JP2001347210A - ペースト塗布装置 - Google Patents

ペースト塗布装置

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JP2001347210A
JP2001347210A JP2000173123A JP2000173123A JP2001347210A JP 2001347210 A JP2001347210 A JP 2001347210A JP 2000173123 A JP2000173123 A JP 2000173123A JP 2000173123 A JP2000173123 A JP 2000173123A JP 2001347210 A JP2001347210 A JP 2001347210A
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ribs
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JP2000173123A
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Tatsu Tashiro
達 田代
Hiroyuki Kadowaki
広幸 門脇
Naoki Goto
直樹 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電界ジェット法でリブ間にペーストを塗布す
る装置で、横長の吐出孔を有する塗布ヘッドを備えたペ
ースト塗布装置を提供する。 【解決手段】 複数の吐出孔を有する塗布ヘッドを使用
し、この塗布ヘッドを基板と対向させて相対的に移動さ
せながら蛍光体ペーストを基板のリブ間に充填するよう
にしたプラズマディスプレイパネルの蛍光面を形成する
ためのペースト塗布装置において、塗布ヘッド先端のノ
ズル部に、1つのセルに1つの孔11が対応するように
複数の孔を横方向に並べて形成し、それぞれの孔11を
ノズル部の底面側から所定の深さまで削り取って拡大部
12とすることによりその孔からのペーストの吐出断面
形状を横長にしてなる吐出孔を具備させる。このような
吐出孔は切削加工により形成が可能なことから、両側の
リブに触れさせながらムラなく塗布することのできる横
長状の吐出孔hを有する塗布ヘッドを具備させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス放電を利用し
た自発光形式の平板ディスプレイであるプラズマディス
プレイパネル(以下、PDPと記す)の蛍光面を形成す
る技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にPDPは、2枚の対向するガラス
基板にそれぞれ規則的に配列した一対の電極を設け、そ
の間にNe,Xe等を主体とするガスを封入した構造に
なっている。そして、これらの電極間に電圧を印加し、
電極周辺の微小なセル内で放電を発生させることによ
り、各セルを発光させて表示を行うようにしている。情
報表示をするためには、規則的に並んだセルを選択的に
放電発光させる。このPDPには、電極が放電空間に露
出している直流型(DC型)と絶縁層で覆われている交
流型(AC型)の2タイプがあり、双方とも表示機能や
駆動方法の違いによって、さらにリフレッシュ駆動方式
とメモリー駆動方式とに分類される。
【0003】図1にAC型PDPの一構成例を示してあ
る。この図は前面板と背面板を離した状態で示したもの
で、図示のように2枚のガラス基板1,2が互いに平行
に且つ対向して配設されており、両者は背面板となるガ
ラス基板2上に互いに平行に設けられたストライプ状の
リブ3により一定の間隔に保持されるようになってい
る。前面板となるガラス基板1の背面側には維持電極4
である透明電極とバス電極5である金属電極とで構成さ
れる複合電極が互いに平行に形成され、これを覆って誘
電体層6が形成されており、さらにその上に保護層7
(MgO層)が形成されている。また、背面板となるガ
ラス基板2の前面側には前記複合電極と直交するように
リブ3の間に位置してアドレス電極8が互いに平行に形
成され、必要に応じてその上に誘電体層9が形成されて
おり、さらにリブ3の壁面とセル底面を覆うようにして
蛍光体層10が設けられている。このAC型PDPは面
放電型であって、前面板上の複合電極間に交流電圧を印
加し、空間に漏れた電界で放電させる構造である。この
場合、交流をかけているために電界の向きは周波数に対
応して変化する。そしてこの放電により生じる紫外線に
より蛍光体層10を発光させ、前面板を透過する光を観
察者が視認するようになっている。
【0004】上記の如きPDPにおける背面板は、ガラ
ス基板2の上にアドレス電極8を形成し、必要に応じて
