意に設定するためには、冗長を含まない6自由度
の関節が必要となる。従来の6自由度すなわち6軸マニ
プレータは図7に示すアームAの回転すなわちアームA
に平行な軸(図示の例ではアームAの軸線L)回りの矢
印方向の回転要素R(図示する記号)と、図8に示すア
ームA、A1に垂直な軸線L1回りの矢印方向の回転す
なわちピボットP(図示する記号)との組合せの間に、
アームA又はA1が介在する姿をとっている。
【0003】上述のように、従来の6軸マニプレータ
は、基点に近い(すなわちハンドから遠い)モータ等の
駆動源が、駆動源より先の駆動源とアームを駆動しなけ
ればならない。そのため、ハンドから遠い駆動源ほど大
きい出力が必要となる。また、一般に従来のマニプレー
タは、垂直多関節型ないしは水平多関節型ものがほとん
どである。例えば特表平3−502182号公報に記載
されているロボット手首関節継手では3つのモータがハ
ウジング内に収納されて平行に延びる出力軸に歯車装置
が設けられており、大きい出力を必要としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
ハンドに近接して駆動源が設けられ、エンドエフエクタ
(末端効果器)として使用できるロボットハンド用3軸
マニプレータを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のロボットハンド
用3軸マニプレータによれば、基台(1)の中央部には
出力軸(2)が垂直に配置された第3のモータ(Mγ)
が設けられ、該出力軸(2)にはユニバーサルジョイン
ト(3)を介してハンド(5)を有するハンド軸(4)
が連結され、前記出力軸(2)と直交する軸線(x、
y)上の基台にそれぞれ第1のモータ(Mα)と第2の
モータ(Mβ)とが設けられ、該第1のモータ(Mα)
の出力軸は上方に突状の第1のガイドレール(6)の一
端に固着され、該第1のガイドレール(6)の他端は基
台(1)の軸線(x)上に枢着され、該第1のガイドレ
ール(6)にはハンド軸(4)がスライドできる第1の
スリット(7)が形成され、第2のモータ(Mβ)の出
力軸には、第1のガイドレール(6)の内側に近接して
上方に突状の第2のガイドレール(8)の一端が固着さ
れ、該第2のガイドレール(8)の他端は基台(1)の
軸線(y)上に枢着され、該第2のガイドレール(8)
にハンド軸(4)がスライドできる第2のスリット
(a)が形成され、前記ハンド軸(4)は第1および第
2のスリット(7、8)の交着した部分に収められてい
る。
【0006】
【0007】
【作用】上記のように構成されたロボットハンド用3軸
マニプレータにおいて、ハンド軸は第1のモータの回転
により回動する第1のスリットにガイドされ、第1のモ
ータの軸線を含む回転する平面内に拘束され、同様に、
第2のモータの軸線を含む回転する平面内に拘束され
る。したがって、ハンド軸は、前記両平面の交差線に位
置し、かつ、第3のモータにより回転される。したがっ
て、ハンド軸は、第1、第2及び第3のモータの軸線回
りの運動を独立、かつ、任意に生成することができる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0009】図1には、本発明の概念図が、図7及び図
8に示す回転要素及びピボット要素の符号と記号とによ
り示されている。そして、運動学的には、図2に示すオ
イラー角(α、β、γ)すなわちヨー、ロール、ピッチ
を生成することと等価であり、以下の手段により実現す
る。図3ないし図5において、基台1の中央部には、出
力軸2が垂直に配置された第3のモータMγが設けら
れ、そのモータMγの出力軸2には図6にも示すよう
に、ユニバーサルジョイント3を介してハンド軸4の一
端が連結されている。そのハンド軸4の他端には、ヨー
ク状のハンド5が取付けられている。
【0010】他方、基台1には、出力軸2に直交する軸
線x、y上に、それぞれ第1のモータMαと第2のモー
タMβとが設けられている。その第1のモータMαの出
力軸には、半円弧状の第1のガイドレール6の一端が固
設され、そのガイドレール6の他端は、基台1の軸線x
上に図示しない手段で枢着されている。そして、このガ
イドレール6には、ハンド軸4がスライドできる第1の
スリット7が形成されている。なお、ガイドレール6の
形状は半円弧状に限られるものではなく、楕円状又は矩
形状でもよい。また、第2のモータMβの出力軸には、