それを覆うように誘電体層9を形成した後、リブ3を形
成してそのリブ3の間に蛍光体層10を設けることで製
造される。電極8の形成方法としては、真空蒸着法、ス
パッタリング法、メッキ法、厚膜法等によってガラス基
板2上に電極材料の膜を形成し、これをフォトリソグラ
フィー法によってパターニングする方法と、厚膜ペース
トを用いたスクリーン印刷法によりパターニングする方
法とが知られている。また、誘電体層9はスクリーン印
刷等により形成される。リブ3はスクリーン印刷による
重ね刷り、或いはサンドブラスト法等によってパターン
形成される。
【0005】そして、蛍光体層10は、リブ3の間に赤
(R)、緑(G)、青(B)の各色用の蛍光体ペースト
を選択的に充填した後、乾燥させてから焼成することで
形成されており、従来その蛍光体ペーストの充填にはス
クリーン印刷が採用されている。すなわち、蛍光体ペー
ストをスクリーン印刷でリブ間に選択的に充填して乾燥
させる工程を3回繰り返し、その後で焼成するようにし
ている。ところが、PDPの高精細化及び大面積化に伴
い、それに対応したスクリーン版を使用する必要がある
が、このようなスクリーン版は、伸びたり歪んだりする
ために、背面板のガラス基板との位置合わせが難しく、
蛍光体ペーストの充填を正確に行えないという問題点が
あった。
【0006】そこで、最近では、塗布方向と直角な方向
に複数の吐出孔を有する塗布ヘッドを使用し、この塗布
ヘッドを基板と対向させて相対的に移動させながら蛍光
体ペーストをリブ間に充填するようにした塗布方法が提
案されている。この塗布ヘッドを組み込んだ塗布装置を
用いて行われる蛍光体ペーストの3色同時塗布方法の模
式図を図2に示す。
【0007】図2においてGはリブ3までが形成された
基板であり、複数個の塗布ヘッドHを備えた塗布装置を
この基板Gに対して相対的に移動させることで蛍光体ペ
ーストをリブ間に一度で充填するように構成されてい
る。すなわち、4つの塗布ヘッドHrは赤色用の蛍光体
ペーストを吐出するもので、主フレームFmに跨がる第
1の副フレームF1 の前後に2つずつが交互に取り付け
られ、各塗布ヘッドHrにおける複数の吐出孔が基板G
の幅方向に連続するようになっている。同様に、4つの
塗布ヘッドHgは緑色用の蛍光体ペーストを吐出するも
ので、主フレームFmに跨がる第2の副フレームF2
前後に2つずつが交互に取り付けられ、各塗布ヘッドH
gにおける複数の吐出孔が基板の幅方向に連続するよう
になっている。また同様に、4つの塗布ヘッドHbは青
色用の蛍光体ペーストを吐出するもので、主フレームF
mに跨がる第3の副フレームF3 の前後に2つずつが交
互に取り付けられ、各塗布ヘッドHbにおける複数の吐
出孔が基板の幅方向に連続するようになっている。した
がって、複数の吐出孔から蛍光体ペーストを吐出しなが
らそれぞれの塗布ヘッドHが一体となって基板と相対的
に移動することで、一度の塗布工程で3色の蛍光体ペー
ストが所定のリブ間に充填される。
【0008】図3は塗布ヘッドによる蛍光体ペーストの
塗布方法の説明図である。図示のように、蛍光体ペース
トPは予めペーストタンクTに投入される。そして、エ
アによりペーストタンクT内に圧力をかけることで、塗
布ヘッドHに蛍光体ペーストPが供給され、この塗布ヘ
ッドHでもエアによりマニホールド内に一定の圧力をか
けることで、先端の吐出孔から蛍光体ペーストPが吐出
される。したがって、所定間隔を保って基板Gと塗布ヘ
ッドHを相対的に移動させながら、蛍光体ペーストPを
塗布ヘッドHの吐出孔から吐出させることで所定のリブ
3間に充填することができる。
【0009】このように、塗布ヘッドを用いてリブ間に
蛍光体ペーストを充填することができるが、この方法に
おいて、図3に示すように、塗布ヘッドHのノズル部N
と基板Gとの間に高圧パルス発生器Aからの高圧パルス
を印加して電界を生じさせ、この状態で蛍光体ペースト
Pの吐出を行うと、所定のリブ3間に蛍光体ペーストP
をスムースに充填することができることが経験的に分か
っている。高圧パルスを印加するには塗布ヘッドHに電
極を取り付ける必要があり、図4に塗布ヘッドへの電極
の取付け例を示している。この例ではノズル部Nの先端
外側に一対の電極Eを取り付けている。他の例として
は、塗布ヘッドHの内部に取り付けるようにしても構わ
ない。また、高圧パルス発生器Aから出す高圧パルスは
図5に示すようであり、通常、パルス間隔aは0.01
〜10kHz程度に、またパルス幅bは3〜10kV程
度に設定する。
【0010】このように電界を印加した状態で塗布ヘッ
ドにより蛍光体ペーストをリブ間に充填する方法(以
下、電界ジェット法と言う)によれば、図6に示すよう
に、リブ3間に蛍光体ペーストPをスムースに充填する
ことができる。同図は充填する状態を進行方向の正面か
ら見たものである。そして、3色同時塗布を行った後で
は図7(a)に示すように、所定のリブ3間にそれぞれ
赤用の蛍光体ペーストPr、緑用の蛍光体ペーストP
g、青色用の蛍光体ペーストPbが充填された状態とな
る。また、乾燥工程を経て図7(b)に示す如く蛍光体
ペーストが凹んだ状態になる。この乾燥工程の後、焼成
工程を経て蛍光面が形成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したような電界ジ
ェット法によりライン塗布を行う場合、片側のリブのみ
に触れながら蛍光体ペーストを塗布すると、右寄り左寄
りの違いによりムラが生じる。このムラを抑えるために
は、ペーストを両側のリブに触れさせながら塗布する必
要があるが、図8に示すように、ペーストPがノズル底
面Bにある円形状の吐出孔hから吐出された場合、その
吐出断面形状は略円形と考えられるため、この円の直径
がリブ3の間隔よりも小さいと、ペーストPを両側のリ
ブ3に触れさせることができない。吐出量が一定のまま
でこれを可能にするには、図9に示すように、吐出され
るペーストPの形状を横長にする必要がある。つまり、
塗布ヘッドの吐出孔hの孔形状を横長にする必要があ
る。
【0012】しかし、電界ジェット法で使用する塗布ヘ
ッドはガラスセラミッ等の絶縁物で出来ているので、放
電加工等によりその塗布ヘッドに横長の孔を開けること
は非常に困難である。そこで、2分割したものの片面を
削って複数の溝を形成し、その後貼り合わせる、若しく
はクランプする方法が考えられるが、貼り合わせるため
の接着剤の選定や接着剤が孔を塞がないようにするには
どうすればよいか、またクランプする場合は、特にヘッ
ドの長さが長くなればそれだけ全面均一にクランプする
のが困難であるし、内側の印加エアに耐えられるだけの
力で押さえ込まなければならないなど、様々な問題が生
じる。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、電界ジェット
法でリブ間に蛍光体ペーストを塗布する装置であって、
ペーストを両側のリブに触れながら塗布することがで
き、塗布ムラをなくすことのできるペースト塗布装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るペースト塗布装置の第1のタイプ
は、複数の吐出孔を有する塗布ヘッドを使用し、この塗
布ヘッドを基板と対向させて相対的に移動させながら蛍
光体ペーストを基板のリブ間に充填するようにしたPD
Pの蛍光面を形成するためのペースト塗布装置におい
て、塗布ヘッド先端のノズル部に、1つのセルに1つの
孔が対応するように複数の孔を横方向に並べて形成し、
それぞれの孔をノズル部の底面側から所定の深さまで削
り取ることによりその孔からのペーストの吐出断面形状
を横長にしてなる吐出孔を具備させたことを特徴とす
る。
【0015】また、同様の目的を達成するために、本発
明に係るペースト塗布装置の第2のタイプは、複数の吐
出孔を有する塗布ヘッドを使用し、この塗布ヘッドを基
板と対向させて相対的に移動させながら蛍光体ペースト
を基板のリブ間に充填するようにしたPDPの蛍光面を
形成するためのペースト塗布装置において、塗布ヘッド
先端のノズル部に、1つのセルに2つの孔が対応するよ
うに複数の孔を横方向に複数並べて形成し、ぞれぞれの
2つの孔の間をノズル部の底面側から所定の深さまで削
り取ることによりその一対の孔からのペーストの吐出断
面形状を横長にしてなる吐出孔を具備させたことを特徴
とする。
【0016】また、同様の目的を達成するために、本発
明に係るペースト塗布装置の第3のタイプは、複数の吐
出孔を有する塗布ヘッドを使用し、この塗布ヘッドを基
板と対向させて相対的に移動させながら蛍光体ペースト
を基板のリブ間に充填するようにしたPDPの蛍光面を
形成するためのペースト塗布装置において、塗布ヘッド
先端のノズル部に、1つのセルに2つの吐出孔が対応す
るように複数の吐出孔を横方向に複数並べて形成し、2
つの吐出孔から吐出されるペーストがそれぞれ片側のリ
ブとその反対側のリブに触れながら塗布されるように各
吐出孔の位置を設定したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の望ましい実施形態を説明する。
【0018】図10は本発明に係る第1のタイプの塗布
装置における塗布ヘッドのノズル部を概略的に示す下方
斜視図、図11は図10に示すノズル部の吐出孔の説明
図である。
【0019】図10に示すノズル部Nは、電界ジェット
法を実施する塗布装置の塗布ヘッドにおけるマニホール
ドの先端に取り付けられるもので、セラミック材料から
出来ており、図示のように、先細状となった底面に複数
の吐出孔hが横方向に並んで形成されている。この吐出
孔hは開口が横長になっており、マニホールドからのペ