第1のガイドレール6の内側に近接して半円弧状の第2
のガイドレール8の一端が固設され、そのガイドレール
8の他端は、基台1の軸線y上に枢着されている。そし
て、このガイドレール8にも、ハンド軸4がスライドで
きる第2のスリット9が形成され、ハンド軸4は、両ス
リット7、9の交差した部分に収められている。
【0011】したがって、ハンド軸4は、モータMαの
回転により回動する第1のスリット7にガイドされ、軸
線xを含む回転する平面内に拘束される。また、モータ
Mβの回転により回動する第2のスリット9にガイドさ
れ、軸線yを含む回転する平面内に拘束される。したが
って、ハンド軸4は、軸線x、yを含む回転する平面の
交差線に位置し、ユニバーサルジョイント3の中心点す
なわち基点Aの回りに180度任意の方向へ回動するこ
とができ、かつ、ハンド軸4は、第3のモータMγで回
転される。このようにしてハンド5は球面座標上の任意
の位置において任意の姿勢をとることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、ハンド軸は、軸線x、y及びzの3軸回り
の運動をそれぞれ独立、かつ任意に生成することがで
き、ヨー、ロール、ピッチの合成された姿勢を同時、か
つ、動的に制御することができ、エンドエフェクタを実
現することができる。
【0013】また、ハンドの姿勢制御のために基点Aに
近い駆動源すなわちモータMα、Mβ及びMγが、基点
Aより遠いハンド及びハンド軸を駆動する必要がなくな
る上、公知の垂直多関節型3軸マニプレータの先端に取
付けることにより、ハンドの先端の姿勢を任意に制御す
ることが可能となり、6軸マニプレータと同様なマニプ
レータが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念図。
【図2】本発明の運動学的なオイラー角を説明する図
面。
【図3】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図4】図3の側面図。
【図5】図3の上面図。
【図6】ユニバーサルジョイント回りを示す斜視図。
【図7】回転の概念を説明する斜視図。
【図8】ピボットの概念を説明する図面。
【符号の説明】
A・・・基点 Mα・・・第1のモータ Mβ・・・第2のモータ Mγ・・・第3のモータ P・・・ピボット R・・・回転要素 1・・・基台要素 2・・・出力軸 3・・・ユニバーサルジョイント 4・・・ハンド軸 5・・・ハンド 6・・・第1のガイドレール 7・・・第1のスリット 8・・・第2のガイドレール 9・・・第2のスリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−102493(JP,A) 実開 昭54−9115(JP,U) 特表 平3−502182(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台(1)の中央部には出力軸(2)が
    垂直に配置された第3のモータ(Mγ)が設けられ、該
    出力軸(2)にはユニバーサルジョイント(3)を介し
    てハンド(5)を有するハンド軸(4)が連結され、前
    記出力軸(2)と直交する軸線(x、y)上の基台にそ
    れぞれ第1のモータ(Mα)と第2のモータ(Mβ)と
    が設けられ、該第1のモータ(Mα)の出力軸は上方に
    突状の第1のガイドレール(6)の一端に固着され、該
    第1のガイドレール(6)の他端は基台(1)の軸線
    (x)上に枢着され、該第1のガイドレール(6)には
    ハンド軸(4)がスライドできる第1のスリット(7)
    が形成され、第2のモータ(Mβ)の出力軸には、第1
    のガイドレール(6)の内側に近接して上方に突状の第
    2のガイドレール(8)の一端が固着され、該第2のガ
    イドレール(8)の他端は基台(1)の軸線(y)上に
    枢着され、該第2のガイドレール(8)にハンド軸
    (4)がスライドできる第2のスリット(a)が形成さ
    れ、前記ハンド軸(4)は第1および第2のスリット
    (7、8)の交着した部分に収められていることを特徴
    とするロボットハンド用3軸マニプレータ。
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