ーストが横長の断面形状となって吐出されるものであ
る。
【0020】吐出孔hは、図11に示すように孔11と
拡大部12とからなる。孔11は1つのセルに1つが対
応するようにして横方向に並んで形成されており、拡大
部12は孔11の先端付近を横方向に拡大した形状にな
っている。孔11はノズル部Nのマニホールド側から所
定の深さまで彫り込むか若しくは底面まで貫通すること
で形成され、拡大部12はその底面側を切削加工するこ
とで形成されている。拡大部12の深さは、孔11から
出たペーストが底面に至るまでに広がることができるよ
うに決めればよい。このような孔11と拡大部12はセ
ラミック材料でも加工することができる。
【0021】図12は本発明に係る第2のタイプの塗布
装置における塗布ヘッドのノズル部にある吐出孔の説明
図である。ここでのノズル部は図10に示した第1のタ
イプの塗布装置における塗布ヘッドの場合と同様のもの
であるが、吐出孔の形状が異なっている。
【0022】すなわち、図12に示すように、吐出孔h
は、2つの孔13,14とそれらを繋ぐ連結部15とか
らなる。2つの孔13,14はこのペアが1つのセルに
対応するようにして横方向に並んで形成されており、連
結部15は2つの孔13,14の先端付近を接続した形
状になっている。孔13,14はノズル部のマニホール
ド側から底面までを貫通することで形成され、連結部1
5は2つの孔13,14の間の底面側を切削加工するこ
とで形成されている。連結部15の深さは、孔13,1
4から出たペーストが底面に至るまでに繋がることがで
きるように決めればよい。このような孔13,14と連
結部15はセラミック材料でも加工することができる。
【0023】図13は本発明に係る第3のタイプの塗布
装置における塗布ヘッドのノズル部を説明するための説
明図である。
【0024】このノズル部では、1つのセルごとに2つ
の吐出孔h1 ,h2 が対応するように複数の吐出孔が横
方向に複数並んで形成されており、しかも2つの吐出孔
1,h2 のノズル底面Bから吐出されるペーストPが
それぞれ片側のリブ3とその反対側のリブ3に触れなが
ら塗布されるように各吐出孔h1 ,h2 の位置を設定し
てある。このような吐出孔を備えた塗布ヘッドを用いて
電界ジェット法によりペースト塗布を行うと、各吐出孔
1 ,h2 から吐出されたペーストP同士には反発力が
生じるのでお互いに繋がらず、したがってそれぞれがリ
ブ3に触れた状態のままでペースト塗布が行われ、最終
的にはセルの中にムラなく蛍光体ペーストが充填され
る。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記ように構成されているの
で、次に記載の効果を奏する。
【0026】請求項1に記載のペースト塗布装置は、塗
布ヘッドのノズル部に、1つのセルに1つの孔が対応す
るように複数の孔を横方向に並べて形成し、それぞれの
孔をノズル部の底面側から所定の深さまで削り取ること
によりその孔からのペーストの吐出断面形状を横長にし
てなる吐出孔を具備させたので、電界ジェット法で蛍光
体ペーストをライン塗布する場合のように塗布ヘッドの
ノズル部をセラミック等の絶縁物で形成する必要がある
にしても、吐出孔は切削加工により形成が可能なことか
ら、両側のリブに触れさせながらムラなく塗布すること
のできる横長状の吐出孔を有する塗布ヘッドを具備させ
ることができる。
【0027】請求項2に記載のペースト塗布装置は、塗
布ヘッドのノズル部に、1つのセルに2つの孔が対応す
るように複数の孔を横方向に複数並べて形成し、ぞれぞ
れの2つの孔の間をノズル部の底面側から所定の深さま
で削り取ることによりその一対の孔からのペーストの吐
出断面形状を横長にしてなる吐出孔を具備させたので、
電界ジェット法で蛍光体ペーストをライン塗布する場合
のように塗布ヘッドのノズル部をセラミック等の絶縁物
で形成する必要があるにしても、吐出孔は切削加工によ
り形成が可能なことから、両側のリブに触れさせながら
ムラなく塗布することのできる横長状の吐出孔を有する
塗布ヘッドを具備させることができる。
【0028】請求項3に記載のペースト塗布装置は、塗
布ヘッド先端のノズル部に、1つのセルに2つの吐出孔
が対応するように複数の吐出孔を横方向に複数並べて形
成し、2つの吐出孔から吐出されるペーストがそれぞれ
片側のリブとその反対側のリブに触れながら塗布される
ように各吐出孔の位置を設定したので、電界ジェット法
で蛍光体ペーストをライン塗布する場合のように塗布ヘ
ッドのノズル部をセラミック等の絶縁物で形成する必要
があるにしても、吐出孔は切削加工により形成が可能な
ことから、両側のリブに触れさせながらムラなく塗布す
ることのできる横長状の吐出孔を有する塗布ヘッドを具
備させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】AC型プラズマディスプレイパネルの一構成例
をその前面板と背面板を離間した状態で示す構造図であ
る。
【図2】塗布ヘッドを組み込んだ塗布装置を用いて行わ
れる蛍光体ペーストの3色同時塗布方法の模式図であ
る。
【図3】塗布ヘッドによる蛍光体ペーストの塗布方法の
説明図である。
【図4】塗布ヘッドへの電極の取付け例を示す断面図で
ある。
【図5】塗布ヘッドと基板の間にかける高圧パルスの波
形図である。
【図6】蛍光体ペーストをリブ間に充填する様子を示す
説明図である。
【図7】3色それぞれの蛍光体ペーストが充填された状
態と乾燥工程を経た後の状態を示す説明図である。
【図8】塗布ヘッドにおける吐出孔の形状とリブ間への
塗布状況を説明するための説明図である。
【図9】塗布ヘッドにおける吐出孔の形状とリブ間への
塗布状況を説明するための説明図である。
【図10】本発明に係る第1のタイプの塗布装置におけ
る塗布ヘッドのノズル部を概略的に示す下方斜視図であ
る。
【図11】図10に示すノズル部の吐出孔の説明図であ
る。
【図12】本発明に係る第2のタイプの塗布装置におけ
る塗布ヘッドのノズル部にある吐出孔の説明図である。
【図13】本発明に係る第3のタイプの塗布装置におけ
る塗布ヘッドのノズル部を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
1 前面板 2 背面板 3 リブ 4 維持電極 5 バス電極 6 誘電体層 7 保護層(MgO層) 8 アドレス電極 9 誘電体層 10 蛍光体層 11 孔 12 拡大部 13,14 孔 15 連結部 h,h1 ,h2 吐出孔 N ノズル部 P ペースト G 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 直樹 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 4F041 AA02 AA05 AB02 BA04 BA13 BA17 5C028 FF16 5C040 FA04 GA03 GG09 JA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吐出孔を有する塗布ヘッドを使用
    し、この塗布ヘッドを基板と対向させて相対的に移動さ
    せながら蛍光体ペーストを基板のリブ間に充填するよう
    にしたプラズマディスプレイパネルの蛍光面を形成する
    ためのペースト塗布装置において、塗布ヘッド先端のノ
    ズル部に、1つのセルに1つの孔が対応するように複数
    の孔を横方向に並べて形成し、それぞれの孔をノズル部
    の底面側から所定の深さまで削り取ることによりその孔
    からのペーストの吐出断面形状を横長にしてなる吐出孔
    を具備させたことを特徴とするペースト塗布装置。
  2. 【請求項2】 複数の吐出孔を有する塗布ヘッドを使用
    し、この塗布ヘッドを基板と対向させて相対的に移動さ
    せながら蛍光体ペーストを基板のリブ間に充填するよう
    にしたプラズマディスプレイパネルの蛍光面を形成する
    ためのペースト塗布装置において、塗布ヘッド先端のノ
    ズル部に、1つのセルに2つの孔が対応するように複数
    の孔を横方向に複数並べて形成し、ぞれぞれの2つの孔
    の間をノズル部の底面側から所定の深さまで削り取るこ
    とによりその一対の孔からのペーストの吐出断面形状を
    横長にしてなる吐出孔を具備させたことを特徴とするペ
    ースト塗布装置。
  3. 【請求項3】 複数の吐出孔を有する塗布ヘッドを使用
    し、この塗布ヘッドを基板と対向させて相対的に移動さ
    せながら蛍光体ペーストを基板のリブ間に充填するよう
    にしたプラズマディスプレイパネルの蛍光面を形成する
    ためのペースト塗布装置において、塗布ヘッド先端のノ
    ズル部に、1つのセルに2つの吐出孔が対応するように
    複数の吐出孔を横方向に複数並べて形成し、2つの吐出
    孔から吐出されるペーストがそれぞれ片側のリブとその
    反対側のリブに触れながら塗布されるように各吐出孔の
    位置を設定したことを特徴とするペースト塗布装置。
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JP2007196109A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Origin Electric Co Ltd 液状物質供給装置及び液状物質供給方法

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